第二次スパロボバトルロワイアル@wiki内検索 / 「戦場に響く歌声(2)」で検索した結果

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  • 戦場に響く歌声(2)
         □ 「エネルギーが半分切った! 甲児、もっと抑えて!」 「無茶言うな! 手加減して何とかなる相手かよ!」 狭いストレーガにはのコクピットで二人の少年が怒鳴り合う。 兜甲児、キラ・ヤマト。一度は銃を手に向き合い、今は何故か呉越同舟の身。 甲児は真ゲッターの動きを止めようと躍起になっているものの、元々のパワー、そしてスピードが違いすぎる。 ネリー・ブレンに乗るアイビスの回避が間に合わないときに割り込んでいくのも、そろそろ限界だ。 そして二人を焦らせている理由はもう一つ。 先程シャギアに通信したときに出た名前、ユーゼス。 ブラックゲッターがこの戦場にいたことから予想はしていたものの、まさかシャギアを援護しているとは思わなかった。 それでもカミーユから事のあらましを聞いたキラは確信した。何か裏があると。 突如使えなくなった通信回線をいじりつつ、説...
  • 戦場に響く歌声(1)
    ...た。 →戦場に響く歌声(2)
  • 第三回放送まで
    ...戦場に響く歌声(1)戦場に響く歌声(2)世界を止めて(1)世界を止めて(2)眠れる基地の魔王、悪が振るう剣 シャギアアイビス甲児キラロジャーソシエブンドルバサラ竜馬ガロードクインシィアキトユーゼスアムロカミーユガウルンテニア統夜キョウスケアルフィミィ ヴァイクランネリー・ブレンストレーガ騎士凰牙ガナドゥールサイバスターラーゼフォン真・ゲッターマジンガーZナデシコ旧ザクプロトガーランドブラックゲッターメディウス・ロクスガンダムF91VF-22・Sボーゲル2FJアークシャイニングガンダムマスターガンダムペガスダイゼンガーベルゲルミルヴァイサーガゲシュペンストMkⅢデビルガンダム A-1D-3E-1F-1G-6ネビーイーム ◆VvWRRU0SzUさん 16 00 見よ人の心の光! 輝き唸る神の掌! アムロカミーユギンガナム ガンダムF91VF-22・Sボーゲル2FJアークシャイニングガンダ...
  • 101~200
    ...戦場に響く歌声(1)戦場に響く歌声(2)世界を止めて(1)世界を止めて(2)眠れる基地の魔王、悪が振るう剣 シャギアアイビス甲児キラロジャーソシエブンドルバサラ竜馬ガロードクインシィアキトユーゼスアムロカミーユガウルンテニア統夜キョウスケアルフィミィ ヴァイクランネリー・ブレンストレーガ騎士凰牙ガナドゥールサイバスターラーゼフォン真・ゲッターマジンガーZナデシコ旧ザクプロトガーランドブラックゲッターメディウス・ロクスガンダムF91VF-22・Sボーゲル2FJアークシャイニングガンダムマスターガンダムペガスダイゼンガーベルゲルミルヴァイサーガゲシュペンストMkⅢデビルガンダム A-1D-3E-1F-1G-6ネビーイーム 二日目15 05or15 30 ◆VvWRRU0SzUさん 180 見よ人の心の光! 輝き唸る神の掌! アムロカミーユギンガナム ガンダムF91VF-22・Sボーゲル...
  • 怒れる瞳(2)
         □ 『くっそ、また誰か来るのかよ! どうなってやがるんだ!』 一方、ナデシコに残ったバサラの目は近づいてくる頭のない機体――ガナドゥールを捉えていた。 戦闘区域を迂回し、ゆっくりと近づいてくる。その身体は今にも倒れそうなほど傷ついている。 目視で見える距離に入った。オモイカネに通信回線を開くことを求めた。 『そこの機体! おまえはナデシコに用があるのか?』 「……ええ、そうよ。あなたはナデシコの代表かしら?」 返ってきた声にバサラは息を呑む。この声―― 『比瑪? お前、宇都宮比瑪か!?』 そう、聞こえてきた声は目前で命を落とした宇都宮比瑪、そのもの。 バサラはその眼でしかと見ていた。彼女が高熱に焼かれ消滅する瞬間を。だからそんなはずはない、わかってはいるのだが―― だからと言って芽生えた希望を幻想と切り捨てることができる...
  • 交錯線(2)
     ◇ 地下道の天井をぶち抜き、折り重なる瓦礫の束を舞い散らしながら中空に躍り出たヴァイサーガ。 身を翻させつつ周囲の状況を確認して統夜は、歯噛みする。 ――くそっ! 思ってた位置よりも大分遠い。 一度地上に生身で出て目測で二人の位置を確認していたとはいえ、利かないレーダーを頼りに入り組んだ地下道を移動してきたのだ。 増して、ヴァイサーガが移動できるほど大きな道はそれほどないときている。 思い通りの場所に出れなくてもそれは仕方がないと言えた。だが、それにしても遠すぎる。 ――間に合うのか、この位置から。 入力するコードは風刃閃。五大剣の鞘を払い、空気を掻き乱す。 狙いは交渉人ロジャー=スミスとガウルン。この生身の二人を先制で叩き潰す。 「いや、間に合わせてみせる!!」 乱された空気が流れを変える。一方向に纏まり、円を描き、急速に...
  • 世界を止めて(2)
         □ 何が起こったのかわからなかった。 今、たしかにこの手は奴を切り裂いた。それは間違いない。 しかしこの手ごたえのなさは何だ? 歌声が響く中、共犯者が他の敵を引きつけようやくにして一対一の戦いに持ち込めた。 だが突如湧いて出た異形の化け物どもに邪魔をされ、決闘は水を差された。 執拗に自機を狙ってくる奴らには手を焼かされたものの、それは交戦していた敵手にも等しく襲いかかった。おかげで逃がさずに済んでいたのだが。 そして異形どもをあらかた片付け、本命を追撃しようとしたとき、奴は無防備な状態で佇んでいた。 奴にしては迂闊――そうは思ったが千載一遇のチャンスには違いなかった。 だからこそ全力を持ってその機体を破壊したのだ。 なのに、この胸の締まりの悪さは…… 薬の時間はもうすぐ切れる。禁断症状が訪れる前に、確認しなくてはならない。 彼は腰...
