灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「ヒーシの種」で検索した結果

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  • ヒーシの種
    ...らといって、それが『ヒーシの種』で作ったからとは断定できない。 ☆仮にパラの身体で“燐子”を作ってると仮定しても、その力の名称が『ヒーシの種』っていうか分からんしね。この自在法と“燐子”作りを脳内補完して無理に関連付けるのは早計と言わざるを得ないだろう。 ☆という訳で再びコメント化。納得行かないようなら議論板で相談しましょう。 ☆コメント欄での上記の論議は、XXII巻222ページでFAとなった。 ☆情報収集の自在法は他に[仮装舞踏会]の捜索猟兵ウィネの『知覚の伝染』とロフォカレの『千里眼』があった。 ☆もしハボリムの『熒燎原』と併用されたら大変だっただろうな。 ☆『棺の織手』ティスやノースエアや『儀装の駆り手』カムシンやザムエル・デマンティウスや『理法の裁ち手』ヤマベやピエトロ・モンテベルディやゾフィー・サバリッシュ相手にも使用してほしかったな。 ☆アニメ第3期で登場・...
  • ハ行
    ... 万条の仕手 飛焔 ヒーシの種 ピエトロ・モンテベルディ 緋色の空 碑堅陣 棺の織手 ビト ピニオン ビフロンス 百鬼夜行 ヒュストリクス 平井ゆかり ひらがな ヒラルダ ビリー・ホーキン ピルソイン ヒルデガルド ファーディ ファレグ ファンファーレ フィフィネラ フィレス 封絶(ふうぜつ) プーハチ フェイ フェコルー フォッセ フォルテー 藤田晴美(ふじたはるみ) 伏羲 フックス ブファル フラガラック フランソワ フリアグネ フリーダー ブリギッド フリズスキャルヴ 吸血鬼(ブルートザオガー) プルソン フレイムヘイズ フレイムヘイズ兵団 プレスキット プロツェシオン ブロッケン要塞 プロビデンス フワワ ブンシェルルーテ ヘカテー ヘカテーたん ペネムエ ベヘモット ペルソナ ベルペオル 布告官(ヘロルト) 宝具 暴君 宝石の一味 ボード 炎
  • パラ
    ...百も操作する自在法『ヒーシの種』を使う自在師。 本編開始の二年前、中央アジアにてフレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルと『約束の二人』に遭遇し、戦闘する事態にまで陥ったが、運んでいた乗客を囮に仕立て、ギュウキ、ゼミナ共々逃走した。 本編ではアメリカ南部に滞在しており、この世に帰還した“祭礼の蛇”の大命宣布にも、他の二人と同様に興味を示していなかったが、『風の転輪』によるフィレスの接触を受け、ある仕事を依頼された。 フレイムヘイズ兵団が大敗した半日後には、フィレスからの依頼でニューヨーク外界宿『イーストエッジ外信』の地下蔵の床板をノックして、シャナたちと接触した。 御崎市決戦では、仲間二人と共に『真宰社』の頂上に現れて、吉田一美と『約束の二人』をライトバン型“燐子”『苦尽甘来号』に乗せて離脱し、超絶的な運転テクニックで『真宰社』周辺を逃げ回...
  • 地駛
    ...『倉蓑笠』とパラの『ヒーシの種』を駆使して、『約束の二人』から逃げおおせることに成功した。 本編でも、仲間二人の自在法と併せて使用することでニューヨーク外界宿の支部である『イーストエッジ外信』の地下蔵の床板まで誰にも気付かれずに掘り抜いたりしていた。 【由来・元ネタ】 「駛」は、馬が速く走ることの意味。そのまま、「地下を速く走る」という意味だと思われる。 「地駛」という言い回しは、中国語には存在するようだ。 【コメント】 ☆サブラクが浸透した地面で使ったらどうなるだろう? ☆多分、穴は開くだろう。別にサブラクが浸透した部位は、“存在の力”で強化されてる訳でもないだろうしな。ただ、サブラクを敵に回す事になるので、やる機会は無かっただろう。 ☆XXI巻でニューヨーク外界宿『イーストエッジ外信』の地下蔵の床板まで掘り抜いたのはこれだろうな。 ☆ダンタリオ...
