第二次スパロボバトルロワイアル@wiki内検索 / 「閃光」で検索した結果

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  • 閃光
    閃光 ◆caxMcNfNrg  青空を突き抜けるように、箱庭に轟音が響き渡る。  他の空間から隔絶された、殺し合いの盤上。  草一つ無い荒地で、森を背にして青いMSが火器を連射している。 「ったくよ・・・ゲームに乗ってない奴は、ここには居ないのか?」  コクピット内に響く、モンシアのぼやき。  その視線は、モニターに移ったMSを追っている。  ・・・奇しくも、こちらと同じガンダムタイプである相手。  空を飛び回るそれに向けて、ミサイルやガトリングガンを放つ。  しかし相手は、迫りくるミサイルを難なくかわす。  ガトリングガンに到っては、数発当たりはするものの、  特殊装甲か何かなのか、その身に傷一つつける事はない。  そのままの勢いでこちらに接近してくると、相手は頭部からビームを放った。 「うおっ!・・・さっきの奴よりゃ、やるみてえじゃねえか」  相手...
  • 騎士GEAR鳳牙
    ...撃と誤植された。 閃光雷刃撃 全てのタービンを回転させ雷を発生させ、機体を回転させ雷撃で攻撃する全方位技。 特殊装備 ハイパープラズマドライブ 両腕、両足に搭載されたタービンを回転させてエネルギーを送り込むシステム。ハイパーデンドーデンチでのみエネルギー充電が出来る。 データウェポンインストール ギアコマンダーに入れられたデータウェポンを送り込み、武器として使用する。 疾風激走脚 両足のタービンを回転させ、そのタービンで高速移動するシステム。エネルギーを使うため、普段は歩いたほうが得策かも。 移動可能な地形 空中○、陸地○、水中○、地中× 備考 アルクトスにあるもう一つのGEAR。騎士凰牙(ナイトオウガ)とも呼ばれる。電動との違いはコックピットが単座で色が黒と赤で塗られてる程度で、性能も含めてほぼ違いが無い。当初はアルテアが所持していたが、のちに北斗が乗り込み、再びアルテア...
  • かくして漢は叫び、咆哮す
    ...うに細く鋭い牡丹色の閃光が、足元に撃ち込まれた。アスファルトの足場が一瞬で融解し、穴か空く。 一射。二射。三射。縦に、横に、と避けた端から撃ち込まれてくる砲撃に辟易して、路地裏に飛び込んだ。 ジグザグに廃墟の路地裏を駆け抜けるも、意に介さず。蝙蝠のように変幻自在に飛翔する移動砲台は、俊敏に追跡してくる。 「やれやれ、撃ってもらいたかったのはこれじゃないんだがねぇ」 先の戦闘で把握した武装と接近戦の嫌い様、あの機体は恐らく中・遠距離を得意としている。 とすればあの堅牢さと巨体だ。戦車に砲塔が付いてないという間の抜けた話はないだろう。 高火力の武装の一つや二つあったとて、何ら不思議はない。 それを撃たせたかった。 その為にあえて敵が得意と思われるレンジに、身を晒した。ただし、射線はあの戦艦に重ねてだ。 何故か――極めて単純で、簡単で、明確な理由。 庇い続け...
  • 迷いの行く先
    ...スラン 薄氷の同盟 閃光 ヒイロ 薄氷の同盟
  • ガンダムF91
    ...な後付設定があるが、閃光のハサウェイの時点でミノフスキードライブは完成しているという矛盾点が発生する。閃ハサは黒歴史ですか、そうですか。F-91に搭載しているサイコフレームもどきはマルチブル・コントラクション・アーマーといい、コンピューターチップを素粒子大にして埋め込むだけでなく、複数の構造材や内蔵電装機器を装甲に取り込むという一種の強化案である。バイオコンピューターはその搭乗者の技量を超えた出力を出さないためのリミッターも兼ねている。F-91はあまり関係ないが、F-97ことクロスボーンX1はF-91同様フェイスオープンしMEPE現象に近いことをしている。が、そのとき戦っていたF-91のパイロットのハリソンはそのことに全く触れなかったため、単なる演出説が浮かんでいるF-91-MSVにおいてヴェスバーなしでもほぼ同様に戦えるように4連ビームガトリングガン、ミサイルランチャー(対艦ミサイ...
  • 核ミサイルより強い武器
    ...ACK NEXT 閃光 投下順 東北東に進路を取れ 盤の上で駒は計略を巡らせて 時系列順 カフェタイム ―あんたらつくづく…― BACK 登場キャラ NEXT 憎悪 テニア 堕ちた少女 無題 ムサシ 堕ちた少女
  • 目覚めよ、と呼ぶ声あり(2)
    ...スター唸りを挙げ眩い閃光を放った。 一度開いた距離が瞬く間に潰れていく。その先に光が灯る。 「なるほどいい腕だ。だが……」 メディウス・ロクスの胸部に集約されていく光。それが強大な奔流となり撃ち出される。 眼前に迫り狂う粒子の荒波。 だが、構う事は無い。スラスターから漏れる光が大雷凰を呑み込み、一筋の閃光と化して不死鳥を形作る。 ぶつかり合った大雷凰とターミナスブレイザーがほんの一瞬だけせめぎ合い、不死鳥が突き抜けた。 「馬鹿なッ!? グオッ!!!!」 蹴り。ただの蹴り。呆れ返るほど真っ直ぐで前に突き進むほか一切を知らない蹴り。 しかし、大雷凰の全推進力を懸けた蹴りだ。メディウス・ロクスの装甲に亀裂が奔り―― 「うをおおおぉぉぉぉぉおおおおおおりゃッ!!!!」 トンでもない速度で弾け飛んだ。そして、稼動効率100%を超えた大雷...
