灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「佐藤啓作(さとうけいさく)」で検索した結果

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    ...ささくらあやと) 佐藤啓作(さとうけいさく) 無何有鏡(ザナドゥ) 五月蝿る風(さばえるかぜ) サブラク ザムエル・デマンティウス サラカエル ザロービ 三角関係 さんじゅうしのしゃな ジェヴォーナ ジェタトゥーラ 視界撹乱 ジクムントの門 自在師 自在式 自在法 獅子吼 ジシュカの丘 七宝玄珠 地駛 四方鬼 捨身剣醒 ジャックランタン シャナ シャナたん シャナの秘密の小箱 シャフレワル シャヘル ジャリ シャンゼネタ 修復 シュドナイ シュルス・レルリス ジョージ 称号 嘯飛吟声 地雷 ジルニトラ シロ 孤児(シロッツィ) 神威召喚 人化 神器 真紅 身口意 神鉄如意(しんてつにょい) しんでれらのしゃな 審判 神門 深夜の鍛錬 スクレープ スティグマ スティグマータ ストマキオン ストラス スフマート スプレット スペイキル スリュム スレ内での頻出質問 清秋祭(せいしゅうさ...
  • 佐藤啓作(さとうけいさく)
    【種別】 人間 【初出】 I巻 【解説】 御崎高校一年二組。坂井悠二の友人でクラスメイト。 とりあえず美をつけてもよい容姿の華奢な少年。軽薄そうな見た目通り賑やかなことが好き。明るく話し上手な性格でもあり、クラスや友人達の間では盛り上げ役やムードメーカー的な役割である。 悠二とはシャナが平井ゆかりとして御崎高校に通い出す以前からの友人で、池と田中も含めて最も仲が良く、四人でよく一緒に昼食を取っていた。 当初は“紅世”のことを全く知らない一般人であったが、親友の田中と共にフレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーと出会い、彼女に憧れ、“紅世”のことを知ったことで人生の大きな転機を迎えた。 家族とは険悪も生温い、昔からの断絶状態で、広い家で一人暮らしをしていた。中学時代は田中と共にかなり荒れており、『狂犬』の仇名も持っていた。現在では恰好だけの反...
  • 坂井三悠(さかいみゆ)
    【種別】 人間 【初出】 アニメ第3期最終話(名前は外伝『フューチャー』) 【解説】 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立ってからすぐ後の、二月下旬に誕生した坂井貫太郎と坂井千草の子供で、坂井悠二の妹である。 悠二の存在を坂井夫婦がまだ覚えていた時、死産した悠二の兄、悠二を含めて三人目の子供ということで「三」の字を入れることが決められていた。 その後、悠二のトーチとしての関連性が消失し三の字の由来も消えた筈たが、御崎市における最終決戦で御崎市の復元を行った際に悠二が「覚えていてくれ、ここにいたことを」という言葉を(悠二自身が自覚しないで)御崎市の人々に響かせたことにより、その声の主の分も含めて三の字が入ることとなった。 シャナたちが新世界へ旅立ってから二ヶ月後の四月下旬、両親に連れられて御崎山の花見に参加した。花見の最中に、両親が三悠の名の由来を語った。花...
  • デカ盛り天国
    【種別】 飲食店 【初出】 アニメ第2期 【解説】 アニメ第2期第4話に登場した、大盛りが売りの店。 ここで佐藤啓作と坂井悠二は、ラーメン早食い競争をした。なお、シャナは大盛りパフェをお代わりしていた。 【コメント】 ☆坂井貫太郎の勇姿が見られるかと思ったが、見事にスルーしていた。アニメ版貫太郎はいいとこ無しだったな。 ☆ラ・ルゥーカスや中山神社のように、一度しか登場しなかったな。また、依田デパートや御崎アトリウム・アーチや大戸ファンシーパークの方が重要だったな。 ☆[宝石の一味]のコヨーテやフックスや[革正団]のサラカエルが立ち寄っていたら面白そうだったのにな。
  • 項辛
    【種別】 人間 【初出】 XVI巻 【解説】 東アジアの外界宿『傀輪会』の最高幹部である『大老』のひとりである初老の男性。 紅顔の少年であったころに、貧民街でフレイムヘイズ『剣花の薙ぎ手』虞軒に出会い、喧嘩をふっかけるも一撃で伸されてしまった。 それをきっかけに彼女に惚れ込み外界宿に参加し、とうとう『傀輪会』の『大老』にまでなってしまったようだ。 上海会戦で、シュドナイたち[仮装舞踏会]の襲撃で陥落する上海総本部に最後まで踏み止まり、愛する虞軒の手で逝くことを選んだ。そして目を閉じたところを虞軒に口付けされて、陶然とした一瞬に首を刎ねられて死亡した。 【コメント】 ☆佐藤啓作に先んじること半世紀、彼と同じ道を選んだ人物だった。 ☆よーく読むと悲しい結末のエピソードだったな・・・。 ☆紅顔の少年…美少年、と言って欲しかったですな。 ☆董命は彼の部下...
  • さんじゅうしのしゃな
    【種別】 番外編 【初出】 いとうのいぢ画集 結『遮那』 【解説】 『しんでれらのしゃな』『かぐやひめのしゃな』『おじょうさまのしゃな』に続く、番外編の第四弾にして最終版。 フランスの伝奇小説『ダルタニャン物語』の『三銃士』をベースとした痛快劇。 以下配役 【主人公】 シャナ・ダルタニャン(シャナ) 【三銃士】 ベルペオル・アトス(ベルペオル) シュドナイ・ポルトス(シュドナイ) ヘカテー・アラミス(ヘカテー) 【序幕】 テイラー夫妻 カイム ハリー・スミス トマシーナ・スミス ハリエット・スミス ドゥーグ サラカエル ガヴィダ ドナート セレーナ・ラウダス アナベルグ ゲオルギウス カルン ダーイン 濱口幸雄 大上準子とその両親 幕間0 マリアンヌ フリアグネ コヨーテ ビリー ニーナ ロー...
