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パラ - (2014/07/15 (火) 01:19:26) のソース

【種別】 
“[[紅世の徒]]” 、[[通称]] 

【初出】 
SII巻 

【解説】 
[[真名>真名(まな)]]は“輿隷の御者”(よれいのぎょしゃ)。[[炎]]の色は白緑。 
[[ギュウキ]]や[[ゼミナ]]と共に、“徒”の運び屋集団[[[百鬼夜行]]]を営む。団内での役割は運転手。

緑の制服に白い手袋、ゴーグルとスカーフを身に着けた、暗い翳りのような姿の“徒”。[[人化]]した姿は、眼鏡をかけた青年。
あらゆる物体を“[[燐子]]”に変化させることのできる技巧者で、[百鬼夜行]がかつて使用していた『大人君子号』と『温柔敦厚号』も彼の“燐子”だった。
自分の身体の一部である黒い翳りをばら撒き、それを取り憑かせた物体を幾十百も操作する[[自在法]]『[[ヒーシの種]]』を使う[[自在師]]。

本編開始の二年前、中央アジアにて『[[万条の仕手]]』[[ヴィルヘルミナ・カルメル]]と『[[約束の二人>約束の二人(エンゲージ・リンク)]]』に遭遇し、戦闘する事態にまで陥ったが、運んでいた乗客を囮に仕立て、ギュウキ、ゼミナ共々逃走した。

本編ではアメリカ南部に滞在しており、この世に帰還した“[[祭礼の蛇]]”の[[大命]]宣布にも、他の二人と同様に興味を示していなかったが、『[[風の転輪]]』による[[フィレス]]の接触を受け、ある仕事を依頼された。

[[フレイムヘイズ兵団]]が大敗した半日後には、フィレスからの依頼でニューヨーク[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]『[[イーストエッジ]]外信』の地下蔵の床板をノックして[[シャナ]]たちと接触した。

[[御崎市>御崎市(みさきし)]]決戦では、仲間二人と共に『[[真宰社>宰祝の社壇]]』の頂上に現れて、[[吉田一美>吉田一美(よしだかずみ)]]と『約束の二人』をライトバン型“燐子”『苦尽甘来号』に乗せて離脱し、超絶的な運転テクニックで『[[真宰社>宰祝の社壇]]』周辺を逃げ回ったが、『[[ダイモーン]]』で『苦尽甘来号』が操縦不能になってしまった。
仕方なく、『真宰社』に1つだけ存在した奇妙な出入口から内部に逃げ込み、入った先の何に使うのかよく分からないチューブの機能を麻痺させたが、これが実は[[ダンタリオン]][[教授]]の強制脱出装置だったため、教授討滅の原因を作るという珍功績を残した。

新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』が創造された後は、近くにあった幼稚園バスを新たな“燐子”『無常迅速号』に仕立て、仲間二人と共に『無常迅速号』に乗って[[ドゥーグ]]の事を話しながら『[[天梯]]』を通って新世界へ旅立った。

【元ネタ】 
フィンランドの伝承に登場する小人で、隣家を犠牲に家に富を齎す、家事の妖精であるパラ(Para)。
その名前は「運搬人」の意である。

「輿」は、狭義には人力で人を運ぶ「こし(輿)」のことを指し、広くは人や物を乗せて運ぶ乗り物もしくは万物を乗せる大地、「御者」は馬を操り走らせる人、転じて自動車の運転手を意味する。そして「隷」だが彼の能力や燐子の性質からも考えて、彼は「他者を自らに隷属させる」存在だろう。
運転手という性質だけで考えれば、真名全体で、「輿を運ぶ人夫を使役する者」又は「運搬用の乗り物を自在に操る御者」、彼の自在法『ヒーシの種』から考えれば、「地上の全てを隷属させる操縦者」という意味だと思われる。

【コメント】
☆役割が何か[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]の[[ストラス]]に似ているな。
☆おそらくフィンランドの妖精であるこれだろう。キャラクターとの共通点は薄いが、ヒーシ(フィンランド神話の悪魔)から考えてこれが最も有力だと思われる。
☆XXI巻で[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]『[[イーストエッジ]]外信』の地下蔵に侵入して[[シャナ]]たちに声をかけたのはパラだったことが、[[アニメ第3期]]で明かされた。
☆↑パラであってると思う。[[アニメ第3期]]の第17話のキャストに名前が上がってた。最初間違いかと思ったけど、見直したら姿を見せずに一言だけしゃべってた。
☆[[アニメ第3期]]では人化した姿に続いて、人化を解いた本性の姿でも登場した。