灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「ゲオルギウス」で検索した結果

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  • ゲオルギウス
    ...ト教の、竜殺しの聖人ゲオルギウス(St.Georgius)と思われる。 『法螺吹き』の一面は、近代に入って竜退治の逸話の現実性のなさより聖人位を剥奪されたところから(?)と思われる。 もしくはヨーハンとの関連からファウストの元になった人物の方かもしれない。 【コメント】 ☆アニメ第2期には未登場。 ☆名前間違ってたので修正した。ついでに由来も追加した。 ☆性質の悪さはセシリア・ロドリーゴ並みだったな。 ☆悪役の姓を持つ主人公の武器ではなかった。あと、近藤先生の方が改心した分、ましな人物だったな。 ☆名前をアメリカ英語読みすると「ジョージ」となるが、ロシア語読みすると「ゲーオルギイ」またはその異形の「ユーリイ」になる。まぁ、どうでもいいがな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズやフワワやニヌルタとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編...
  • 876
    ...トマシーナ・スミスやゲオルギウスや、“紅世の王”である[宝石の一味]のフックスやトンサーイやイナンナや、“徒”の組織[狂気の城]と扱いは変わらなかったな。 ☆人間のトマシーナ・スミスやハリー・スミスやハリエット・スミスやゲオルギウスや大峰悟や、フレイムヘイズのアレックスやドゥニやジョージやファーディやアーヴィングやアルマやグリンカやオルメスやボードやパウラ・クレツキーやデデや虞軒や劉陽や季重や笵勲や、“紅世の徒”である[巌楹院]のゴグマゴーグや[仮装舞踏会]の盟主創造神“祭礼の蛇”伏羲や『三柱臣』の参謀ベルペオルや巫女ヘカテーや将軍シュドナイや“紅世の王”ガープやエギュンやブファルやバティンや“紅世の徒”ファレグや巡回士オルゴンやパイモンやマモンやオロバスやバルマやビフロンスや捜索猟兵オセやレライエやウィネやザロービやハボリムや布告官ストラスやデカラビアや禁衛員フェコルーやウアルや...
  • カ行
    ...イル ゲーヒンノム ゲオルギウス 劇場版 ケツアルコアトル 気配 ゲマインデ 毛虫爆弾 ケリドウェン ケレス ケレブス 顕現 賢者の瞳 幻術 眷属 建木 コーエン 交差点作戦 項辛 虹天剣 敖の立像 曠野の手綱 故崖窟 コキュートス ゴグマゴーグ 近衛史菜 この世の本当のこと ゴベルラ コヨーテ コルタナ コルデー 非常手段(ゴルディアン・ノット) ゴローザ 昆吾 近藤先生 渾の聖廟(こんのせいびょう) 吟詠炉(コンロクイム)
  • 近藤先生
    ... ☆反省した分だけ、ゲオルギウスやセシリア・ロドリーゴよりはましな人物だったな。 ☆人間の谷川やコーエンやエリューや、[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[百鬼夜行]のセムルヴやウコバクやメアと扱いは大して変わらなかった。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、くらもちの家庭教師として登場した。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、観客の一人として登場している。
  • さんじゅうしのしゃな
    ...ス アナベルグ ゲオルギウス カルン ダーイン 濱口幸雄 大上準子とその両親 幕間0 マリアンヌ フリアグネ コヨーテ ビリー ニーナ ローレッタ 【第1幕】 ソカル ニヌルタ アルラウネ ウルリクムミ イルヤンカ メリヒム チェルノボーグ モレク フワワ ジャリ アシズ ティス “祭礼の蛇” “天目一個” ナム サブラク・ロシュフォール(サブラク) ザロービ メア 佐藤啓作 田中栄太 緒方真竹 マージョリー・ミレディー(マージョリー・ドー) マルコシアス ビフロンス アラストール 幕間1 マティルダ 池速人 平井ゆかり 藤田晴美 中村公子 【第2幕】 ソラト ティリエル ユーリイ ウァラク ヴィルヘルミナ・トレヴィル ティアマトー フェコルー ウィネ・ジュサック イーストエ...
  • 487
    ...らなかったな。 ☆ゲオルギウスやセシリア・ロドリーゴやクレメンス・ロットやオルメスやジョージやクエレブレや巡回士パイモンやギヴォイチスや海魔ラハブや大峰悟や岡田先生や近藤先生やビリー・ホーキンやトマシーナ・スミスや、[革正団]のハリー・スミスやハリエット・スミスやサラカエルやドゥーグやクロード・テイラーや、ビリー・ホーキンや劉陽や相柳や虞軒や帝鴻や季重や笵勲や[マカベアの兄弟]のダーインやカルンや[轍]のギータやケレブスや『色盗人』のバロメッツや、無所属のアナベルグやカシャやウコバクやフリアグネや“燐子”マリアンヌやニーナやオオナムチやメアのほうがまだマシだったな。
  • ヨーハン
    ...を尽くした人間であるゲオルギウスの息子。母譲りの金色の髪と黒い瞳を持っていた。妄想に取り憑かれた父親に殺されかけたところを、フィレスに救われ育てられた。 幼い時から“徒”に育てられ、その力の行使と触れ合っていたためか、物心がつく頃には“存在の力”を明敏に感じられたようだ。 明るく軽やかな性向だが、反面「この世の本当のこと」についてその有り様を見つめ、思索にふける面もあったようだ。 フィレスに連れられて様々な所を旅し、あらゆる物事を見て育った彼は、その中で彼女に恋をした。 「この世の本当のこと」を見つめ続け、研究を続けた末、彼は望みを果たす一つの答えを見つけ出した。 そして、愛する彼女との永遠を過ごすために、時計塔を材料に『零時迷子』の“ミステス”になった。 20世紀初頭には、フィレスや『鬼功の繰り手』サーレ、キアラと共に、ハワイ諸島でクロード・テイラー確保と[革正団...
