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    <description>
      **蒼空ロワ＠Ｗｉｋｉにようこそ
本ＷＩＫＩは俺ロワ・トキワ荘で企画進行中のリレーＳＳのまとめｗｉｋｉとなります。
初心者から経験者まで誰でも歓迎しますので興味を持たれたら是非ご参加ください。
当企画は非公式二次創作企画であり、原作およびその関係者とは一切関係ありません。
&amp;bold(){&amp;color(#F54738){この企画はキャラの死亡、流血等といった人によっては嫌悪を抱かれる内容を含みます。閲覧の際はご注意ください。}}

・ＯＰ　&amp;bold(){[[Ｐａｒａｄｅ´ｓ　Ｌｕｓｔ]]}
・ＯＰ２[[Just do what you want, do what you like]]

・[[【登場話候補作】]]
・[[【登場話候補作】(採用）]]
本編投下順
・[[【000～050】]]
//--[[【第一回放送までのSS】]]

・[[ルール]]
・[[参加者名簿]]
//[[死亡者リスト]]
//[[死亡者名鑑]]
//[[参加者追跡表]]
・[[支給品一覧]]
//[[タイトル元ネタ]]
//[[書き手紹介]]
・[[地図]]

**現在の状況
-予約
|トリップ|キャラクター|期限|備考|

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    <title>何をなくしたかわからないのに</title>
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    <description>
      　雨夜燕。
　厳しくて近寄りがたい雰囲気が常にあるものの、他者を思いやれる頼もしい先輩と言うべきだ。
　たまにバイト先で様子を見に来たりと面倒見がよくて、こんな場所で死ぬべき人かと問われれば絶対にない人物。
　そんな先輩が、怪物に読み上げられた言葉と赤文字の名前だけで、死を受け入れなければならないのは納得したくはなかった。
　ニュースで誰かの訃報が報道されたときのように遠い存在だと思うこともあったけれど、今回は非常に身近な存在だ。
　いざ名前が出てきても、まだどこかで生きていると信じたいと願うと言う逃避は、別に彼女に限らずに思うことはあるだろう。
　目が覚めれば全て何もかも戻っていて、いつものように姦しくアイドルとして日夜努力し続けているのだと。
　けれど、隣には『いとこの月島』がいる。身近な存在が参加しているのならば最早疑う理由はもはやなかった。
　雨夜燕は死んだ。否が応でもその事実を受け入れざるを得ないのだと。

「大丈夫かい？」

「予想してた範囲と言えばそうなんですけど、
　身構えたところで結局ダメージが大きいって言いますか……」

　しどろもどろになりながら、彼女は言葉を返す。
　ただのアイドルを招いて何がしたいかも予想できないし、
　仮に燕以外の二人が死んだってベリアルの甘言に対して乗ることもできない。
　殺したくないのもあるが、乗ったところでどうこうできないの方が割合的には多い。
　月島が守ってくれると言う頼もしさはあるものの、それはあくまで自分だけだ。
　手毬や咲季にもそういう守ってくれる相手がいてくれるかどうか。
　二人とも癖が強い人物で、たとえ乗らない人に出会ったとしても、
　変な面倒ごと起こさなければいいのだがと思うところもあった。

「二人が行くとなれば、講堂かな？」

「うーん、そこなんですが、初星学園の講堂かどうか……ちょっと分からないんですよね。」

　栞を入れたので、彼にはことねの記憶を実質的に把握している。
　地図上にあるもので該当する場所と言えば、そこ以外にはなかった。
　月島の方には流魂街は知ってはいるものの、別にここには一護も銀城もいるわけでもない。
　元々一護みたいな行動をとるつもりであったわけなので、ことねよりも優先して行く拘りもなく。

「探しに行くとなると当然敵との遭遇もある。殺すように、と言うわけではないけど、
　ことねにも武器を持っていた方が少しは安全になると思うんだ。そっちにはあるかい？」

「一応あたしでも扱えそうな石弓はあるんですけど……」

　そういってことねが取り出すのはペットボトルのようなのが装填されている石弓。
　さながら子供の作った工作で出来上がった産物とも言えるような見た目であり、
　これで戦えと言うのか少々不安をぬぐえないものがある。
　もっとも、シンプルに銃とか渡されても余計できる自信はないが。

「ちび達が見たら喜びそうだけど、今の状況でこれはちょっと……」

「いや、これは立派な武器だと思うよ。霊圧みたいなのを感じる。」

「れーあつ？　何ですか、それ？」

「……何でもないよ。試しに使ってみるのもいいんじゃないかな？
　ハズレの支給品なら、もっとそれっぽいものをきっと出してくるはずだから。」

　見た目や表面をなぞった程度で理解するのは早計だ。
　いつも表面上は猫を被っている自分がその例ともいえるだろう。
　そう思ったことねは試射をするべく近くの住宅の塀に水鉄砲を撃つ。
　水は弾丸のように鋭く、壁を小さく、しかし確実に殺傷力が高いように抉れたような跡を残す。
　一般人のことねは石弓やボウガンを使ったことがないので分からないが、本来の武器とそん色ない威力だ。
　ウォーターカッターなんてものが実在する以上こうなることの可能性はないわけではないにしても、
　これを人に撃つのかと気が引けるところがあり、少しばかり引きつった顔になる。

「ほら、ちゃんとした武器だ。」

　この玩具のような武器のようでもあるが、
　城娘が使う武器であるがゆえに神娘が作ったことで、霊力のようなものが込められている。
　死神とは別の、何か霊験あらたかなものを感じることができたのもそういうことだ。

「とんでもなく危ない武器じゃないですかー！！」

　これを人に向けて撃てと。
　できるとは到底思えないことだ。

「確かに、人に向ければ単なる怪我では済まないだろうね
　ただ、一応は殺し合いだから自衛をするだけでも悪いことじゃない。
　ことねは別に正当防衛を振りかざして誰かを殺すなんて考えないとしても、
　相手側がどうするか分からない。もしかしたら複数で来る可能性だってある。
　その時丸腰の相手と武器を持った相手、警戒させることができるのは当然後者だ。
　必要なのは戦うことじゃない。大事なのは意志を持っているかどうかを示すためのものだよ。
　ほら、こうして僕も丸腰なら敵は襲ってくるだろうけど、刀を持っていたら近づくのを躊躇わせられる。」

「意思の表れ、ってことですよね。そういうことなら……」

　自衛は大事。
　そう言い聞せるように石弓を抱きかかえる。
　これが自分の生命線になるかもしれないとなれば、
　なるべく手放すようなことにならないように祈る以外にない。

「とりあえず、このホテルから散策してみよう。何があるか分からないから、僕が先に行く。」

「あ、はい……って月島さん、壁に刀当たってますよ。」

「そうだったね。」

　景観の良さそうな西洋のホテルの壁を、ガリガリと音を立てながら削っていく。
　オーナーがいたら憤慨されかねない行為であるが、指摘されるとすぐに削るのをやめた。

（罠の類はなし。此処から人が入った様子もこのホテルの記憶にはない。）

　無論、無意味な行為ではない。
　完現術のブック・オブ・ジ・エンドの栞は物にも挟むことが可能。
　『過去数十分前に来ていた』と言う記憶を得ているためホテルで伏兵がいるかどうか、
　それで確認したものの、自分たちが初めてこのホテルに入る人物となっている。
　なのでもう入る意味は皆無ではあるものの、ことねの記憶はいとこの扱いだ。
　つまり月島も一般人と言う扱いだ。完現術を説明したりして、織姫たちのように後付けで過去を改変し、
　精神に支障をきたす可能性がある行為はなるべく避けなければならない。最悪ことねは廃人になりかねない。
　黒崎一護を倣うのであれば、少なくとも（最初から改変したことはともかくとして）それは守るだろうと。
　意味を理解してないまま、理解するべく月島は先にホテルへと足を踏み入れた。





「お、サンラクいるのか……ってゲームじゃなくて殺し合いだと喜んでいいのか？」

　名簿を二人で確認しながら、頭を軽くかくオイカッツォ。
　知り合いがいるのは心強い。しかしこれはゲームと違って死ねば終わりだ。
　だったら自分だけの方がよかったのか、両方生き残るヴィジョンがいまいち見えない。
　いや、サンラクの場合抜け道みたいなものを使って無茶苦茶な攻略でもしてくると言う、
　可能性があるだけましなのかもしれない。ペンシルゴンもいたらやりたい放題してそうでもある。

「そっちはいるのか？」

「大丈夫そうなのがいると同時に厄介なのが同時にいてヤバイのが一人、か？」

「カオスすぎるだろ。」

　まず師匠と貴虎は安全だ。
　何があっても乗ることは決してない。
　次にシドと戦極だが、特に戦極が余りにも厄介だ。
　味方にしても敵にしてもろくなことにならない癖に科学者として、
　首輪を何とかできるかもしれない要因がいるけど正直当てにしたくない。
　そしてロシュオ。彼は知らないが、生き残ってる時点でオーバーロードと分かる外見だ。
　主催の一人であるレデュエもオーバーロードであり、正直前途多難と言ったところになる。

「これ、勝つの滅茶苦茶大変だぞ……」

　昔のようなヘタレはないにせよ、かなり厄介な状況ではある。
　オーバーロードでまともに戦ったのはデェムシュぐらいなもので、
　あの時も多人数で相手して全く歯が立たなかったのは事実だ。
　戦極ドライバーで戦うとなると、余りにも心許ないのは変わらない。

「ゲネシスドライバー、どっかに入ってないのか？」

「なんだそれ。」

「これの強化版。あれば性能も上がるんだけどな……」

「ま、ないものねだりしても仕方ねえってことで。」

　随分楽観的だなと思う城乃内だが、カッツォの言うことも事実だ。
　ないならないで、やり方はいくらでもあることを忘れてはならない。
　ちゃんと頭を使え。失敗こそしまくってたが策士をやってた時のように、
　自分にできることはなるべくやり遂げておきたいこともある。
　あの頃の自分とは、もう違うのだから。

「どうする？　エリア的に行きたい場所あるか？」

「ユグドラシル・コーポレーション……戦極が行きそうなんだよな。」

　あのマッドサイエンティストがいるところに向かうのは想像できる。
　ろくでもない実験でもしてそうで、あまり行きたいとは思えないものの、
　逆に戦極に何かさせないために行くべきなのか、と言うのも一つの作戦になる。
　問題は今の装備で、相手がもしもゲネシスドライバーを用いていた場合は普通に難しい。
　今叩くべきか、用意を整えてからか。どちらにするべきか悩んでいると、

「……アアア！！」

「ん？　なんだ今の。叫び声。」

　近くにある地図上で明記されている黄昏ホテル。
　そこからわずかではあるものの女性の叫び声が響いたような気がして、
　誰かに襲われているのかもしれないと、二人が駆けだす。
　最初はカッツォが先行する形だったが、黒影になれば流石に身体能力は上。
　ホテルから聞こえた声を、階段を使うこともなく一人城乃内は跳躍して二階へと到着。
　階段を使わず飛んでそのまま直行とは便利だなとカッツォは少しだけ遅れることになり、
　彼が声が聞こえてる部屋へと駆けつけると、想定してたものと大分違う展開が広がっていた。

　てっきり殺し合いに乗った男が、無力な少女に迫っているとか。
　てっきり無力な少女が誤って、人を撃ったりしてしまったとか。
　そういうありふれたものを考えながら声の主の元へと向かうと、

「月島さん！？　大丈夫、なわけないですよね！！　ええっと……」

　部屋の中は軽く脱がされ、胸元を貫通したかのような穴をあけた月島。
　そして城乃内の存在にも気づかずどうすればいいか慌てていることね。
　思ってたものとまるで違う展開、と言うよりものすごく逼迫した状況だ。

「なんだこれえええええ！？」

「わあああああ！？　ちが、これは突然月島さんに傷ができて……って
　それよりも今時間がないんです！　月島さんを治せる何か持ってませんか！？」

　想定していたものと全然違う。
　落ち着こうにも状況の整理が必要で動きが止まりかけていた。
　まず、月島と呼ばれた男を攻撃したのは彼女’（ことね）ではない。
　彼女が持ってるのは（見た目はあれだが）恐らく石弓の類だ。
　あれがもしも凄まじい威力で穴をあけたとしたら、ホテルの壁もえぐれるはずだ。
　それに、返り血もない。何か隠し持っていた凶器とかで刺すにしてもあり得ない。
　結論を言ってしまうと、分からないの一言で済む。

「おいどうしたんだよ、ってうおおおおい！？　大丈夫かよアンタら！！」

　互いに想像を超えた状況にあたふたと慌てまくる三人。
　傷をふさげばどうこうなるような傷ではないのは二人でも分かる。普通に死ぬ傷である。
　別に人が死ぬことはあるのはこの舞台だ。認めるざるをえないが、出会い頭に死人に出会うのは想定外だ。
　しかも状況が全く呑み込めない。どう見ても胴体貫通の攻撃を受けたはずだが、まさか伏兵がいるのか。
　それも考えられない。それならことねだけ生きていることもおかしいことになる。
　別に頭がいいわけではないのでことねと同じように慌てふためく二人だったが、

「なあ、おい。傷、なくなってねえか？」

「え……？」

　カッツォが月島を見やると、その異変に気付き二人も注視していく。
　三人が目を離した隙に、月島の胴体を貫かれていたはずの傷口が塞がっている。
　幻だったのかと思うが、床には血が流れていた痕跡はあったので幻覚とかではない。
　少なくとも何らかの傷を負っていたと言うのは紛れもない事実であることを示す。

「此処は、瀕死の重傷とか受けた人には何かあるらしい。今の刀傷も、僕は以前受けたことがあったんだ。」

「あの、月島さん？　立って大丈夫なんですか？　傷は？」

　意識を取り戻したのか、血で汚れた胸元を抑えながら月島が立ち上がる。
　不思議そうに三人は見やるが、出血の痕跡はあれどもこれ以上は流れてこない。
　だからと言ってあの状況に焦るなと言う方が無理な話だろう。

「確かに痛むところはあったけど、すぐに怪我は戻ったよ。
　さっきも言ったけど、こういう事件があって大変なことにはなったけど。」

「……この黄昏ホテルって、そういうギミックでもあんのか？　変なのもあるもんだな。」

「それと、部屋に入った人に応じて内装も変わるようだ。
　ほら、周囲を見れば分かる。これがホテルのルームとは思えない。」

　言われて二人が見渡すと、一般的なホテルとは異なっている。
　カウンター、ソファや小型のテーブルと言ったものが並んでいるそれは、
　どちらかと言えば内密に話し合いたいときに使う秘密のバーのような雰囲気の場所だ。
　さっきまでホテルの部屋だったような気がするが、月島がそういうのだから、
　そういうものだと何となくではあるが二人は納得する。

「幸い寛げる場所もある。君達の話も聞かせてくれないかな。確かオイカッツォと……」

「あ、悪い。変身したままだったな。」

　敵意はなさそうだと分かると、すぐに変身を解除する。
　アーマードライダーである場合すぐに戦えるのは便利だが、
　こういうとき人手間かかってしまうと言うのは、厄介なものだと感じた。
　黒影は量産されてる都合、他の誰かの手にもわたっている可能性はある。
　今後情報交換をするなら、ちゃんと変身を解除しておくべきだと。

「そっちがいいならいいが……怪我の具合見た方がいいんじゃねえのか？」

「大丈夫だよ。長居して時間を食うと、ことねの友達が危険だから話を進めた方がいい。」

　本人が大丈夫と言いながら近くのソファに腰掛ける。
　ならばあんまり考えるのも取り越し苦労のようなものだ。
　大丈夫と分かったからか、安心した表情でことねも隣に腰掛け、
　二人は近くのバーの方の椅子に腰かけて話し合うことになる。

「え、ゲームの世界のアバター！？」

「ああ。どうやったか知らないし他は不明だが俺とサンラクは確定だ。」

　様々な世界から集められた参加者ではあるが、
　まさかのＶＲゲームの姿のまま参加してるとは思わずことねは驚く。
　月島の場合は雪緒が機種はともかく似たような完現術を持ってるのもあり、受け入れは早い方だ。
　とは言えハイテクなゲームでもあるので、受け入れる＝理解できるというものでもないのだが。

「最初はハッキングされてるのかと思ってたけど、
　城乃内と出会ったりお前らと会ったことでここはシャンフロ、
　或いはゲーム世界じゃないってことが分かる。味覚とか嗅覚も再現なんて程遠いしな。」

　ちょっとだけ、ゲームの世界と言うことで淡い期待がすこしばかりあった。
　もしそうなら燕先輩も……なんて期待を抱いてしまったからだ。
　当然、そんな甘い話があるわけがないのだが。

「でも何でゲームの世界のアバターで入れるんですか？」

　　　　・・・・・・・・・
「さあ。どっかのＶＲゲームが空の世界に繋がった縁、とか？」

　冗談交じりにカッツォは両手を広げながらつぶやく。
　答えなんて分かるわけがないし、分かったところで脱出も現状は難しい。
　優先事項はとりあえず首輪ではあるものの、此処に機械いじりが得意な人物はおらず。
　できることがあるのは、カッツォ達のように知り合いの情報を伝えられるぐらいだ。

「特にオーバーロードはマジでやばいから、気を付けてほしい。」

「こっちでも二人の学友は探してみるけど、講堂でいいか？」

「あ、はい……ってあれ。アタシ達は一緒に行かないんですか？」

「ことね。僕達は足が決して速いわけじゃない。
　二人はアバターやアーマードライダーで足は速くなれる。
　ゲームならスタミナ回復はアイテムとかでなんとかなるかもしれないが、
　此処は現実なんだ。余り体力を消耗するのは、今後に響いてくるはずだよ。」

「身につまされる話すぎる……」

　一時期はバイトの掛け持ちにより、
　思ったようなパフォーマンスが出せなかったことねにとって、
　体力を大きく消耗するような行為は危険であると理解している。
　かといって月島に運ばせる、なんてことは流石にしたくはないことだ。

