灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤ」で検索した結果

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  • ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“破暁の先駆”(はぎょうのせんく)と“夕暮の後塵”(せきぼのこうじん)。炎の色は二人揃ってオーロラ。 中世の『大戦』までは初代『極光の射手』カール・ベルワルドと、現在は二代目『極光の射手』キアラ・トスカナと契約し、鏃型の神器“ゾリャー”に意思を表出させている。 ウートレンニャヤは艶っぽい女性の声、ヴェチェールニャヤは軽くはしゃいだ少女の声。 二人存在しているのではなく、一つの体に二つの人格がある、一心同体の姉妹という他に類を見ない形の“王”。故に態度の差異はあれど、根本の部分は同じであるようだ。 カールともども浅慮な性格で、彼の失策を咎めるどころか一緒になって楽しんでいた。 その油断がたたり、中世の『大戦』終盤で三人揃って[仮装舞踏会]のシュドナイの『神鉄如意』に叩き潰され、二...
  • ア行
    ...ク 渦巻く伽藍 器 ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤ 裏表紙 うるさいうるさいうるさい ウルリクムミ 吽の伝令 運命という名の器 永遠の恋人 影浸(えいしん) エカテリーナ エギュン エスピナ 桃源(エデン) エリュー 約束の二人(エンゲージ・リンク) 炎弾 呪眼(エンチャント) 遠話 王の供連 大戦(おおいくさ) 大上準子(おおがみじゅんこ) 大筒型“燐子” 大戸ファンシーパーク オオナムチ 大峰悟 オオヤマクイ 岡田先生 緒方真竹(おがたまたけ) 押し出しトンカチ おじょうさまのしゃな オストローデ オセ オベリスク オルゴール オルゴン オルメス オレイカルコス オロバス
  • 中村公子(なかむらきみこ)
    ...る“紅世の王”であるウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤと話があったかもしれないな。 ☆ビリー・ホーキンや濱口幸雄やエリューやコーエンやアナベルグやウコバクやカシャとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期ではほぼ原作通りだったが、三学期初日に彼女の口を塞いだのは緒方真竹の土産のまんじゅうだった。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、鼠の一匹として登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、オガタの小間使いとして登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、幕間1でマティルダ・サントメールに現代のお菓子について聞かれていた。
  • 鉄巨人
    ...極光の射手』キアラ&ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤは「なっ!?」「ちょ」「バッカじゃないの」と不評だった。 しかし教授の発明品だけあって性能は高く、外部構造は自在法に耐性を持ちサーレの糸による物体操作の干渉などを跳ね除け、さらに内部構造も0.4秒ごとにリセットとリスタートを繰り返す並列制御システムにより、構造の把握や制御の乗っ取りを無効化する。 動作もあまり複雑ではないが『真宰社』の管制塔からの指示で半自動的に戦い、衝突回避リミッターによりセットされた味方への攻撃を避けた上で標的を限定して攻撃することも可能で、サーチライトもただ光るだけでなく絞ることで岩をも溶解させる高熱のレーザーになるなど、見た目に合わず高性能だった。 最大の特徴は、歪みの大きかった御崎市に施された『調律』に対する『逆転印章』と連動、超小型化させることで局所的に強い歪みを作り出す必殺兵器『揮...
  • ゾリャー
    【種別】 神器 【初出】 X巻 【解説】 “破暁の先駆”ウートレンニャヤと“夕暮の後塵”ヴェチェールニャヤの意思を表出させる『極光の射手』の神器。形状は鏃型。 初代『極光の射手』カール・ベルワルドは、普段はこれを二本の矢という形状で持ち歩いており、戦闘時は巨大な鏃に変えてこれに乗って戦闘を行っていた。外伝漫画『Eternal song ‐遙かなる歌‐』第二話では、[とむらいの鐘]のソカルの防御陣の自在法『碑堅陣』を突破する際の戦闘で、カールが“ゾリャー”を極光の弓矢に変化させて使用する場面が見られた。 二代目『極光の射手』キアラ・トスカナはXV巻終盤までこれを使いこなすことが出来ず、二つの鏃型の髪飾りを両端とする極光の弓矢として使っていた。 巨大な鏃に乗っての大破壊力の高速戦闘こそが『極光の射手』の本領であり、背面からオーロラを噴出することで高速飛行...
  • 極光の射手
    【種別】 フレイムヘイズ、称号 【初出】 V巻 【解説】 “破暁の先駆”ウートレンニャヤ・“夕暮の後塵”ヴェチェールニャヤのフレイムヘイズの称号。炎の色はオーロラ。 V巻で破壊そのものが得意なフレイムヘイズとして、『儀装の駆り手』カムシンと共に語られた。後にX巻にて登場。 参照 →カール・ベルワルド →キアラ・トスカナ 【コメント】 ☆内容を整理し、主な文はカールの項へ移動。この項はV巻当時の情報に準拠した。 ☆『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルや『儀装の駆り手』カムシンや『輝爍の撒き手』レベッカ・リードやゾフィー・サバリッシュ並みに派手だったな。 ☆『理法の裁ち手』ヤマベやピエトロ・モンテベルディや『棺の織手』ティスやノースエアやノーマン・パーセルや『大地の四神』より目立ったな。 ☆S巻にて、二代目確認。XV巻で二代目登場。 ...
  • ギゾー
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XV巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“絢の羂挂”(あやのけんけい)。炎の色は菫色。 かつてダンタリオン教授の『強制契約実験』により“紅世”からこの世へ連れてこられ、使命感を持たないままサーレ・ハビヒツブルグと契約させられ、フレイムヘイズ『鬼功の繰り手』となった。 キザったらしい男の声で喋り、マリオネットの操具の形をした一対の神器『レンゲ』と『ザイテ』より意思を表出させている。 その口調の割に、細かな気配りが出来る性格の“王”である。教授のことを好敵手と呼び、恨んでいる様子は見られなかった。 【由来・元ネタ】 西アフリカの各部族の神話に登場する蜘蛛の姿をした妖精アナンシ、そのハウサ族での呼び名がギゾー(Gizo)である。神の僕の中でも一番の知恵者と呼ばれている。 「絢」とは織物の美しい様子を表し、「挂」は引...
