灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「揺りかごの園(クレイドル・ガーデン)」で検索した結果

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  • 揺りかごの園(クレイドル・ガーデン)
    【種別】 自在法 【初出】 III巻 【解説】 優秀な自在師である“愛染他”ティリエルが使っていた独自の自在法。ティリエルの、他者に愛情を注ぎ守る本質『溺愛の抱擁』に基づいている。 内部に山吹色の木の葉が舞い、霧で満たされた防御陣を作り出す。この内部は因果を外部と断絶した因果孤立空間となり、封絶の変種に含まれる。独自の特性として、内部の“紅世の徒”や自在法の違和感や気配を、外部から完全に隠す事が出来る。 このため、探知系の自在法で探らない限り、どんなに近くにいようとも“徒”の存在を感知できない。 通常は身体の表面を覆うように常時展開されており、その際は視認もできない。 また、封絶の様に広範囲に展開し、捕食や戦闘の場を作り出すことも可能で、その際には内部の存在を決して逃がさない隔離空間にもなる。 本編時のティリエルは、彼女の分離体とも言える多機能の...
  • カ行
    ...リンカ クルワッハ 揺りかごの園(クレイドル・ガーデン) クレメンス・ロット 紅蓮の大太刀(ぐれんのおおだち) 紅蓮の巨腕 紅蓮の双翼 紅蓮の帳 グローガッハ クロード・テイラー 黒き御簾 黒悠二 黒吉田さん 君主の遊戯 瓊樹の万葉 詣道 熒燎原 ゲイル ゲーヒンノム ゲオルギウス 劇場版 ケツアルコアトル 気配 ゲマインデ 毛虫爆弾 ケリドウェン ケレス ケレブス 顕現 賢者の瞳 幻術 眷属 建木 コーエン 交差点作戦 項辛 虹天剣 敖の立像 曠野の手綱 故崖窟 コキュートス ゴグマゴーグ 近衛史菜 この世の本当のこと ゴベルラ コヨーテ コルタナ コルデー 非常手段(ゴルディアン・ノット) ゴローザ 昆吾 近藤先生 渾の聖廟(こんのせいびょう) 吟詠炉(コンロクイム)
  • ピニオン
    【種別】 “燐子” 【初出】 IV巻 【解説】 “紅世の徒”ティリエルの作り出した自在式を人間に埋め込むことで生み出される典型的な使い捨ての道具タイプの“燐子”。普段は人間に偽装しているが、ティリエルに起動されることで巨大な花となった。 なお、“燐子”ピニオンを作り出すことは、『他者のために全てを捧げる』というティリエルの本質を他者に移殖することと同義であり、ピニオンはティリエルの分離体であった。 単純にこの“燐子”に指令を送り、巨大な蔦による攻撃に用いる他、広範囲に拡大させた自在法『揺りかごの園』の維持、『揺りかごの園』内に偽装と撹乱の式を張り巡らせる、周囲の“存在の力”を奪いティリエル達“愛染の兄妹”に送る、ティリエルの武器である蔦を多数大規模に具現化させ維持し制御する、通信機代わりになる、破壊されると多数の罠が作動するなど、簡単に作り出せるわりに...
  • 特殊能力
    【種別】 自在法 【初出】 公式ガイドブック『灼眼のシャナノ全テ』 【解説】 “紅世の徒”独自の能力や本質。 ソラトの『欲望の嗅覚』やティリエルの『溺愛の抱擁』、[仮装舞踏会]の捜索猟兵ウィネの知覚の伝染や視界撹乱などが挙げられる。 他にもフレイムヘイズの能力を指している場合もある(例:『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルのリボンやフリーダーの硬度変換、『鬼功の繰り手』サーレの糸繰り能力など)。 区分は一応、自在法。ただし封絶のように定型化されたものではなく、それぞれの存在の本質に即したモノなので、当人達以外は使用できない。 参照 →自在法 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆本質と能力は別なような気がする。 ☆[巌楹院]が使用していたら面白そうだったのにな。 ☆ティリエルの『溺愛の抱擁』は能力(自在法)なのか...
  • ティリエル
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 III巻 【解説】 真名は“愛染他”(あいぜんた)。炎の色は山吹色。 姿はリボンをあしらったドレスと鍔広帽子に金髪碧眼の美少女で、フランス人形を思わせる姿をしていた。 外見が瓜二つな兄“愛染自”ソラトとあわせて“愛染の兄妹”と称された。 比較的若い“徒”で、兄のソラトを溺愛し、兄の欲望を叶える為に己の全てを捧げた。ただしソラトの他の女に対する欲望は一切甘受せず、特に相手がヘカテーの場合は名前を口にしただけで首を絞める程に厳しかった。 兄に対しては徹底的に甘やかし愛情を注ぐが、兄以外や自分達を侮辱する者には残忍で執念深い気質。ただし、愛に生きる者には敵に対してさえ好意的な面もあった。 他者のために当然のように我が身を削り滅びるという“徒”の中でも例外中の例外とも言える本質は『溺愛の抱擁』と呼ばれ、その本性の姿...
  • 鍵の糸
    【種別】 自在法 【初出】 I巻 【解説】 数百年前の中世に[とむらいの鐘]の首領“棺の織手”アシズが、自在法『都喰らい』の布石として、オストローデ市のトーチたちに仕掛けた自在法。仕掛けた自在師の指示ひとつで、代替物の形骸を失って分解し、元の“存在の力”に戻った。 後に、現代にて“狩人”フリアグネが、これに近い仕掛け(ハンドベル型宝具『ダンスパーティー』によるトーチの一斉爆破)を使って御崎市で『都喰らい』の再現を目論んだが、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナと坂井悠二によって阻止された。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆ティリエルの『揺りかごの園』以上に広範囲に仕掛けたんだろうな。 ☆フレイムヘイズたちの目を逃れて細工を施すのは、さぞ大変だっただろうな。 ☆糸といえば、他に『鬼功の繰り手』サーレの糸繰り能力が、鍵といえば[仮...