  • 人の意思(2)
    ◇  ◆  ◇ (くっ……まだ、メインシステムは死んでいない) コンクリートへ激突する寸前に無理やり体勢を整え、運よく気絶を避けたアムロがF91の状態をチェックする。 爆風に煽られた事により多少の装甲の融解、それ以外は衝撃によるへこみを除けば特に問題はない。 再びモニターに目をやり、マスターガンダムの様子を探る。 先程、ダメージをやった腰を少し抑えるようなそぶりは見せているが、此方よりも状況は良い。 更に、此方は先程の戦闘でかなりエネルギーを使ってしまった。 やはりヴェスバーはエネルギーを喰う。 このまま長期戦を続けては此方が不利な事は間違いない。 一旦体勢を整え、再び戦闘を行うか。敵はガウルンだけでなく、あのアルフィミィという少女達も居る。 此処で無理をする必要はない――筈だった。 (しかし……ガウルン、お前を此処で逃すわけにはいかない……!) ...
  • 楽園からの追放者(2)
         □ 二つの色が交錯する。 片や交渉人が駆る黒のGEAR、騎士凰牙。 片や復讐鬼が操る赤のパーソナルトルーパー、アルトアイゼン・リーゼ。 静寂の世界に響く、鋼鉄の衝撃。 激突の度に大気を振るわせ、地を揺らす。 だが何故か、銃声砲音一切がなし。 それもそのはず――二機の巨人はその身に許された武装兵装を一つとして用いず、徒手空拳にて渡り合っているからだ。 凰牙がその脚部に纏うタービンを回すことなく、しかし鋭い回し蹴りを放つ。 対するアルトは無理に避けようとせず、逆に踏み込んで身体ごとの体当たり。 100t近い質量が砲弾となって凰牙を襲う。 が、全長こそ大差ないとはいえ凰牙の重量は400tを超える。 すぐさま足を引き戻した凰牙が吹き飛びつつも大地をしかと踏みしめ、アルトの突進の勢いのまま背筋を逸らす。 両腕はアルトの腕の下にひっかけている。 ...
  • 戦いの矢(ver.IF)(2)
    ―    ―    ―     ― 「……ガロード、少し先に行っていてくれないか」 「また、急に何を言い出すんだよ、アムロさん!?」 「急なバイオ・コンピュータの負荷で、少しオーバーロードを起こしたようだ。  すぐに追いつくから、先に行っていてくれ」 光の線の直下へ向けて進軍していたアムロがF-91の不調を訴える。 「この急ぎにどうしたっていうんだよ、急がなきゃお姉さんたちが手遅れになっちまう!」 「だからこそだ。治るのを待てば、そうなるかもしれない。 ガロードが向こうに今すぐ合流する。俺は直ったらすぐに追いつく」 焦るガロードに対して、とにかく冷静なアムロ。 小さくいらだつ調子でガロードはほんの数秒考えると、早口にしゃべりだした。 「わかった! でも、無理と思ったら動かないでくれよ、迎えに来るからさ!」 「……ああ、必ずまた合流しよう...
  • 戦いの矢(2)
    ―    ―    ―     ― 「……ガロード、少し先に行っていてくれないか」 「また、急に何を言い出すんだよ、アムロさん!?」 「急なバイオ・コンピュータの負荷で、少しオーバーロードを起こしたようだ。  すぐに追いつくから、先に行っていてくれ」 光の線の直下へ向けて進軍していたアムロがF-91の不調を訴える。 「この急ぎにどうしたっていうんだよ、急がなきゃお姉さんたちが手遅れになっちまう!」 「だからこそだ。治るのを待てば、そうなるかもしれない。 ガロードが向こうに今すぐ合流する。俺は直ったらすぐに追いつく」 焦るガロードに対して、とにかく冷静なアムロ。 小さくいらだつ調子でガロードはほんの数秒考えると、早口にしゃべりだした。 「わかった! でも、無理と思ったら動かないでくれよ、迎えに来るからさ!」 「……ああ、必ずまた合流しよう...
  • 鍵を握る者 噛合わない歯車(2)
     構えられたマシンナリーライフルからエメラルドグリーンの光球が飛び出す。その数は三。  それの一つ目を避け、二つ目を右腕のタービンで弾き、そして三発目の直撃を受けて凰牙はバランスを崩した。  体勢を立て直すのもそこそこに地を蹴り、その場を飛び退く。瞬間、爆音が轟き大地が抉られた。  巻き上げられた土くれが降り注ぐ中、ロジャーは叫ぶ。 「何故、我々と君たちが戦わなければならない」 「あんたたちはアタシらの敵だ!」  心の底から憎しみが篭ったような声。返答と同時にまた一つ放たれた光球を、宙に向かって飛ぶことでかわす。 「それは違う。君たちはあの主催者に従うのを良しとしなかった者たちではないのか!  そうであるならば我々は仲間なはずだ!!」  さらに空中で左足と右腕のタービンを使い三つの光球を弾く。  一息ついたその瞬間、弾いた光球の影から二つの勾玉が...
  • 獣の時間(2)
              □ 「う、あ……?」 「あ、気がついた?」 目が覚めて、カミーユが最初に目にしたものは青空――だけでなく、心配そうな顔のキラ・ヤマト。 VF-22Sのキャノピーが開け放たれ、運び出されたようだ。 自分よりも先にこの線の細い少年が覚醒し、あまつさえ彼に運び出されてても自分は気付かなかった。 負けたのか、という思考と、まだ勝負はついていない、という思考がせめぎ合う。 すると、キラが手を差し出してきた。 「カミーユ、まだ動ける?」 「お前に心配されなくても……っ!?」 差し出された手を振り払い、なんとか立ち上がったところで、頬に衝撃を感じた。 と思った瞬間には視界いっぱいに青空が広がり、俺は今倒れているのかと自問する。 視線をキラに向ける。彼は拳を握り締め、「人を殴ったのは初めてだ」と呟いた。 胸に再び戦意が燃える。まだ...