「じゃあ俺達北東よりに行くから、藤田と月島は橋で講堂に向かってくれ。
　もし二人と出会ったら言っておくから、サンラクにあったら頼むぜ。」

「ああ、ちゃんと伝えておくよ。」

　会話も終わり、二人は二階から飛び降りてそのまま走っていく。
　二人が出ていくところを、月島とことねも軽く眺めた後、歩き出す。

（そういえば、刀傷ってさっき言ってたけど……あたしの世界そんな物騒だったっけ？）

　刀傷と言うには、かなり無理のある傷跡だったような気がする。
　どちらかと言えば何か太い、腕とかそういうのが貫通したような具合の傷。
　何か引っかかることがあったことねではあるが、それに気づくことはないままだ。

【Ｇ－２　黄昏ホテル／深夜／１日目】

【藤田ことね＠学園アイドルマスター】
［状態］：健康
［装備］：鶴翼の水弩＠御城プロジェクト：Ｒｅ
［道具］：基本支給品、ランダム支給品×０～２（回復系はない）
［思考・状況］
基本方針：月島さんと一緒に生きて帰る。
１：月島さんと合流できて嬉しい。
２：咲季とか手毬とかも巻き込まれてんのかよ……
３：燕先輩……
４：講堂へ向かう。
［備考］
※参戦時期は初星コミュ４章４話～５章１５話のいずれかです。
※月島秀九郎のブック・オブ・ジ・エンドの効力により、失踪した父親の代わりに、いとこの月島さんのお世話になっている過去を生きています。

【月島秀九郎＠ＢＬＥＡＣＨ】
［状態］：健康、シャツに血
［装備］：月島秀九郎の栞＠ＢＬＥＡＣＨ
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×１～２
［思考・状況］：死に際に抱いた幸福感の正体を知る。
１：黒崎一護の戦う動機に倣って、ことねを護る。
２：講堂に向かう。
［備考］
※参戦時期は本編死亡後です。尸魂界で銀城空吾と再会しているかどうかは以降の書き手に一任します。

【オイカッツォ＠シャングリラ・フロンティア～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす（アニメ版）】
［状態］：健康
［装備］：なし（ゲームアバターの基本装備はあり）
［道具］：基本支給品、ランダム支給品×１～３（手甲、籠手などなし）
［思考・状況］
基本方針：とりあえずこのクソゲーぶっ壊すか
１：城乃内と行動する。
２：ウェザエモンのところ、北東目指してとりあえず目指す。
３：サンラクとは会えたらかなぁ……

［備考］
※参戦時期は少なくとも墓守のウェザエモン討伐以降。

【城乃内秀保＠仮面ライダー鎧武】
［状態］：仮面ライダー黒影に変身、健康
［装備］：戦極ドライバー＋マツボックリロックシード＠仮面ライダー鎧武、それに付随する槍
［道具］：基本支給品、ランダム支給品×０～２
［思考・状況］
基本方針：とりあえず乗らない。
１：初瀬ちゃん、また力貸してくれ。
２：にしてもオイカッツォといい師匠といい、
　　そういう男性に会うのは何か理由でもあるのか？
　　いや、カッツォの場合はそういうのとは違うんだけども。
３：戦極には会いたくないが、早いとこ何とかした方がいいとこもあるよな……
４：師匠何してるんだろうなぁ……

［備考］
※参戦時期はテレビ本編終了後。



【鶴翼の水弩＠御城プロジェクト：Ｒｅ】
ことねに支給。水着柳川城モチーフの武器。
涼やかな流水が迸る水弩。舞う水飛沫は鶴が羽を広げる様を想起させる。
水が矢の代わりをしてるため水さえ確保できれば大量に撃てる。


|０２１：[[オクトー本人より知り合いがキレそう]]|投下順|０２３：[[職業・殺し屋]]|
|~|時系列順|~|
|７５：[[IRIS OUT -その雨は降らない-]]|藤田ことね||
|~|月島秀九郎||
|０２：[[バトロワ・前奏曲：オフライン]]|オイカッツォ||
|~|城乃内秀保||
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/294.html">
    <title>修羅を切る</title>
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    <description>
      　大垣ひなたと言う人物は、軽く説明するならば典型的な厨二病を拗らせた一般人だ。
　どれぐらい拗らせているのかと言うと、御嬢様学校を通っている身でありながらも、
　制服でいなければいけない場所以外の活動ではほぼ全て軍服を着たまま日常生活をしている、
　どこかで聞いたような詠唱を以下省略とかせずともちゃんと暗記して唱えられる、
　そして言動の通り、自分のことを東方将軍ツァラトゥストラと名乗るなど、かなりのレベルだ。
　漁れば漁るほど彼女の厨二病は深く根付いたもので、キョウは半ば彼女については頭を悩ませる。
　これが殺し合いの参加者の一人。ベリアルはどんな趣味嗜好で彼女を巻き込んだのかが理解できない。
　もっとこう、いいのがいるだろうと。入間ケイジや久留和組の人物。たとえ殺し合いをせずとも、
　必要に迫られれば攻撃をしてくる参加者なんてものはいくらでもいたはずではないかと。
　一般人、しかも服にすら影響を受けている重度の厨二病の少女を巻き込んで、
　一体何の意味があるのだろうか。目的が不明瞭な今は判断ができない。

（そういえば、奥伝達とあるが久留和組の奴か？）

　名簿には鬼柳とその知り合いのクロウが上で、下は城の名前が記載されている。
　鬼柳の方から察するに知人は固められてる。となれば可能性はウェルベルムの参加者。
　千里兇団にはいなかった名前だ。久留和組か、或いは別勢力か一人で活動している人物か。
　いずれにせよウェルベルムの参加者で敵ならば、動詞の内容を把握は必要になるだろう。
　とまあ、彼は彼なりに殺し合いについてどう動くべきなのかを考えているのだが、

「我の方が絶対いいのだ！！　下僕が二人もいるのだぞ！」

「はぁ？　ふざけんな。ガキにリーダー面されてたまるか！」

「……どっちでもいいと俺はそれで満足だが。」

「「それだけは認めねえんだよ（ないのだ）！！」」

（どうして癖の強い人間ばかり集まるんだこの集団は……）

　三者は他の参加者に出会うまでに、それなりの時間を費やした。
　三人とも全員、肉体的には一般人の領域を出ることはないので、
　若さに物を言わせて高速で移動できるなんてことも、移動手段も支給されてない。
　ようやくイェーガーズ本部が近くにあるのでと来てみれば、休んでたシュラと遭遇。
　当人は戦う気はないのと、本人曰くさっさと元の世界へ戻らないといけないのもあり、
　利害の一致で同行者になることを決めた……と、最初のところまでは別に構いはしなかった。
　だが『で、誰がリーダーになるんだ？』と鬼柳の何気ない一言によって状況は一変。
　ひなたが真っ先にリーダーを名乗りだし、結果的にしょうもない口論が行われていた。

「我にはなくともさらなる眷属である煉獄の竜が此処におるのだ！
　無論、今は召喚しないぞ。この空間に煉獄の竜は手狭だろうからな！」

「竜だと？　帝具みてえなものか……？　だからと言って、
　戦場も知らねえガキに全権握らせていいのかよテメエらはよぉ！
　こっちは修行の旅をして一番フィジカルがあるはずだ。順当にいけば俺様だろうが！」

　言ってること自体はもっともではあるのだが、
　大臣の息子としてのプライドは完全に捨てきれないのか、
　初対面で悪印象を持たれるとしても、譲ることはできなかった。

「それを言うと、キョウの奴も千里兇団のリーダーで実戦経験はあるが。」

「……マジかよおい。規模は？」

「二十人ぐらいだったか。独立国のためかき集めたにしては少ないがそれで国盗りを選んだ。
　もっとも、結果は久留和組に潰された……とは思う。流石に死んだ後のことは把握できてない。」

　それはもう立派なテロリストレベルじゃないか。
　何人かは内心では少し一歩距離を置きたくなりそうになるが、
　今はあくまでリーダーをどうするかの話であり此処に来る前の話はしてない。

「一応言うと俺もチームのリーダーをやってたこともあるが、
　ま、俺の場合はメンタルがこの有様だ。三人の中から選んでくれ。」

　なる気もないのにじゃあなんで今介入してきたんだよお前は。
　そう突っ込みたくなるようなことを言ってくる鬼柳を後目に、

「……あのなぁ。俺様は警察なんだよ市民の安寧っていうか安心させるためにいるわけだ。」

「なんと！　汝は世に蔓延る悪に鉄槌を下す、護国の守護者なのか！？」

　このままでは埒が明かないのとワイルドハントの後ろ暗さもあり、
　一瞬言うべきか少々躊躇ったものの、一応は警察機構に就いてるとは話した。
　自分は知らないだけで、一方的に知る被害者が存在している可能性自体は存在する。
　名前の羅列から自分はエンシンだけだが、ゴズキやセタンタ辺りの人物が同じ世界なら。
　此処でグミを食いながら考えた時に視野に入れてる。エンシンが名乗ったりでもしたら、
　誰か逃がすなり生かすなりしてしまった場合についても、かなり面倒な状況は確定だ。
　その前にある程度の点数稼ぎはしておきたい。此処でこのずれた道を歩む一般人と、
　このまま口論を続けるのもバカらしいと感じてしまっているのもあるが。
　コスミナの方がまだ言動が理解できる。あくまで、言動だけは。

「その恰好で警察できる世界もあるんだな……そうか。」

　目を逸らしながら、セキュリティのことを思い出す鬼柳。
　すれ違いから始まった獄中生活でデッキを奪われて破滅した。
　苦々しい過去を思い出し一人で複雑な顔をする。
　そして同じく獄中生活をしていたキョウもまた複雑だ。
　少年院に入っていた記憶、第三回ウェルベルムがそうだったが故に。

「な、何故なのだ？　鬼柳もキョウも、吾輩よりシュラを選ぶと言うのか！？」

　物思いにふけっていると、黙る二人にひなたは不安を抱く。
　先ほどまで下僕を遠慮なく承認してくれてたと言うのに、
　傲岸不遜な態度でいるシュラの方がいいのかと。

「選ぶと言うより、無茶をさせねえのが俺らの役割に近いんだよ。」

　どう生きるか、どう償うかなど複雑な感情が渦巻いている二人ではあるものの、
　鬼柳とキョウの共通項として、ひなたについては守らなければならないと思っていた。
　死ぬ謂れの有る罪過を背負う二人と違って彼女にはない。彼女の持つ将軍の設定次第で別だろうが、
　少なくとも、殺し合いにおいて死ぬべき人間かどうかを問われれば必ず二人は首を横に振る人物。
　本人は望まないだろうが、二人にとっては下僕と言うよりは保護者のような目線が近しい。
　もっとも、キョウにとっては鬼柳の言動も少々不安になるのはあるのだが。

「……影のリーダーってことにした方が、形式上ひなたには良いんじゃないか？」

「影の……？　いい響きなのだ鬼柳！　表のリーダーはシュラが務め、
　それを影で操る黒幕のはシュラと違う我！　まさにピッタリではないか！」

　鬼柳の言葉に、目を輝かせるひなた。
　承諾もなしに勝手に話を進めていやがるんだ、
　そう思わずいつものように暴力で黙らせようか。
　シュラの拳に力が入るものの、此処で手を出せばすべてがパーになる。
　何とか堪えていると、察したのかどうかは不明だがキョウが軽く肩を掴む。

（悪い。話を合わせてくれ。こっちの方が都合もいいかもしれない。）

　はしゃいでるように見えるひなたを横目に、耳元でキョウが囁く。
　表向きのリーダーとなれば、必ず矢面に立つ場面が増えるだろう。
　あくまで知識方面はゲームによるものだし、一般人ではできることは限られる。
　下手に無茶なことをさせないで、基本的な実権はシュラに任せる方がいいだろう。
　今までリーダーをやっていた経験のある鬼柳やキョウも適任かもしれないが、
　一応は下僕１号２号である二人がリーダーと言うのも、納得しないはずだ。

（それに、あれが彼女なりの気丈に振舞いだと俺は考えている。多分だが。）

　これまで三人は今までＮＰＣに出くわすことも、
　殺し合いを是とする参加者にも出会わずにいる。
　だから、殺し合いなんてのは嘘や夢なのだと思いたいのだと。

　最初こそテンションが上がっていたのは事実だ。
　創作物でしか見ることのない空に浮いた島、デスゲーム、そして下僕二名。
　そういう世界にどっぷり浸かっていたひなたにとってはテンションは上がって当然だ。

　しかし、開始から短時間で死者の発表やレデュエの存在。
　加えていてほしいわけではないが知り合いが誰もいない名簿もあり、
　段々と不安に駆られてきているのは決して否定することはできなかった。
　今も普段通りに見えるそれは、自分が本当に魔王軍の東方将軍ツァラトゥストラだと、
　そんな風に自分を鼓舞するための自己防衛、悪く言えば現実逃避に近いのではないか。
　と言うのがキョウの見解ではあるものの、実際にそうなのかどうかは当然分からない。
　これが普段のノリではあるのだが、違いを察するのはそれを知る湊達ぐらいなものだろう。

「はぁー……あーあーもうそれでいい。勝手にやっててくれ。」

　自分が基本リーダーであることは変わらないと言うこと。
　口論をこのまま続けて、いつか苛立ちで手を出してしまうよりはマシだ。
　修行の旅や、ワイルドハントの時は好き勝手やってたのが懐かしく思えてしまう。
　無論、基本的な権限は担保されたので結果は良し。死にに行けとかそういうことでもしなければ、
　一先ず最低限の好感度は残されるだろう。悪逆非道の限りを尽くしてたワイルドハントだが、
　言い換えればそれは反面教師にもなる。今までやってたことを逆でやれば反感は買いにくい。
　無論、不満や苛立ちがないわけではない。好き勝手にやれてた時代は終わってるのだから。
　そして、それを楽しんでるだろうなと言うベリアルを殴り倒してやりたいと、
　怒りのメーターがどんどんと上がっていくのを感じていた。

「では東方将軍ゆえに、我々は東に行軍するぞ！！」

（わけわかんねえガキに命令されるのは癪だが、ウェイブにやられた時よりかはマシだな。）

　必要になったら予定していた首輪のサンプル要因にでもしてやればいい。
　何とか将軍だの名乗りを上げる、コスミナ程ではなくとも別ベクトルに狂っている少女。
　例えるならば、自分は帝具使いと思い込んでるが実際はそれ以下の得物を持ってるような。
　そういえば帝具を目指した臣具なんてもの噂で聞いたなと、脳裏の中でどうでもいいことを思う。
　戦力としては当然皆無であり、仮に死なれても戦力的にマイナスになる可能性はない。
　問題は残る二人が庇う可能性もあるが、その時はその時だ。サンプルは手に入るのだから。

「ま、色々思うところはあるが、東に行くのは否定しないな。」

　イェーガーズ本部にいる時点で知ってる施設は網羅した。
　此処に何があるわけでもないし、他の施設を巡るのは同意見だ。
　ウェザエモンの地など行ったところで役に立ちそうにない場所ばかりの北西のエリア。
　場所的にも橋にも、地面が繋がってるルートもあるので参加者との遭遇率は結構高いはずだ。
　無論、移動ルートが限られる都合、敵との遭遇も十分にありうることはあることは視野に入れた。

「ん？　おいおい、イェーガーズがいないのに千客万来かよ。」

　そう遠くない方角から足音を聞き、呆れるシュラ。
　もしかしたら父であるオネストがワイルドハント解体の折に、
　後発組を出していた、と言う可能性も否定しきれないところだが。

　そんな軽い考えは扉を乱雑に破壊しながら消えていった。
　即座に敵だと警戒せざるを得ず、各々が最大限警戒しながら様子を伺う。
　ひなたは驚きつつも、キョウに下がるように指示され、数歩ほど下がる。

「おいおいガキどもが随分揃ってるじゃねえか。これは総取りか？」

　声からして入ってきたのは男なのは確定だ。
　煙が消えて姿を見せるが、シュラだけが唯一知るそれに反応する。
　全身を鉱石のような黒紫色する鎧を身に纏っているそれは。
　紛れもなくあの男、ウェイブが使っていたのものだと。

「ゲ、グランシャリオ！？」

　思い出すのすら嫌になる、自分を一度下したウェイブの帝具。
　誰かは知らないが、それが此処にあると言うのは非常に厄介だ。
　トラウマとかではない。純粋に自身との相性が最悪レベルに等しいのがある。
　シュラの戦術は徒手空拳。だからガチガチに防御力が高い帝具はやりにくい相手だ。

「あいつを知ってるのか？」

「鎧の方だけはな。固い、早い、強いとだけ言っておくぜ。」

「そんなのチート級ではないか！？」

「なんだよ、これ知ってる奴いるのか。」

　今この黒紫の鎧を身に纏っているのはシドだ。
　ボーマン、北ノ城と違って彼自身は生身はそこまで強くない。
　だがその余裕は、この帝具グランシャリオがあったからだ。
　仮面ライダーシグルドほどかどうかはまだ運用してないものの、
　これならば殺し合いは十分にやっていけると確信が持てるぐらいの強さなのは、
　人知れず試しているので十分に理解していた。

　知っている奴がいるのであれば話は別。
　何かしらの弱点を持ってるのかもしれない、そう判断してシドは真っ先にシュラを狙った。
　四人の中で一番武闘派であるシュラは咄嗟に両腕をクロスさせガードするも、
　この蹴りを前にしては流石の彼であろうとも、直撃は防げても衝撃は無理だ。
　勢いのまま壁に軽く叩きつけられる。

