クメール防衛軍
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[解説]
南部諸国連合の一国、クメール王国が保有している国軍であり、広義では南部諸国連合軍の一部である。
クメール防衛軍の発祥は、記録に残っている限りでは、聖華暦122年に当時のクメール王の勅命により結成されたらしい。
この時、ナプトラ王国で産声を上げたばかりの初期型獣装機を7機(機種名は不明)購入した、と歴史書には記されている。
クメール防衛軍の発祥は、記録に残っている限りでは、聖華暦122年に当時のクメール王の勅命により結成されたらしい。
この時、ナプトラ王国で産声を上げたばかりの初期型獣装機を7機(機種名は不明)購入した、と歴史書には記されている。
聖華暦400年代中盤の人魔大戦期、当時の記録が散逸しており正確には分からないのだが、おそらくは450~460年頃、アルカディア帝国やカーライル王朝・聖王国からの避難民が多数クメール王国を訪れる。
亜人国家であったクメール王国ではこの避難民を受け入れ、この国は人族と亜人が共存する国家となった。
この際多数の機兵関連の鍛冶師、技術者などが多くこの国に流れ込み、この国は機兵の独自生産が可能となる。
もっとも生産する機兵は、ほとんどが北の国々で使われている物のコピー生産であったが。
これにより、クメール防衛軍は獣装機を主力とした軍隊から、近代的な機兵を主体とする軍隊に生まれ変わった。
亜人国家であったクメール王国ではこの避難民を受け入れ、この国は人族と亜人が共存する国家となった。
この際多数の機兵関連の鍛冶師、技術者などが多くこの国に流れ込み、この国は機兵の独自生産が可能となる。
もっとも生産する機兵は、ほとんどが北の国々で使われている物のコピー生産であったが。
これにより、クメール防衛軍は獣装機を主力とした軍隊から、近代的な機兵を主体とする軍隊に生まれ変わった。
以来200年間にわたり、この国は基本的には平和な時を過ごしていたと言って良い。
それは聖華暦500年の自由都市同盟設立と、それと同時の同盟加入においても同様で、クメール王国は特に問題も無く同盟の一員となった。
クメール防衛軍は、対魔獣戦闘以外は実戦に出る必要も無く、張り子の虎的な存在であったと言えよう。
それは聖華暦500年の自由都市同盟設立と、それと同時の同盟加入においても同様で、クメール王国は特に問題も無く同盟の一員となった。
クメール防衛軍は、対魔獣戦闘以外は実戦に出る必要も無く、張り子の虎的な存在であったと言えよう。
だが聖華暦679年、事態は急変する。
ギルガメア王国が突如自由都市同盟を脱退、クメール王国へと侵攻を開始したのだ。
世に言う百年戦争の勃発である。
わずか一ヶ月でクメール王国は滅ぼされ、完全敗北したクメール防衛軍もその長い歴史に一旦幕を閉じる。
ギルガメア王国が突如自由都市同盟を脱退、クメール王国へと侵攻を開始したのだ。
世に言う百年戦争の勃発である。
わずか一ヶ月でクメール王国は滅ぼされ、完全敗北したクメール防衛軍もその長い歴史に一旦幕を閉じる。
このとき、クメール防衛軍には自由都市同盟・都市同盟軍による過大なまでのテコ入れが行われた。
多数の機装兵や軽機兵、そして少数ではあるが最新型の重機兵までもが供与され、また極秘裏にではあるが、極少数の試作魔装兵までもがクメール王国へ運び入れられたのである。
また資金面でも莫大な額が援助金として計上され、それを用いてギルガメア王国やバラライカ共和国で終戦によりダブついていた最低機兵を安価に買い漁った。
この最低機兵は、正面戦力としてはまず用いられる事は無いが、警察力として運用されている。
多数の機装兵や軽機兵、そして少数ではあるが最新型の重機兵までもが供与され、また極秘裏にではあるが、極少数の試作魔装兵までもがクメール王国へ運び入れられたのである。
また資金面でも莫大な額が援助金として計上され、それを用いてギルガメア王国やバラライカ共和国で終戦によりダブついていた最低機兵を安価に買い漁った。
この最低機兵は、正面戦力としてはまず用いられる事は無いが、警察力として運用されている。
その他にも、クメール王国第3の都市ザイファ市には、都市同盟軍士官学校ラ・カルト校が置かれるなど、クメール王国は同盟の南部諸国連合における窓口的な役割が期待されてか、同盟政府から大きな期待と支援が行われている。
これは一度国家が滅び、再建する際にほぼ同盟の自由に国のデザインができる、と言う事が影響したものと思われる。
これは一度国家が滅び、再建する際にほぼ同盟の自由に国のデザインができる、と言う事が影響したものと思われる。
なお聖華暦833年~834年のバフォメット事変において、魔王級魔獣バフォメットとその配下の魔獣軍団により、クメール防衛軍は半壊状態になる。
ギルガメア王立軍とバラライカ共和国軍、そしてラ・カルト統合軍が壊滅したのに対し、クメール防衛軍がなんとか半壊で済んだのは、単にバフォメットの侵攻ルートがクメール王国からズレていただけに過ぎない。
ギルガメア王立軍とバラライカ共和国軍、そしてラ・カルト統合軍が壊滅したのに対し、クメール防衛軍がなんとか半壊で済んだのは、単にバフォメットの侵攻ルートがクメール王国からズレていただけに過ぎない。
しかしここで、クメール王国は大きな賭けに出る。
他国に比して残存兵力が多かったクメール防衛軍だったが、その残存兵力の半数をラ・カルト統合軍の再建のために供出したのである。
これによりラ・カルト統合軍は、クメール王国及び自由都市同盟政府の厚い影響下に収まった。
クメール王国政府の賭けは、成功したのである。
他国に比して残存兵力が多かったクメール防衛軍だったが、その残存兵力の半数をラ・カルト統合軍の再建のために供出したのである。
これによりラ・カルト統合軍は、クメール王国及び自由都市同盟政府の厚い影響下に収まった。
クメール王国政府の賭けは、成功したのである。
反面、クメール防衛軍そのものは戦力を失い、一時的に苦境に陥る。
しかし後々、自由都市同盟中央からの支援により、なんとか持ち直す事に成功した。
バフォメット事変は南部諸国連合に大きな爪痕を残した。
だがこれによって、クメール王国とクメール防衛軍の南部諸国連合内での発言力は増し、相対的地位は高まったのである。
しかし後々、自由都市同盟中央からの支援により、なんとか持ち直す事に成功した。
バフォメット事変は南部諸国連合に大きな爪痕を残した。
だがこれによって、クメール王国とクメール防衛軍の南部諸国連合内での発言力は増し、相対的地位は高まったのである。