第二次スパロボバトルロワイアル@wiki内検索 / 「オーガニックな機体とニュータイプの邂逅」で検索した結果

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  • オーガニックな機体とニュータイプの邂逅
    オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 ◆9NAb4urvjA 俺達は当初の予定通りにH-2に留まり他の参加者が接近するのを待っていた。 「なあアムロ」 この横にいる核ミサイルに乗った男はシャア・アズナブル。自分の生涯のライバルであり、敵から 味方へ、味方から敵へ、敵から味方へと変わり身の早い油断のならない男だ。 「どうしたシャア」 「暇だ」 「……索敵すらしない役立たずはもう助けてやらんぞ」 「冗談だ。ところで、もしここが奴らの言っていた禁止エリアになったらどうする?」 たしかに、奴らが監視等をしているとすれば自分達が動かないことに業を煮やして移動させようと するだろう。だが、そこまで考え俺は自惚れていると気付く。 この状況では単独で行動したとしても奴らを出し抜くどころか勝ち抜くことすらできやしない。まして 足手まといを抱えている状況では...
  • 煮えきらぬ者
    ...務……了解 投下順 オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 任務……了解 時系列順 類(仮面)は友(仮面)を呼ぶ BACK NEXT 戦場の帰趨 バーニィ ゲスト集いて宴は始まる
  • 赤と流星、白と勇者王
    ...失われた刻を求めて オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 アムロ 失われた刻を求めて オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 シャア 星落ちて石となり オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 アイビス 星落ちて石となり
  • 殺し合い
    ...ACK NEXT オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 投下順 テニア日誌 キラ 時系列順 巨虫、岩を打ち抜いて BACK NEXT アンチボディー ―半機半生の機体― 統夜 暗い水の底で
  • ふりまわされる人、ふりまわす人
    ...スゴい人達 アムロ オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 一応スゴい人達 シャア オーガニックな機体とニュータイプの邂逅
  • 51~100
    ...t/Mwさん 82 オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 アムロシャアアイビス VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルヒメ・ブレン H-2 初日18 30 ◆9NAb4urvjAさん 83 殺し合い 統夜 ヴァイサーガ G-1 初日18 20 ◆T0SWefbzRcさん 84 テニア日誌 テニアムサシ ベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム D-6 初日18 05 ◆Nr7qwL8XuUさん 85 依頼主死すとも依頼は死なず ロジャー 騎士鳳牙 D-8 初日18 05 ◆pqQ1ngVOkgさん 86 キラ ジョナサンキラ JアークガンダムF-91 C-5 初日18 15 ◆vQm.UvVUE.さん 87 巨虫、岩を打ち抜いて 孫光龍 レプラカーン A-8 初日18 20 ◆vBGK6VSBWMさん 88 類(仮面)は友(仮面)を呼ぶ ユーゼスベガカミーユキョウスケゼク...
  • 青い翼、白い羽根
    ...なく遠い世界の邂逅 オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 時系列順 歌えなくなったカナリア BACK NEXT 『歌』に振り回される人達 カテジナ 星落ちて石となり 任務……了解 アスラン
  • 第二回放送まで
    ...5さん 18 30 オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 アムロシャアアイビス VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルヒメ・ブレン H-2北東部 ◆9NAb4urvjAさん 18 50 青い翼、白い羽根 アスランカテジナ ファルゲン・マッフラーゼフォン F-5 ◆vBGK6VSBWMさん 18 55 歌えなくなったカナリア キラジョナサンバサラコスモ JアークガンダムF-91プロトガーランドジガンスクード・ドゥロ C-6C-5 ◆WgWWWgbiY6さん 19 05 嵐の前 キラ Jアーク C-6 ◆/.Cqqep.oIさん 19 20 追う鬼、追われる鬼※19 30の同タイトルと同一話 ユリカ(ソシエ) ダイ D-7補給施設D-7地下下水道 ◆caxMcNfNrgさん 19 25 例え死者は喜ばずとも ロジャーシンヤ 騎士鳳牙テッカマンエビル D-8市街地C-8市街地北東部 ...
  • Time Over ―私の中のあなたにさよならを―
    ...士の美学 時系列順 オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 BACK NEXT ふりまわされる人、ふりまわす人 ラキ マイペース二人 ふりまわされる人、ふりまわす人 エイジ 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅 ふりまわされる人、ふりまわす人 クルツ 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅
  • Opening~100
    ...t/Mwさん 82 オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 アムロシャアアイビス VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルヒメ・ブレン H-2 初日18 30 ◆9NAb4urvjAさん 83 殺し合い 統夜 ヴァイサーガ G-1 初日18 20 ◆T0SWefbzRcさん 84 テニア日誌 テニアムサシ ベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム D-6 初日18 05 ◆Nr7qwL8XuUさん 85 依頼主死すとも依頼は死なず ロジャー 騎士鳳牙 D-8 初日18 05 ◆pqQ1ngVOkgさん 86 キラ ジョナサンキラ JアークガンダムF-91 C-5 初日18 15 ◆vQm.UvVUE.さん 87 巨虫、岩を打ち抜いて 孫光龍 レプラカーン A-8 初日18 20 ◆vBGK6VSBWMさん 88 類(仮面)は友(仮面)を呼ぶ ユーゼスベガカミーユキョウスケゼク...
