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鋼鉄機兵シュヴァリエ - (2009/05/04 (月) 09:57:36) の編集履歴(バックアップ)


【鋼鉄機兵シュヴァリエ】(4話まで)
オーソドックスなリアル系オリロボシナリオ。
月と地球でドンパチしている最中、月から逃亡してきた女の子と地球側の少年兵士が
ボーイミーツガールみたいな感じ。
味方側の主な登場人物(というかパイロット)がほぼ少年少女ということ以外は
なかなか渋めの雰囲気。
ヒロインの逃亡兵を受け入れる際に一悶着あったりするのが新鮮。
演出や戦闘の難易度もちょうどよく調整されており、
ストーリーも王道っぽいのでこれからに期待。

84 :鈍亀鉄瓶:2009/04/29(水) 00:20:15 ID:rAzInPLo0
【鋼鉄機兵シュヴァリエ】

前置き
※自分の日本語理解力が足りない事前提で
気になる部分をツッコミ欄として列挙しております。


スタート
世界観説明、背景画像+PaintStringコマンドではなく
Talkコマンドを使用しているのは背景画像に配慮した作者氏の心遣いか。
地球と月、二国間での争いに至る経緯が説明されて終了。

ツッコミ
  • 人口が130億を越えた頃、深刻な問題が発生~(中略)『月移民計画』立案
(中略)150年後、移民開始。

現実目線で考えると違和感が。
人口が急激に増えるにしても、緩やかに増えるにしても
その問題が出るのは随分前からが分かっている筈ですし。(※参考例として現在の世界人口65億から考えても)
問題発生してから計画実行するよりは
『以前より懸案されていた人口増加を見越して~』と一文入れた方が
無難だと思いますし、完成するまでの150年もの間、人口増加による
物資不足やインフレをどう抑えられたのかに疑問が。
腹を空かせた方々は数年先に得られる利益よりも目前の食料の方が欲しいでしょうし。
寧ろその問題関連での暴動が多発し得る可能性があったのでは?


  • 月の人間達は『リュヌ・アンピール帝国』と言う移民計画の関係者を中心にした王権制の国家を樹立

どの時代の王権制を指して言っているのかが不明ですが
中世等の王権神授説をベースに考えるなら、移民計画の関係者を中心としては王権成り立たない気が。
飽くまでも王権で進めるならば、『移民計画中心者である○○を王と据えた王権制~』と入れるべきかと。
それでも血筋の問題やらは残ってしまいますが、えぇ。
他にも『時代に逆行する封建制~』等のアレンジはある気が。
要するに非近代的国家を樹立したと言いたそうですので。



1話
帝国軍から新型機を奪って逃げる少女、
その合間でこの世界での戦闘機がMTと呼ばれる等の解説挿入。
逃げた少女(77号)が敵対する連合側へ投降を行い、新兵レオン(推定主人公)は仲間が
彼女を疑う中、全面的に信用し、彼女の奪った新型機に搭乗、共に戦う事に。

ツッコミ
  • 戦況
現在の戦局は帝国側に傾いているが、連合の必死の防戦により、膠着状態に陥っていた~
傾いて膠着状態なのが今一つ分かり難い気が。
現在形と過去形入り混じっているからかもしれません。
『帝国側に傾いたものの、連合の~』
と、入れると自然な気が。



  • アルと呼ばれた青年~
上記の様な名前表示の後に「アル」と正式名前で表記されるパターンが多く見られました。
この辺りは好みの問題になりますが、
個人的には相手が名前で呼んでいる以上、この類の表記は不要かと。



2話
寝返った経緯を尋問も兼ねつつ話される77号
その最中、新型機シュヴァリエ3rd奪還の為、襲撃する帝国軍
レオンの要請も受けつつ、迎撃に移り己の潔白を示そうとする77号。


ツッコミ
  • ストームレイド隊の知名度
少数ながら精鋭として名高い~という雰囲気を匂わせるものの
新兵であるレオンも含めて一部隊として考えると少し矛盾が。
1話冒頭でMT搭乗を初めて五日、と記されていましたので。
何時ごろから部隊が構成されたのかの背景情報抜きなので一寸不満。
しかし辞典では帝国、連合両方に名が知れ渡っていると表記されているので
レオンが後日組み込まれたと見るべきなのでしょう。


