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ミカロユス・キュイ」を以下のとおり復元します。
【種別】
[[フレイムヘイズ]]

【初出】
XIX巻

【解説】
『興趣の描き手』(きょうしゅのかきて)の[[称号]]を持つ、“異験の技工”[[ヨフィエル]]のフレイムヘイズ。[[炎]]の色は感情により変化する茶色系。[[神器]]は筆型の“[[見えざる手]]”。
契約した“[[王>紅世の王]]”ヨフィエルは老人らしい厳しい声の持ち主のようで、ミカロユスの作品に厳しい批評を入れ、ミカロユスがそれに反論するのがいつものパターンのようである。
「自分の言葉で足を縺れさせるかのように調子っ外れな、甲高い声」で話している。ちなみに言動からすると、絵画は印象派ではなく写実主義のようだ。
[[シャナ]]が[[御崎市>御崎市(みさきし)]]へやって来る前に出会ったフレイムヘイズの一人で、シャナからは『乱暴絵描き』と[[形容>あだ名]]されていた。

その能力は、「石に木を描けば石が燃える」「雪に剣を描けば雪で木が切れる」といったように、振るう絵筆によって物体の色彩と特性を自在に変化させることである。
病的な顔立ちの男で、その発想の奇抜さと好戦的な性格は古強者の[[リベザル]]をして万事慎重にならざるを得ないほど危険なようだ。
独自の[[自在法]]として、『[[パラシオスの小路]]』と呼ばれる、目標の捕獲に適した自在法を使える。

[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]との戦争では、その能力によって谷川連峰と奥利根山塊の風景にフレイムヘイズたちを同化させて潜伏し、『[[星黎殿]]』帰投の途上にあったリベザル&[[ピルソイン]]率いる[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]征討軍東部方面主力軍の進行を遅滞させた。

その後の[[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦終盤では、天山山脈を彷徨う[[ロフォカレ]]を事前に仕掛けていた『パラシオスの小路』で捕獲した。

[[シャナ]]たちが新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』へ旅立った後は、何も考えずフラフラ放浪している。

【由来・元ネタ】
「ミカロユス(Mikalojus)」はリトアニアの男性名。絵描きという点から、ポーランドで活動したリトアニア人の画家・作曲家の「ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(Mikalojus Konstantinas Čiurlionis)」ではないかと思われる。
「キュイ」は、ロシア五人組の一人「セザール・キュイ(César Cui)」(母国のロシア語では「ツェーザリ・アントーノヴィチ・キュイ(Цезарь Антонович Кюи)」と思われる。本職は軍人で、作曲は余技だが、五人組でもっとも長生きし、多数の作品を残した。

【コメント】
☆[[シャナ]]が[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]に出会う前に出会ったフレイムヘイズの一人『乱暴絵描き』とは彼のことである。
☆その能力は某1st-Gの基本概念のようだ。違いは文字と絵なので、ミカロユスの方が手間がかかりそうだけどな。
☆絵のように見える[[自在式]]ではなかった。
☆XXI巻でのチューリヒ欧州[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]総本部での不毛な討論の中で語られた「ミカエリス」とは、ミカロユスのことだったのかな。
☆「ミカエリス」といえば悪魔の階級を定めたエクソシストの姓だが、さてミカロユスの書き間違いか、別人か?という疑問は、結局は最後まで明かされなかった。
☆同じ絵描きでも、[[ガヴィダ]]の友であった[[ドナート]]とだいぶ違ったな。
☆[[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)]]]の[[モレク]]や[[[宝石の一味]]]の[[コヨーテ]]や[[フックス]]や[[トンサーイ]]や[[イナンナ]]とも絡んでいたら面白そうだったのにな。
☆[[アニメ第3期]]では谷川連峰の場面で名前だけ登場し、ロフォカレ捕獲の場面で『パラシオスの小路』が登場・使用された。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で詳細が判明した。
☆番外編『[[さんじゅうしのしゃな]]』では、刺客の一人として登場している。

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