  • アンチボディー ―半機半生の機体―
    ...とグラン アイビス オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 混乱 ギンガナム マイペース二人 混乱 統夜 殺し合い 混乱 クインシィ 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅 混乱 ガロード 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅 人間様をなめるなよ 隼人 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅
  • moving go on(1)
    moving go on ◆XrXin1oFz6 緊張だけが大空を支配する。 アクシズ落としの三十年後に生まれたニュータイプ専用マシン、F-91。 アルクトス王家に代々受け継がれ残されていた黒い守護神、騎士GEAR凰牙。 無限心臓レース・アルカーナを内蔵し、限界を知らぬ力を巨躯に秘めるフォルテギガス。 ダブル・リバイバルを経て成長したオーガニック・マシン、ネリーブレン。 ここまで生き残ったことは伊達でも酔狂でもなく、一騎当千とまでいかずとも強力な武力をもつ者である証明。 その四人が共闘するという形をとっているのに、そのパイロットたちの誰からも黒い闇がぬぐわれることはない。 それもそうだろう。 今から向かう先にあるのは、この殺し合いの諸悪の根源。 ノイ・レジセイアそのものなのだから。 「シャギアさん、大丈夫なのか?」 「ああ、心配をかけたようだ。今...
  • moving go on(3)
    シャギアは、複雑な目で空の光景を見ていた。 これが、ニュータイプか。 目の当たりにしたニュータイプの能力。 あれほどの脅威を、協力があったとはいえ、一息に跳ね返すだけの力。 到底、ただの人間では及び付かない戦闘力。 オルバの仇をこの手で打つことができないばかりか、結局はニュータイプ一人の独壇場。 見せつけられた力の差。ただの無能力者とニュータイプ。たったそれだけでこれだけ差があるのか。 ニュータイプは幻想だと、あのニュータイプは言った。傲慢だ。 自分自身が異能そのものの力を振るっていながら、幻想と嘯くのか。 ニュータイプは幻想ではないと否応なしに認識させられるシャギア。 この連中とはともにはいられない。 ここはナデシコとは違う、自分の居場所などないのだ。 甲児も、よくオルバの代わりに自分を助けてくれた。 一人でフォルテギガスを動かしていては...
  • 人の意思(2)
    ◇  ◆  ◇ (くっ……まだ、メインシステムは死んでいない) コンクリートへ激突する寸前に無理やり体勢を整え、運よく気絶を避けたアムロがF91の状態をチェックする。 爆風に煽られた事により多少の装甲の融解、それ以外は衝撃によるへこみを除けば特に問題はない。 再びモニターに目をやり、マスターガンダムの様子を探る。 先程、ダメージをやった腰を少し抑えるようなそぶりは見せているが、此方よりも状況は良い。 更に、此方は先程の戦闘でかなりエネルギーを使ってしまった。 やはりヴェスバーはエネルギーを喰う。 このまま長期戦を続けては此方が不利な事は間違いない。 一旦体勢を整え、再び戦闘を行うか。敵はガウルンだけでなく、あのアルフィミィという少女達も居る。 此処で無理をする必要はない――筈だった。 (しかし……ガウルン、お前を此処で逃すわけにはいかない……!) ...
  • 金色の輝き
    金色の輝き ◆ah5xuG5D4E 闇を引き裂く白、F-91は迫る黒、マスターガンダムにビームライフルを三発連続で制射する。が、光条は虚しく避けられてしまい次の瞬間には逆にヒートアクスを振るわれ、赤熱の刃がその肩を掠めた。 「クッ!中々やるっ!」 敵機、マスターガンダムの予想以上の奇抜な動きと戦闘能力にアムロは呻く。 ガンダムタイプ…いや、MSの機動ではない、人間的でより自然な動きから繰り出される攻撃は最高のニュータイプ、連邦の白い悪魔の異名を持ったアムロですら易々と見切れるモノではなかった。 そして、ブゥン!と早朝の清々しい空気を裂き迫るヒートアクスをギリギリの所で見切り、F-91はフルブースト。 マスターガンダムの右側に回り込み、ライフルと頭部バルカンを撃ち込む。 そしてコレ又敵機は無茶苦茶な機動…振り向きながら身を捩り軽く横跳び、右手でアスファルトを鷲...
  • 人の意思(1)
    人の意思 ◆Qi1eK.TiFc 朝日が昇り、煌きめく光が周囲に広がる。 南部に設置された市街地全域に朝日が差し込む。 その光は市街地内の高層ビルに備えられた窓ガラスにも降り注ぐ。 枚数は数えられないほどに多いが、厚みは薄くあまり目立たない。 しかし、日光の反射により、自分の存在をこれでもかといわんばかりにその存在を周囲にアピールする。 そう。まるで、盛んに動き回っている彼らのように。 大地を蹴り飛ばし、宙を舞い、爆音を響かせながら一つのステージで踊り狂う彼らを鑑賞するように。 窓ガラスは彼らを、二体の機械仕掛けの人形が織り成す舞台を眺めていた。 「ガンダムF91か……俺向きの機体だな」 白と青で彩られ、四本の黄色いアンテナを備えた複眼のモビルスーツ。 ガンダムF91のコクピット内のシートでアムロ・レイが呟く。 進化した人間、新人類ともいうべきニュ...
  • 獅子は勇者と共に
    獅子は勇者と共に ◆ZbL7QonnV. 「ひゃーっはっはっはは! 死ねぇ! 死ね、死ね、死ね、死ねぇぇぇぇいっ!」  その巨大な豪腕を振り回し、スターガオガイガーはバルキリーに殴り掛かる。  技も、駆け引きも、何も無い、力と勢い任せの殴打。  だが、ウルテクエンジンのパワーで振り回される巨大な腕は、それだけで巨大な脅威となってアムロの身に襲い掛かっていた。 「くっ……!」  紙一重の所で攻撃を避けながら、アムロは現状の打開策について考え続ける。  状況は最悪とまでは言わないが、かなり劣悪な事に変わりは無い。  バルキリーの火力では、スターガオガイガーの強靭な装甲を撃ち抜く事が出来ない。まして、弾数には限りがある。  それに対して、スターガオガイガーの攻撃はバルキリーにとって一撃で致命打となりかねない。  つまり、このままズルズルと持久戦に持ち込まれるようなことに...
