【種別】 儀式 【初出】 X巻 【解説】 “[[紅世>紅世（ぐぜ）]]”における『[[神]]』の降臨を要請する儀式。儀式としては、「神の意思をその力を欲する者に向けさせる」「力を得る了解を得るために代償を支払う」の二行程に大別される。 この儀式により神威を召喚された『神』は通常より強大な、己の権能に沿った力を振るうことができる。 作中で登場したのは以下の3つ。 ・天罰神“[[天壌の劫火>アラストール]]”の“[[天破壌砕]]” ・創造神“[[祭礼の蛇]]”の“[[祭基礼創]]” ・導きの神“[[覚の嘯吟>シャヘル]]”の“[[嘯飛吟声]]” “祭基礼創”は『神威召還』、“嘯飛吟声”は『[[神意召還]]』と称され微妙に違うが、“祭礼の蛇”はすでに[[顕現]]しているため召喚ではなく召還、シャヘルはさらに振るうべき実体がないため、神意召還と表されるのかと思われる。 『神威召喚』を応用し、人間に儀式を行わせ、その全存在（[[運命という名の器]]）を捧げさせて、その空白を『[[器]]』に見立てて“[[王>紅世の王]]”が『器』の中に召喚・転移することで誕生するのが[[フレイムヘイズ]]である。 こちらの儀式は神としての権能の元に喚ぶわけではなく、ただ代償を払わせてこの世に移動させるだけの作業に過ぎない。 別の応用の例として“[[冥奥の環]]”[[アシズ]]の再召喚の[[自在法]]もある。この場合はあらかじめ顕現のための“[[存在の力]]”を確保した後、召喚主であり召喚される側でもあるアシズの“紅世”との繋がりを代償に捧げ、『器』である[[ティス]]の中から外へ召喚・転移し、『隣』に縛られた身から自分を解放し顕現した。 単純に“[[紅世の徒]]”として顕現するだけなら再召喚される必要は無いのだが、アシズは自らの能力である『[[清なる棺]]』を維持したまま、代償を払い器の外へ転移した。これは全てアシズが自らの器であるティスの亡骸を崩壊させないための行動であった。 【コメント】 ☆[[アニメ版]]では、不完全な形で“天破壌砕”が発動した。 ☆もう一度見返したらアラストールが“神威召喚”、“祭礼の蛇”が“神威召還”、シャヘルが“神意召還”ってなってたんだが、そもそも[[876]]が召還と召喚を取り違えてる節があるから、ちょっとオレにはもうお手上げだ。 ☆“天壌の劫火”は『「天」破「壌」砕』。“祭礼の蛇”は『「祭」基「礼」創』。“覚の嘯吟”は『「嘯」飛「吟」声』。それぞれの真名に使われている漢字が神威召喚の固有名に入っていた。 ☆[[眷属]]からしたら、自分は神の一部なのだな。或いは創造神も導きの神も、天罰神と違って神力を振るう際に既に目覚めているから、神体を“呼び戻す”意味の召還。アラストールだけは眷属が居らず、眠った状態から起こして“呼び出す”ため“召喚”なのかもしれない。神威と神意の違いは、直接的な力を振るうか、ただ伝えるだけの存在かの違いによるのかもな。 ☆それはともかく、上の内容を踏まえ神意召還の内容をこちらに統合した。 ☆元から神として顕現してるって文あったっけ？とりあえず推測だと分かるように文を変更した。 ☆[[アニメ第３期]]で“嘯飛吟声”と“祭基礼創”が発動した。 ☆召還は誤字だったことが、公式ガイドブック完結編『灼眼の[[シャナ]]ノ全テ 完』でほぼ確定した。