  • ドナート
    ...を限定できる。 ☆ゲオルギウスやコーエンやエリューやビリー・ホーキンやハリー・スミスやハリエット・スミスと同じく、“徒”に関わった人間であった。 ☆彼の遺言がガヴィダをフレイムヘイズ兵団と[とむらいの鐘]による『大戦』に関わせる原因となった。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]や[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナやセムルヴや[宝石の一味]のコヨーテやフックスやトンサーイとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期終盤でドナートの板絵が復元されたが、ドナートという名前は語られなかった。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』にも登場しなかった。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、序幕で観客の一人として登場している。
  • ユストゥス
    ...やつだったな。 ☆ゲオルギウスと『約束の二人』はファウスト伝説が元ネタだから、今回もファウストの子供でよかったな。 ☆“紅世の王”一人分とさらに果てしなく膨大な量の“存在の力”を使って、やっと人間(?)一人を作ることができたわけだ。なんか人間の“存在の力”を喰うなんていくらでもしてきただろうに、『両界の嗣子』一人作るのにこんなにも力が必要だったんだな。それとも、天罰神アラストールが言ってたような莫大な可能性を秘めてるからこそ、これほどの“存在の力”が必要だったのかな。 ☆アニメ第3期で誕生した。 ☆この世(旧世界)の坂井三悠と対比されるキャラクターだったな。 ☆これほどに稀有で革新的であり、人と“徒”の歴史的にも重大な存在が、人間と同程度の寿命しか持たないのであるとすれば、あまりに勿体ないな。 ☆フィレスと自在法の類似性を持たないというのは、彼女の自在法の多くが彼女自身の...
  • セシリア・ロドリーゴ
    ...。 ☆ティリエルやゲオルギウス並みに身勝手だったな。 ☆何故この女がフレイムヘイズになれたのか、不思議だな。 ☆このレベルでも契約者にしないといけなかったんだから、「ゾフィーの子供たち」の粗製濫造ぶりが窺えたな。 ☆クロード・テイラーよりも精神が惰弱だったし、ユーリイ・フヴォイカと、ある意味で真逆だったな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやモレクや[宝石の一味]のコヨーテやフックスやトンサーイとも絡んでいたら面白かったかもな。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、招待客の一人として登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、終幕で観客の一人として登場している。
  • 坂井貫太郎(さかいかんたろう)
    ...あるわけがなかった。ゲオルギウスやセシリア・ロドリーゴとは比べるのも愚かだったな。 ☆個人的にだが、今後のカギを握る存在になると予想していたのにな。 ☆外界宿関係かもしれないと、もしそうなら今後フレイムヘイズとして契約する可能性があると推測されていたが、XXI巻で外れていたことが判明した。 ☆結婚出来る年齢を考えると、多分32~34歳程だろうな。 ☆やはりIX巻P200のセリフは、XIII巻P45のくだりにかかるのだろうか? ☆実は作中で二番目に登場する名前であった。 ☆知らずに[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナや[宝石の一味]のコヨーテやフックスやトンサーイやイナンナやセレーナ・ラウダスとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期では、香港の空港でシャナたちとすれ違っているが、互いに気付いた様子は無かった。最終話のエンディングでは、千草と共に生まれた赤子の...
  • フィレス
    ...、とあるきっかけで、ゲオルギウスに肩入れをするようになった。 数十年の後にその息子であるヨーハンの危機を救い、彼を育てつつ一緒に世界を巡ることとなった。 その中でヨーハンと恋に落ち、彼と共に「ずっと一緒にいたい」という願いから作った宝具『零時迷子』によって長い年月を共に過ごしていた。 『零時迷子』の力により、毎晩“存在の力”を回復するヨーハンから力を受け渡され顕現するようにして、「人間を喰らわない」という誓いを立てたことで、例外的にフレイムヘイズと敵対しなくなった“徒”。 二十世紀初頭には、かつて、『空裏の裂き手』クロード・テイラーと共闘した際に渡した宝具『ヒラルダ』に込められた自在法で彼の妻に呼び寄せられ、その最後の願いを果たすためにクロードを追ってハワイ諸島に現れた。 その地で、彼の遺言により、ハリエット・スミスを百年近く見守り続けたため、『約束の二人』の消息はそ...
  • 作品時列表
    ...する。 不詳 修士ゲオルギウスの召喚を聞いたフィレスが興味本位で彼と接触し、長きにわたって放埒と出鱈目の限りを尽くすが、数十年後、老いたゲオルギウスが赤子のヨーハンを殺そうとしたことで見限られ、フィレスに殺害される。 フィレスとヨーハン、二人で世界を十数年巡り歩いた末に、「ずっと一緒にいたい」という願いから、時計台を材料に『零時迷子』を作り出し、ヨーハンがその“ミステス”となって、自分達のことを『約束の二人』と名乗りだす。 近代(18世紀~第二次世界大戦終結まで) 不詳 [仮装舞踏会]が組織を改組。ベルペオルの役職名を『軍師』から『参謀』に変更する。 フリアグネがこの世に渡り来る。 フリアグネとコヨーテが接触を持つ。 18世紀~19世紀 サラカエルとドゥーグが主従関係を結ぶ。 ドレル・クーベリックが“虚の色森”ハルファスと契約し、『愁夢の吹き手』となる。 ドレルがフレイム...