  • 戦いの矢(2)
    ―    ―    ―     ― 「……ガロード、少し先に行っていてくれないか」 「また、急に何を言い出すんだよ、アムロさん!?」 「急なバイオ・コンピュータの負荷で、少しオーバーロードを起こしたようだ。  すぐに追いつくから、先に行っていてくれ」 光の線の直下へ向けて進軍していたアムロがF-91の不調を訴える。 「この急ぎにどうしたっていうんだよ、急がなきゃお姉さんたちが手遅れになっちまう!」 「だからこそだ。治るのを待てば、そうなるかもしれない。 ガロードが向こうに今すぐ合流する。俺は直ったらすぐに追いつく」 焦るガロードに対して、とにかく冷静なアムロ。 小さくいらだつ調子でガロードはほんの数秒考えると、早口にしゃべりだした。 「わかった! でも、無理と思ったら動かないでくれよ、迎えに来るからさ!」 「……ああ、必ずまた合流しよう...
  • 戦いの矢(ver.IF)(2)
    ―    ―    ―     ― 「……ガロード、少し先に行っていてくれないか」 「また、急に何を言い出すんだよ、アムロさん!?」 「急なバイオ・コンピュータの負荷で、少しオーバーロードを起こしたようだ。  すぐに追いつくから、先に行っていてくれ」 光の線の直下へ向けて進軍していたアムロがF-91の不調を訴える。 「この急ぎにどうしたっていうんだよ、急がなきゃお姉さんたちが手遅れになっちまう!」 「だからこそだ。治るのを待てば、そうなるかもしれない。 ガロードが向こうに今すぐ合流する。俺は直ったらすぐに追いつく」 焦るガロードに対して、とにかく冷静なアムロ。 小さくいらだつ調子でガロードはほんの数秒考えると、早口にしゃべりだした。 「わかった! でも、無理と思ったら動かないでくれよ、迎えに来るからさ!」 「……ああ、必ずまた合流しよう...
  • life goes on(1)
    life goes on ◆XrXin1oFz6 Jアークの小さな医務室のベッドで、シャギア・フロストは2時間ほど前に流れた放送を思い返していた。 放送と同時に配布された名簿を見て、彼は小さく息を吐く。 分かっていた。分かっていたことだが、その分かっていたことがとても重い。 オルバ、比瑪、ガロード――死したものが読み上げられる以上、放送名前が呼ばれるのも、この名簿に名がないのも当然だ。 だが、あのどこまでも自分たちの策謀を打ち砕き立ち塞がった少年、ガロード・ランならと小さく思ってしまったのも事実。 随分と弱気になったものだと自嘲する。 この世界に来る前ならば、おそらくこんなことを考えることもなかっただろう。 医務室から覗く窓の外では、機動兵器たちが落ちたパーツを回収している。 この二時間で、事態は大きく変わりつつあった。 話に聞くと、 騎士凰牙の腕は修繕でき...
  • 判り合える心も 判り合えない心も
    判り合える心も 判り合えない心も ◆7vhi1CrLM6 細長いスティック状の包装紙が破かれて、クリーム色の粉末がマグカップの底に降り積もった。 そこにこぽこぽと柔らかい水音を立てて、ポットからお湯が注がれていく。 200mlほどだろうか? 規定の量まで溜まったお湯を覗き込むと栗毛の少女はスプーンでゆっくりとかきまぜる。 途端に鼻先をくすぐる優しい匂いが湯気と共に立ち昇り、狭い医務室の中に満ちて行った。 男は背もたれのない丸い椅子に座ったまま、ぼんやりとそれを眺めていた。 混ざり具合を確かめて「よし」と小さく呟く声が耳に届く。 カリッと香ばしく揚がったフライドオニオンの顆粒がそこに加えられ、琥珀色の澄んだスープに小麦色が浮かび上がる。 コンソメ風味のオニオンスープ。彼女は出来上がったそれを差し出してきた。 「はい、どうぞ」 両の手で受け取る。「熱いから...
  • それぞれの思惑
    それぞれの思惑 ◆C0vluWr0so 「……ジョナサン?」 「なんだ、クインシィ」 「……私の言いたいことは分かるだろう」 「……ああ、すまない。やはり時間が経ちすぎていたようだな……」 黒い機体との戦闘から離脱した真ゲッターは、Jアークが待機しているはずのポイントへと到着した。 しかし、暗い森の中の何処にもJアークの巨大すぎる影は無い。 キラと別れた場所から補給ポイントまで何度往復しても結果は同じ。 キラとソロバンはJアークごと何処かへ行ってしまったのだと気づき、舌打ちをするジョナサン。 「だが、お前はこう言った。  『もしかしたら俺を捜しに行ったのかもしれないな。ここで待ってみるのも一つの手だろう』  その言葉を信じた私が馬鹿だったようだ。呆れたよ、ジョナサン=グレーン」 「確かにこの何時間かを無為に過ごしたことは謝罪に値する。謝らせてもらう。...
