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自在式 - (2022/05/02 (月) 06:40:37) の1つ前との変更点

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【種別】 技術・現象 【初出】 I巻 【解説】 ・[[自在法]]の構成原理と“[[存在の力]]”の流れを表す紋様 ・任意の自在法を発動させる際に出現させる紋様 ・自在法の効果を増幅・補助させるための紋様 これらの総称が自在式と呼ばれる力の結晶である。式は、基本的に使用者の“[[存在の力]]”の色で発光するようだ。 自在法自体は決まった形式が無く、式をあらかじめ用意しておかなくても個々の力で感覚的に発動させることが可能であるため、大半の“[[紅世の徒]]”や[[フレイムヘイズ]]は勝手気ままに使える自己の力を優先する。 しかし、自在式を利用することで自在法の効果の増大([[ダンタリオン]][[教授]]曰く「ブースター」の様な役割)・補助に止まらず、[[逆転印章>逆転印章(アンチ・シール)]]のように、自在式を起動させれば不特定多数の誰かが使っても同じ効果を表す定型化された自在法として、一般化させることができるようになった。 自在式そのものだけでは効果が無く、 ・“存在の力”を自在式に込める ・自在式を維持しながら起動させる という過程を経て初めてその効果を発動する物である。また式の起動には難易の差があり、複雑な式ほど起動は困難。 式の形や文様などは、純粋な自在法とは違い、一部の[[自在師]]などの手により、ある程度理論が研究され体系付けられているようだ。 起動させることは出来なくても、式自体を刻んだり、研究したりすることは人間にも可能となっており、教授などは人間と協力または利用して様々な式の発明や実験に関与していた。 また、自在式の打ち込みだけであれば、自在師でなくとも可能である(例:[[サブラク]]による『[[大命詩篇]]』の打ち込み)。 【外見】 原作(or漫画版・ゲーム版)と[[アニメ版]]では、魔方陣のようだという印象を受けるという点以外は大きく外見が異なった。 原作での自在式は歯車などの機械部品を想起させるパーツで構成され、その中には凡そ人間では解読できないような奇怪な文字列が並んでおり、発動する効果は同じでも術者の力量によってその密度も大きく異なった。 一方、アニメ版では作業量軽減のためか、典型的ともいえる魔方陣の外見をしており、内部の文字列も梵字と思われるもので構成されていた。更に術者の力量による自在式の変化も無かった。 【コメント】 ☆[[マルコシアス]]いわく、自在法が歌ならば自在式は“譜面”である。歌を奏でるのに、必ずしも譜面は必要ではない。同様に、“徒”やフレイムヘイズの自在師ですらその譜面の基礎、いわば音階や記譜法を理解し1から書き起こしているわけではなく、感覚や直感で目的に適った自在法を歌っているにすぎなかった。 ☆この自在法のブラックボックスとも言える自在式を解析する才と情熱に長けているのが教授であった。『[[完全一式]]』と呼ばれる、起動すらままならぬ程にこんがらがった自在式『[[大命詩篇]]』を解き解し齟齬なく連結させ、代行体とはいえ一個の“徒”とも言える『[[暴君]]』を組み上げられたのも、自在式という根本原理を解析・理解しているがゆえであった。 ☆封絶や[[人化]]や『[[達意の言]]』などに代表されるたいていの自在法は、その発現の在り様に出会い、個人の特性由来のものでない限り、真似する事もできる。とはいえ、大半の“徒”やフレイムヘイズは自在式の根本原理を知らない(そもそも体系がほとんど確立されていない)ので、他人の持ち歌より自身の感性に合った十八番の自在法を好んで使った。 ☆この「発現に出会い」「真似する」を一歩進めれば、特定の自在法を耳コピするかのように譜面に直し、構成を分析し、それを無効化する自在式を構築するような曲芸も可能だった。“[[ミステス]]”『[[永遠の恋人]]』[[ヨーハン]]が秘法『[[スティグマ]]』を自在式という根本原理の次元で破ったようにな。 ☆[[ミカロユス・キュイ]]の『[[パラシオスの小路]]』や[[サラカエル]]の『[[呪眼>呪眼(エンチャント)]]』の自在式も相当複雑そうだったな。 ☆[[高橋弥七郎>高橋弥七郎(たかはしやしちろう)]]の新作『カナエの星』でも、十字印と渦巻文が登場している。