  • 倉蓑笠
    ...無理だった。パラの『ヒーシの種』、ゼミナの『地駛』のどれが欠けていても逃げ切れなかったはずだ。 ☆気配隠蔽の宝具は他に[仮装舞踏会]の巡回士ビフロンスの『タルンカッペ』やフリアグネの『スフマート』があった。 ☆XXI巻では、この自在法で『儀装の駆り手』カムシンとマージョリー・ドーを『真宰社』の内部へと密かに侵入させた。 ☆『棺の織手』ティスやノースエアやカムシンや『極光の射手』カール・ベルワルドとキアラ・トスカナやザムエル・デマンティウスやゾフィー・サバリッシュやアレックスやドゥニやピエトロ・モンテベルディ相手にも使用してほしかったな。 ☆アニメ第3期で登場・使用された。
  • 自在法
    ... SII:倉蓑笠/ヒーシの種/地駛/カラブラン SIII:アクス/スペイキル/ゲイル ES:碑堅陣 ゲーム:ゲマインデ 灼眼のシャナノ全テ:大突破 灼眼のシャナノ全テ 完:羅梭 外伝『ジャグル』:巴字奔瀑 外伝『アンフィシアター』:ストマキオン/オベリスク 短編『クイディティ』:啖牙の種/隠羽織 SIV:爆閃 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆「自在」法という割には、いろいろと制限が多かった。 ☆最終巻で新世界『無何有鏡』が創造されたから、そこでは自在法を使いたい放題なんだろうな。 ☆自在法って字面だけみると“自らが在る法”だから、存在の本質に沿った力という制約があったのかもな。 ☆宝具や“ミステス”と、どっちが使い勝手が良かったかな。 ☆[巌楹院]も使用していたな。 ☆高橋弥七郎の新作『カナエの星』でも、『半開きの目』と...
  • ダンタリオン
    ... ☆普通にパラが『ヒーシの種』で通路の構成を弄って機能麻痺させたって言ってるな。 ☆[巌楹院]や[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[マカベアの兄弟]のダーインやカルンや[轍]のギータやケレブスとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『しんでれらのしゃな』では、魔法使いとして登場している。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、花咲か爺さんとして登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、[黒い蛇団]の協力者として登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、自称・宝石細工師のダンタリオン・オレイリーとして登場している。
  • グレムリン
    【種別】 害獣(?) 【解説】 ゾーン内の大エネルギー発生場所に現れる謎の生物(?)。 エネルギーを得て、でかくなるだけなったら今度は見境無く暴れだすという非常に困った存在。 駆除屋のメシの種。 警察程度の装備では手出し出来ないので、自前で警備員を武装させるか、駆除屋に頼るしかない。 大抵の会社では、出現頻度やコスト面から駆除屋が重宝されているようだ。 大規模なジェネレーター関連の仕事をしてない限り知る機会はほとんど無い事から、 社会不安の抑制もあり、あまり公然と語られることは無い。 【由来・元ネタ】 元ネタはおそらく、イギリスの伝承上の生き物で機械に悪戯をする妖精『グレムリン(Gremlin)』だと思われる。 【コメント】 ☆A/Bの世界設定の根幹を成すものの一つなのだが、これまでの3巻までで1枚たりとも挿絵が存在せず、文章中でも...
  • 啖牙の種(マールス)
    【種別】 自在法 【初出】 短編『クイディティ』 【解説】 『色盗人』の首領である“踉蹌の梢”バロメッツが使用する自在法。 植物にとりついて休眠する、特殊な隠蔽と潜伏を特性とする罠の自在法である。 バロメッツが新世界『無何有鏡』へ渡り来た後に”存在の力”が無限に満ちているのを利用して改良した。 初めに『啖牙の種』を指先大の種として新世界各地にばら撒いて、条件付けに引っ掛かったフレイムヘイズや“紅世の徒“たちの“存在の力”の一部を炎ごと無理矢理に本体のバロメッツの元に転移させる。 更にもう一つの自在法『隠羽織』も使用して、『啖牙の種』で奪い取った“存在の力”を吸収せずに保存した状態のまま自他の存在に根付かせることで、“存在の力”の統御限界を継ぎ足す。 この状態の『隠羽織』を、安易に力を欲する“徒”たちに施術する必要条件である「相手の同意」を得た上で施術し...
  • シャンゼネタ
    【種別】 作中ネタ 【解説】 高橋弥七郎作品には、短編から脚本を担当したラジオドラマまで、特撮番組『超光戦士シャンゼリオン』のネタが必ず入っていた。 詳細は次の通りである。 A/Bエクストリーム 『A/B1』、『A/B2』、『アプラクサスの夢』:競馬の馬名がシャンゼキャラ       (アキラチョーラッキー、モーレツハヤミ、クロイワカイザー、ヘッポコザンダー、ムナカタチーフ、アッサリモードス、ムテキエリーザ) A/B SS:コンニャク一枚の遺留品      (第11話「コンニャク残して」) 灼眼のシャナ 『シャナ』:変身道具と間違えて魚      (名台詞「サバじゃねえ!」) 『シャナII』:先生の授業がブレイダー      (変身プロセスの抜粋) 『シャナIII』:バイク・大砲・ジェット機に変形するロボットの玩具      (三体の超光騎士)...
