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【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 III巻 【解説】 “[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“頂の座”(いただきのくら)。[[炎]]の色は明るすぎる水色。かつての中国での通称は女媧。 [[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]で『[[三柱臣>三柱臣(トリニティ)]]』の一角たる『巫女』の立場にある強大な“紅世の王”。 [[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”の[[眷属]]であり、“徒”の願いの結晶として生まれ、“祭礼の蛇”の[[神威召喚]]の生贄となることでその願いを叶える役目を持っていた。 ただし、生贄になっても完全に消滅するわけではないらしく、創造神と共に眠りに就き、“徒”の新たな願いを構成要素として新生されて、創造神の目覚めを待つというシステムになっている。 『[[大命]]』遂行時のみ使用を許される[[宝具]]は、錫杖型の『[[トライゴン]]』。 見た目は、小柄で無機質で繊細な容貌を持つ少女。明るすぎる水色の瞳を持っていた。全身をすっぽりと包む大きなマントをまとい、大きな帽子をかぶっていた。 大きな統御力と[[気配]]を備え、可憐なその容姿に反して[[シャナ]]と互角に渡り合う確かな体術と膂力を併せ持っていた。 役職柄戦闘を行うことは基本的にないが、攻撃用[[自在法]]『[[星>星(アステル)]]』を使ったり、笛型宝具『[[トラヴェルソ]]』を鳴らすことで竜の形をした強力な炎を無数に放つことができた。 強大な力を持ってはいるが、戦闘の駆け引きにおいては詰めの甘いところが見られた。 性格は、至純峻厳にして寡黙冷徹。周りには基本的に無関心。しかし凛とした強い意思を持ち、他人に流されることもない。 その冷徹さは、感情を揺らがされることが少ないからこそであった。ことが『[[盟主]]』に絡めば、激情を吐きだし憤激を覚えることもあった。 山を訪れるのが趣味で、山を汚す登山家を嫌っており、出会った場合は例外なく皆殺しにし、彼らの道具は『トライゴン』を振るって起こした突風で吹き飛ばしていた。 “祭礼の蛇”を彼女の神として深く慕い、崇拝し、彼に関することにのみはっきりと喜怒哀楽の感情を表し、何よりも彼のことを優先していた。そのため、彼を討滅出来る天罰神“[[天壌の劫火>アラストール]]”の存在には、非常に強い危惧を抱いていた。 [[シュドナイ]]からいつも言い寄られているが、彼のことは歯牙にもかけておらず、逆に職務の怠慢について嫌味を言ったり、彼が煙草を止めないと話すら聞かないと突き放したり、彼が言うところの「俺のヘカテー」に対して毎回きっちり「私はあなたのものではありません」と返したり、むしろ嫌ってるような扱いであった。 不思議と、あの[[ダンタリオン]][[教授]]と仲が良く、『トラヴェルソ』を16回も改造してもらったり、彼のことをかばったりしていた。 『三柱臣』の中でも特異な存在として知られ、『[[星黎殿]]』から出ることや姿を見せることすら極めて稀で、[[マージョリー>マージョリー・ドー]]曰く、「引き篭もりとして有名な[仮装舞踏会]の秘蔵っ子、星の王女様」。 しかし、[仮装舞踏会]の構成員から尊称として『大御巫(おおみかんなぎ)』とも呼ばれ、最も大きな尊崇の念を向けられていた。 『[[大戦>大戦(おおいくさ)]]』に出陣した際は、『三柱臣』の中でただひとり、輿に乗っていた。 この世に渡ってきた“徒”に訓令(“[[存在の力]]”の喰らい方、[[フレイムヘイズ]]への対処、この世への適合)を与える役目も持ち、かつて[[ティリエル]]と[[ソラト]]に訓令を与えたこともあった。 『トライゴン』及び自身の能力により、難解複雑な[[自在式]]『[[大命詩篇]]』を『[[久遠の陥穽]]』に放逐された状態の“祭礼の蛇”から受け取っていた。この能力の展開には、『星黎殿』を包む『[[秘匿の聖室>秘匿の聖室(クリュプタ)]]』が邪魔になるらしかった。 