【種別】 技術・現象 【初出】 I巻 【解説】 ・[[自在法]]の構成原理と“[[存在の力]]”の流れを表す紋様 ・任意の自在法を発動させる際に出現させる紋様 ・自在法の効果を増幅・補助させるための紋様 これらの総称が自在式と呼ばれる力の結晶である。式は、基本的に使用者の“[[存在の力]]”の色で発光するようだ。 自在法自体は決まった形式が無く、式をあらかじめ用意しておかなくても個々の力で感覚的に発動させることが可能であるため、大半の“[[紅世の徒]]”や[[フレイムヘイズ]]は勝手気ままに使える自己の力を優先する。 しかし、自在式を利用することで自在法の効果の増大([[ダンタリオン]][[教授]]曰く「ブースター」の様な役割)・補助に止まらず、[[逆転印章>逆転印章(アンチ・シール)]]のように、自在式を起動させれば不特定多数の誰かが使っても同じ効果を表す定型化された自在法として、一般化させることができるようになった。 自在式そのものだけでは効果が無く、 ・“存在の力”を自在式に込める ・自在式を維持しながら起動させる という過程を経て初めてその効果を発動する物である。また式の起動には難易の差があり、複雑な式ほど起動は困難。 式の形や文様などは、純粋な自在法とは違い、一部の[[自在師]]などの手により、ある程度理論が研究され体系付けられているようだ。 起動させることは出来なくても、式自体を刻んだり、研究したりすることは人間にも可能となっており、教授などは人間と協力または利用して様々な式の発明や実験に関与していた。 また、自在式の打ち込みだけであれば、自在師でなくとも可能である(例:[[サブラク]]による『[[大命詩篇]]』の打ち込み)。 【外見】 原作(or漫画版・ゲーム版)と[[アニメ版]]では、魔方陣のようだという印象を受けるという点以外は大きく外見が異なった。 原作での自在式は歯車などの機械部品を想起させるパーツで構成され、その中には凡そ人間では解読できないような奇怪な文字列が並んでおり、発動する効果は同じでも術者の力量によってその密度も大きく異なった。 一方、アニメ版では作業量軽減のためか、典型的ともいえる魔方陣の外見をしており、内部の文字列も梵字と思われるもので構成されていた。更に術者の力量による自在式の変化も無かった。 【コメント】 ☆[[マルコシアス]]いわく、自在法が歌ならば自在式は“譜面”である。歌を奏でるのに、必ずしも譜面は必要ではない。同様に、“徒”やフレイムヘイズの自在師ですらその譜面の基礎、いわば音階や記譜法を理解し1から書き起こしているわけではなく、感覚や直感で目的に適った自在法を歌っているにすぎなかった。 ☆この自在法のブラックボックスとも言える自在式を解析する才と情熱に長けているのが教授であった。『[[完全一式]]』と呼ばれる、起動すらままならぬ程にこんがらがった自在式『[[大命詩篇]]』を解き解し齟齬なく連結させ、代行体とはいえ一個の“徒”とも言える『[[暴君]]』を組み上げられたのも、自在式という根本原理を解析・理解しているがゆえであった。 ☆封絶や[[人化]]や『[[達意の言]]』などに代表されるたいていの自在法は、その発現の在り様に出会い、個人の特性由来のものでない限り、真似する事もできる。とはいえ、大半の“徒”やフレイムヘイズは自在式の根本原理を知らない(そもそも体系がほとんど確立されていない)ので、他人の持ち歌より自身の感性に合った十八番の自在法を好んで使った。 ☆この「発現に出会い」「真似する」を一歩進めれば、特定の自在法を耳コピするかのように譜面に直し、構成を分析し、それを無効化する自在式を構築するような曲芸も可能だった。“[[ミステス]]”『[[永遠の恋人]]』[[ヨーハン]]が[[サブラク]]の秘法『[[スティグマ]]』を自在式という根本原理の次元で破ったようにな。 ☆[[ミカロユス・キュイ]]の『[[パラシオスの小路]]』や[[サラカエル]]の『[[呪眼>呪眼(エンチャント)]]』の自在式も相当複雑そうだったな。 ☆[[高橋弥七郎>高橋弥七郎(たかはしやしちろう)]]の新作『カナエの星』でも、十字印と渦巻文が登場している。

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