  • カデシュの血印
    【種別】 自在法 【初出】 VI巻 【解説】 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが繰っていた自在法。 褐色に燃える炎の自在式で『儀装』(瓦礫の巨人)を操るための力の支点。エネルギー流であるカデシュの血脈を生んでいた。 刻まれた物体を統御するこの自在式を周囲の物体に刻み燃え上がらせ、カデシュの血脈を生み出し『カデシュの心室』に接続し、巨人の制御を行っていた。『調律』を行う際は、街中にあらかじめこの自在法を仕掛けておいたようだ。 【由来・元ネタ】 『カデシュの心室』を参照。 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆ティリエルの『揺りかごの園』における“燐子”『ピニオン』のような役割みたいだったな。 ☆でも、道路に穴を開けなくてもよかったのではないだろうか。御崎市職員が可哀相すぎる。 ☆マーキングなんだか...
  • パラシオスの小路
    【種別】 自在法 【初出】 XXII巻 【解説】 フレイムヘイズ『興趣の描き手』ミカロユス・キュイの自在法。内部に侵入した任意のものを閉じこめる結界のようなものを張るようだ。 『パラシオスの小路』内部の空間はミカロユスの自由に描き出せるらしく、天山山脈を歩いていたロフォカレを捕らえたときには全てが静止した無人の公園を描いていた。 題は『欠落』二十二番。ミカユロスは写実性にこだわっているらしく、ロフォカレ称するところによると「絵とすら気付けなぬ見事なお手前」。 ミカロユス曰く「力学に矛盾なきよう、写真だけでなく動画も交えて研究したのだ、しつこく!」とのことで絵の出来に自信があったようだが、契約している“王”ヨフィエルからは「まず砂の描写が甘い。動線にブレが見える」と評された。 【由来・元ネタ】 「Parrhasios」は紀元前5世紀頃のギリシアの著名な壁...
  • 渾の聖廟(こんのせいびょう)
    【種別】 自在法 【初出】 アニメ版第19話 【解説】 アニメ版オリジナルの自在法。 大きな器を持つ[仮装舞踏会]の『三柱臣』巫女ヘカテーと宝具『零時迷子』、及びダンタリオン教授の作った仕掛け(恐らく我学の結晶)を利用して、“存在の泉”を作り出した。 仕組みとしては、ヘカテーと『零時迷子』の“ミステス”の器を同化させることで、『零時迷子』にヘカテーの器を満たすように仕向け、その供給された“存在の力”を教授の仕掛けによって外部に吸い出すというものだった。 器を満たすまで“存在の力”を供給し続ける『零時迷子』によって半永久的に力を取り出すことができると考えられる。 溢れた力は御崎市を満たし、さらに加速度的に力を生むようなことも示唆されていた。 この自在法で生み出された力の内、御崎市を覆った力は天罰神アラストールの神威召喚“天破壌砕”による顕現の際に消...
  • 碑堅陣
    【種別】 自在法 【初出】 外伝漫画『Eternal song ‐遙かなる歌‐』第二話 【解説】 [とむらいの鐘]の『九垓天秤』先手大将である“紅世の王”・“焚塵の関”ソカルの使用する強力な防御陣。 石で出来た巨木を周囲一帯を覆う規模で生み出し、黒森とする。 森の樹木は自在に動かすことが可能であり、味方の軍団のサポートの他、巨大な手や棘などに自在に変化させ、内部に入り込んだ敵や上空の敵を直接攻撃することも可能。更には、黒森自体を前進させて、敵軍を飲み込み崩壊させることすらできた。 この森の内部に潜んだ本体のソカルは自在法の中核となっており、姿を見せずに『碑堅陣』内部の情報を把握し操ることが可能で、探すことは困難。 「陰険悪辣の嫌な奴」とは、同じ先手大将のウルリクムミによるソカル評だが、その評価はこの自在法にもそのまま当てはまるようだ。 軍隊規模の多数...
  • オルゴール
    【種別】 宝具 【初出】 IV巻 【解説】 “愛染他”ティリエルの所持していた、オルゴール型の宝具。すり切れた木製の小箱に入っていた。 どんな複雑な自在式でも、一旦込めると無制限に使うことができる。ただし、音色を安定させるために設置場所から動かすことはできず、発動させ続ける自在式も一種類のみという制限がある。 ティリエルは複雑な“燐子”ピニオンの製作・維持のための自在式を発動させ続けるためにこの宝具を使い、広域版の自在法『揺りかごの園』の核にしていた。 最後は主と共に、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの紅蓮の大太刀によって焼き払われた。 『オルゴール』という呼び名は音の響きが雅やかだからという理由でティリエルが決めたもので、元々の名称は不明(ミュージックボックス?)。 アニメ版では、やや洒落たデザインになっていた。 【由来・元ネタ...
  • 自在法
    【種別】 技術・能力 【初出】 I巻 【解説】 “存在の力”を繰ることで『在り得ぬ不思議を現出させる術』の総称。本来はこの世に在り得ない事象を『無理矢理に押し通すことで存在させる』ものである。 VII巻での坂井悠二の“存在の力”への感得の描写から、“存在の力”を操りイメージや意思に沿って外部の存在に干渉する「顕現」を特に「自在法」と呼ぶようだ。 決まった形式は無く、個々人によって使う自在法の質や規模、使い方が大きく違う。ファンタジーものによくある“魔法”と決定的に違うのは、普遍的な体系や形式を全く持たない点である。封絶や達意の言、人化など、一般化された自在法の類を除いて、使用者の個性がほとんどそのまま現れる。それゆえ自在師以外の“徒”やフレイムヘイズは、自分の個性に応じて現れる自在法を極限まで活用応用するような戦法を強いられる。 自在法の効果を増幅...
