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パイモン」を以下のとおり復元します。
【種別】
“[[紅世の徒]]”、[[通称]]

【初出】
XVIII巻

【解説】
“[[紅世の王]]”。[[真名>真名(まな)]]は“呻の連環”(しんのれんかん)。[[炎]]の色は洗朱色。
ラクダ型“[[燐子]]”に乗る貴公子然とした青年。[[自在法]]『[[王の供連]]』により男女様々の華美な衣服を従えており、その衣服内に瞬時に転移することで、多角的な攻撃や敵の攻撃の回避を行う。本来は冷静な指揮官。
供連の衣服は弓矢をつがえており、そこに本体が転移してから射撃も可能だった。

[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[巡回士>巡回士(ヴァンデラー)]]。中国南西部で勃発した[仮装舞踏会]と[[フレイムヘイズ]]陣営との戦闘にて、『[[星黎殿]]』直衛軍の部隊長の任にあった。
[[ゾフィー・サバリッシュ]]率いる[[フレイムヘイズ兵団]]が接近しているのを察知した総司令官[[デカラビア]]の命令で、三部隊から成る先遣隊を率いて敵軍の足止めにかかった。結果として三十分保たなかったが、直衛軍本隊の迎撃体制を整える時間は稼いだ。
以降はデカラビアの命令で交戦を中止し、直衛軍本隊が布陣する北方ではなく、未交戦の戦力を率いて北上する『星黎殿』南方防衛線の軍勢に合流するために、南方に離脱した。

南方防衛線と合流してからは、北上する部隊に先んじてその先遣隊を率い北上。帰還した“[[祭礼の蛇]]”による『[[大命]]』宣布後、フレイムヘイズの防衛拠点の一つである平原南方の出城を襲撃した。
しかし、『大命』宣布の興奮とデカラビアへの復仇の念から常の冷静さと判断力を失い暴走・突撃し、その結果、敵の反撃準備のための偽装を見誤って[[カムシン]]の逆撃を正面から受けてしまい、瀕死の重傷を負ったところを[[レベッカ>レベッカ・リード]]により爆砕・討滅された。
また、彼の率いていた先遣隊は崩れを立て直すための予備隊も編成せず全軍を突撃させていたために、パイモンの死後、フレイムヘイズらの反撃を受け諸共に壊滅した。 

【由来・元ネタ】
ソロモン72柱の悪魔、パイモン(Paimon)。 
序列9番。ヒトコブラクダにまたがった、輝く王冠を被った女性のような姿で、吠えるような大声で話す。
召喚される際には、常に二人の王を伴い、不可視の楽隊が音楽を奏でるという。
召喚者に威風堂々とした気風を与えるという。また芸術や科学に通じている。
レギナルド・スコットは、『妖術の暴露』において、「三つの霊、パイモン、[[バティン]]、[[バルマ]]を呼び出す法」について述べている。

「呻」はうめき声のこと。弱々しさを含意する。「連環」は連なった輪や、つなぎ止める鎖。
真名全体では、「かすかなうめき声を上げる、連なった鎖」ほどの意味ではないだろうか。
衣服を供連として従え、そこに本体を転移させる能力が、その本質の一端だと思われる。

【コメント】
☆パイモンは“王”だとXVIII巻239ページで明言されていた。
☆こいつは[[巡回士>巡回士(ヴァンデラー)]]だった。灼眼の[[シャナ]]ノ全テ 完で判明した。
☆[[アニメ第3期]]で登場したが、CVが誰か判明しなかった。
☆↑不遇な出方だった。まあ台詞がもらえた分だけ、名前すら出なかった[[ファレグ]]や[[ブファル]]や[[エギュン]]や[[バティン]]や[[グリンカ]]や[[オルメス]]よりマシだったがな。
☆ラクダ姿の[[ウアル]]の前でもラクダ型“燐子”に乗っていたのだろうか。気になる。

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