「うげぇ……！」

「鬼柳、ひなたと一緒にシュラを診てろ！　此処は俺が行く！」

　あの程度で死ぬことはないだろうが、
　作戦会議の時間ぐらいは稼げるかもしれない。
　だからこの中で次に戦闘能力の高いキョウが動く。

　キョウの持つ動詞の力は『切る』。
　相手の人体そのものに干渉することはできないものの、
　それ以外であればなんにでも干渉できる能力だ。

（まさか、俺がこれを持つとはな。）

　スマートウォッチ。ケイジ達久留和組が、
　ＭＰ回復のために使っていたものが支給されていた。
　そこに『切る』の文字を入力して、事実上無限のＭＰを手に入れたともいえる。
　つまるところ、相手の肉体の攻撃以外においては不意打ちを除きいてまず当たらないだろう。
　もっとも、反応速度を超えたわけでもなければ肉体の攻撃は回避できないので、
　無敵になれたわけではないが。

「鎧を『切る』。」

　念のため試しておくべきかと、動詞を使う。
　相手そのものに干渉はできないが、身に着ける物には干渉が可能。
　だがそれも装甲の表面に傷がつく程度に留まる。確かに鎧は切れたが、表面程度だ。
　これでは切ってると言うより『削る』の動詞なのではないかと疑うぐらいに薄かった。

（だめか……予想はしていたことだが。）

　釘を切断することができる程度にキョウの動詞は破壊力は高い。
　ただし、あくまで釘だ。グランシャリオを並の釘の耐久力と比べるまでもない。
　現実世界ならば恐らく万物を切断できるだろう動詞は制限か、はたまた動詞の限界か。
　相当な回数の『切る』を宣言し続けなければならないと言うことは分かった。
　グランシャリオを一時的に砕いたアカメのように執拗に狙えれば壊せるだろうが、
　生身で執拗に同じ箇所を狙うのは相当難儀なことだ。更に回避し続ける必要もある。

「妙な能力持ってるみたいだが、その程度じゃ相手にならねなぁ！」

　粗雑な回し蹴り、だが帝具で強化された一撃。
　食らえば骨折は免れない一撃ではあるものの、
　キョウとてウェルベルムには二度も参加している。
　強化されようとも、その程度の蹴りぐらいはしゃがんんで回避する。

「この部屋の明かりよ『切れろ』。」

　スマートウォッチの電源を切ると同時に、
　明かりの役を担っていた電球が一斉に電池切れを起こす。
　先ほどまで明るかった部屋は、一瞬にして闇へと閉ざされる。
　一見するとただの自爆行為。明かりが一斉に消えた以上話は別。
　此処は窓ガラスがない。なので月明りも、他の部屋の明かりも入らない。
　明かりが消えれば急激な変化に目は追いつかず、一時的な視界不良を起こす。
　あらかじめ目を閉じて夜目に軽く慣れていたキョウだけが一足早く動ける。

「鎧を『切る』！」

「手間をかけさせやがってよ！」

　視界不良と言えどもほんの十数秒程度のもの。
　適当に暴れるだけでも十分殺傷能力が高い。
　薙ぎ払いや回し蹴りなど面による攻撃、否妨害が始まる。
　だがそれらは空を裂くだけであり、キョウは既に射程の外だ。

「キョウ！　下がってろ！」

　嘗て、夜の間にチームサティスファクションとして活動していた鬼柳も、
　突然の暗闇に反応できており、手に持つ銃でかすかに見えた装甲へ弾丸を放つ。
　何を放ったかは銃声もあ今ってすぐにわかった。夜の中で火花が輝いたからだ。
　見えた部分を適当に撃ったのでどこに被弾したかは分からないものの、

「ハッ、銃弾すら大した事ねえな！」

　多少怯むが、その程度で終わってしまう。
　それで装甲を破壊するなんて土台無理なことだと言わんばかりの状況だ。
　分かってはいたが銃が通用しないようなものを支給していることについて、
　腹立たしいとまではいかないにせよバランスをもっと考えないのかベリアルはと、
　内心で鬼柳はごちらずにはいられなかった。

「助かった鬼柳。シュラはどうだ？」

「ひなたを任せておいた。大事にはなってないが、あいつは徒手空拳メインだから参加は難しい。
　それとグランシャリオも聞いてきた。帝具っていう、オーバーテクノロジーみたいな武具だってな。」

「勝ち目は？」

「アレを壊すには相当な破壊力がないと無理だ。」

　随分と絶望的な状況に二人は頭を悩ませる。
　現状の最高戦力は恐らくシュラとキョウ、或いはひなたのオーガ・ドラグーン。
　だがそれは四人全員でグランシャリオの攻撃を掻い潜ったうえで、外に出る必要がある。
　シドが実質塞いでしまっている玄関となる場所を通り抜けなければ外へは出られない。
　しかも、夜目が利くとはいえこの暗闇だ。ガラスの破片で足音は確実に聞こえてしまう。
　よしんば外へ出ても、帝具相手に逃げ切れるだけのスペックは全員持ち合わせてない。

「制限時間を願うのは希望的観測が過ぎるか……動詞が相手に影響がないのが歯がゆいな。」





「ならば、我の出番だな！」

「え。」

　間抜けな声が出たのは誰の声か。シドか、鬼柳か、キョウか、シュラか、或いは全員か。
　暗闇の中でも金色に輝く剣を取り出しながら、ひなたが肉薄してシドへと向かう。

「待て大垣！　剣があるなら俺に───」

　キョウの言葉を無視して肉薄するひなたに、はぁとため息をつくシド。
　ガキらしい無謀な攻撃。態々死にに来てくれるのは助かるものの、彼は辟易する。
　これだから子供は現実を見れないバカだと、なんていった思考を持たざるを得ない。
　防いで現実を見せつけながらとっとと殺してやるのが慈悲深い大人の対応と言うやつだ、
　なんてことを想いながら右腕で刃を受け止める。

　剣と腕がぶつかり合い、甲高い音が響く。
　同時に間もなくして、何か生暖かい液体が日向にかかる。

「え？」

「ギ、グアアアアア！？」

　色は見えないが、鼻につくこの臭いは血であると理解できた。
　それとほぼ同時に、訪れてきた痛みにシドが悲鳴を上げる。
　彼女が握っている剣、緋想の剣はただの剣に非ず。斬る対象において気質を変化させる。
　簡単に言えば、何を斬るにしても必ず弱点で突ける武器だ。装甲を纏っていようとも、
　それに対応した気質で攻撃するため防御は事実上無意味となる攻撃となっている。
　おかげで鎧は貫通し、腕に傷を負わせることに成功したと言うわけだ。
　とは言え、だ。それを使ったのは剣術もろくに知らないひなたにある。
　腕を斬ることには成功したとはいえ、軽い切り傷を与える程度だ。

　しかしその素人に斬られたことの方がシドにとって怒りを募らせる。
　一番貧弱そうな、アーマードライダーどころかただのコスプレした子供相手に、
　手傷を負わせられたのは彼の人生でも指折りに苛立つことだろう。

「この、クソガキ───」

「クソガキはテメエだろうが！！」

　今度は脳を揺らすほどの衝撃。
　さっきの攻撃の恨みと共にシュラが彼の側頭部へと蹴りを叩き込む。
　お前もそれを言えた人間じゃないだろうと突っ込む者は当然いない。
　グランシャリオを纏ってるためダメージはなくとも、衝撃は別だ。
　脳天に決まったソレを受けて、わずかに思考が止まってしまう。

「大垣、剣を上へと投げろ！　可能な限り奴に向けてだ！」

「わ、分かったのだ！」

　キョウからの指示に言われ、咄嗟に空へと放り投げる。
　漫画みたいにきれいな回転はしなかったが、宙を舞えば別にそれでいい。

「宙を舞う剣よ鎧を『切れ』！」

　ウェルベルムの動詞には物質に対しても影響を及ぼす。
　質量保存の法則を無視して、釘を『伸ばす』能力や、
　放たれた銃弾を『戻す』と言ったように使うことができる。
　無機物を生物のように指示を出せば、ある程度の実行は可能だ。
　ひなたの投げ方ではとてもではないが相手に攻撃することは不可能。
　しかしそこにキョウの動詞を使えば、刀はアニメや漫画のように、
　グルグルと回りながらシドに向かって回転していくのだから。

「ガッ、グッ……！！」

　手ごたえがあるのかどうかは持ってないので当然誰にも分からない。
　だが少なくともシドがうめき声を出している都合、傷を受けたのは確かだ。

「流石に数が多すぎたか……クソッ！」

　ガラスを踏みしめながら、外へと走っていく音が聞こえた。
　シドの独り言から逃げたのかどうかだが、足音から十分伝わる。
　足音の速さから追いつけるものでもなく、何とか撃退に成功することは成功した。
　その安堵も相まってか、ひなたはその場でへたり込みそうになってしまう。
　ただその場でへたり込んでしまうと破片が刺さる可能性もあって何とか堪える。

　人を斬る感覚ってあんなに嫌なものなのかと。
　生暖かいものが飛来した瞬間に味わった斬る感触。あれは、
　できることなら二度と関わりたくないと思わせるに十分すぎる感覚だ。
　魔王軍を名乗ってるものの、あくまで設定だけで実際はただの人に過ぎない。
　人を殺すどころか、人を斬るなんてこと当然経験したことがなく、僅かに気分が悪くなる。

「わ、我々の勝利だ！　特に一番戦ったキョウには褒美を与えようではないか！
　だがここは漆黒の客間。かような場所で褒美を受け取ろうとも価値が下がってしまう。
　別の場所に移動するべきだと思うのだが、シュラよ。別の場所でいいところはないか？」

　だがそこを何とか気丈に、いつも通りを振舞いながら暗闇の中三人を見渡す。
　恋人であり、お姉さまと慕う湊がいないことにどこか寂しさを感じながら。

「此処、使い物にならなくなったし適当に探すか……全く、
　マジでバランス考えろよなあのクソ変態野郎……」

　こっちにはシャンバラなしで、敵にはグランシャリオと言ったのを与える。
　いや、あったところで一人で逃げることぐらいしかできなかったのもあるので、
　持っていてもしょうがなくはないが、よりにもよって乗った奴に渡すことあるのか。
　苛立ちは募るばかりだ。だがそれを堪えなければ、この殺し合いでは生きられない。

　他の二人も特に何を言うでもなくシュラについていき、
　今度は台所もある部屋へと席に座って話す四人。
　イェーガーズも此処で飯を囲んでたのかねと、脳裏でシュラがごちる。

「キョウは一先ずあの剣との組み合わせで戦えるから大丈夫としても、
　シュラの得意分野は徒手空拳、俺も頑丈のつもりだが基本は一般人。
　ひな……東方将軍も近いところだ。これで追跡は無茶だと俺は思っている。」

　今回うまくいったのは、たまたま相手が慢心していたがゆえに起きたラッキーパンチ。
　鬼柳が使った際の銃弾が貫通してたりしたら、確実に剣にも何かがあると思っていただろう。

「あの程度のイキり散らしてる奴はほっときゃ勝手に死ぬだろ。」

　『な、エンシンよぉ』と内心で一人ごちる。
　それはお前もだろうがと突っ込む相手は、やはりいなかった。

「だが帝具と言ったか、あれを野放しは危険だろ。」

　鬼柳としては、本人そのものは問題ではない。
　問題はそれをどこの誰に渡ってしまうかの話をしていた。
　あんなに簡単に慢心する奴はどのみち長生きはできなくとも、
　それが危険人物に渡ったりしては、戦力差は開いてしまう。

「鬼柳の言うことはもっともなのだ！
　このまま野放しにしては、未来の下僕が消えてしまうかもしれないのだ！」

「どの道、俺もキョウも将軍も行く当てはないからいいと思うが。」

「ん？　お前クロウって奴と知り合いなんだろ？　合流しねえのか？」

「事情があって気まずいってことにしてくれ。」

　『ああ、そうかい。』と特に何も聞かなかった。
　他人の過去のもつれなんてものに欠片も興味がない。

「血痕は途中から途切れ途切れになっていた。
　グランシャリオが跳躍も強化されることを考えると、
　単純な血痕を見て探すことは実質的に無理になるだろうな。」

　キョウから出された状況に、うーむと悩み始める四人。
　追跡するべきが三人なので、多数決であれば一応それが選択になる。
　だが同時に何処へ行ったか。どの方角にも迎える中央付近にあるのが此処だ。
　選択肢が余りにも多すぎて追跡ができるかどうかは望みは薄いだろう。

「う、うむ！　当たるか外れるかは一先ずおいといて、
　当初の予定通り、東へと行軍する者に反対するものはおるか！」

「俺は構わない。」

「右に同じ。」

「同じく。」

　反対意見はないため、東へ向かうことは確定した。
　幸い、全員かすり傷だったり歩くことに致命的な問題はない。

「そしてキョウよ！　褒美を与えるが、やはりこの剣はお前に授けよう！」

　相手を混乱させたのは、たまたま自分の攻撃が当たっただけである。
　それに切る動詞を使うと言うことならば、得物は剣など刃の方が合うのは先の戦いの通り。
　より良い戦力を整えると言う意味でも納得であり、残る二人は特に何もいうことはなかった。

　……と言うのは若干建前だ。本音としてはあの人を斬る感触を味わいたくないと言う気分もある。
　厨二病を拗らせていても、いつもやってるゲームのような楽しさはどこにもない。
　[[背負えなくなった過去]]を作る前に早く帰りたい、心の中ではそう願うひなたの姿もあった。

【Ｃ―５／イェーガーズ本部／黎明／１日目】

【鬼柳京介＠遊戯王５Ｄ’ｓ】
［状態］：健康
［装備］：雑賀八咫短筒（２８／３０）＠御城プロジェクト：Ｒｅ
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×０～２
［思考］：俺の死に場所はここじゃない
１：あいつ（キョウ）も、俺と同じか。
２：彼女（ひなた）とは何かと気が合いそう。
　　死神を下僕にするなら使いこなしてみろ（今回はいきなりすぎたが）
３：遊星、俺は―――
４：クロウには会いづらい。
５：東に行く。

［備考］
※参戦時期は復活後、遊星と再開する前。

【物部キョウ＠ウェルベルム-言葉の戦争-】
［状態］：健康、心労（小）
［装備］：緋想の剣＠東方Ｐｒｏｊｅｃｔ、
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×１。缶コーヒーセット（４／５）
［思考・状況］
基本方針：今は、自分が出来ることを、やるべきことを
１：当分はこいつらと一緒に行動、ただ恐ろしく気苦労が絶えない
２：俺にこいつらをちゃんと制御出来るのか？　シュラも何か抱えてそうで面倒な気がする。
３：東へ行く。
[備考]
※参戦時期は死亡後。

【大垣ひなた＠オトメ＊ドメイン】
［状態］：恐怖（小）
［装備］：コスプレ軍服衣装（少し返り血がある）
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×１、煉獄竜オーガ・ドラグーン＠遊戯王ＯＣＧ
［思考・状況］
基本方針：この東方将軍ツァラトゥストラが素直に従うはず無いだろう！　必ずやこの企みと催しを壊してみせよう！
１：流石だキョウ、この私の目に狂いはなかった！
２：死神に好かれた男、か、かっこいい⋯⋯！！！！！！
３：お姉様……いなくてよかったのだが……
４：シュラが表向きで真の黒幕は我、いいではないか！
５：でも、戦いはあんまり……
６：東に行くのだ。
［備考］
※参戦時期はチーズ鱈の袋を奪っていった猫さんを追いかけていった直後。

【シュラ＠アカメが斬る！】
［状態］：苛立ち（特大）、ダメージ（中）
［装備］：
［道具］：基本支給品、ランダム支給品×０～２、◯フグミ×５袋@現実
［思考・状況］
基本方針：今はとにかく死なない方法を探す。
１：とにかく仲間をそろえる。
２：優勝はどうしようもなくなった時に考える。
３：使えねえやつはなるべく処分して首輪に変えたい。今だとひなたか？
４：うまいこと潜り込めたな。後はどうにかして首輪だ首輪。
５：東に行く。
［備考］
※参戦時期は漫画版、ランに告発されラバックのところに向かう途中。




「ガキの癖になんつーもん持ってやがるんだ。」

　両腕に走る痛みに、どこかで蹲ってるシド。
　キョウが斬った部位は左腕だ。両腕ともオールベルグの薬で止血はできたが、
　当然流れた血は戻らないし痛みにこらえながら、必死に先ほどの連中を思い出す。
　後悔や反省なんかはしていない。それができないからロシュオに殺されているわけだ。
　大人を気取ってるだけの男は、次のターゲットを探しに行くことにする。

【シド＠仮面ライダー鎧武】
［状態］：ダメージ（大）、両腕に傷（止血）、苛立ち（大）
［装備］：修羅化身　グランシャリオ＠アカメが斬る！
［道具］：基本支給品、ランダム支給品×０～１
［思考・状況］
基本方針：優勝する。
１：こいつら（アイル、北ノ城）を利用する。
２：利用はするがガキどもとつるむつもりはねえ。
３：ユグドラシル、行ってみるか？
４：あのガキども（シュラ達）は殺す。特にコスプレ女（ひなた）。

［備考］
※参戦時期は死亡後。


【修羅化身　グランシャリオ＠アカメが斬る！】
シドに支給。原作ではウェイブが使用した、帝具インクルシオを原型とした後継機。
普段は「鍵」と呼ばれる大剣で、使用者が名前を呼べば青黒の鎧を召喚して身にまとう。
鎧と言うよりもどっちかと言うとパワードスーツ。インクルシオ同様に身体能力の強化、
それを使った格闘技もできる。背中にはブースターのような機能があるためインクルシオより動ける。
素材には危険種に加え鉱石が多く含まれており、得物を破壊する膂力のあるアカメの刃が通らないぐらい頑丈。
ただし一部の所に集中すると鎧が破壊される、鎧と言えども使用者本人が耐えられないなど弱点もある。
インクルシオの副武装ノインテーターのような槍はあるが、本ロワではなし。奥の手も不明。
鍵は普通に剣としても使える。青龍刀よりの片刃の剣で、帝具なのでかなり頑丈。
ブースターを使ったライダーキックのようなグランフォールと言う必殺技もある。