  • 「因果の交差路でまた会おう」
    【種別】 台詞、挨拶 【初出】 II巻 【発言者】 ラミー、ウィネ、バラル、坂井悠二、“瓊樹の万葉”コヨーテなど。 【解説】 “紅世の徒”が別れの際に交わす挨拶。本編開始の数年前にソラトとティリエルはウィネから教わった。 【コメント】 ☆アニメ版から言われていた。 ☆本編中で実際に再会できた者は少なかった。 ☆XVII巻で佐藤啓作はバラルから、この挨拶を受けた。 ☆↑↑ラミーとシャナ達は再会したのでは? ☆↑「少ない」であって「いない」ではないのだから、大丈夫なのではないか…。 ☆外伝『ソロー』で[宝石の一味]の頭目コヨーテはビリー・ホーキンに言った。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズや『九垓天秤』フワワやウルリクムミやニヌルタがこの台詞を言っていたら面白そうだったのにな。 ☆他にも「今ここにいる坂井君が、人間だっ...
  • 董命
    【種別】 人間 【初出】 XX巻 【解説】 東アジアの外界宿『傀輪会』の構成員である、野戦服の似合いすぎる壮年の中国人。 『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルからマージョリー・ドーに託された『引潮』作戦を実行するに当たって、『天道宮』に派遣された『傀輪会』構成員たちのリーダーでもある。しかもマージョリーに同行している佐藤啓作の為に、董命を始め日本語を話せる者たちが選ばれて派遣されており、佐藤に外界宿構成員としての心構えをレクチャーしていた。 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立った後も、『傀輪会』が第一であるようだ。 【コメント】 ☆項辛は彼の上司だったのかな。ダン・ロジャースみたいに、フレイムヘイズにもならなかった(又はなれなかった)な。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズやフワワや[宝石の一味]のコヨーテやフックスとも絡ん...
  • 「……もっと、強くなってよ……!!」
    【種別】 名言 【初出】 II巻 【解説】 II巻で坂井悠二がフレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナに(無意識に)イジワルをした際に、シャナが悠二に泣きながら言った言葉。ここで悠二がシャナに抱きついたのだが、この場面は各々により反応があったようだ。 そしてこの出来事により、悠二は自分の惨めさに恥ずかしさを覚えた。 【コメント】 ☆アニメ版でも、シャナがはぐれ“燐子”を討滅した後に悠二に言っていた。 ☆シャナにこの台詞を言われて、強くならないやつはいなかった!! ☆努力の甲斐あって、フレイムヘイズや“紅世の徒”が束になっても叶わない程、とてつもなく強い存在へと成長した。そして、ラスボス兼討伐対象になった。 ☆最終巻で元に戻った上に、転生の自在式で確固たる一個の存在になった。 ☆他にも「因果の交差路でまた会おう」や「あなたたちに、天下無敵の幸運を」...
  • 御崎市ミサゴ祭り
    【種別】 イベント 【初出】 VI巻 【解説】 物語の舞台である御崎市で開催される夏祭り。元は御崎神社で行われる地鎮祭だったらしいが、失伝してしまったために詳細は不明。 今では市外から大量に人を呼ぶ、県下有数の大イベントとなっている。 ダンタリオン教授との戦いは、この祭りの最中に開始された。 ちなみに「ミサゴ(鶚)」とはワシタカ科の海鳥で、冬の季語である。内陸部でも湖沼や広い河川があれば飛来するので、真南川で観察できるのかもしれない。 【由来・元ネタ】 御崎は「ミサキ」でありながら「岬」ではない場所であり、世界の際端。その寓意として、海に面していないのに海鳥のミサゴを冠する祭が設定された。 あくまでメタレベルの裏話であり、作中で触れられることはない。 【コメント】 ☆アニメ版で開催された。 ☆吉田一美や佐藤啓作や田中栄太に、“ミステ...
  • フランソワ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 X巻 【解説】 フルネームはフランソワ・オーリック。 『姿影の派し手』(しえいのはして)の称号を持つ、“布置の霊泉”グローガッハのフレイムヘイズ。炎の色は紫苑色。神器は、大きな壺型の“スプレット”。 だらしなく伸ばした髪で目元を隠し、探検家のようなサファリルックの腰に大きく膨らんだポーチをいくつも下げた、細長い体躯の青年。背負った神器の壺が、どうしようもなく奇抜である。 水を操る能力を持ち、川や水脈等を利用した遠距離への干渉と探知、雨や雪を媒介とする遠話に加え、ある一定の範囲内の天候の制御まで行うことができる。さらに、その天候操作という技術に関連して、各種データを元にした、人間の科学力では為しえない精度での天候予測まで行えた。 チューリヒの欧州外界宿総本部に『大地の四神』の一人センターヒルが来訪した際の反応といい、何かにつけ...
  • マージョリー・ドー
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 II巻 【解説】 『弔詞の詠み手』(ちょうしのよみて)の称号を持つ、“蹂躙の爪牙”マルコシアスのフレイムヘイズ。炎の色は群青色。神器は巨大な本型の“グリモア”。 “紅世の徒”にとって恐怖の代名詞、死の同義語とまで呼ばれ、フレイムヘイズ屈指の殺し屋として知られていた。 気に食わない者や“徒”の討滅を邪魔する相手には、同業者であろうと関係なく攻撃を仕掛ける為、“徒”とフレイムヘイズ両方から戦闘狂と恐怖されていた。 激情を隠すことなく、“徒”への執着や殺意で動く、最も典型的な「復讐者」としてのフレイムヘイズであった。 女優顔負けのスタイルと美貌を持つが、同時に怠惰な性格と異常に悪い酒癖を持ち合わせてもいる。高名な自在師であり、戦闘時には炎の衣『トーガ』と『屠殺の即興詩』で強大な戦闘力を発揮する。 戦闘では、撹乱、幻惑を主に...