  • 隠羽織(ミュステリア)
    【種別】 自在法 【初出】 短編『クイディティ』 【解説】 『色盗人』の首領である“踉蹌の梢”バロメッツが使用する自在法。 新世界『無何有鏡』へ渡り来た後にバロメッツが無限の“存在の力”が満ちているのを利用して、もう一つの自在法『啖牙の種』と共に改良した。 株分けさせた分身を存在に寄生させて強化を行う自在法で、必要条件として相手の同意を得なければならない。 対象者に『隠羽織』を施術して分け与えることで寄生して、本人たちに気付かせないまま被施術者たちを自分の分身にして支配できる。 初めに、新世界各地にばら撒いた指先大の種の『啖牙の種』が条件付けに引っ掛かったフレイムヘイズや“紅世の徒”たちの“存在の力”の一部を炎ごと無理矢理に本体のバロメッツの元に転移させる。 その吸収せずに保存した状態のままの“存在の力”を自他の存在に根付かせることで、“存在の力...
  • マ行
    マージョリー・ドー マーニ 啖牙の種(マールス) マカベアの兄弟 マグネシア マティルダ・サントメール 惑いの鳥 真名(まな) 真南川(まながわ) マモン マリアンヌ マルコシアス 見えざる手 ミカロユス・キュイ 三木一馬 御崎アトリウム・アーチ 御崎大橋 御崎高校 御崎市(みさきし) 御崎市ミサゴ祭り ミステス ミストラル 巌楹院(ミナック) 都喰らい 隠羽織(ミュステリア) 無銘の金環 無明鏡振 メア 冥奥の環 盟主 瞑目の夜景 メケスト メリヒム メロンパン 「……もっと、強くなってよ……!!」 黒妖犬(モデイ) モレク 燃えも萌えもどっちもすきなんだ!
  • 「今ここにいる坂井君が、人間だってことを、私は知ってます。」
    【種別】 名言 【初出】 VII巻 【解説】 御崎市でのダンタリオン教授戦の終盤で、もう2度と人間には戻れないと告げた“ミステス”坂井悠二に対して吉田一美が言ったセリフ。捨てたはずの本当は認めてほしかったことを認めてもらえた嬉しさから、悠二は涙を流した。そこへ、ダメ押しの一言「私は、坂井君が好きです」と絶妙の告白をした。 そしてこの出来事により悠二は自分の不甲斐なさに悔しさを覚えた。 【コメント】 ☆こんなのも辞典に登録してよかったのか?超主観入ってないか? ☆まぁ、これがOKなら類似品が増えるだろうな。 ☆名言集というまとめる項を作成して、そこにまとめたらどうだろう。削除するにも、なにか勿体無いしな。他にもこんな台詞が項にあった。  →「あなたたちに、天下無敵の幸運を」や「もっと、強くなってよ」や「因果の交差路でまた会おう」や燃えも萌えもどっちも...
  • 色盗人(いろぬすびと)
    【種別】 “紅世の徒”の組織 【初出】 短編『クイディティ』 【解説】 新世界『無何有鏡』で、この世(旧世界)から新世界へ渡り来た“踉蹌の梢”バロメッツが結成した組織。なお、『色盗人』という呼称は自分たちで名乗ったものではなく他称である。 『色盗人』は新世界で多数の“徒”やフレイムヘイズからバロメッツの自在法『啖牙の種』と『隠羽織』で固有の炎ごと“存在の力”を奪って、その奪った炎を自分たちに継ぎ足して自身を強化して、新世界各地で暴れていた。根拠地は首領であるバロメッツが滞在していたアメリカ合衆国北東の荒野のゴーストタウンで、バロメッツたちは『桃源』と呼称していた。 新世界が創造されてから数年後に、シャナたちに誘導された構成員たちによって『桃源』を突き止められ、バロメッツを除く構成員たちは討滅された上に、バロメッツ自身もシャナと坂井悠二の降伏勧告を受け入れたこ...
  • 超光戦士シャンゼリオン
    【種別】 特撮ヒーロー番組・作中ネタ 【あらすじ】 私立探偵・涼村暁(すずむらあきら)は、ひょんなことから特務機関サイドックが開発したクリスタルパワーを浴び、超光戦士シャンゼリオンとなってしまった。 「俺って、チョーラッキー?これで退屈な人生とは、おさらばでぁーい!」(第一話の締め台詞) これは、そんな成り行きから、闇次元からの侵略者ダークザイドと(主に自己利益のため)戦うことになった男の、ちゃらんぽらんな物語。 「俺ってちょっと、キーマリ過ぎだぜい!」(決め台詞) 【解説】 1996年の東映作品。 高橋弥七郎作品には、この番組からのネタが必ず隠されている。→シャンゼネタ 名作を期待すると完全に肩透かし食らう。いわば「超怪作」か「超迷作」。異常にコアで根強いファンが今も多く存在する。 主役の萩野は演技が荒削りだし。スーツに比べてやたらチャチな武器は涙...
