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ナム - (2019/12/15 (日) 00:25:13) の最新版との変更点

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【種別】 [[フレイムヘイズ]] 【初出】 XIV巻(名称はSII巻) 【解説】 『玉紋の騎手』(ぎょくもんのきしゅ)の[[称号]]を持つ、“[[曠野の手綱]]”のフレイムヘイズ。[[炎]]の色は若草色。名前のない、手綱型の[[神器]]を持つ。 中央アジアの[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]の管理者をしていたフレイムヘイズで、彼女が管理していた外界宿[[[故崖窟]]]は、中央アジアでの重要拠点の一つであった。 出身はモンゴル。顔や手足を包帯で覆い、全身を衣服で覆っており、一切の肌を見せない小柄な女性であった。外見年齢は不明。また、契約していた“[[王>紅世の王]]”の[[真名>真名(まな)]]・[[通称]]・能力は伏せられ、“王”自身も三千余年もの間、喋るところを見せなかったようだ。 このように、飛び抜けて謎めいた人物だったようだが、その人柄から多くのフレイムヘイズに慕われていた。 太古の[[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”との戦いにも参加しており、『[[儀装の駆り手]]』[[カムシン]]に「手綱打つ少女」と呼ばれた討ち手は彼女のことである。 [[[百鬼夜行]]]の[[パラ]]や[[ピエトロ・モンテベルディ]]からは「親愛なるナム婆さん」と呼ばれていた。知己である[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]からは「ナム婆様」と呼ばれていた。[[フィレス]]と[[ヨーハン]]ら『[[約束の二人>約束の二人(エンゲージ・リンク)]]』とも親しくしていた模様。 本編開始の二年前には、カシュガル近郊で消息を絶った[[デデ]]を捜索するために出発する[[劉陽]]を見送った。 本編開始の直前に、[[サブラク]]が『約束の二人』とヴィルヘルミナ・カルメルを誘い込む罠を張る為に、正面から攻め込まれて外界宿ごと殲滅された模様。 劇中に登場するナムの正体は、契約した“王”である“曠野の手綱”そのものである。 フレイムヘイズであるナムという少女本人は、三千年前の『[[大縛鎖]]』建造時の戦いで“甲鉄竜”[[イルヤンカ]]と交戦し、死亡した。 しかし、戦死した正にその瞬間、[[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”が[[両界の狭間]]に引きずり込まれ、その余波を受けたナムは、分解する体から遊離した[[意思総体]]だけを狭間に巻き込まれ、ナムの体が抜け殻として残った。 以後、空っぽのナムの体を“曠野の手綱”が神器である手綱で覆い、動かしていたのである。 外伝『フューチャー』において、[[マージョリー>マージョリー・ドー]]の語っていた「狭間に意思総体を呑み込まれたのに契約を保ち得たフレイムヘイズ」とはナムのことであった。 また、[故崖窟]に置かれていた空の写真立ては、体の内にいない、“曠野の手綱”のフレイムヘイズを偲ぶためのものであった。 また、『[[久遠の陥穽]]』に巻き込まれた本来のナムの意思総体は、『[[詣道]]』内部に現れた色付く影たちの中に混じっていた。 【由来・元ネタ】 もしかしたら、韓国系アメリカ人のビデオアーティスト「ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik、白南準)」かもしれない。 ビデオアートの先駆者と見なされているが、西ドイツ時代の半ばまでは音楽を学んでいた。 【コメント】 ☆[[アニメシリーズ>アニメ版]]には未登場。 ☆『約束の二人』とも親しくしていたことから、どうやら大らかな性格だったようだ。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の“[[棺の織手]]”[[アシズ]]や『[[九垓天秤]]』[[モレク]]や[[チェルノボーグ]]や[[ウルリクムミ]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆外伝『ジャグル』にて、称号と炎の色が明らかになった(炎の色は[故崖窟]の『[[テッセラ]]』の色としてである。外界宿の管理者であるナム婆様の色で間違いないと思われていた)。 ☆[[カムシン]]がジジイ呼ばわりされてるので、「古いフレイムヘイズ」ではあっても「外見が老婆」とは限らないと思われていた(まあ、[[ドレル>ドレル・クーベリック]]は「若き御老体」と呼ばれてたがな)。 ☆[[[百鬼夜行]]]の一党を「あの子たち」と呼ぶなど、通常の討ち手とは考え方が違ったようだ。 ☆称号の『○○手』が音読みの討ち手としては初めてであった。 ☆炎の色が分かれば、その色の持ち主が誰か“王”たちなら分かりそうなものだが、一時期の[[アラストール]]のように忘れられているのだろうか。 ☆↑炎の色がわかったからって、その色がよほど広く知れ渡っているか面識があるかでもないと、“王”達だろうとなんだろうと誰だかわからないだろう。“王”は他の“王”を全員知っているなんてわけでは当然ないし、炎の色だけを知ったからって相手が誰だか知らなければ名前もわからない。 ☆実はフレイムヘイズではなく、“紅世の王”そのものだったりしないだろうか。身を包んでいる包帯に[[気配]]を誤魔化す能力があるとか。 ☆↑それはないと思われていた。劉陽と二人でいるところを「二人にして四人」と書いてあった。 ☆称号から判断して、XX巻で太古の“[[祭礼の蛇]]”との戦いで「手綱打つ少女」と[[カムシン]]に呼ばれた討ち手はナムの事じゃないだろうか。 ☆さすがにナムが本当に老婆なら少女と呼ぶのは無理がありそうだが、同じ“王”のフレイムヘイズである可能性はあるな。 ☆カムシンとほぼ同時期、もしくはカムシンほどではないものの、かなりの古参であれば外見がどうであれ婆様と呼ばれていても問題ない。……まさかいくらなんでも[[ロフォカレ]]の主ってナムと契約してた“王”じゃなかった。 ☆↑何故[[シャヘル]]と思った? ☆ナムと契約していた“王”も新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』へ渡り来て、[[秩序派]]の“王”の一人として活動しているかもしれないな。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼の[[シャナ]]ノ全テ 完』で詳細が判明した。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で語られた詳細を追加しました。上の「“紅世の王”そのもの」という予想が見事に当たっていて、驚きだ。炎の色も正式に明らかになったので修正しました。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、宿の主人ナム婆さんとして登場している。
【種別】 [[フレイムヘイズ]] 【初出】 XIV巻(名称はSII巻) 【解説】 『玉紋の騎手』(ぎょくもんのきしゅ)の[[称号]]を持つ、“[[曠野の手綱]]”のフレイムヘイズ。[[炎]]の色は若草色。名前のない、手綱型の[[神器]]を持つ。 中央アジアの[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]の管理者をしていたフレイムヘイズで、彼女が管理していた外界宿[[[故崖窟]]]は、中央アジアでの重要拠点の一つであった。 出身はモンゴル。顔や手足を包帯で覆い、全身を衣服で覆っており、一切の肌を見せない小柄な女性であった。外見年齢は不明。また、契約していた“[[王>紅世の王]]”の[[真名>真名(まな)]]・[[通称]]・能力は伏せられ、“王”自身も三千余年もの間、喋るところを見せなかったようだ。 このように、飛び抜けて謎めいた人物だったようだが、その人柄から多くのフレイムヘイズに慕われていた。 太古の[[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”との戦いにも参加しており、『[[儀装の駆り手]]』[[カムシン]]に「手綱打つ少女」と呼ばれた討ち手は彼女のことである。 [[[百鬼夜行]]]の[[パラ]]や[[ピエトロ・モンテベルディ]]からは「親愛なるナム婆さん」と呼ばれていた。知己である『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]からは「ナム婆様」と呼ばれていた。[[フィレス]]と『[[永遠の恋人]]』[[ヨーハン]]ら『[[約束の二人>約束の二人(エンゲージ・リンク)]]』とも親しくしていた模様。 本編開始の二年前には、カシュガル近郊で消息を絶った[[デデ]]を捜索するために出発する[[劉陽]]を見送った。 本編開始の直前に、[[サブラク]]が『約束の二人』とヴィルヘルミナ・カルメルを誘い込む罠を張る為に、正面から攻め込まれて外界宿ごと殲滅された模様。 劇中に登場するナムの正体は、契約した“王”である“曠野の手綱”そのものである。 フレイムヘイズであるナムという少女本人は、三千年前の『[[大縛鎖]]』建造時の戦いで“甲鉄竜”[[イルヤンカ]]と交戦し、死亡した。 しかし、戦死した正にその瞬間、[[創造神>神]]“[[祭礼の蛇]]”が[[両界の狭間]]に引きずり込まれ、その余波を受けたナムは、分解する体から遊離した[[意思総体]]だけを狭間に巻き込まれ、ナムの体が抜け殻として残った。 