  • 依田デパート(よだでぱーと)
    【種別】 施設・地名 【初出】 I巻 【解説】 御崎市の御崎大橋の袂に、周囲から頭ひとつ抜いて、高くそびえる元デパート。 親会社が事業を撤退したため、地下街の一部となっている食品売り場を除き完全な廃屋となっていた。そこに“紅世の王”フリアグネが『玻璃壇』や『リシャッフル』など多くの宝具を持ち込み、アジトとして使っていた。 フリアグネ討滅後は、フレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリーが『玻璃壇』を発見し、戦闘のときなどに利用していた。 XVI巻で、“祭礼の蛇”坂井悠二が吉田一美を振った場所となった。 【アニメ版】 第一期(+劇場版)では10回登場。但し、#6、#7及び劇場版では表記がSANOとなっていて、以外の回ではSOTOになっていた。よくあるポカか、何かのオマージュか、それとも・・・。 【由来・元ネタ】 さいたま市のそごう大宮店。親会社が...
  • 私はあなたのものではありません
    【種別】 台詞 【初出】 IV巻 【解説】 [仮装舞踏会]の『三柱臣』巫女ヘカテーが、言い寄ってくる将軍シュドナイを軽くあしらうときに使う言葉。 【コメント】 ☆アニメ版から使用されていた。 ☆台詞は他に「あなたたちに、天下無敵の幸運を」や「今ここにいる坂井君が、人間だってことを、私は知ってます。」や「因果の交差路でまた会おう」やうるさいうるさいうるさいや燃えも萌えもどっちもすきなんだ!がある。 ☆フレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルや初代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールが[とむらいの鐘]の『右翼』メリヒムや『左翼』イルヤンカに、[とむらいの鐘]の『九垓天秤』隠密頭チェルノボーグが宰相モレクやフワワやニヌルタやソカルやジャリやウルリクムミに、吉田一美と二代目『炎髪灼眼の討ち手』シャナが坂井悠二や『儀装の駆り手』カムシンに、藤田...
  • 濱口幸雄(はまぐちゆきお)
    【種別】 人間 【初出】 0巻 【解説】 山手の田舎町である寄木市に住む高校二年生である大上準子のクラスメイトの男子生徒で、彼女と交際していた。 その彼女の存在に割って入ったフレイムヘイズの少女である『炎髪灼眼の討ち手』の捜査に知らず協力させられた、背が高く線の細い美少年。シャナによる第一印象は「締まりのない顔」。 シャナが寄木市にやって来る数日前に、大上準子と濱口幸雄は城址公園でデートしていたところを、彼女の両親(OVA『S』シリーズでは母親)に目撃されたようだ。 二人はその際、両親にとって不愉快な行為をしていたらしく、そのことで彼女の両親からはあまりよく思われていない様子だったが、大上準子の母親は準子の存在が消える寸前には濱口幸雄を認めていた。 外伝『オーバーチュア』でシャナと擬似デート中に、“紅世の徒”ウコバクに拉致された。シャナがウコバクを...
  • バラル
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“糜砕の裂眥”(びさいのれっせい)。炎の色は桃色。 フレイムヘイズ『輝爍の撒き手』レベッカ・リードと契約し、閉じた目を意匠した金色のブレスレット型の神器“クルワッハ”に意思を表出させている。 のんびり間延びした男の声で話し、相棒のレベッカとは対照的な印象を与えるが、中身は同じくらい適当で過激。 レベッカとの長い付き合いの故か、彼女に婉曲な言い回しが通じないことを知り抜いており、そのことをXVII巻で佐藤啓作に助言した。また、レベッカに佐藤を口実にして東京外界宿総本部と決別するよう吹き込んだのも、バラルである。 【元ネタ・由来推察】 ケルト神話に登場する、山羊頭の巨人族フォモール(異なった奇形的な体格の個体も多い)の王「魔眼のバロール(Balor the evil e...
  • セレーナ・ラウダス
    【種別】 人間 【初出】 外伝『アンコール』 【解説】 新世界『無何有鏡』の地中海をクルーズする豪華客船『ロード・オブ・ザ・シーズ(大海の君主)』号の客室乗務員。年齢は二十過ぎ、髪の色は暗い茶、纏っているのは紺地の制服と様々違っているが、面差しはある“王”にとても似ている。 本来ならば貴賓室には立ち入りさえ許されない小間使い役であったが、同船の貴賓室に陣取る貴婦人(その正体は[仮装舞踏会]の将帥たちとの合流地点として本船に乗り合わせた『三柱臣』参謀ベルペオル)の目にとまったことで、本来の業務を外れて貴婦人専属のサービス要員となる。 同船が五十余人の人間の犯罪者によるシージャック事件に巻き込まれる中で、無風の貴賓室を次々と訪れる多様珍妙な来客を応対した。 一連の騒動後に『夢のような景色』を目撃し、貴婦人に対して発した言葉が貴婦人を驚かせ、その礼として宝...
  • アニメ版
    【種別】 メディア 【解説】 2005年10月よりU局とインターネット配信で2006年3月まで放送された。 スタッフ 監督: 渡部高志 シリーズ構成: 小林靖子 キャラクターデザイン: 大塚 舞 色彩設定: 伊藤由紀子 美術監督: 奥井 伸 撮影監督: 福世晋吾 音響監督: 明田川 仁 音楽: 大谷 幸 アニメーション制作: J.C.STAFF 製作: 『灼眼のシャナ』製作委員会 主題歌 1stOP:『緋色の空』川田まみ(I ve) 1stED:『夜明け生まれ来る少女』高橋洋子 2ndOP:『being』KOTOKO(I ve)(第17話~) 2ndED:『紅の静寂』石田燿子(第15話~) キャスト シャナ : 釘宮理恵 坂井悠二 : 日野 聡 アラストール : 江原正士 吉田一美 : 川澄綾子 ...
  • オルメス
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XVIII巻 【解説】 『擒拿の捕り手』(きんだのとりて)の称号を持つ、“至知の月輪”ケリドウェンのフレイムヘイズ。神器は枷型の“タスラム”。炎の色は茶色。 XVIII巻で開始されたフレイムヘイズ陣営と[仮装舞踏会]との全面戦争において、東部防衛線の最重要拠点である外界宿東京総本部の副司令に任命された男性のフレイムヘイズ。 過去に[宝石の一味]の頭目である“瓊樹の万葉”コヨーテと、何度か人間と組んで交戦したことがあるようだ。 フリーダーが東京総本部の第三司令室を放棄する際、司令部員たちに「必要ならオルメス副司令の指示を仰ぐように」と言っていることから、有能な指揮官であるようだ。 XXI巻での全世界の“徒”の日本大侵攻を前に、司令官フリーダーとの協議の末に日本外界宿の構成員たちを連れて、日本から撤退した。 最終巻...