  • オルメス
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XVIII巻 【解説】 『擒拿の捕り手』(きんだのとりて)の称号を持つ、“至知の月輪”ケリドウェンのフレイムヘイズ。神器は枷型の“タスラム”。炎の色は茶色。 XVIII巻で開始されたフレイムヘイズ陣営と[仮装舞踏会]との全面戦争において、東部防衛線の最重要拠点である外界宿東京総本部の副司令に任命された男性のフレイムヘイズ。 過去に[宝石の一味]の頭目である“瓊樹の万葉”コヨーテと、何度か人間と組んで交戦したことがあるようだ。 フリーダーが東京総本部の第三司令室を放棄する際、司令部員たちに「必要ならオルメス副司令の指示を仰ぐように」と言っていることから、有能な指揮官であるようだ。 XXI巻での全世界の“徒”の日本大侵攻を前に、司令官フリーダーとの協議の末に日本外界宿の構成員たちを連れて、日本から撤退した。 最終巻...
  • オルゴール
    【種別】 宝具 【初出】 IV巻 【解説】 “愛染他”ティリエルの所持していた、オルゴール型の宝具。すり切れた木製の小箱に入っていた。 どんな複雑な自在式でも、一旦込めると無制限に使うことができる。ただし、音色を安定させるために設置場所から動かすことはできず、発動させ続ける自在式も一種類のみという制限がある。 ティリエルは複雑な“燐子”ピニオンの製作・維持のための自在式を発動させ続けるためにこの宝具を使い、広域版の自在法『揺りかごの園』の核にしていた。 最後は主と共に、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの紅蓮の大太刀によって焼き払われた。 『オルゴール』という呼び名は音の響きが雅やかだからという理由でティリエルが決めたもので、元々の名称は不明(ミュージックボックス?)。 アニメ版では、やや洒落たデザインになっていた。 【由来・元ネタ...
  • ベルペオル
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 IV巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“逆理の裁者”(ぎゃくりのさいしゃ)。炎の色は金。 かつての中国での通称は西母。 [仮装舞踏会]で『三柱臣』の一角たる『参謀』の立場にある、強大な“紅世の王”。 昔は『軍師』と呼ばれていたが、古臭かったので近代の改組の際に『参謀』に名称を変更した。 『三柱臣』としての本来の役割は『審神者(さにわ)』。神威召喚“祭基礼創”の儀式の場を整える役割であり、後に組織を率いるようになってからは、その本来の役割が拡大解釈されて、組織の運営者となった。 『大命』遂行時のみ使用を許される宝具は、拘鎖型の『タルタロス』。彼女は『大命』遂行のために動くことが多く、『タルタロス』を普段から身につけていることも多い。使用時にはベルペオルの周囲を浮遊しながら蠢いており、足場や移動手段にも使っていた。 ...
  • オルゴン
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 V巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“千征令”(せんせいれい)。炎の色は錆びた青銅のような緑青色。 [仮装舞踏会]の巡回士。『三柱臣』参謀(彼曰く『軍師』)ベルペオルの直属を務め、複雑で大規模な自在法を使いこなす自在師であり、外界宿を単独で壊滅させるほどの実力者。 殲滅と虐殺を得意とすることから、自他から『戦争屋』と称された。 羽飾りのついた重たげな帽子と、襞襟からだらりと垂れたマントだけが浮いている姿をしており、状況によって厚手の手袋も現れた。 重く陰鬱な雰囲気を纏う。高慢な性格で、侮辱に対して過敏な反応を示した。 自らの“存在の力”(=本質)を削り込めた薄く鋭い紙の軍勢を操る自在法『レギオン』を用いて戦っていた。 彼の本質の大部分が込められた『レギオン』は、すなわち軍勢全体がオルゴンであり、本体と見え...
  • サウスバレイ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XXI巻 【解説】 『大地の四神』の一人で、『四神』としての呼称は『死者の道を指す男』。他者のことも『四神』独自の呼称で呼んでいる。 『群魔の召し手』(ぐんまのめして)の称号を持つ、“憚懾の筦”テスカトリポカのフレイムヘイズ。炎の色は象牙色。神器は尖った石のメダル型の“テオトル”。 20に届かない位の、細く尖った体格と容貌をした少年であり、山高帽とポンチョを身に纏う。左足は簡素な作りの義足となっている。 カラッとした中性的な声をしていた。よく快活に笑うが、それは決まって「ははははは!」と五拍。つまり作り物の笑い。笑う際に顔に深い皺が刻まれて、得体の知れない凶悪さを醸し出していた。 一般人を「有象無象」、自らを監視する外界宿構成員を「ネズミ」「人間の代表者面する増上慢ども」などと言い放ち、日常の人前であろうと一切構わず自らの力...
  • ニコラウス
    【種別】 アンドロイド 【解説】 通称「ニコル」。 ドクトル・ニギシュの研究により、<メトロノーム>可変念動力伝導体を装備する。 連合政府財務省現況調査兼強制調査特例法下税務署、通称『ハーバーガイス』の署長を務める。 部下に、統括官ループレヒト、強制調査官シンメルライター、同ベルヒト。 ディビジョン駆除商会への取り立て騒動後、悲願の自由を手に入れる。 【由来・元ネタ】 サンタクロースの元になった聖ニコラウス(Sankt Nikolaus)と思われる。 【コメント】 ☆身体に内蔵されたロンダリングジャックプログラム「アブラカダブラ」を狙う連中に 罠にかけられるが、ディビジョン駆除商会の隙の無い活躍により、無事円満退職を成し遂げる。 笑みの仮面は、ようやく真の微笑みを手に入れた。 ☆二巻の実質的な主役だがシリーズの主役ではないので、バッドエ...