  • 穴が空く(2)
    ...スター唸りを挙げ眩い閃光を放った。 一度開いた距離が瞬く間に潰れていく。その先に光が灯る。 「なるほどいい腕だ。だが……」 メディウス・ロクスの胸部に集約されていく光。それが強大な奔流となり撃ち出される。 眼前に迫り狂う粒子の荒波。 だが、構う事は無い。スラスターから漏れる光が大雷凰を呑み込み、一筋の閃光と化して不死鳥を形作る。 ぶつかり合った大雷凰とターミナスブレイザーがほんの一瞬だけせめぎ合い、不死鳥が突き抜けた。 「馬鹿なッ!? グオッ!!!!」 蹴り。ただの蹴り。呆れ返るほど真っ直ぐで前に突き進むほか一切を知らない蹴り。 しかし、大雷凰の全推進力を懸けた蹴りだ。メディウス・ロクスの装甲に亀裂が奔り―― 「うをおおおぉぉぉぉぉおおおおおおりゃッ!!!!」 トンでもない速度で弾け飛んだ。そして、稼動効率100%を超えた大雷...
  • 若い、黒い、脅威
    ...EXT モンシア 閃光 バーニィ 貫く、意地
  • 戦場の帰趨
    ...ィム!!」 銃弾と閃光が交錯しあたりに爆音が響き渡る。 弾丸は障害物に当たり火花を散らし、ゲッタービームは進路を阻むもの全てを抉り取りまっすぐ大空へ伸びていった。 G-6基地の廃墟と化した一角に一機の人型機動兵器が別の一機を見下ろしただずんでいる。 「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハ・・・ハハ・・・やった。やったぞ!」 そのパイロットの息は荒く呼吸は落ち着かない。 一度相手の機体を確認する。右半身が吹き飛んでいる。動いていない。動くはずがない。 自然に笑いがこみあげてきた。強敵を打ち倒した充実感と高揚感に体が満たされる。 ついで機体のチェックを始める。山ほど撃ち込まれたせいか損傷がひどい。 なかでも頭部は最後の一撃で前面の右側にヒビが生じている。一度しっかりと整備をするべきだ。 ふと気づくと体の興奮は既に冷めていた。もう一度相手を見やる。 決意を固め参加...
  • 始まりの葬送曲
    ...して騎士は走り出す 閃光 時系列順 Impact of The Red BACK 登場キャラ NEXT アスラン 迷いの行く先 バサラ 我が道を往く人々
  • 目覚めよ、と呼ぶ声あり(1)
    ... 構え打ち出される閃光。 地に膝をついていた大雷凰が、横っ飛びに跳ねた。爆音が響き、その場が抉り飛ぶ。 一転、二転、三転。転がり続ける竜馬を全身から撃ち出される火線が追う。 一向にやむ気配のない銃声、集中豪雨のように降り注ぐ光の雨。圧倒的な火力は体勢を立て直す暇すら与えない。 「おい!」 そんな中、竜馬の声が叫ぶ。 「パイロットはまだ生きてるぜッ!!!」 「ッ!!」 真っ二つに切り裂かれた金色の機体。それが火線を潰すような形で、突然投げ出された。 咄嗟に射線が逸らされる。閃光が上方に飛び、一筋の閃光が夜空に立ち上った。 一息つく間もなくベガを戦慄が襲う。眼前に迫った黄金の機体、視界を塗り潰すそれに亀裂が奔る。 巨大なトマホーク。さらに二つに切り裂かれる黄金の機体。 「うをおおおぉぉぉぉぉおおおおおおりゃッ!!!!」 咄嗟...
  • 穴が空く(1)
    ... 構え打ち出される閃光。 地に膝をついていた大雷凰が、横っ飛びに跳ねた。爆音が響き、その場が抉り飛ぶ。 一転、二転、三転。転がり続ける竜馬を全身から撃ち出される火線が追う。 一向にやむ気配のない銃声、集中豪雨のように降り注ぐ光の雨。圧倒的な火力は体勢を立て直す暇すら与えない。 「おい!」 そんな中、竜馬の声が叫ぶ。 「パイロットはまだ生きてるぜッ!!!」 「ッ!!」 真っ二つに切り裂かれた金色の機体。それが火線を潰すような形で、突然投げ出された。 咄嗟に射線が逸らされる。閃光が上方に飛び、一筋の閃光が夜空に立ち上った。 一息つく間もなくベガを戦慄が襲う。眼前に迫った黄金の機体、視界を塗り潰すそれに亀裂が奔る。 巨大なトマホーク。さらに二つに切り裂かれる黄金の機体。 「うをおおおぉぉぉぉぉおおおおおおりゃッ!!!!」 咄嗟...
  • The 5th Vanguard
    ...。 全身から黄金の閃光を放つ。その光に触れたメディウスとガンダムヘッドが消し飛び、キングジェイダーを捉える繭が瓦解した。 そのF91、命を燃やし力へと変えるシャギアの最期の咆哮が轟く。 「刮目せよ! これが我らのッ!」 ゲッターシャイン――見る者が見ればそう言ったかも知れないその輝きを身にまとい―― 「乾坤一擲の合体だぁぁぁぁッッ!」 ――キングジェイダーの頭部へと、激突する! 「パイルダァァァァァァァァァァァアアアアアアアアッ! オォォォォォォオオオオオオォォォォォォォォォンッッ!」 もはや光そのものとなったF91と、キングジェイダーの頭部・ジェイダー。 光の中で、二つは一つになる。 キングジェイダーの持つJジュエルの力を、保管されていたレース・アルカーナが増幅する。 F91のサイコフレームがその発生した莫大な力...