  • 吉田一美(よしだかずみ)
    【種別】 人間 【初出】 I巻 【解説】 御崎高校一年二組。坂井悠二のクラスメイトにして、『灼眼のシャナ』のもう一人のヒロイン。 控えめな印象ながら、よく見ると可愛い容姿の少女。髪型はショート。女性から見ても非常にスタイルが良く、特に大きな胸が目立つようだ。 家族構成は父と母と弟(健)。家は一戸建てのようだ。池速人と同じ地区で、生前の平井ゆかりとは親友だった。 料理も(平均以上には)上手く、シャナとは色んな部分で対照的な、「女の子らしい女の子」。作者曰く『良くも悪くも恋愛至上主義』であるようだ。入学式で迷った際に助けてくれた悠二に好意を持ち、シャナが現れるまではその想いは胸に秘めていた。 主要キャラの人間の中では、思い人や幼馴染を“紅世の徒”に喰われたり、思い人が世を乱す“紅世の王”になったり、親友にして恋敵が『炎髪灼眼の討ち手』で、思い人が恋敵...
  • アニメ第2期
    【種別】 メディア 【解説】 MBS制作・TBS系列東名阪各局で2007年10月4日より放送 スタッフ 監督: 渡部高志 シリーズ構成: 小林靖子 シリーズ構成協力: 高橋弥七郎 キャラクターデザイン: 大塚 舞 色彩設定: 伊藤由紀子 美術監督: 廣瀬義憲 撮影監督: 福世晋吾 音響監督: 明田川 仁 音楽: 大谷 幸 アニメーション制作: J.C.STAFF 製作: 『灼眼のシャナII』製作委員会・毎日放送 主題歌 前期OP:『JOINT』川田まみ(I ve) 前期ED:『triangle』川田まみ(I ve) 後期OP:『BLAZE』KOTOKO 後期ED:『Sociometry』KOTOKO キャスト シャナ : 釘宮理恵 坂井悠二 : 日野聡 アラストール : 江原正士 吉田一美 : 川澄綾子 マージョリー・ド...
  • 田中栄太(たなかえいた)
    【種別】 人間 【初出】 I巻 【解説】 御崎高校一年二組。坂井悠ニの友人でクラスメイト。愛嬌のある顔つきをした、大柄だがスリムな体格の少年。 気は優しくて力持ちを地で行く性格で、クラスでは盛り上げ役やムードメーカー的な役割。シャナ曰く『学校で最強の使い手』。高い運動神経と能力を持っており、フェンス越しに人間を殴るといった荒業もできた。 悠二にとってシャナが平井ゆかりのトーチに「割り込む」前からの友人で、池と佐藤も含めて最も仲が良く、四人でよく一緒に昼食を取っていた。 当初は“紅世”のことを全く知らない一般人であったが、親友の佐藤啓作と共にフレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーと出会い、彼女に憧れ、“紅世”のことを知ったことで人生の大きな転機を迎えた。 中学時代は佐藤と共にかなり荒れていた。そのためその頃は母親をかなり泣かせており、いまだに田中...
  • マルコシアス
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 II巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“蹂躙の爪牙”(じゅうりんのそうが)。炎の色は群青色。 フレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーと契約し、巨大な本型の神器“グリモア”に意思を表出させている。 本性の姿は巨大な狼。II巻では暴走したマージョリーの力が彼の本性の姿をかたどり、擬似的に顕現したことがある。 戦闘狂で誰にでも軽薄な態度を取る。フレイムヘイズとして活動しているのも、自分の闘争心を満たすためという面が大きい。 マージョリーと共に数百年、“徒”を狩り続けてきた。強力な自在師であり、マージョリーが意のままにする自在法『屠殺の即興詩』も、彼の能力の一つである 。 “徒”に対しては討滅の戦意も顕わに浮かれ騒ぐが、軽薄で凶暴な態度とは裏腹に実は情味に厚い性格。マージョリーやその子分、そして戦友などには優し...
  • アニメ第3期
    【種別】 メディア 【解説】 MBS制作・TBS系列東名阪各局で2011年10月7日より2012年3月まで放送された。 スタッフ 監督: 渡部高志 シリーズ構成: 小林靖子 シリーズ構成協力: 高橋弥七郎 総作画監督: 大塚 舞/井本由紀 “徒”デザイン: 石垣純哉 プロップデザイン: 高瀬健一/亀谷響子 色彩設定: 伊藤由紀子 美術監督: 廣瀬義憲 撮影監督: 福世晋吾 音響監督: 明田川 仁 音響制作: マジックカプセル 音楽: 大谷 幸 アニメーション制作: J.C.STAFF 製作: 『灼眼のシャナF』製作委員会 主題歌 前期OPテーマ : 「Light My Fire」(KOTOKO) 前期EDテーマ : 「I ll believe」(ALTIMA) 後期OPテーマ : 「Serment」(川田まみ) 後期EDテーマ ...
  • テーマ
    【種別】 テーマ 【解説】 高橋弥七郎のあとがきによる、毎巻の梗概一言で言うもの。描写的と内容的の二つがある。 A/Bエクストリーム エンペラー 描写的には「アクション」、内容的には「現実の夢」 ニコラウスの仮面 描写的には「アクション」、内容的には「絆」 アプラクサスの夢 描写的には「夢見て足掻く者、そして生きる者」、内容的には「なにがあっても」 灼眼のシャナ I巻   描写的には「斬って燃えて爆発」、内容的には「いまあるもの」 II巻  描写的には「敗北と逆襲」、内容的には「うけいれる」 III巻  描写的には「嵐の前の激突、および寸止め」、内容的には「これから」 IV巻  描写的には「戦闘戦闘戦闘のち戦闘」、内容的には「いっしょに」 V巻   描写的には「フレイムヘイズとして生まれる少女」、内容的には「そうある」 VI巻  描写...