  • キアラ・トスカナ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XV巻 【解説】 『極光の射手』(きょっこうのいて)の称号を持つフレイムヘイズ。炎の色はオーロラ。神器は鏃型の“ゾリャー”。 契約した“紅世の王”は“破暁の先駆”ウートレンニャヤと“夕暮の後塵”ヴェチェールニャヤの二人一組の姉妹という一風変わった“王”。キアラは二代目『極光の射手』にあたる。 先代のカールを軽率な行動で戦死させてしまった後悔から、ウートレンニャヤとヴェチェールニャヤはキアラを大切に育てている。 外見は15~16歳ほどの少女。“徒”からの呼び名は『天路少艾(てんろしょうがい)』。 『鬼功の繰り手』サーレの弟子であり、いつからかサーレとはひけらかさないまでも、恋人と認め合う間柄となっている(契約する“王”たちには十分ひけらかしているとからかわれているようだ)。現代の服装はサーレとお揃いのスーツ姿。 二つ...
  • アニメ第3期
    ...スカナ:茅野愛衣 ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤ:葉山いくみ サーレ・ハビヒルブルク:松本忍 ギゾー:吉開清人 ヒルデガルド:斉藤佑圭 ヴォーダン:樋口智透 世話係の“燐子”:佐々木未来 原作との主な相違点(省略された箇所は除く) ☆第三期冒頭、宝具『アズュール』が悠二の首の紐にかけてなく、右手の中指にはめてあった。 ☆ゾフィーからシャナへの手紙の中で上海会戦の敗北が書かれていた。 ☆佐藤が東京の外界宿に出向く電車は満員電車で、原作には「混まないわけがなかった」とさえ表現されているが、どういうわけかアニメではガラガラであった。 ☆御崎市に“祭礼の蛇”坂井悠二が襲来した時に佐藤宅に集合せずに、携帯電話で連絡を取り合っていた。 ☆レベッカの回想の中で、レベッカと貴婦人姿のヴィルヘルミナが一緒に砂漠を旅していて、襲撃してきた“燐子”を討滅していた。 ☆セ...
  • カール・ベルワルド
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 V巻(称号のみ。氏名はX巻) 【解説】 『極光の射手』(きょっこうのいて)の称号を持つ、“破暁の先駆”ウートレンニャヤと“夕暮の後塵”ヴェチェールニャヤのフレイムヘイズ(初代『極光の射手』)。炎の色はオーロラ。神器は、鏃型の“ゾリャー”。 髭を生やし、西洋甲冑を着た青年。強力かつ有能な討ち手ではあるが、誰かの下に付くことを嫌い、人を従えることにも向いていない、一人一党であるフレイムヘイズの一典型。イケイケノリノリな性格でもあり、戦闘を好んだ。 人間であったときは公子であり、女ったらしだったが、生まれて初めて本気で愛したフレイムヘイズの自在師の女性を“紅世の王”に殺された怒りから契約した。 鏃型の神器“ゾリャー”に乗っての高速戦闘を得意としていた。 表面上の態度や、まずはブチ当たってから対処するその戦闘スタイルから考えな...
  • 紅世の徒
    【種別】 種族 【初出】 I巻 【解説】 この世の“歩いて行けない隣”にある世界“紅世”の住人達。読みは「ぐぜのともがら」で、単に“徒”とも呼ぶ。“徒”という名称は彼らのことを聞いた人間の詩人によって名付けられ、元々自分達の種に対する固有名を持たなかった彼らの間にすぐさま定着した。 “存在の力”を自在に操ったり、離れた場所の強い感情や意思を感知したり共感する能力を持つ。人間に似た精神構造を持ち、酒に酔う、食事を味わう、仲間を討滅されたことに憤りを感じる、仲間や人間と愛し合うなど、感覚や感情は基本的に人間と同一である。 人間と同様に(厳密には若干異なるが)男女の別があり、存在の分化(この世の生き物でいうところの生殖)の際の機能や、根本的な性質が酷似している。本来この世の存在でないため、“存在の力”を消費することによってこの世に顕現しており、それぞれ固有の炎の...

  • 【種別】 概念、現象 【初出】 I巻 【解説】 物理的な意味の炎ではなく、事象への干渉=在り得ないことの現れであり、“存在の力”の片鱗が視覚化されたものである。一部の“存在の力”は炎以外の形で見える。 “紅世の徒”の炎は、それぞれ特有の色を帯びている。 この世で顕現している身体は“存在の力”で形作っている関係上、傷ついた時や不安定な顕現の時は、血を流すように炎が洩れ出るように見える。 炎の色の見分けは『達意の言』を介した曖昧な解釈による。基本同色の“徒”はいないが、その死後に同色が現れるかは『達意の言』の解釈による。(例:カムシンの最初の宿敵だった“徒”と“笑謔の聘”の常磐色) 二人で同じ色の炎を表していた“愛染の兄妹”は無二の例とのこと。 “燐子”は、基本的に作り主の“徒”と同じ色である。 フレイムヘイズの炎の色は、契約した“王”が持つ炎...
  • 大地の四神
    【種別】 呼称、集団 【初出】 S巻 【解説】 古来より長きに渡って南北アメリカ大陸を“徒”から守り抜いてきた、ネイティブ・アメリカンの、強大にして特異な四人のフレイムヘイズ。 数ある討ち手らの中でも際立って強大かつ異質な存在であり、その世界屈指の圧倒的な実力とかつての行いから、他の討ち手からは非常な尊崇の念を抱かれ、遇されていた。 『神』という呼称を用いられているが、「“紅世”の神」とは関係が無い。 いずれも“紅世の王”たちの呼び声に気付いて、苦難の旅の末に『大地の心臓』と呼ばれる場所にたどり着き、神官の先師『宙の心臓』こと『焦沙の敷き手』ノースエアのもとで天賦の才を厳しい修行で磨き上げ、人間であるうちから“存在の力”への適正を高めた上で契約した古代の神官達であった。また、『大地の四神』とノースエアの神器の名称は全員同じ名称の“テオトル”である。 ...