  • 命の残り火
    ...ルを叩くとモニターに閃光が映し出される。 小指の先ほどにしか見えないそれが拡大されはっきりとした輪郭を伴っていく。 「機体だな。それにしてもこの速度は……」 「シャギアさん、こっちにもう一機いるぜ」 甲児が指差すそこに目を向ける。確かにそこにもう一機いた。白銀の機体。 高速で駆け抜ける機体とその先にいる機体。それが意味する状況は―― 「詳細は分からないが戦闘だな……待てッ!! 甲児くん!!!」 「わりぃ、シャギアさん。ナデシコはそのまま決めたとこまで行ってくれ!」 言うが早いか飛び出していく甲児。そのまま振り返ることなく指揮所を後にする。 だが、ナデシコは積極的な接触は避けると決めたばかりなのだ。頭が痛い。 「どちらが敵かも分かっていないと言うのに……」 いや、それどころか両方ともこの殺し合いに興じる人間という可能性すらある。...
  • 鍵を握る者 噛合わない歯車(2)
    ...とき、上方から一筋の閃光がミサイルを射抜いた。  耳を劈くような轟音。衝撃でガラスが千の破片となって降り注ぎ、閃光に目がくらんだ。 「ユリカ、無事か?」  耳に聞き覚えのある声が届く。目を瞬かせて見上げた夜空に、黒い戦闘機の姿を見つけ、彼女は元気一杯に答えた。  目の前に廃墟が広がっていた。  敵戦艦が少し跳ねて着地したかと思った次の瞬間、大地に亀裂が走り、あっという間に広がったそれは立ち並ぶビル群を巻き込んで瓦礫の山に変えた。  そのときから、マサキとテニア、それに武蔵の反応も消えている。  ――どうして……こんなことに……。  Jクォースが帰還する。火の鳥のような姿をしたそれは纏った炎を消し去り、本来の錨のような姿に戻ると元通り艦首におさまった。  それを虚ろな目で眺めたあと、視線を上げてみる。  そこには二つある頭の内の一つが消し飛び、...
  • 交錯線(2)
    ...んだコマンドの名は、閃光雷刃撃。 コマンド入力を受けて凰牙のタービンが高速で回転を始め、唸りを上げていく。 やがてそこに生じた雷の閃光は瞬く間に大きくなり、雷鳴を轟かせて広範囲に炸裂した。  ◇ 空気が膨張し、雷が爆ぜたかのような轟音が轟く。稲妻と稲光が窪地の底を広域に渡って駆け抜ける。 一拍遅れて衝撃の波が瓦礫の山を巻き上げながら伝播し、立ち込める粉塵が窪地を覆い隠した。 そんな中、その粉塵の濃淡をガウルンは注意深く観察する。 揺らめく陽炎のように何かが一瞬動いたと思った瞬間には、もう烈火刃を投げている。僅かな爆音が鼓膜に届く。 命中。それを確信し、その場へ。 しかし、既に標的は姿をくらませその場にはいなかった。 「やれやれ、ふられちまったか……全くお寒いねぇ」 さてと、これからどうするかな。このままネゴシエイターを追いかける。 それ...
  • ガンダムファイト
    ...!」 両者の間で閃光が煌めき火花が散る。一見互角の勝負かと思われたがマスターガンダムが押され始める。 戦闘によるダメージと先刻のオーバーロードの所為で出力が上がらないためである。 「このまま押し切らせてもらいますぞ!!」 そのままレオパルドが一歩踏み込む。 そのとき、レオパルドの背後に何かが突き刺さり中のパイロットを押しつぶした。それはマスターガンダムの左手で あった。ガウルンはあらかじめディスタントクラッシャーを爆煙に紛らせレオパルドの背後を貫かせたのである。 不可能にも思えるが普段からラムダドライバー機に乗る彼にとってはこの程度のイメージングは 決して難しいことではなかった。 「じいさん、団体さんがそのうち行くだろうから閻魔にでも伝えといてくれ。死因は俺で」 ダークネスフィンガーを止めディスタントクラッシャーを引き抜く。 そして、パイロ...
  • 家路の幻像(2)
    ...だ。 その空を赤い閃光が南北に駆け抜けるのを、そのときカミーユは目撃した。  ◆ 「馬鹿な男だ」 管制塔の天井にぽっかりと空いた大穴からユーゼスは上空を眺めていた。 視界の先にはメディウス・ロクス――バーナード=ワイズマンがいる。司令室内部の通信機器はその声を伝えている。 既にメインコンピューターの損傷度合いは確認していた。出力は落ちているが電装系統に狂いはない。 AI1の行なっていた解析結果も高い解析率のモノがバックアップに残されている。後の処理はAI1でなくとも可能だ。首輪の解析に支障はない。 そして、最も重要な手を加えようとしていた謎のナノマシン。本体の首輪こそ持て行かれたが、一部をサンプリングし手元に残していた。 重ねて思う。馬鹿な男だ、と。 こうして何の得にもならないどころか、自身の不利になるようなことを口走っていることもそうだが、それ...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(ver.IF)(2)
    ... 耳を劈く轟音と眩い閃光。遅れてやってきた空気の壁が薄煙を吹き飛ばす。  咄嗟に目を向けたその先に、左腕から投げナイフを投げるように光軸を飛ばすギンガナムの姿があった。視線誘導に引っかかったように、光軸が殺到する先に自然と目が向く。 「あれは……ブレンパワード? ……っ!!」  クルツのラーズアングリフと白桃色のブレンパワードをラキが視界に納めるのと、ギンガナムが大地を踏み鳴らし進撃を開始したのは、ほぼ同時だった。  咄嗟に視線を戻す。またしても出遅れた。  猛然と突撃を試みるギンガナムに対し、初動の遅れたラキは間に割ってはいることが出来ない。間に合わない。  が、それはあくまでラキに関してだけのことである。  ラキよりも素早く反応を起こしたネリー・ブレンが跳ぶ。バイタルグローブの流れは一切合財の距離をふいにして、ネリー・ブレンをギンガナムの真正面へと誘う。...