  • 笹倉綾人(ささくらあやと)
    【種別】 作画担当 【解説】 千葉県出身、東京都在住。198×年1月19日生まれ、女性。 旧ペンネームは笹倉綾乃。 漫画版『灼眼のシャナ』の作画担当。ロリ、貧乳、ショタキャラを好んで描いている模様。 編集部には、いとうのいぢの描く絵にそっくりだという声が寄せられていたようだ。 【コメント】 ☆原作を忠実に漫画に描いていたが、ニーナ編に関しては変更があった。特にソラトとティリエルの絡みは良かった。 ☆木谷椎と画風が似ていた。 ☆このペースだと、連載が途中打ち切りになる可能性が高いと以前から推測されていたが、やっぱり2011年8月で完結した。 ☆最終話は、V巻プロローグの公園のシーンまでだった。 ☆どうせなら、[巌楹院]のゴグマゴーグや[宝石の一味]のコヨーテやフックスやトンサーイも描いてほしかった。
  • 作品時列表
    【種別】 年表 古代 不明 “紅世の徒”が人間の感情を感じ取ることで、隣り合う世界の存在を知る。 ある“紅世の王”が編み出した『狭間渡り』の術により、一部の“徒”が“紅世”からこの世に渡り来て“存在の力”を奪い活動するようになる。 “徒”から彼らの故郷の事を聞き知った人間の詩人が、その世界を“紅世”と名付ける。 『世界の歪み』の拡大により両界の境界面が荒れ始め、両界を往来する際に傷付き行方不明になる“徒”が増える。 増大した境界面の歪みをある”王”が感じ取り、“徒”の間に大災厄仮説が広まる。 大災厄に危機感を持った“徒”が、世界のバランスを荒らし続ける“徒”を止める方法の模索と試行錯誤を数百年繰り返し、最終的にフレイムヘイズ誕生のシステムを開発。多数の“王”が人間と契約し、最古のフレイムヘイズが生まれる(『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウ、『棺の織手』ティスなど)。 天...
  • 最強の自在法
    【種別】 自在法(?) 【初出】 V巻 【解説】 本編開始の数年前、[とむらいの鐘]の『右翼』“虹の翼”メリヒムが、自らの教えを修得し自分を討ち倒した『炎髪灼眼の討ち手』にその存在を教えた自在法とされるものである。 どのような“紅世の王”でも、一撃で虜にすることが出来るという。 シャナは長い間その存在を理解することがなかったが、創造神“祭礼の蛇”と合一した坂井悠二と接するうちに、彼が残した言葉とその真の意味が「愛」であることに気づくようになった。 XIX巻にてついに悠二と再会したシャナは、悠二に「この私の抱く気持ち、愛こそが最強の自在法」と告げた。 【コメント】 ☆これの主な被害者(?)は[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズ・ティリエル・フィレス・フリアグネ・マティルダ・メリヒムといったところかな。 ☆シャナと悠二のどっちが被害者になるの...
  • いとうのいぢ
    【種別】 挿絵師 【解説】 ユニゾンシフト所属。兵庫県出身、大阪在住。 灼眼のシャナシリーズ、涼宮ハルヒシリーズの挿絵師、及び、美少女ゲーム(所謂18禁物、子供は買っちゃダメよ)の原画家の二束の草鞋でご活躍中。 本業では、原案もこなす。 繊細なタッチとかわいらしい絵柄が特徴、ラノベ挿絵師としては「赤」をメインに使っているとの事(これから青も使いたいとか…)。 ユニゾンシフトの最近の作品などで原画を担当している「新進気鋭の原画家」伊東雑音氏との関係は、追及してはいけないお約束であるようだ。 余談だが「ななついろ★ドロップス」PS2版ではシャナと坂井悠二とアラストールがゲスト出演していた(声はアニメと同じ)。 外部リンク→関連リンク オフィシャルサイト「BENJA-MING ベンジャミン」  【コメント】 ☆所謂筆者との相方になるはずなのに2...
  • かぐやひめのしゃな
    【種別】 番外編 【初出】 いとうのいぢ画集II『華焔』 【解説】 『しんでれらのしゃな』に続く、番外編の第二弾。 日本の昔話『竹取物語』をベースにした、痛快劇。その他の日本昔話も多く含まれている。 以下配役 【主人公】 かぐやのシャナ姫 なよ竹の一美姫 1 竹取物語(前) 貫太郎お爺さん 千草お婆さん 石つくりの健の御子 くらもちの体育教師 右大臣あべのカズさん 大納言大伴のガヴィダ 中納言いその川上正太郎 海魔 御門悠二 頭中将池速人 廷臣ガープ 廷臣ストラス 廷臣ウィネ 内侍藤田晴美 天人巫女ヘカテー 天人軍師ベルペオル 天人将軍シュドナイ 2 桃太郎 犬佐藤 猿田中 雉緒方 桃太郎マージョリーとマルコシアス “天目一個” 3 文福茶釜 イーストエッジ和尚 ケツアルコアトル 屑屋のユー...
  • 池のトーチ化
    【種別】 ネタ 【解説】 【ミケ=シ也=  (スペースキーによる空白)=メガネマンのひみつ】 「シ也」、あるいは「ミ也」とは、悠二の級友・某メガネマンのことである。 マー姐さん絡みでなんだかんだと活躍する佐藤&田中コンビと比べて、あくまで日常生活にスタンスを置いている彼は存在感が薄かった。 同じく日常パートでの出番がメインの緒方真竹は田中絡みでそれなりに出番があるのだが、彼はやはり影が薄いままだった。 IV巻 ほぼスルー。 V巻 完全スルー(過去編のため)。 VI巻 吉田さんに距離を取られた。 VII巻 ほぼスルー。 VIII巻 やっと活躍。 IX巻 完全スルー。 X巻 完全スルー(過去編のため)。 XI巻 いろいろと駆けずり回るも、作者公認でいないことにされた。 XII巻 一言しゃべるものそれ以外は完全スルー。 S巻 相変らずいてもいなくても展開に代わりの...