  • 仮面の奥で静かに嗤う
    仮面の奥で静かに嗤う ◆VvWRRU0SzU 「フ、フフ……フハハハハハハハハハハハハッ!」 ブラックゲッターのコックピットに、通信機から漏れた哄笑が響き渡る。 敵を前にして頭がイカれたのか……アキトがそう思うのも無理はないほどの大笑だった。 泥の中でもがくような時間が過ぎ、ようやっと本調子に――アキトに取っては、だが――戻り、移動を再開しようとしたところで、いきなりこの機体は現れた。 白銀の光沢、力強さを感じさせる翼。空を斬り裂いて舞い降りたのは機械仕掛けの大鳥―――魔装機神サイバスター。 本調子ではないとはいえ、アキトに油断していたつもりはなかった。 だがこの機体は、レーダーが捕らえたと思えばまさしく瞬きする間に目視できる距離に到達してきた。 凄まじいスピード。アキトが迎撃の姿勢を取ろうとした瞬間、だがそいつは前方で停止し、一瞬にして人型……戦闘用と思しき形...
  • 東北東に進路を取れ
    東北東に進路を取れ ◆eK/Y5OG4jw 「あ、あの・・・すみません。あなたはこのゲームに乗った人ですか?  乗っていないのなら・・・よければなんですけどこのゲームから逃げるために協力しませんか?」 Jアークに相対する白い機動兵器、そのパイロットが発した言葉に驚いたというより呆れ返って、 ジョナサン・グレーンは返事代わりに鼻を一度鳴らして見せた。 周囲に敵影は無し。だからというのでは無いだろうが、随分と暢気なことを言うものだと脱力する。 あの少年とて見ただろう。あの異形の化け物の幻影を、主催者の楯突いた女の無残な死に様を。 それを踏まえた上でそんな考えに至るとは、度胸があるのか考え無しなのか。 こちらを欺く策かとも思ったが、正面からノコノコ顔を出した地点で策としては下の下だ。 ならばあの少年は、生まれついてのお人好しか――もしくは、人の善意で世界が救える...
  • 排撃者――裏
    排撃者――裏 ◆ZqUTZ8BqI6 「はじまりましたの……」 デビルガンダムの中、アルフィミィは、圧倒的強さでインベーダーを破壊するガウルンたちの様子を観測し独りごちた。 世界に溢れたインベーダーの最中、なお彼女のそばには静寂がたたずんでいる。 夕焼けの赤を全員に浴びた液体が照り返すことで、血のような色に輝くデビルガンダム。 彼女は、今実験の箱庭の中にいた。 目的は、たった一つ。インベーダーの排除だけ。 この事件が起こり、ようやく眠るレジセイアから届けられた意識。 それは、『現状を維持、インベーダーを排撃』というものだった。それ以外は、何度問うてもなにも返ってこなかった。 ゲームマスターの任を一時凍結する事になっても、不確定要素の排除を行うようにとデビルガンダムを受け取った時に続き、二度目の命令だ。 彼女は、たった一言で表せる命令を聞き、こうし...
  • 我が道を走る人々
    我が道を走る人々 ◆C0vluWr0so 「それじゃガロード……ゆっくりと、話を聞かせて貰おうじゃないか」 B-1の戦闘から離脱し、周囲に敵影が無いことを確認。そのまま真ゲッター2を自動操縦に切り替えたガロードが聞いたのはクインシィお姉さんの刺々しい言葉だった。 切れ長の目を吊り上げて、せっかくの美貌も台無しだ。 ……いや、こういう表情も意外と悪くな―― 「ガロード! 聞いているのか!」 ……やっぱりそれは無しで。だって今のお姉さんは、怒りに震える唇やうっすらと青筋を立てている額など、真ゲッター顔負けの顔をしているのだ。 例えばここに十人の子供がいたとしたら、七人は泣き出すような顔だ。 残りの三人のうち二人はすたこらさっさと逃げ出すだろうし、真っ正面から今のお姉さんに立ち向かえるのは一人いるかいないかといったところか。 ならガロードはどうだろう? ...
  • 疾風、そして白き流星のごとく
    疾風、そして白き流星のごとく ◆VvWRRU0SzU 「マサキ・アンドー……サイバスター、お前の主は散ってしまったか」  時刻は6:00.二回目の放送が響き渡る。  ブンドルが駆る空貫く白銀の翼、サイバスター。  その正当たる操者の名が、幼い少女の声にて読み上げられた。彼だけではなく、数時間前に言葉を交わした者も。 「そしてゼクス・マーキス、カズイ・バスカーク……彼らもまた。カミーユ・ビダンは生き残ったか」  一回目の放送で呼ばれたラクス=クライン、リリーナ=ドーリアンの知己。  有力な集団と思われていた彼らが瓦解したことはかなりの痛手だ。  更に放送にはギム・ギンガナムの名も含まれていたが、これにはさほど驚きはしない。  粗暴かつ好戦的な男ではあったが、その戦闘力、そして黒歴史の知識は有用なものだった。  共にいた時間は長くはないがそれでも一度...
  • 見よ人の心の光! 輝き唸る神の掌!
    見よ人の心の光! 輝き唸る神の掌! ◆ZqUTZ8BqI6 戦うための力――人はそれを、『ガンダム』と言った。 「シャアアアアアアアアッ!!!」 獣にも似た鋭い雄叫びをあげ、メタルビースト・シャイニングがVF-22Sに飛びかかる。 紙一重でカミーユは操縦を間に合わせ、回避する。しかし、続いて虚空を蹴り上げ、でたらめな軌道で空を走るメタルビースト・シャイニング。 圧倒的な脚力で空を蹴り飛ばし、形容しがたい言語を全身から嘯きながら、 VF-22Sに追走する。 「なんだこのざらついた感じ……!?」 回避をくり返しながらも、F-91から受け取ったガンポッドを牽制がわりに打ち込む。 メタルビースト・シャニングの背面からの攻撃――しかし、腕や装甲の隙間から覗く黄色い瞳が一斉に動き、VF-22Sへ向けられた。 ガンダムとしての顔は前を向いたま...
