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メア - (2021/01/26 (火) 00:51:30) の最新版との変更点

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【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 ゲーム版 【解説】 [[真名>真名(まな)]]は“戯睡郷”(ぎすいきょう)。[[炎]]の色は朱鷺色。 外見は、日傘を差し、袖無しの暗い赤のドレスをまとった金髪の可愛らしい少女。後頭部から一対の羊の角を生やしている。 非常に存在の小さい若い“徒”で、[[トーチ]]程度の“[[存在の力]]”しか持っていない。[[サブラク]]は、彼女を「憐れな蝶」と評した。 正体は“[[ミステス]]”に寄生する“徒”で、少女の姿は[[宝具]]『[[パパゲーナ]]』の“[[ミステス]]”のものだった。ただし、顔だけは彼女本来の顔であった。 本体はピエロのような仮面と服装をしており、仮面の下には少女姿の時と同じ素顔がある。また、頭部の角は彼女の“抵抗する意思の現れ”であり、小さな自己主張でもある。ドレスもまた、彼女の戦闘服である。 [[人化]]すると角が無くなり、服装も改める。本性は蝶である。 『[[戒禁>戒禁(かいきん)]]』を破る(破らせる)夢を創り出す彼女独自の[[自在法]]『[[ゲマインデ]]』を使って、『[[零時迷子]]』の“ミステス”を手に入れ、ちっぽけな存在である今の自分と違う、誰からも無視されない存在になろうとしていた。 『零時迷子』を狙うまでは、“ミステス”を逃したことはなかったと語っていた。 ゲーム版での攻撃方法は、「胡蝶蘭舞」「時限発火」「本質の顕現」「パパゲーナ」の4つ。 夢を操り『戒禁』を破る自在法『ゲマインデ』は彼女の生命線でもあり、ちっぽけな存在であるメアは、『ゲマインデ』を仕掛けた“ミステス”に拒絶されると存在に多大な損害を受けてしまう。 その結果、影響力が大幅に弱り、『戒禁』を侵食し破ることも、夢の世界を遊ばせることも、その舞台の中に戦う敵を作り出すことも出来なくなる。 外伝『ヤーニング』で、[[[百鬼夜行]]]が運行するバスに乗っていたトーチの体の“徒”が彼女である。 『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]らの襲撃から逃れカシュガルに向かう途中で、[[デデ]]に同行者共々討滅されかけるが、偶然サブラクに助けられた。その数日後、デデを捜索していた[[劉陽]]と遭遇し交戦するが、サブラクに敵の能力を知らせようと仕掛けた『ゲマインデ』を『[[巴字奔瀑]]』によってあっさりと見破られ、結果的にまたしてもサブラクに助けられた。 それ以後、短剣を報酬に彼と共に旅を続けた。サブラクとの旅の間は、強大な存在である彼を羨ましいと恨み、気後れせずに無謀にも突っかかっていたなどあまり友好的な態度は見せておらず、サブラクも『大言を吐いた馬鹿な女』と彼女を評すなど、表面上はあまり友好的な関係とは言えなかったようだ。 やがてサブラクから『[[零時迷子]]』とその“ミステス”に関する情報を得たメアは、宝具そのものとその“ミステス”である[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]を狙って、八月頃に[[御崎高校]]に来襲した。その際には、[[シャナ]]たちに挑むことをサブラクに止められたようだが、強行したようだ。 御崎高校でシャナにより討滅されたかに見えたものの、実際は夢の世界の操り手としてなお存在しており、坂井悠二たちに『ゲマインデ』で創り上げた「敵」を送りつけて、戦闘の様子を観察していた。 しかし、悠二の鋭敏な感覚と分析力によって『ゲマインデ』の構築原理と本体の居場所(=“ミステス”の内部)を暴かれ、シャナに(完全に)討滅されて夢の世界と共に消滅。彼女との戦いの記憶は、悠二たちの中には一夜の夢ほどしか残らなかった。 “[[祭礼の蛇]]”坂井悠二が御崎市に帰郷する際、列車の中で感じた「夏に電車に乗ったことがあるような記憶」は、『ゲマインデ』で過ごした間のものである。 後に『[[大命]]』第二段階で、『[[詣道]]』の入口近くに残ったサブラクが彼女の名前を呟き、仇討ちを誓った。 “祭礼の蛇”が復活し『詣道』を遡ってきた神体に瞠目したサブラクが、自分がいま感じている畏怖をメアが自分にずっと感じていたと気付き、戦意を喪失して[[両界の狭間]]に落ちていった。