  • トラロカン
    【種別】 自在法 【初出】 XX巻 【解説】 『大地の四神』の一人であるフレイムヘイズ『皓露の請い手』センターヒルの自在法。広大な範囲に自在法の豪雨を降らせる撹乱の大結界。 激しい豪雨によって結界内の視聴覚を妨げ、同時に遠話や強化などの自在法を妨害・解除する。作中ではハボリムの遠話や『熒燎原』が使用不能になった。 さらに、センターヒル自身はこの結界内部で近距離の瞬間移動が可能になり、雨水を雹に変えて相手への攻撃・防御に利用することもできる。 また『トラロカン』内で死亡した“徒”は、通常のように火の粉となって散らずに、その“存在の力”を植物へと変換・還元される。 直接的な破壊力は殆ど持たないが、甚大な補助能力を持っており、かつての中米では、戦鬼の庭として「決して踏み入るべからず」と恐れられていた。 『引潮』作戦において、[仮装舞踏会]の追撃から可能な限...
  • 桃源(エデン)
    【種別】 “紅世の徒”の組織の根拠地 【初出】 短編『クイディティ』 【解説】 “踉蹌の梢”バロメッツが新世界『無何有鏡』で結成した組織『色盗人』の根拠地で、場所はアメリカ合衆国北東の荒野のゴーストタウン。バロメッツがゴーストタウンを根拠地にしたのは、自分を狙うフレイムヘイズや“紅世の徒”から身を隠すためだと思われる。 新世界『無何有鏡』が創造されてから数年後、シャナと坂井悠二によって『色盗人』が壊滅しバロメッツが降伏した後は、文字通りのゴーストタウンになった。 【由来・元ネタ】 「桃源」とは、陶淵明の『桃花源記』に描かれた理想郷に由来し、俗世を離れた平和な世界を意味する。 「エデン(Eden)」は『旧約聖書』でアダムとイブに与えられた楽園「エデンの園(Garden of Eden)」のこと。 英語の発音は「イードゥン」が近い。悪魔が変じた蛇に唆...
  • ゲマインデ
    【種別】 自在法 【初出】 ゲーム版 【解説】 “戯睡郷”メア固有の自在法。 夢の世界を作り出して周囲の者の意識を取り込み、取り込んだ者の意識を“戯睡郷”メアの作った夢の舞台で遊ばせる。 夢の世界での出来事は現実では刹那のことであり、夢の世界でどれだけ長い時を過ごしても、術が解かれた時点で発動した瞬間の現実に回帰する。その際にはメアを除いた者は夢の世界での記憶が消えるため、通常メア以外の者はこの自在法が発動したことにすら気付けない。 無くても問題ないが、宝具『パパゲーナ』を自在法を使う上での集中力を高める触媒として使っており、その際は『パパゲーナ』の周りに細かく小さく自在式が渦巻く。 『ゲマインデ』を仕掛けられた側は、最初封絶と錯覚するが、その時点で対象は夢の世界に捕らわれている。これは夢の舞台が始まると同時に封絶が張られるからである。 夢の世界は、...
  • 封絶(ふうぜつ)
    【種別】 自在法 【初出】 I巻 【解説】 “存在の力”でドーム状の壁を作り、内部の因果を世界の流れから切り離すことで、外部から隔離、隠蔽する因果孤立空間を作り上げる自在法。この自在法の使用は、「張る」と表現する。 封絶を張ると地面(もしくは水面)に使用者独自のアレンジや特徴が表れた火線の紋章(自在式)が出現し、その後使用者付近から炎の壁が現われて自在式の範囲に広がり、ドームが形成される。ドームは使用者それぞれの色の炎を混ぜた陽炎で形成され、内部では炎が舞い散っている。 効果 因果を外部と断絶された壁の内部では“徒”や“燐子”、フレイムヘイズ、そしてそれらに関する物体以外の動作や意識が停止し(位置や状態までも固定されるわけではない)、外部の人間の意識からも封絶展開場所は「なかったこと」になり、内部を観察したり進入したりすることはおろか、思い出したり、存在に気...
  • コルタナ
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『殊態の揺り手』アレックスの神器で、“環回の角”ハーゲンティの意思を表出させていた。形状は剣型。 20世紀前半の対[革正団]戦争でアレックスがドゥニと共に戦死した際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 英国王家に伝わる剣「カーテナ」の変化系「コルテナ(Cortana)」だと思われる。コルテナの表記は『シャルルマーニュ伝説』に見られるといい、これはフランス語形であろう。 ドゥニがフランス系の単語で固めているので、アレックスもフランス語とみるべきかもしれないと思われる。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆剣型の神器は他にジョージの“フラガラック”が、直剣型の神器は虞軒の『昆吾』が、短剣型の神器はユーリイ・フヴォ...
  • ア行
    アーヴィング 外界宿(アウトロー) 阿吽の伝令 空軍(アエリア) あおり文 アクス アシズ 星(アステル) アズュール あだ名 アタランテ アテンの拳 「あなたたちに、天下無敵の幸運を」 アナベルグ アニメ第3期 アニメ第2期 アニメ版 阿の伝令 鐙の寵 アラストール アルカサル アルシアー アルマ アルラウネ アレックス 逆転印章(アンチ・シール) アンドレイ要塞 アンブロシア イーストエッジ 捜索猟兵(イエーガー) 異形の戦輪使い 池のトーチ化 池速人(いけはやと) 意思総体 いとうのいぢ イナンナ イルヤンカ 色盗人(いろぬすびと) 「今ここにいる坂井君が、人間だってことを、私は知ってます。」 「因果の交差路でまた会おう」 インベルナ 大皿(ヴァークシャーレ) 車両要塞(ヴァーゲンブルク) 禁衛員(ヴァッフェ) ウァラク ウアル 巡回士(ヴァンデラー) ウィツィロポチトリ ウィネ ヴ...