【スマートウォッチ＠ウェルベルム‐言葉の戦争‐】
キョウに支給。久留和組のメンバーの大体は、
これに動詞を表示させることでＭＰを回復していた。

【雑賀八咫短筒＠御城プロジェクト：Ｒｅ】
鬼柳に支給。新年を祝う縁起物の鉄砲。門松から祝砲が絶え間なく撃ち出される。
先端を切り詰めた短銃。取り回しが良く、連射可能な構造を持つ。ただし射程は銃としては少し短い。
３０発の弾丸があるが、その仕様上実質１５回だけ撃てる。

【緋想の剣＠東方Ｐｒｏｊｅｃｔ】
ひなたに支給。比那名居天子が使用する本来は天人専用の武器。
気質を見極める程度の能力を持ち、必ず相手の弱点を突くことができるとされる。
この剣は相手の気質を霧に変え、霧は最終的に天候へと変える力もあるが、本ロワではできない。
東方憑依華では振るうときだけ刃が出るような描写があるが、本ロワでは普通には渡りが長い剣として扱う。

【オールベルグの回復薬＠アカメが斬る！　零】
シドに支給。オールベルグの一員であるタエコが使っていた、
液体タイプの治療薬。描写から恐らく止血薬の類とする。


|０２８：[[マリスボラス]]|投下順|３０：[[]]|
|~|時系列順|~|
|０５５：[[あの日見た世界をもう一度]]|シド||
|０１３：[[新しい朝を切り開く -Re:LAST TRAIN-]]|鬼柳京介|[[]]|
|~|物部キョウ|[[]]|
|~|大垣ひなた|[[]]|    </description>
    <dc:date>2026-05-25T11:41:02+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/262.html">
    <title>【000～050】</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/262.html</link>
    <description>
      |０００|[[Just do what you want, do what you like]]|ベリアル&amp;br()レデュエ&amp;br()？？？|？？？|？？？|◆EPyDv9DKJs|
|００１|[[一体いつから]]|月村手毬&amp;br()青島庄吾&amp;br()フレイザード&amp;br()ジータ&amp;br()ホル・ホース|深夜|Ｂ－６　橋の上|◆EPyDv9DKJs|
|００２|[[わたし、ちゅうぶらりん]]|花海咲季&amp;br()遠野ハンナ|深夜|Ｆ－８　荒野|◆Ok18QysZAk|
|００３|[[名無しの悪霊]]|空条承太郎&amp;br()橘シェリー|深夜|Ｃ－７　留置場|◆EPyDv9DKJs|
|００４|[[TOUGHーーー父を継ぐ男]]|シュラ|深夜|Ｃ－５　イェーガーズ本部付近|◆dKv6nbYMB.|
|００５|[[飛翔は蒼空の後で]]|サトシ|深夜|Ｇ－３|◆BFPnPhJoWU|
|００６|[[聖数3の二乗]]|モルガン&amp;br()藤丸立香（女）|深夜|Ｅ－６|◆TwHuOn7D8s|
|００７|[[ブルータルゴッド]]|メーア&amp;br()ラガッツォ&amp;br()リコ&amp;br()イグニス|深夜|Ｅ－１０|◆EPyDv9DKJs|
|００８|[[雨上がりのアイリス（前編）]]&amp;br()[[雨上がりのアイリス（後編）]]|花海咲季&amp;br()遠野ハンナ&amp;br()四乃森蒼紫|深夜|Ｆ－８　荒野&amp;br()Ｅ－８　吊り橋|◆OpaYx.lr0s|
|００９|[[Alone for the Final Battle]]|宇沢レイサ&amp;br()凰蓮・ピエール・アルフォンゾ&amp;br()ジャグラスジャグラー&amp;br()呉島貴虎&amp;br()ロシュオ|深夜|Ｃ－８　流魂街|◆4Bl62HIpdE|
|０１０|[[絡みつく因果]]|ティンタジェル城&amp;br()白雲朧&amp;br()虎杖悠仁&amp;br()ゼタ|深夜|Ｃ－６　森|◆EPyDv9DKJs|
|０１１|[[だってこれはライアーゲーム]]|陸八魔アル&amp;br()ソラ（グレムリン）&amp;br()塚原音子|深夜|Ａ－１０　森&amp;br()Ｂ－１０|◆N9lPCBhaHQ|
|０１２|[[Ignited Night]]|燕結芽（Ａｎｏｔｈｅｒ）&amp;br()織田信長&amp;br()妓夫太郎|深夜|Ａ－８　森|◆RTn9vPakQY|
|０１３|[[あの日見た世界をもう一度]]|獅童真希&amp;br()大外聖生&amp;br()アイル&amp;br()シド&amp;br()北ノ城篤|深夜|Ｃ－３　街中|◆EPyDv9DKJs|
|０１４|[[誇りの道を住くものに■■の導きを]]|キャメロット城&amp;br()オベロン|深夜|Ｂ－１|◆EPyDv9DKJs|
|０１５|[[情報考察]]|ヘルエス&amp;br()此花寿々花|深夜|Ｅ－５|◆BFPnPhJoWU|
|０１６|[[エスケープフロムデス]]|モルガン&amp;br()藤丸立香（女）&amp;br()乙骨憂太&amp;br()断頭台のアウラ|深夜|Ｆ－５　住宅街&amp;br()インベントリア内|◆EPyDv9DKJs|
|０１７|[[言葉は必要ないさ]]|ランドル&amp;br()奥伝達|深夜|Ｂ－３　講堂|◆EPyDv9DKJs|
|０１８|[[「鬼滅の刃」無限流編]]|煉獄杏寿郎&amp;br()壬無月斬紅郎|深夜|Ａ－５　墓守のウェザエモン戦の地|◆N9lPCBhaHQ|
|０１９|[[西新宿清掃曲]]|ガウェイン&amp;br()ハチワレ&amp;br()ガルダンディー|深夜|Ｅ－４　デパート付近|◆RTn9vPakQY|
|０２０|[[エクスプローラーズ]]|戦極凌馬&amp;br()鬼人正邪&amp;br()フリード|深夜|Ｇ－７　牢屋敷|◆EPyDv9DKJs|
|０２１|[[オクトー本人より知り合いがキレそう]]|坂田銀時|深夜|Ｆ－２|◆BFPnPhJoWU|
|０２２|[[何をなくしたかわからないのに]]|藤田ことね&amp;br()月島秀九郎&amp;br()オイカッツォ&amp;br()城乃内秀保|深夜|Ｇ－２　黄昏ホテル|◆EPyDv9DKJs|
|０２３|[[職業・殺し屋]]|ゴズキ&amp;br()粟坂二良|深夜|Ｃ－１０|◆dKv6nbYMB.|
|０２４|[[アナザースカイ・ワークナイト]]|アイザック&amp;br()クロウ・ホーガン|深夜|Ａ－３　廃工場|◆EPyDv9DKJs|
|０２５|[[蒼空の殺し合いで俺ができる唯一のこと]]|サンラク&amp;br()三条橙色&amp;br()バルバトス・ゲーティア|深夜|Ｅ－７|◆7PJBZrstcc|
|０２６|[[夢と青色で出来ている]]|燕結芽&amp;br()ベアトリクス|深夜|Ｅ－２|◆TwHuOn7D8s|
|０２７|[[いつまでどこまでなんて]]|ロットン&amp;br()異能肉&amp;br()結崎ひよの&amp;br()夏油傑|深夜|Ｇ－９　秤の賭場周辺|◆EPyDv9DKJs|
|０２８|[[マリスボラス]]|ランドル&amp;br()奥伝達&amp;br()アイル|黎明|Ａ－２　ブレイブアサギ号|◆EPyDv9DKJs|
|０２９|[[修羅を切る]]|大垣ひなた&amp;br()鬼柳京介&amp;br()物部キョウ&amp;br()シュラ&amp;br()シド|黎明|Ｃ－５　イェーガーズ本部|◆EPyDv9DKJs|
|０３０|[[]]|||||
----    </description>
    <dc:date>2026-05-24T20:44:45+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/293.html">
    <title>マリスボラス</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/293.html</link>
    <description>
      　ブレイブアサギ号。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ライジングボルテッカーズの移動する空を飛ぶ船にして拠点。
　拠点であるがため船内の設備は非常に充実しており、
　たとえ空を拠点に生活する分には十分なレベルに達している。
　医療、食堂、自室など充実した内容は、少々規模が小さいだけで、
　設備についてはランドルの知るグランサイファー以上と認めざるを得ない。
　十人程度で活動するのであれば、確実にあちらよりも優れていると。
　だがここに来たのはあくまで人探しだ。この船に乗りたいかどうかではない。

「どうやら、飛行船として使えるみてーだな。」

「と言っても操舵できる参加者はいないんじゃねえのか？　因みに俺ちゃんは無理。」

「ラカムもいねえ状況だ。下手に動かして墜落でもしたらぞっとするぜ。」

　燃料などのエンジン周りについては、ポケモンが代わりを務めていた機関室だけ改造されており、
　その気になれば一定の時間ぐらいは飛行することが可能なようになってはいるようではある。
　しかし操舵するとなれば話は別だ。二人とも飛行船の操舵の経験なんて当然なかった。
　加えて、飛行船が殺し合いの舞台を舞っていたらどうなるか。どう考えても目立ってしまう。
　撃墜させる手段があれば、墜落は免れないし、最悪空の底に落ちていくのが容易に想像がつく。
　ブレイブアサギ号を操舵できる参加者がいれば別だが、これもまた当然だが二人は知る由もない。

　規模はグランサイファーよりは小さいが、
　船内は結構入り組んだ設計になってるのも相まって、
　他に人を探すべく二人は別々に行動をすることを選ぶ。
　単独行動は危険とも思うものの、捜索に時間をかけるのも問題だ。
　達のガタイの良さもあるし、一人で行動させても大丈夫だろうと。
　一人エレベーターを利用し、展望室で屋上へと向かうランドル。

　本来ならばブレイブアサギ号の翼を担う部分は、
　ポケモンバトルができるウイングデッキとなって足場となる。
　モンスターボールを模したような床の円の中心に、一人の少年が立っていた。

「よ、ランドル。」

「アイルか。」

　アイル。グランサイファーで旅をする仲間の一人だ。
　アルビオンで行われた格闘大会やトレーニングルームなど、
　同じ得物は己の肉体とする者同士で、それなりの縁を持っている。

「アイルか。流石に端のエリアだとグランサイファーに向かわなかった感じか？」

「ああ。団長達も別に全員集合ってしなきゃいけない程弱くもないだろうからな。」

「俺と大体同じか。」

　デッキから周囲を見渡しながら、ランドルはデッキの上に立つ。
　見晴らしはいいのだろうが、まだ黎明。暗いこともありあまり景色は見えない。
　呑気に雑談を交わしながら、アイルの立つ円の淵に右足が置かれる程度に近づく。

　同時に、アイルの左ストレートが襲い掛かる。
　生半可な鍛錬では到達できない、並の魔物すら撃沈できるだろう一撃。
　しかしそれはランドルも同じ。ナビスの抗争に巻き込まれた彼にとって、
　多くの経験を積んできた。この程度の不意打ちであれば大して問題にならない。
　右足を軸とした回し蹴りがぶつかり合い、互いの一撃が相殺される。

「あれ？　ひょっとしてバレてたのか？」

「バレバレの殺気を放つような奴でもねえからな。テメー、ボーマンだな。」

　普段のアイルとは明らかに違う服装、状態。
　そこまで詳しくは知らないが、アイルが言うには別の人格があり、
　相方みたいなものだが、危険な人物として挙げられることがあるのは知っていた。

「正解。まあ朝になったら目ぇ覚ますだろうから、
　それまでフリータイムってことでちょっくら肉体を借りてるんだ。
　だからよランドル。そっちも俺のことは気にせず他を探してくれよ。」

「寝言が言いてえなら寝かしつけてやる！！」

　このまま放っておけばどうなるか。
　決まってる。己の闘争心のままに他の団員を、
　団長の命すら狙ってるかもしれないのだから看過できない。
　相殺した左足を槍のように連続で突き出して、ボーマンと交戦を始める。
　アイルと同様に並の格闘家ではない彼の鋭い蹴りはどれも洗練されたものだ。
　当たることを良しとせず、次々と迫る攻撃をすんでのところで躱していく。

「おらどうした！　大会の時はそんなやわな奴じゃねえだろうが！」

「おいおい。いつの話をしてんだよ。それにあの時は俺じゃなくてアイルだろうが。」

　嘗ての大会で相対した漆黒の断罪者との戦い。
　相手は（仲間からはどうみても）十天衆のシスだったのもあり、
　その試合ではアイルは敗北してしまったが、食らいつこうとしたガッツは本物だ。
　こんな程度で押されるような存在でないことぐらいは分かっている。
　事実、先ほどから攻撃しているのに当たってないのがその証拠だ。

「にしてもオタクも面倒な性格をしてるよな。
　別にいいだろ？　朝まで待てばアイルに主導権が戻るんだぜ？」

「アイルの事情は余り知らねえが、テメエに暴れられたらこっちも困るからな。」

　団長ことジータは許容範囲が広いを通り越して、甘すぎる部分もかなりある人物だ。
　勿論危険な人物を一切気にしないわけでもなく、特にロベリアはかなりの要注意人物として、
　団長ですら警戒してる程度には全てを受け入れるわけではないにしても、その甘さは欠点だ。
　団員が何かやらかしたのなら責任は当然彼女が負うものだ。普段の状態であるならまだしも、
　殺し合いにおいて危険人物を仲間に抱えてると言うのは後々不利になってくのが予想できる。
　ベリアルのことを一番知ってるであろう存在の信頼を落としてしまうわけにはいかない。

「にしても足技しかねえのかよ。もっと楽しもうぜ。」

「その足技にテメエは押されてんだろうが！」

　ボーマン（アイル）とランドルの身長差は９ｃｍ程度とそう差はないが、
　ランドルの足の長さによるリーチの差は僅かな差でも互いの武器は拳と足。
　しかもアイルの方はボクサーのようなファイトスタイルなので足より拳が強い。
　その結果短い拳は届かず、ランドルの足技の方がリーチの方がどうしても勝る。
　ついでに言うと、ボーマンが舐めた態度でいると言うのもいくらか影響してるだろう。
　ランドルが被弾することなく、繰り出される足技をボーマンは数発だが軽く受けている。

「こいつは余裕だよ。さっきから気絶前提の闘争心、温い一撃でしかないさ。」

　ボーマンの言う通り、ランドルは手加減してる状態だ。
　いくら問題のあるボーマンでも、本来の人格のアイルは少々ぶっきらぼうだが、
　決して悪人とか要注意人物でもない、副人格の悩みを持った団員の一人である。
　だからアイルに戻るまで、此処で気絶させるつもりでいたのもあるため、
　フェルディナンドの前で全力でフェザーとやりあい続けた時のようなことはしない。

「オラッ！」

「ッ！」

　そうこうしていると、一発ではあるが手ごたえのある蹴りが鳩尾を捉えた。
　たかが一発、されど一発。割と堪えたようで少々彼の表情が苦痛でゆがむ。
　蹴りの衝撃で、二メートルほど吹き飛ばされるボーマン。

「いってえなぁ……仮にも同じ団員なのに、やっていいことと悪いことがあんだろ。」

「その悪いことをやろうとしてるテメエに問題があんだよ！」

　一々言動が神経を逆撫でしてくる。
　フェルディナンド程ではないにしてもろくでもないのは聞いてたが、
　此処まで面倒な性格をしているとは思いもせず舌打ちをしてしまう。

「んじゃ、此処からは俺の攻めってことでいかせてもらうぜ。」

　拳を握りなおすと、笑みと同時に反撃と言わんばかりにボーマンが肉薄。
　瞬く間に距離を詰めていき、先ほどまで届くことのない拳の射程内に入る。
　間合いを詰められてはリーチの差による優位性はこの距離では無に等しい、
　素人の目線であればよけに専念する……と考えるだろう。

「セイッ！」

　だがランドルは拳の射程に入った瞬間、サマーソルトキックでを叩き込む。
　拳でガードされるものの、そのまま空中での回し蹴りによる追加の反撃。
　空中と言う自由を奪われやすい場所であろうとも、ランドルの蹴りは止まらない。

「随分攻めるじゃねえか。焦ってんのか？」

「まあな。あいつの時とは違うんだよ事情が！」

　空中で旋回して手で着地し、鋭いキックが迫り躱していく。
　シュラの時と違って、ボーマンは少なからず団員の情報を持っている。
　勿論シュラの方も本来なら釘を刺す程度で済ませず同行も選択肢の一つだったが、
　今は同行しないで正解だと思えた。アイルではなくボーマンであるならば話は別だ。
　確実に危険人物に団員の情報を流される。交友関係がどの程度かは不明にしても、
　団員の不利になるようなことだけは避けなければならない。同じ騎空団の一員であり、
　時にトレーニングルームで一緒に鍛錬したことのあるアイルに重責を負わせるのはさせたくない。
　ランドルは別にお人好しと言える人間ではないが、かといって自己責任と押し付けるつもりもなく。
　まあ、要するに後味が悪いので止めたい。それだけである。

「んじゃ、解禁するかぁ！」

　迫るランドルの足を、ボーマンは蹴り合って相殺。
　ボクサースタイルを取ることの多い彼ではあるが、
　足技についても別に鍛えてないかと言うと、そんなことはない。
　地下闘技場で鍛えられた身体は、足技だって十二分に扱うことができる。
　特に、何よりの問題として『殺意の有無』が二人の差を開いてる要因だ。
　ランドルの視点からは仲間だし、アイルに大怪我をさせるわけにはいかない。
　一方でボーマンにはそれがない。暴力的なスタイルを躊躇することなく発揮してくる。
　おかげで先の蹴りの威力はボーマンが勝ち、姿勢が崩れてしまう。