  • 戦いの矢(1)
    戦いの矢 ◆ZqUTZ8BqI6 「ガロード、どっちに行くんだ。近道はこっちだぞ」 「え? アムロさん、C-8に行くなら、ここから南にまっすぐ……」 「それは違うんだ。この壁を抜けると反対側に出られるようになっているんだ。 ここは、上と下がつながっていると言っていたろう?」 「ああ、そう言えば……そうか、つながってるってそういうことか」 進み始めたガロードの言葉に割り込んでストレーガの指が北をさす。 そこには、白系の色を中心に、虹色の光を放つどこまでも続く壁があった。 アムロの言葉を聞いて、F-91は、急旋回。慌ててストレーガのそばまで戻ってくる。 「悪い悪い、アムロさん。俺、まさか、この壁に突っ込むのがそれなんて知らなくて」 「いや、それも無理はないさ。俺も逃げる時、半信半疑だったが光の壁に突っ込んだから知ってるんだ」 そう言ったあと、小さくア...
  • 戦いの矢(ver.IF)(1)
    戦いの矢 ◆ZqUTZ8BqI6 「ガロード、どっちに行くんだ。近道はこっちだぞ」 「え? アムロさん、C-8に行くなら、ここから南にまっすぐ……」 「それは違うんだ。この空間は、壁を抜けると反対側に出られるようになっているんだ」 進み始めたガロードの言葉に割り込んでストレーガの指が北をさす。 そこには、白系の色を中心に、虹色の光を放つどこまでも続く壁があった。 アムロの言葉を聞いて、F-91は、急旋回。慌ててストレーガのそばまで戻ってくる。 「悪い悪い、アムロさん。俺、そんなこと知らなくて」 「いや、それも無理はないさ。俺も、逃げる時、咄嗟に光の壁に突っ込んだから知ってるんだ」 そう言ったあと、小さくアムロは歯噛みする。 過去に捕らわれていても仕方がない、と頭では割り切れるほど年は積み重ねているが、 感情まで抑えきれるほど、アムロも老成し冷め...
  • レプラカーン
    レプラカーン 機体名 レプラカーン 全長 8.8メット(1メット≒1メートル) 主武装 オーラ・ショット オーラバトラーサイズに拡大した実弾銃。左腕部シールド内に内蔵されている。 火焔砲 文字通りの火炎放射器。右腕部に内蔵され、中~近距離で威力を発揮する。 オーラ・バルカン 両肩オーラコンバーター内に装備。連射が利き牽制に有用。 オーラ・キャノン 腰部に装備されている実弾砲で、レプラカーンの内蔵火器では最大威力。 グレネード 脛部アーマー内に携帯されている手投げ式手榴弾。両足一発ずつの計二発。 オーラ・ソード オーラバトラーのサイズに拡大した長剣。左腕部のシールドがそのまま鞘になっている。 特殊装備 シールド 左腕部と一体化しており、内部にオーラ・ショットとオーラ・ソードを内蔵。 オーラバリア オーラコンバーターを通した操縦者のオーラ力を機体の周囲に展開。最大出力では理...
  • 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅
    極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅 ◆960Bruf/Mw  瓦礫の街並みの中、四機の航空機が羽を休めている。  その羽の下、崩れた家屋の残骸に腰をおろしている男がいた。男の名は神隼人という。  その眼は三機のゲットマシンを見ていた。  ――間違いなくゲッターだ。  真ベアー号に乗り込んだときに理解した。コックピットの内装、ゲットマシンの外観こそ知るものと異なってはいたが、首輪が教えてくれた。こいつは――  ――真ゲッター。  ゲッターの後継機としてつくられた機体。早乙女博士の尽力にも関わらず、5年前のあの日起動しなかった機体。それが――  ――なぜ動いている?  早乙女研究所の地下に封印されていたはずだ。  ――いや、それよりも……。あの時、こいつが動いていればムサシは。  噛みしめた奥歯が鳴る。古傷が顔に浮かび上がってきていた。  一つ深呼吸をして心を静める...
  • 失われた刻を求めて
    失われた刻を求めて ◆C0vluWr0so 「これでっ……墜ちやがれえええええ!」 ゴステロの怒号と共に放たれた勇者王必殺の拳が、空を翔るバルキリーへと襲いかかる。 暴力的なまでの力を持つ拳撃の威力は十全。バルキリーの装甲などは一撃で貫くだろう。 だがしかし、それはまともに当たればの話。 「そこかっ!」 バルキリーは空中旋回し、スターガオガイガーの拳を苦もなくかわす。 天性の操縦センスと豊富な戦闘経験、そしてニュータイプの力――それらが備わったアムロには、ただの力任せの攻撃は当たらない。 だが、それだけだ。 「ちょこまかちょこまかとうざってえんだよッ! オラオラオラオラァァァァァ!」 更に続くスターガオガイガーの猛攻。 それに対して正確無比な回避運動を続けるバルキリーだったが、反撃は無い。 スターガオガイガーの強硬無比な装甲の前には...
