【種別】 [[宝具]](?) 【初出】 XIII巻 【解説】 [[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]][[盟主]]“[[祭礼の蛇]]”の[[仮想意思総体]]を融合・編成するために作られた坩堝。 『[[星黎殿]]』岩塊部の秘匿区画にある。 全形は機械を織り合わせた大樹にも見える柱。柱の中ほどにある窪みには磔状に架けられた『[[暴君II>暴君]]』が安置されていた。大樹の根には、内部で[[銀]]色の[[炎]]の乱れ舞う鉄の球体を抱え込んでいる。『吟詠炉』が鉄球だけなのか、機械の大樹まで含むのかは、今のところ不明である。 『暴君II』が[[鏡像転移]]によって採集した人格の断片を蓄積していた。 盟主帰還後は万一の際の予備情報(『[[大命詩篇]]』と人格鏡像のバックアップ)を保存する倉庫となっている。 XV巻のプロローグにて[[サブラク]]は、この装置の製作者を忌み嫌っている[[教授>ダンタリオン]]だと推測していた。 XXI巻で『星黎殿』が変形した『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の機関大底部に据えられ、[[ラミー]]が[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]と会話する為に、『大命詩篇』の監視役であるその部署を買って出た。 最終巻では、[[[百鬼夜行]]]の手引きで『真宰社』内部に密かに潜入していた[[マージョリー・ドー]]が機関大底部にたどり着き、『吟詠炉』に保存されていた『大命詩篇』のバックアップを書き換えた。ラミーはそれを黙過していたが、それは『[[零時迷子]]』の真の使い道を知っていた為であり、マージョリーたちの行為が単なる茶番劇であると見抜いていたが為であった。 そして、『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』が創造されて役目を終えた『吟詠炉』は、『真宰社』の残骸と共に放棄されて[[真南川>真南川(まながわ)]]へ落ちていった。 【元ネタ・由来】 ラテン語で会議・会話を意味するコンロクィウム(conloquium)。 【コメント】 ☆本[[意思総体]]の入れ物のようなものだろうか? ☆『吟詠炉』本体は球体だけと思われるがどうか。 ☆これの存在を考えると“祭礼の蛇”[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]を討滅しても無意味なんだな。 ☆↑そうなんだろうけどぶっちゃけPCのバックアップみたいな扱いだな・・・。 ☆「万一の際」には、教授の実験も入ってる気がする。 ☆↑いや教授の実験だと多分「万百の際」くらいでも足りない気がする。 ☆↑「一一の際」って言っても否定しきれんぞ、教授の場合。だって教授だもん。 ☆[[アニメ第3期]]で登場した。