「チッ、遠慮なくやりやがって……先に謝っておくぜ！」

　姿勢が崩れながらも、空中で回し蹴りによりガードを強いらせる。
　そのまま地面に倒れるところを片手ですぐに姿勢を整えて、
　再度サマーソルトキックを叩き込み、空中で更に宙を舞う。
　空中を舞ったところに更にサマーソルトキックを叩き込む。
　三連続のサマーソルトキック。これが彼の技の一つ、

「手加減しねえぞボーマン！　エアリアル・アサルトキック！」

　三度もサマーソルトキックを食らいながらも空高く吹き飛ばされる。
　ランドルは着地し、ボーマンは受け身を取って着地するも軽く息を乱す。

「これで気絶してくれたら楽だったんだがな。」

「アイルが望んだ闘争だ。気絶したらもったいないだろ？」

「テメエが望んでるだけでアイルは望んじゃいねえだろうが！！」

「どうだかねぇ。俺の人格はアイツの闘争心の具現化みたいなものだ。
　つまり、俺がいる限りはアイルの闘争心がまだ秘めているってことさ。」

　返す言葉はない、と言うよりどう返したものかとなる。
　姉となるジェシカも、アイルの事情を知ってるジータも此処にはいない。
　いや、いたところで止まってくれるかどうかと言うと怪しいだろう。

「なんか上から聞こえると思ってみたら、大丈夫かよランドル！」

「イタルか。悪いがちょっとあいつに手を出すのは待ってくれ。知り合いなんだ。」

　畳みかけようとしたその時、
　道にでも迷っていたのかようやく達がウイングデッキに到達する。
　元々ここへ来るには展望室からのエレベーターか、空を飛ぶかの二択だ。
　初見で船内を巡っていれば迷いもするだろうと、ランドルは納得する。
　と言っても、遅れたからと言って責める気はない。あくまで団内の揉め事。
　決着がつこうとつかなかろうと、彼に介入させるわけにはいかなかった。

「いや待てってランちゃん！　こっちは二人で相手は一人だ。
　この状況で無駄に体力を使うなんて俺ちゃんでも分かることだぜ？」

　構えるランドルの肩を掴みながら制止する達。
　だが二対一と言う優位な立場であろうとも、彼は譲る気はない。
　確かに数は有利だし、格闘が基本となるボーマンに武器が支給されても、
　殆どの確率で戦力にならないだろうが、これだけはこっちの問題だと。

　そう思っていられるのも、右肩がバキバキと異音を立てたら別だが。

「ガッ、アアアアア！？」

　骨が折れた、と言うより骨が砕けた。
　そんな感覚に襲われ思って咄嗟に回し蹴りで振り払う。
　戦闘でかいた汗は一気に痛みによる脂汗へと変わっていく。
　スーパー手袋で得た怪力は、肉体派である達ならば人の骨を折ることが可能だ。

「てめ、イタル……何して、やがる！」

「今しかないと思ったんだ。悪いな。」

　激痛でありながらも地面を蹴って距離を取る。
　そのついでに蹴りを叩き込むも、両腕でガードされてダメージは皆無。
　距離を取ったと言っても、ウイングデッキはそこまで広いフィールドではない。
　エレベーターは屋上にあるのですぐに逃げれるだろうが、ボーマンがそれを許すとは思わない。

「あーあー、腕が使い物にならなくなっちゃって。
　いや、別にいいのか？　足技だけで戦うんだからな。」

　煽りの言葉に何も返すことはしない。言ったところでまともな返事は期待できない。
　足技と言っても腕は片腕が折れてバランスが取れなければ、威力も相応に下がってしまう。
　それは嘗てソリッズに指摘された上半身のバランスのことが似てることを思い出す。

「そっちの坊主はどっちを助けるんだ？」

「んー、そうだな……アンタと手を組む方が面白そうだからな。」

（今しかねえ！）

　二人が呑気に会話してる隙を見て、ランドルはバックステップする。
　エレベーターまで走り切れる自信はなく、ウイングデッキから飛び降りる方が、
　確率的にまだ逃げ切れる可能性はある。夜の闇に乗じて逃げおおせるか。
　このまま戦えないと判断はとても正しいものだ。

「……は？」

　だが壁があった。見えない壁が邪魔をして彼に飛び降りることを許さない。

　ランドルは知らない。知るはずのないことだ。
　この展望台に置かれたウイングデッキは、空中でも使うことが多い。
　その為、バトルフィールドから落ちてしまわないようにバリアが張られている。
　互いに接近戦で、大きく吹き飛ぶことがなかったがゆえに気づくことのない仕様だ。

「闘志を『燃やす』。」

　ランドルはただ後ろへ下がり、壁にぶつかっただけ。
　余りにも大きな隙を晒した彼の顔面を逃すことなく、
　怪力と化した達の拳が迫ったのが彼の最後の光景だ。
　顔面を砕き、多量の血がウイングデッキに散っていく。

【ランドル＠グランブルーファンタジー　死亡】





「あっさりと死ぬもんだな。」

　歴戦の騎空団の団員と言っても、下は掃いて捨てるほどいる。
　一応、ランドルは団員の中でも魔物や賊など戦いを仕事としている人間だ。
　だから弱者とは思わないが、思ってた以上に退屈な男であくびが出そうだった。
　こんなのでは腹ごなしにもならない。そこいらの賊とやり合う方がまだましである。

「で、そっちはどうする？　１５歳のガキを殺す罪悪感はない感じか？」

「……いいや、やめておく。仇討もしないってことは優勝狙いなら都合がいいだろ？」

　一応殺し合いには乗っているのだろうし、
　医務室に行っていたお陰で、ＭＰ回復のためのペンと紙も用意できた。
　多少殴り書きではあるものの大量の『燃やす』の字が彼のＭＰを戻していく。
　ウイングデッキに遅れたのは、それをやっていたと言うところもあったりするが。

「とは言え、ただ譲るのはいただけねえな。
　こいつの支給品を一つだけ貰う。それで手打ちだ。」

「適当に引いた奴がはずれでも文句を言わないならＯＫだ。」

　交渉成立し、適当な支給品を投げ渡される。
　投げ渡されたものをチェックしながらそれをしまい込む。
　少なくとも使い道がない支給品、と言うわけではなさそうだ。

「よこしてくれたついでに、うちの団員の情報でも流しておくか。
　全員よく知る間柄ってわけじゃないが、結構いい感じにいるもんでね。」

「そりゃどうも。」

　顔面がひしゃげたランドルの遺体を置いて、二人はエレベーターへと乗り込む。
　ボーマンにとってはアイルにはいい手土産が、達にとっては支給品を得ることができた。
　比翼連理の存在と、ライバルと高め合う男はもうどこにもいない。
　あるのは、目の前の殺意にばかり気を取られた哀れな男一人だけだ。

【Ａー２　ブレイブアサギ号／黎明／１日目】

【奥伝達＠ウェルベルムー言葉の戦争ー】
［状態］：オベロンに対する恐怖（大）、ＭＰ消費（中）
［装備］：スーパー手ぶくろ＠ドラえもん、投げナイフ（７／１０）、紙とペン（少なくとも１枚）
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×３（自分１、ランドル×１～２）
［思考・状況］
基本方針：優勝して、ベルとの未来を取り戻す
１：あの[[化け物]]（オベロン）には最大限の警戒、あんな化け物までいるのか⋯⋯
２：嬢ちゃん（キャメロット）とはまた戦うことにはなりそうだ
３：隙を見てランドルを始末するか、集団を形成したら混乱を起こすか……どうする？
［備考］
※参戦時期は死亡後
※ボーマンからグランブルーファンタジーの関係者の情報を得ました。

【アイル＠グランブルーファンタジー】
［状態］：ボーマンの人格、ダメージ（中）
［装備］：なし
［道具］：基本支給品、ランダム支給品×１～４（自分×１～３、ランドル１）
［思考・状況］
基本方針：好きにやる（ボーマン）
１：団長を殺せればいいんだがな。
２：好き勝手暴れる。最悪あいつら（シド、北ノ城）も殺す。
３：いい手土産ができたな、アイル。
［備考］
※参戦時期はボーマンの３アビフェイトエピソード後。
※現在アイルは人格がボーマンにのっとられています。
　ビジュアルはアイルにボーマン（闇ＳＳＲ）の格好になります
※アイルが目が覚めるのは６時間後ですが、何かしらで早まるか遅くなります


|０２７：[[いつまでどこまでなんて]]|投下順|２９：[[修羅を切る]]|
|~|時系列順|~|
|０１７：[[言葉は必要ないさ]]|ランドル|&amp;color(red){ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ}|
|~|奥伝達||
|０１３：[[あの日見た世界をもう一度]]|ボーマン|[[]]|    </description>
    <dc:date>2026-05-24T17:23:02+09:00</dc:date>
    <utime>1779610982</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/277.html">
    <title>タイトル元ネタ</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/277.html</link>
    <description>
      &amp;color(red){独断と偏見、及びネタバレの可能性があるので注意}

|ＯＰ１|[[Ｐａｒａｄｅ´ｓ　Ｌｕｓｔ]]|グランブルーファンタジーのベリアルのテーマから|
|ＯＰ２|[[Just do what you want, do what you like]]|上に同じく。訳すと『ただ、ヤるんだよ、望むこと、シたいことをさ』&amp;br()ベリアルの曲らしく、かなりアレなワード|
|００１|[[一体いつから]]|学園アイドルマスターの、月村手毬の楽曲のタイトルから&amp;br()いつまでも腐ってられない彼女を体現した楽曲である|
|００２|[[わたし、ちゅうぶらりん]]|いよわ氏のボカロ曲、きゅうくらりんの歌詞から|
|００３|[[名無しの悪霊]]|グランブルーファンタジーのフェリのサポートアビリティ『名無しの幽霊』から&amp;br()ここではスター・プラチナですらない何かはどうなるか|
|００４|[[TOUGHーーー父を継ぐ男]]|ＴＯＵＧＨ外伝　龍を継ぐ男から&amp;br()父親と同じ行動をとってるのは、ある意味血筋かもしれない|
|００５|[[飛翔は蒼空の後で]]|小説『謎解きはディナーの後で』風タイトル|
|００６|[[聖数3の二乗]]|いとうかなこの楽曲から&amp;br()希望なんてどこにもないのかもしれない|
|００７|[[ブルータルゴッド]]|イグニスの超必殺技『ブルータルゴッドプロジェクト』から&amp;br()訳すと『残酷な神』を持つ。無慈悲に敵を屠る姿にふさわしい存在|
|００８|[[雨上がりのアイリス（前編）]]&amp;br()[[雨上がりのアイリス（後編）]]|学園アイドルマスターの楽曲から&amp;br()台風と言う雨を退け、一先ず上がっている|
|００９|[[Alone for the Final Battle]]|ドラゴンボールＺの『たった一人の最終決戦』の英語版から&amp;br()フェムシンムの王にただ一人、立ち向かう存在がいた|
|０１０|[[絡みつく因果]]|仮面ライダーガヴの仮面ライダーヴラムの曲『Bitter Poison』から&amp;br()世界は違えども、因果となる存在は続いている|
|０１１|[[だってこれはライアーゲーム]]|甲斐谷忍氏の漫画『ＬＩＡＲ　ＧＡＭＥ』およびその作中の台詞から|
|０１２|[[Ignited Night]]|pop&#039;n music 18 せんごく列伝の楽曲から|
|０１３|[[あの日見た世界をもう一度]]|失われた未来のＯＰ『Le jour』から&amp;br()４人そろっての親衛隊を、もう一度願う|
|０１４|[[誇りの道を住くものに■■の導きを]]|ジョジョ～その血の運命～の歌詞から&amp;br()導いてるのは妖精王か、それとも奈落の虫か|
|０１５|[[情報考察]]||
|０１６|[[エスケープフロムデス]]|九死に一生の英語版。格ゲーなら餓狼伝説のギースのセリフが有名&amp;br()最強格の冬の女王を、無傷でやり過ごすのは常人ではなせない|
|０１７|[[言葉は必要ないさ]]|ＢＬＥＡＣＨのＯＰ『言葉にせずとも』の歌詞から&amp;br()歪み切った愛の前に届くものは何もない|
|０１８|[[「鬼滅の刃」無限流編]]|鬼滅の刃無限列車編から&amp;br()鬼は斬る。しかし鬼の人は斬れるだろうか|
|０１９|[[西新宿清掃曲]]|ゲーム『ｐｏｐ′ｎ　ｍｕｓｉｃ　５』の楽曲から|
|０２０|[[エクスプローラーズ]]|和訳すると探索者や探究者&amp;br()フリードも戦極も、道は違えど同じ|
|０２１|[[オクトー本人より知り合いがキレそう]]|銀魂風タイトル。それは怒られるだろう|
|０２２|[[何をなくしたかわからないのに]]|坂本真綾の楽曲『レプリカ』の歌詞から&amp;br()彼女はいつ、なくしたものに気づけるのだろうか|
|０２３|[[職業・殺し屋]]|西川秀明氏の漫画『職業・殺し屋』から&amp;br()ともに揃ってアウトローである|
|０２４|[[アナザースカイ・ワークナイト]]|風属性のヴィーラ解放武器『アナザースカイ』&amp;br()遊戯王ＯＣＧの機械仕掛けの夜－クロック・ワーク・ナイト－から&amp;br()異なる空で夜の仕事をするアイザック|
|０２５|[[蒼空の殺し合いで俺ができる唯一のこと]]|三条橙色の原作『男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと』から&amp;br()百合を守るためならば、その命を賭して挑む男の姿があった|
|０２６|[[夢と青色で出来ている]]|佐咲紗花氏の楽曲『夢と色で出来ている』から|
|０２７|[[いつまでどこまでなんて]]|ＢＵＭＰ　ＯＦ　ＣＨＩＣＫＥＮの楽曲『ｒａｙ』から&amp;br()正常か異常か、考える暇もなく|
#endregion    </description>
    <dc:date>2026-05-18T14:10:06+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/291.html">
    <title>蒼空の殺し合いで俺ができる唯一のこと</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/291.html</link>
    <description>
      「ヒイロそっち行ったぞ！」
「おう！」

　蒼空で行われる殺し合いの一角、地図で言うならE-7にて、二人の少年がNPC相手に戦闘をしていた。
　NPCは包丁を持った兎、シャンフロで序盤のモンスターとして登場するヴォーパルバニーである。
　本来ならレベル１のサンラクでも倒せる相手。七つの最強種のうち一つ、ウェザエモンを超えた彼ならば、最早歯牙にもかけない相手である。
　ならばなぜ戦っているかというと、一つは単に向こうが襲ってくるから。
　二つ、互いの力量を確かめるため。
　ヒイロの人となりはすぐに分かったものの、どれくらいの強さなのかはまた別の話。

　とはいえこれもすぐに分かる。
　ヒイロはヴォーパルバニーを特に苦戦することもなく倒していた。
　元の世界にダンジョンは存在するが、ヴォーパルバニーは初見であるものの、所詮は初心者向け。
　今のヒイロなら苦戦するほどの相手ではなかった。

　そして最後、これはお互いに武器の性能を確かめるためだ。
　二人とも業物ではあるものの、本来の得物の代わりに別の物を支給されている。
　ならば使い心地を確かめるのは必然だ。
　特にヒイロは魔導触媒器じゃないせいで、魔法が使えない。
　それならば魔法に頼らない戦い方をしなければならない。
　まあ元々それなりの修練は積んでいる。戦えない、という程のことはなかった。

　一方サンラクも、両手剣なのは理解しているが見た目はハリセン。
　どこからが刃なのかが、リーチがどれくらいなのかが分からないと迂闊に触れなくて普通に怖かった。
　どういう仕組みでこんな武器を作れたのかと思わないでもないが、すぐに関係ないし気にしてる場合じゃないと割り切る。
　自分がVRゲームのアバター、ヒイロがゲーム世界に転生したということもあり、どこかのゲーム世界のネタ武器を持ってきたのかもしれない。
　自分の武器じゃないのはこの際諦めるとしても、せめて普通の武器にして欲しかった。

『初めましての方はいるだろう』

　そうこうしている間にヴォーパルバニーは全滅し、直後にレデュエの放送が流れ始めたので、二人はひとますそれに集中する。
　とりあえず名前を呼ばれた死者の中には、二人とも知り合いはいなかった。
　なので死者を悼む気持ちは多少あるが、それよりも残りの生存している参加者に注目する。
　結果、知人がいたのはサンラクだけだった。

「カッツォか……」

　オイカッツォ。
　本名魚臣慧。勝率八割を誇るプロゲーマーであり、自身と同じようにシャンフロアバターで参加しているなら、戦闘力は頼りになると思っていいだろう。
　まあ格ゲーを得意にしているので単純戦闘ならいいだろうが、この殺し合いは幕末と鯖癌の悪いところ取りと言ってもいい。
　幕末を苦手にしており、鯖癌もやったことなかったはずのカッツォを、無条件でアテにするには、ちょっと不安があった。

「それにあいつユニーク自発できないマンだからな。
　最悪、この状況をユニークシナリオと勘違いして優勝狙いになっている可能性もゼロじゃない……かもしれん」
「マジかよ」
「いや、多分大丈夫だと思う。
　というか、そうじゃなかったら笑えねえ」

　最悪の可能性として一応念頭に置きつつ、まあ大丈夫だろうと思いついておきながらぶん投げるサンラク。
　それはそれとして、ヒイロは1人の参加者に気づく。

「おい、織田信長がいるぞ」
「すっげぇ悪そうな顔してるな」

　歴史上の人物が自分たちと同じ島にいるという衝撃も、既に異世界やらゲーム世界の具現化を知ってしまえば小さい物のような気がしてくる二人。
　代わりにヒイロは、名簿で信長の上にあるいくつかの人物に注目していた。

「このゴスロリっぽい服を着た女の子二人から百合のオーラを感じる……」
「そんなの見て分かるのかよ」

　ヒイロが注視するのは遠野ハンナと橘シェリー。
　確かに彼女たちに面識はある、というか友人同士ではあるが、そんなこと彼には知る由もないはずだ。
　にも拘わらず自信満々に断言する様を見て、サンラクは尋ねる。