  • カール・ベルワルド
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 V巻(称号のみ。氏名はX巻) 【解説】 『極光の射手』(きょっこうのいて)の称号を持つ、“破暁の先駆”ウートレンニャヤと“夕暮の後塵”ヴェチェールニャヤのフレイムヘイズ(初代『極光の射手』)。炎の色はオーロラ。神器は、鏃型の“ゾリャー”。 髭を生やし、西洋甲冑を着た青年。強力かつ有能な討ち手ではあるが、誰かの下に付くことを嫌い、人を従えることにも向いていない、一人一党であるフレイムヘイズの一典型。イケイケノリノリな性格でもあり、戦闘を好んだ。 人間であったときは公子であり、女ったらしだったが、生まれて初めて本気で愛したフレイムヘイズの自在師の女性を“紅世の王”に殺された怒りから契約した。 鏃型の神器“ゾリャー”に乗っての高速戦闘を得意としていた。 表面上の態度や、まずはブチ当たってから対処するその戦闘スタイルから考えな...
  • グリペンの咆
    【種別】 自在法 【初出】 X巻 【解説】 フレイムヘイズ『極光の射手』の使用する攻撃用自在法。神器“ゾリャー”の両翼から伸びる極光の翼を凝縮、流星と変えて敵に叩き込む、『極光の射手』最強の自在法。 おそらくは片翼がこちらで、もう片翼が『ドラケンの哮』だと思われる。 “ゾリャー”の衝角の突撃による一当てで敵の体勢を崩し、隙の生まれた相手へ上記二つの自在法を同時に叩き込むという必殺の戦法を持ち、中世の『大戦』で[とむらいの鐘]のソカルもそれで討滅した。 メリヒムの『虹天剣』に威力では劣るが、連射や誘導が自在に出来るため、汎用性に非常に優れる。 【由来・元ネタ】 スウェーデン語のグリフォンが「グリペン(gripen)」。スウェーデン製の戦闘機に、JAS39グリペンという機体がある。 【コメント】 ☆詳しい描写は使われないという伏線でした。合掌。...
  • ディスグレイス
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『誑欺の吐き手』ファーディの神器で、“闊遠の謡”カリオペの意思を表出させていた。形状は帽子型。 1895年、ファーディがアーヴィングと共に[革正団]サラカエル一派に殺害された際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 不名誉や不信を意味する英語「disgrace」と思われる。 契約者の称号など、ファーディには騙し手の要素が絡んでいたようだ。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆頭に被るタイプの神器は、他にゾフィー・サバリッシュの“ドンナー”がある。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”やヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やドレル・クー...
  • ドラケンの哮
    【種別】 自在法 【初出】 X巻 【解説】 フレイムヘイズ『極光の射手』の使う攻撃用自在法。 詳細は基本的に同じ性質を持つ『グリペンの咆』を参照。 【由来・元ネタ】 スウェーデン語のドラゴンが「ドラケン(draken)」。スウェーデン製の戦闘機に、JAS35ドラケンという機体がある。 【コメント】 ☆カール・ベルワルドとキアラ・トスカナが使用していた。 ☆[とむらいの鐘]の『右翼』メリヒムの『虹天剣』や『大地の四神』イーストエッジの『夜の問い』の方が威力は上だったな。[仮装舞踏会]の『三柱臣』巫女ヘカテーの『星』よりは強力かもな。 ☆何故作者がこの自在法の呼び名を二つに分けたのか気になる。 ☆↑単に“ゾリャー”が二つ組で鏃の両端から出るからってだけだろ。それより、最終巻でグリペンとドラケンが逆になっていたが、これも『昏鴉の御し手』と同じくあ...
  • アニメ版
    【種別】 メディア 【解説】 2005年10月よりU局とインターネット配信で2006年3月まで放送された。 スタッフ 監督: 渡部高志 シリーズ構成: 小林靖子 キャラクターデザイン: 大塚 舞 色彩設定: 伊藤由紀子 美術監督: 奥井 伸 撮影監督: 福世晋吾 音響監督: 明田川 仁 音楽: 大谷 幸 アニメーション制作: J.C.STAFF 製作: 『灼眼のシャナ』製作委員会 主題歌 1stOP:『緋色の空』川田まみ(I ve) 1stED:『夜明け生まれ来る少女』高橋洋子 2ndOP:『being』KOTOKO(I ve)(第17話~) 2ndED:『紅の静寂』石田燿子(第15話~) キャスト シャナ : 釘宮理恵 坂井悠二 : 日野 聡 アラストール : 江原正士 吉田一美 : 川澄綾子 ...
  • スクレープ
    【種別】 宝具(?) 【初出】 SII巻 【解説】 [百鬼夜行]の乗客だった、一本角の直立する蜥蜴のような“徒”ギヴォイチスが持っていた、宝具らしき剣。 華美な装飾が施されている。 持ち主の“徒”が語るには中世の『大戦』でフレイムヘイズ『万条の仕手』を屠ったという事だが、言うまでも無く嘘であり、他にも彼の言うことは大法螺ばかりなので、実際にこの剣が業物なのかだけでなく、もはや本当に宝具なのかどうかすら怪しい状況である。 なお『スクレープ』を所持していたギヴォイチスは、本編開始の二年前に[百鬼夜行]に唆されて『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルを襲撃した際に、顰蹙を買った彼女にあっさり討滅された。 【由来・元ネタ】 英語で『擦り取る』という意味の「scrape」からだと思われる。 あるいはデンマーク史『ゲスタ・ダノールム』に登場する宝剣「Sk...
