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G28JLXcX0



337 名前:332[] 投稿日:2006/11/22(水) 00:40:57.59 ID:G28JLXcX0

目の見えない女がいた。
ぶっきらぼうな男がいた。
二人は出会ってすぐに、恋に落ちた。

女は適度に男を好いた。どうせ偽善、欺瞞、ただの同情からの恋慕だろうと斜に構えて。
男は女をずっと愛した。まやかしも、嘘も、何も無い一つの清廉なる純粋な想いだけを心にこめて。

目の見えない女の世界に初めて色が付いた時、色では表せない透明な雫が彼女の頬を伝う。
彼女は見えていなかった。ただ、ただ、感じていた。
己の内に目覚めた静かな鼓動を優しい帳で薄く囲んで、一つの愛がこうして生まれた。

女の目には世界が映る。
仮初ながらも綺麗な世界。そこに立つのは二人の男女。
暗くて狭い世界ではないか、と誰かが問う。
女は答える。
いいえ、とても広くて明るい世界。光は見えずとも確かな輝きは私の隣に、と。


338 名前:332[] 投稿日:2006/11/22(水) 00:41:33.23 ID:G28JLXcX0

目の見えない女を愛しく想う男がいた。
そこには純粋な恋しか見えなくて。
顔の見えない男を愛しく想う女がいた。
そこには一途な愛しか見えなかった。

女には、男の心が見えるが姿が見えない。
だから、男は出来る限りそばにいて自分の輪郭に触れさせて、確かにここに在ると教えていた。
男には、女の姿は見えるが心が見えない。
だから、女は自分が彼に抱いている想いを率直に伝えて、キミを愛しているよと教えていた。

二人を表すなら、それはまるでハッピーエンドで終わる絵本。
それは即ち、ずっと一緒でずっと幸せという事。


これは、そんな二人の物語。
不幸も悲しみも無い、幸せのみを享受している穏やかで優しい物語。


373 名前:VIP村人u[] 投稿日:2006/11/22(水) 01:51:53.61 ID:G28JLXcX0
【第六感】

女「私は結構強いと思いますよ」
男「ほほぅ、じゃあ俺が今何をしようとしているか当ててみ?」
女「はい」
男「(…こっそり抱きついてみるかw)」

女「今、男さんは着ている衣類を脱ぎ捨てて生まれたままの姿のままで、私に抱きつこうとしていますね?
  私もそんな気分だったので好都合です。襲うのならいつでも構いませんよ」
男「…完璧に間違いじゃあないんだが、それは七割以上がハズレてるぞ」



最終更新:2006年12月18日 13:48