【種別】 存在 【初出】 X巻 【解説】 “[[紅世の王]]”[[アシズ]]とその契約者[[ティス]]という二つの存在を、存在の『分解』と『定着』の[[自在式]]（『[[大命詩篇]]』の断篇）の起動によって融合させた『何者か』。 アシズが提唱する『[[壮挙]]』によって生み出されるはずだった存在。 『[[大戦>大戦（おおいくさ）]]』の終盤、アシズの保有する莫大な“[[存在の力]]”によって支配した[[宝具]]『[[小夜啼鳥>小夜啼鳥（ナハティガル）]]』によって、金属板に刻み込まれている本来起動が困難な『大命詩篇』の二つの式を次のように使い、誕生（完成）するはずだった。 ・存在の『分解』の式により、アシズとティスの存在の一部を糸状に分解する。 ・存在の『定着』の式により、糸状に分解された二つの存在の一部を青い結晶の形として注ぎ込む。 ・両者を一つに融合させる。 だが、『[[天破壌砕]]』によって『[[天罰神>神]]』として[[神威召喚]]された[[アラストール]]により、『両界の嗣子』となるはずだった青い結晶は、『[[清なる棺]]』に収納されたティスの亡骸、『大命詩篇』が刻み込まれた金属板もろとも容易く握り潰され、誕生（完成）前に破壊された。 数百年後、『[[約束の二人>約束の二人（エンゲージ・リンク）]]』が自分達を寄り合わせて作成に臨み、新世界『[[無何有鏡>無何有鏡（ザナドゥ）]]』に渡り往く“[[徒>紅世の徒]]”が置いていった莫大な“存在の力”を使って誕生（完成）にこぎ着ける。 それは、放っておけば消えてしまう儚い流れであり、[[ロフォカレ]]を通してその存在を目にした導きの[[神]][[シャヘル]]によって、全ての“徒”に知らしめられた。 誕生した史上最初の『両界の嗣子』[[ユストゥス]]は生まれながらに[[封絶>封絶（ふうぜつ）]]の中を動くことができ、その養育は『約束の二人』の友であった[[ヴィルヘルミナ>ヴィルヘルミナ・カルメル]]と[[ティアマトー]]が引き受け、新世界で育てられることになった。 【コメント】 ☆誕生には『[[都喰らい]]』で得た莫大な“存在の力”の数割を必要とした。 ☆[[アニメ第３期]]で誕生するだろう。