  • ハ行
    ハーゲンティ パイモン パウラ・クレツキー 幕瘴壁 爆閃 白澤 爆弾 莫夜凱 狭間渡り 巴字奔瀑 旗標 パチャクチ バティン パドゥーカ パパゲーナ バブルルート ハボリム 濱口幸雄(はまぐちゆきお) 破約事件 パラ パラシオスの小路 バラル ハリー・スミス ハリエット・スミス 玻璃壇(はりだん) バルマ 仮装舞踏会(バル・マスケ) ハルファス バロメッツ 笵勲(はんくん) 万条の仕手 飛焔 ヒーシの種 ピエトロ・モンテベルディ 緋色の空 碑堅陣 棺の織手 ビト ピニオン ビフロンス 百鬼夜行 ヒュストリクス 平井ゆかり ひらがな ヒラルダ ビリー・ホーキン ピルソイン ヒルデガルド ファーディ ファレグ ファンファーレ フィフィネラ フィレス 封絶(ふうぜつ) プーハチ フェイ フェコルー フォッセ フォルテー 藤田晴美(ふじたはるみ) 伏羲 フックス ブファル フラガラック フランソワ...
  • 海魔(クラーケン)
    【種別】 呼称 【初出】 S巻 【解説】 個人を指す名称ではなく、海洋上で人を襲う“紅世の徒”の総称。 海洋上の密閉・孤立している空間では、フレイムヘイズが乗り合わせていなければ乗員・乗客はまず助からず、フレイムヘイズが乗った船には海魔は襲撃を行わないことから、古来からフレイムヘイズたちにとって厄介な敵であった。 また、20世紀初頭にはハワイ外界宿が壊滅したのを期にハワイを“徒”の勢力下におかんと海魔が大挙して押し寄せてハワイ諸島全域にフレイムヘイズか否かを問わない大きな被害が発生した。 これに対してフレイムヘイズ陣営が太平洋東西から虱潰しに海魔を叩き、最後に『輝爍の撒き手』レベッカ・リードと『骸軀の換え手』アーネスト・フリーダーたち主導のハワイ解放戦といった大きな戦いも起きた。 こういった無道を働く海魔達を撲滅しようという機運が1930年代の少し...
  • おじょうさまのしゃな
    【種別】 番外編 【初出】 いとうのいぢ原画集III『蒼炎』 【解説】 『しんでれらのしゃな』『かぐやひめのしゃな』に続く、番外編の第三弾。 19世紀末のロンドンを舞台に、夜のロンドンで正義を行う白仮面と、悪事を行う【黒い蛇団】の争いを描いた痛快劇。 以下配役 【主人公】 トーテングロ家の執事(バトラー)にして白仮面 メリヒム 1 深夜の街路 ギュウキ パラ ゼミナ セムルヴ カシャ ニティカ 2 午後のお茶会 【トーテングロ家】 当主アシズ伯爵 ティス伯爵夫人 シャナ伯爵令嬢 シャナ嬢付小間使い(レディースメイド)チェルノボーグ シャナの女家庭教師(ガヴァネス)ゾフィーおよびタケミカヅチ 最近シャナが買った隻眼鬼面の武者鎧 家令(ハウス・スチュワード)モレク ティス夫人付き小間使いチグサ 【トーテングロ家への来...
  • アレックス
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 X巻 【解説】 『殊態の揺り手』(しゅたいのゆりて)の称号を持つ、“環回の角”ハーゲンティのフレイムヘイズ。神器は剣型の“コルタナ”。炎の色は支子色。 軍装の小男で、気安い口調で話す。フレイムヘイズ兵団の幕僚として、中世の『大戦』に参戦した。 『憑皮の舁き手』ドゥニとともにゾフィーの友人兼護衛として欧州を渡り歩いていた。 20世紀前半の対[革正団]戦争で、ドゥニと共に戦死した。 【由来・元ネタ】 「アレックス(Alex)」は、英語のファーストネーム。「アレキサンダー」の短縮形。ドイツ語ではスペルは同じだが、「アーレックス」という表記に近くなる。この名を持つ音楽家は多数。英語名だけあって、クラシックの音楽家よりも現代のバンドミュージシャンが検索にかかりやすい。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆...
  • シャンゼネタ
    【種別】 作中ネタ 【解説】 高橋弥七郎作品には、短編から脚本を担当したラジオドラマまで、特撮番組『超光戦士シャンゼリオン』のネタが必ず入っていた。 詳細は次の通りである。 A/Bエクストリーム 『A/B1』、『A/B2』、『アプラクサスの夢』:競馬の馬名がシャンゼキャラ       (アキラチョーラッキー、モーレツハヤミ、クロイワカイザー、ヘッポコザンダー、ムナカタチーフ、アッサリモードス、ムテキエリーザ) A/B SS:コンニャク一枚の遺留品      (第11話「コンニャク残して」) 灼眼のシャナ 『シャナ』:変身道具と間違えて魚      (名台詞「サバじゃねえ!」) 『シャナII』:先生の授業がブレイダー      (変身プロセスの抜粋) 『シャナIII』:バイク・大砲・ジェット機に変形するロボットの玩具      (三体の超光騎士)...
  • 見えざる手
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『興趣の描き手』ミカロユス・キュイの神器で、“異験の技工”ヨフィエルの意思を表出させている。形状は筆型。 ミカロユスは、この神器で絵画(自在法『パラシオスの小路』を含む)を描いていると思われる。 【コメント】 ☆アニメ第3期には未登場。 ☆筆といえば、ダン・ロジャースの“B.S.I”が万年筆型の神器だな。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア”や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”や『輝爍の撒き手』レベッカ・リードの“クルワッハ”やフリーダーの“アンブロシア”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカ...
