ヴリル

ガジャ「バカな、それは『ヴリル』だ」

【名前】 ヴリル
【読み方】 う゛りる
【登場作品】 轟轟戦隊ボウケンジャー
【登場話】 Task.8「アトランティスの秘宝」
【分類】 プレシャス
【ハザードレベル】 130
【造られた時期】 不明
【保護した場所】 海底

【詳細】

小さな球状の疑似生命体。

3つの瞳で見た物の情報を分析、姿や能力を真似ていく内にどんどん成長する。
最終的には人間になり代わる危険性があり、不思議な金属製の容器に何層にも厳重に封じられていた。

ボウケンジャーはアトランティス文明の幻の金属「オリハルコン」と誤解し、封印が十分ではなかったので牧野森男によって解かれてしまう。

その後、次々と形を変えながら成長していき、挙句には最上蒼太にまで姿を変えると間宮菜月に襲い掛かる。
駆け付けた本物の蒼太と交戦、今度はブルーに姿を変えると外へ逃走し、蒼太が変身した本物のブルーと戦う。

駆け付けた他の4人にどっちが本物なのか惑わせるが、ブラックの作戦で本物のブルーを見破られる。
ブラックのサバイバスターの射撃を受けると2体に分裂し、ブルー以外の4人の同時射撃を受けると倍以上に分裂するが、ブルーの操縦するゴーゴーミキサーのアジテーションシュートによって一斉に固められる。

その直後、ダイボウケンのデータを蒼太のパソコンから吸収していたので、ダイボウケンの姿を模倣して巨大化する。
ダイボウケンの轟轟剣の斬撃を分裂能力で無効化し、3つ目部分からの光線で攻撃するが、ダイボウケンはゴーゴードリルとゴーゴーミキサーを轟轟武装した事によりダイボウケンドリル&ミキサーとなり、最期は「バインドブレイク」を受け爆散した。

ボウケンジャーはプレシャスがアトランティス文明とどの程度の関係を持つのか調査している。

【余談】

ガジャはヴリルの危険性を知っていたらしく、オリハルコンと間違えて回収したボウケンジャーに上記の台詞を吐いている。
当然説明にはなっておらず、危険性を認識させるまでには至らなかった。
ダイボウケンに擬態した際、完璧にコピーできずブロックノイズが掛かったような姿となる。

名前はかつて存在したかもしれないアトランティス文明の人々が持っていたとされる謎のパワーに由来、ヴリルと間違われたオリハルコンもアトランティス文明録に伝承している。

デザイナーの篠原保氏によれば、「脚本からの要請でマトリョーシカ構造になっており、『海中で発見される』という事で全体のシルエットは『海坊主』のような姿をイメージし、最初に『オリハルコン』と間違えられるために金属風の質感にしている」らしい(DVDの映像特典の「デザインギャラリー」より)。

最終更新:2015年06月29日 16:45