  • 純真なる抗体、真紅の悪鬼
    純真なる抗体、真紅の悪鬼 ◆9cdcQ8fLVY 「………」 殺し合い……か。 「……昔を思い出す、な」 負の感情を求め、戦いにばかり明け暮れていたあの頃。 もう、終わったと思っていたのに……また、戦わなければならない。 「………ジョシュア」 ジョシュア・ラドクリフ。 居るはずだ、この会場のどこかに。 「やはり、会いに行かないと、な」 そうだ。 ジョシュアなら何とかしてくれるはずだ。 「参ったな………」 アルバトロ・ナル・エイジ・アスカは、少なからず戸惑っていた。 グラドス軍からみんなを逃がすため囮に出たら………これだ。 「まずは何処へ……ッ!?」 レーダーに反応。慣れない巨体を動かし、視認する。 「………アレは?」 こちらには気付いていない、が……… 「………駄目だ!」 急加速。ブースターを点火し急降下。 「……ユウゥゥゥゥゥゥゥ...
  • 出会いと再会
    出会いと再会 ◆caxMcNfNrg 「ふむ、左腕は完全に持っていかれたか・・・」  真紅の機体を見上げながら、男が一人ごちる。 ここは風雨に晒され、朽ち果て打ち捨てられたコンクリートの森林。 その狭間に存在する、明らかに異質な施設の影に思案に耽るユーゼスの姿があった。 (・・・補給は弾丸やエネルギーのみで、破損箇所の修復はない。  やはり、そこまでは甘くは無いか・・・まあ、私が主催者だとしても、修復は認めんな) アルトのコクピットに乗り込みながら、思案をめぐらせる。 その表情は、仮面に隠されてはいたが・・・愉快という雰囲気ではなかった。  獅子の相貌をもった悪鬼を退けたベガとユーゼスの二人は、廃墟にある補給施設へと舞い戻っていた。 目的はローズセラヴィーの補給とアルトアイゼンの修復。そして、二人の休息。  ベガの言によると、ローズセラヴィーにはエネルギー充...
  • 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅(ver.IF)
    極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅 ◆960Bruf/Mw  瓦礫の街並みの中、四機の航空機が羽を休めている。  その羽の下、崩れた家屋の残骸に腰をおろしている男がいた。男の名は神隼人という。  その眼は三機のゲットマシンを見ていた。  ――間違いなくゲッターだ。  真ベアー号に乗り込んだときに理解した。コックピットの内装、ゲットマシンの外観こそ知るものと異なってはいたが、首輪が教えてくれた。こいつは――  ――真ゲッター。  ゲッターの後継機としてつくられた機体。早乙女博士の尽力にも関わらず、5年前のあの日起動しなかった機体。それが――  ――なぜ動いている?  早乙女研究所の地下に封印されていたはずだ。  ――いや、それよりも……。あの時、こいつが動いていればムサシは。  噛みしめた奥歯が鳴る。古傷が顔に浮かび上がってきていた。  一つ深呼吸をして心を静め...
  • 冥王計画
    冥王計画 61 この機体に選ばれた者は幸運であっただろうと思う。 このゲームの目的である生き残る事を容易にする事が出来るのだから… ただし、身体だけは… 「美久!返事をしろ!」 「確か…ジュドー君だったかしら?流石、ニュータイプね。機体に乗っただけで全部分かるなんて」 「何を言っている?…この身体はジュドーと言うのか? 成る程。例え、洗脳されても俺自身の記憶と人格を再生するように組んだ再生プログラムが、 本来は、俺以外のパイロットを受け付けないというプログラムとの矛盾を解消するにはこうするしかなかったか。」 「ジュドー君!何を言ってるの?」 「俺は、ジュドーではない!マサキだ!命令する。状況を話せ!」 なかなか面白い。 レジセイア…もしかしたら、システムの更なる改良が見込める存在だ。 そして、レジセイアに会うには… 「美久!まずは、ここが冥府の始ま...
  • 彼方よりの帰還
    彼方よりの帰還 ◆7vhi1CrLM6 揺蕩う意識の中で、誰かの声を聴いた。 一人じゃない。二人でもない。もっと多くの人間の声を。 『待て! こちらは君の敵ではない!! 攻撃をやめr』 『助けて、兄さん』 『たすけ……とう、や……』 助けも伝わらず懇願すら適わなかった絶望。 『これが『ガンダム・ザ・ガンダム』と言うものかあぁぁぁぁっ!!?』 『楽し……かった……ぜ。じゃあな……と……や』 充分に戦い、散っていった者の充足。 『おっ、俺がこんなところで……! エイジっ、エイジいいいいいいいい!!』 『ああ、嫌だ嫌だ。嫌だなぁ』 『……ば、馬鹿な……この私が……全能なる調停者たる……このユーゼス・ゴッツォが……!』 志半ばで散った無念。 『これからも末永く、お付き合い願いま――』 『あなた...
  • ヴァイサーガ
    ヴァイサーガ 機体名 ヴァイサーガ 全長 43.9m 重量 130.8t 主武装 手裏剣 どう見ても苦無な投擲武器。ゲーム中の手裏剣を使用した武器は以下の通り。「烈火刃」手裏剣を投擲する中(~遠?)距離用武器。戦闘エフェクトを見るとどうも当たると爆発するっぽい。弾数は8で、一回の戦闘でAでは10本、OG2では4本投げる。つまり正しい所持数は24~80本ということになる……筈? 鉤爪 三本爪の鉤爪。何処に隠しているのかは正確には分からないが、戦闘エフェクトとエネルギー消費0という観点から両腕部に収納されているのをニョキッと出しているものと思われる。ゲーム中の鉤爪を使用した武器は以下の通り。「水流爪牙」両手の鉤爪で素早く斬りつける近距離用武器。Aでは射程1~3のP武器だったが、OG2では何故か射程が1になっている。 両刃剣 鞘に納められ、腰に掛けられた実体剣。ゲーム中の両刃剣を使...