以後、空っぽのナムの体を“曠野の手綱”が神器である手綱で覆い、動かしていたのである。 外伝『フューチャー』において、[[マージョリー>マージョリー・ドー]]の語っていた「狭間に意思総体を呑み込まれたのに契約を保ち得たフレイムヘイズ」とはナムのことであった。 また、[故崖窟]に置かれていた空の写真立ては、体の内にいない、“曠野の手綱”のフレイムヘイズを偲ぶためのものであった。 また、『[[久遠の陥穽]]』に巻き込まれた本来のナムの意思総体は、『[[詣道]]』内部に現れた色付く影たちの中に混じっていた。 【由来・元ネタ】 もしかしたら、韓国系アメリカ人のビデオアーティスト「ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik、白南準)」かもしれない。 ビデオアートの先駆者と見なされているが、西ドイツ時代の半ばまでは音楽を学んでいた。 【コメント】 ☆[[アニメシリーズ>アニメ版]]には未登場。 ☆『約束の二人』とも親しくしていたことから、どうやら大らかな性格だったようだ。 ☆[[[巌楹院>巌楹院(ミナック)]]]の[[ゴグマゴーグ]]や[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の“[[棺の織手]]”[[アシズ]]や『[[九垓天秤]]』[[フワワ]]や[[ニヌルタ]]や[[モレク]]や[[チェルノボーグ]]や[[ウルリクムミ]]や[[ソカル]]や[[ジャリ]]や『[[両翼]]』の[[メリヒム]]や[[イルヤンカ]]やウルリクムミの副官の[[アルラウネ]]や[[[宝石の一味]]]の[[コヨーテ]]や[[フックス]]や[[トンサーイ]]や[[ラミー]]こと“[[螺旋の風琴]]”とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆外伝『ジャグル』にて、称号と炎の色が明らかになった(炎の色は[故崖窟]の『[[テッセラ]]』の色としてである。外界宿の管理者であるナム婆様の色で間違いないと思われていた)。 ☆[[カムシン]]がジジイ呼ばわりされてるので、「古いフレイムヘイズ」ではあっても「外見が老婆」とは限らないと思われていた(まあ、[[ドレル>ドレル・クーベリック]]は「若き御老体」と呼ばれてたがな)。 ☆[[[百鬼夜行]]]の一党を「あの子たち」と呼ぶなど、通常の討ち手とは考え方が違ったようだ。 ☆称号の『○○手』が音読みの討ち手としては初めてであった。 ☆炎の色が分かれば、その色の持ち主が誰か“王”たちなら分かりそうなものだが、一時期の[[アラストール]]のように忘れられているのだろうか。 ☆↑炎の色がわかったからって、その色がよほど広く知れ渡っているか面識があるかでもないと、“王”達だろうとなんだろうと誰だかわからないだろう。“王”は他の“王”を全員知っているなんてわけでは当然ないし、炎の色だけを知ったからって相手が誰だか知らなければ名前もわからない。 ☆実はフレイムヘイズではなく、“紅世の王”そのものだったりしないだろうか。身を包んでいる包帯に[[気配]]を誤魔化す能力があるとか。 ☆↑それはないと思われていた。劉陽と二人でいるところを「二人にして四人」と書いてあった。 ☆称号から判断して、XX巻で太古の“[[祭礼の蛇]]”との戦いで「手綱打つ少女」と[[カムシン]]に呼ばれた討ち手はナムの事だ。 ☆さすがにナムが本当に老婆なら少女と呼ぶのは無理がありそうだが、同じ“王”のフレイムヘイズである可能性はあるな。 ☆カムシンとほぼ同時期、もしくはカムシンほどではないものの、かなりの古参であれば外見がどうであれ婆様と呼ばれていても問題ない。……まさかいくらなんでも[[ロフォカレ]]の主ってナムと契約してた“王”じゃなかった。 ☆↑何故[[シャヘル]]と思った? ☆ナムと契約していた“王”も新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』へ渡り来て、[[秩序派]]の“王”の一人として活動しているかもしれないな。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼の[[シャナ]]ノ全テ 完』で詳細が判明した。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で語られた詳細を追加しました。上の「“紅世の王”そのもの」という予想が見事に当たっていて、驚きだ。炎の色も正式に明らかになったので修正しました。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、宿の主人ナム婆さんとして登場している。

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