  • 家路の幻像(2)
     ◆ 髪を焦がし、凄まじい熱波がうなじを灼いていた。帯電した空気が爆ぜ、衝撃波となって吹き荒れる。 背にしていた隔壁が粉々に砕け、飛び散る破片に弾き飛ばされる。 仰向けにひっくり返るような格好で、したたかに後頭部を打ちつけた。鼻から脳天に痛みが突き抜ける。 鼻の奥がきな臭い。吸い込んだ空気が熱い。 何が起きたのかは分からなかった。何故こんなことになったのかわからなかった。 警報が鳴り響き、赤色灯が点ったかと思うと、隔壁が猛然とした勢いで降ってきたのだ。 そして、次に起こったのがこの急な爆発だ。暫くは身を小さくしておさまるのを待つしかなかった。 そんな状態で正確な状況が飲み込めるはずも無い。 だから今は、砕けた隔壁の代わりに比較的大きな瓦礫を見つけると、その影にほうほうの体で逃げ込んでいた。 そのまま身を潜め、じっとしている。そのまま致命的な爆発が起こらないことだけ...
  • life goes on(2)
    「ク…………」 「ククク……ハハハハハハハハハハハハハハ!!  フフフハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!! 」 廃墟のビルの静寂を引き裂き、夜気を切り裂き、条理を噛み裂く、蒼い鋼鉄の孤狼。 戦闘時から平時へ意識が切り替わったことによる弛緩。 緊張が解け、疲れから注意が散漫になるその間隙。 一流の戦士なら剃刀一枚も通るか通らないか程度しかない時を突き、疾走する蒼い奔流。 ブンドルも、カミーユも気付かなかった。いや、気付けなかった。 理由なく、突然膨張した殺意がその場に現したのだ。 空を駆けるサイバスターに対し、地を走る狂獣。 そのスピードは、サイバスターのトップスピードに匹敵する――! カミーユの回避は、間に合わない。 ブンドルだけが、対応できた。 先ほどのカウンターのため拳に溜めていたエネルギーを反射...
  • 穴が空く(2)
     ◇ 滑走路を駆け抜けた大雷凰。その左腕が伸びる。 瓦解した建物に頭を埋めるようにして、突き立つトマホーク。その柄を掴んだ。 同時に足場を踏みしめ付いた勢いを削ぐ。 視線は追いすがる大型機に。踏み抜いたアスファルトの破片が舞い上がり、巻き込まれた建物の破片が舞い踊る。 二本の爪跡を残し、ようやく足場をしっかりと捉え構えた。 瞬間、両足に体重が乗る。全身のバネが縮み、力を蓄え、そして放出されるその一瞬。悪寒が竜馬の全身を圧し包んだ。 兆候は何もない。 赤い大型機はまだ遠く。基地にも異変は見当たらない。だがそれでも竜馬の直感は危険を察知した。 咄嗟の回避。前に進むはずだった力を横へ。 強引な行動に体勢は崩れ、半ば転がるようになりながらも跳び退く。 しかし、それは正しかった。 数瞬前までいた場所。もし前進していたならば、そこにいたであろう所。それらをまとめて呑み込む...
  • 目覚めよ、と呼ぶ声あり(2)
     ◇ 滑走路を駆け抜けた大雷凰。その左腕が伸びる。 瓦解した建物に頭を埋めるようにして、突き立つトマホーク。その柄を掴んだ。 同時に足場を踏みしめ付いた勢いを削ぐ。 視線は追いすがる大型機に。踏み抜いたアスファルトの破片が舞い上がり、巻き込まれた建物の破片が舞い踊る。 二本の爪跡を残し、ようやく足場をしっかりと捉え構えた。 瞬間、両足に体重が乗る。全身のバネが縮み、力を蓄え、そして放出されるその一瞬。悪寒が竜馬の全身を圧し包んだ。 兆候は何もない。 赤い大型機はまだ遠く。基地にも異変は見当たらない。だがそれでも竜馬の直感は危険を察知した。 咄嗟の回避。前に進むはずだった力を横へ。 強引な行動に体勢は崩れ、半ば転がるようになりながらも跳び退く。 しかし、それは正しかった。 数瞬前までいた場所。もし前進していたならば、そこにいたであろう所。それらをまとめて呑み込む...
  • 歯車は噛合わず 男は反逆を起こした(2)
     構えられたマシンナリーライフルからエメラルドグリーンの光球が飛び出す。その数は三。  それの一つ目を避け、二つ目を右腕のタービンで弾き、そして三発目の直撃を受けて凰牙はバランスを崩した。  体勢を立て直すのもそこそこに地を蹴り、その場を飛び退く。瞬間、爆音が轟き大地が抉られた。  巻き上げられた土くれが降り注ぐ中、ロジャーは叫ぶ。 「何故、我々と君たちが戦わなければならない」 「あんたたちはアタシらの敵だ!」  心の底から憎しみが篭ったような声。返答と同時にまた一つ放たれた光球を、宙に向かって飛ぶことでかわす。 「それは違う。君たちはあの主催者に従うのを良しとしなかった者たちではないのか!  そうであるならば我々は仲間なはずだ!!」  さらに空中で左足と右腕のタービンを使い三つの光球を弾く。  一息ついたその瞬間、弾いた光球の影から二つの勾玉が...
  • ・――言葉には力を与える能がある(2)
     ◆ 戦場には四機が入り乱れていた。 ガウルンが駆るマスターガンダム。 武蔵が動かすガンダム。 シャギアが操るヴァイクラン。 オルバが乗るディバリウム。 若干の性能差は存在するが、それは戦闘の決め手にはならない。 多少の優勢は、残りの機体がすぐに覆す。 もしこの中の一機でも墜ちれば、戦局は大きく変わる。 それが分かっているからこその均衡だ。 ヴァイクランの放つガン・スレイブがガンダムを襲う。 飛ぶのは二基。一つは不規則な弾道で武蔵の目をくらまし、もう一つが死角から装甲を削っていく。 闇雲にハンマーを振り回すが、ガン・スレイブにはかすりもしない。ガンダムのシールドは既にボロボロだ。 だが、ガン・スレイブの動きが鈍る。その原因はヴァイクラン本体を襲ったマスターガンダムのダークネスショットだ。 ガン・スレイブの操作に集中していたシャギアは舌打ちを一つ。 ...
