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“敖の立像” - (2008/04/02 (水) 21:38:40) のソース

【種別】 
徒(?)
【初出】
アニメ第二期(アニメオリジナル)

【解説】
“探耽求究”[[ダンタリオン]]と[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]が画策した計画及びその成就によって生み出される存在の通称。

生み出されつつあった存在の外見は「暴君」とは形状の違う巨大な板金鎧で、背中から翼が生えている。

彼らの計画とは「本来紅世でしか生まれ得ない徒をこの世で生み出す」というもので、
御崎市に建てられた時計塔を中心に、[[サブラク]]に打ち込ませた「[[大命詩篇]]」の効果によって[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]から抜き取った「[[零時迷子]]」を心臓に、時計塔の鉄材を身体に、そして偽りの器・[[近衛史菜]]によって蒐集した感情を脳に据えて一つの存在となる。
新たの存在を生み出すという大技の代価となる莫大な[[存在の力]]は、「[[星黎殿]]」及び御崎市を器に作り出した[[存在の泉]]から汲み出す手筈であった。
その莫大な存在の力は、高い遮断効果を持つ「[[タルタロス]]」の一部によって巧みに御崎市地下に隠されていた。

核となる「零時迷子」は“敖の立像”最深部にいる「暴君」の左胸にあり、「暴君」は近衛史菜が蒐集した感情によって作り出された意思総体で動き、また[[ヘカテー]]の意識によって遠隔操作されているようである。
その存在が世界に進出してしまうと、世界のバランスが大きく乱れる可能性が高く、[[フレイムヘイズ]]たちにとっては看過できないものであった。

御崎市において“敖の立像”は完成し、計画は成功したものと思われたが、立像最深部での戦闘中に、「暴君」に内在していた近衛史菜の意識が目覚めてしまい、その隙を付かれて零時迷子を奪取され、「暴君」は破壊されてしまう。
そして、核となっていた「零時迷子」及び「暴君」の喪失によって立像も崩壊した。

「暴君」の意思総体とヘカテーの意思総体は同調しているらしく(その同調は僅かものだろうが)、近衛史菜の意識と同調したヘカテーが涙を流した。

【コメント】
☆蒐集した感情を意思総体に、零時迷子を動力に、という部分は原作での仮装舞踏会の計画と大差無い
 それにしても仮装舞踏会は本当に近衛史菜だけに感情の蒐集を任せていたのだろうか
 というより破壊される可能性もある近衛史菜を態々敵地に送り込んで、敵に有利になり兼ねない情報・感情を与え、
 結果として計画の要であった「暴君」を失くしてしまった仮装舞踏会は何とも間抜けではないだろうか
 存在の力の隠蔽も、零時迷子に対する仕掛けも万全だったというのに…