  • 坂井悠二(さかいゆうじ)
    【種別】 “ミステス” 【初出】 I巻 【解説】 物語のもう一人の主人公。16歳、御崎高校1年生の少年。“紅世の王”、“狩人”フリアグネ一派に存在を喰われて死亡した『本物の坂井悠二』のトーチ。 トーチとなった直後に宝具『零時迷子』が無作為転移してきて、『零時迷子』の“ミステス”となった。 “ミステス”としての核である『零時迷子』の性質により封絶の内部でも動くことができたために、フリアグネ配下の“燐子”の人喰いを目撃してしまい、自身も襲われそうになったところをフレイムヘイズの少女に助けられ、同時に自分が既に死んだ『本物の坂井悠二』の代替物であること、“徒”がこの世の人間を人知れず喰らっているなどの、「この世の本当のこと」を知らされた。 初日こそ自分がすでに死亡し、消滅するしかない存在である事に落ち込み悩んでいたが、後日には落ち着きを取り戻し、囮扱いながらもフ...
  • 坂井千草(さかいちぐさ)
    【種別】 人間 【初出】 I巻 【解説】 坂井悠二の母。海外に単身赴任して家を空けている夫の貫太郎に代わって、家を守る誇り高き主婦。 正確な年齢は不明だが、悠二によると「まだ若い」ようだ(事実関係から推定する限り、35歳より少し若いぐらいと思われる)。 おっとりしつつもしっかりしていて、隔意を持たず賢明な女性。人間の日常生活というものを知らないシャナが可愛くてたまらないらしく、様々な面で世話を焼いていた。 恋愛についても、本人が学生の頃結婚したという経験からか、含蓄のある言葉でシャナや吉田一美を諭していた。 アラストールや『万条の仕手』ヴィルヘルミナといったシャナの保護者たちが、千草のシャナの扱いを危惧して何度も論戦を仕掛けたが、全て撃退されてしまった。公式ガイドブックでは、最強の「普通の主婦」と表記されていた。もしかしたら、劇中において最強の存在かもしれなか...
  • 五月蝿る風(さばえるかぜ)
    【種別】 自在法 【初出】 X巻 【解説】 [とむらいの鐘]の『九垓天秤』大斥候として情報戦の主力を担っていた“凶界卵”ジャリの使用していた自在法。 無数の蝿を生み出して自在に操り、蝿を介することで常識外れの広範囲の状況を見聞きすることが可能だった。 蝿の数は遠くから見れば雲と見間違うような膨大な量で、範囲を常より縮小して展開したにも関わらず中世の『大戦』最終決戦の舞台となった平原の上空一帯をほぼ完全に覆い尽くすほどだった。 蝿が知覚した情報はジャリ自身に伝わる他、一部の蝿の群を使って空中に立体図を描写して、他の仲間にリアルタイムで情報を伝えることも可能だった。 蝿の一匹一匹が微細な攻撃力を持ち、結集することで大きな攻撃力を生み出すことができた。集まれば石で出来た塔をも倒壊させ得た。 ただし、本来は攻撃用の自在法ではなく、一匹一匹の攻撃力が微小な...
  • 玻璃壇(はりだん)
    【種別】 宝具 【初出】 I巻 【解説】 遥か昔、創造神“祭礼の蛇”伏羲によって作られた監視用の宝具。本体は銅鏡型。彼が作った都『大縛鎖』を見張るために製作されたものだった。 周囲の物体を材料として、一定範囲内の地形や都市を象った巨大な箱庭(全体ではデパートのフロアの数割を占め、再現された大きなビルには人が乗れるほど)を形作り、範囲内の人間や、トーチや自在法などの“存在の力”の流れを、簡略化した人型やそれぞれの持つ色の光でリアルタイムに投影する。直接的な力は持たないためか、大した力を使わなくても使用できた。 簡略化された人型は半透明で、田中曰く「トイレの記号」、佐藤曰く「非常口の(記号)」。ただし、座った形や走った形、手を繋いだ形など、手足の動きまで精巧に再現しており、建物内の人型も目を凝らせば見えていた。 表示を“存在の力”の発光へと切替えれば、トーチ...
  • 坂井貫太郎(さかいかんたろう)
    【種別】 人間 【初出】 IX巻 【解説】 坂井悠二の父で、坂井千草の夫。海外に単身赴任しており、本人曰く『困った人の相談に乗る』仕事をしている。 妻とは学生結婚で、当時は苦労したようだ。千草とほぼ同年齢であり、そのため年齢を語ると千草が怒るので年齢を喋らない。 運動・観察・尾行能力に優れ、七月下旬に帰ってきた時は、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの蹴りを偶然に助けられながらも避けたり、どこに行くにも周到な準備を欠かさず、尾行のノウハウも会得していた。一家の大黒柱として家族に近づく不埒な悪人ではないかシャナ達を冷徹に観察したりもした。着ぐるみを次々と着替えつつ、『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの先回りをするといった荒業も披露していた。 スリムだが無茶な食べ方をした。ジョークや冗談が好きだが、妻曰く「笑えないのにショックばかり大きくて」。...
  • セドナの舞
    【種別】 自在法 【初出】 XXI巻(名称は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』) 【解説】 “清漂の鈴”チャルチウィトリクエのフレイムヘイズ『滄波の振り手』ウェストショアの自在法。 水を操り、また水に飲み込んだ“存在の力”を水に変換・還元する。水がない状況でもウェストショア自身の攻撃で倒した“徒”の“存在の力”も水に変換・還元し、その水を操ることもできる。 ただし変換能力にも限度があるようで、[仮装舞踏会]の巡回士オロバスの放った高密度の炎弾は変換・還元しきれず水が蒸発し、レライエの『ニムロデの綺羅』には水の突破や逸らすことを許していた。 膨大な水で相手を押し流す他、相手を飲み込み捕える、水や炎で形作った魚類、鳥類、哺乳類(いずれもインディアンと馴染み深い生き物)、銛による直接攻撃なども行える。 劇中で作り出されたのは アザラシ(敵...
