[[用語集>用語集]](ちんこそば/tinko soba) ---- &ref(蕎麦2.jpg) ニッチツ鉱山など有名な廃墟が存在する秩父地方に伝わる伝統行事である三峯神社の節分祭の 風習を模した蕎麦です。 この地方では祭事の後、社殿で豆まき神事が行われ、裃姿の年男が三方にのせた福枡の豆を 「福は内」の唱えごとと共にまきます。この時、後にひかえた添人が、大声で「ごもっともさま」と叫びつつ、 巨大な「ごもっとも様」を前上方に突き出すのであります。ごもっとも様とは、長さ1メートル余の 檜のすりこぎ棒型のもので、その頭に注連縄をまき、根もとには蜜柑二個をさげた象徴的なものです。 ストレートに言うとちんこです。 つまり、[[ごもっとも蕎麦>ごもっとも蕎麦]]とはその象徴的なものを模した形で提供される秩父地方の料理であり、 秩父の道の駅、「大滝」のレストランにて特に季節を問わず通年提供されているようです。 正直なところ「やり過ぎ」という気がしなくもありません。 &ref(蕎麦1.jpg) そもそも「ごもっとも棒」を模すだけならソーセージ一本で事が足りるのではないか。 百歩譲って根元の蜜柑をうずらの卵で模すところまでは理解できなくもありません。 が、うずらの卵の周囲にワカメを敷き詰めるところまでやるのは流石にどうなのか。 もとい、私とてこういった習慣を下卑するつもりは毛頭無いのです。 それこそ出生率が今よりも低く、「子宝」を願って男根を模したモノを祭る風習というのは日本各地にも 点在します。 しかし、&bold(){だからといってその風習を料理にまで持ち込まなくたっていいじゃないか}、 と思わずにはいられない。 もとい、どうせそこまでやるんだったらいっその事、具材にトロロでも加えれば更に リアリティが上がったんじゃないかという気もしなくもありませんが、 そこは原価の関係で断念したのか、或いは考案者の最後の良心だったのかはわかりません。 ----