  • ザムエル・デマンティウス
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 X巻(氏名はXVII巻) 【解説】 『犀渠の護り手』(さいきょのもりて)の称号を持つ、“吾鱗の泰盾”ジルニトラのフレイムヘイズ。炎の色は薄墨色。神器は、親指大の銀杯“ターボル”。 孤児(シロッツィ)の異名を持つ、600年に渡って生き抜いてきた強力なフレイムヘイズ。異名の由来は、契約以前に所属していた傭兵団の名前であった。 契約以前から戦争に明け暮れ、討ち手となってからも大所高所からの視点で“徒”との戦いを把握する「変人」として名が通っていた。 立て襟のオーバーコートに革手袋をした、背筋を伸ばした壮年男性。将校帽のような無印の帽子を目深にかぶっており、顔の下半分しか見えない。顔の左側に大きな傷が縦に走り、左目を失っていた。常に軍人然としており、時に堅苦しいと感じられるほどに礼儀正しい。しかし、ゾフィーらのような知己には親しみを見...
  • ザロービ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XIV巻 【解説】 真名は“聚散の丁”(しゅうさんのてい)。炎の色は飴色。 [仮装舞踏会]の捜索猟兵で、巡回士の“吼号呀”ビフロンスと長くコンビを組んでいた。ただし、相手を呼ぶのに真名付けの上「殿」まで添えるので、相当見下されていたようだ。 性格は人質を取ったり、回りくどい手を使ったかと思うと、坂井悠二の言動にビクビクするような小物だった。 神父とも見える裾長の法衣にスカーフを付けた老境の男の姿で、柔和な笑みを顔に貼り付けた人相、痩身の背格好という、スカーフの色以外は全く同じ姿の五人組で行動していた。 五人は別々の存在ではなく、一つの本体の存在が分裂しただけの同じ存在。全員が薄い力の紐のようなもので繋がっており、離れていても合体、分離は自由だった。 力の規模が元々とても小さい上に分裂することでさらに弱まり、五人に...
  • 存在の泉
    【種別】 事物(?) 【初出】 アニメ版第22話。 【解説】 アニメオリジナルの設定。『渾の聖廟』によって作られる、膨大な量の“存在の力”。または、それによって満たされた御崎市のことを指すと思われる。 [仮装舞踏会]のベルペオルによると過去にもこれに挑んだ“徒”がいたらしいが、全て失敗しているようだ。 アニメ版設定の“天破壌砕”によるアラストールの顕現で満たされた力を全て消費したと思われたが、一部は宝具『タルタロス』の遮断能力により隠蔽されて御崎市の地下に封じられており、アニメ第2期終盤にて“敖の立像”のエネルギー源となった。 【コメント】 ☆最終巻でサブラクが気付いたある一つの可能性が、『零時迷子』を利用して実行された。 ☆新世界『無何有鏡』では何の役にも立たないな。 ☆[轍]の『神門』の模造品より凄そうだった。 ☆[巌楹院]のゴグマ...
  • レギオン
    【種別】 自在法 【初出】 V巻 【解説】 『戦争屋』として恐れられた“紅世の王”である[仮装舞踏会]の巡回士“千征令”オルゴンの誇る自在法。 オルゴン自身の“存在の力”(=本質)を削って、彼の“存在の力”が込められた紙の軍勢を数多生み出いた。 紙には等身大の騎士が不気味な緑青色で描かれ、特に強力な『四枚の手札』(『ホグラー』・『ラハイア』・『ヘクトル』・『ランスロット』)と呼ばれる四体の騎士を中核に、様々な戦術で敵を攻撃した(『四枚の手札』は、[仮装舞踏会]が中世の『大戦』に参戦した際に、『三柱臣』巫女ヘカテーが乗る輿の御者を務めていた)。 一枚一枚は非常に薄いため、脆い印象を与えるが、見た目とは裏腹に攻撃力が高く、騎士の一枚ですら新参のフレイムヘイズでは手こずった。 基本的には騎士たちが手に持った剣や槍・矢などで攻撃を仕掛けるが、馬が描かれた紙...
  • 君主の遊戯
    【種別】 出来事 【初出】 外伝『ボールルーム』 【解説】 中世以降の欧州で“紅世の徒”の組織同士が行なっていた代理戦争協定。協定を結んでいるものは『遊戯者(プレイヤー)』と呼ばれていた。また、協定の締結には[仮装舞踏会]の布告官ストラスが立ち会っていた。 “徒”同士戦うことなく、人間を駒として操り、その領地の広さで各組織の勢力の大きさを決めていた。 一応ルールがあるらしく、“逆理の裁者”ベルペオルが審判役をしていたようだ。有名な『遊戯者』は[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の『九垓天秤』モレクなどがいた。なお、ベルペオル自身も『遊戯者』であった。 15世紀のフス戦争もこの仕組みの一端であり、それを知ったザムエル・デマンティウスが激しい怒りを感じ、“吾鱗の泰盾”ジルニトラと契約してフレイムヘイズとなった。 ベルペオルは、中世の『大戦』の前に『遊戯...
  • ニティカ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 外伝『ゾートロープ』 【解説】 真名は“羿鱗”(げいりん)。炎の色は鼠色。 外見は、体中に鱗のように金貨を貼り付けた翼竜とも見える巨体。 本編開始の数年前、東ヨーロッパで古美術品を略奪していたところをフレイムヘイズ『炎髪灼眼の少女』(当時シャナという名はつけられていなかった)に強襲され、『炎髪灼眼の少女』の意表を突いて移動式の封絶を構成して街を破壊しながら逃走を企てたが、ゾフィー・サバリッシュによる落雷蹴り(ドロップキック)によって粉々に打ち砕かれて討滅された。 体中に金貨を貼り付けていたことと、討滅される間際にも古美術商店の金庫最奥にいたことから、どうやら金貨を集めるのが趣味だったようだ。 【由来・元ネタ】 ヌクテメロン(Nuctemeron)における六時のゲニウスの一人、ニティカ(Nitika)と思われる。こ...