  • 吸血鬼(ブルートザオガー)
    【種別】 宝具 【初出】 III巻 【解説】 “愛染自”ソラトが所持していた大剣型宝具。幅広だが柄は短い(片手で掴めばそれ以上握る場所がなくなる)、片手用の剣。 「大剣」という見た目以上に遥かに重く出来ているが、“存在の力”を込めることで刃に血色の波紋が揺らぎ、軽々と扱えるようになる。 切れ味以上に注目されるのが宝具としての能力で、交戦者がこの剣に直接もしくは間接的に触れている時にさらに“存在の力”を込めれば、その相手に傷を付けることができる。 その傷の深さ・大きさ・数は込める“存在の力”の量に依り、大量の“存在の力”(並みの“徒”の“存在の力”の総量以上)を込めれば、強力なフレイムヘイズや“徒”も一撃で行動不能の状態にまで追い込むことすら可能である。 この能力の発動条件は、武器や防具で剣その物を防いでも満たされるため、武具で受ける形での防御は不可能。た...
  • ガヴィダ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“髄の楼閣”(ずいのろうかく)。炎の色は、淡い乳白色。 顕現時の姿は六本の腕を持つ空の板金鎧。性格は、口うるさく世話好きな爺さん。まだ自由だったころの“螺旋の風琴”リャナンシーや、昔のフレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナやマティルダに色々と世話を焼いたこともあった。古株の“王”らしく、“棺の織手”アシズを本来の真名である“冥奥の環”と呼んでいた。 人間好きとして有名な“徒”。その理由は、人間の創り出す芸術に惚れ込んだためであった。若き日は愛用の大金槌型宝具『キングブリトン』でフレイムヘイズや同胞と戦っていたが、芸術の素晴らしさを知ってからは、芸術を極めようと古今東西の世界を渡り歩いて様々な惨禍と成果を得てきた。そのためか彼の淡い乳白色の炎は、「大理石の様」とも喩えられていた...
  • 緒方真竹(おがたまたけ)
    【種別】 人間 【初出】 I巻 【解説】 御崎高校の女生徒で、坂井悠二のクラスメイト。“紅世”とは無関係の一般人。女子バレー部に所属し、一年生でレギュラーというスポーツ少女。通称は「オガちゃん」。 「可愛い」というより「格好いい」顔立ちと、文字通り竹を割ったようなカラッとした性格で、男女分け隔てなく好かれていた。佐藤や田中とは中学時代から同じクラスで、二人が荒れてた頃のことも知っていた。 田中にラブ♥で、ミサゴ祭りの最中に告白した。“徒”の起こした事件の最中だった事もあって、返事はまだもらっていないが、周囲からはほぼ公認カップルの扱いを受けていた。 背が高く全体的にスリムで、水着にはパットを装備していた。 清秋祭の最中に襲来したフィレスの騒動で、狂気に酔ったマージョリーによって、緒方が封絶の中ではあったが致命傷を負ったことが、田中の心に影を...
  • フリーダー
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XV巻 【解説】 フルネームはアーネスト・フリーダー。 『骸軀の換え手』(がいくのかえて)の称号を持つ、“応化の伎芸”ブリギッドのフレイムヘイズ。炎の色は鳶色。神器は洒落た小ぶりの造花型の“アンブロシア”。 色白で眉目秀麗な、190cmあまりの長身の西洋人。金髪は短く刈り込んでいた。鳶色の瞳は、強烈な眼光を発する。スーツ姿で、胸ポケットに“アンブロシア”を挿していた。 過保護な“王”ブリギッドに何かにつけて庇われているが、それに甘えることのない、自立した大人の男である。 姓で呼ばせているのは、自分の名は愛した女にしか呼ばせないという主義のためである。『輝爍の撒き手』レベッカ・リードに振られてからは、より他人に徹底させるようになった。“徒”にまでそれが浸透しているのだから、筋金入りである。 フリーダーの本来の能力...
  • フリアグネ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 I巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“狩人”(かりうど)。炎の色は薄い白。 宝具コレクターにして、集めた多くの宝具と自身の智謀でフレイムヘイズを幾人も屠った、狡猾なるフレイムヘイズ殺し。近代では五指に入る、強大な“王”であった。 人化した姿は、なよなよとした白いスーツの美青年。本性の姿は白い鳥。コロコロと表情を変えたり、奇妙に韻の浮いた声で話したりした。 通称は、「命名を趣味にする連中からもらった」とのこと。その当時は人間と交流があったようで、宝具のアルチザン(職人的芸術家)に興味を持っていた(ただし、それ以外の人間やその文化には無関心だった)。また、トリノにはなじみの武器収蔵庫もあった。 “徒”固有の能力として『獲物の性質』を見抜く力を持ち、この力で手にした宝具の能力や使い方を即座に看破することも可能であ...
  • 裏表紙
    【種別】 裏表紙 【初出】 I巻 【解説】 文庫の裏表紙に書かれている絵。イラスト作家がある程度自由に書いているようである。 (灼眼のシャナ) I巻 可愛いマリアンヌ II巻 “グリモア” III巻 『吸血鬼』 IV巻 『贄殿遮那』 V巻 『非常手段』 VI巻 『ジェタトゥーラ』 VII巻 『阿吽の伝令』 VIII巻 シャナが作ったお弁当 IX巻 一美が作ったランチボックス 0巻 濱口幸雄が大上準子に送ったブレスレット X巻 リャナンシーを捕らえ、自在法を使わせていた籠 XI巻 マージョリーが佐藤と田中に渡した栞 XII巻 清秋祭でフィレスが得た景品の手袋 S巻 蒲公英 XIII巻 『ヒラルダ』 XIV巻 シャナと一美の悠二へのラブレター XV巻 “ゾリャー” XVI巻 シャナの秘密の小箱 SII巻 ギュウキの翡翠の駒...