  • 社長の食べ合わせ
    【種別】 食事 【解説】 ディビジョン社長の味覚は確かだが、 何故か常人では思いも寄らない組み合わせのメニューを好んで食する。 以下はその一覧。 伊勢エビ(ロブスター)の付け合せにようかん(1巻、3巻)   (記念すべき初の奇妙メニュー。ちなみにようかんは、他の社員に出される物の2倍の厚さ) 胡麻蜜かけの白玉団子の後に山盛りパスタと各種ソース(2巻)   (これはエリーが作ったものの例。社長には、メインもデザートも関係ないらしい) チーズグラタンと練り味噌たっぷりの風呂吹き大根(2巻)   (ホワイトソースと昆布だしの素敵なハーモニー) イカ五目飯とシフォンケーキ(2巻、3巻)   (口の中で交じり合った時の味を想像すると気持ち悪くなる) ウイスキーに干菓子(3巻)   (甘いものは酒の肴にはならないと思うが……) 鰹のたたきの箸休めに熱...
  • バロメッツ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 短編『クイディティ』 【解説】 “紅世の王”。真名は“踉蹌の梢”(ろうそうのすえ)。炎の色は極彩色。 『色盗人』の首領である“王”で、人化した姿は様々な生地を継ぎ接ぎしたコートを纏った青年。 旧世界では、息を潜めて生きる半端な自在師でしかなかった。 新世界『無何有鏡』へ渡り来た後に”存在の力”が無限に満ちているのを利用して改良した自在法『啖牙の種』『隠羽織』を使い、罠にかかった本人たちに気付かせないまま『隠羽織』の被施術者たちを自身の分身にして支配し、支配と勢力拡大を続けていた。 しかし、新世界へ渡り来てから数年後にシャナと坂井悠二に根拠地『桃源』を発見されて、『隠羽織』で自身を極彩色のキメラに変化させて対抗しようとしたが、シャナの『真紅』で顕現した天罰神の疑似神体の拳の一撃で叩きのめされて身動きもできなくな...
  • アンドレイ要塞
    【種別】 外界宿の施設 【初出】 XVIII巻 【解説】 外界宿がルーマニア北部スチャヴァ県に所有する要塞で、教会を自称している。第二次大戦後の混乱の中、外界宿の工作によって、人間社会からは忘れられた存在となっている。 造りは、簡素な白塗りの壁と低い鐘楼を備えた教会を中心に、周囲に古めかしい城壁を二周りほどである。そこから裾野まで、近代的なコンクリートの分厚い壁が幾重にも張り巡らされている。 [仮装舞踏会]とフレイムヘイズ陣営の全面戦争が勃発した際に、外界宿の西部防衛線最重要拠点として、捜索猟兵“煬煽”ハボリム指揮下の外界宿征討軍西部方面主力軍を迎え撃った。 西部防衛戦司令官ヒルデガルドと同幕僚長ダン・ロジャースが直接防衛に当たり、特にダンの自在法『プレスキット』で強化された防御施設は、ハボリムの『熒燎原』で能力を底上げされた“徒”の軍勢をも跳ね返した。 ...
  • 私は他の誰も愛さない
    【種別】 歌 【初出】 X巻 【歌詞】 新しい 熱い歌を 私は作ろう 風が吹き 雨が降り 霜が降りる その前に 我が恋人は 私を試す 私が彼を どんなに愛しているか どんな諍いの種を 蒔こうとも無駄 私は この絆を 解きはしない かえって私は 恋人に全てを与え 全てを委ねる そう 彼のものとなっても構わない 酔っているなぞとは 思い給うな 私が あの美しい炎を 愛しているからといって 私は 彼なしには 生きられない 彼の愛の傍にいて それほど私は 満たされている 【解説】 元は先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールが、中世にアキテーヌの伊達男に言い寄られた際に教えてもらった歌。 それを、彼女が中世の『大戦』最終決戦で神威召喚“天破壌砕”を発動した時にアラストールへの想いを込めて歌詞を替えたものだった。 X巻のプロローグで、...
  • ニーナ
    【種別】 “燐子” 【初出】 ドラマCD 【解説】 “紅世の王”フリアグネが、日本で最初に生み出した“燐子”。通算5918番目にあたる。 元は工場で作られた青いネコのぬいぐるみ。フリアグネが製作した“燐子”ということもあり、水準以上の能力と意思総体を持っていた。 フリアグネの“燐子”の内、戦闘向けでないかよわいモノたちの多くと同様、通常戦闘時はブースターであるマネキンの鎧に入り戦闘を行った。また、存在を再構築して毛の長い猛獣の姿を取ることも可能だった。 I巻最後の戦いでは、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナに鎧であるマネキンを両断された後に他の“燐子”の爆破に巻き込まれてビルの外に落下していた。 主のフリアグネ亡き後も数日間存在を維持し、ミエコと言う少女のトーチ(元は女子高生だったと思われる)を操って坂井悠二に接近、宝具を狙って襲撃するも、シ...