  • IF
    No. タイトル 登場キャラ 登場機体 場所 時刻 作者 本編 0 Opening(ver.IF) レジセイアアルフィミィキョウスケエクセレン なし 不明 初日12 00 376さん Opening 1 戦場を駆ける歌 アスランゼクスバサラ ガンダム試作3号機ブリッツガンダムラーゼフォン B-6 初日未明 ◆gw.2K3uEb6さん 37話 2 冥王計画 ジュドー ゼオライマー D-5 初日未明 61さん 3 全ては愛のため テニアメルアグ・ランドンリョウ ベルゲルミル(ウルズ機)ジム・カスタムラフトクランズ大雷凰 C-8 初日12 50 ◆u34lXU/BOYさん 22話修正前 4 偽名 シャアアムロ スレードゲルミルトーラス(白) G-1 初日14 35 ◆T0SWefbzRcさん 10話 5 シュンパティア シャギアオルバ ガナドゥールストレーガ A-1C-3 初日未明 ◆ZbL7...
  • キャラ別追跡表
    キャラ別追跡表 投下順に読む Opening~100 101~200 時系列順に読む 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 参加者ごとに読む キャラ別追跡表 参加者名 登場回数 登場話一覧 相羽 シンヤ 8 025、049、053、065、075、076、103、109 アイビス=ダグラス 20 014、034、066、082、093、108、117、120、130(1)(2)(3)(4)、158、168(1)(2)、173、179(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)、182、183、189(1)(2)、190(1)(2)(3)(4)、193(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)、194、196(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9) アスラン=ザラ 5 037、055、060、080、101 アムロ=レイ 20 010...
  • Advanced 3rd(2)
    視界が――いや、世界が閃光に包まれた。 とっさにテニアを庇う。斬り合っていた白い機体の事なんて忘れて。 光が駆け抜けた後、次に来たのは衝撃波だ。 剣を大地に突き立て、楔とする。 ヴァイサーガの巨体が揺れ、軽いベルゲルミルなんて吹き飛ばされそうになるほどの風が叩きつけられた。 数秒、もしかしたら数十秒は横殴りの風に晒されていたかもしれない。 やがて風圧が止み、統夜は顔を上げた。 「なんだ……これ」 先程まで廃墟の街で戦っていた、はずだ。 なのに今、目の前にあるのは――ぽっかりと空いた何もない空間。 そこかしこに瓦礫の山が、建造物の名残りが見える。 街を、まるで消しゴムを掛けたように空白がその存在を主張している。 すり鉢状に広がっていく破壊の爪痕。その進行方向にはまさしく何もない。 ずっと向こう、地平線の果てまで続いているように見える。ヴァイサーガのカメラ...
  • すべて、撃ち貫くのみ(2)
              □ 「あら~? ばれちゃったんですの。ほんとはお仕置きするところですけど……。  ま、悩殺出血大サービスで見逃してあげますの。あの仮面のオジサマ、私と近い存在……あの人相手じゃ仕方ないですもの」 少女―――アルフィミィは、楽しげにその声を聞く。 ネビーイームとデビルガンダムとの接続作業を行いつつ、首輪を通して聞こえる会話から箱庭の世界で繰り広げられている戦いを想像する。 そこにはユーゼスという彷徨い人、恋人を救うために修羅となった男テンカワ・アキト、そしてキョウスケ・ナンブがいる。 会いたい……その誰とも。そう思っていたアルフィミィにとってこの戦いは聞き逃すことのできないものだった。 人間。小さくか弱い、そして儚い命。その命を燃やし、戦っている者たち。 結果がどうなるのか、興味があった。誰が生き残るのか、何が起こるのか。 どうやら仮面の...
  • moving go on(2)
    機体がビルの側面に叩きつけられるのをすんでのところでアムロは回避する。 スラスターを、オーバーヒートを起こさんばかりに放出し、どうにかF-91を破壊から遠ざける。 「これが……ノイ・レジセイアの力だというのか……!?」 圧倒的なほどの強さだった。 今、アムロ達は五機がかりでレジセイアに立ち向かっている。 だというのに、『戦っている』という実感すらなかった。 獣のような読めない動きと異常なまでの俊敏性。そして異常過ぎるスラスターの出力。 直撃を当てることはおろか、小技がかすることさえまれ。 だというのに、当たっても通じない。 しかも、再生機能までついている。 「ハハハ……それが……完全の欠片か……」 「言っている意味が分からないな!」 「分かる必要もない……」 蒼い孤狼のスラスターの横の姿勢安定用ウィングが展開。 鈍重に見える外見からは想像...
  • 作者一覧
    作者一覧 作者名 ※敬称略(数字→記号→アルファベット順) 作品数 作品 65 1 094 131 1 Opening 139 1 141 559 1 017 885 1 036 ◆30UKBYJFE. 1 046 ◆6.x14AMM0o 1 019 ◆6O9iAlncQE 1 073 ◆7vhi1CrLM6 31 107・108・113・115(1)(2)・120・121・123・125・127・130(1)(2)(3)(4)131・133・135・136・137・140(1)(2)・145・146・149・150(1)(2)152(1)(2)・154・156・157・161・164・166(1)(2)・173・176・177・194 ◆960Brut/Mw 6 081・099・102・105・110・117 ◆9cdcQ8fLVY 1 003 ◆9NAb4urvjA 3 079・0...