  • 意思総体
    【種別】 概念(?) 【初出】 V巻 【解説】 個人を個人たらしめる要素の内、意識の部分。言葉としては概念的な「心」に近いものと思われる。描写的には、“存在の力”に意思総体が宿ることで個人となる。 外伝『リシャッフル』で、宝具『リシャッフル』の効果により意思総体がお互いに交換された坂井悠ニとシャナは、悠二がシャナの身体で苦労して『夜笠』を顕現させたり、シャナは悠二の身体で容易く封絶を使ってみせた。 悠二の身体でシャナが封絶を張る際には、悠二の意思総体が宿ったシャナの身体の“存在の力”を、悠二の身体に宿ったシャナの意思総体が掠め取り、そのまま封絶のエネルギー源として使っているからか、その色は紅蓮であった。 自身の存在を顕現させた無数の紙の軍勢の自在法『レギオン』を率いる“紅世の王”である[仮装舞踏会]の巡回士“千征令”オルゴンは、意思総体が宿る帽子...
  • パチャクチ
    【種別】 自在法 【初出】 XXI巻(名称は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』) 【解説】 “憚懾の筦”テスカトリポカのフレイムヘイズ『群魔の召し手』サウスバレイの自在法。 黄金の仮面をつけた人や様々な動物(リャマやジャガーや飛行獣など)を模した「亡者」と呼ばれる大づくりな土像を生み出し、使役する自在法。 亡者は整然とした隊伍や精緻な集団行動などは取らず、ひたすら前進して敵に食らいつき、喰らった“存在の力”を土と黄金に変換・還元し、その分だけ肥え太り、一定以上まで太ると分裂し、増殖していく。亡者を指揮する際にサウスバレイは黄金の杖を振るっているが、用いずとも亡者の動きを止めている場面もあるため、必須ではないとも思われる。 この亡者は崩して縁をギザギザにとがらせた円筒形の土器に作り替えることが出来て、土器の口から象牙色の炎を放つことも可能で...
  • クレメンス・ロット
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 外伝『ヴァージャー』 【解説】 『戈伏の衝き手』(かふくのつきて)の称号を持つ、“利鋭の暗流”ノートのフレイムヘイズ。炎の色は消炭色。神器はランプ型の“マーニ”。 不可視不可知の力を自在に操る攻撃に特化した討ち手で、その能力故に集団戦には向いておらず、中世の『大戦』では連絡将校の任にあった。その際、後方に配備されていた『荊扉の編み手』セシリア・ロドリーゴと知り合う。 中世の『大戦』の終結後、一人で行く道に迷っていたセシリアに声をかけて相棒とし、共に旅をする間に彼女から慕われるようになる。そしてある時、彼女につい自分の故郷のことを少し話してしまい、すぐにそれを後悔する。 かつてクレメンスは、故郷のオーストリアの村で妻とそのお腹の中にいた子供を“徒”に喰われてしまう。その怒りでフレイムヘイズとして契約した彼は、後に妻子への手...
  • B.S.I
    【種別】 神器 【初出】 XVIII巻 【解説】 “弄巧の摽”フィフィネラの意思を表出させている、フレイムヘイズ『具象の組み手』ダン・ロジャースの神器。 形状は万年筆型で、自在法『プレスキット』を用いる時は、指揮棒のように振るわれる。 【元ネタ・由来】 「ベイカー街遊撃隊(Baker Street Irregulars)」の略称ではないかと思われる。名探偵シャーロック・ホームズに協力したストリートチルドレンの集団である。 【コメント】 ☆万年筆が発明されたのは、1883年とされている。 ☆元ネタは、ドイツ政府の情報技術セキュリティ担当省庁BSIの可能性もあった。プレスキットも情報関連なので、こちらの方が可能性は高かったかな? ☆ドイツ連邦共和国のBSI(Bundesamt für Sicherheit in der Informationst...
  • 王の供連
    【種別】 自在法 【初出】 XX巻(名称は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』) 【解説】 [仮装舞踏会]の巡回士である“呻の連環”パイモンが使用していた自在法。読みは「おうのともづれ」。 老若男女を問わない中身のない華美な衣装を供連として、自分の周囲に展開し駆使する。 衣服がそれぞれの袖口から槍や剣や弓を抜き放ち攻撃する、供連がメリーゴーランドのようにパイモンの周囲を周ることで広範囲への自在法を補助する、パイモン本体が攻撃された際の転移場所になるなど、多様な機能を持っていた。 本編では『引潮』作戦の途中で使用され、部下たち全てに浮遊の自在法を掛けたり、フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシンの攻撃を受けても転移し即反撃に出るなどしたが、パイモンが創造神“祭礼の蛇”の帰還と大命宣布、上司である布告官デカラビアの復仇の念から冷静さを失っていたため...
  • テオトル
    【種別】 神器 【初出】 S巻 【解説】 フレイムヘイズ『大地の四神』と彼らの先師である『宙の心臓』こと『焦沙の敷き手』ノースエアと契約した“王”たちの意志を表出させる、石のメダル型の神器。 名称と石のメダルという点は皆共通しているが、形状はそれぞれに異なっており、大体契約者の腰に下げられていた。 “啓導の籟”ケツアルコアトルの意志を表出させる、『星河の喚び手』イーストエッジが持つ“テオトル”。 レリーフを施した丸い石のメダル “殊寵の鼓”トラロックの意志を表出させていた、『皓露の請い手』センターヒルが持っていた“テオトル”。 角張った石のメダル “憚懾の筦”テスカトリポカの意志を表出させる、『群魔の召し手』サウスバレイが持つ“テオトル”。 尖った石のメダル “清漂の鈴”チャルチウィトリクエの意志を表出させる、『滄波の振り手』ウェ...