  • あだ名
    【種別】 名称 【初出】 II巻 【解説】 真名でも通称でもない、主に他人がつける呼び名。一部には、本人が流布したものもある。 主な異名・あだ名の一覧 シャナ > チビジャリ(byマージョリー)、魔神憑き、姫(by[仮装舞踏会]の構成員)、眩き炎(by『大地の四神』) アラストール > 天罰神、真正の魔神、天罰狂い、カタブツ大魔神、腰抜け魔神(byマルコシアス)、天罰下す破壊神、神をも殺す神、裁きの業(by『大地の四神』)、摂理神格にして審判断罪の化現(byチャルチウィトリクエ)、裁きたがり マティルダ > 女丈夫 マージョリー > 殺し屋、我が○○(byマルコシアス)、怒れる獣(by『大地の四神』)、100年単位のバアーサン(byシャナ)、騒々しくも美しき殺戮者(byシュドナイ)、爪牙の奴隷(byティリエル) マルコシアス > 戦闘狂、バカマ...
  • マモン
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XIX巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“冀求の金掌”(ききゅうのきんしょう)。炎の色は黄檗色。 [仮装舞踏会]に所属する強大な“王”の一人で、兵科は巡回士。『鬼功の繰り手』サーレが相性の上で苦手とする相手だった。 顕現した姿は老若の判別がつかない長身の男であり、時代錯誤な暗灰色のトップハットとテールコート、マントという紳士然とした身なりをしていた。「白皙の美貌」と表現される顔と、異様に長い犬歯も特徴の一つ。その声は「色気に粘る」と表現された。 冷徹な指揮官としての見識を持ちながら、普段は貫禄溢れる穏やかさを持っていた。フレイムヘイズに対してさえ、その穏和さは変わらなかった。レライエの評するところによれば、「胡散臭い」人物。ヴェチェールニャヤ曰く、「強引な気取り屋」。 実は[仮装舞踏会]の中でも最古参の一人であり、...
  • 作品時列表
    【種別】 年表 古代 不明 “紅世の徒”が人間の感情を感じ取ることで、隣り合う世界の存在を知る。 ある“紅世の王”が編み出した『狭間渡り』の術により、一部の“徒”が“紅世”からこの世に渡り来て“存在の力”を奪い活動するようになる。 “徒”から彼らの故郷の事を聞き知った人間の詩人が、その世界を“紅世”と名付ける。 『世界の歪み』の拡大により両界の境界面が荒れ始め、両界を往来する際に傷付き行方不明になる“徒”が増える。 増大した境界面の歪みをある”王”が感じ取り、“徒”の間に大災厄仮説が広まる。 大災厄に危機感を持った“徒”が、世界のバランスを荒らし続ける“徒”を止める方法の模索と試行錯誤を数百年繰り返し、最終的にフレイムヘイズ誕生のシステムを開発。多数の“王”が人間と契約し、最古のフレイムヘイズが生まれる(『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウ、『棺の織手』ティスなど)。 天...
  • 揮散の大圏
    【種別】 宝具(?)、我学の結晶 【初出】 XXII巻 【解説】 『我学の結晶エクセレント252580-揮拳の圏套』を一段階押し進めた、最終兵器型の我学の結晶。 『揮拳の圏套』の効果範囲を爆発的に拡大し、直径30メートル内のあらゆる存在を本体の「鉄巨人」もろとも消滅させる究極爆弾。 基本的には『揮拳の圏套』の一機能であり、範囲内のあらゆる存在を問答無用で『両界の狭間』に放り出すという原理も同じである。そのためか、個別のエクセレントナンバーは振られていなかった。 ちなみに単純な爆発ではなく調律への『逆転印章』の効果を利用した歪みによるものだからか、複数が近距離で同時に『揮散の大圏』を発動させた場合、全てをこの世から狭間に押し出す歪みの効果範囲が直径30メートルを超えて巨大化する。 『揮拳の圏套』の発生機関を暴走させる一種の自爆装置であるため、味方が巻き...
  • シャンゼネタ
    【種別】 作中ネタ 【解説】 高橋弥七郎作品には、短編から脚本を担当したラジオドラマまで、特撮番組『超光戦士シャンゼリオン』のネタが必ず入っていた。 詳細は次の通りである。 A/Bエクストリーム 『A/B1』、『A/B2』、『アプラクサスの夢』:競馬の馬名がシャンゼキャラ       (アキラチョーラッキー、モーレツハヤミ、クロイワカイザー、ヘッポコザンダー、ムナカタチーフ、アッサリモードス、ムテキエリーザ) A/B SS:コンニャク一枚の遺留品      (第11話「コンニャク残して」) 灼眼のシャナ 『シャナ』:変身道具と間違えて魚      (名台詞「サバじゃねえ!」) 『シャナII』:先生の授業がブレイダー      (変身プロセスの抜粋) 『シャナIII』:バイク・大砲・ジェット機に変形するロボットの玩具      (三体の超光騎士)...