その際、今は亡きメアに「愛しい蝶よ」と呼びかけていた。 本編では長らく名前のみの登場で、まともな出番はゲーム版という特殊な媒体のみであったため知名度は低いが、正式な外伝に登場するオフィシャルな存在であるため、番外編『かぐやひめのしゃな』『おじょうさまのしゃな』には、きちんと名前入りで登場していた。 外伝『ジャグル』では、サブラクと共に事実上の主役を務めた。 【アニメ版】 [[アニメ第2期]]に登場した。原作と異なり二学期の始まった9月頃に御崎市に襲来し、悠二を狙った。外見はゲーム版では金髪だったが、アニメでは緑っぽい髪の色と微妙に異なった(「アニメ『シャナII』ノ全テ」p41では、「金髪の少女」とされていた)。 「[[フリアグネ]]のなぜなにシャナ」では、存在の総量が[[マリアンヌ]]に込めた力の足元にも及ばないことが解説された。 『ゲマインデ』の能力が原作と違って『戒禁』を破るものではなく、メア自身も『零時迷子』に『戒禁』がかけられていることを知らないまま無造作に『零時迷子』に手を出してしまい、『戒禁』に“存在の力”を奪われたところを討滅された。 『アニメ「灼眼のシャナII」ノ全テ』によれば、アニメ版でもサブラクの知己であり、彼から『零時迷子』の情報を得て御崎市に襲来したとされていた。 しかし、それにしては手落ちに過ぎる上述の描写から、アニメ版ではサブラクも『戒禁』の存在を知らなかったのではないかと推測された。 ゲーム版に比べると無様な手際を晒したが、第2期最初の敵として2話に渡って登場し、知名度を上げたことは間違いない。 【由来・元ネタ】 悪夢、夢魔としてのナイトメア(nightmare)は時に黒馬の姿で描かれる。"mare"が「雌馬」の意味に誤解されて伝わったことである。 「戯」はおどけてあそぶ・芝居という意味で、「睡」は眠りを、「郷」は村里や場所を意味する。真名全体で「ふざけた芝居が演じられる眠りの里」という意味だと思われる。その自在法『ゲマインデ』によって獲物を夢に誘い、一度戦った敵と戦わせるという、ある種悪趣味な物語を強要する彼女には相応しい真名だと思われる。 【コメント】 ☆身体を乗り換えても顔だけは変わらないというのは、トーチ加工の自在法の応用だったのだろうか? ☆XIX巻裏表紙の蝶のイラストが、メアの本性だと思われる。 ☆わらしべ長者のように“ミステス”を乗り換えてきた割には、『零時迷子』に挑む直前の宝具が『パパゲーナ』というのはいささか弱い気がする。 ☆外伝『ジャグル』の時点でもう『パパゲーナ』を使ってたし、実は口で言うほど“ミステス”を乗り換え続けてきたわけじゃないのかもな。 ☆↑↑使う者によって威力が左右されるようなことが『アニメ灼眼のシャナIIノ全テ』に書いてあるし、メアの存在の小ささが影響してるのでは? ☆雑魚さ加減では[[ウコバク]]や[[カシャ]]や、[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[捜索猟兵>捜索猟兵(イエーガー)]][[ザロービ]]や[[ファレグ]]や[[[マカベアの兄弟]]]の[[カルン]]と大して変わらなかったな。 ☆やっぱり[[アニメ第3期]]で、サブラクの回想の中で登場した。 ☆本性が蝶であるのに、ピエロの仮面の下にある少女の顔が本来の顔とはどういう意味だろうか?“ミステス”抜きで[[人化]]したときに造られる顔とみてよいのか? ☆↑↑↑ゲーム一本分のシナリオを支えたメアを、その辺と同一視するのは止めてもらおうか。 ☆[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の[[アシズ]]や[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]の[[サラカエル]]や[[ドゥーグ]]や[[[轍>轍(ラット)]]]の[[ギータ]]や[[ケレブス]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』では、舌切り雀として登場している。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』では、招待客の一人として登場している。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、第1幕で観客の一人として登場しサブラクを応援している。