  • 建木
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『強毅の処し手』季重の神器で、“突軼の戟”窮奇の意思を表出させていた。形状は槍型。 上海会戦で季重が戦死した際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 中国神話『淮南子』『山海経』における天の中心にあるとされる木。墜形訓では「建木はその形は牛のようで、これを引くと皮がある。冠の紐か黄蛇のようであり、葉はうすぎぬのようである」とされている。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆シャナの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナやカムシンの“サービア”やファーディの“ディスグレイス”やアーヴィングの“ルテニアン”やジョージの“フラガラック”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やアレックスの“...
  • ドレル・クーベリック
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 VIII巻 【解説】 『愁夢の吹き手』(しゅうむのふきて)の称号を持つ、“虚の色森”ハルファスのフレイムヘイズ。炎の色は薄いオレンジ色。 外見はエメラルドグリーンの瞳に鷲鼻と白髪、皺を鋭く刻んだ小柄な老人。フレイムヘイズとなってからまだ200年ほどしか経っていなかった、『若き御老体』。 戦闘時には、ステッキ型の神器“ブンシェルルーテ”を携え、幻術を操った。 欧州におけるフレイムヘイズたちの活動の多くを裏で支えてきた立役者。十九世紀から二十世紀初頭にかけて外界宿を「溜まり場」から「支援施設」へと変革した若き偉人。 幕僚団『クーベリックのオーケストラ』という一団を率いて、フレイムヘイズたちの情報交換・支援施設である外界宿『ドレル・パーティー』を主催しており、情報の便宜、素早い移動の手配、資金の工面や管理などの支援を、討ち...
  • フレイムヘイズ
    【種別】 存在 【初出】 I巻 【解説】 “紅世の徒”による『世界の歪み』の発生を防ぐために彼らを討つ異能の遣い手たち。単に「討ち手」とも呼ばれる。“紅世の王”と、“王”と契約した元人間の、二人で一人を指している。 その呼び名の由来は、“王”との契約の瞬間に人間が垣間見る『炎の揺らぎ』からである。その幻視の光景から、いつしか『フレイムヘイズ』と呼称するようになったようだ。 『炎髪灼眼の討ち手』など、身に宿す“王”とその能力に応じた称号を持つ。称号は『■■の○○手』という形で統一されており、同じ“王”であれば、契約者が代替わりしても称号は替わらない。 19世紀後半から20世紀前半までの対[革正団]戦争以降、フレイムヘイズに呼びかける時は、契約者の名前を先に、“王”の名前を後にするのが礼儀とされた。 契約者の内に宿る“王”は、フレイムヘイズによって様々な形状をとる...
  • ラハット
    【種別】 宝具 【初出】 SIII巻 【解説】 1864年に、“狩人”フリアグネがフレイムヘイズ『氷霧の削ぎ手』ノーマン・パーセルへの対策として用意した剣型宝具。 炎と化した刀身を自在に操るという能力を備える。別名は回炎剣。 【由来・元ネタ】 元ネタはラハット・ハヘレヴ・ハミトゥハペヘットという、『旧約聖書』「創世記」第三章二十四節に記述される「回る炎のつるぎ」。 アダムとイヴがエデンの園を追われた後、命の木に至る道を守るためその東に智天使ケルビムとともに置かれたとされる。 ヘブライ語で、それぞれラハットが「炎」、ハヘレヴが「剣の」、ハミトゥハパヘットが「回っている」の意味である。 現代ヘブライ語では、該当箇所は「להט החרב」という表記がされている。残念ながら読み方は不明。ちなみに右から読む。 【コメント】 ☆当然として、アニメシ...
  • タスラム
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『擒拿の捕り手』オルメスの神器で、“至知の月輪”ケリドウェンの意思を表出させている。形状は枷型。 【由来・元ネタ】 ケルト神話のルー神が投石器(スリング)で放った石弾「タスラム(tathlum)」。セメントで出来ているという。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やフリーダーの“アンブロシア”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やジョージの“フラガラック”やファーディの“ディスグレイス”やアーヴィングの“ルテニアン”やアルマの“フォルテー”やグリンカの“プーハチ...
  • 身口意
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『理法の裁ち手』ヤマベの神器で、“祛邪の刻屈”オオヤマクイの意思を表出させていた。形状は独鈷杵(どっこしょ)型。読みは「しんくい」。 中世の『大戦』終結から1930年代までの間に、ヤマベが宿敵であったオオナムチに敗れて戦死した際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 仏教における「業(ごう)」 身業・・・身体で行うもの。立ち居振る舞い。 口業・・・ことばを発すること 意業・・・心でものごとを感じたり、考えたりすること をまとめて身口意の三業という。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で名称が判明した。 ☆ユーリイ・フヴォイカの“ゴベルラ”やクロード・テイラー...
  • パウラ・クレッキー
    【種別】 フレイムヘイズ 【解説】 称号、契約している“王”炎の色、ともに不明。ドレル・パーティーの一員。 旧知の仲であるサーレ・ハビヒツブルグに、契約したてのキアラ・トスカナを預ける。 シュドナイ襲来時に、ドレル・クーベリックと共に死亡したと見られる。 【由来・元ネタ】 ユダヤ系ポーランド人の指揮者・作曲家「パウル・クレツキ(Paweł Klecki)」ではないかと思われる。 「パウラ(Paula)」は「パウル」の女性形。語源はラテン語の「小さい」とされる。 【コメント】 ☆パウラは女性の名前みたいだな。男だとばかり思っていたが… ☆そもそも、「クレッキー」ではなく「クレツキー」なんだが……この場合どうすりゃ良いんだ?