  • さんじゅうしのしゃな
    【種別】 番外編 【初出】 いとうのいぢ画集 結『遮那』 【解説】 『しんでれらのしゃな』『かぐやひめのしゃな』『おじょうさまのしゃな』に続く、番外編の第四弾にして最終版。 フランスの伝奇小説『ダルタニャン物語』の『三銃士』をベースとした痛快劇。 以下配役 【主人公】 シャナ・ダルタニャン(シャナ) 【三銃士】 ベルペオル・アトス(ベルペオル) シュドナイ・ポルトス(シュドナイ) ヘカテー・アラミス(ヘカテー) 【序幕】 テイラー夫妻 カイム ハリー・スミス トマシーナ・スミス ハリエット・スミス ドゥーグ サラカエル ガヴィダ ドナート セレーナ・ラウダス アナベルグ ゲオルギウス カルン ダーイン 濱口幸雄 大上準子とその両親 幕間0 マリアンヌ フリアグネ コヨーテ ビリー ニーナ ロー...
  • ジルニトラ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“吾鱗の泰盾”(ごりんのたいじゅん)。炎の色は薄墨色。 フレイムヘイズ『犀渠の護り手』ザムエル・デマンティウスと契約し、親指大の銀杯型の神器“ターボル”に意思を表出させていた。 しわがれた声で話す、無骨な性格の男性の“王”。 契約者のザムエルと同じか、それ以上に堅苦しい性格をしている。ザムエルとは、「戦友」と呼び合う間柄。 XX巻での中国中南部の決戦終盤にザムエルが戦死すると、再戦に備える為に“紅世”へ帰還した。 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立ってから一年後の春までの間に、新世界へ渡り来て秩序派の“王”の一人として新世界の外界宿の暫定首班に就任させられたサーレを助けながら、新世界が創造されるまで“紅世”で尻込みしていた“王”たちを教導する機関の創設準備に忙しい...
  • 神器
    【種別】 器物 【初出】 I巻 【解説】 フレイムヘイズの身の内に宿る“紅世の王”が、その意志を表出させるための器物。フレイムヘイズ(契約者または“王”)の“存在の力”により構成されているようである。 『器』の中に休眠している“王”がこの世のことを知覚するための感覚器とも言え、視覚・触覚・聴覚があることは確認されている。味覚・嗅覚・痛覚はあるか不明(痛覚に関して言えば、神器が壊れてもダメージがないようであることから、『無い』と推測は可能)。破壊されても、力を相応に使えば修復可能。 神器と契約者が離れている場合、“王”は契約者の様子を知ることは出来ない(例:XVII巻のシャナとアラストール)。 “王”か契約者のどちらかが望めば、離れていても即座に契約者の手元に戻る(現れる)。神器を戦闘に用いる者と 用いない者がいるが、どこからその差が来るのかは不明。 ...
  • ゴベルラ
    【種別】 神器 【初出】 S巻 【解説】 “虺蜴の帥”ウァラクの意志を表出させていた、フレイムヘイズ『魑勢の牽き手』ユーリイ・フヴォイカの神器。 形状は古風な短剣型で、ユーリイの眼鏡を買うために彼の父が手放したフヴォイカ家重代の宝剣に酷似していた。 ウァラクは、時折この鯉口を鳴らして話していた。 1930年代にユーリイがシュドナイに殺害された際に、共に消失した。 【由来・元ネタ】 ウクライナの最高峰ホヴェールラ山(Говерла)ではないかと思われる。英語では「Hoverla」とされる。キリル文字Гはロシア語では「ゲー」と発音するが、ウクライナ語では「へー」と発音する。 作者が文字から発音を推測して誤ったのかもしれないと思われる。 【コメント】 ☆アニメ第2期では、“ゴルベラ”になっていた。これでは、ネパール語の「トマト」になってしまうな。...
  • トラヴェルソ
    【種別】 宝具 【初出】 VIII巻(名称はSIII巻) 【解説】 [仮装舞踏会]の『三柱臣』巫女“頂の座”ヘカテーが所有していた笛型の宝具。かつて、ダンタリオン教授に16回も改造してもらったようだ。 吹き鳴らすことで、火炎の竜を呼び出し操ることができる。この機能は創造神“祭礼の蛇”伏羲をイメージして付けてもらった機能で、ヘカテーのお気に入りだった。 また、『星黎殿』の特定の時刻を告げる際も、この笛が使われた。 劇中では“愛染他”ティリエルの繰り出した蔦を、『愛染の兄妹』の周囲数歩以外を全て、炎の竜で一瞬にして焼き払うなどの力を見せた。 本来はアニメ用に設定された宝具だったが、アニメでは未使用に終わった。 【由来・元ネタ】 バロック時代に使われた、フルートの前身の楽器「フラウト・トラヴェルソ(Flauto Traverso)」の略称。 ...
  • ドナート
    【種別】 人間 【初出】 II巻(名称はX巻) 【解説】 中世の中部イタリア、ウルビーノ出身の芸術家。“紅世の王”ガヴィダの親友であり、また若い頃は“螺旋の風琴”リャナンシーと恋仲だった。ガヴィダ曰く「純情な爺い」。 リャナンシーが人を喰らう様を見て怒りと悲しみをぶつけたことで、リャナンシーが衝撃のあまり彼の前から去ってしまった後も、彼女への想いと交わした約束を生涯忘れず、リャナンシーの絵を描き、そのことを伝えるようガヴィダに言伝を頼んでこの世を去った。 彼の描いた絵はリャナンシーが見る前にローマ劫略で失われてしまい、それを復活させるために、リャナンシーは“屍拾い”ラミーとして、長い時間をかけて少しずつ“存在の力”を摘み集めていた。 最終巻で、創造された新世界『無何有鏡』へ旅立つ際に“徒”たちがこの世に置いていった莫大な“存在の力”を使用して、リャナ...