【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 ゲーム版 【解説】 [[真名>真名(まな)]]は“戯睡郷”(ぎすいきょう)。[[炎]]の色は朱鷺色。 外見は、日傘を差し、袖無しの暗い赤のドレスをまとった金髪の可愛らしい少女。後頭部から一対の羊の角を生やしている。 非常に存在の小さい若い“徒”で、[[トーチ]]程度の“[[存在の力]]”しか持っていない。[[サブラク]]は、彼女を「憐れな蝶」と評した。 正体は“[[ミステス]]”に寄生する“徒”で、少女の姿は[[宝具]]『[[パパゲーナ]]』の“[[ミステス]]”のものだった。ただし、顔だけは彼女本来の顔であった。 本体はピエロのような仮面と服装をしており、仮面の下には少女姿の時と同じ素顔がある。また、頭部の角は彼女の“抵抗する意思の現れ”であり、小さな自己主張でもある。ドレスもまた、彼女の戦闘服である。 [[人化]]すると角が無くなり、服装も改める。本性は蝶である。 『[[戒禁>戒禁(かいきん)]]』を破る(破らせる)夢を創り出す彼女独自の[[自在法]]『[[ゲマインデ]]』を使って、『[[零時迷子]]』の“ミステス”を手に入れ、ちっぽけな存在である今の自分と違う、誰からも無視されない存在になろうとしていた。 『零時迷子』を狙うまでは、“ミステス”を逃したことはなかったと語っていた。 ゲーム版での攻撃方法は、「胡蝶蘭舞」「時限発火」「本質の顕現」「パパゲーナ」の4つ。 夢を操り『戒禁』を破る自在法『ゲマインデ』は彼女の生命線でもあり、ちっぽけな存在であるメアは、『ゲマインデ』を仕掛けた“ミステス”に拒絶されると存在に多大な損害を受けてしまう。 その結果、影響力が大幅に弱り、『戒禁』を侵食し破ることも、夢の世界を遊ばせることも、その舞台の中に戦う敵を作り出すことも出来なくなる。 外伝『ヤーニング』で、[[[百鬼夜行]]]が運行するバスに乗っていたトーチの体の“徒”が彼女である。 『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]らの襲撃から逃れカシュガルに向かう途中で、[[デデ]]に同行者共々討滅されかけるが、偶然サブラクに助けられた。その数日後、デデを捜索していた[[劉陽]]と遭遇し交戦するが、サブラクに敵の能力を知らせようと仕掛けた『ゲマインデ』を『[[巴字奔瀑]]』によってあっさりと見破られ、結果的にまたしてもサブラクに助けられた。 それ以後、短剣を報酬に彼と共に旅を続けた。サブラクとの旅の間は、強大な存在である彼を羨ましいと恨み、気後れせずに無謀にも突っかかっていたなどあまり友好的な態度は見せておらず、サブラクも『大言を吐いた馬鹿な女』と彼女を評すなど、表面上はあまり友好的な関係とは言えなかったようだ。 やがてサブラクから『[[零時迷子]]』とその“ミステス”に関する情報を得たメアは、宝具そのものとその“ミステス”である[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]を狙って、八月頃に[[御崎高校]]に来襲した。その際には、[[シャナ]]たちに挑むことをサブラクに止められたようだが、強行したようだ。 御崎高校でシャナにより討滅されたかに見えたものの、実際は夢の世界の操り手としてなお存在しており、坂井悠二たちに『ゲマインデ』で創り上げた「敵」を送りつけて、戦闘の様子を観察していた。 しかし、悠二の鋭敏な感覚と分析力によって『ゲマインデ』の構築原理と本体の居場所(=“ミステス”の内部)を暴かれ、シャナに(完全に)討滅されて夢の世界と共に消滅。彼女との戦いの記憶は、悠二たちの中には一夜の夢ほどしか残らなかった。 “[[祭礼の蛇]]”坂井悠二が御崎市に帰郷する際、列車の中で感じた「夏に電車に乗ったことがあるような記憶」は、『ゲマインデ』で過ごした間のものである。 後に『[[大命]]』第二段階で、『[[詣道]]』の入口近くに残ったサブラクが彼女の名前を呟き、仇討ちを誓った。 “祭礼の蛇”が復活し『詣道』を遡ってきた神体に瞠目したサブラクが、自分がいま感じている畏怖をメアが自分にずっと感じていたと気付き、戦意を喪失して[[両界の狭間]]に落ちていった。その際、今は亡きメアに「愛しい蝶よ」と呼びかけていた。 本編では長らく名前のみの登場で、まともな出番はゲーム版という特殊な媒体のみであったため知名度は低いが、正式な外伝に登場するオフィシャルな存在であるため、番外編『かぐやひめのしゃな』『おじょうさまのしゃな』には、きちんと名前入りで登場していた。 