【種別】 “[[紅世の徒]]”、[[通称]] 【初出】 XVII巻 【解説】 “[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“応化の伎芸”(おうかのぎげい)。[[炎]]の色は鳶色。 [[フレイムヘイズ]]『骸軀の換え手』[[アーネスト・フリーダー>フリーダー]]と契約し、洒落た小ぶりの造花型の[[神器]]“[[アンブロシア]]”に意思を表出させている。 気弱な頑張り屋という“王”らしからぬ性格の女性で、事あるごとにフリーダーを誉めたり庇ったりと、かなり過保護な性格をしている。 【元ネタ・由来】 ケルト神話に登場する神ダグザの三人娘である女神・ブリギッド(Brigid)。この三人娘は全員同じブリギッドという名前で、それぞれ学問・治療・鍛工を司る。 「応化」とは環境の変化に適応することだが、これを「おうげ」と読んだ場合、仏尊がその時勢に相応しい姿として現れることを意味する仏教用語となる。 「伎芸」は歌舞音曲そのものと、それに関する技能を表す。 真名全体で考えると、「状況に適応し、また神仏が降臨する依り代ともなる芸事」という意味だと思われる。 【コメント】 ☆ちなみに女神ブリギッドは神話上、ゴヴニュ=[[ガヴィダ]]の母でもある。芸術系に造詣のある“紅世の王”なのかな。 ☆言動を見る限り、ドジッ子だと思われる。 ☆気弱な頑張り屋でドジッ子にもかかわらず“王”なんだから、すごい実力者かもしれなかった。例えば、自分で力を制御できないタイプだったとかな。 ☆[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]や[[キアラ・トスカナ]]と気が合いそうだった。あと、[[バラル]]や[[ケリドウェン]]とは親しかったのかな。 ☆XVII巻では、[[レベッカ>レベッカ・リード]]にフリーダーの姑息な行為を止めなかったことで怒鳴りつけられていた。 ☆[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の『[[九垓天秤]]』[[チェルノボーグ]]や[[[宝石の一味]]]の[[イナンナ]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆[[アニメ第3期]]で登場したが、想像通りだったな。 ☆番外編『[[おじょうさまのしゃな]]』では、招待客の一人として登場している。 ☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、幕間2で登場している。