  • Eternal song ‐遙かなる歌‐
    【種別】 外伝エピソード 【初出】 電撃黒マ王 【解説】 電撃黒マ王で連載(後に電撃マ王に移籍)された『灼眼のシャナX』のコミカライズ。原作者である高橋弥七郎氏の監修が多分に入っており、初出の情報もあった。 第一話で登場した[巌楹院]の首領ゴグマゴーグは、原作の番外編『おじょうさまのしゃな』と『さんじゅうしのしゃな』に登場しており、公式な外伝と受け取っていいと思われる。 また、絵師である木谷椎氏は充分に迫力ある戦闘シーンを描いており、原作ファン(特にX巻のファン)必見の出来であった。 【I巻】 第一話:X巻の前日談、先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメール&『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルVS[巌楹院] 第二話:中世の『大戦』開戦、初代『極光の射手』カールVSソカル 第三話:回想でマティルダVSニヌルタ 第四話:ゾフィー・サバリッシュ...
  • レンゲ&ザイテ
    【種別】 神器 【初出】 XV巻 【解説】 “絢の羂挂”ギゾーの意志を表出させている、フレイムヘイズ『鬼功の繰り手』サーレ・ハビヒツブルグの神器。 二丁一組というこれまでにない形の神器で、形状は木片を十字に組んだマリオネットの操具型。普段はサーレのガンベルトに収納されている。 サーレはこれから自身の力である不可視の糸を無数に飛ばし、この神器をさながら本物のマリオネット装具のように動かして、糸で繋いだ物体を操る。 【由来・元ネタ】 レンゲ:ドイツ語の「長さ(Länge)」だと思われる。 ザイテ:ドイツ語の「糸(saite)」だと思われる。 【コメント】 ☆左右のどちらが『レンゲ』でどちらが『ザイテ』なのかは、最後まで不明だった。 ☆似たようなネーミングに「ランゲ&ゾーネ」(ドイツの高級時計メーカー)があるが、名前の由縁に関係があるかは...
  • フィフィネラ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“弄巧の摽”(ろうこうのひょう)。炎の色は涅色。 フレイムヘイズ『具象の組み手』ダン・ロジャースと契約し、万年筆型の神器“B.S.I”に意思を表出させている。 キビキビとした男口調で話す女性の“王”。一人称は「俺」。[仮装舞踏会]の捜索猟兵ハボリムとは、ダン以前の契約者との間で交戦経験がある。 【由来・元ネタ】 ウォルト・ディズニーが、ロアルド・ダールの絵本『グレムリン』のためにデザインした女性グレムリンのフィフィネラ(Fifinella)。元は競走馬の名前で、ダールの生年に大活躍したことから採られている。 ダールの絵本によって存在が広まり、イギリスやアメリカ、カナダの軍隊では不可視の女精霊、悪戯好きで、軍用機パイロットや爆弾兵をくすぐり、狙いを外させるといわれるように...
  • タ行
    ダーイン ターボル 大災厄 大突破 大地の四神 大縛鎖 大命 大命詩篇 ダイモーン 高橋弥七郎(たかはしやしちろう) タケミカヅチ ダジボーグ タスラム 達意の言 田中栄太(たなかえいた) 谷川(たにがわ) タルタロス タルンカッペ 断罪 ダンスパーティー ダンタリオン 丹陽 ダン・ロジャース チェルノボーグ 知覚の伝染 秩序派 地変の匙 チャルチウィトリクエ 長衣 超光戦士シャンゼリオン 調律 調律師 通称 テーマ ティアマトー 帝鴻 ティス ディスグレイス ティリエル テオトル デカ盛り天国 デカラビア テスカトリポカ 鉄巨人 テッセラ デデ デミゴールド 転生の自在式 天梯 天道宮 天破壌砕 天目一個(てんもくいっこ) 伝令の短剣 ドゥーグ 闘争の渦 董命 討滅の獄 ドゥニ トーガ トーチ 特殊能力 とむらいの鐘(トーテン・グロッケ) 屠殺の即興詩 ドナート トマシーナ・スミス ドミ...
  • ブロッケン
    【種別】 地名 【初出】 X巻 【解説】 [とむらいの鐘]が本拠地たる要塞を構えたハルツ山地の低い主峰。 山の名前でもあり、要塞もそこから「ブロッケン要塞」と呼ばれる。 場所は欧州を東西に走る中央高原とドイツ北部平原の境界、ベルニゲローデの西、ゴスラーの東。 この麓で『大戦』の最終決戦があった。 【由来・元ネタ】 ドイツに実在するハルツ山地の最高峰ブロッケン山(Brocken、北緯51度48分5秒、東経10度36分53秒、標高1142m)。 ヴァルプルギスの夜(4月30日-5月1日の夜)に魔女たちが集まって宴を開くという伝承がある。 ヴェルニゲローデ(Wernigerode)やゴスラー(Goslar)も実在する都市である。 ハルツ地方はオステローデ・アム・ハルツ郡(Landkreis Osterode am Harz)に含まれ、郡庁所在地はオステ...
  • ターボル
    【種別】 神器 【初出】 XVII巻(名称はXVIII巻) 【解説】 “吾鱗の泰盾”ジルニトラの意思を表出させていた、フレイムヘイズ『犀渠の護り手』ザムエル・デマンティウスの神器。 親指大の銀杯型で、戦闘中は紐で胸ポケットにくくりつけられていた。 自在法『ジシュカの丘』を行使する際には、この神器を弾いてその余韻を握りしめ、地面に掌を打ち付けていた。 XX巻の終盤で、ザムエルが戦死したと同時に消失した。 【元ネタ・由来】 チェコ共和国南ボヘミア州の都市ターボル(Tábor)が由来。都市名自体は、イエスが山上の説教を行った、イスラエルのタボル山にまで遡る。 この都市は15世紀前半のフス戦争の際に、神聖ローマ皇帝に反旗を翻したフス派の中の最急進派(ターボル派)の軍事拠点となった。 このターボル派が、その司令官ヤン・ジシュカの病没後に、自分たちを「孤...