  • マウスフル
    【種別】 自律偵察機 【解説】 キットが光学的視認しか存在を察知できないファントムを捕捉するために使用した、 ネズミ大の小型ロボット。 また、送・受光部が近距離・直線状になければならない、ビームラインの 中継器としても使用される。
  • イーストエッジ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 S巻 【解説】 『大地の四神』の一人で、『四神』としての呼称は『全ての星を見た男』。称号で呼ばれることを嫌い、他者のことも『四神』独自の呼称で呼んでいる。 『星河の喚び手』(せいがのよびて)の称号を持つ、“啓導の籟”ケツアルコアトルのフレイムヘイズ。炎の色は青磁色。神器は丸い石のメダル型の“テオトル”。 岩になめし皮をかぶせたような厳つい面相と、頑健そのものの中肉中背の体躯をしたネイティブ・アメリカン。ほとんど表情を変えず、話す時も最低限唇を震わせるような喋り方をする。意外に爽やかな声をしている。 SIII巻『ソロー』においては、「大地の窮みを見定めんと歩き続けた頑健な旅人」と表現されていた。 一定の空間内の光を上空に凝縮させることで満天の星空と見える空間を生み出し、その光を流星雨として撃ち放ち爆砕させる自在法『夜の問...
  • タルタロス
    【種別】 宝具 【初出】 VII巻 【解説】 [仮装舞踏会]が所有する、『三柱臣』の『参謀』“逆理の裁者”ベルペオル専用の拘鎖型宝具。 全長不明の宙に浮かぶ長い鎖で、普段は『星黎殿』に置かれた大竈型宝具『ゲーヒンノム』に突き立てられた他の『三柱臣』専用宝具の周囲を浮遊しており、シュドナイの『神鉄如意』やヘカテーの『トライゴン』と共に、『大命』の遂行時においてのみ使用が許された。 他の『三柱臣』の宝具と同様に創造神“祭礼の蛇”伏羲による特別製の宝具である。 能力は「あらゆる因果を切り離す」とも言われる、特定現象の切り離し及び遮断。また、所有者の意志のまま自在に動いたり分解し、ベルペオルはこれを足場にして移動も行っていた。 この鎖による「特定現象の切り離し」は目に見えず触れないモノを遮断することが可能で、ヘカテーと『大命詩篇』の共振や、両界の狭間との繋がりも...
  • 御崎市(みさきし)
    【種別】 地名 【初出】 I巻 【解説】 物語の舞台である、県下でもそれなりの大きさを誇る市。首都圏近郊に位置する。市の中央を真南川が流れ、そこから東半分が市街地、西半分が住宅街というつくりをしている。 夏にはミサゴ祭りがあり、市外から多くの観光客が訪れた。 “紅世”関連の事件が連続して発生していたため、VI巻以後『闘争の渦』の疑いが持たれていたが、XXI巻で確定した。 フリアグネの秘法『都喰らい』未遂により、この数百年で御崎市ほどひどく荒らされ歪んだ土地はないとXXI巻で“祭礼の蛇”坂井悠二は語っていた。そのため、『大命』最終段階の実行地点に選ばれた。 御崎市の施設 →御崎アトリウム・アーチ →御崎大橋 →御崎市駅 →御崎高校 →依田デパート →時計塔 →真南川 二月、大命宣布を聞いた“徒”たちが世界中から集まり、さらに...
  • プレスキット
    【種別】 自在法 【初出】 XVIII巻 【解説】 フレイムヘイズ『具象の組み手』ダン・ロジャースの自在法。 神器“B.S.I”を指揮棒のように振るい、複数の殴り書きしたような紋章を作り出す。この紋章は、形質強化の自在式で、紋章が刻まれた物体を強化する。一度起動すれば後はダンの力が続く限り発動し続けるが、紋章の部分だけは防御力が元のままなので、これを抜かれると自在法自体が解除される。 【由来・元ネタ】 報道関係者用に配布する資料を意味するプレスキット(press kit)。 【コメント】 ☆フィフィネラの能力とダンのイメージで、この自在法が発現したんだろうな。 ☆B.S.Iも報道とか情報関連の言葉なので、その由来だったのかもしれないな。 ☆その辺の板切れを強化して盾にするくらいなら、自分の服なり身体なりに刻んだ方がいいと思われたが、アンドレ...
  • ソアラー
    【種別】 神器 【初出】 XV巻 【解説】 “觜距の鎧仗”カイムの意思を表出させていた、フレイムヘイズ『空裏の裂き手』クロード・テイラーの神器。 形状は、左を向いた鷲のバッジ型。クロードの胸に留められていた。 1901年、クロードがフレイムヘイズとしての契約を解除して消滅した時に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 グライダーの一種「ソアラ(soarer)」だと思われる。「soar」自体の意味は、「舞い上がる、上昇気流に乗って滑空する」。 「ソアラ」のJIS規格での定義は、「大気の動きを利用して、長時間又は長距離の飛行を行うグライダ」。 なお、トヨタの自動車ソアラのエンブレムは、グリフォンである。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆クロードの自在法『サックコート』を形の参考にしたのかな。 ☆『ソアラー』と名付けたの...
  • ダン・ロジャース
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XVIII巻 【解説】 『具象の組み手』(ぐしょうのくみて)の称号を持つ、“弄巧の摽”フィフィネラのフレイムヘイズ。炎の色は涅色。神器は万年筆型の“B.S.I”。 腕まくりしたワイシャツに、ネクタイを緩めて締め、くたびれたズボンをはいた中年男性の容姿をしている。 頼りない言動が目立つが、れっきとした強力な討ち手で、フレイムヘイズ陣営の西部防衛線の幕僚長を担う。 形質強化の自在法『プレスキット』を使用する。ハボリムはアンドレイ要塞攻防戦まで、ダンと『プレスキット』に見覚えが無いことから、対[革正団]戦争以降に契約したフレイムヘイズだと推測していたが、真相は外界宿構成員から討ち手となった、齢百にも満たない新しいフレイムヘイズ。 アンドレイ要塞攻防戦を「ドレル爺さんの復仇戦」と意気込んでいることから、ドレルには世話になったようだ。...