3話
77号改めナナと呼称され、一同は親交を深めるものの
帝国軍による嘗ての殺戮事件の被害者であり、未だに根に持ち毛嫌いするアルベイト。
再度敵襲を受けて危機に陥るアルベイトだが、救った相手はナナであり
複雑な感情に。

ツッコミ
  • 戦闘開始時の敵包囲
オペレーターがサボっていたのか、デブリを上手く利用したのか
いずれにしても容易に敵に包囲を許したのはシナリオ上必要な展開だとしても違和感が。
敵が連合千巻のレーダーに察知されない為に動力切って伏兵を行う等と描写があれば
スムーズに受け入れられた気も。


4話
険悪なアルベイトとナナの間を改善するべく
艦長による偵察任務を与えられる二人。
お決まりの如く敵に察知され、危機的状況に。

ツッコミ
  • 戦闘中の会話
物語の構成的にシリアス路線だと思われるものの
今回の戦闘中、アルベイトとナナがお互いに譲らない会話を繰り広げる
(傍から見ると軽い漫才)のは好みが分かれるかと。
又、敵から回線の割り込みがあった、通信を傍受した等の描写無しで
敵にも会話が全て漏れているのは不味いのでは?


5話
休息中に接近するレオンとナナの関係、
束の間の休息も終わり帝国による基地破壊を阻止する為、連合軍は防衛ラインを設置。
されど善戦空しく、帝国軍の駆るシュヴァリエ1stの働きにより帝国軍の勝利に終わる。


ツッコミ
  • レオン急成長
2話辺りで新兵にしては肝が据わっている~等の描写があり
実戦経験で成長する傾向があると分析されているものの
1話から考えると急成長過ぎる気も。


6話
連合側基地壊滅により、制宙権を帝国に握られた状況下
生き残った面々を引き連れ連合本部への撤退を試みる。
多くの犠牲を払って進軍した先には帝国将軍ファルドが待ち構えており、
レオンの素質に何かを感じだファルドはナナの身柄を引き渡す事を条件として提示
これを承諾し、身柄を引き渡した連合軍を見逃した。


ツッコミ
  • 使い捨て
連合側艦長の一部が進行上、必然的に死ぬのですが
人物の掘り下げも無く一話で死亡させるのはどうかと。
戦争の悲惨さ、味方の犠牲を描くのに必要だとしても
前話で仕込む余地は十分あったので消化不良です。
定番と言えば定番ですが、戦闘開始時に死亡フラグを匂わせる
台詞を入れるだけでもそれとなくプレイヤーには察知させられますし。



総評
装備破壊、格納、出撃不可能の部分や独自の爆発エフェクト
6話での大量敵増援に対して、味方の気力が毎ターン低下等の細かい配慮が見られるが
一プレイヤーとして心揺さぶられる如き熱い展開は現状無い(自分の視点では)
可も無く不可も無く、丁寧な描写のシナリオ。
戦闘難易度もSPやアイテム使用を前提として考えれば全体的に温め。
熟練度獲得により若干難易度が上がるものの、許容範囲内の難易度。
良くも悪くも王道なので、人を選ぶ事は無い作品と思われる。
但し、自分の様に捻くれた者が細かい部分を見ると気になる点もある。


個人的ツッコミ(スルー推奨)
  • 同アイコン
オリジナルシナリオで見かける事ですが
他作品でのアイコンが被るデメリットは大きいかと。
前にプレイした作品のキャラの印象が強いと、中々拭えませんので。
特に某キャラは同アイコンに加えて性格もさるシナリオのキャラに似ていると感じました。
そこの所、気にする自分が悪いのでしょうが。

  • つく
度々、嘘を付く~と書かれているものの
この辺り、正しい用法なのか疑問が。
どうも見慣れない感じですので、ひらがな表記で済ますのが無難でしょうか。


  • データ
武器属性に迎、切が設定してあるものの
実際には余り影響が無いので不要な気が。
又、武器「格闘」がバルカン以下の攻撃力であり
攻撃方法としての見所が余り見られないのが気になります。
(※バルカンに連属性が付与されれば有用性も見えてきますが)
SP「鉄壁」の解説を独自に改変しているものの、おそらく作者氏の手がけた
別作品のテキストを流用していると思われます。
(DEF=装甲と思われますので)