DQ8ReTA大会のレポートはプレイヤー視点での感想でしたので、
もう少し別の観点からの大会の感想を書いていきます。

1:大会として

思ったこととしては「内輪向け」になりすぎていなかったか、というところです。
学園祭の催しの1つとしてやっていたのですが、それへの対応はほとんどなかったかとおもいます。
受付もおらず、またReTAの概要の説明もなかったですね。
その辺はもう少し気をつけてもよかったのではないかと。
せっかくの大会なのに、楽しめる人が少なくなってしまうのはもったいないですし。

例えば「受付は常時1人置いておく」「受付に大会・企画の概要のプリントを置いておく」みたいなことをすれば
当日来た人も楽しめたのではないでしょうか。

また席や机の配置でもそうですね。
プレイヤーの後ろに机を固めて幾人かが話し合っている状況がありました。それ自体は参加している人は楽しいと思いますし、自分も見ていて楽しいと思える部分ではありました。
しかしながら、それを外から見ると非常に入りづらい雰囲気になっていたのではないでしょうか。
話している人はだいたいが知り合いであったため、その会話に加わるのは気後れすると思われますし、そもそも何の話をしているのかの説明もありませんでした。
後ろの机で問題についての話をしている、みたいな説明をしておいてもよかったかもしれないと思います。
内輪的な雰囲気をなくすのであれば、机は端に追いやって椅子だけでよかったと思います。



2:問題作成として

問題作成としても参加したので、それについて。
自分が主として作成したのはレティス撃破問題でした。

  • なぜレティス撃破問題なのか
深い理由はありませんでしたが、レティスという強ボスをクリア条件にすることで問題としての面白さをあげることが出来るのではないかと考えたからですね。
また、問題作成の手間としてレティス撃破とラプソーン撃破を同じ人がやるよりかは楽かと考えたからでもあります。

  • 作成の順序
順序というほどたいしたものでもありませんが、レティス撃破問題にしようと決め、
次に「どのように倒してもらうか」を考えました。
このとき考えたのが普段RTAでは使うことのない特技や呪文を使ってもらいたいということでした。
そこで白羽の矢が立ったのがククールの「魅惑の眼差し」。
この特技がレティスにいいダメージを与えられるからです。
もう一つ、ゼシカの「セクシービーム」も候補にあがったのですが、こちらは耐性の関係でダメージを与えられませんでした。
なので主な攻撃手段をククールにすることに決定。

次にReTAの問題として、どのように勝率を上げることが出来るかということでした。
RTA(槍チャート)でも、レティスは負けることがあるボスであり、葉4+ベホマズンを習得といった準備も必要になっていますね。
ReTAの問題として、ある程度以上は勝率を設定する必要がある、少なくとも運ゲーにはしないほうがよいと考えました。
そのために何を用意するか、どのような対策をするかを考えました。

計算機をたたきながら、守備力をある程度以上高めることができれば、打撃2発に耐えうる・あるいはわしづかみ+打撃に耐えうることがわかったので、
そのために必要な防具をリストアップ。
カジノで手に入る防具が優秀なので、コインを用意することを決め、
小さなメダルを集めることによりメタルキングヘルムまで届くことからメダルを全て集めることを決めました。

ここにいたり、回復手段についても決まりました。
メダル景品にあるオリハルコンと金塊、そして世界樹の雫にて賢者の石が作れます。
そうすればベホマズンは必要ないでしょう。

次にスキル振りですが、ククールは魅惑の眼差しのためにほぼすべてカリスマに振りました。
ほぼ、というのは最終的に調整をかねて杖と格闘に振ったためです。
これは単純に「ククールのレベル30調整に気づいてもらいたかった」という点があります。
その上で、スキルの種を使ってもらうことでククールに魅惑の眼差しを習得させる、と。

スキルの種が余るので、誰か有用な特技を習得しないかとリストを眺めたら、ヤンガスのかまいたち(鎌スキル)が
レティスに対して50程度ダメージを与えることを確認。
じゃあヤンガスにもスキルの種を使ってもらおう。そしていくつか選択肢があるようにスキルを平たく振ろうと考えました。
斧のみ低めだったのは、魔神斬りをメインに使うことにならないようにしたほうが面白いかな、と思ったからですね。

主人公はベホマズンを振らない=勇気なしでもよいだろうということで、勇気は0に。
そしてブーメランに特化して、シャインスコールを覚えることが出来る配分にしました。
シャインスコールで戦ってもよいのですが、かまいたちより弱いので、ちょっとした罠として。

ゼシカが一番楽で、普段のRTAとほぼスキル振りを変えることはありませんでした。
というのも、イベントで習得するマヒャドが既に優秀で、それを習得しないことを選べないためです。
作成時はマヒャド以上に優秀な行動はないと思っていたので、じゃあ問題作成をスムーズに進められるようにと
普段のRTAと似たようなスキル振りにしました。

想定解から作っていたわけですが……。

  • 反省点
想定解が最適解から遠かったことですね。
魅惑の眼差しを習得させて、賢者の石で回復しながら戦うよりも
ベホマラーで回復しながら、かまいたちやマヒャドで攻撃した方が早いようです。
石は作るだけで5分くらいかかりますからね。
自分の想定解は「一番安定するけれど、一番遅い」といったものでした。

もう少し自分の考えに固まらずに、考えた後に見返すことが必要でした。
次に問題を作成するときには、この辺を気をつけたいと思います。
最終更新:2013年11月11日 20:59