  • ロカトール
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『従佐の指し手』パウラ・クレツキーの神器で、“叢倚の領袖”ジェヴォーナの意思を表出させていた。形状は縦笛型。 シャナが御崎市へやって来る前に出会ったフレイムヘイズの一人であるパウラを『弾き語り』と呼称していたのは、この神器によるものと思われる。 VIII巻でパウラが同僚のボードと共に[仮装舞踏会]のシュドナイに殺害された際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 ハーメルンの笛吹き男伝説の原型となった、ポーランドへの移民請負業者「ロカトール(Lokator)」だと思われる。共通点は、「笛」。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆笛といえば、[仮装舞踏会]の『三柱臣』巫女ヘカテーが所持していた『トラヴェルソ』も笛型の宝具...
  • ブロッケン要塞
    【種別】 施設 【初出】 X巻 【解説】 中世に[とむらいの鐘]が欧州に建造した本拠地たる要塞。建造したハルツ山地の低い主峰・ブロッケン山にちなんでそう呼ばれた。 場所は欧州を東西に走る中央高原とドイツ北部平原の境界、ベルニゲローデの西、ゴスラーの東。要塞は幾つもの塔を抱え、山頂にかぶせられた巨大な冠のような形状をしていた。 この麓で中世の『大戦』の最終決戦があり、最後には神威召喚“天破壌砕”によって天罰神として顕現したアラストールによって破壊された。 【由来・元ネタ】 ドイツに実在するハルツ山地の最高峰ブロッケン山(Brocken、北緯51度48分5秒、東経10度36分53秒、標高1142m)。 ヴァルプルギスの夜(4月30日-5月1日の夜)に魔女たちが集まって宴を開くという伝承がある。ヴェルニゲローデ(Wernigerode)やゴスラー(Gosl...
  • アラストール
    【種別】 “紅世の徒”、神、通称 【初出】 I巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“天壌の劫火”(てんじょうのごうか)。炎の色は紅蓮。 シャナと契約し、彼女にフレイムヘイズとしての力を与えている強大な“紅世の王”。意思を表出する神器は、銀の鎖で繋いだ黒い球を、交差する金のリングで結んだ意匠のペンダント型をした“コキュートス”。先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールと契約していた時は、指輪型だった。 シャナにとっては、師にして友、父にして兄と言うべき存在である。 その実体は、特定の権能を司り“紅世”における世界の法則を体現する超常的存在『神』の一柱。“紅世”真正の魔神である。「神をも殺す神」とも呼ばれ、『創造神』“祭礼の蛇”を唯一討滅できる存在といわれる。神としての持てる権能は『審判』と『断罪』という『天罰神』。その本質と権能ゆえに、“徒”の中でも...
  • ダジボーグ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“紀律の按拍”(きりつのあんぱく)。炎の色は雌黄。眼鏡型の神器“プーハチ”に意思を表出させている。 『攪和の打ち手』グリンカと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えている“王”。 【由来・元ネタ】 スラヴ神話の太陽神「ダジボーグ(Dažbog)」。常夏の国に住み、ダイアモンドの馬車に乗って天空を駆けるという。 「紀律」は掟や秩序のことである。「按」は物事を抑えてよく考える、「拍」はリズムの他に手で叩くという意味がある。真名全体では、「秩序を守るために、状況を抑えて叩くもの」という意味だと思われる。傍証としては、契約者の称号があげられる。 【コメント】 ☆当然としてアニメ第3期には未登場。 ☆タケミカヅチやジルニトラやグローガ...
  • おじょうさまのしゃな
    【種別】 番外編 【初出】 いとうのいぢ原画集III『蒼炎』 【解説】 『しんでれらのしゃな』『かぐやひめのしゃな』に続く、番外編の第三弾。 19世紀末のロンドンを舞台に、夜のロンドンで正義を行う白仮面と、悪事を行う【黒い蛇団】の争いを描いた痛快劇。 以下配役 【主人公】 トーテングロ家の執事(バトラー)にして白仮面 メリヒム 1 深夜の街路 ギュウキ パラ ゼミナ セムルヴ カシャ ニティカ 2 午後のお茶会 【トーテングロ家】 当主アシズ伯爵 ティス伯爵夫人 シャナ伯爵令嬢 シャナ嬢付小間使い(レディースメイド)チェルノボーグ シャナの女家庭教師(ガヴァネス)ゾフィーおよびタケミカヅチ 最近シャナが買った隻眼鬼面の武者鎧 家令(ハウス・スチュワード)モレク ティス夫人付き小間使いチグサ 【トーテングロ家への来...
  • 御崎市(みさきし)
    【種別】 地名 【初出】 I巻 【解説】 物語の舞台である、県下でもそれなりの大きさを誇る市。首都圏近郊に位置する。市の中央を真南川が流れ、そこから東半分が市街地、西半分が住宅街というつくりをしている。 夏にはミサゴ祭りがあり、市外から多くの観光客が訪れた。 “紅世”関連の事件が連続して発生していたため、VI巻以後『闘争の渦』の疑いが持たれていたが、XXI巻で確定した。 フリアグネの秘法『都喰らい』未遂により、この数百年で御崎市ほどひどく荒らされ歪んだ土地はないとXXI巻で“祭礼の蛇”坂井悠二は語っていた。そのため、『大命』最終段階の実行地点に選ばれた。 御崎市の施設 →御崎アトリウム・アーチ →御崎大橋 →御崎市駅 →御崎高校 →依田デパート →時計塔 →真南川 二月、大命宣布を聞いた“徒”たちが世界中から集まり、さらに...
  • タルタロス
    【種別】 宝具 【初出】 VII巻 【解説】 [仮装舞踏会]が所有する、『三柱臣』の『参謀』“逆理の裁者”ベルペオル専用の拘鎖型宝具。 全長不明の宙に浮かぶ長い鎖で、普段は『星黎殿』に置かれた大竈型宝具『ゲーヒンノム』に突き立てられた他の『三柱臣』専用宝具の周囲を浮遊しており、シュドナイの『神鉄如意』やヘカテーの『トライゴン』と共に、『大命』の遂行時においてのみ使用が許された。 他の『三柱臣』の宝具と同様に創造神“祭礼の蛇”伏羲による特別製の宝具である。 能力は「あらゆる因果を切り離す」とも言われる、特定現象の切り離し及び遮断。また、所有者の意志のまま自在に動いたり分解し、ベルペオルはこれを足場にして移動も行っていた。 この鎖による「特定現象の切り離し」は目に見えず触れないモノを遮断することが可能で、ヘカテーと『大命詩篇』の共振や、両界の狭間との繋がりも...