外伝『ジャグル』では、サブラクと共に事実上の主役を務めた。 【アニメ版】 [[アニメ第2期]]に登場した。原作と異なり二学期の始まった9月頃に御崎市に襲来し、悠二を狙った。外見はゲーム版では金髪だったが、アニメでは緑っぽい髪の色と微妙に異なった(「アニメ『シャナII』ノ全テ」p41では、「金髪の少女」とされていた)。 「[[フリアグネ]]のなぜなにシャナ」では、存在の総量が[[マリアンヌ]]に込めた力の足元にも及ばないことが解説された。 『ゲマインデ』の能力が原作と違って『戒禁』を破るものではなく、メア自身も『零時迷子』に『戒禁』がかけられていることを知らないまま無造作に『零時迷子』に手を出してしまい、『戒禁』に“存在の力”を奪われたところを討滅された。 『アニメ「灼眼のシャナII」ノ全テ』によれば、アニメ版でもサブラクの知己であり、彼から『零時迷子』の情報を得て御崎市に襲来したとされていた。 しかし、それにしては手落ちに過ぎる上述の描写から、アニメ版ではサブラクも『戒禁』の存在を知らなかったのではないかと推測された。 ゲーム版に比べると無様な手際を晒したが、第2期最初の敵として2話に渡って登場し、知名度を上げたことは間違いない。 【由来・元ネタ】 悪夢、夢魔としてのナイトメア(nightmare)は時に黒馬の姿で描かれる。"mare"が「雌馬」の意味に誤解されて伝わったことである。 「戯」はおどけてあそぶ・芝居という意味で、「睡」は眠りを、「郷」は村里や場所を意味する。真名全体で「ふざけた芝居が演じられる眠りの里」という意味だと思われる。その自在法『ゲマインデ』によって獲物を夢に誘い、一度戦った敵と戦わせるという、ある種悪趣味な物語を強要する彼女には相応しい真名だと思われる。 【コメント】 ☆身体を乗り換えても顔だけは変わらないというのは、トーチ加工の自在法の応用だったのだろうか? ☆XIX巻裏表紙の蝶のイラストが、メアの本性だと思われる。 ☆わらしべ長者のように“ミステス”を乗り換えてきた割には、『零時迷子』に挑む直前の宝具が『パパゲーナ』というのはいささか弱い気がする。 ☆外伝『ジャグル』の時点でもう『パパゲーナ』を使ってたし、実は口で言うほど“ミステス”を乗り換え続けてきたわけじゃないのかもな。 ☆↑↑使う者によって威力が左右されるようなことが『アニメ灼眼のシャナIIノ全テ』に書いてあるし、メアの存在の小ささが影響してるのでは? ☆雑魚さ加減では[[ウコバク]]や[[カシャ]]や、[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[捜索猟兵>捜索猟兵(イエーガー)]][[ザロービ]]や[[ファレグ]]や[[[マカベアの兄弟]]]の[[カルン]]と大して変わらなかったな。 ☆やっぱり[[アニメ第3期]]で、サブラクの回想の中で登場した。 ☆本性が蝶であるのに、ピエロの仮面の下にある少女の顔が本来の顔とはどういう意味だろうか?“ミステス”抜きで[[人化]]したときに造られる顔とみてよいのか? ☆↑↑↑ゲーム一本分のシナリオを支えたメアを、その辺と同一視するのは止めてもらおうか。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の“[[棺の織手]]”[[アシズ]]や『[[九垓天秤]]』[[フワワ]]や[[ニヌルタ]]や[[ソカル]]や[[ウルリクムミ]]や[[チェルノボーグ]]や[[モレク]]や[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]の[[サラカエル]]や[[ドゥーグ]]や[[ハリー・スミス]]や[[[マカベアの兄弟]]]や[[[轍>轍(ラット)]]]の[[ギータ]]や[[ケレブス]]や[[[狂気の城]]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『[[かぐやひめのしゃな]]』では、舌切り雀として登場している。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』では、招待客の一人として登場している。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、第1幕で観客の一人として登場しサブラクを応援している。

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