  • 狂宴
    ...、鋼の勇者王に巨大な閃光が降り注いだ… 「…すごい威力ね、電童のファイナルアタック並みだわ。」 ローズセラヴィーの最大最強の一撃・Jカイザー。その凄まじい威力にベガは戦慄すら覚えていた。 先ほどの戦闘で並大抵の火力では通用しないと判断したユーゼス。彼は自分たちの持ちうる最大の火力であるJカイザーを使わせるべく、 それを敵に悟らせぬよう囮となってベガを逃がしたのだ。 やがて通信が回復 『Jカイザー、素晴らしい威力だな。』 「ユーゼスさん、無事ですか?」 『機体の損傷は激しいが命に別状は無い。やつと多少距離があったのが幸いしたな。』 「よかった。それで、敵は?」 『なかなか勘のいいパイロットだったようだな、逃げられた。さすがに完全回避は出来なかったようだが、 機体の左半身が大きく損傷していたから、今後下手には動けまい。』 「そうですか・・・」 思わず...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(2)
    ... 耳を劈く轟音と眩い閃光。遅れてやってきた空気の壁が薄煙を吹き飛ばす。  咄嗟に目を向けたその先に、左腕から投げナイフを投げるように光軸を飛ばすギンガナムの姿があった。視線誘導に引っかかったように、光軸が殺到する先に自然と目が向く。 「あれは……ブレンパワード? ……っ!!」  クルツのラーズアングリフと白桃色のブレンパワードをラキが視界に納めるのと、ギンガナムが大地を踏み鳴らし進撃を開始したのは、ほぼ同時だった。  咄嗟に視線を戻す。またしても出遅れた。  猛然と突撃を試みるギンガナムに対し、初動の遅れたラキは間に割ってはいることが出来ない。間に合わない。  が、それはあくまでラキに関してだけのことである。  ラキよりも素早く反応を起こしたネリー・ブレンが跳ぶ。バイタルグローブの流れは一切合財の距離をふいにして、ネリー・ブレンをギンガナムの真正面へと誘う。...
  • 髑髏と悪魔が踊るとき
    ...T 楽勝! 投下順 閃光 狂宴 時系列順 閃光 BACK 登場キャラ NEXT 心に、悪魔宿りて シンヤ 死活問題 情け無用のロンリーウルフ キッド
  • 歌と現実
    ...ラクス ヒイロ 閃光
  • 第一回放送まで
    ...Aさん 14 30 閃光 モンシアヒイロ ガンダムヘビーアームズ改レイダーガンダム G-3 ◆caxMcNfNrgさん 14 45 始まりの葬送曲 アスランバサラ ファルゲン・マッフラーゼフォン B-6 ◆gw.2K3uEb6さん 15 00 Impact of The Red アムロシャア孫光龍 VF-1Jバルキリー(ミリア機)核ミサイルレプラカーン H-2H-1 ◆IA.LhiwF3Aさん 15 00 盤の上で駒は計略を巡らせて シャギアオルバ比瑪甲児 ヴァイクランディバリウムペガスナデシコ D-3 ◆IA.LhiwF3Aさん 15 00 核ミサイルより強い武器 テニアムサシ ベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム F-8 ◆w4z2Zc6V4Mさん 15 00 カフェタイム ―あんたらつくづく…― カテジナギャリソンコスモ プロトガーランドガンダムレオパルドデストロイジ...
  • 貫く、意地
    ...ムを放った。 赤い閃光が宙を走り、真紅の機体へと襲い掛かる。 「問答無用で攻撃とは、厄介なやつに声をかけたな……!」 コックピットでキョウスケ・ナンブは独りぼやいた。 バーニィの咆哮と共に放たれたゲッタービームをすんでのところでかわしたビルトファルケン。 旋回しつつスプリットミサイルを放ち、オクスタンライフルで反撃するものの、ゲッター合金の厚い壁の前に全て弾かれてしまう。 (典型的な特機か、つくづく厄介だ) 後方支援における遠距離射撃をコンセプトに開発されたファルケン。 装甲が分厚く、接近戦で畳み掛けてくる機体とは一番相性が悪いと言える。 「このぉ!当たれぇぇぇぇぇ!!」 「ちっ、ブースト!」 特にあの高出力のビーム兵器。 当たればファルケンの脆弱な装甲では一たまりもあるまい。 まともにぶつかりあって、...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(4)
    ... 瞬間、相手の左腕が閃光を発する。動きはここにきて尚早い。ここぞというところを嗅ぎ分けるこの男の嗅覚には、思わず舌を巻く。  三撃目。砕けた刀身を突き出した。前へ。ただ前へ。暁を背に二つの影が交錯する。ぐしゃりと砕ける音。モノが潰れる感触。  光る腕は眼前で止まり、その光を失っていた。そして、ブレンバーの刀身はギンガナムを貫いている。 「生きて……いるのか? 私は……」  死を覚悟して前に出た。にもかかわらず生きている。何故、自分は生きているのか? 生きていることを喜ぶよりも先に、疑問が思い浮かんだ。  ジョシュアがギンガナムの右腕を持っていってくれた。クルツが多大な損傷を与えてくれた。その彼らが開いた血路のお陰で生き残れた。  それは分かっていたが、やはり生きているということが不思議でならなかった。緊張の糸が途切れたのか、どこか呆然としているという自覚がある...