  • パウラ・クレツキー
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 VIII巻(フルネームはXV巻) 【解説】 『従佐の指し手』(じゅうさのさして)の称号を持つ、“叢倚の領袖”ジェヴォーナのフレイムヘイズ。神器は縦笛型の“ロカトール”。炎の色は胡桃色。 外界宿『ドレル・パーティー』の一員。19世紀末期に、旧知の仲である『鬼功の繰り手』サーレ・ハビヒツブルグに、契約したての『極光の射手』キアラ・トスカナを預けて討ち手としての教育を頼んだ。 シャナが御崎市へやって来る前に出会ったフレイムヘイズの一人で、シャナからの呼び名は『弾き語り』。 VIII巻での[仮装舞踏会]のシュドナイ襲来時に、指揮者であるドレル・クーベリックや同僚のボードと共に死亡した。 【由来・元ネタ】 ユダヤ系ポーランド人の指揮者・作曲家「パウル・クレツキ(Paweł Klecki)」ではないかと思われる。 「パ...
  • ソアラー
    【種別】 神器 【初出】 XV巻 【解説】 “觜距の鎧仗”カイムの意思を表出させていた、フレイムヘイズ『空裏の裂き手』クロード・テイラーの神器。 形状は、左を向いた鷲のバッジ型。クロードの胸に留められていた。 1901年、クロードがフレイムヘイズとしての契約を解除して消滅した時に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 グライダーの一種「ソアラ(soarer)」だと思われる。「soar」自体の意味は、「舞い上がる、上昇気流に乗って滑空する」。 「ソアラ」のJIS規格での定義は、「大気の動きを利用して、長時間又は長距離の飛行を行うグライダ」。 なお、トヨタの自動車ソアラのエンブレムは、グリフォンである。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆クロードの自在法『サックコート』を形の参考にしたのかな。 ☆『ソアラー』と名付けたの...
  • ゴローザ
    【種別】 神器 【初出】 SII巻(名称は外伝『ヴァージャー』) 【解説】 “珠漣の清韻”センティアの意思を表出させていた、フレイムヘイズ『无窮の聞き手』ピエトロ・モンテベルディの神器。 形状は懐中時計型。しばしば机に置かれていた。 ピエトロが戦死した際に、消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 イタリア語でグルメを意味するゴローザ(golosa)。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆懐中時計が開発される前の“ゴローザ”の形状は不明。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア”や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”や『輝爍の撒き手』レベッカ・リードの“クルワッハ”やフリーダーの“アンブロシア”やドレル・クーベリックの“ブンシ...
  • フォッセ
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『枢機の向き手』ボードの神器。“勘破の眼睛”フェイの意思を表出させていた。形状は聖遺物箱型。 VIII巻でボードがパウラ・クレツキーと共に[仮装舞踏会]のシュドナイに殺害された時に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 運河や堀を意味する「フォッセ(fosse)」かな? モルガン・ル・フェイがアーサー王をアヴァロンへ運ぶ際に、運河を下っていったという解釈は出来るが……。 要検証。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア”や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”やレベッカ・リードの...
  • オストローデ
    【種別】 地名 【初出】 I巻(名称はX巻) 【解説】 中世の『大戦』の始まりとして知られるドイツの都市。平野にあり、守るに難い地勢であったようだ。 大量にトーチが作成されたことがきっかけとなって、[とむらいの鐘]とフレイムヘイズ、さらに敵対する別の“王”の組織の三つ巴の戦いの舞台となり、最後は“棺の織手”アシズが仕掛けた自在法『都喰らい』により消滅した。 存在そのものが丸ごと喰われたので、一般の人間の間には、公式な記録はないと思われる。しかし、“紅世”関係者の間では著名で、後に彼らから『闘争の渦』と呼ばれた地の一つとなった。 【由来・元ネタ】 元ネタは、ドイツのオステローデ・アム・ハルツ市(Osterode am Harz)だと思われる。現在の人口は24,000人ほど。同名の郡(Landkreis)の郡庁所在都市。 ドイツ北西部ニーダーザクセン州ハル...
  • フリズスキャルヴ
    【種別】 神器 【初出】 XVIII巻 【解説】 “鬼道の魁主”ヴォーダンの意思を表出させる、フレイムヘイズ『昏鴉の御し手』ヒルデガルドの神器。 形状は真っ赤な宝石をあしらったブローチ型で、ヒルデガルドの左胸に着けられている。 【元ネタ・由来】 北欧神話の主神オーディン(ドイツ語でヴォーダン)とその妻フリッグだけが座ることのできる、全世界を見渡せる高座フリズスキャルヴ(Hlidskjalf)。 【コメント】 ☆元ネタ的には、シャナが神器“コキュートス”に込めた思いを、神話から抽出したようなものである。ヒルダもシャナと同じような理由で神器を選んだのだろうか? ☆ヒルダの自在法『瞑目の夜景』とも関係しているのかな。 ☆↑フレイムヘイズの神器は違う形状でも、名前が同じことがある(『極光の射手』など)。ヒルダに所縁のある形がブローチであり、それの名前...
  • クレメンス・ロット
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 外伝『ヴァージャー』 【解説】 『戈伏の衝き手』(かふくのつきて)の称号を持つ、“利鋭の暗流”ノートのフレイムヘイズ。炎の色は消炭色。神器はランプ型の“マーニ”。 不可視不可知の力を自在に操る攻撃に特化した討ち手で、その能力故に集団戦には向いておらず、中世の『大戦』では連絡将校の任にあった。その際、後方に配備されていた『荊扉の編み手』セシリア・ロドリーゴと知り合う。 中世の『大戦』の終結後、一人で行く道に迷っていたセシリアに声をかけて相棒とし、共に旅をする間に彼女から慕われるようになる。そしてある時、彼女につい自分の故郷のことを少し話してしまい、すぐにそれを後悔する。 かつてクレメンスは、故郷のオーストリアの村で妻とそのお腹の中にいた子供を“徒”に喰われてしまう。その怒りでフレイムヘイズとして契約した彼は、後に妻子への手...