『大命詩篇』の扱いの多くを引き受け、探知や共振、破壊すらも行うことが出来た。 『盟主』の仮の帰還自体を喜ぶ[[ベルペオル]]と異なり、彼の真の帰還を待ち望んでいた。そのため、『[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]』への協力には消極的であった。 “祭礼の蛇”坂井悠二が『星黎殿』に軟禁した『炎髪灼眼の討ち手』を危険視するあまり、独断で抹殺しようとするが、シャナの機転で“祭礼の蛇”坂井悠二に介入され未遂に終わった。その直後、“祭礼の蛇”坂井悠二にシャナを殺すことの方が危険だと諭されたものの、なお納得しきってはいないようだった。 『大命』第二段階では、盟主“祭礼の蛇”坂井悠二に従って『久遠の陥穽』に出立した。 自身の感知能力で、[[両界の狭間]]との隔離が完全な場所と不完全な場所を見分けながら、『[[詣道]]』を創造神の神体へと続く方向へと『盟主』たちを導いていった。 やがて『詣道』最奥部である『[[祭殿]]』に到達し、ベルペオルが黒い蛇骨の“祭礼の蛇”神体を覚醒させたのに続いて『大命詩篇』を稼動させ、『祭殿』を形成していた青銅塊を力の結晶に戻した後、それを“祭礼の蛇”神体に戻して、かつての豪壮な姿と莫大な力を取り戻させた。 『詣道』を遡る途中で追いついて来たシャナたちの妨害を撥ね退けて、ついに“祭礼の蛇”神体と共にこの世に還幸した。 この世に帰還した直後に自身の巫女としての能力を使って、盟主の一度目の大命宣布を全世界のフレイムヘイズや“徒”に伝達した。 『星黎殿』に戻ってからは、『[[吟詠炉>吟詠炉(コンロクイム)]]』に納められた『大命詩篇』のバックアップを用い、この世での神体の安定化作業に取りかかっていた。 二月に全世界へ向けた“祭礼の蛇”の二度にわたる大命宣布を伝達した後、[[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦においては、『[[真宰社>宰祝の社壇]]』頂上部の『星辰楼』上空で新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』となる『大命詩篇』の繭に取り巻かれて、神威召喚の儀式を進めていた。 シャナに『大命詩篇』の繭の改変をされたときには、不快感を感じたようだ。 神威召喚“[[祭基礼創]]”の儀式が進展するに伴って、黒い種火となって生贄となり消滅し、マージョリーに討滅されたシュドナイと共に一時の眠りに入った。 【[[アニメ版]]】 アニメ版で原作と大きく設定変更が行われたキャラの一人。 原作と大きく異なる点は、底なしの巨大な[[器]](“徒”としての“存在の力”に対するキャパシティ)と、「他者と器を合わせる」という能力を持ち、「からっぽ」な存在で、その性格も人生も空虚なものであり、自身の器を満たすことで満たされようとしていた点だった。この設定変更とオリジナル設定によって、他の描写も大きく変わっていた。 第一期においては、教授謹製『[[渾の聖廟>渾の聖廟(こんのせいびょう)]]』の中枢となって坂井悠二と器を合わせ、『[[存在の泉]]』を作り出していたが、自身が空虚である事であることを指摘されて暴走(?)し、“存在の力”を解放した後にシュドナイに助けられた。 [[第二期>アニメ第2期]]では、第一期で坂井悠二と器を合わせたことで性格が変化し、「からっぽ」ではなくなったが、やはりかつては「からっぽ」だったことや、後述の「[[近衛史菜]]」との合一により原作と異なった性格になっていた。 自らの『偽りの器』「[[近衛史菜]]」を[[御崎高校]]に送り込み感情を収集、『[[零時迷子]]』への刻印打ちを代行させた後に自らと合一させ、その後“[[銀]]”(アニメ第2期では『[[暴君]]』の名は第十五話にしか出ていない)の鎧に組み込んだ。“[[敖の立像]]”作成の最終段階では、シュドナイと共に警護を担当し、シャナや[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]と空中戦を繰り広げた。 “銀”の使役も担当していたが、“銀”の中で目覚めた近衛史菜の感情に影響されて涙を流す場面も描かれていた。 [[アニメ第3期]]では原作通りだった。 