  • 閃光
    閃光 ◆caxMcNfNrg  青空を突き抜けるように、箱庭に轟音が響き渡る。  他の空間から隔絶された、殺し合いの盤上。  草一つ無い荒地で、森を背にして青いMSが火器を連射している。 「ったくよ・・・ゲームに乗ってない奴は、ここには居ないのか?」  コクピット内に響く、モンシアのぼやき。  その視線は、モニターに移ったMSを追っている。  ・・・奇しくも、こちらと同じガンダムタイプである相手。  空を飛び回るそれに向けて、ミサイルやガトリングガンを放つ。  しかし相手は、迫りくるミサイルを難なくかわす。  ガトリングガンに到っては、数発当たりはするものの、  特殊装甲か何かなのか、その身に傷一つつける事はない。  そのままの勢いでこちらに接近してくると、相手は頭部からビームを放った。 「うおっ!・・・さっきの奴よりゃ、やるみてえじゃねえか」  相手...
  • すべて、撃ち貫くのみ(ver.IF)(2)
              □ 「はっ……はぁっ……やった。やったんだ、ベガさんの仇を……この手で討ったんだ」 撃墜した敵機を見下ろし、荒い息をつく。 操縦桿から手を離そうとするも、強張った指先は中々動かない。興奮が冷め、ようやくカミーユは冷静になった。 ピンポイントバリアパンチは正確に敵機のコックピットを抉った。生命反応はない―――殺した。 だが、達成感などない。怒りに任せて動いたものの、残ったのはどうしようもない気持ち悪さだけだ。 「なんで……なんでなんだよ。お前にも帰りたい場所があって、大切な人がいたんだろう……?」 落ち着いてみれば、あのパイロットが言っていたことも理解できなくはない。突然こんな戦いに放り込まれれば、錯乱もする。 ベガを殺したことは到底許すことなどできないが、それでも他に方法があったのではないか……そんなことを考える。 と、キョウ...
  • The 4th Detonator(2)
    ――こんなんで死ぬもんかっ! 私は! ■■と幸せになるんだぁぁああああああっっっ!!―― 虫のいい話だったのはわかってる。 俺もテニアも、ここでたくさんの人を傷付けてきた。 Jアークの奴らが俺やテニアを人殺しだって憎むのは当然だよな。それだけの事をしてきた。 俺があいつらの立場でもそうする。 ――良かった……会えて、本当に良かった……!―― でも、俺とテニアは出会ってしまった。 ここで、カティアもメルアもいない殺し合いの世界で、俺達だけが。 ――アタシ信じてたからさ。■■が助けに来てくれるって―― テニアは俺を信じるって言ってくれたよな。 俺も、テニアを信じようって……お前が何をしてきたか知っても、それでもお前を守ろうと思ったんだ。 ――……■■、何だか印象、変わったんじゃない?―― 既に一人、殺してるからな。そりゃ...
  • 戦場の帰趨
    戦場の帰趨 ◆ZimMbzaYEY コックピットハッチを開き砂中に埋もれた機体から一人の男が顔を出す。周囲を見渡し敵がいないことを確認すると装甲の確認に入る。 いたるところに銃痕が散らばりあちらこちらにへこみが見えている。資材か何かあれば補強したほうがよさそうな感じではある。 だが先ほどチェックした内部システムと合わせてみて戦闘に問題はなさそうだった。 ただしEN残量には気を配る必要がありそうだ。 パチパチパチ・・・とスイッチが規則的に入り小気味いい音をたてていく。 「システム、異常なし。よし!ブラックゲッター、起動する」 黒いゲッターは再び起動する。その進路は東南東、目的地はG-6基地。 地中から姿をあらわしゲッターは行動を開始した。 「まったく補給ポイントってなどこにあるんだ?」 愚痴をこぼしながらモンシアは南下していた。 仮に補給ポイントを見つけられ...
  • SSタイトル元ネタ一覧
    SSタイトル元ネタリスト 作者さんの確認はほとんど取っていないので、間違ったまま記載されている可能性もあります。 No タイトル 元ネタ 10 赤い彗星 シャア・アズナブルの異名 48 楽勝! 「ガンダム0080 ポケットの中の戦争」よりバーニィの台詞 52 東北東に進路を取れ 1959年製作アルフレッド・ヒッチコック監督のアメリカ映画「北北西に進路を取れ」 59 我が道を往く人々 ガロード・ラン(我、道、走) 65 パンがなければお菓子をお食べ ルイ16世の王妃マリー・アントワネットの言葉。ただし本当はそんなこと言ってないらしい。 77 彼らの乗機は強力です 機動新世紀ガンダムX第3話タイトル「私の愛馬は凶暴です」 87 巨虫、岩を打ち抜いて アイビス=ダグラス専用BGM「流星、夜を切り裂いて」 88 類(仮面)は友(仮面)を呼ぶ 日本のことわざ「類は友を呼ぶ」 91 歌えなく...
  • ・――言葉には力を与える能がある(1)
    ・――言葉には力を与える能がある ◆C0vluWr0so まず一筋の光があった。 一瞬の間にそれは広がり、極太の光砲となる。 それはJアークに備え付けられた主砲、反中間子砲の光だ。 しかし対象の装甲を原子レベルで分解するはずの三重連太陽系の超科学は、勇気の花言葉を冠する機動戦艦の重力壁に止められる。 白と赤とに彩られた戦艦、ナデシコ。幾多の戦場を越え、人と人との争いを止めた艦。 ナデシコは、その名に恥じぬ勇猛の中に反撃の意志を示し、進む。 数十条に及ぶミサイルの雨がナデシコから放たれる。 一つ一つが並の機動兵器を破壊するのに十分。爆炎の煙をたなびかせJアークへと直進する。 対し、Jアークは動かない。 弾頭が迫る。破壊の爆発を秘めた鉄塊だ。 しかしJアークは動かない。 ミサイルの軌道は幾重にも交差し、接近する。その軌道の数は無限にも思える。 だが、決して無限では...
  • 第四回放送まで
    投下順に読む Opening~100 101~200 時系列順に読む 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 参加者ごとに読む キャラ別追跡表 時刻 タイトル 登場人物 登場機体 場所 作者 18 00 第三回放送 アルフィミィ デビルガンダム ネビーイーム ◆ZqUTZ8BqI6さん 18 00 貫け、奴よりも速く キョウスケ ゲシュペンストMkⅢ D-7 ◆VvWRRU0SzUさん 18 30 伏せた切り札 全ては己が目的のために ユーゼスアキトガウルン統夜テニア メディウス・ロクスブラックゲッターダイゼンガーヴァイサーガベルゲルミル B-2A-2 ◆ZqUTZ8BqI6さん 19 00 銃爪は俺が引く ユーゼスアキト メディウス・ロクスブラックゲッター B-2 ◆VvWRRU0SzUさん 20 00 life goes on(1)life g...