  • ソカル
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“焚塵の関”(ふんじんのせき)、炎の色は黄土。 [とむらいの鐘]最高幹部である『九垓天秤』の一角。役職は、“巌凱”ウルリクムミと同じく、先陣を切って[とむらいの鐘]の軍を率いる先手大将。 甲高い声で喋り、一枚も葉のない石の大木の姿で、双眸のような割れ目と口のようなウロから黄土色の光がにじむ様は、木に宿った幽鬼にも見える。全高は、必要に応じて変えることが出来るようだ。 “棺の織手”アシズの回想では「石の大木」と形容されていた。 性格は見栄っ張りかつ嫌味で、戦闘面における周囲からの信頼は厚いものの、人格面では『九垓天秤』内でも際だって評判が悪く、ウルリクムミ曰く「陰険悪辣の嫌な奴」。“闇の雫”チェルノボーグは、彼に弱みを見せたら百年は物笑いの種にされると危惧していた。特に謹厳...
  • ニヌルタ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“天凍の倶”(てんとうのぐ)、炎の色は黝(あおぐろ)。 [とむらいの鐘]最高幹部『九垓天秤』の一角にして、主を護り主力軍を指揮する中軍首将。 その外見は、球形の本体に台のような基部を持ち、口付近に装飾の施された、くすんだ色の巨大なガラス壷。球形の下部に剣や槍、棍棒などの種々の武器が文字通り刺さっており、その壷の中からは雪のように黝の炎を舞わせていた。 冷静沈着で、何より公正に拘る謹厳実直な指揮官で、ブロッケン要塞入城の順番を決める際にも「これまでの功績の順であるべきだ」と譲らなかった。逆に、公正ならば文句は言わない。実力は互いに確かだが、性格の反りの合わないソカルとはよく諍いを起こしていたようだ。 感情の昂ぶりに応じて、武器の表面とその周囲に霜が張る。それは、正しさから来...
  • ペルソナ
    【種別】 神器 【初出】 V巻 【解説】 “夢幻の冠帯”ティアマトーの意思を表出させている、フレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの神器。よくティアマトーに対して制裁を加えるためにヴィルヘルミナに叩かれていた。 現代では(というよりシャナを育てるようになってからは)、ヴィルヘルミナが着用しているメイド服に合わせてヘッドドレス型の形状がとられている。かつての中世の『大戦』の時代には、頭部に付ける飾り紐型の形状だった。 戦闘時は白い『糸』としてほどけた後に編みなおされ、顔全体が覆われる白く尖った狐のような仮面に変化し、縁から無数の白いリボンが噴き出していた。 【アニメ版】 顔をすべて覆う原作の形態と違い、アニメ版一期では上半分を覆い口が露出するという結構大きいデザインの変更が行われていた。 第二期からは原作通り、顔全面を覆うデザインとな...
  • 関連リンク
    公式サイト 灼眼のシャナ公式サイト 電撃文庫公式サイト 「灼眼のシャナ」コミック版掲載誌『コミック電撃大王』公式サイト(リンク切れ) PS2「灼眼のシャナ」公式サイト(リンク切れ) 灼眼のシャナII(Second)MBS公式サイト(リンク切れ) 超光戦士シャンゼリオン公式サイト『Changerion Memorial』(リンク切れ) スレ外部サイト 【灼眼のシャナ】高橋弥七郎専用掲示板【A/B】 絵師サイト(直リンしていません) 「A/Bエクストリーム」旧イラスト、金田榮路氏のサイト『ColonyOne』  ttp //www.din.or.jp/~c-o/ 「A/Bエクストリーム」新イラスト&メカデザイン、凪良(nagi)氏のサイト『S.E.C』 (A/Bエクストリーム特設コーナーがあります)  ttp //sec.or.tv/ 「灼眼のシャナ」イ...
  • フィレス
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 I巻(『零時迷子』の製作者である“王”として。名称はIX巻) 【解説】 “紅世の王”。真名は“彩飄”(さいひょう)。炎の色は琥珀色。 黄緑色の長髪と瞳をし、所々に布を巻いた、ツナギのような服を着ている華奢な美女。肩には、鳥とも人ともつかない肩当てをつけていた。周囲に合わせて、人間の服装をする場合もあった。 『約束の二人』の片割れで、ヴィルヘルミナ曰く、性格は「出鱈目に明るく楽しい」とのことだが、本編では恋人である『永遠の恋人』ヨーハンがいないため、かなり張り詰め、彼を取り戻すためならば他の全てを切り捨て裏切る覚悟と、巧みに策を張る計算高さを見せた。 過去編では本来の性格で登場し、またヨーハンが近くにいないと覿面に不機嫌になる面も見せていた。 『インベルナ』や『ミストラル』や『カラブラン』などの風を操る自在法を得...