  • 屠殺の即興詩
    【種別】 自在法 【初出】 II巻 【解説】 強力な自在師である“蹂躙の爪牙”マルコシアスのフレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーによる自在法発現の予備動作。 自在法を使用する時に常に即興でいい加減に唱える呪文および、その呪文に合わせて繰り出される自在法も含んでいる。 本来ならば大掛かりな自在法には自在式の構築や力の配分など、繊細緻密な作業を必要とするが、そういった作業をマルコシアスが神器“グリモア”に納められた式の中から詩に合った文言を選び出しブースターとなることで、通常考えられないようなスピードで即座に行い自在法を発現させる。 以下マージョリー・ドーとマルコシアスの詩を記載する。 「 」はマージョリー・ドー、≪ ≫はマルコシアスが詠った部分。『 』は不調、もしくは酔っ払っているときのマージョリー・ドーが詠った。 ~II巻~ ...
  • 白澤
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 真名は“賢哲の鑑”(けんてつのかがみ)。炎の色は生成色。盾型の神器“丹陽”に意思を表出させていた。 『精微の解き手』笵勲と契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた“紅世の王”。 上海会戦で笵勲が戦死したことで、“紅世”へ帰還したようだ。 【由来・元ネタ】 「白澤(はくたく)」は、中国の神話伝承における聖獣。有角で白い姿の獣であったようだ。鳥山石燕以降は、頭部に三ツ目を、身体に三ツ目が二組の九眼とされるようになった。万物に精通し、徳治が行われている時に姿を現す、瑞獣の一種である。 「賢哲」とは、賢く物の道理に通じていること、またそういう賢者や哲人のことであり、「鑑」は手本とすべきもののことである。真名全体では、「賢明な人々が手本とするべき存在」という意...
  • 清秋祭(せいしゅうさい)
    【種別】 出来事 【初出】 XI巻 【解説】 御崎高校で行われる学校行事。いわゆる学園祭。毎年十月初頭の土日の二日間に渡って行われる。 主催に学校だけでなく地域の商店街も含まれているという特徴があり、そのため一般的な学園祭より規模が大きく、商売っ気やショーの側面が強い地域の一大イベント。 一年生はクラスでの出し物以外に研究発表を行うことが義務付けられているため、坂井悠二たちのクラス(一年二組)では『御崎市の歴史』とクレープ屋を催した。 初日には開会パレードが行われ、一年生の各クラスの代表者がお伽話や有名な物語の登場人物に仮装して御崎市駅を折り返し地点に校外で祭りを宣伝した。 仮装にはコンテスト的要素もあり、生徒とスポンサーの商店街店主たちの投票の結果ベスト10に残ったものは表彰や商品が送られた。 一年二組ではクラス代表者を決める議論は、容姿...
  • 自在式
    【種別】 技術・現象 【初出】 I巻 【解説】 自在法の構成原理と“存在の力”の流れを表す紋様 任意の自在法を発動させる際に出現させる紋様 自在法の効果を増幅・補助させるための紋様 これらの総称が自在式と呼ばれる力の結晶である。式は、基本的に使用者の“存在の力”の色で発光するようだ。 自在法自体は決まった形式が無く、式をあらかじめ用意しておかなくても個々の力で感覚的に発動させることが可能であるため、大半の“紅世の徒”やフレイムヘイズは勝手気ままに使える自己の力を優先する。 しかし、自在式を利用することで自在法の効果の増大(ダンタリオン教授曰く「ブースター」の様な役割)・補助に止まらず、逆転印章のように、自在式を起動させれば不特定多数の誰かが使っても同じ効果を表す定型化された自在法として、一般化させることができるようになった。 自在式そのもの...
  • ダジボーグ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“紀律の按拍”(きりつのあんぱく)。炎の色は雌黄。眼鏡型の神器“プーハチ”に意思を表出させている。 『攪和の打ち手』グリンカと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えている“王”。 【由来・元ネタ】 スラヴ神話の太陽神「ダジボーグ(Dažbog)」。常夏の国に住み、ダイアモンドの馬車に乗って天空を駆けるという。 「紀律」は掟や秩序のことである。「按」は物事を抑えてよく考える、「拍」はリズムの他に手で叩くという意味がある。真名全体では、「秩序を守るために、状況を抑えて叩くもの」という意味だと思われる。傍証としては、契約者の称号があげられる。 【コメント】 ☆当然としてアニメ第3期には未登場。 ☆タケミカヅチやジルニトラやグローガ...
  • 瓊樹の万葉
    【種別】 “紅世の徒”、真名 【初出】 XXI巻 【解説】 通称はコヨーテ、炎の色はナイルブルー。読みは「けいじゅのまんよう」。 XXI巻でのチューリヒ外界宿総本部での不毛な論戦の中で、創造神“祭礼の蛇”伏羲や“棺の織手”アシズや“探耽求究”の様に世界の構造を弄りバランスを左右する暴挙に出た者として語られたことから、強大な“紅世の王”である可能性が高いと思われていたが、SIII巻収録の外伝『ソロー』で[宝石の一味]の頭目である“王”であることが判明した。 1864年時点では、活動が確認されていた。現代まで生存しているかどうかは不明。 【由来・元ネタ】 「瓊」とは、玉のように美しいものにつけられる美称である。「万葉」は、あらゆる草木の葉を表し、ひいては万世をも意味する。 真名全体では、「美しい大樹が生やす、限りないとこしえの葉」という意味だと思われ...
  • イナンナ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“絶佳の望蜀”(ぜっかのぼうしょく)。炎の色はマゼンダ。 [宝石の一味]に所属する四人の“王”の一人。頭目であるコヨーテが「ちゃん」とつけて呼んでいるために女性の“王”と推測されているが、結局は最後まで明かされなかった。 XII巻の回想で、『永遠の恋人』ヨーハンが言っていた「誇大妄想の狂信的な“王”」とはイナンナのことである。 富と美術品の集積に執着する拝金主義者で、コヨーテたち三人は度々その口車と手管に乗って、余計な財宝探しや盗みに駆り出されている。 1864年には、頭目のコヨーテもその動向を把握していなかった。現代まで生存しているかどうかは不明。 【由来・元ネタ考察】 「絶佳」は風景がすぐれていて美しいこと。「望蜀」は中国24史の一つ『後漢書』の一節に由来し、欲望...
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