世にはスキー的なゲームとサーフィン的なゲームという分類ができると思う。 スキー的ゲームを作るとき物理的挙動や操作系よりも魅力的なスキー場を作るためのデータ作りが重要となるだろう。 サーフィン的ゲームを作る場合、波とサーフの物理的挙動や魅力的な操作システムを作ることが重要になる。 スキーはステージなどを作るデータ屋の仕事が、サーフィンは物理学者やスポーツマンやプログラマが協力して製作するものになるだろう。 スキーはひたすら広い地形を地道にコツコツ作り地形の複雑さから発生する魅力を作り出す。 サーフィンは砂浜と海だけ描けば後は波をどう表現するかの世界である。 最悪でも無限に広がる設定の海とプログラムで書きだした波だけでもゲームが成立するのである。 ほんの少しの作業で風景を作り出せるサーフィン的ゲームと、風景に膨大な作業量が必要となるスキー的ゲーム。 私はサーフィン的なゲームを作りたいと思う。