  • ノート
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“利鋭の暗流”(りえいのあんりゅう)。炎の色は消炭色。ランプ型の神器“マーニ”に意思を表出させていた。 『戈伏の衝き手』クレメンス・ロットと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた。 外伝『ヴァージャー』の一年前、クレメンスがオオナムチに殺害されたことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 【由来・元ネタ】 北欧神話の夜の女神「ノート(Nótt)」。髪も姿も黒い女神だという。三度結婚し、三回目にダグ(昼)という息子をもうけ、世界に昼と夜が生まれた。 「利鋭」とは鋭利の別表現である。真名は「鋭く目に見えない流れ」という意味だと思われる。これは、クレメンスが操る不可知不可視の自在法に直接反映されているとみてよいだろう。 【コメント...
  • オルゴール
    【種別】 宝具 【初出】 IV巻 【解説】 “愛染他”ティリエルの所持していた、オルゴール型の宝具。すり切れた木製の小箱に入っていた。 どんな複雑な自在式でも、一旦込めると無制限に使うことができる。ただし、音色を安定させるために設置場所から動かすことはできず、発動させ続ける自在式も一種類のみという制限がある。 ティリエルは複雑な“燐子”ピニオンの製作・維持のための自在式を発動させ続けるためにこの宝具を使い、広域版の自在法『揺りかごの園』の核にしていた。 最後は主と共に、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの紅蓮の大太刀によって焼き払われた。 『オルゴール』という呼び名は音の響きが雅やかだからという理由でティリエルが決めたもので、元々の名称は不明(ミュージックボックス?)。 アニメ版では、やや洒落たデザインになっていた。 【由来・元ネタ...
  • サーレ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 VII巻(氏名は公式ガイドブック『灼眼のシャナノ全テ』) 【解説】 フルネームはサーレ・ハビヒツブルグ。 『鬼功の繰り手』(きこうのくりて)の称号を持つ、“絢の羂挂”ギゾーのフレイムヘイズ。炎の色は菫色。 1901年における外見は、カウボーイハットやガンベルトなどを着用した、時代遅れなガンマンスタイルの三十前後の男性で、この時点で片手に収まらない数々の武功を持っていた。 現代では目深にかぶったソフト棒で目線を隠し、スーツの上に襟を立てたトレンチコートというファッション。神器“レンゲ”と“ザイテ”は、かつてのホルスターの代わりに、腰に交差させたごつい皮ベルトに納めていた。 二代目『極光の射手』キアラ・トスカナの師匠にしてパートナー。1930年代には、ユーリイ・フヴォイカから、尊敬するフレイムヘイズとしてキアラと共に名を挙げ...
  • ザガン
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“訓議の天牛”(くんぎのてんぎゅう)。炎の色はワインレッド。コイン型の神器“ルテニアン”に意思を表出させていた。 『替移の接ぎ手』アーヴィングと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた。 1895年、アーヴィングがファーディと共に[革正団]サラカエル一派に殺害されたことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 【由来・元ネタ】 ソロモンの72柱の悪魔「ザガン(Zagan)」。序列61番の悪魔で、グリフォンの翼を持った牡牛の姿で現れるという。水をワインに、卑金属を金に変える、錬金術の遣い手。 「訓」は過ちを戒めるという意味があり、真名全体で「戒めを議論する天牛」という意味だと思われる。 なお、「天牛」とは中国語で「カミキリムシ」を指す単...
  • アナベルグ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 S巻 【解説】 真名は “穿徹の洞”(せんてつのほら)、炎の色は鉛色。 瀟洒なスーツ姿に、トレンチコートとソフト帽を纏うという洒落た格好をしているが、その身体は、鉄パイプやネジなどの機械部品で構成されており、火掻き棒のような手に、丸メーターの顔を持つ。 この丸メーターにはANNABERGと表記されており、感情の昂ぶりでメーターの針が振れる。 炎を鉛色の蒸気に変え噴出する自在法を持ち、その特性は“徒”としての気配や“存在の力”の認識といった全てをぼやかす効果を持つ。蒸気は広範囲に広がってもある程度の効果を持ち、周囲一帯の気配をぼやかすことができる。 この蒸気によって姿を「ぼやかす」ことで、面妖な外見でも人間に違和感こそ抱かれるが、そのままの姿で堂々と人前に現れていた。 また、手足から蒸気を噴出して、飛行や空中...
  • オオヤマクイ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“祛邪の刻屈”(きょじゃのこっくつ)。炎の色は今様色。独鈷杵型の神器“身口意”に意思を表出させていた。 『理法の裁ち手』ヤマベと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた。 中世の『大戦』終結から1930年代までの間に、ヤマベが宿敵であったオオナムチに敗れて戦死したことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 【由来・元ネタ】 日本神話の山神「大山咋神(おおやまくいのかみ)」。名は、山に杭を打ち、広大な山地の所有者であるという意味である。比叡山延暦寺の地主神で、密教とも関連が深い。日吉神社が祀る神である。猿を神使とし、現世利益を謳う。 「祛」とは取り除くことの意味である。「刻屈」は中国語で屈筋を意味する。真名全体では「邪悪を取り除く...