「ああ、俺は女の子が二人隣り合ってるのを見るだけで、百通りの関係性を妄想することができるからな」
「つまり何も分かってねえ！！」

　そしてヒイロが自信満々に断言した内容に、サンラクはツッコミを入れるのだった。
　あれだけ自信満々だったのに実は妄想だったと知れば、そうなるのも当然だろう。
　それよりサンラクは名簿の更に上にいる別の参加者たちに注目していた。

「それより、この上の方にあるここ見ろよ」
「ん？」

　そう言ってサンラクが指さしたのは、名簿の折神家親衛隊とタギツヒメと書かれている部分。
　もう少しメタ的に言うなら、刀使ノ巫女勢だった。

「この此花寿々花って子はお嬢様系、獅童真希って子は王子様系っぽいからなかなか王道のカップリングに見えるけど、それがどうかしたか？」
「ツッコまねえぞ俺はもう。
　そうじゃなくて、その横にある名前見ろよ」

　いい加減慣れてきたヒイロの妄言をスルーしつつ、サンラクは寿々花と真希ではなく更に横にある名前を改めて指さす。
　そこにあるのは――

「燕結芽って名前が二つあるな……？」
「ああ、こいつをどう思う？　単なる誤植とかじゃないとしてだけど」

　サンラクの問いにヒイロは少し考える素振りを見せ、やがて己の推測を口にし始める。

「これは百合に限った話じゃないが、同一カップリングという概念がある」
「……なんだそれ？」

　かと思ったらいきなりカップリングについて話され、呆気にとられつつもとりあえずサンラクは続きを促す。

「簡単に言うなら、同じキャラ同士で組むカップリングだな。
　公式で続編が出た時に、前作とその続編の同じキャラだったり、公式で性転換してたら性転換前と後でカップリングを組んだりするんだ」
「でもこの二人の燕は年齢は名簿の画像を見る限り年齢は変わらなさそうだし、性別も一緒に見えるぞ」
「だからおそらくだが、この二人は平行世界なんじゃないかと俺は思う」
「平行世界……」

　ヒイロの言葉を思わずオウム返しにするサンラク。
　異世界があるのだから平行世界だってあるだろうし、その中には別の人生を歩んだ者同士がそれぞれがいたとしても、最早おかしいとは思えない。
　ただ、自分たちがなんとかしなければならない殺し合いの主催者たち、ラスボス勢の能力の未知数さには、流石に怯みそうになる。

「だからって諦める気は更々無いぜ。百合を守る為ならな！！」

　サンラクと同じような考えにたどり着いているのかいないのか、いずれにせよ主催者たちの強大さは理解しているだろう。
　にも拘わらず一切考えを変えることなく、反逆と性癖を高らかに叫ぶヒイロ。

「……ああ、そうだな」

　そんなヒイロを見て、サンラクもまた決意を新たにする。
　内容も難易度も間違いなくクソゲーなこの殺し合い。
　されどクソゲーならば百戦錬磨。必ず攻略してやると。

　とりあえず二人は目的地を決めるべく地図アプリを開く。
　ヒイロと関連する施設はないが、サンラクと関連する場所、墓守のウェザエモンの地はすぐに見つかった。
　もしかしたらカッツォもそこに向かうかもしれない、という思考になるのも当然。
　ヒイロもアテはないのでそれに賛同し、目的地はあっさりと決まる。
　だがそれはそれとして、一つ疑問に思うことがあった。

「キャメロット城って、名簿にもあったよな？」
「あったな。
　擬人化系のソシャゲかなんかから参加者も呼んだのか？」
「あんまり詳しいわけじゃないけど、確かアーサー王がいた城だよなキャメロットって」
「そうなのか？」
「で、モルガンってのが確かアーサー王の姉だったはずなんだよ」
「……じゃあこの殺し合い、アーサー王がなんかの鍵なのか？
　でも主催のベリアルとレデュエって、アーサー王と関係あるのか？」
「そうなんだよなあ……俺も知らないけど関係あるように見えないんだよな……」

　疑問を呈すヒイロだが、ペンシルゴンがいりゃ詳しい説明できたかもなあ、などと愚痴るサンラク。
　当人がアーサー王、弟が円卓の騎士のうち一人をモチーフにしたHNを使ってるんだし、もうちょっと元ネタ知ってるだろう、たぶん。

「俺、ホームズなら全部分かるんだけどな。
　シャーリー・ホームズっていう、ホームズやワトソンなど主要な人物を女性化した小説があってだな――」
「ほーん」

　ヒイロの何気に凄い知識を受け流しつつ、これ以上は話すこともないだろうと二人は出発の準備をする。

「なんか防具でも支給されてりゃよかったんだけどな」
「俺、あっても呪いのせいで上半身の防具装備できねーんだわ」
「MMOでそれはクソゲーなんじゃないか？」

　などと会話しながら二人の準備は終わり、ひとまず墓守のウェザエモンの地を目指そうとしたところで

「貴様らは、こんなところで何をしている？」

　一人の男に話しかけられた。

◆


　ティンタジェル城に逃走されたバルバトスは、あてどなく殺し合いの会場を進んでいた。
　道中、レデュエの放送も入ったが彼の意識を大いに割くようなことはない。
　スマホは見慣れない道具ではあるものの、天地戦争を戦い抜き、上級晶術を使いこなす彼の頭脳ならば別に苦労するものではない。
　そして名簿にも地図にも、彼の知る名前はどこにもない。
　もし名簿にカイルやディムロスの名前があれば、バルバトスは血眼になって探しただろうが、そうでないのならどうでもいい。
　適当に出会った参加者を殺していくだけだ。
　さっき逃がしたティンタジェル城もまた出会えば今度こそ殺すが、その前に野垂れ死にするなら別にそれでもいい程度の関心しかない。

　それから少し歩くと、何やら騒がしく会話している二人組を見つけた。
　ここがどういう場所か分かっているのか、などと思うバルバトスだったが、別にどうでもよかったので特に気にすることもなく声をかける。

「貴様らは、こんなところで何をしている？」

　バルバトスは声をかけたと同時に、斧を振りかぶって勢いよく振り下ろす。
　別に不意打ちをすることもできた。
　遠距離から晶術を打ち込めば成り立っただろう。
　だが相手がディムロスかそれに近い実力者ならいざ知らず、この程度の相手にそんなことをする気にはならなかった。

　ズザザザザ

　一方、突如襲撃した男、バルバトスの斧を咄嗟に飛んで避けたサンラクとヒイロの二人は即座に戦闘態勢を取る。
　殺し合いに乗った参加者がいることは想定していた。不意打ちもまあ考えてた。
　サンラクとしては幕末で受けた様々な天誅よりはマシか、と思いながら目の前の敵を見る。

「やべえな、ウチの師匠の四百歳エルフと同じタイプか……？」

　ヒイロはバルバトスを見て思わず言葉をこぼす。
　魔導触媒器（マジックデバイス）が十全にあっても勝てないかもしれない、と目の前の相手と自分の差を分析する。
　ならばやり方はこうだ。

「サンラク！　俺は一旦下がる！！」
「おう！！」

　ヒイロは一旦下がることにした。
　とは言ってもサンラクを置いて逃げる訳ではない。
　基本的にはサンラクがアタッカーを務め、ヒイロは中距離を保ち要所要所でサポートするつもりだった。
　刀は業物であり、一般人に毛の生えた相手程度なら戦えたとしても、バルバトス相手にはあまりにも不足している彼の運用としては、残念ながら妥当と言うべきだろう。
　それが十全にこなせるならば。

「男に後退の二文字はねぇ！！」

　だが現実は違う。
　ヒイロが後ろに距離をとった瞬間、バルバトスが何かを叫ぶ。

「絶望のシリングフォール！！」

　するといきなりヒイロの頭上から岩盤のようなものが降ってきた。
　これはシリングフォール。地属性の中級晶術であり、バルバトスが使用し、ヒイロを攻撃したのだ。

「ヒイロ！？」
「大丈夫だ！　俺にかまうな！！」

　思わずヒイロを心配するサンラクだが、当人の言葉を受けて即座にバルバトスへと向き直る。
　ヒイロは頭から血を流しフラつきながらも、何事もなかったような表情で立ち上がろうとする。
　心配なのはそうだが、だからといって治療している余裕はない。
　強敵なのは百も承知だが、速攻で倒すべくサンラクはバルバトスへ斬りかかった。

　ガキィン！

　サンラクのハリセンをバルバトスは斧で受け止め、金属音が響く。
　紙でできているであろうハリセンを受け止めたのに金属音が響いたことに、バルバトスは一瞬訝しむ。

　”ムーンジャンパー”

　その一瞬を付き、サンラクはバルバトスの頭上を飛び越え背後に回った。
　ムーンジャンパーは跳躍に補正をかけるサンラクの所持スキル。これで人間を飛び越えるだけの跳躍を瞬時に繰り出したのだ。
　そして背中を刺すべく、速やかにハリセンを突きつけようとする。しかし――

「俺の背後に立つんじゃねえ！！」

　サンラクの攻撃よりも早く、バルバトスの左手がサンラクの頭を掴み、そのまま前方へと投げ飛ばす。
　咄嗟に空中で回転し態勢を整えることでダメージなく着地するが、空中で彼の右手からハリセンの片割れが零れ落ちてしまった。
　当然、バルバトスがそれを見逃す理由はない。
　彼はサンラクの元へ走り斧を振り下ろそうと振りかぶる。

「はっ。剣士だからって、剣が無きゃ戦えないわけじゃねえぞ」

　”インファイト””ハンド・オブ・フォーチュン”

　だがサンラクはハリセンを拾いに行くことなく、二つのスキルを発動。
　インファイトは超至近距離での格闘ダメージに補正を与えるスキル。
　ハンド・オブ・フォーチュンは、ダメージを与える際にＳＴＲではなくＬＵＣでダメージを算出する格闘スキル。
　また、このスキル発動の証として拳が光り、そのままバルバトスを殴る。

「ぬおっ！？」

　まさか殴りかかってくるとは思わなかったことと、想定以上の拳の威力に、バルバトスは思わず怯む。
　その隙にサンラクは落としたハリセンを回収し、素早く再び攻撃を仕掛ける。

「灼熱のバーンストライク！！」

　しかしサンラクの攻撃より早く、バルバトスは空より炎の槍を幾度も降らせる。
　だがその槍はサンラクからすれば避けられないものではない。
　そう、サンラクは。

「やべえ！！」

　サンラクは槍が向かうのが自分だけでなく、ヒイロにも向かっていることに気づき、慌てて彼の元へひた走ろうとする。
　だがその前に、少しでも攻撃の頻度を下げるべくあるスキルを使用した。

　”致命刀術【水鏡の月】”

　サンラクがスキルを発動させると、バルバトスの背後にまるで波紋が広がった水面のようなものが移ったかと思うと、そこから十字のような飛び出し、そのまま背中を打ち付ける。
　このスキルは敵の背後に攻撃判定を発生させるものだ。これにより敵の注意を背後に向け、隙を作りだすのである。
　しかし――

「こんなこけおどしが俺に通じると思ったか！！」

　バルバトスには通じない。
　歴戦の戦士たる彼は、殺気や気配の有無により、攻撃の虚偽を見抜いたのだ。
　よって炎の槍は変わらず、サンラクとヒイロの元へ向かう。

　”スケートフット”

　サンラクは地面を滑る、というよりは超低空を滑空し移動することで、ヒイロを抱え炎の槍を躱し続ける。
　それからすぐに炎の槍は止み、サンラク達とバルバトスの間には一定の間合いが生まれていた。

　サンラクは考える。
　単純な戦闘なら、おそらく相手の方が強い。だが勝ち筋は見えないわけではない。
　少なくともシャンフロプレイ初日に遭遇した、夜襲のリュカオーン程の力の差は感じない。
　しかしそれはヒイロがこの場にいなければの話になる。
　相手は自分がヒイロを見捨てないことを利用して、さっきみたいに巻き込むような攻撃を仕掛けてくるだろう。
　そうなれば、戦いは相手のペースになる。
　それは、自分のペースを押し付けることで戦う俺からすれば、途方もない不利を意味する。
　ならば実質的な人質作戦を封じるために、猛攻を仕掛けるか。
　ここからなら、適当に自傷ダメージでＨＰを減らしてからバフスキルの”クライマックス・ブースト”を使えば勝ち目はある、だろう。

　――正気か？

　コンティニューなどない殺し合いの中で、自ら命の残数を減らす真似がそう簡単にできるわけがない。
　エムルが見ればヴォーパル魂がないと言うだろうか。
　だとしても関係ない。

　サンラクは明らかに戦いの精細を欠いていた。
　その証拠に彼は、戦闘開始直後にしか使えないスキル、”イグニッション”を使っていない。
　何かの意図があっての行いではない。単純に使い損ねただけだ。
　彼は、命がけの戦いに恐怖していた。故に普段しないようなミスをした。

　死ぬような痛みなら知っている。かつてのサバイバル・ガンマンなら日常だった。
　理不尽な死なら知っている。そんなもの、辻斬・狂想曲：オンラインなら当たり前だ。
　守りながらの戦いなら知っている。ＮＰＣ護衛クエストなんてよくあることだ。
　自分より強い相手との戦いなら知っている。シャンフロだとリュカオーンのせいでほぼそれしかできない。

　しかしそれは全てゲームの、遊びの中の話だ。
　いくらでも取り返しのつく世界の話だ。
　こんな本当の命をかけた戦いではない。
　己の行動の結果、自分だけでなく他人の命が消えるかもしれない話ではない。

「ジェノサイドブレイバー！！」

　恐怖に駆られるサンラクに対し、バルバトスは遠距離から攻撃を仕掛けた。
　彼の斧から放たれた闘気は、さながらビームのように向かっていく。
　それをサンラク達は必死に飛びのいて躱した。

「『サンラクは逃がす』『百合は守る』
　「両方」やらなくっちゃあならないのが、「百合の守護者」のつらいところだな」

　一方、ここまで二人の成すがままだったヒイロは、小さく呟き何かを決意する。
　そして懐から何やらカードのようなものを取り出したかと思うと、即座に使用した。

「サイクロン発動！！」

　ヒイロが叫んだかと思うと、彼の手にあるカードが光る。
　すると同時に少しずつ空気が渦巻いていくかと思うと、やがて巨大な竜巻が生まれ、サンラクを飲み込んだ。

　ヒイロが使ったカードは、参加者の中で言うなら鬼柳、クロウ、ロットンが確実に知っており、使用者当人もどこか見覚えのあるもの。
　デュエルモンスターズ、あるいは遊戯王ＯＣＧと呼ばれるカード群の一角。
　名前はサイクロン。
　本来なら場にある魔法、罠カードを破壊するカードだが、この蒼空の殺し合いではそれだけではなく、竜巻を参加者に向けて使うことで対象1人をランダムなエリアへと吹き飛ばす効果も与えられていた。
　無論、会場の外や禁止エリアには行かないように調整されたうえで。

「ヒイロ、お前捨て石になる気かよ！？」
「俺ら二人が共倒れになるより、どっちか生き残った方がこの島にある百合を守れる可能性が高くなるだろ？」
「」

　ヒイロの言葉に絶句するサンラク。
　百合に対する情熱はおかしいと思っていた。
　だが本物の命を捨てる程だとは思っていなかったのだ。
　しかしそれに何かを言うより先に、サンラクはこのエリアから飛ばされていった。

　一方、バルバトスは怒り心頭だった。
　逃げられるというだけなら、さっきも経験した。
　しかしそれは参加者の自力を使ってのことだ。
　新手が割り込んだ結果ではあるが、本物の戦争で人数の制限などあるわけがない。卑怯も外道も当たり前だろう。
　だからこそ、そこまでの執着はなかった。
　しかし、これは違う。
　敵に逃げられたのは、天地戦争時代にいくらでもいた雑兵同然の、目に入れる価値もない虫同然の奴が、姑息なアイテムを使ったからだ。

「アイテムなぞ使ってんじゃねぇ！！」

　バルバトスは怒りに任せ、魔法で作られた闇の刃と十字架でヒイロを切り刻む。
　鍛え上げられた戦士なら大した痛手でもないかもしれないが、今の彼には大きな傷。
　全身を血にまみれさせながら、刀を支えに辛うじて倒れないようにしつつも膝をつく。
　そんな彼に、バルバトスは悠然と近づいていく。
　生きてこそいるが、もう抵抗する余力などないと判断したために。
　しかしそれは過ちだった。

「うおおおおおおおおおおおおおおおお！！」
「何ィ！？」

　なんと、ヒイロは膝をついた体制ではあるものの刀を斬り上げ、バルバトスに一太刀入れたのだ。
　咄嗟にバックステップを決めたのでダメージは小さいが、斬りかかってきたことには驚くバルバトス。

　無論、ヒイロのこの耐久力には病的なまでの百合への愛着だけではなく、明確な秘密がある。
　もしこの場面を映像で見ていたのなら、彼の背負っているリュックが他の参加者と違うものだと気づけただろう。
　参加者の中なら、宇沢レイサが見覚えがあるかもしれない。
　なぜならこれはシャーレで支給されるスリングドライバックで、装備するとＨＰと防御力が上がる防具である。
　ヒイロの生身なら本当に余力すら残さなかっただろうが、装備品のおかげで一太刀入れるだけの力が残ったのだ。

「虫けらがぁ！！　俺の戦いの邪魔をした挙句、体に傷までつけるとは……覚悟はできてるんだろうな？」
「はっ」

　ヒイロの無意味としか思えない抵抗に怒るバルバトス。
　その怒りを鼻で笑って受け流し、ヒイロは強く言い放つ。

「俺は百合ゲー史上最も嫌われた男、百合に挟まるお邪魔虫三条橙色だぜ？
　だったら邪魔するに決まってるだろうが！　百合を壊そうとする、女の子を泣かそうとするお前のこともな！！」
「屑が！！」

