*&color(red){気になる、あの子 ◆caxMcNfNrg} 「目的地に到着です!」 ユリカの声と共に、大地を揺るがす巨竜が動きを止める。 その周囲を旋回していた戦闘機から通信が開かれた。 「補給口か・・・だが艦長、補給はまだ必要ないと思うが?」 黒衣の青年が発した疑問に、ユリカはダイを補給施設の上に移動させつつ答える。 「私達は必要ないですけど、必要な人がいるかもしれないじゃないですか」 「俺達以外の、この周囲にいる参加者か」 「はい!他の人達に待ち伏せするために、ここを占拠しちゃいましょう」 ユリカがそう言い終える頃には・・・ダイの体は、補給路を完全に覆い隠していた。 「しかし・・・それでは効率が悪いんじゃないか? ここで、来るかもわからない参加者を待つよりは・・・」 「いえ、ガイさん・・・の戦闘機ならともかく、 機動力の無い地上戦艦では、移動に時間が掛かりすぎます それに、この目立つ機体で移動するよりは、 相手を待ち受けたほうが、リスクは小さいと思いますし」 ユリカの言葉に・・・暫しの沈黙の後、通信機から言葉が返される。 「だが、補給をするという事は戦闘を行ったという事だ。 ゲームに乗っている可能性が高いと思うが」 「戦闘をしかけられて、迎撃しただけの可能性もあります ・・・とにかく、攻撃されたら通信をして説得しましょう」 「了解した」 多少の問答の末に、了承の返事がもたらされる。 青年の返答を聞き満足げに頷くと、ユリカは続けて言った。 「というわけで少し休憩にしましょう。着艦してください、ガイさん」 「どういうわけかはわからないが、俺はまだ問題ない。 周囲は俺が警戒するから、君は休んでいてくれ」 「で、でも・・・」 「大丈夫だ。問題はない」 「・・・むぅ」 不服そうに頬を膨らませるユリカ。 その様子を眺めつつ・・・テンカワ・アキトはヘルメットの下で、微かな笑みを浮かべた。 【テンカワ・アキト 搭乗機体:YF-21(マクロスプラス) パイロット状態:良好 機体状態:良好 現在位置:D-7補給施設 第一行動方針:ユリカを守る(そのためには、自分が犠牲になっても構わない) 最終行動方針:ユリカを元の世界に返す(そのためには、どんな犠牲も厭わない)】 【ミスマル・ユリカ 搭乗機体:無敵戦艦ダイ(ゲッターロボ!) パイロット状態:良好、ちょっと不満 機体状態:良好 現在位置:D-7補給施設 第一行動方針:補給施設を占拠して、仲間を集める 第二行動方針:ガイ(アキト)を着艦、休息させる(切実に顔が見たい) 最終行動方針:ゲームからの脱出 備考:YF-21に乗っているのがアキトだと知りませんが、もしかしたらとは思っています アキトの名前はガイだと思っていますが、若干の疑問もあります】 【初日:15:30】 ---- |BACK||NEXT| |[[カフェタイム ―あんたらつくづく…―]]|[[投下順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/11.html]]|[[我が道を往く人々]]| |[[淡い記憶と、現実]]|[[時系列順>http://www30.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/12.html]]|[[迷いの行く先]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| |[[美しくない]]|アキト|[[護るべきもの]]| |[[美しくない]]|ユリカ|[[護るべきもの]]| ----