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」を以下のとおり復元します。
【種別】 
1.[[我学の結晶]]
2.[[炎]]の色

【初出】
II巻

【解説】 
1.我学の結晶
銀色の炎を持つ、正体不明の“[[紅世の徒]]”だと思われていたもの。しかし、その色の炎を持つ“徒”のことは誰も知らなかった。
[[マージョリー>マージョリー・ドー]]が血眼になって捜していた相手。その炎の色から、マージョリーや[[マルコシアス]]は“銀”と呼んでいた。

汚れた銀色の西洋鎧の姿をしており、数百年前に人間だった時のマージョリーの元に現れ、彼女の復讐相手を殺戮した。鎧の隙間からは無数の虫の脚が這い出し、銀の炎を吹き上げ、眉庇(まびさし)の中から無数の嘲笑に染まった目を覗かせていた。

XII巻での[[フィレス]]による『[[零時迷子]]』への干渉の際には[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]の中から西洋鎧の左腕を除いた上半身が現われたが、その時は目と虫の脚を持たず、空っぽの鎧の中から銀色の炎を吹き上げるのみであった。

[[ラミー]]が黙して語らなかったその正体は、[[ダンタリオン]][[教授]]が製作した『[[我学の結晶14372-暴君II>暴君]]』が『[[鏡像転移]]』の際に作り出す、感知した人間の感情に伴い動きその感情を写し取る分身が引き起こす、単なる現象であった。

『暴君』と合一して代行体を得た“[[祭礼の蛇]]”は、マージョリーと[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]を足留めする際に、『暴君II』の多重[[顕現]]機能を応用して多数の“銀”を顕現させた。この“銀”たちは、一体一体が並の“徒”と同等のレベルであった。

2.[[炎]]の色
“[[ミステス]]”坂井悠二が、[[顕現]]させていた炎の色。
本来なら、悠二の炎の色は、彼を[[トーチ]]にした[[フリアグネ]]一派の薄い白か、[[ヨーハン]](フィレス)と同じ琥珀色と考えられたが、実際に顕現した炎は銀色であった。これは、『零時迷子』に打ち込まれた『[[大命詩篇]]』が原因とされる。
その具体的な意味は今だ明かされていないが、『大命詩篇』は『[[久遠の陥穽]]』から現われる時や起動の際に銀色の炎や光を伴い、また“祭礼の蛇”坂井悠二の黒い炎の影は銀色であるため、何か深い関係があると思われる。

【[[アニメ版]]】
[[アニメ第2期]]で坂井悠二が発現させた銀色の炎は、通常の緋色っぽい[[封絶>封絶(ふうぜつ)]]に、粘性あるように見える水銀じみた炎が上乗せされたように表現された。
原作ではそのような表現は一切無く、あくまで色が銀色というだけであった。

【コメント】
☆[[作者>高橋弥七郎(たかはしやしちろう)]]は何故、この色を[[創造神>神]]の炎の色の影にしたんだろうな。

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