  • 私は人ではない
    ...  ピンクの閃光が鋭く走り、大雷凰の肩口を抉り飛ばし、大地に穴を穿つ。  瞬間、ドーム上の火球が地表に現出し、その余波で真ゲッター2の巻き起こした竜巻は吹き飛んだ。  その中心を竜馬は駆け上がる。ゲッターに向かって、一直線に、脇目も振らず。  ゲッタービームを放ったことによる僅か零コンマ数秒にも満たない硬直。その隙に二機の距離は詰まり、大雷凰の左腕はゲッターの頭部を鷲掴み、無造作に引き寄せる。  駆け上がってきた勢いそのままの膝蹴りが、ゲッターの腹部にめり込む。  ゲッターの巨体が折れ曲がり、僅かに浮かび上がったその刹那、腹部から閃光が迸った。  だが、すでにそこには大雷凰はいない。その姿は遥かな上空に存在していた。 「へっ! 隼人の野郎に見込まれただけあって、ちったぁやるじゃねぇか」  ◇  大雷凰は左腕で鷲掴みにした頭部を膝蹴りの時には...
  • 歯車は噛合わず 男は反逆を起こした(2)
    ...とき、上方から一筋の閃光がミサイルを射抜いた。  耳を劈くような轟音。衝撃でガラスが千の破片となって降り注ぎ、閃光に目がくらんだ。 「ユリカ、無事か?」  耳に聞き覚えのある声が届く。目を瞬かせて見上げた夜空に、黒い戦闘機の姿を見つけ、彼女は元気一杯に答えた。  目の前に廃墟が広がっていた。  敵戦艦が少し跳ねて着地したかと思った次の瞬間、大地に亀裂が走り、あっという間に広がったそれは立ち並ぶビル群を巻き込んで瓦礫の山に変えた。  そのときから、マサキとテニア、それに武蔵の反応も消えている。  ――どうして……こんなことに……。  Jクォースが帰還する。火の鳥のような姿をしたそれは纏った炎を消し去り、本来の錨のような姿に戻ると元通り艦首におさまった。  それを虚ろな目で眺めたあと、視線を上げてみる。  そこには二つある頭の内の一つが消し飛び、...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(ver.IF)(4)
    ... 瞬間、相手の左腕が閃光を発する。動きはここにきて尚早い。ここぞというところを嗅ぎ分けるこの男の嗅覚には、思わず舌を巻く。  三撃目。砕けた刀身を突き出した。前へ。ただ前へ。暁を背に二つの影が交錯する。ぐしゃりと砕ける音。モノが潰れる感触。  光る腕は眼前で止まり、その光を失っていた。そして、ブレンバーの刀身はギンガナムを貫いている。 「生きて……いるのか? 私は……」  死を覚悟して前に出た。にもかかわらず生きている。何故、自分は生きているのか? 生きていることを喜ぶよりも先に、疑問が思い浮かんだ。  ジョシュアがギンガナムの右腕を持っていってくれた。クルツが装甲を脆くし、機体そのものの動きも鈍らせてくれた。その彼らが開いた血路のお陰で生き残れた。  それは分かっていたが、やはり生きているということが不思議でならなかった。緊張の糸が途切れたのか、どこか呆然と...
  • Opening~100
    ...wF3Aさん 50 閃光 モンシアヒイロ ガンダムヘビーアームズ改レイダーガンダム G-3 初日14 30 ◆caxMcNfNrgさん 51 核ミサイルより強い武器 テニアムサシ ベルゲルミル(ウルズ機)RX-78-2ガンダム F-8 初日15 00 ◆w4z2Zc6V4Mさん 52 東北東に進路を取れ ジョナサンキラ JアークガンダムF-91 B-4 初日12 55 ◆eK/Y5OG4jwさん 53 死活問題 シンヤロジャーリリーナ テッカマンエビル騎士鳳牙ヴァルハラ D-7 初日15 30 ◆Nr7qwL8XuUさん 54 淡い記憶と、現実 統夜 ヴァイサーガ A-1 初日15 30 ◆w4z2Zc6V4Mさん 55 迷いの行く先 アスランヒイロ ファルゲン・マッフレイダーガンダム F-6 初日15 50 ◆vQm.UvVUE.さん 56 殺意は昏き火が如く リョウ 大雷鳳 C-...
  • 獣の時間(1)
    ...を潜り込ませる。 閃光は虚空を貫き、後方のビルに直撃。大穴を開け、粉塵をまき散らした。 どうやらあのライフルはカミーユの体感してきたものとは次元が違う。Zのビームランチャー並とまでは言わないものの、一発でもまともに受ければそこで終りだ。 ビル陰から躍り出る。 すかさずビームが飛んできた。ピンポイントバリアを左腕部に集中させ、簡易シールドとして用いる。 力場にビームが衝突。だが、圧縮された力場はなんとかビームを弾いてくれた。 右腕にガンポッドを構え射程内に入るまで前進しようとしたとき、F91の両腰に新たに砲身がせり出しているのが見えた。 その間も変わらずライフルの砲撃は続いている。バリアを強め、構わず突っ込む。 F91の砲身が輝きを灯す。 ぞくり、と背筋を駆け上がった悪寒に突き動かされ、バリアを機体側面に展開しそのまま左手のビルに突っ込んだ。 舞い散るガラス、...
