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清秋祭(せいしゅうさい)」を以下のとおり復元します。
【種別】
出来事

【初出】
XI巻

【解説】
[[御崎高校]]で行われる学校行事。いわゆる学園祭。
毎年十月初頭の土日の二日間に渡って行われる。

主催に学校だけでなく地域の商店街も含まれているという特徴があり、そのため一般的な学園祭より規模が大きく、商売っ気やショーの側面が強い地域の一大イベント。

一年生はクラスでの出し物以外に研究発表を行うことが義務付けられているため、[[悠二>坂井悠二 (さかいゆうじ)]]たちのクラス(一年二組)では『御崎市の歴史』とクレープ屋を催した。

初日には開会パレードが行われ、一年生の各クラスの代表者がお伽話や有名な物語の登場人物に仮装して[[御崎市>御崎市 (みさきし)]]駅を折り返し地点に校外で祭りを宣伝する。
仮装にはコンテスト的要素もあり、生徒とスポンサーの商店街店主たちの投票の結果ベスト10に残ったものは表彰や商品が送られる。

一年二組ではクラス代表者を決める議論は、容姿や存在感から一人確定していた[[シャナ]]以外は荒れに荒れ、いい加減議論に疲れ果てた結果として、シャナの周りのメンバー(悠二、[[吉田>吉田一美 (よしだかずみ)]]、[[池>池速人 (いけはやと)]]、[[田中>田中栄太 (たなかえいた)]]、[[佐藤>佐藤啓作 (さとうけいさく)]]、[[緒方>緒方真竹(おがたまたけ)]])に結構なげやり気味に決まった。
一年二組には男子四人・女子三人というクラス代表の人数構成から『ロミオとジュリエット』と『オズの魔法使い』が演目として学園祭実行委員から与えられ、配役はくじ引きで決められた。

以下配役
悠二→ロミオ
吉田→ジュリエット
シャナ→ドロシー
緒方→トト
カカシ→池
佐藤→ブリキの木こり
田中→ライオン

衣装は学校側から送られるのだが、あまりにも使い古されてボロかったため、一年二組ではほぼ丸ごと衣装を女子達で作り直した。その際に[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]が調達してきた布の余りは、同様に衣装を修繕や作り直す必要があった他クラスにも分けられた。

この祭りの最中に[[フィレス]]が襲来し、終了間際には悠二の身体から『[[暴君]]』が[[顕現]]したり、それを抑えるために[[ヘカテー]]と[[フェコルー]]が襲来したりと、シャナたちにとっては大変なイベントとなった。

【[[アニメ版>アニメ第2期]]】
オリジナルキャラクター[[近衛史菜]]も仮装メンバーに選ばれている。クラス代表の人数構成が変わっているが演目は変わらず、『オズの魔法使い』に魔法使いの役柄が追加され近衛史菜が仮装した。
原作ではヴィルヘルミナが仮装の衣装を作ろうとしたところ、シャナに『みんなで作るお祭りだから』と止められているように、あくまでクラスのみんなで協力して創り上げる祭りであることが強調されていたが、アニメでは裁縫が得意だからという理由で[[千草>坂井千草 (さかいちぐさ)]]が衣装を作ってしまっている。
[[貫太郎>坂井貫太郎 (さかいかんたろう)]]も仕事に復帰していなかったのでオリジナル展開としてパレードを見学している。
その際にシャナと悠二と吉田を『親子』のように感じているため、彼らから見て仮装した姿は、シャナはよっぽど幼く見え、悠二や吉田は老けて見えたのだと思われる。
余談だがガチャピンや某虚無の使い手っぽい仮装とその犬っぽい仮装もあった。
【元ネタ・由来】

『ロミオとジュリエット』
シェークスピアの悲劇作品。シェークスピアの作品では登場人物の性格が悲劇を引き起こすという作品が多いが、この作品では周囲の状況や偶然から悲劇に至る「運命」的な物語。最終的には二人が結ばれる事はなくジュリエットはロミオの後を追い自殺をする。
『オズの魔法使い』
ライマン・フランク・ボームの児童向け作品。ドロシーが愛犬トトと共に旅するお話。途中で脳のないカカシ、心のないブリキの木こり、臆病なライオンと出逢いそれぞれの願いを叶えるため大魔法使いオズに会いに行く。

【コメント】
☆この祭りの後に、それぞれの生きる道が分かれていった。
☆そういえば、この田中の「臆病なライオン」は少し暗示めいた物があるように感じる・・・・他はわからないが(マテ)。

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