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ノルシェヨン - (2010/02/11 (木) 21:20:51) の編集履歴(バックアップ)


ノルシェヨン


スペック


平均身長:1.7m
平均出力:Gex6.5
平均寿命:10000年
系統種族:テブラミス大系統、テルミノ麟族亜種
知性水準:低位監視者(能力6、知性6、文明6.5)

特徴


 イグザ銀河系、惑星ノルヤーン出身のヒューマノイド監視者種族で、テブラミス大系統に属する麟族である。オーディエル大系統やザイオス大系統のように大規模な勢力を作ることが少ないテブラミス麟族の人類系統文明種としては最も高い評価を受けている。平均寿命はユスラビオン同様1万年だが、3万年近く生きる個体も現れる。

 外見はセラムによく似ていて、一見する分には見分けがつかない。ただ、セラムより小柄で筋肉質である場合が多い。
 ただし、セラムの羽が自身の出力で作られたものであるのに対し、彼等の場合は羽根は実は素体が最初から持っているものであり、しまうことが比較的容易だ。
 ベルクリットほどに強大ではないものの、平均Gex6.5に及ぶ有力種族で、非ザイオノイドとしては最強クラス(そういう意味でもセラムに似ている)である。また、同じくイグザ銀河系出身の空族、ネルシリオンとの融合によって引き出された出力はラトリアンの高位体を上回りかねない。高位体でも10超は(いないことはないが)まず出ないし、ディガス大使長が務まる個体も出たことはないのだが。

 能力属性は、いわば「逆ベルクリット」と呼ぶべきもので、「既存の物質を波動エネルギーにすることの方が得意」である。もちろんベルクリットも、波動で作った物に用がなくなれば、体内にエネルギーとして戻すことをするが、戻す方に関して言えばこちらの方が1枚上手・・・というより、彼等にかかれば既存の物でも、波動に変えて体内に宿し、いつでも戻すことができる
 素体が許す限りで破壊エネルギーに用いることも可能だ。
 ただ、超物質やあまりにもサイズの大きなものを波動化してしまっておくのは、高位体でないと難しいようだ。それでも、ごく普通に家一軒分の装備を体内に持ち運ぶくらいのことは、訓練さえすれば可能である。

 彼等は、定住都市社会をほとんどと言っていいほど持たなかった。彼等の場合住む家は作った家を自分の体内にさほど負担にならずしまっておける上、惑星環境自体が豊かなので、「わざわざ定住しないで安定して暮らしていける」のだ。
 ただし、その分、常に少数精鋭で動かなければならず、種族全体のポテンシャルも高くなっていった(この点はテルミノ銀河系エリジェルオン系統種に近いものがある)この経緯が彼等の監視者昇格に大きな影響を果たしている。また、分業制が未発達であった分、惑星内での「熟成期間」が異様なほど長かった種族でもあり、やっと宇宙に出た頃には知性的には既に監視者一歩手前と言っていいほどで、宇宙進出から100年もたたずディガス大使を出したと言われる。
 この気風は現在も残っていて旅好きな民族としても知られ、特に出張という訳でもないのにリーヴァス宙域を幅広く放浪するような者もけっこうたくさんいる。また、少数精鋭で動いてきた文化から、監視者種族でありながらどこか気ままな性格でも知られ、高度な組織を設けることはほとんどない。
 文明はイグザ連合所属で、エディオル連合ザイオノイドと対抗できるスペックを持っており、エディオル連合ーイグザ連合の軍事バランスの守り手でもある。
 他の銀河系にいたとすれば、気まま過ぎて監視者認定はもらえなかったのではないかとすらまことしやかに言われている。

 実を言えば、アトラス銀河系のの半人半竜族ウィラメールに、物質を波動にしてしまっておく能力を教えたのはノルシェヨンであると言われている。

デザイン・プロフィール:ヴァルキリ―プロファイルのレナスを考えていて、体内から羽根を出したり、槍を出したりというのが思い当たったので、最初はベルクリットやセラムを考えたのだが、ベルクリットの女性率が現在8割に達していることや、「有翼種族にもバリエーション」という説から、最初から背中に羽が生えている代わりにしまえる新種族を考案しようとなってできた種族。背中から羽根が最初から生えているということは、形態的にはむしろユスラビオンなどに近いかと判断してテブラミス麟族文明種の出世頭(ユスラビオンは放浪種族だし、ジルメルノは神獣なので知性は上回っていても地位は高くない)に。
ちょうど、セラムは羽根をしまうのが大変という設定も登場していたので、「しまう方に特化した種族」ということでできあがった。
名の由来は、北欧神話の「運命の女神」ノルン。レナス(作中ではヴァルキリーだったが、モチーフ的にノルンも重ねられていた)を考えるために作った種族であるためだ。