  • Impact of The Red
    ...り。  剣を抜き、閃光の如きスピードで突っ込んでくる紅の虫型機体に対し、  アムロもまた紅の戦闘機を『バトロイド』と名付けられた人型形態へと変形させて迎え撃つ。  戦闘機、中間形態、人型への変形機構。これこそがバルキリーの最大の特性であり、真骨頂であった。 「何、可変機だって!?」  単なる一戦闘機と高を括っていたのだろう、レプラカーンが機体の勢いを若干弱める。当然、その隙を見逃すアムロではない。 「堕ちろっ!」  ガンポッドを腰溜めに構えて連射する。これ以上ないタイミングで放った銃撃は正確にレプラカーンの胸部を捉え、爆散させる――  ――筈だった。相手が並の機体であれば。  無数の銃弾がレプラカーンへと直撃する寸前、金属同士がぶつかり合うような甲高い音を立て、空中で弾かれてあらぬ方向へと飛んでいく。  レプラカーンの全身が、磁場のようなものに包まれ守られて...
  • 人の意思(2)
    ...ターガンダムに強烈な閃光を発した。 強力な閃光が走り、ガウルンの眼眩ましになり、思わず体勢が崩れた。 しかし、ガウルンはしぶとく手を離そうとはしない。 そのため、アムロは最大で展開したビームシールドを振り上げ、伸びきったマスターガンダムの腕の手首へ振りかぶる。 ビームシールドが手首へ直撃する瞬間―― 「うおおおおおおおおぉぉぉぉッッ!!」 「ぬおおおおおおおおぉぉぉぉッッ!!」 響きあう金属が擦れ合う音、そして両者の声に少し遅れて湧き上がる轟音。 F91の頭部が爆発を起こし、マスターガンダムの腕は手首の辺りから大きな爆発を起こした。 両機、グラっと後方へ体勢をよろけ、二つの爆風により吹き飛ぶ。 頭部が握り潰され、限界以上に出力を上げ、オーバーヒートを起こしたビームシールドの爆風により右腕を失ったF91。 そして無事であった片腕さえも、手首から先を...
  • The 4th Detonator(2)
    ...空を染め上げる白銀の閃光。それを直視する事無く、、俺の意識は闇に落ちていった。 →The 5th Vanguard
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(ver.IF)(3)
    ...れ、荒れ果てた廃墟で閃光が瞬き、光軸が飛び交う。音響がさらなる音響を導き、廃墟に似つかわしくない喧騒が辺りを支配している。  白桃と浅葱、二色のブレンパワードが織り成す連携を受け、ギンガナムは劣勢を強いられていた。  蒼い機体が視界から消える。ゾクリとしたモノを感じて、振り向き際に左拳を振るった。  頑強な金属音が響き、真っ向から接触する拳と剣。  蒼いほうが動きを変えていた。  それまでの自機の非力さを悟り、単純な押し合いには決して持ち込ませまいとする態度から、真っ向から力勝負を挑むような我武者羅さに変わっている。  二機の足が止まる。押し合い圧し合いの純粋な力勝負。ならばギンガナムに負ける道理はない。  押し切れる。そう思ったその瞬間、白桃色の機体に割って入られ、あえなく距離を取る。 「ちっ!」  蒼い機体がギンガナムを一点に押し留め、足が止まるその...
  • life goes on(1)
    ...さな音を立てたのち、閃光とともに吐き出される銃弾。 咄嗟に、急上昇し、射線から逃れる。しかしVF-22Sは突然バトロイドに変形。 勢いそのままに虚空を滑りながらも、ガンポッドを上に向けた。 慣性によって与えられる勢いが落ち、射撃が可能となる位置と、サイバードが上昇した位置が重なっていた。 サイバスターに変形し、剣ですぐ横のボロボロの巨大ビルへ切り込む。 砂糖菓子のように崩れたビルの隙間に身を隠すとともに、閃光が下から上へ駆け抜けていく。 これが初めてVF-22Sを与えられた人間の操縦とは思えない。 VF-22Sの微細な癖までブンドルは掴んでいるとしか思えなかった。 そのままカミーユは、ビルを横薙ぎにディスカッターで切り飛ばす。 ほこりまみれのガラスが砕かれ僅かに光を照りかえす。崩れたビルの残骸が、自由落下でVF-22Sに振り注いだ。 サイバスターはビ...
  • 思いこみ、勘違い、嘘、そして……
    ... 数本、いや数十本の閃光が地と空ただ二つの機体に殺到する。  それを巧みにかわしながらジリジリと距離を詰めていたガウルンは、しかし徐々に疎から密になっていく閃光の群れに阻まれ、一旦接近をあきらめた。  地上に着地するや否や大地を蹴ってその場を飛び退く。爆音が響き、地面が抉られる。  それを小火器が追いやり、ミサイルが追尾し、爆雷が吹き飛ばす。  それを身をひねってかわし、遮蔽物を利用して火線を防ぎ、飛び退く。 「おいおい。周囲の地形が軽く変わるほど撃ち込んどいてまだ撃ちたりねぇのか」  一向にやむ気配のない銃声、集中豪雨のように降り注ぐ弾丸、圧倒的な火力を前に思わず愚痴がこぼれた。  距離を置いているときはまだいい。いくらかの余裕をもってかわすことができた。  しかし、距離を詰めるに従って火線は密になり、回避スペースを奪う。そこを抜ければあいての射角は極端に制限される...
  • すべて、撃ち貫くのみ(1)
    ...ネルギーが集中する。閃光は巨大な火球となり、眼前のバルキリーへと放たれる。 バルキリーの攻撃を呑み込み、誘爆させ、火球は突き進む。寸でのところでバルキリーはファイターへ変形、一気に上昇して回避した。 回避された火球は減衰する様子も見せず地平線の彼方で炸裂した。その凄まじい熱量は、どれだけの出力で放たれたか想像もできないほどだ。 しかし臆した様子など微塵も見せず再び飛び込もうとするバルキリー、その鼻先をキョウスケが抑えた。 「バルキリー、応答しろ。こちらはキョウスケ・ナンブ。誰が乗っている?」 通信を送るも、返答がない。キョウスケは再度試みる。 「応答しろ、バルキリー。カミーユが乗っているのか?」 「うるさい……うるさい! 邪魔をしないで下さいよッ!」 ようやく返ってきた少年の声は怒りに満ちていて、基地で取り返しのつかないことが起こったのだと確信...