  • 騎士の美学
    騎士の美学 ◆C0vluWr0so  マサキたち一行と別れた後、ブンドルは東へ進路をとっていた。 「この地図……おおまかな地形は合っているようだな。やはりこれは殺し合いを円滑に行わせるための小道具と見て間違いないだろう」  ブンドルはこれからの目的地について思案していた。  地図を見る限りでは参加者が集まりそうなポイントは三つ。  A-1とC-8、D-8の市街地二つにG-6の基地だ。  市街地ならば建物など障害も多く、食料品なども手に入るだろう。それを考えれば非力な参加者が生き残るために集まってくることは想像に難くない。特に二つのエリアにまたがる南の市街地はその傾向が強いに違いない。  基地は言うまでも無い。この――首元に手を伸ばす――忌々しい首輪。これを解除出来る可能性が最も高いのは十分な設備があるだろう基地だ。高台にあるため、立てこもりにも有利。  ―...
  • 失われた刻を求めて
    失われた刻を求めて ◆C0vluWr0so 「これでっ……墜ちやがれえええええ!」 ゴステロの怒号と共に放たれた勇者王必殺の拳が、空を翔るバルキリーへと襲いかかる。 暴力的なまでの力を持つ拳撃の威力は十全。バルキリーの装甲などは一撃で貫くだろう。 だがしかし、それはまともに当たればの話。 「そこかっ!」 バルキリーは空中旋回し、スターガオガイガーの拳を苦もなくかわす。 天性の操縦センスと豊富な戦闘経験、そしてニュータイプの力――それらが備わったアムロには、ただの力任せの攻撃は当たらない。 だが、それだけだ。 「ちょこまかちょこまかとうざってえんだよッ! オラオラオラオラァァァァァ!」 更に続くスターガオガイガーの猛攻。 それに対して正確無比な回避運動を続けるバルキリーだったが、反撃は無い。 スターガオガイガーの強硬無比な装甲の前には...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(2)
     ◆ 「……嫌だ…嫌だ」  立ち並ぶ廃墟をなぎ倒し、抉れた大地が一筋の巨大な爪痕になっていた。  その爪の先で地に伏すヒメ・ブレン。その中でアイビスはうわ言を繰り返し呟いている。  うつむき、小さく丸まり、膝を抱え、体は芯から奮え、瞳孔は開き、焦点の合わぬ瞳は揺れ、歯の根も噛み合わず、心も折れた。  怯えが、慄きが、恐怖が全身を支配している。 「アイビス、無事か?」  ――通信?  僅かに顔を上げ、コックピットの内壁にぼんやりと開かれた通信ウインドウに目を向ける。  端整な顔立ちの青年がそこにはいた。 「ク……ルツ?」 「動けるな? やり返すぞ」 「無理だよ!」  息巻くクルツの声に咄嗟に反対の言葉が出る。本心だった。  自身の無力を思い知らされ心砕けた少女を目の前にして、驚きの表情をクルツが浮かべる。 「何……言って...
  • かくして漢は叫び、咆哮す
    かくして漢は叫び、咆哮す ◆7vhi1CrLM6 太陽が中天を過ぎ、西に傾き始めて早くも二時間。 まだ高いその陽の光に晒された二つの機体が、対峙を続けていた。 廃墟の街並みを眼下に、逼迫した面持ちで佇む大型機。朽ちて欠けたビルを足場に、ゆったりと構える小型機。 数瞬前までは、忙しく間合いの取り合いを演じていた二機だが、今は共に動きがない。 動けない者と、動かない者。両者の間を風が薙いで行った。 「本妻が他の男と駆け落ち。追いかけたいところだが、浮気相手も他の男に取られやしないかと気になって、追うにも追えず。  クク……いけねぇなぁ。いけねぇよなぁ。二股はよくない。  選びな。どっちを取って、どっちを捨てるか。どっちつかずの態度は、失礼ってもんだぜ」 問いかける者と、答えを探す者。 実に愉しげに人の心を掻き乱してくるこの男――ガウルンを前に、シャギアの動...
  • 戦場を駆ける歌
    戦場を駆ける歌 ◆gw.2K3uEb6 ズドオォォォン。大きな破壊音とともにたちこめる砂埃、倒れる木々、そして二つの機体。 森の中で出会った二人のエースパイロット。 形は違えどともに平和の為と信じ戦い続けてきた歴戦の勇である。 それが正しかったかはわからないが、互いの信じる正義を貫くために闘い続けてきた。 そこには信念があった、守りたい何かがあった。 今、二人のその理由は薄く、揺らいでいた。 それでも・・・お互いに死ぬことはできなかった。 ──ゲーム開始直後 ザフト軍のエースパイロット、アスラン・ザラ。 与えられた機体はアナハイム・エレクトロニクス社で開発されたモビルスーツの凡庸性と モビルアーマーの高機動・高火力の両方を兼ね備えた拠点防衛用の機動兵器。 RX-78GP03S、コードネームにデンドロビウムの名を冠するガンダム試作3号機であった。 ...
  • 家路の幻像(1)
    家路の幻像 ◆7vhi1CrLM6 静まり返った何の飾り気も無い無機質な通路。病院のそれによく似た機能のみが優先されたその空間に、靴音が高く鳴り響く。 仰々しい衣装を身に纏い悠然と闊歩するその男――ユーゼス=ゴッツォが静寂を振り払い歩みを進めていた。 向かう先は格納庫の脇に設置されている事務室のような部屋。 最初にこの基地に腰を下ろして以来、すっかり集合場所として馴染んでしまったそこを目指していた。 時間だ。あと僅か数分で放送が始まる。 この首に繋がれた忌々しい首輪の解析と疲れを癒すための休息、特に休息の必要を感じてはいる。 一戦を交え、一つの重要な実験を終えた直後。疲れは重なっている。だが、集合を命じたのは自らであった。 例え相手がとりあえず協力者であろうともここは行かねばならない。 情報は必要だ。 誰が死に、何人が生き残り、何処が禁止エリアとされるのか。 カ...