  • 爆弾
    【種別】 自在法 【初出】 XVII巻(名称は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』) 【解説】 フレイムヘイズ『輝爍の撒き手』レベッカ・リードが使用する、爆発を生む自在法。 レベッカは気の利いた名前など考えないため、見た目そのままのネーミングとなっている。 名前の大雑把さの割に応用やバリエーションに富み(単にレベッカが各用法に個別の名前を付けるのを面倒臭がってただけかもしれないが)、以下のような用法が確認されている。 レベッカの操作で、衝撃や爆発を起こす光球を生み出し操る。 神器“クルワッハ”の目から放った光を当てた場所に、目の意匠の爆破の自在式を形成する。 炎弾を吸収し光球を生み出す盾となる自在式を発生させる。 周囲の『爆弾』が起こした爆炎を“クルワッハ”の眼を閉じることで瞬時に収束し、一点集中させ撃ち出す。 踏みつけた敵を爆砕する...
  • エカテリーナ
    【種別】 犬・ペット 【初出】 アニメ版 【解説】 アニメ版オリジナルキャラ。 吉田一美が飼っている犬。犬種は豆柴。毎朝散歩をさせてあげないと、機嫌が悪くなる(公式サイトより)。 【由来・元ネタ】 女性名「キャサリン」のロシア語形。 代表的な人物は、ロシア啓蒙主義者エカテリーナ・ダーシュコワ公爵夫人(Princess Ekaterina Dashkova)、ロシア帝国女帝エカテリーナ2世大帝(1729-1796)など。 【コメント】 ☆アニメ版やDVD特典しゃくがんのしゃなたんで活躍した。 ☆『しゃくがんのしゃなたん』でシャナたんに燃やされた。[革正団]のドゥーグの“燐子”黒妖犬や[仮装舞踏会]の大筒型“燐子”やニティカより扱いがひどかったな。 ☆↑一度目はチワワのような小型犬、二度目はパグに、三度目はドーベルマンに代わっていた。名前...
  • 紅世の徒
    【種別】 種族 【初出】 I巻 【解説】 この世の“歩いて行けない隣”にある世界“紅世”の住人達。読みは「ぐぜのともがら」で、単に“徒”とも呼ぶ。“徒”という名称は彼らのことを聞いた人間の詩人によって名付けられ、元々自分達の種に対する固有名を持たなかった彼らの間にすぐさま定着した。 “存在の力”を自在に操ったり、離れた場所の強い感情や意思を感知したり共感する能力を持つ。人間に似た精神構造を持ち、酒に酔う、食事を味わう、仲間を討滅されたことに憤りを感じる、仲間や人間と愛し合うなど、感覚や感情は基本的に人間と同一である。 人間と同様に(厳密には若干異なるが)男女の別があり、存在の分化(この世の生き物でいうところの生殖)の際の機能や、根本的な性質が酷似している。本来この世の存在でないため、“存在の力”を消費することによってこの世に顕現しており、それぞれ固有の炎の...
  • アニメ版
    【種別】 メディア 【解説】 2005年10月よりU局とインターネット配信で2006年3月まで放送された。 スタッフ 監督: 渡部高志 シリーズ構成: 小林靖子 キャラクターデザイン: 大塚 舞 色彩設定: 伊藤由紀子 美術監督: 奥井 伸 撮影監督: 福世晋吾 音響監督: 明田川 仁 音楽: 大谷 幸 アニメーション制作: J.C.STAFF 製作: 『灼眼のシャナ』製作委員会 主題歌 1stOP:『緋色の空』川田まみ(I ve) 1stED:『夜明け生まれ来る少女』高橋洋子 2ndOP:『being』KOTOKO(I ve)(第17話~) 2ndED:『紅の静寂』石田燿子(第15話~) キャスト シャナ : 釘宮理恵 坂井悠二 : 日野 聡 アラストール : 江原正士 吉田一美 : 川澄綾子 ...
  • 玻璃壇(はりだん)
    【種別】 宝具 【初出】 I巻 【解説】 遥か昔、創造神“祭礼の蛇”伏羲によって作られた監視用の宝具。本体は銅鏡型。彼が作った都『大縛鎖』を見張るために製作されたものだった。 周囲の物体を材料として、一定範囲内の地形や都市を象った巨大な箱庭(全体ではデパートのフロアの数割を占め、再現された大きなビルには人が乗れるほど)を形作り、範囲内の人間や、トーチや自在法などの“存在の力”の流れを、簡略化した人型やそれぞれの持つ色の光でリアルタイムに投影する。直接的な力は持たないためか、大した力を使わなくても使用できた。 簡略化された人型は半透明で、田中曰く「トイレの記号」、佐藤曰く「非常口の(記号)」。ただし、座った形や走った形、手を繋いだ形など、手足の動きまで精巧に再現しており、建物内の人型も目を凝らせば見えていた。 表示を“存在の力”の発光へと切替えれば、トーチ...