【由来・元ネタ】 名前の元ネタはギリシャ神話の冥界の女神ヘカテー(Hekate)と思われる。 当初は魔術や月と関連する地母神であったが、時代が下るにつれ、乙女と成熟した女性と老婆の三つの顔を持ち三叉路に現れる魔女の神とされるようになっていった。 旧称の「女媧」は中国神話の創世の女神。人間を作った創造神とされ、伏羲とは兄妹または夫婦とされている。 天が傾いた時に天を修復した「女媧補天」という神話もある。 上半身は人間で下半身は蛇。手にコンパスを持つか月を捧げ持つ姿で、蛇の下半身を伏羲の下半身と絡み合わせた姿で描かれることが多い。 「頂」は頭上の最も高いところ、「座」はきらめく星の集まり(=星座)を意味し、真名全体で「頭上に輝く星の集まり」という意味だと思われる。 その本質は、自在法『[[星>星(アステル)]]』として表現され、また「星の王女様」というマージョリーからの[[渾名>あだ名]]からも見て取れる。 また、「座」(くらと読む)には座る場所という意味があり、この場合の座は神楽の由来ともなる「神座」と解釈できる。そして、その神楽で踊り、神と一体化し、神の意志を伝えるのは巫女であり、真名全体で「最高位にある神の座(巫女)」という意味にもなる。 ヘカテーは“紅世”の創造神である“祭礼の蛇”直属の巫女であり、当然“紅世の徒”の中で彼女は最高位の巫女になるわけである。 【コメント】 ☆あまりの人気ぶりに[[ヘカテーたん]]というモブキャラも登場した。 ☆A/Bの[[ズールー]]もアンディに星の王女様と呼ばれていたが、なんかの意図があったのだろうか? ☆ずっと引きこもっていたなら、彼女が必要とする“[[存在の力]]”はどうやって確保していたんだろう? ☆全世界の“徒”らに伝えたいことを伝える能力って、[[シャヘル]]の[[神意召還]]と同じレベルでは? ☆これって、シュドナイの言ってた「ヘカテーは“徒”たちの願いの結晶」だって部分にそのままかかってるんだろうな。 ☆山のお掃除は『大命』遂行と何ら関係のないことだよな。『トライゴン』使っちゃうのか。よっぽど嫌いなんだろうけど、それでいいのか大御巫・・・。 ☆フジリュー版の『封神演義』の女媧を想像するなよ。
【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 III巻 【解説】 “[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“頂の座”(いただきのくら)。[[炎]]の色は明るすぎる水色。かつての中国での通称は女媧。 [[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]で『[[三柱臣>三柱臣(トリニティ)]]』の一角たる『巫女』の立場にある強大な“紅世の王”。 [[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”の[[眷属]]であり、“徒”の願いの結晶として生まれ、“祭礼の蛇”の[[神威召喚]]の生贄となることでその願いを叶える役目を持っていた。 ただし、生贄になっても完全に消滅するわけではないらしく、創造神と共に眠りに就き、“徒”の新たな願いを構成要素として新生されて、創造神の目覚めを待つというシステムになっている。 『[[大命]]』遂行時のみ使用を許される[[宝具]]は、錫杖型の『[[トライゴン]]』。 見た目は、小柄で無機質で繊細な容貌を持つ少女。明るすぎる水色の瞳を持っていた。全身をすっぽりと包む大きなマントをまとい、大きな帽子をかぶっていた。 大きな統御力と[[気配]]を備え、可憐なその容姿に反して[[シャナ]]と互角に渡り合う確かな体術と膂力を併せ持っていた。 役職柄戦闘を行うことは基本的にないが、攻撃用[[自在法]]『[[星>星(アステル)]]』を使ったり、笛型宝具『[[トラヴェルソ]]』を鳴らすことで竜の形をした強力な炎を無数に放つことができた。 強大な力を持ってはいるが、戦闘の駆け引きにおいては詰めの甘いところが見られた。 性格は、至純峻厳にして寡黙冷徹。周りには基本的に無関心。しかし凛とした強い意思を持ち、他人に流されることもない。 その冷徹さは、感情を揺らがされることが少ないからこそであった。ことが『[[盟主]]』に絡めば、激情を吐きだし憤激を覚えることもあった。 