  • プロビデンス
    【種別】 自在法 【初出】 XVIII巻 【解説】 [仮装舞踏会]の布告官である“淼渺吏”デカラビアが使用していた自在法。 自分の鱗を切り離し、入出力器官に変えるというもので、この器官から見聞きし、会話し、自在法まで振るうことができた。この自在法の効果が発動している間、鱗から人間大の円の中に五芒星、その中心に目という形状の自在式が浮かび上がっていた。 短時間・近距離ならば、これと類似した効果を及ぼす自在法は他にもあるが、この自在法が特殊なのは、その効果持続時間が永続的で、全世界をカバーできるほど効果範囲が広いという点であった。 作り出せる鱗の数に限界はあるが、それでも世界中に広がった戦域を一箇所に居ながら把握することも容易かった。 更に恐ろしいのは、彼の巨体の鱗全てがこの自在法の触媒であることで、たとえば全身の鱗で入出力器官としての機能を発動させ...
  • スプレット
    【種別】 神器 【初出】 XVII巻 【解説】 “布置の霊泉”グローガッハの意思を表出させている、フレイムヘイズ『姿影の派し手』フランソワ・オーリックの神器。 形状は大きな壺型。材質やどのような様式かは詳細不明。雪など、水に関連する物質が周囲にあれば、“スプレット”を駆使した敵兵探知や遠話も可能である。 【由来・元ネタ】 英語の「spread」だろうと思われる。広げる、展開するなどの意味。タロットカードを占いに用いるとき、カードを並べていく作法にもこの語を使う。 【コメント】 ☆背負うほどの壷という、軽い装飾品が多い神器の中ではマージョリー・ドーの“グリモア”に匹敵する巨大さを誇った。これで『鬼功の繰り手』サーレの『レンゲ』と『ザイテ』や、かつての『極光の射手』の“ゾリャー”のような武器的性質を持たない神器だったら、ただただ肉弾戦の邪魔でしかなか...
  • ルテニアン
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『替移の接ぎ手』アーヴィングの神器で、“訓議の天牛”ザガンの意思を表出させていた。形状はコイン型。 1895年、アーヴィングがファーディと共に[革正団]サラカエル一派に殺害された際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 キエフ大公国の別名ルテニアの国民を表す「ルテニアン(Ruthenian)」と思われる。 彼ら自身はルシンと自称しており、ハンガリー語や英語を経由してルテニアンとなった。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア“や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”や『輝爍の撒き手』レ...
  • ボード
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 VIII巻 【解説】 『枢機の向き手』(すうきのむきて)の称号を持つ、“勘破の眼睛”フェイのフレイムヘイズ。炎の色はセレスト。神器は聖遺物箱型の“フォッセ”。 欧州を束ねていた外界宿『ドレル・パーティー』の一員。指揮者にドレル・クーベリック、同僚にパウラ・クレツキーがいた。 VIII巻での[仮装舞踏会]の『三柱臣』将軍シュドナイによる『ドレル・パーティー』襲撃時に、パウラ・クレツキーと共に殺害された。 【由来・元ネタ】 指揮者のセルジュ・ボド(Serge Baudo)がいるが、存命の人物のため、彼が元ネタかどうかは不明。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆ゾフィー・サバリッシュの補佐役だったアレックスやドゥニと役割が似ていたのかもな。 ☆フレイムヘイズの季重や笵勲やアルマやグリンカやコーエンや...
  • ドゥニ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 X巻 【解説】 『憑皮の舁き手』(ひょうひのかきて)の称号を持つ、“截の猛狼”ガルーのフレイムヘイズ。神器はマント型の“リュパン”。炎の色は木賊色。 背の高い、マントを羽織った男で、丁寧な口調で話す。フランス出身。フレイムヘイズ兵団の幕僚として、中世の『大戦』に参戦した。 かつては『殊態の揺り手』アレックスと共にゾフィーの友人兼護衛として欧州を渡り歩いていた。 中世の『大戦』終結直後にフランソワに「嵐が来る」と告げられて、ゾフィーに伝えた。 20世紀前半の対[革正団]戦争で、アレックスと共に戦死した。 【由来・元ネタ】 「Denis(ドゥニまたはドニ)」はフランス語のファーストネーム。音楽家では、フランスバロックのドニ・ゴーティエ(Denis Gaultier)などがある。 【コメント】 ☆アニメシリーズ...
  • ターボル
    【種別】 神器 【初出】 XVII巻(名称はXVIII巻) 【解説】 “吾鱗の泰盾”ジルニトラの意思を表出させていた、フレイムヘイズ『犀渠の護り手』ザムエル・デマンティウスの神器。 親指大の銀杯型で、戦闘中は紐で胸ポケットにくくりつけられていた。 自在法『ジシュカの丘』を行使する際には、この神器を弾いてその余韻を握りしめ、地面に掌を打ち付けていた。 XX巻の終盤で、ザムエルが戦死したと同時に消失した。 【元ネタ・由来】 チェコ共和国南ボヘミア州の都市ターボル(Tábor)が由来。都市名自体は、イエスが山上の説教を行った、イスラエルのタボル山にまで遡る。 この都市は15世紀前半のフス戦争の際に、神聖ローマ皇帝に反旗を翻したフス派の中の最急進派(ターボル派)の軍事拠点となった。 このターボル派が、その司令官ヤン・ジシュカの病没後に、自分たちを「孤...
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