  • スリュム
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“凜乎の涌沸”(りんこのようふつ)。炎の色は錆浅葱色。 フレイムヘイズ『氷霧の削ぎ手』ノーマン・パーセルと契約し、マントの留め具型神器“ヨークトル”に意思を表出させていた。厳しい老爺の声で話す男性の“王”。 1864年、『内乱』の最中にノーマンが交戦した“狩人”フリアグネとビリー・ホーキンを勇者だと評価していたが、二人が作り出した宝具『トリガーハッピー』によってノーマンが戦死したことで、“紅世”へ帰還した。 【由来・元ネタ】 北欧神話に登場する霜の巨人(ヨトゥン)の王スリュム(Thrym)。古ノルド語表記はÞrymr。ミョルニル(またはトールハンマー)を盗み出し、その返還と引き替えに豊穣の女神フレイヤを要求したことで知られる。しかし、ロキとトールにハンマーを取り戻され...
  • チェルノボーグ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“闇の雫”(やみのしずく)。炎の色は枯草色。 [とむらいの鐘]最高幹部である『九垓天秤』の一角にして紅一点で、 単独での暗殺・遊撃を主任務とする隠密頭であった。その職名に反して、部下は存在しなかった。 毛皮の黒衣を纏い、黒髪と黒い獣耳を持つ、色の抜けるような白面の美女。全身で白いのはその顔と耳の中の毛ぐらいで、あとはほぼ黒一色であった。 その痩身に不釣り合いに巨大な右腕を持ち、その先端に黒い無骨な爪が生えていた。また、他の四肢にも鋭い獣の爪が生えており、全て伸縮自在であった。 手足の爪と巨大な腕、伸縮自在の四肢を使って戦う近接戦闘の達人。 また、近距離の影に潜み転移する自在法『影浸』を持ち、伸縮自在の四肢と合わせて中距離からの攻撃、または死角から奇襲を仕掛ける。 物事を...
  • ら行
    ラズルダズル ラズルダズル団歌 ラズルダズルのうた リゾルート ループレヒト 特殊技能者(レアタレント) レイランド ロイヤルストレートフラッシュ(王者の一撃必殺)
  • ギータ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 外伝『アンフィシアター』 【解説】 真名は“攵申”(ひょうしん)。炎の色は、錆浅葱色。 外見は巨大な肉食恐竜に類似した姿。 [轍]の一員で、新世界『無何有鏡』に渡り来た古参の“徒”。新世界へ渡り来てから二年後に、ケレブスを含む全世界の同門たちが集う『大計画』の策源地である伴添町の間近で、[轍]の『同門』たちとの合流直前で坂井悠二に追いつかれ、悠二の異名である『廻世の行者』を聞き驚愕した後に悠二の挑発に乗って襲いかかるが、実際は単なる戦闘員に過ぎず、数分で討滅された。 【由来・元ネタ】 スペインのカタルーニャ地方に伝承されるドラゴン・ギータ(Guita または Xica)と思われる。口から火炎を噴き出す竜と伝えられる。名前は「足を蹴り上げているラバ」を意味する。 パトゥム祭でギータの人形が登場し、口から花火を...
  • コキュートス
    【種別】 神器 【初出】 I巻 【解説】 “天壌の劫火”アラストールの意志を表出させる、『炎髪灼眼の討ち手』シャナの神器。 銀の鎖で繋いだ黒い球を、交差する金のリングで結んだ意匠のペンダント型で、シャナの胸にかかっている。フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』として契約した直後、少女(シャナ)の望む形、アラストールが「外を見晴るかす、曇りなき瞳」となるよう生成した。 先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダのものは、飾り紐付きの同じく黒い球を意匠した指輪型だった。 シャナの“コキュートス”が彼女のものに似ているのは、アラストールから彼女の事を聞かされていて、神器作成の際にそれを参考にしたためであった。 シャナの場合は力を使っても“コキュートス”には一切変化は無いが、マティルダの場合は力を使う際に飾り紐や宝石などが輝く場合があった。 毎巻の中表紙では、その巻...
  • サ行
    サービア サーレ 最強の自在法 祭基礼創 サイクル 宰祝の社壇 祭殿 祭礼の蛇 サウスバレイ 坂井貫太郎(さかいかんたろう) 坂井千草(さかいちぐさ) 坂井三悠(さかいみゆ) 坂井悠二(さかいゆうじ) ザガン 作品時列表 サックコート 笹倉綾人(ささくらあやと) 佐藤啓作(さとうけいさく) 無何有鏡(ザナドゥ) 五月蝿る風(さばえるかぜ) サブラク ザムエル・デマンティウス サラカエル ザロービ 三角関係 さんじゅうしのしゃな ジェヴォーナ ジェタトゥーラ 視界撹乱 ジクムントの門 自在師 自在式 自在法 獅子吼 ジシュカの丘 七宝玄珠 地駛 四方鬼 捨身剣醒 ジャックランタン シャナ シャナたん シャナの秘密の小箱 シャフレワル シャヘル ジャリ シャンゼネタ 修復 シュドナイ シュルス・レルリス ジョージ 称号 嘯飛吟声 地雷 ジルニトラ シロ 孤児(シロッツィ) 神威召喚 人化 ...
  • 存在の力
    【種別】 エネルギー(?) 【初出】 I巻 【解説】 この世に存在するために必要な根源的エネルギー。人間や動植物・物質など、この世にあるあらゆる存在が持っている。 その個体の肉体や精神のみならず、他に対する影響力をも支えている力であるため、“存在の力”が奪われるとその個体が消滅するだけでなく、その物に関する記憶や痕跡、持ち物なども消えてしまい、あたかも歴史に干渉したかのごとく最初から「なかったこと」になってしまう。 ただし、まるっきり矛盾なく消えるというわけではなく、周りの人に与えていた影響や子孫などは残るため(独立した“存在の力”を持つからかは不明)、この世に「世界の歪み」が生じてしまう。 “存在の力”が奪われたことで起こる変化は、ポジティブな『改変』ではなくネガティブな『消失』であり、埋め合わせはされず、ただ不自然にあるべき物が元からなかった状態になる。...
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