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【種別】 [[宝具]]の一部(?) 【初出】 V巻 【解説】 『[[天道宮]]』と『[[星黎殿]]』の周囲を覆い、外界から隠蔽する球状中空の泡状の異界。 強力な隠蔽の力が働いており、『秘匿の聖室』自体及び内部の存在の[[気配]]を完全に隠し不可視にするだけでなく、あらゆる気配察知や探査の[[自在法]]でも、『秘匿の聖室』により隠蔽が行われていることすら察知することは出来ない。 ある程度の防御力や自己修復能力を備え、『秘匿の聖室』は普段は完全に不可視だが、攻撃を受けて砕けた破片や、損傷を修復中は隠蔽の力が弱まり、うっすらとガラスのように視認ができる。 『物体の移動』を司る力を持ち、[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]が工事で上下水道や電気などのライフラインを調える際に外界の施設と繋げたり、城砦と要塞を移動させているのも『秘匿の聖室』の力によるもの。 また、爽やかな風を内部に送ることも出来る。 完全に内部の気配を隔離するため、[[ヘカテー]]の能力の展開の邪魔になり、託宣を受け取る際には引き篭もりのヘカテーも『星黎殿』の外に出ている。隠蔽の力は[[宝具]]『[[トリヴィア]]』を使うことで“[[徒>紅世の徒]]”も纏うことが可能で、隠蔽の力を纏えばいかに強大な“[[王>紅世の王]]”であろうと気配を悟られることはない。 『天道宮』を捜索していた[[ウィネ]]は、気配を遮断していた[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]が完全に探知できなくなる領域として、間接的にその所在を突き止めた。 また、『[[五月蝿る風>五月蝿る風(さばえるかぜ)]]』や[[フィレス]]の広範囲を警戒する風の[[自在法]]などの、きわめて効果範囲が広い索敵手段を使われると、『秘匿の聖室』が展開している空間から気配が全く感知できなくなることで、逆にその存在を推定されてしまう。 今のところ、『秘匿の聖室』を突き抜けて、内部の存在を直接察知して見せたのは、[[ソラト]]の『[[欲望の嗅覚]]』だけである。 【由来・元ネタ】 ラテン語の建築用語「crypta」。地下に作られた礼拝堂や墓地のこと。 【コメント】 ☆誰にも見つからないために作った機能である。

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