山を訪れるのが趣味で、山を汚す登山家を嫌っており、出会った場合は例外なく皆殺しにし、彼らの道具は『トライゴン』を振るって起こした突風で吹き飛ばしていた。 “祭礼の蛇”を彼女の神として深く慕い、崇拝し、彼に関することにのみはっきりと喜怒哀楽の感情を表し、何よりも彼のことを優先していた。そのため、彼を討滅出来る天罰神“[[天壌の劫火>アラストール]]”の存在には、非常に強い危惧を抱いていた。 [[シュドナイ]]からいつも言い寄られているが、彼のことは歯牙にもかけておらず、逆に職務の怠慢について嫌味を言ったり、彼が煙草を止めないと話すら聞かないと突き放したり、彼が言うところの「俺のヘカテー」に対して毎回きっちり「私はあなたのものではありません」と返したり、むしろ嫌ってるような扱いであった。 不思議と、あの[[ダンタリオン]][[教授]]と仲が良く、『トラヴェルソ』を16回も改造してもらったり、彼のことをかばったりしていた。 『三柱臣』の中でも特異な存在として知られ、『[[星黎殿]]』から出ることや姿を見せることすら極めて稀で、[[マージョリー>マージョリー・ドー]]曰く、「引き篭もりとして有名な[仮装舞踏会]の秘蔵っ子、星の王女様」。 しかし、[仮装舞踏会]の構成員から尊称として『大御巫(おおみかんなぎ)』とも呼ばれ、最も大きな尊崇の念を向けられていた。 『[[大戦>大戦(おおいくさ)]]』に出陣した際は、『三柱臣』の中でただひとり、輿に乗っていた。 この世に渡ってきた“徒”に訓令(“[[存在の力]]”の喰らい方、[[フレイムヘイズ]]への対処、この世への適合)を与える役目も持ち、かつて[[ティリエル]]と[[ソラト]]に訓令を与えたこともあった。 『トライゴン』及び自身の能力により、難解複雑な[[自在式]]『[[大命詩篇]]』を『[[久遠の陥穽]]』に放逐された状態の“祭礼の蛇”から受け取っていた。この能力の展開には、『星黎殿』を包む『[[秘匿の聖室>秘匿の聖室(クリュプタ)]]』が邪魔になるらしかった。 『大命詩篇』の扱いの多くを引き受け、探知や共振、破壊すらも行うことが出来た。 『盟主』の仮の帰還自体を喜ぶ[[ベルペオル]]と異なり、彼の真の帰還を待ち望んでいた。そのため、『[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]』への協力には消極的であった。 “祭礼の蛇”坂井悠二が『星黎殿』に軟禁した『炎髪灼眼の討ち手』を危険視するあまり、独断で抹殺しようとするが、シャナの機転で“祭礼の蛇”坂井悠二に介入され未遂に終わった。その直後、“祭礼の蛇”坂井悠二にシャナを殺すことの方が危険だと諭されたものの、なお納得しきってはいないようだった。 『大命』第二段階では、盟主“祭礼の蛇”坂井悠二に従って『久遠の陥穽』に出立した。 自身の感知能力で、[[両界の狭間]]との隔離が完全な場所と不完全な場所を見分けながら、『[[詣道]]』を創造神の神体へと続く方向へと『盟主』たちを導いていった。 やがて『詣道』最奥部である『[[祭殿]]』に到達し、ベルペオルが黒い蛇骨の“祭礼の蛇”神体を覚醒させたのに続いて『大命詩篇』を稼動させ、『祭殿』を形成していた青銅塊を力の結晶に戻した後、それを“祭礼の蛇”神体に戻して、かつての豪壮な姿と莫大な力を取り戻させた。 『詣道』を遡る途中で追いついて来たシャナたちの妨害を撥ね退けて、ついに“祭礼の蛇”神体と共にこの世に還幸した。 この世に帰還した直後に自身の巫女としての能力を使って、盟主の一度目の大命宣布を全世界のフレイムヘイズや“徒”に伝達した。 『星黎殿』に戻ってからは、『[[吟詠炉>吟詠炉(コンロクイム)]]』に納められた『大命詩篇』のバックアップを用い、この世での神体の安定化作業に取りかかっていた。 二月に全世界へ向けた“祭礼の蛇”の二度にわたる大命宣布を伝達した後、[[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦においては、『[[真宰社>宰祝の社壇]]』頂上部の『星辰楼』上空で新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』となる『大命詩篇』の繭に取り巻かれて、神威召喚の儀式を進めていた。 