【種別】 呼称 【初出】 I巻 【解説】 強い力を持った“[[紅世の徒]]”の総称。“王”と略している。 “王”と呼ばれる条件の『力』とは、“[[存在の力]]”を一度にどれだけ保有・統御できるか、というものである。 仮に、凡庸な“存在の力”の統御力しか持たない“徒”が大量の“存在の力”を確保したとしても、“王”に成り上がることはできない。 それどころか、自身の制御できる限界を超えた“存在の力”を取り込んでも、逆に己が存在を呑まれ消滅してしまう。例えるならば“王”は戦艦、並の“徒”はモーターボートであり、戦艦に積まれる量の燃料をモーターボートに積んだところで、たちどころに沈んでしまうだけである。 ある“徒”が“王”であるかどうかについて明確な基準はなく、“徒”の間での風評によって決まる。生まれた時から“王”である“徒”や、鍛錬によって強くなり後天的に“王”となる“徒”もいる。 十分な実力を持ち、その実力を世に示していけば自然と“王”と呼ばれるようになる。逆に、十分な実力を持っていても、それを世に示さずにいるために“王”とは呼ばれていない者もいる(例:[[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦前の[[オロバス]]と[[レライエ]]、[[[百鬼夜行]]])。 “王”の中でもより強い者は『強大なる“紅世の王”』と呼ばれる。逆に『並の“王”』と評されるレベルの者もいる。 “[[紅世>紅世(ぐぜ)]]”の世界法則の体現者である[[神]]も、類別こそ“紅世”での人間に相当する他の“王”たちとは違うものの、通常の状態では「強い力を持った“徒”」として“紅世の王”と呼称されており、他の“王”となんら変わりのない存在として扱われる([[シャヘル]]を除く)。 [[フレイムヘイズ]]と契約する“紅世の徒”は、この世を跋扈する“徒”を力で押えつけるという役割上、全て“王”が赴いていた。 【コメント】 ☆[[アニメ版]]から登場していた。 ☆[[オロバス]]と[[レライエ]]は[[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦後に“王”に成り上がった。 ☆普段は霊体の[[導きの神>シャヘル]]は? ☆[[フレイムヘイズ]]と契約するのは“王”だけで、それでいてフレイムヘイズは何千人といる。となると、少なくとも“王”の中ではフレイムヘイズ側の考えを持っている者の方が遥かに多いんじゃないかと思うんだが。そして、ただの“徒”の中にもフレイムヘイズになるだけの力が無いだけで、フレイムヘイズ側の考えを持っている者は多く居るはずだ。そう考えると“徒”の願いの結晶たる[[ヘカテー]]が生まれたことに納得がいかなくなると思うんですが。 ☆↑国の運営者と国民の関係を考えてみるといい。