  • 揺りかごの園(クレイドル・ガーデン)
    【種別】 自在法 【初出】 III巻 【解説】 優秀な自在師である“愛染他”ティリエルが使っていた独自の自在法。ティリエルの、他者に愛情を注ぎ守る本質『溺愛の抱擁』に基づいている。 内部に山吹色の木の葉が舞い、霧で満たされた防御陣を作り出す。この内部は因果を外部と断絶した因果孤立空間となり、封絶の変種に含まれる。独自の特性として、内部の“紅世の徒”や自在法の違和感や気配を、外部から完全に隠す事が出来る。 このため、探知系の自在法で探らない限り、どんなに近くにいようとも“徒”の存在を感知できない。 通常は身体の表面を覆うように常時展開されており、その際は視認もできない。 また、封絶の様に広範囲に展開し、捕食や戦闘の場を作り出すことも可能で、その際には内部の存在を決して逃がさない隔離空間にもなる。 本編時のティリエルは、彼女の分離体とも言える多機能の...
  • パパゲーナ
    【種別】 宝具 【初出】 ゲーム版 【解説】 “戯睡郷”メア(が寄生した“ミステス”)が所持していた神楽鈴型宝具。円周に鈴を吊した輪を三個、棒で連ねたような形状をしている。全長は30cmほどである。振るうことで、炎弾を複数放つ能力を持つ。炎弾の威力は、遣い手の“存在の力”の大きさに比例する。 ゲーム版では、メアがイメージ出来れば通常は出来ないことでも出来る自在法『ゲマインデ』内で使われたからか、この宝具の能力には無く、メアも通常は使えないと思われる。 鈴や鳥の羽根の発射や、撃った鈴を時限発火させるような芸当もできるようだ(『時限発火』使用時のセリフから)。 また、自在法『ゲマインデ』を発動させる際に、自分の象徴として扱うことで集中力を高めるのに用いられた(必須ではない)。 アニメ第2期で「『パパゲーナ』が『ゲマインデ』の基点である」とされているのは...
  • ピニオン
    【種別】 “燐子” 【初出】 IV巻 【解説】 “紅世の徒”ティリエルの作り出した自在式を人間に埋め込むことで生み出される典型的な使い捨ての道具タイプの“燐子”。普段は人間に偽装しているが、ティリエルに起動されることで巨大な花となった。 なお、“燐子”ピニオンを作り出すことは、『他者のために全てを捧げる』というティリエルの本質を他者に移殖することと同義であり、ピニオンはティリエルの分離体であった。 単純にこの“燐子”に指令を送り、巨大な蔦による攻撃に用いる他、広範囲に拡大させた自在法『揺りかごの園』の維持、『揺りかごの園』内に偽装と撹乱の式を張り巡らせる、周囲の“存在の力”を奪いティリエル達“愛染の兄妹”に送る、ティリエルの武器である蔦を多数大規模に具現化させ維持し制御する、通信機代わりになる、破壊されると多数の罠が作動するなど、簡単に作り出せるわりに...
  • 虹天剣
    【種別】 自在法 【初出】 V巻 【解説】 [とむらいの鐘]の力の象徴であった『両翼』の右である“虹の翼”メリヒムの代名詞である攻撃系自在法。 強力無比な虹の破壊光線を一直線に放つ。 中世の『大戦』の時代には、相棒のイルヤンカが使う『幕瘴壁』が『当代最硬の自在法』と呼ばれたのに対し、『当代最強の攻撃系自在法』と呼ばれていた。 一閃させたサーベルから、その軌跡に沿って直線の光線を放つタイプと、背中の虹の翼が合わさって一本の光線になるタイプが確認されていた。 問答無用な極めて高い攻撃力を誇り、触れた対象を一瞬で消し飛ばし、かすった余波でも相手に大打撃を与える。また、距離によって威力が減衰されないという特徴を持つ。 『虹天剣』は“燐子”『空軍』によって自在に反射・変質が可能であり、その無双の威力と射程も合わさって、[とむらいの鐘]の戦いにおける空中での強大な...
  • あだ名
    【種別】 名称 【初出】 II巻 【解説】 真名でも通称でもない、主に他人がつける呼び名。一部には、本人が流布したものもある。 主な異名・あだ名の一覧 シャナ > チビジャリ(byマージョリー)、魔神憑き、姫(by[仮装舞踏会]の構成員)、眩き炎(by『大地の四神』) アラストール > 天罰神、真正の魔神、天罰狂い、カタブツ大魔神、腰抜け魔神(byマルコシアス)、天罰下す破壊神、神をも殺す神、裁きの業(by『大地の四神』)、摂理神格にして審判断罪の化現(byチャルチウィトリクエ)、裁きたがり マティルダ > 女丈夫 マージョリー > 殺し屋、我が○○(byマルコシアス)、怒れる獣(by『大地の四神』)、100年単位のバアーサン(byシャナ)、騒々しくも美しき殺戮者(byシュドナイ)、爪牙の奴隷(byティリエル) マルコシアス > 戦闘狂、バカマ...
  • ゾーン
    【種別】 異次元ポケット 【解説】 通常空間“ゲンセ”からは観測が不可能な異次元空間。 ゾーン発生機関の作る天使の輪(ハイロウ)の内側にある境界面(ボーダーフェイス)を抜けた先に存在する。 内部は境界面(ボーダーフェイス)を切り取った球形。境界面(ボーダーフェイス)を上として1Gの重力も有る。 外宇宙航行用の推進機関の開発中、偶然発見された現象。 実用化された結果、その特性から、土地・環境・エネルギー等様々な問題が解決出来た。 A/Bエクストリーム世界の基幹技術の一つ。 様々な応用が利き、非常に便利な技術だが、唯一の難点がある。 それは、この空間の内部、高エネルギーが存在する場所にだけ出現するグレムリンの存在である。 【特性】 大きさはゾーン発生機関に供給するエネルギーによって決まる(理論上無限に大きく出来る)。 ゾーンに何が収容...