　バルバトスの斧の一撃がヒイロの頭を叩き潰し、命を一抹も残さず奪い取る。
　とはいえ彼の怒りは収まらない。
　名簿をもう一度確認すれば、ヒイロが逃がした少年の名前などすぐに分かる。
　サンラク、と下に書かれた顔写真を見ながらバルバトスは考える。
　命がけで逃がされた意趣返しとしてこの鳥頭の小僧、サンラクを俺の手で血祭りに上げてやろう、と。
　竜巻で飛んで行ったが、方角は覚えている。だが今から追いかけたところで、追いつけるとは思えない。
　ならば、ここはあえて違う場所を目指し、待ち構えるというのも一つの手だ。
　この殺し合いに抗うなら過程はどうあれ、いずれ自分と戦わなければならないのだから。

　バルバトスは思案する。サンラクを追うか否かを。
　サンラクが呼び水となり、悪魔との死闘が再び始まるのか。
　あるいは別の場所で悪魔の殺戮が始まるのか。


　それを知る者など、蒼空の中でも外でもいるはずがなく。


&amp;color(red){【三条橙色＠男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと（漫画版）　死亡】}


【？？？/深夜/一日目】

【サンラク＠シャングリラ・フロンティア～クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす～（アニメ版）】
［状態］：健康、本物の殺し合いに対する恐怖（大）
［装備］：ハリセン＠テイルズオブシンフォニア
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×0～2（確認済み）
［思考］：殺し合いはしない
１：ヒイロ……
２：カッツォと合流したい
３：これが本物の殺し合いか……
４：この殺し合い、アーサー王に何か意味があるのか？
［備考］
※参戦時期は少なくともウェザエモン戦終了以降です。
※どこに飛ばされたかは次の書き手氏にお任せします。


【E-7/深夜/一日目】

【バルバトス・ゲーティア＠テイルズオブデスティニー２】
［状態］：疲労（小）、ダメージ（小）、怒り（中）
［装備］：凍土の巨斧＠御城プロジェクト：Ｒｅ
［道具］：基本支給品、ランダム支給品×０～２
［思考・状況］
基本方針：皆殺しだぁ！
１：サンラクを追うか否か、いずれにしても俺の手で殺してやる
［備考］
※参戦時期は採用され次第後続にお任せします


※Ｅ－７に以下の物が放置されています。
　三条橙色の遺体、天の叢雲＠ファイナルファンタジーシリーズ、サイクロン＠遊戯王OCG（6時間使用不能）、スリングドライバック（LvMAX）（中に基本支給品一式）＠ブルーアーカイブ


【サイクロン＠遊戯王OCG】
三条橙色に支給。
速攻魔法
①：フィールドの魔法・罠カード１枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
（遊戯王ニューロンより引用）

本ロワでは使用すると魔法でできたもの（結界など）を破壊する。ただし、対象に破壊耐性がある場合はその限りではない。
また、参加者に向けて使うと、参加者一人をランダムなエリアに吹き飛ばす竜巻を発生させる。吹き飛ばされた参加者は島の外、あるいは禁止エリアに落下することはない。
６時間に１回使用可能。

【スリングドライバック（LvMAX）＠ブルーアーカイブ】
三条橙色に支給。
装備すると最大HP+12000/防御力+1600/最大HP+5%の効果を得られるアイテム。
本ロワではヒイロのリュックの代わりにこのバックが使われており、持っているだけで効果を発揮するが、別のリュックに入っているときはその限りではない


|０２３:[[職業・殺し屋]]|投下順|０２５：[[夢と青色で出来ている]]|
|~|時系列順|~|
|８７：[[我らザ・なろう主人公ズ（日本編）]]|サンラク||
|~|三条橙色|&amp;color(red){ＧＡＭＥ　ＯＶＥＲ}|
|１３４：[[ヒーローの資格]]|バルバトス・ゲーティア||
----    </description>
    <dc:date>2026-05-18T13:43:30+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/290.html">
    <title>いつまでどこまでなんて</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/290.html</link>
    <description>
      「貴方の方は知り合いは？　私の方はいなかったが。」

「織田信長を知り合いとしていいのか、
　有名な物語の城を知り合いとしていいのか、
　そういう距離感の人物だけならいるんですけどね。」

　騒音がやりなまぬ中、
　淡々と情報を交換する二人。
　鳴海歩もいなければ五条悟もおらず。
　鳴海清隆もいなければ禪院甚爾もなし。
　共通の知り合いとなるのはひよのの言葉通り、
　ただ一方的に名前を知ってるだけの偉人とかぐらいしかいない。
　一瞬だけリコと言う名前に反応したが、カタカナ表記から彼女でもなく。
　安心と言うべきか、不安と言うべきか。夏油は少々複雑な感情が出てきていた。
　悟がいれば、この殺し合いは犠牲者が少なかった可能性もあるのだから。

（いや、それは早計かもしない。）

　五条悟が参加者としていました。
　であれば、相手も悟が相手できるような存在、
　それこそ禪院甚爾が参加者にいてもいいレベルと言うことになるはず。
　勿論、悟がいないからと言って『参加者の強さの基準は下がっています』はありえない。
　ＮＰＣは低級の呪霊しか確保してないし、悟に比肩するわけではないにせよ自身も十分な強さを持つ。
　この蟲毒にどのような意味があるかはともかく、乗らない奴が有利になるものでもないはず。
　星晶獣なる存在も、ベリアルはある程度の存在の指標としていテンションが上がっていた。
　二人には知らないワードだが、脅威に比肩しうるものの指標としてはおかしくはないはず。

「言い換えれば自由行動ってことができるとしましょう。」

　パタン、と本を閉じる動作のように両手を合わせる。
　ひよのも夏油も、今更取り乱すような状況でもないことだ。
　呪術師をした夏油、歩の最後のトリガーとして行動したひよのも、
　どちらも誰かが生きるか死ぬか、そういう経験をしてきてるのは事実だ。
　たとえ既に死者が出ているとしても、早々にそれに取り乱すこともない想定内である。
　自分たちみたいな穏健に（と言うほどで穏健でもなかったが）物事を進める参加者。
　それが完全にいない、と言うわけではないのだから。

「名前の羅列から、私が知らないだけで関係者がいるのかもしれない。」

　紙袋呪詛師とかいう、名前ではなく容姿そのものではないかと思う人物もいた。
　心当たりとしては、悟が返り討ちにした呪詛師がそんな容姿だった話を聞いた気がする。
　となると、乙骨や粟坂の二名も、もしかしたら呪詛師か呪術師関係者かもしれない。
　───あるいは、自分が向かう予定だったあの村で出会っていた何者かの可能性もある。
　とは言え『かもしれない』を無限に考えても仕方ないので一先ず片隅に置いておいた。

「とりあえず結崎さんの言うように選択肢は自由だ。
　地図上では……此処は南東の秤の賭場が付近にあるようだ。
　となると『他の』最寄りは牢屋敷かクラッシュタウンのどちらかか。」

「ではクラッシュタウンでしょうか。
　牢屋敷の規模は不明ですが、街と言う以上規模は広そうですし、
　あんまり理由なく牢屋敷に行く人も、そんなにいないと思いますから。」

　二人の会話は、なんともおかしな話だ。
　近くに秤の賭場があるのならば向かうべき。
　だと言うのに、二人とも知らない方へ行きたがっている。

「で、問題は……」

　何故なのかと言うと、

「この銃撃の中、どうするかですよねー。」

　呑気に今後について話している二人ではあるものの。
　実のところ二人は今、身を隠せるほどの岩陰で大量の銃撃を防いでいた。
　場所は秤の賭場とされる、ビルの入り口から文字通り湯水のように。
　近くのビルだから入ろうとしたものの、一人の女性が躊躇なく撃ち始め、
　身を隠せるだけの岩陰へと隠れて、様子を伺いながら様子を見てる状況だ。





「十二大戦とはさほど違いがないのはありがたいですこと。」

　異能肉は少なくとも軽やかな気分でいられた。
　湯水の如く（ノンリロード）で弾切れは永遠にない。
　無論銃が最強の武器、と言うのはすぐに考えを改めていた。
　相手が銃弾程度なら弾き飛ばす防具を持っている可能性だってある。
　今回の相手は岩陰に隠れたためそうではなさそうにしても、
　次も、その次もこれで攻略できるとは思ってない。

　ロットンを傘下に引き入れたはいいが、彼に対する信用はそこまで高くもなかった。
　十二大戦に出るために妹すら死に追いやったのだ。だからいつでも切り捨てられる存在と同じ認識。
　窮鼠猫を嚙む。背後から撃たれる可能性を否定できるほど、彼を善なる存在などと信じてなどいない。
　寧ろ危険因子。敵に回そうと味方に回そうとろくでもないことを画策しているのだと分かる。
　だが少なくとも優勝は現状では不可能。媚びを売るような真似も生き残るための処世術の一つ。
　とにかく死ぬのだけは後回しにしてくれと、ロットンを知るものがいたら笑い話にされる。
　そう言い切れるだけの素早い行動を彼はとって今に至ると言うわけだ。

「で、そちらは何をしているのですか？」

「その能力に見合った支給品探しだよ。」

　即座に命乞いをして何とか生き延びる道を選ぶことができたロットン。
　鬼柳が崖下に落ちて生きていたのは驚いたが彼のことはどうでもいいと思っている。
　それ以上に隣の女。カードゲームによる勝敗も関係ない、無限の銃弾を放てる間違いない化け物。
　今更、死神なんての異名を持つあの男なんて強さは自分と同様に程度が知れている。
　さっきの男のように、粗挽き肉団子にしてやればいいだけのことだ。

「速射性はこちらだけど、やはり破壊となれば此方かしら。」

　一瞬撃つのをやめたりで隙をわざと作るが、
　チャンスと思って出てくる様子はかけらもなかった。
　向こう側もそれを警戒してるのだろうことがよくわかる。
　ならば岩をより削れるであろうロベルタの傘を中心に添える。
　人を吹き飛ばすぐらいの威力のある銃で岩を削り取っていけば、
　否が応でも行動せざるを得なくなるのだから。

　一瞬止まったことに警戒して夏油が軽く覗くが、覗いていた付近の岩が削られる。
　壊れた蛇口から噴き出すように溢れ出る水のように無数に飛び交う弾幕を防ぐ手段はなく、
　このまま居座り続けようと、二人とも揃ってハチの巣にされてしまうのも時間の問題だ。

「困りますね。リロードした隙を夏油さんが動けるならいいんですが。」

「おそらく相手の構築術式か、異なる世界の技能を持ち合わせている。
　この量を躊躇せず消費と言うことは、疲れることもないと見た方がいい。」

　肩は痛めそうだけど、なんてことを考えるがすぐに思考を戻す。
　こういう時のために備えた呪霊ではあるものの、等級は殆ど低い。
　だから弾丸のように放ったり、場合によってはバリアとしても使えるが、
　流石に弾数が多すぎる。ひよの含め防ぎきるだけの呪霊を確保はしていない。

（せめて虹龍があればと思うが、たらればなんて話を考えても意味がない。）

「結崎さん。私の支給品に何かいいものは？」

　ひよのは全ての支給品を総動員で使うことにより夏油に勝利した。
　言い換えれば支給品はそれで打ち止め。自分の方を探すのが手っ取り早いが、
　確認中に相手がグレネードランチャーとか撃ち始めたら手に負えない。
　その為夏油が相手の様子を確認し、ひよのが彼が背負うデイパックから何かを漁る。

「あ、ちょっと難しいかもしれませんがいいのありましたよ。」

「？　難しいって何が───」

　何の事だろうと彼女の方を見やれば、軽く言葉を失う。
　出てきたのは赤い車。どうみてもセレブが使いそうな高級なスポーツカーだ。
　人によっては高級な車として、今の二人には喜ばしい移動手段となる代物。
　確かに逃げにはいいかもしれないが、でかくなって的が当たりやすくなっただけ。
　それ以前にオープンカーなので、防御面では余りにも心許ない代物だ。
　寧ろ、ガソリンを使ってる以上被弾したときの危険度は段違いになりうる。
　呪力で防御できるのは自分だけで、彼女を守ることは困難だろう。

「なのですが……多分大丈夫かと。」

　説明書を読んでいるひよのからの安全の太鼓判を押され、
　当然ながら、夏油は疑念を持たざるを得なかった。
　一体このスポーツカーには何があるのだろうか、と。





「車？　逃げ切れるとでもいうの？」

　岩陰から見えた車の姿。
　当然、異能肉からすればそれは格好の的だ。
　車のエンジン音と二人が乗り込んでるのを見て、
　ガソリンが漏れ出るようにモエの使ってた銃を無数に放つ。
　穴が空けば即座に爆発を起こし、二人を黒焦げになるのは間違いない。
　だが、車には当たるものの、弾丸が突き抜けることはなかった。
　速射性が強みな分か、威力が低いにしても傷跡は浅く軽く驚かされる。

「無駄に固い。こっちの傘の方がいいかしら！」

　傷らしい傷を与えられなかったので、拳銃より傘の方がいい。
　傘の内蔵された銃ならばと思うが、車体に傷をつけるものの、
　ガソリンを撃ち抜くにはこの銃ですら不足だと言うのか。
　まるで戦車のような耐久力に、反応しないわけにはいかなかった。

　隙を見て赤いオープンカーは走り出す。
　せめてパンクを狙おうと乱射を再開して殺しにかかる。
　それを夏油が搭乗しながらイカのような呪霊を引き延ばして、
　自分たちに当たりそうな攻撃を的確に防いで攻撃を妨害してくる。
　そうこうしてる間に車のエンジンはかかり、あっという間に走り出す。
　荒野を駆け抜けていくオープンカーを、ただ二人は見届ける以外にない。

「どうする？　追うか？」

「いいえ。こちらは弾こそ潤沢だけど、移動手段は皆無。
　今から追撃をを提案しないのも、貴方の方もないのでしょう？」

「ないな。あったらおめーに捧げてるさ。」

　あっても便利だったら別だがね。
　なんてことを内心で愚痴をこぼすロットン。
　正面戦闘もろくにできない自分からすれば、支給品は生命線だ。
　まだ何も言われてないが、支給品を開示したら持ってかれる可能性もある。
　だからなるべく交渉や彼女に見切りをつけるために必要な支給品はとっておきたい。

「相手の移動先はともかくとして、貴方の言うクラッシュタウンに行きません？」

「ああ。あの町のことはよく知ってるからな。
　あの町なら、先に待機しておけば罠だって仕掛け放題だ。」

「仕方ないわ。追うのは諦めてそこへ向かいましょう。」

　弾が無限だとしても、銃には射程がある。
　アレを何かしらでガードしながら、そのうえ頑丈すぎる車に乗って、
　殺しに行くまでの手間がかかり過ぎる。無論徒党を組めば厄介だが、
　そう言う不安な精神があるようならば十二大戦には参加するわけもなく。
　情報は持たれてしまったものの、隠すほどのことでもないので気にも留めなかった。










　一方、夏油達はと言うと。

「すみません。」

「何がだい？」

　後ろから追ってくるか撃ってくるか。
　確認のため常に呪霊操術を駆使して守れるように後部座席で構える夏油。
　一応そういった様子は見受けられず、暫くすれば後部座席に座り込み、
　運転しながら謝罪する彼女についてを問いかける。

「私の命を優先に行動してくれてることについてです。
　少なくとも、一人なら彼ら相手に遅れはとらないでしょう？」

　相手の強さがどの程度かと問われれば、
　少なくとも禪院甚爾と比べれば遥かに格下の相手だ。
　その気になれば応戦は不可能ではないが、問題は相手は二人いた。
　背後から銃撃を眺める男が、いかような人物かが判断できない状況だ。
　もう一人の男がひよのを人質に取る可能性も十分にありえていたわけで、
　彼女をかばいながら戦うことを視野に入れると少々厳しいところがある。
　特に、護衛任務で理子を死なせてしまった夏油にとっては猶更不安なことだ。
　事実、こんなオープンカーがあるのであれば質量にものを言わせて車で衝突を狙ってた。
　弾丸を受けても多少の凹みで済ませている車だ。並の車よりも頑丈で武器にもなりえる。
　それをしなかった、と言うよりできなかったことに対しての謝罪だ。
　そんなことをすればまずひよのが危険にさらされてしまうだろう。
　最悪の場合も想定すると、流石にそのような暴挙には出れない。

「そのことについては確かに否定はできない。けれど、
　此処は荒野が多く、見晴らしがいい。銃が強いエリアにもなる。
　可能なら西のエリアまで行って、君の身の安全を優先するべきだ。」

「随分お優しいナイトさんですね。風に当たって少しだけ気持ちが和らいだとか？」

「否定はしないよ。まったく、悟とバカなことをやってた頃を思い出すよ。」

　さっきまで殺すかもしれなかった相手が、
　今や自分の身の安全を優先してくれている。
　あの村へ赴いた後だったらどうなっていたか定かではないが、
　少なくとも今は、隣にいる彼女と共に行動するつもりではある。

「ところで、君随分運転できるんだね。随分様になってるが……」

「それもまた企業秘密ですよ、夏油さん。」

【Ｇ－９　秤の賭場付近／深夜／１日目】

【ロットン＠遊戯王５Ｄ’ｓ】
［状態］：健康、異能肉に対する恐怖と警戒（中）
［装備］：
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×１〜３
［思考］：なんとしても生き残る
１：当分はこのおっかない女（異能肉）に従う。こいつよりましなのがいればそっちに裏切る
２：鬼柳なんぞ考えてる暇はねえよ。
３：クラッシュタウンへ向かう。
［備考］
※参戦時期は坑道でダイナマイトを爆破させ、崖に落ちる遊星と鬼柳を見届けた直後

|０２５:[[夢と青色で出来ている]]|投下順|０２７：[[]|
|~|時系列順|~|
|８７：[[信じる者の選択]]|信じる者の選択||
|~|三条橙色||
|８７：[[粗挽き肉団子]]|ロットン||
|~|異能肉||    </description>
    <dc:date>2026-05-18T13:38:42+09:00</dc:date>
    <utime>1779079122</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/292.html">
    <title>夢と青色で出来ている</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/292.html</link>
    <description>
      「……うーん」