  • ダン・ロジャース
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XVIII巻 【解説】 『具象の組み手』(ぐしょうのくみて)の称号を持つ、“弄巧の摽”フィフィネラのフレイムヘイズ。炎の色は涅色。神器は万年筆型の“B.S.I”。 腕まくりしたワイシャツに、ネクタイを緩めて締め、くたびれたズボンをはいた中年男性の容姿をしている。 頼りない言動が目立つが、れっきとした強力な討ち手で、フレイムヘイズ陣営の西部防衛線の幕僚長を担う。 形質強化の自在法『プレスキット』を使用する。ハボリムはアンドレイ要塞攻防戦まで、ダンと『プレスキット』に見覚えが無いことから、対[革正団]戦争以降に契約したフレイムヘイズだと推測していたが、真相は外界宿構成員から討ち手となった、齢百にも満たない新しいフレイムヘイズ。 アンドレイ要塞攻防戦を「ドレル爺さんの復仇戦」と意気込んでいることから、ドレルには世話になったようだ。...
  • 我学の結晶
    【種別】 宝具(?) 【初出】 VI巻 【解説】 “探耽求究”ダンタリオン教授独自の、宝具にして宝具ではない宝具。一部には“燐子”も含まれる。教授がインスピレーションで生み出した『素材』を、この世の物体に組み込むことで生まれる。 教授が独自に、強力な宝具(らしきもの)を多数所持しているのはこれが理由だった。しかし、ドミノ曰く「素材も大抵は使い物にならないガラクタ」とのこと。 SIII巻収録の『狩人のフリアグネIV』で、個の内に尋常ならざる『歪み』を持つため、宝具ほど明確なものでないにせよ『力在る物体』を作り出せたことが判明した。 素材の一種には金塊『デミゴールド』がある。 最終巻で教授が『鬼功の繰り手』サーレたちによって両界の狭間に追い遣られたことで、我学の結晶は全て機能を停止し、使えなくなった。 宝具は制作者が死亡しても機能することから、教授固有の能...
  • リャナンシー
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻(真名はI巻、ラミーとしてならばII巻) 【解説】 真名は“螺旋の風琴”(らせんのふうきん)、炎の色は深い緑色。 顕現した姿は、紫の短髪のはかなげな少女の姿。手足は細く、薄い衣を纏う。 自在法をまさに望むまま、自由自在に構築できるという、“紅世”最高の自在師。美学的に自在式を扱う芸術家肌で、動けば良しとする技術屋的なダンタリオン教授とは、自在師としてのスタイルが異なる。 封絶、転生の自在式といった数々の自在法を世に編み出し、その能力と功績から、その真名は世に多く広まっている。 現在の性格は思慮深く老練としているが、本来の性格は無邪気にして無垢、奔放で放埓な性格で、己が欲するままに遊び、そのために人間を喰らうことに何の疑いも持たず自由に世界を遊び巡っていた。その途中で絵師を目指す人間の男性ドナートと出会い、...
  • アニメ第2期
    【種別】 メディア 【解説】 MBS制作・TBS系列東名阪各局で2007年10月4日より放送 スタッフ 監督: 渡部高志 シリーズ構成: 小林靖子 シリーズ構成協力: 高橋弥七郎 キャラクターデザイン: 大塚 舞 色彩設定: 伊藤由紀子 美術監督: 廣瀬義憲 撮影監督: 福世晋吾 音響監督: 明田川 仁 音楽: 大谷 幸 アニメーション制作: J.C.STAFF 製作: 『灼眼のシャナII』製作委員会・毎日放送 主題歌 前期OP:『JOINT』川田まみ(I ve) 前期ED:『triangle』川田まみ(I ve) 後期OP:『BLAZE』KOTOKO 後期ED:『Sociometry』KOTOKO キャスト シャナ : 釘宮理恵 坂井悠二 : 日野聡 アラストール : 江原正士 吉田一美 : 川澄綾子 マージョリー・ド...
  • グランマティカ
    【種別】 自在法 【初出】 XXII巻 【解説】 “ミステス”坂井悠二独自の自在法。御崎市決戦でのシャナ達との戦いの中で会得した。命名者は“螺旋の風琴”リャナンシー。 黒く燃える自在式の断片を内に容れた透明な煉瓦状の自在法。それらをいくつものブロックとして組み合わせることで、様々な効果を発揮する。 自在式を実際に組み立てながら使用する、変則的かつ多岐万能な自在法。まさに本質が理屈の側にある悠二らしい、理詰めの力である。 万能自在の力を秘める反面、発動のたびに効果を指定する必要があるため、指定された効果以外には無力である。 最終決戦で実際に発揮された効果は、『断罪』の防御、任意の対象の加速移動、吉田一美を捕らえ御崎市復元の基点とする、『コルデー』の吸着である。 『断罪』の防御(火除け)に関しては本能的に発揮されたが他の効果に関しては、悠二...