  • RX-78-2ガンダム
    RX-78-2ガンダム 機体名 RX-78-2ガンダム 全長 18.0m 主武装 ビームライフル MSの武装では宇宙世紀において最も古いビーム兵器。エネルギーCAPとやらを内臓し、撃ち尽くしたらチャージが必要なため、かなり燃費が悪い。だが威力は高い。 ビームサーベル×2 ガンダムの接近戦武装といえばこれだろう。刃渡りは10m前後。またパイロットの技量次第だがビームも切り払うことが可能。 60mmバルカン砲×2 ガンダムおなじみの普通の頭部バルカン。なんでも宇宙世紀の頭部バルカンは60mmと決まってるらしい。毎回書いてるがミサイル迎撃や目くらましにどうぞ。 ハイパーハンマー 当ロワ救済措置。ガンダムハンマーの発展系でバーニアが搭載されている。ちなみに原作ではゴッグに受け止められた。さすがゴッグだ、(ry 特殊装備 シールド 銃眼付きのシールド。強度はソコソコ。 コア・ブロック...
  • 追い詰められる、心
    追い詰められる、心 ◆YYVYMNVZTk 「――おい、起きてるか?」 洞穴の中で男の声が響く。 「食えるかどうかは知らないが、腹に何か詰めておけよ。  腹が減って力が入らず殺されました――最高につまらない、冗談にもならない話だ」 言葉を投げかけられたのは力無く横たわる少年だ。 だが、その瞳には怒りに支えられた殺意が宿っている。 その眼光を男に向けながら、少年は答える。 「あんたは――どうするんだ」 「お前が食おうが食わまいが関係ないさ。俺は食うぜ。  飯のときに襲ってきても、俺は全然構わないんでね」 少年の考えなど全て分かっていると言わんばかりに、挑発的に笑う男。 男の名はガウルン。少年の名は統夜。 この二人の奇妙な関係は――些か理解し難い。 二人は協力関係にある。 最後の一人になるまで殺し合いを続けるバトルロワイアルにお...
  • 人とコンピューター
    人とコンピューター ◆IcNDxBraWs 「おい、コンピューター!この機体についての説明は今ので終わりだな?」 「ああ、そうだ。そして私の名前はコンピューターではない。トモロ0117だ。」 「は!そんなことはどうでもいいんだよ。」 B-3の上空を飛行する機体、いや戦艦と呼ぶべきか。 白き箱舟Jアークの艦内で金髪の青年、ジョナサン=グレーンは喋っていた。 彼と会話しているのはJアークの制御コンピューター・トモロ0117。 「ク、クフハハ!どうやら俺は当たりを引いたようだな!バロンズゥをも上回る力!!フハハハハハ!!」 ジョナサンはトモロからこの機体の武装、出力そしてキングジェイダーへの変形の説明を聞き、その内容に歓喜した。 「おい、コンピューター!そのキングジェイダーとやらにはどうやってなるんだ?え?」 今だこの機体を引いた幸運に酔いながらジョナサンは尋ねる。 だ...
  • ガンダムF91
    ガンダムF91 機体名 ガンダムF-91 全長 15.2m 主武装 バルカン砲×2 ガンダム十八番の頭部バルカン砲。ミサイル迎撃や目くらまし程度には役に立つ。 メガマシンキャノン×2 肩辺りについてるマシンキャノン。メガとか付いてるけどただのマシンキャノン。 V.S.B.R(ヴェスバー)×2 Variable Speed Beem Rifleの頭文字を取ってつけた略称。ジェネレーターから直接エネルギー供給をし、発射する可変速ビームライフル。最大の特徴としてはビームの収束率を変え、威力は低いが極端に早く貫通力があるビームや弾足は遅いが威力の高いビームなどの撃ち分けが出来ることが挙げられる。最大出力は戦艦の主砲を上回り、ある程度の出力でもあっさりビームシールドを貫くほど。宇宙世紀最強のビーム兵器である。本来はMS固定武装なのだが、F-91のは取り外しができ、数発発射可能(出力次第だ...
  • 休息
    休息 ◆960Brut/Mw 幼い少女の声が過ぎ去ったとき、テンカワ=アキトは安堵のため息を大きく吐いた。 あのとき、赤いマフラーが印象的な機体は自分が遠ざけた。だが、不安はあった。 あの場には少なくとももう一機危険な機体がいたはずだったのだが、そちらの対応にあたったネゴシエイターが上手くやったのだろう。 ユリカはあの修羅場を無事に乗り切れた。アキトにはそれだけで充分であった。 その他のあげられた名前はただの名前。 今まで復讐のために巻き込んできた罪のない者たち以上に彼にとっては意味のない名前にすぎなかった。 しかし、ただ一人の少女の名前だけは少し違っていた。 リリーナ=ドーリアン――完全平和主義を信念にこの殺し合いの平和的解決を図った少女。 本懐を遂げることなくその少女の名が放送に連なったときにだけ、彼は軽い落胆を覚えた。 少女が名を連ねたという...