何度見ても、これは冗談ではないのか？ と思ってしまう。
そも殺し合いのゲームというのがいくらなんでも非現実的なのだから、今更なんでもありなのは承知の上。
獅童真希、此花寿々花、皐月夜見の名前が会ったのも安堵半分と不安半分というところ。

「……なーんで結芽の名前が2つもあるのかなぁ」

問題は、燕結芽の名前が2つもある、ということ。
巷に聞くドッペルゲンガーとかだったらちょっとおっかないと同時に「自分同士が戦ったらどっちが強いのだろう？」と思ってしまうのは剣士の性というもの。
その上でもう一人の燕結芽というのは気になって仕方がない。
隠世から引っ張られて来た時に何かしら起こったのだろうか、と考えてみるもそれ以上は頭が回らず。

「……まあいいや！ 同じ結芽なら考えていることも同じかもだし！」
「よーし！ 団長いる！ ゼタいる！ あとアイザックもいる！」
「おねーさん煩いよー」

そういうのは一旦後回しと頭の奥に収納すれば直後でベアトリクスの歓声。
どうやらあっちはあっちで身内がいるようで大喜び言った様子なのだろうか。
おそらく思っていることは結芽と似たようなことだろう、にしたって喜びの感情が目立つのは彼女の性格からか。
それともただ本当に楽観的なだけだろうか。

「ごめんごめんって。そっちはどう？」
「知ってる名前、まあ身内の仲間3人だから信頼も信用もできるよ？ でもまあ……」
「自分の名前がもう一つあったこと？ そりゃ気になるっちゃあ気になるよなぁ。幽世……は関係ないよな、一応」

もう一人の燕結芽、という不可解な現象。
現在（いま）ここにいる燕結芽としては現状そこまで気にする必要はない、と判断はしているが。
死した人物に変装できる幽世の住人を知っているベアトリクスからすれば余り楽観視はできない。
上官イルザが鍛えていた訓練兵たちに、ベアトリクス自身の両親の仇のうちの一人。
もう一人の燕結芽がそれ絡み、などとは考えてみるものの、ベアトリクス自身が頭脳労働はそこまで得意ではないので考察止まり。

「幽世が何だかよくわからないけど、まあ結芽のいる世界の隠世みたいなものって思っておくねー」

知らない単語も一旦は後回し。先程のレデュエなる何者かの話では既に十二名もの犠牲者が出ている。
運がいいのか悪いのか、結芽の知り合いの名前が呼ばれたようなことこそは無かったものの。
やはり本格的に元の世界での事件なんて目じゃないことが起きているのは事実。

「……あとさ、おねーさんはあのベリアル？ってのはあんまり知らない感じ？」
「知ってる知らないで言われると詳しくは知らない程度っていうか、イルザ教官が知ってるぐらいだし、世界を終わらせようとした悪いやつ？ ぐらいの認識」
「そういう雑に「悪いやつです」って説明のほうがややこしくなくて結芽的には楽かなぁ」

かつてベリアルの起こした、空の世界の存亡をかけた騒動。
ベアトリクスとしてはその点は大雑把に知っているぐらいで。
実際には初対面での印象が、開いた口が残酷さと下品さを兼ね備えた変人という程度。
それこそ現状はその程度の認識で十分、先ずの方針どどうするべきかということで。



「結芽は真希おねーさん達探したい所だけど、ベアおねーさんの知り合い探しの方がまだ分かりやすそう？」
「そりゃ団長たちならグランサイファーに向かうだろうけどさ……」

お互い、いると分かれば知り合い探しはしたい所であり。
分かりやすく集まれる、と言うよりも馴染みの居場所があるベアトリクスの方が優先、という程ではないがそちらに向かう、というのが。
実際は縁ある施設としてノロの貯蔵施設があるのだが、何の貯蔵施設とは明記されていないので結芽が察することはできない。
ベアトリクスとて、団長やゼタたちの強さは分かっている。だからといって言われたからと自分の事情を優先しても、というのは悩む所。

「……というかもうグランサイファーで団長たちだけじゃなくてその真希って人たちも探し人募集的な事すればいいか！」
「あ、そういうのでいいんだ」

などとベアトリクスの単純思考で若干呆れながらも、まあそれでええかと結芽は納得。

「よーし！ じゃあ結芽の知り合い探しながら団長たちを探してグランサイファーへ出発だー！ ……あ」
「どしたの」

というわけで方針決定善は急げ。
ベアトリクスのノリノリな勢いがその当人のある気付きのせいで止まる。








「やばい、迷った！」
「えぇ……」

ベアトリクスと結芽の現在地、キャメロット城内部。


【E-2 キャメロット城内部/深夜/1日目】

【燕結芽＠刀使ノ巫女　刻みし一閃の燈火】
［状態］：健康
［装備］：刀剣類の支給品（後続の書き手にお任せします）
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×１～２
［思考］：特務警備隊としての勤めは果たす。勿論殺し合いに乗るとかはしないよ
１：でも強い人がいたらちょっとわくわくしちゃうかも
２：このおねーさん（ベアトリクス）面白い
３：なにやってんのベアトリクスおねーさん……
４：なんで結芽の名前が２つもあるんだろ……？
［備考］
※参戦時期は最低でもイベントストーリー「結芽の帰郷」経験済み


【ベアトリクス＠グランブルーファンタジー】
［状態］：健康
［装備］：洞爺湖＠銀魂
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×１～２
［思考］：殺し合いになんて乗るか！ ベリアルは⋯⋯団長と協力してぶっ倒す！
１：相棒（エムブラクス）は必ず取り返してやる！
２：団長やゼタ、アイザックとの合流を目指してまずはグランサイファーに向かう
３：結芽の知り合いも探す。グランサイファーで人探しの募集とか掛けようか
４：なんだか私面白お姉さん扱いされてないか！？
５：やばい、迷った！！！
［備考］
※参戦時期は土SSRフェイトエピソード2以降

|０２４:[[職業・殺し屋]]|投下順|０２６：[[いつまでどこまでなんて]]|
|~|時系列順|~|
|２１３：[[加速する熱を未来（あす）に変えて]]|ベアトリクス||
|~|燕結芽||    </description>
    <dc:date>2026-05-18T13:36:12+09:00</dc:date>
    <utime>1779078972</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/289.html">
    <title>アナザースカイ・ワークナイト</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/soukuurowa/pages/289.html</link>
    <description>
      　動くには支障はないけれど、
　先の件でクロウのブラックバードは多少破損してしまっていた。
　小さな問題が大事故につながるのはジャックが経験していたことでよく分かる。
　普段はメカニックである遊星がメンテナンスをしているが、一応アキのＤホイールの時のように、
　クロウ自身もある程度の整備自体はできるのもあり、見てくれは悪くなったものの十分に動かせる。

「よし、これで行けそうだぜ。ありがとなアイザック。」

「兄弟がちゃんと教えて手伝ってくれたおかげだよ。
　Ｄホイールだっけ？　今の僕にはまだ早すぎる代物で結構冷や汗かいたよ。」

　ホラ、と小刻みに震えるアイザックの手が物語っている。
　分解したいとか中を見てみたい、と言ったマッドさによるものではない。
　この震えはモーメントとか、見たことない部分を自分が関わっていいものか。
　そういった部分があるがゆえに、緊張による震えが今でも止まってないのだ。
　彼にとってはこのマシンが大事な代物であると言うのは、
　長い間使いこんでるのが分かるぐらい傷だらけでもあるから。

「ところで、兄弟には知り合いはいるのかな？
　因みに僕はかなり多いよ。面識が多いのは基本三人だけなんだけど。」

　団長に加え、名前だけ聞いた団員もいればゼタとベアトリクスと組織も多め。
　中にはまた聞き程度とは言えども、危険なベルゼバブの存在もあるのだ。
　既に放送で団員からも何名かが死者とされている以上、楽観視はできない。
　この殺し合いにおいて仕方なく殺すと言うことが避けられるのは、
　機械に関しては相当な知識が存在する自分の重要さが物語っている。
　それで止められる人物が果たしているのかどうかについては別として。
　首輪のサンプルだって必要になるし、死者も十名以上は出ている。
　今更無血で終わらせられるほど楽観視できるものではないのだと。

「俺の方は鬼柳とロットンが知り合いなんだが……ロットンってのが厄介だな。」

　面識と言うのは殆どないに等しいにしても、
　デュエルと言うある種絶対の[[ルール]]が存在する世界で、
　人質を使うのは勿論、そのデュエルすら放棄して逃げ出す存在だ。
　ゴドウィンのような多少は同情の余地がある悪のタイプとは一線を画す。
　とは言え、爆弾さえなければ一般人と同レベルの存在なのは変わらないので、
　刀を持ったさっきの侍を考えると警戒するならはそこまで高くないのだが。

「確かに厄介だ。兄弟と同じで基本戦闘は不得手か一般人のそれなら、
　あえて殺し合いに乗らないで集団に紛れ込んでる可能性だってあるからね。」

「それと、俺達への恨みで変なこと吹きこんでるかだ。」

　相手はあの短い時間でどんな卑劣な手段を使ってでも生き残ろうとしたリアリスト。
　何かろくでもないものでもやってくるのではないかと言うことは容易に想像できる。
　とはいうものの、この人数全員にロットンの危険性を知らせても結局は一般人の類。
　何をしてくるのかが余り想像できないのは厄介な所ではあるかもしれなかった。

「……それはそれとして兄弟。これ持ってないかい？　こんな感じのスーツなんだけど。」

　話題を切り替えると、廃工場を散策して部屋に残っていた、
　廃工場の産物ゆえか薄汚れたペンとメモ帳を見つけてアイザックは書き込む。
　書き込んだ後はジェスチャーで、自分が戦闘で使う際のスーツ、ギアの形状を伝える。

『メス、持ってる？』

「……なんでそんなのがいるんだ？」

「実は僕にとって戦闘に必要なものでね。
　生身だとまあ、多少銃の扱いに長けてるぐらいかな。」

『メス、と言うか混沌を読み込ませれば　首輪　止めれるかも』

　クロウにブラックバードが支給されたように、
　何かしら知っているアイテムがあるのかもしれない。
　それはつまり、嘗て自分が月に行ったときにグレイスから手にした黒ずんだメス。
　幽世の住人の血を浴びたことで、混沌を帯びたそれは機械にも通用可能性は高い。
　混沌を読み込ませた結果、月で一部の部屋に入る権限のないアイザックは活動できた。
　……まあ、それであまり見てはいけないものを見てしまったところはあるのだが。

「俺の方にそんな感じのはなかったはずだぜ。」

『混沌ってなんだ？　カオスソルジャーみてえなものか？』

「いつか手に入ったら頼むよ、兄弟。」

『長くなるから一先ずそれを見つけたいとだけ。
　それがあれば、僕の力すらも必要ないかもしれない。』

　混沌を取り込んだ何かであればメスに限らなくてもいいが、
　少なくともアイザックが認識できているのはそれぐらいである。
　幽世に詳しい住人も、組織絡みで戦ったゼタとベアトリクスぐらいで、
　その二人も知識としては不安が残る。イルザ辺りだったら知ってたかもしれない。
　この情報と、該当するものがあれば、エンジニアの自分は恐らくいなくても構わないと。
　無論、だからと言ってはいそうですかと命を捨てられるほどの考えは持ってないが。

「ああ、分かった……って言いたいが、アイザックは自分の確認してないだろ？」

「おっと、そうだったね。ザンクロウと言ったかな。彼と出会ってたから忘れてたよ。」

　あの侍と即座に邂逅したのも相まって、まともに道具を確認する暇もなかった。
　とりあえず今の自分に使えそうなものだけでも確認しておくことに越したことはない。
　アイザックの戦闘能力は、少なくとも空の世界から参加者の中でなくてもかなり弱い。
　なのでよほど強力な支給品や装備でもない限り、彼の貧弱さは覆せないだろう。

「……これ、装備しない方がいいんじゃないかな。」

　とにもかくにも死なないこと。
　それを考えて一先ずつけてみた騎士の鎧だが、
　移動速度的にもかなり遅さを感じてならないものだ。
　とは言え、これの本来の使用者よりは体格は合っているので、
　性能としては悪いものでもないものの生き残るにおいて大事なのは、
　基本的には防御よりもその場から逃げ切れる素早さの方が大事だ。
　まあ、それでもあるかないかで言えばマシな部類ではあるのだが。

「剣とか支給されても僕には扱えないし、まだいいのかも。兄弟の方は？」

「俺の方には……戦いに向いてるのはこいつだな。」

　出てきたのは一枚のカード。
　カードと言えば彼は理解が浅いがアーカルムシリーズなど、
　縁のある人物もいるにはいるが、それだけを見て彼が分かるものではない。

「何か特別なカードかい？」

「これはデュエルモンスターズっていう、俺のいた世界で流通してる遊び道具だな。」

「うーん、遊び道具か……となるとまともに頼れる武器は残ってる───」

「なんだけど、なんつーか……あー、
　どう説明したらいいんだか分かんねえんだよな！」

　シグナーの５０００年の歴史とか、
　カードのモンスターが実体化するだとか、
　遊星たちはそんな異常には慣れたものだがアイザックは当然知らない。
　『遊び道具が実は滅茶苦茶攻撃性能が高い』と言っても眉唾物になるだろう。

「とにかく、武器になることは間違いないから安心してくれ。
　つっても、こんな狭い工場で出すわけにはいかないだろうけどな。」

　クロウが手にしたのは、昔からの馴染みである友人、不動遊星のスターダスト・ドラゴン。
　Ｄホイールやデュエルディスクもなしに支給なので、カード単体で召喚が可能なのは分かる。
　遊星の大事なカードを殺し合いの道具にするところに憤りを覚えるところではあるが、
　今二人にとっては大事な主戦力となりうる可能性は高い。元より友のカードだ。
　ぞんざいに扱うつもりなどないとしても大事にしておきたくもある。

「まあ、お互い手持ちはある程度確認できたことだし、
　一先ずグランサイファー……って僕等は西に行っちゃってたか。」

　調べてみればグランサイファーは右の方の島にある。
　他の場所も名前からして団員が集まるようには思えない。
　これならば近くの施設、講堂やブレイブアサギ号と言った、
　他の施設を巡って、一人でも多くの仲間を集めることが大事だと。
　とは言うが、東の方に行くと斬紅郎近くにいる可能性もある。
　殺し合いに乗ってるのかどうか分からない相手とは言え、会うのは少々気まずい。
　そういう意味でも、近くの施設を巡った後は南下していくのがいいだろう。

「講堂にブレイブアサギ号、どっちを選んでもいいけど兄弟はどうする？」

「そうだな……」

　乗り物と思しき場所か、人が集まる場所か。
　ベリアルのいたあの檀上が講堂の可能性を考えて、
　向かうと言うと言うのも悪くはないのかもしれない。
　とは言え、鬼柳との合流とかを考えると早めにクラッシュタウンへ行っておきたくもある。
　三者択一。クロウが見上げる異なる空は、いまだこの先を示すかのように暗かった。


【Ａ－３　廃工場　／深夜／１日目】


【クロウ・ホーガン＠遊戯王５Ｄ&#039;ｓ】
［状態］：健康
［装備］：ブラックバード（応急修理済み）＠遊戯王５Ｄ&#039;ｓ、スターダスト・ドラゴン＠遊戯王５Ｄ&#039;ｓ
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×０～１
［思考・状況］：
基本方針殺し合いをするやつを止める。
１：アイザックを見てると、遊星を思い出すな
２：鬼柳を探しておきたい。
３：斬紅郎、やばそうな雰囲気だったがほっといてよかったのか？
４：ロットンの野郎が何かしてたらぶっ飛ばす。
５：メスって、医療道具のだよな……何でいるんだ？

［備考］
※参戦時期は少なくとも遊星ＶＳアポリア戦終了以降。

【アイザック＠グランブルーファンタジー】
［状態］：健康
［装備］：
［道具］：基本支給品一式、不明支給品×１～３
［思考・状況］
基本方針：どうにか脱出したい
１：団長や兄弟（クロウ）と協力して状況の打開。
２：どれぐらい知り合いがいるかだけど……ちょっと多くない？
３：それにしてもザンクロウ、何者だったのかな。ちょっと悪いことをした気がする。
４：ロットンに一応警戒。油断大敵ってね。
５：キリュウって人を探したい。
６：メスを探す。今はそれが一番早いかもしれない。

［備考］
※参戦時期は少なくとも自身の３アビフェイトエピソード後。


【騎士の鎧＠ＤＲＡＧＯＮ　ＱＵＥＳＴ　ーダイの大冒険ー】
アイザックに支給。ダイがベンガーナのデパートで購入していた鎧。
防御力は見た目通り高いものの、ダイの身体には合わず最終的に殆ど脱いでいた。
ゲームのステータス的に考えると値段の割にはコスパはいい方。

【スターダスト・ドラゴン＠遊戯王５Ｄ&#039;ｓ】
クロウに支給。シグナーの龍の一体であり、不動遊星のエースモンスター。１０時間に一回使用可能。
出典が５Ｄ&#039;ｓなので厳密にはテキストは違うが、おおむねの効果は以下の通り。
シンクロ・効果モンスター
星８／風属性／ドラゴン族／攻２５００／守２０００
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
①：フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードをリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
②：このカードの①の効果を適用したターンのエンドフェイズに発動できる。
その効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚する。


|０２３:[[職業・殺し屋]]|投下順|０２５：[[蒼空の殺し合いで俺ができる唯一のこと]]|
|~|時系列順|~|
|０８７：[[キングは不在]]|アイザック||
|~|クロウ・ホーガン||
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    <dc:date>2026-05-18T13:30:50+09:00</dc:date>
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