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ピラガルナ一門 - (2014/09/11 (木) 22:50:39) の編集履歴(バックアップ)
ピラガルナ一門
名称 |
ピラガルナ一門 |
筆頭 |
ピラガルナ・プルティオヤ |
本拠地 |
なし(リーヴァス超銀河系をうろつく放浪船団である) |
組織的性質 |
宇宙海賊(不法組織) |
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概要
リーヴァス超銀河系に現れる神出鬼没の宇宙海賊。略奪などをしばしば行う。
宇宙海賊としては規模がかなり大きい上、
少数でも大艦隊をかく乱させるだけの宇宙戦闘、海洋戦闘の手練であることから、リーヴァスの当局も手を焼いている組織である。
海賊と言う割には詩文や音楽をたしなむ等どこか高雅で無用な殺戮を好まず、様式美を大切にする不思議な連中である…と思われているが、その背景には深い因縁がある。
実は、彼等は元はと言えば、
海洋惑星ピコニューラ出身の開発者種族、ピコニタニの王族一派。リーヴェルス系統人類の一派だったが、
クラクメアー同様に海洋慣れした種族であった。
クラクメアーと違い、水中で装備なしで生きていけると言う訳ではなく単に海戦慣れしているという程度の話なのだが。
しかし、基準時から6万年ほど前、ピコニューラは太陽変動によって惑星の海洋は急速に干上がり、生命が住める星ではなくなってしまった。ピコニタニは母星を脱出した後にリーヴェルスの他の種族と混血し、やがて多数のリーヴェルス人類に埋もれてしまった。
ピラガルナ一門はピコニタニの王族であり、残されたピコニューラの艦隊を引き継いでリーヴァス超銀河系内部を放浪していたが、プライドが必要以上に高い性格が災いし、あちこちの惑星から自前の軍隊として引き取りたいと申し出があったにもかかわらずそれを拒絶。
気がついたときにはメンバーも櫛の歯が抜けるように少なくなっていき、かつてはクラゴメーア水神党に匹敵すると言われたような勢力(誇張は入っているが)は見る影もなくなり、遂には略奪も行う宇宙海賊に身を落としていた。
そんな彼らが一躍表舞台に登場したのがリーヴェンス危機・
アナクゾーディ事変である。
アナクゾーディ筆頭であるワギル・ゾムは彼等と内密に接触、
明確な実働部隊を持たないアナクゾーディに協力することを要請、ピラガルナ一門はこれに応じることを決断する。
ピラガルナ一門とて、ワギルに利用されるだけではなく、この事変を利用してのし上がり、何とか一門を、ひいてはピコニタニを復活させようと考えていた。
だが、ワギルの知謀にはかなわなかった。
ワギルと直接盟約を結んだ当時の当主、ピラガルナ・プルティオヤは中興の祖となりうる傑物であり、ワギルも一目置いていた。
しかし、プルティオヤは後に寿命が尽きて死亡。残された親族にも有能な者もいたが、ワギルと渡り合えるほどの者はいなかった。
結局、事変の最終盤で彼等はワギルの囮とされ、リーヴァスの大艦隊に包囲され、見る影もなく殲滅させられた。しかし、この戦いでもピラガルナ一門は近傍宙域の宇宙災害を読みとって誘い込む策をとり、艦隊にかなりの損害を与えている。
彼らの武勇を惜しみ、降伏が何度も勧告されたが、彼らの多くはみじめたらしく生き残るより最後にピコニタニと言う種族が存在したことを後の世に示すことを選択したのだった。この最後の戦いで彼らがリーヴァス艦隊に与えた損害は、ピラガルナ一門の全戦力の10倍以上に達し、ピラガルナ一門の名は後世に残ったと言う。
主要メンバー
名前 |
モチーフ元 |
|
ピラガルナ・アルトナイル |
平知盛 |
プルティオヤの息子でプルティオヤの次の当主。 指揮の才覚は非常に高く、一門の誰もが認める。最後の戦いでも的確な指揮でリーヴァス当局の軍に大損害を与えた。 最後は自身の船に乗り込んできた相手数十人を血祭りに上げ、宇宙空間に身を投げた。 |
ピラガルナ・クロニムス |
平時忠 |
プルティオヤの義兄で、有能な内政官僚でもあった。 ワギルに利用されていると気づき、プジュラックとともに脱出。 リーヴァス当局に情報を売る代わりに一門の助命を願った。 嘆願自体は受け入れられたのだが、一門の側が蹴ってしまい、全ては泡と消えた。 |
ピラガルナ・ツルマカム |
平忠度 |
プルティオヤの末弟。敵に襲われた船を一人で取り返したという伝説を持つが、指揮能力はあまり高くなかった模様。 彼の死の報は敵味方ともに悼まれたという。詩文の才覚があり、彼の作った詩文はのちに出版されたという。 |
ピラガルナ・ノルマザム |
平教経 |
プルティオヤの弟の子。 特攻まがいの荒っぽい戦術を得意とするが、単体戦闘でもザイオノイドとタイマンを張る実力者。 最後の戦いでは万策を付き、本当の意味での特攻を掛けて散った。 |
ピラガルナ・プジュラック |
平頼盛 |
プルティオヤの弟で海賊行為に批判的な穏健派。 若い武断派との仲が悪かったため、クロニムスとともに情報を売り渡した。 最後の戦いで一門の大半が死亡した後、裏切り者・不忠者という評判に苛まれ、寂しい余生をおくった。 |
ピラガルナ・プルティオヤ |
平清盛 |
ワギル・ゾムも一目置いた傑物の当主。 彼が生きている間はワギルも一門を見捨てるようなことはなかった。 だが、寿命を迎えたことで一門はワギルに利用されるばかりとなってしまった。 |
デザイン・プロフィール:イメージモチーフは、「平家物語」に登場する平家一門である。
白銀は歴史ものでは平家物語が大好きであるため、彼らをモチーフに考案したもの。
…が、リーヴェンス危機の考証が進まないため今のところ彼らの設定は深まっていない(爆沈)