  • moving go on(1)
    ...る。 剣戟の閃光が、夜空に散った。 虚空で停止する両者。杭打ち機は、身を逸らしたサイバスターの動きのため空を切っている。 対して、サイバスターの剣は正確に巨大な肩と首の間に切り込まれていた。 が、その剣はまったく食い込んでいない。 信じられないほど強固な装甲が、比較的もろい部分だというのに攻撃をはじき返している。 続いて、凰牙の回転するタービンアームが、蒼い孤狼の顔に叩きつけられた。 しかし、蒼い孤狼から漏れる笑いは止まらない。獲物を前にした獣の口のように、両肩が開く。 サイバスターと凰牙が身をかげした次の瞬間、大量のベアリング弾が空間にまき散らされた。 「甲児!」 「わかってらあ!」 距離をつめて打撃攻撃を繰り出さねばあの強固な対ビーム防壁を突破できない。 甲児も同じ気持ちだったのだろう。フォルテギガスを突貫させると同時、フィガを射出...
  • Alter code Fire
    ... その刀身は激しい閃光を撒き散らし、膨れ上がっていく。 空へ、天へ至る塔の如き光剣を掲げる。 これは狼煙。開戦の狼煙だ。 「見るがいい……これが私の、私達の! 天を衝き、闇を払い、そして世界すらも変えていく――」 振り下ろす。 瞬間、たしかにシャギアは見た。 閃光が赤い空を切り裂き、その向こう……紅い宇宙に座す巨大な白き魔星を。 主催者が潜む、乗り込むべき旅の終わりの場所。 一瞬だ。もしかしたらシャギアの錯覚かもしれない。ただのビームソードでそんなことができるはずもない。 だが、そんな現実などどうでもいい。 シャギアがそうと望み、その意志の下で現実と対決していくのならば、きっと。世界は変わる、変えていくことができる。 「――――――――――――勇気の力だ!」 上がるのだ。 主催者との、仇敵との、オルバを奪ったこの世界との...
  • Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(3)
    ...れ、荒れ果てた廃墟で閃光が瞬き、光軸が飛び交う。音響がさらなる音響を導き、廃墟に似つかわしくない喧騒が辺りを支配している。  白桃と浅葱、二色のブレンパワードが織り成す連携を受け、ギンガナムは劣勢を強いられていた。  蒼い機体が視界から消える。ゾクリとしたモノを感じて、振り向き際に左拳を振るった。  頑強な金属音が響き、真っ向から接触する拳と剣。  蒼いほうが動きを変えていた。  それまでの自機の非力さを悟り、単純な押し合いには決して持ち込ませまいとする態度から、真っ向から力勝負を挑むような我武者羅さに変わっている。  二機の足が止まる。押し合い圧し合いの純粋な力勝負。ならばギンガナムに負ける道理はない。  押し切れる。そう思ったその瞬間、白桃色の機体に割って入られ、あえなく距離を取る。 「ちっ!」  蒼い機体がギンガナムを一点に押し留め、足が止まるその...
  • ネクスト・バトルロワイアル(1)
    ...ガは音を超え、一筋の閃光となって突撃した。 対処する時間すら与えない一撃が二機に迫る。 「やはり、そう来ると思っていた。だからこそ、やりようもある!」 凰牙は、こちらを向いていない。当然だ、向く時間などないのだから。 だが、統夜は見落としていた。相手の腕のない側面から仕掛けるとなれば――もう片方、腕がある側は死角になるということを。 のたうつ紫の光線が、凰牙の左腕側、死角となったところから伸びる。 イェッツト・ヴァイサーガは身をかがめそれを紙一重で回避しようとする。 しかし、光線はさながら野球のフォークボールのように落ちた。 統夜は反射的に剣でそれを防ごうと手を上に突き出した。 今度は剣の直前で曲がると、そのまま腕を這うように回転し、締め付けてくる――! それがバイパーウィップという名であることを統夜は知らない。 しかし、これが自分にとって致命的な何...
  • 獅子は勇者と共に
    ...終わりだ!!」  閃光、轟音、そして――  その結果を見届ける事無く、バルキリーは光の壁を抜けて行った。 「うおおおおおおっ!?」  足場を走った衝撃に、ゴステロは思わず叫び声を上げていた。  物凄い勢いで巻き上げられた砂煙が、ゴステロの視界を覆い隠す。  目晦ましか――なめた真似を――!  下らない小細工に、ゴステロの怒りは膨れ上がる。 「何か企んでいるとは思っていたが、こんな煙幕程度で俺様を――――!?」 「……やった、か」  反応弾の確かな手ごたえに、アムロは安堵の溜息を吐いた。  恐ろしい敵だった。まるで悪意と憎悪の塊のような、とてつもないプレッシャーを放つ相手だった。  彼が何者で、どんな人生を歩んできたのか、自分には窺い知る事が出来ない。  だが、ろくなものではないのだろうと言う事は、容易に想像する事が出来た。  ニュータ...