  • 淡い記憶と、現実
    淡い記憶と、現実 ◆w4z2Zc6V4M コンビニの自動ドアが開き、少年が1人出てきた。 手に、食料品などが入ったビニール袋を提げている。 そこからスポーツドリンクのペットボトルを取り出して、飲む。 さして変わった事の無い光景だ。 ただ一点、店の前に巨大なロボットが鎮座していることを除けば。 その数十分前。 真紅のマントを翻し、ヴァイサーガは大地に降り立った。 コクピットの中で、その騎士を駆る少年―紫雲統夜は、目の前の光景に驚いていた。 光の壁。こう形容するのが一番妥当だろう。 白く輝く壁のようなものが、自分の前に存在している。 「地図の端と端とはつながってるとは言ってたけど…通れるのか?」 思わず呟きがもれた。何とかこの先にある(らしい)都市部に行きたいのだが… (まずは実験だな) 近くにあった岩を放り投げてみる。 岩は、まるで水面に触れたときの...
  • 獣の時間(1)
    獣の時間 ◆VvWRRU0SzU 三重連太陽系を構成する星のひとつ、赤の星の遺産――Jアーク。 本来の主なき白亜の艦の格納庫に、カタカタとキーを叩く音が反響する。 「これでよし……っと。アムロさん、ガンダムの調整、終わりました」 ガンダムF91から、歳の割に幼さの抜けない顔の少年――キラが顔を出す。 呼びかけた相手は、床に横たわる青いアンチボディ――ネリー・ブレン――の上に立つ青年。 かつて連邦の白き流星と呼ばれた伝説的なパイロット、アムロ・レイ。 「ああ、こっちも終わった。と言ってもブレンは多少の傷なら勝手に治るそうだから、俺がやったのは装甲を磨いたことだけだがな」 アムロは雑巾代わりの布切れを片手にネリー・ブレンから降りた。 「埃を落とした程度だが、喜んでる……無邪気さを感じる。このブレンはまだ子どものようだ」 「アンチボディ……...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(ver.IF)(3)
     ◆  素早く、それでいて非常に巧緻に長けた剣閃が迫って来る。受け止め、受け流す。数合切り結ぶ。そして引き際に小さく、それでいて鋭く剣を振るった。空を斬る感触に臍を噛む。  再び距離を開けての対峙。長く細い息を吐く。  手ごわい。少なくとも刃物の扱いに関してはギンガナムを上回り、自身と拮抗していると言っていい。さらに、その妙を得た動きには目を見張るものもある。  黒い機体の後方のただ一点だけを睨みつけ、剣を構える。ギンガナムと他の二機が戦闘を繰り広げている場所だった。そこだけを見ている。目的は一つ。  この黒い機体を避わし、その場へ急行する。  然る後、ギンガナムにこの機体の相手をさせ、他の二人を説き伏せる。それが最善手。  下手にここで戦闘を繰り広げても意味はない。まして、ラプラスコンピューターが破損するようなことがあれば、それは致命的だ。それだけは避けねばならない。...
  • 風と雷
    風と雷 ◆ZbL7QonnV. 蒼く、高く、どこまでも澄み切った空の下、大地を駆ける機影があった。 風の魔装機神サイバスターに、雷の魔女ストレーガ。 ナデシコと行動を別にして、およそ小一時間。他の参加者と接触する事も無く、二機の行程は何事も無く進んでいた。 幸いにも、と言うべきか。その平穏な時間は二人にとって、大きなプラスとなっていた。 お互いが持つ情報の確認と、機体特性を掴んだ上での、基本的な戦術の構築。 そして、なによりも機体の慣らし。 ストレーガを駆る兜甲児にとって、ぶっつけ本番の戦闘を行わずに済んだ事は、幸運と言って良いだろう。 「へへっ……こいつの操縦にも大分慣れてきたぜ!  ナデシコの艦長席も悪くはなかったけど、やっぱり俺にはロボットを乗り回してる方が性に合ってるらしいや」 初めて乗り込むタイプのロボット。 操縦方法自体は首輪からの情報伝...
  • 前を向いて
    前を向いて ◆YYVYMNVZTk ――明けない夜はない。どんな一日であっても夜は終り、朝は来る。 始まってから二回目の放送が流れて、死んでいった人たちの名前を聞いて、その中でも知っている人の名前が幾つかあった。 悲しいだとか、そんな感情もあったけれど――でもそれよりも、その人たちの死を無駄にしたくないという気持ちのほうが強かった。 この殺し合いに乗っていようとそうでなかろうと、悪人であろうと善人であろうと、そんなことは関係なく、死んでいい命というものはなくて。 けれど死んでいった命がいくつもあって、自分はその中のいくつかのおかげで、今を生きている。 そのことを痛感する。字面のままに、心が痛くなるほどに、感じている。 だから前を向くのだ。顔を下げることなく、進むのだ。 「……あたしはもう大丈夫。君のおかげで落ち着いたよ」 本当のことを言うと、放送が聞こえ...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(3)
     ◆  素早く、それでいて非常に巧緻に長けた剣閃が迫って来る。受け止め、受け流す。数合切り結ぶ。そして引き際に小さく、それでいて鋭く剣を振るった。空を斬る感触に臍を噛む。  再び距離を開けての対峙。長く細い息を吐く。  手ごわい。少なくとも刃物の扱いに関してはギンガナムを上回り、自身と拮抗していると言っていい。さらに、その妙を得た動きには目を見張るものもある。  黒い機体の後方のただ一点だけを睨みつけ、剣を構える。ギンガナムと他の二機が戦闘を繰り広げている場所だった。そこだけを見ている。目的は一つ。  この黒い機体を避わし、その場へ急行する。  然る後、ギンガナムにこの機体の相手をさせ、他の二人を説き伏せる。それが最善手。  下手にここで戦闘を繰り広げても意味はない。まして、ラプラスコンピューターが破損するようなことがあれば、それは致命的だ。それだけは避けねばならない。...
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