  • オセ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVIII巻(名称はXIX巻) 【解説】 “紅世の王”。真名は“翻移の面紗”(ほんいのめんさ)。炎の色は浅緑色。 [仮装舞踏会]の一員で、兵科は捜索猟兵。 人型の仮面を付けた巨大な豹の姿で顕現している。 かぶった仮面を増殖させ、同時に舞い散る火の粉で敵を幻惑する幻術の自在法『サイクル』を使用していた。 現代のフレイムヘイズ陣営との戦争では、中国中南部で勃発した[仮装舞踏会]とフレイムヘイズ兵団との戦闘にて、『星黎殿』直衛軍予備兵力の部隊長の任を受け持った。 しかし、戦線に投入される直前、部隊直上にあった『星黎殿』の墜落という事態が起こり、デカラビアの加速の自在法などの援護も受けてすぐさま離脱して回避はするも、部隊の損害は大きく、残存兵は当初の三割弱でしかなかった。 その責任を取って、デカラビアに己の処断を願った...
  • カーソン・リアクター
    【種別】 超効率発電機関 【解説】 <対固定単極子循環炉> 超高効率の発電機関だが、非常にデリケートな運用を要求される。 ゾーン発見以前は、転送時のエネルギーロスを承知で衛星軌道上等に置くしかなかった。 要するに、ゾーンに入れとくと都合の良い超発電機。 エネルギーを求めてグレムリンが出現するとわかってからも、 リスクよりもリターンの方が大きいのだろう。 【コメント】
  • ハボリム
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“煬煽”(ようせん)。炎の色は楝(おうち)色。 [仮装舞踏会]の幹部で、兵科は捜索猟兵。誰もが認める腕利きの、強大なる“王”。組織の最前線に立つ実戦派の“王”として有名であり、本拠地たる城塞型宝具『星黎殿』にも滅多に姿を見せない。 味方を強化する自在法『熒燎原』を行使し、その威力とハボリムの実力はフレイムヘイズたちにも知れ渡り、「危険な上にも危険な相手」と非常に警戒され、恐れられていた。 顕現した姿は、重そうな双頭のガスマスクを着け、薄っぺらいボロマントを羽織った、どことなく案山子を想起させる姿。宿敵ヒルデガルドのことを「昏き淑女」と呼び、彼女からは「仮面の妖術師」と呼ばれていた。 近代以前はペスト医師のマスクを被っていたという。おそらくは、ヴェネツィア仮面祭で見られるペス...
  • フレイムヘイズ兵団
    【種別】 フレイムヘイズの組織 【初出】 X巻 【解説】 大規模な“紅世の徒”の組織に対抗するため、本来徒党を組むことがめったにないフレイムヘイズ達が集い、結成された軍団。名は符号としてのもので、命名は傭兵上がりのフレイムヘイズ・孤児ことザムエル・デマンティウスが提案した。 16世紀のものと現代のものの二つがあった。 【16世紀】 “徒”たちの戦闘集団[とむらいの鐘]に対抗すべく、神聖ローマ帝国(現ドイツ)において結成された。 その結成には『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールと『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルが大きく携り、組織編制、人員結集、物資調達など兵団の組織としての体裁は、『犀渠の護り手』ザムエル・デマンティウスが整えた。 軍団としての最低限の体裁はあるが、基本的に一人一党気質の討ち手たちを寄せ集めただけの烏合の衆に近く、戦略...
  • 旗標
    【種別】 “紅世の徒”の肉体の一部 【初出】 XVII巻 【解説】 [仮装舞踏会]の『三柱臣』参謀“逆理の裁者”ベルペオルの右目に名付けられた呼称。 数千年前に創造神“祭礼の蛇”伏羲が秘法『久遠の陥穽』に飲み込まれる寸前に、ベルペオルは自身の右目を“祭礼の蛇”に託していた。その右目は『旗標』と呼ばれ、“祭礼の蛇”が創造した『大命詩篇』を受信者であるヘカテーへと正確に届ける為の磁針であると同時に、『祭殿』にて黒い蛇骨の姿で休眠していた“祭礼の蛇”本体の統括管理という副次的な役割も宛がわれていた。 XIX巻でベルペオルは『旗標』によって黒い蛇骨の“祭礼の蛇”本体を覚醒させると同時に、『旗標』はその役割を終えて数千年ぶりにベルペオルの許に戻った。 この『旗標』こそが、秘法『久遠の陥穽』を根底から覆した元凶となった。 【コメント】 ☆どうして...
  • グレムリン
    【種別】 害獣(?) 【解説】 ゾーン内の大エネルギー発生場所に現れる謎の生物(?)。 エネルギーを得て、でかくなるだけなったら今度は見境無く暴れだすという非常に困った存在。 駆除屋のメシの種。 警察程度の装備では手出し出来ないので、自前で警備員を武装させるか、駆除屋に頼るしかない。 大抵の会社では、出現頻度やコスト面から駆除屋が重宝されているようだ。 大規模なジェネレーター関連の仕事をしてない限り知る機会はほとんど無い事から、 社会不安の抑制もあり、あまり公然と語られることは無い。 【由来・元ネタ】 元ネタはおそらく、イギリスの伝承上の生き物で機械に悪戯をする妖精『グレムリン(Gremlin)』だと思われる。 【コメント】 ☆A/Bの世界設定の根幹を成すものの一つなのだが、これまでの3巻までで1枚たりとも挿絵が存在せず、文章中でも...
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