  • 人の意思(1)
    ...ーム音と共に、一条の閃光が走る。 それがガンダム同士の闘いを再開させる合図となった。 ◇  ◆  ◇ ボディの彼方此方に備えられたバーニアを世話しなく吹かせる。 熱噴射による推進力を糧に、アムロを乗せたF91が市街地の間を駆け巡る。 F91には損傷らしき損傷は見られず、アムロの技量の高さを窺えた。 そう思えば、アムロは機体の向きを上方へ揺らす。 エメラルドグリーンの光を放つカメラアイと共に、向かれたのはビームライフルの銃身。 その先、数百メートル程にいる影は真っ黒な機体。 そう。それはいうまでもなくマスターガンダム。 ビートアックスを振り上げながら、F91へ肉薄するマスターガンダムにビームライフルが捉える。 「へっ、甘いな」 軽く一笑し、ガウルンはマスターガンダムと同様の動きを取り続ける。 卓越した戦闘技術を誇るアムロの操縦によって撃...
  • 心、千々に乱れて
    ...ガは音を超え、一筋の閃光となって突撃した。  瞬く間に水中を抜け、闇夜に飛び出る。  風を斬り、鞘から解き放たれた居合いの一撃は深々とラーゼフォンに食い込んだ。  背後のからの虚を突いた不意打ち。防ぐ術はない。  轟音が遅れてやってくる。同時に硬く重い衝撃が伝わる。  咄嗟に感じ取る、このままでは刃が止まると。  いかにヴァイサーガ最大の攻撃である光刃閃といえど、50m級の機体を一刀の元に両断するのは容易なことではない。  深々と食い込みはすれど、その屈強で頑丈な装甲が刃を止める。  それを力ずくで抜くには、片手の居合いでは腕力が足りなかった。  ――重い。凄く重い。これが断ち切ろうとしているものの重み。  鞘に添えていた手を離す。  刀の勢いが完全に止まってしまう前に柄へと手を伸ばす。  ――これをここで断ち切る!!  片手から諸手...
  • 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅(ver.IF)
    ...ッチが十字に開かれ、閃光が放たれた。  立ち込めた爆煙を裂いて東西に赤と青――二機の巨人が弾けとび、数棟のビルが巻きこまれて瓦解する。  ――くそっ! まさかあんな方法で相殺されるなんて。  逃げられないように腕を掴み放った起死回生の一手――フォルテギガスのギガブラスター。  それはゲッターの腹部から放たれたゲッタービームに相殺され、二機は弾けとんだ。 「レイ、損傷を……」  そこまで言いかけて居ないことを思い出し、機体を立て直す。  立ち上がったフォルテギガスの中、視界が回る。腹の底から何かが込み上げてきて思わず吐き出す。出てきたものは赤かった。  あれだけ絶え間なくコックピット内部で揺れに翻弄され続けていたのだ。無理もない。  揺れる視界、いかれた平衡感覚、遠距離戦は不可。逃げ切ることも難しい。  ――どうにかして接近戦に持ち込むしかない。  特殊自律...
  • 貫け、奴よりも速く
    ...てキョウスケの視界を閃光が満たす。 熱波に飲み込まれる瞬間――。      □       ――貫け、奴よりも速く―― ◆VvWRRU0SzU      □ 右腕が可動範囲を超えて回転し、ゲシュペンストMkⅢのクレイモアが地面を向く。 鉄鋼球が放たれ、舗装された大地へと突き刺さる。間を置かず炸裂、いくつかは跳弾しゲシュペンストMkⅢ自身を傷つけた。 ダメ押しにステークを撃ち付け、一瞬にして全弾を撃ち尽くす。 このD-7にて行われた戦艦同士の激戦、ダイのジャンプによる衝撃。 既にかなりダメージを受けていた地殻の表層部に、大した抵抗もなく大穴が穿たれる。 もちろんそれだけが原因ではなく、この市街地に元々地下道が存在していたという事実もあった。 ゲシュペンストMkⅢのいた地点が崩落する。...
  • Unlucky Color
    ...。  二条の蒼白い閃光。  訳が分からない。  振り返る。青い機体――ガナドゥールの姿見えた。  訳が分からない。  全速で後退。今のラーズアングリフに交戦する能力はない。  おそらく応戦しないことで、こけおどしのFソリッドカノンも見抜かれただろう。  でも、こいつは一体なんだ? 何処から現れた?  距離が詰まる。ガナドゥールの肩口から何かが射出されるのが見えた。  小型の機械が無秩序な軌道を描きながら接近してくる。  ビルを盾にしてそれを避ける。  ――分かった。こいつはあいつだ。  さらに距離が詰まる。赤銅色の厚いビームの刃をその手にそいつは迫って来る。  ――こいつ、俺と同じことを考えていやがった。  小型の機械に足場を崩され仰向けに倒れこむ。  理解したところでもう遅い。死の時は眼前まで迫っていた。  足元まで迫ってきた...
  • 家路の幻像(1)
    ...、願う邪魔者は現れず閃光は解き放たれた。 ターミナス・ブレイザーと呼ばれるそれが、地獄の業火と呼ぶに相応しい赤黒い奔流を伴って降り注ぐ。 予想外の威力に僅か機体が揺らぎ目標にズレが生じたが、それはもたらされる結果からすれば無視して構わない程度の誤差に過ぎない。 大地と言う遮蔽物に遮られたそれは一瞬地表でマグマの吹き溜まりのような光球となり、爆ぜ、広域に広がっていく。 建ち並ぶ倉庫群。基地らしく質素にして剛健に誂られた建物達。あらゆるものが薙ぎ払らわれ焦土と変わる。 膨大な熱量に晒されたモノは粟立ち、瞬く間に熔けて消えて行く。蒸発という言葉がピタリと当てはまる破壊。 直撃を免れた建物も高圧空気の衝撃波に押し潰され、粉微塵となって吹き飛んでいく。 砕かれた破片は渦を巻く爆風に遥か高くまで舞い上がり、上空1000mの高さで佇むメディウス・ロクスの装甲を叩いた。 その破壊が過...
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