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マカベアの兄弟 - (2015/04/24 (金) 03:10:59) のソース

【種別】
組織(集団)

【初出】
外伝『ホープ』

【解説】
新世界『[[無何有鏡>無何有鏡(ザナドゥ)]]』が創造された後に、“[[紅世>紅世(ぐぜ)]]”から新世界へ渡り来た大量の新来の“[[紅世の徒]]”たちの一部が結成した集団群の中でも、極めて厄介な集団。
新来の“徒”たちの中に、新世界『無何有鏡』創世の「神話」に対する羨望と嫉妬から導きの[[神]]“覚の嘯吟”[[シャヘル]]の偽りの神託(偽託)を騙る者たちがおり、蔓延した偽託の中で「人間を殺せ」という偽託を掲げた者たちが結成した。
組織といえるほどのリーダーを持たない不特定多数の集団という点では[[[革正団>革正団(レボルシオン)]]]に似ているが、掲げる思想は真逆である。
ただし、明確な思考の末にたどり着いた結論ではなく、ただ何となく考えついただけの軽佻浮薄な連中でもある。

[マカベアの兄弟]の中で司祭的な立場にある者たちは“王子”と呼ばれており、その意味は「古き“[[王>紅世の王]]”たちに先駆ける、『無何有鏡』にて殺す者」という意味であるようだ。外伝『ホープ』では、“潜逵の衝鋒”[[ダーイン]]と“紊鎚毀”[[カルン]]が登場した。また、他の構成員を「兄弟」と呼んでいる。

新世界が創造されてから一年後の春までの間に、チェンマイで[マカベアの兄弟]の一派が[[坂井悠二>坂井悠二(さかいゆうじ)]]と[[オロバス]]と[[レライエ]]たちによって殲滅されたようだ。
外伝『ホープ』では、新世界が創造されてから一年後の春、新世界の[[外界宿>外界宿(アウトロー)]]の情報操作によって、ダーインとカルンたちが日本のとある古びた陸上競技場に誘き出され、待ち構えていた坂井悠二と[[シャナ]]によってダーインとカルンが討滅され、残りの構成員たちにシャナが『[[真紅]]』で天罰神“天壌の劫火”[[アラストール]]の擬似神体を[[顕現]]させて、天罰神の『神託』を告げて解放した。
この疑似神託により、[マカベアの兄弟]内部に人間との共存を掲げる少さな一派[真なる神託]派が生まれ、内部紛争に突入した。[[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(バル・マスケ)]]]は、その内紛を利用して、[マカベアの兄弟]の勢力を更に削ぐつもりでいる。

【由来・元ネタ】
『旧約聖書』外典及び偽典「マカベア書(Books of the Maccabee)」。第一から第四まで存在する。内容は、セレウコス朝シリアに対するユダヤ人の独立闘争であり、最終的にユダヤ人の王国が成立する。

【コメント】
☆当然として[[アニメシリーズ>アニメ版]]には未登場。
☆[[[百鬼夜行]]]が手を貸しそうにないな。