  • アニメ第3期
    【種別】 メディア 【解説】 MBS制作・TBS系列東名阪各局で2011年10月7日より2012年3月まで放送された。 スタッフ 監督: 渡部高志 シリーズ構成: 小林靖子 シリーズ構成協力: 高橋弥七郎 総作画監督: 大塚 舞/井本由紀 “徒”デザイン: 石垣純哉 プロップデザイン: 高瀬健一/亀谷響子 色彩設定: 伊藤由紀子 美術監督: 廣瀬義憲 撮影監督: 福世晋吾 音響監督: 明田川 仁 音響制作: マジックカプセル 音楽: 大谷 幸 アニメーション制作: J.C.STAFF 製作: 『灼眼のシャナF』製作委員会 主題歌 前期OPテーマ : 「Light My Fire」(KOTOKO) 前期EDテーマ : 「I ll believe」(ALTIMA) 後期OPテーマ : 「Serment」(川田まみ) 後期EDテーマ ...
  • レベッカ・リード
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 S巻(称号のみ。氏名はXV巻) 【解説】 『輝爍の撒き手』(きしゃくのまきて)の称号を持つ、“糜砕の裂眥”バラルのフレイムヘイズ。炎の色は桃色。閉じた目を意匠した金色のブレスレット型の神器“クルワッハ”を、右手にはめている。 百戦錬磨の強力なフレイムヘイズであり、現代の[仮装舞踏会]との決戦においては、『儀装の駆り手』カムシンと共にフレイムヘイズ陣営の切り札とも評されるほどの猛者であり、フレイムヘイズ屈指の強者。 ショートヘアの似合う細身の美人。ではあるが、少々過ぎた眼光と、印象的な悪戯っぽい笑みが無用にドスの効いた雰囲気を醸し出しており、ラフな着こなしとチグハグな出で立ちが只者ではない印象を助長している。 目つきは悪いが口も悪い。短気で大雑把な性格らしく、XVII巻では暴れる怪我人はぶん殴って昏倒させ、東京外界宿支部のドアや...
  • シュドナイ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 III巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“千変”(せんぺん)。炎は濁った紫色。かつての中国での通称は蚩尤。 [仮装舞踏会]の『三柱臣』の一角たる『将軍』の立場にある、最強とされる強大極まる“紅世の王”。 創造神“祭礼の蛇”の眷属として作られた特殊な“徒”であり、主や仲間たちの護衛役としての役割を持つ。 その役割ゆえに、「他者を守る」という“徒”としては特殊な欲求を持っていた。 『将軍』としての仕事に対して不真面目で、護衛の依頼をしてきた他の“徒”をフレイムヘイズから守るという「道楽」にかまけて、『三柱臣』として自らが果たすべき仕事を(IV巻終了時点までは)一つもこなしていなかった。 しかし、依頼を遂行する際にはプロ意識や仕事人気質を発揮する、変わりものの“王”。 彼が依頼に没頭するのは、依頼によって他者を守ると...
  • 祭礼の蛇
    【種別】 “紅世の徒”、神、真名 【初出】 II巻 【解説】  “紅世の王”。読みは「さいれいのへび」。「汚名に等しき名」として捨てた過去の通称は伏羲。 炎の色は黒。この炎は通常とは違い、闇と区別がつかないような「輝かない炎」であり、全てを染め上げ塗りつぶすと形容される場合もあった。この黒い炎が影となった場合、銀色となった。 顕現した姿は、両目と影から零れる銀色に浮かぶ真黒の巨大な蛇身。いくらかの鋭角さを備えた頭部は兜のようで、長大な蛇身を鱗が鎧のように隙なく覆う。その各所に黒い炎をまとわりつかせ、見るものに畏怖と崇敬の念を抱かせた。 真名が初登場したII巻では「天裂き地呑む化け物」と称され、かつて支配という行為に興味を持ち、宝具『玻璃壇』で監視された都『大縛鎖』を作ったが、すぐにフレイムヘイズに袋叩きにされ一発昇天したとマージョリーとマルコシアスに...
  • 坂井悠二(さかいゆうじ)
    【種別】 “ミステス” 【初出】 I巻 【解説】 物語のもう一人の主人公。16歳、御崎高校1年生の少年。“紅世の王”、“狩人”フリアグネ一派に存在を喰われて死亡した『本物の坂井悠二』のトーチ。 トーチとなった直後に宝具『零時迷子』が無作為転移してきて、『零時迷子』の“ミステス”となった。 “ミステス”としての核である『零時迷子』の性質により封絶の内部でも動くことができたために、フリアグネ配下の“燐子”の人喰いを目撃してしまい、自身も襲われそうになったところをフレイムヘイズの少女に助けられ、同時に自分が既に死んだ『本物の坂井悠二』の代替物であること、“徒”がこの世の人間を人知れず喰らっているなどの、「この世の本当のこと」を知らされた。 初日こそ自分がすでに死亡し、消滅するしかない存在である事に落ち込み悩んでいたが、後日には落ち着きを取り戻し、囮扱いながらもフ...
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