  • 人の意思(1)
    人の意思 ◆Qi1eK.TiFc 朝日が昇り、煌きめく光が周囲に広がる。 南部に設置された市街地全域に朝日が差し込む。 その光は市街地内の高層ビルに備えられた窓ガラスにも降り注ぐ。 枚数は数えられないほどに多いが、厚みは薄くあまり目立たない。 しかし、日光の反射により、自分の存在をこれでもかといわんばかりにその存在を周囲にアピールする。 そう。まるで、盛んに動き回っている彼らのように。 大地を蹴り飛ばし、宙を舞い、爆音を響かせながら一つのステージで踊り狂う彼らを鑑賞するように。 窓ガラスは彼らを、二体の機械仕掛けの人形が織り成す舞台を眺めていた。 「ガンダムF91か……俺向きの機体だな」 白と青で彩られ、四本の黄色いアンテナを備えた複眼のモビルスーツ。 ガンダムF91のコクピット内のシートでアムロ・レイが呟く。 進化した人間、新人類ともいうべきニュ...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(ver.IF)(2)
     ◆ 「……嫌だ…嫌だ」  立ち並ぶ廃墟をなぎ倒し、抉れた大地が一筋の巨大な爪痕になっていた。  その爪の先で地に伏すヒメ・ブレン。その中でアイビスはうわ言を繰り返し呟いている。  うつむき、小さく丸まり、膝を抱え、体は芯から奮え、瞳孔は開き、焦点の合わぬ瞳は揺れ、歯の根も噛み合わず、心も折れた。  怯えが、慄きが、恐怖が全身を支配している。 「アイビス、無事か?」  ――通信?  僅かに顔を上げ、コックピットの内壁にぼんやりと開かれた通信ウインドウに目を向ける。  端整な顔立ちの青年がそこにはいた。 「ク……ルツ?」 「動けるな? やり返すぞ」 「無理だよ!」  息巻くクルツの声に咄嗟に反対の言葉が出る。本心だった。  自身の無力を思い知らされ心砕けた少女を目の前にして、驚きの表情をクルツが浮かべる。 「何……言って...
  • 第二回放送まで
    投下順に読む Opening~100 101~200 時系列順に読む 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 参加者ごとに読む キャラ別追跡表 時刻 タイトル 登場人物 登場機体 場所 作者 18 00 第一回放送 アルフィミィ なし 不明 ◆9NAb4urvjAさん 18 05 テニア日誌 テニアムサシ ベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム D-6岩山麓 ◆Nr7qwL8XuUさん 18 05 依頼主死すとも依頼は死なず ロジャー 騎士鳳牙 D-8北部市街地 ◆pqQ1ngVOkgさん 18 10 任務……了解 アスランヒイロ九鬼 ファルゲン・マッフレイダーガンダムドラグナー2型カスタム F-4G-6 ◆RmVnSh2jvgさん 18 10 煮えきらぬ者 バーニィ ブラックゲッター G-6基地格納庫 ◆960Brut/Mwさん 18 10...
  • 怒れる瞳(1)
    怒れる瞳 ◆VvWRRU0SzU 「つまり、あの騒ぎは芝居だったと。キラはアイビスさんとナデシコに先行して、ブンドルさんはそれを追っていった……そういうことなんですね?」 急発進したサイバスターを見送った後、アムロは一連の経緯をカミーユに説明していた。 甲児を拘束していた部屋にはアイビスの書置きがあった。 トモロが映し出したモニターに表示される、『ナデシコに行って来る』とだけ書かれた簡潔な手紙。 「ああ、アイビスと甲児が示し合わせていたんだとさ」 「じゃあ、俺達も……!」 「ブンドルに任せておけ。お前もあいつがキラに厳しい言葉をかけた理由は分かっているだろう?」 「……やり通す覚悟はあるかってことでしょう。それはわかりますけど、もし敵がいたら二人だけじゃ対処できませんよ!」 「ガロードがいる。シャギアという男も中々の人物だそうだ……カミーユ、彼らをもっと...
  • 歯車は噛合わず 男は反逆を起こした(1)
    歯車は噛合わず 男は反逆を起こした ◆7vhi1CrLM6 「また揺れだしたニャ」 「マ、マサキ、早く何とかするニャ」  機体が猛烈に震え始め、黒と白、二匹の猫が悲鳴をあげて頭を抑えた。  それに言い返しつつマサキは手元の操縦に集中する。 「少しは黙ってろ!」  『絶対的な火力と強固な装甲による正面突破』をコンセプトに作り上げられた試作機アルトアイゼン。  その極端すぎる設計思想はベースとなったゲシュペインストの機体バランスを著しく損ね、特殊な能力は必要ないとはいえその扱いは難しい。  それに加えて各部に受けた損傷が、操縦性の悪さに拍車をかける結果となっていた。  今現在のアルトの乗り心地は、例えるなら急発進と急ブレーキしかできない車が未舗装の岩山を走っているようなものである。  ようするに乗り心地が最悪なのだ――機動兵器に乗り心地を求めるのもど...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(1)
    Shape of my heart ―人が命懸けるモノ― ◆7vhi1CrLM6  目が二つあった。  パープルアイとでも言うのだろうか? 深く暗く沈んだ紫紺の両眼が、言い逃れは許さない、と詰問の視線を突きつけている。  どこか追い込まれているような、自分で自分自身を追い詰めているような、そんな目だった。  似てるなと思う。初めて戦場に狩り出された新兵が、自分のミスで仲間を死なせてしまった。そう思いつめているときの目が、ちょうどこんな感じなのだ。 「お前、ラキの何なんだ?」 「質問してるのはこっちだ」 「知ってることを全部話せって言われてもな……何処の誰とも知れない奴に話す義理はねぇ。  もっとも、俺のことなら別だがな。今夜のご予定から泊まっている部屋の番号まで何でもお答えいたしますよ」 「ふざけるなっ!!」 「悪い悪い。そう怒るなって。だが、そっちが答えなき...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(ver.IF)(1)
    Shape of my heart ―人が命懸けるモノ― ◆7vhi1CrLM6  目が二つあった。  パープルアイとでも言うのだろうか? 深く暗く沈んだ紫紺の両眼が、言い逃れは許さない、と詰問の視線を突きつけている。  どこか追い込まれているような、自分で自分自身を追い詰めているような、そんな目だった。  似てるなと思う。初めて戦場に狩り出された新兵が、自分のミスで仲間を死なせてしまった。そう思いつめているときの目が、ちょうどこんな感じなのだ。 「お前、ラキの何なんだ?」 「質問してるのはこっちだ」 「知ってることを全部話せって言われてもな……何処の誰とも知れない奴に話す義理はねぇ。  もっとも、俺のことなら別だがな。今夜のご予定から泊まっている部屋の番号まで何でもお答えいたしますよ」 「ふざけるなっ!!」 「悪い悪い。そう怒るなって。だが、そっちが答えな...