シャナに『大命詩篇』の繭の改変をされたときには、不快感を感じたようだ。 神威召喚“[[祭基礼創]]”の儀式が進展するに伴って、黒い種火となって生贄となり消滅し、マージョリーに(わざと)討滅されたシュドナイと共に一時の眠りに入った。 【[[アニメ版]]】 アニメ版で原作と大きく設定変更が行われたキャラの一人。 原作と大きく異なる点は、底なしの巨大な[[器]](“徒”としての“存在の力”に対するキャパシティ)と、「他者と器を合わせる」という能力を持ち、「からっぽ」な存在で、その性格も人生も空虚なものであり、自身の器を満たすことで満たされようとしていた点だった。この設定変更とオリジナル設定によって、他の描写も大きく変わっていた。 第一期においては、教授謹製『[[渾の聖廟>渾の聖廟(こんのせいびょう)]]』の中枢となって坂井悠二と器を合わせ、『[[存在の泉]]』を作り出していたが、自身が空虚である事であることを指摘されて暴走(?)し、“存在の力”を解放した後にシュドナイに助けられた。 [[第二期>アニメ第2期]]では、第一期で坂井悠二と器を合わせたことで性格が変化し、「からっぽ」ではなくなったが、やはりかつては「からっぽ」だったことや、後述の「[[近衛史菜]]」との合一により原作と異なった性格になっていた。 自らの『偽りの器』「[[近衛史菜]]」を[[御崎高校]]に送り込み感情を収集、『[[零時迷子]]』への刻印打ちを代行させた後に自らと合一させ、その後“[[銀]]”(アニメ第2期では『[[暴君]]』の名は第十五話にしか出ていない)の鎧に組み込んだ。“[[敖の立像]]”作成の最終段階では、シュドナイと共に警護を担当し、シャナや[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]と空中戦を繰り広げた。 “銀”の使役も担当していたが、“銀”の中で目覚めた近衛史菜の感情に影響されて涙を流す場面も描かれていた。 [[アニメ第3期]]では原作通りだった。 【由来・元ネタ】 名前の元ネタはギリシャ神話の冥界の女神ヘカテー(Hekate)と思われる。 当初は魔術や月と関連する地母神であったが、時代が下るにつれ、乙女と成熟した女性と老婆の三つの顔を持ち三叉路に現れる魔女の神とされるようになっていった。 旧称の「女媧」は中国神話の創世の女神。人間を作った創造神とされ、伏羲とは兄妹または夫婦とされている。 天が傾いた時に天を修復した「女媧補天」という神話もある。 上半身は人間で下半身は蛇。手にコンパスを持つか月を捧げ持つ姿で、蛇の下半身を伏羲の下半身と絡み合わせた姿で描かれることが多い。 「頂」は頭上の最も高いところ、「座」はきらめく星の集まり(=星座)を意味し、真名全体で「頭上に輝く星の集まり」という意味だと思われる。 その本質は、自在法『[[星>星(アステル)]]』として表現され、また「星の王女様」というマージョリーからの[[渾名>あだ名]]からも見て取れる。 また、「座」(くらと読む)には座る場所という意味があり、この場合の座は神楽の由来ともなる「神座」と解釈できる。そして、その神楽で踊り、神と一体化し、神の意志を伝えるのは巫女であり、真名全体で「最高位にある神の座(巫女)」という意味にもなる。 ヘカテーは“紅世”の創造神である“祭礼の蛇”直属の巫女であり、当然“紅世の徒”の中で彼女は最高位の巫女になるわけである。 【コメント】 ☆あまりの人気ぶりに[[ヘカテーたん]]というモブキャラも登場した。 ☆A/Bの[[ズールー]]もアンディに星の王女様と呼ばれていたが、なんかの意図があったのだろうか? ☆ずっと引きこもっていたなら、彼女が必要とする“[[存在の力]]”はどうやって確保していたんだろう? ☆全世界の“徒”らに伝えたいことを伝える能力って、[[シャヘル]]の[[神意召還]]と同じレベルでは? ☆これって、シュドナイの言ってた「ヘカテーは“徒”たちの願いの結晶」だって部分にそのままかかってるんだろうな。 ☆山のお掃除は『大命』遂行と何ら関係のないことだよな。『トライゴン』使っちゃうのか。よっぽど嫌いなんだろうけど、それでいいのか大御巫・・・。 ☆フジリュー版の『封神演義』の女媧を想像するなよ。

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