  • 鍵を握る者 噛合わない歯車(1)
    鍵を握る者 噛合わない歯車 ◆7vhi1CrLM6 「また揺れだしたニャ」 「マ、マサキ、早く何とかするニャ」  機体が猛烈に震え始め、黒と白、二匹の猫が悲鳴をあげて頭を抑えた。  それに言い返しつつマサキは手元の操縦に集中する。 「少しは黙ってろ!」  『絶対的な火力と強固な装甲による正面突破』をコンセプトに作り上げられた試作機アルトアイゼン。  その極端すぎる設計思想は、ベースとなったゲシュペインストの機体バランスを著しく損ねている。特殊な能力は必要ないとはいえその扱いは難しい。  それに加えて各部に受けた損傷が、操縦性の悪さに拍車をかける結果となっていた。  今現在のアルトの乗り心地は、例えるなら急発進と急ブレーキしかできない車が未舗装の岩山を走っているようなものである。  ようするに最悪ということだ――機動兵器に乗り心地を求めるのもどうかと...
  • ネクスト・バトルロワイアル(5)
    統夜の震えが、イェッツト・ヴァイサーガに伝導する。 ひたすら、目的へ向けて一直線に邁進していた統夜ですら、無意識に後退してしまうほどの存在感。 正面に立っているだけで、強風で吹き飛ばされる錯覚すら覚える。 これが、この殺し合いを開いた元凶の全力。 平行世界を歪め、世界の新生を企んだ、因果律という神の遣わした歪んだ大天使。 シュテルン・ノイ・レジセイアが存在するだけで放たれる生命波動は、明確な意思と力を感じるほどだった。 『我の力を宿した人間よ……もう一度問おう。我とともに歩むつもりはないか?』 「誰が……ッ!」 誰がそんな誘いの乗るものか、と言おうとするが、かみ合わぬ奥歯が、乾ききった口内が、それを許さない。 これが、おそらく最後通牒。これを断れば、まさに次元が違う存在と剣を交えることになる。 いや、そもそも剣を交えると、戦闘と呼べるだけのものになるの...
  • 獅子身中の虫
    獅子身中の虫 ◆WgWWWgbiY6 基地内の医務室。ここでモンシアは包帯の交換をしていた。 べっとりと血が染み付いた包帯代わりのシャツを引っぺがす。 腹部の傷は塞がるどころかおびただしい鮮血を流し続けている。 大量の酒を摂取したお陰で、血行は良くなり先程よりも酷い有様だ。 「ちいっ……ぼうっとしてきやがった」 目の前がぼんやりとし、激しい頭痛が続く。 酒にまだ酔っているというわけでもないだろう。先程、粗方吐き出したばかりだ。 これは純粋な出血多量によるもの。 人は体内の三分の一ほどの血液を出血すると死に至るというが、自分は今どれだけの血を流したのだろうか。 朦朧とする意識の中、外からは金属と金属がぶつかり合うような鈍い音が聞こえてくる。 「また、どっかの馬鹿がおっぱじめやがったか。ヒビくんだよっ!ちったあ静かにしやがれっ!」 そう悪態を...
  • 赤と流星、白と勇者王
    赤と流星、白と勇者王 ◆C0vluWr0so 「……それでさきほどは取り乱していたわけか。すまない、不注意に近づきすぎたな」 「いえ……それより、その放送……本当なの?」 「ここで嘘をついても私たちに何の得がある? 内容が真実かどうかは別だが『放送された』。これは紛れもない真実だ」  ……場が沈黙で満ちる。シャア・アズナブルとアイビス・ダグラスは穴を掘っていた。  ざく……ざく……  ここに埋められる人間……彼女、アイビスがここに来て初めて出会ったのがジョシュア・ラドクリフだった。  ざく……ざく……  彼は優しかった。……優しすぎた、このゲームで生き残るには。  ざく……ざく……ざく……ざく……  もしアイビスをかばって戦闘をしなければ、死ぬことは無かったはずだ。  ざく……ざく……ざく……ざく……  自分の未熟さ...
  • 交錯線(1)
    交錯線 ◆7vhi1CrLM6 一瞬、刃先が常闇の中に浮かび上がった。 咄嗟に腕が動き、鞘を盾に受け止める。高く澄んだ金属音が狭い通路に反響した。 続けて一閃二閃。 鞘を払う暇も余裕もなく、視神経を総動員して刃の動きを追う。 補給を行なった影響か。あるいは損傷の修復が進んだ影響か。動きが前よりも早く巧緻に長けている。 必死になって動きを追った。 四エリアに跨る広大な南部市街地。その下に網の目のように張り巡らされた地下道には、日の光も届かない。 刀身が鞘に触れたその瞬間だけ、カッと火花が飛び、互いの姿を浮かび上がらせていた。 圧し掛かり押し潰してくるかのような圧力。刃を防ぎつつ圧されてジリジリと後退していく。 場所が悪い。幾ら幅員60m高さ70mを超える広さとはいえ、所詮は通路。 40mを超えるヴァイサーガに換算してみれば、それは僅か人二人分のスペースでしかない。...
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