灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「逆転印章(アンチ・シール)」で検索した結果

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  • 逆転印章(アンチ・シール)
    【種別】 自在式 【初出】 VI巻 【解説】 自在法の効果を逆転させる自在式。通常は、防御陣などに使用される。 ダンタリオン教授は、この自在式を調律師であるフレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが組み立てた調律の自在法に使い、御崎市の世界の歪みを均す力を逆転、極限まで歪みを拡大しようとした。 我学の結晶『惑いの鳥』により隠蔽が施された状態で御崎市駅丸ごとを改造して巨大な逆転印章を構成。さらに発動のための最後のピースを『夜会の櫃』に仕込むことで、逆転印章の存在をギリギリまでフレイムヘイズに悟られない工夫が施されていた。 しかし、坂井悠二の出した調律の協力者を利用することで街の事件前後の差を探るという提案と、宝具『玻璃壇』 の力により、調律にこの自在式が仕込まれていることを看破され、最後は『夜会の櫃』が焼却されたため、不発に終わった。 『大...
  • ア行
    ...ラウネ アレックス 逆転印章(アンチ・シール) アンドレイ要塞 アンブロシア イーストエッジ 捜索猟兵(イエーガー) 異形の戦輪使い 池のトーチ化 池速人(いけはやと) 意思総体 いとうのいぢ イナンナ イルヤンカ 色盗人(いろぬすびと) 「今ここにいる坂井君が、人間だってことを、私は知ってます。」 「因果の交差路でまた会おう」 インベルナ 大皿(ヴァークシャーレ) 車両要塞(ヴァーゲンブルク) 禁衛員(ヴァッフェ) ウァラク ウアル 巡回士(ヴァンデラー) ウィツィロポチトリ ウィネ ヴィルヘルミナ・カルメル ウェストショア 羽淵 ヴォーダン ウコバク 渦巻く伽藍 器 ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤ 裏表紙 うるさいうるさいうるさい ウルリクムミ 吽の伝令 運命という名の器 永遠の恋人 影浸(えいしん) エカテリーナ エギュン エスピナ 桃源(エデン) エリュー 約束の二人(...
  • 揮拳の圏套
    【種別】 宝具(?)、我学の結晶 【初出】 XXI巻 【解説】 正式名称は『我学の結晶エクセレント252580-揮拳の圏套』。 『真宰社』の防衛システムの1つ「鉄巨人」の両拳に装備された、秘密兵器型の我学の結晶。 「鉄巨人」の拳に見えない渦を発生させ、個体、液体、気体、自在法を問わず、触れた物を音もなく抵抗なく跡形もなく消滅させる最強の矛。敵の攻撃を消滅させることで無敵の盾にもなる。ダンタリオン教授いわく「まさに必殺、これぞ究極」。 その正体は超々々小型化された特殊な逆転印章。かつて教授が御崎市で行った「“歪み”を修復する『調律』を逆転印章で逆転させ、“歪み”を極限まで大きくする」実験をコンパクトに纏めたものである。 新世界『無何有鏡』創造の前準備として行われている同様の「調律の逆転印章を用いて“歪み”を拡大し、『神門』をも凌ぐ巨大な“隙間”を開...
  • 御崎市(みさきし)
    【種別】 地名 【初出】 I巻 【解説】 物語の舞台である、県下でもそれなりの大きさを誇る市。首都圏近郊に位置する。市の中央を真南川が流れ、そこから東半分が市街地、西半分が住宅街というつくりをしている。 夏にはミサゴ祭りがあり、市外から多くの観光客が訪れた。 “紅世”関連の事件が連続して発生していたため、VI巻以後『闘争の渦』の疑いが持たれていたが、XXI巻で確定した。 フリアグネの秘法『都喰らい』未遂により、この数百年で御崎市ほどひどく荒らされ歪んだ土地はないとXXI巻で“祭礼の蛇”坂井悠二は語っていた。そのため、『大命』最終段階の実行地点に選ばれた。 御崎市の施設 →御崎アトリウム・アーチ →御崎大橋 →御崎市駅 →御崎高校 →依田デパート →時計塔 →真南川 二月、大命宣布を聞いた“徒”たちが世界中から集まり、さらに...
  • カデシュの血脈
    【種別】 自在式 【初出】 VI巻 【解説】 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが繰っていた自在法兼自在式で、『カデシュの血印』から形成されるエネルギー流。『瓦礫の巨人』を構成し操るための力の経路。 『カデシュの血印』と『カデシュの心室』を接続する。 また、『セトの車輪』の使用時は自在式を刻んだ瓦礫と宝具『メケスト』の先端を接続する。 なお、これは単品の自在法ではなく『カデシュの血印』の力の一端のためか、あるいは自在式の一種であるためか、他の固有名詞のある自在法と違って作品内で鉤括弧が一切付けられていなかった。 【コメント】 ☆アニメ版ではあまり・・・・。 ☆逆転印章と比べて、どっちが地味だったかな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』ニヌルタやフワワやソカルやウルリクムミ相手に...
  • 完全一式
    【種別】 自在式 【初出】 X巻 【解説】 ある種の特別な自在式の総称。断篇の一部でも一旦物に刻めば、破壊や干渉を受け付けなくなる自在式。 作中では、『大命詩篇』のみ登場した。 オリジナルを持つ者による共振で破壊できるようだ。 また、中世の『大戦』最終決戦で神威召喚にて天罰神として顕現したアラストールは、これを容易く砕いてみせた。 その際、[仮装舞踏会]の『三柱臣』巫女ヘカテーは『大命詩篇』破壊の余波を受けて苦しんでいた。 刻んだ自在式が破壊や干渉を受け付けなくなるのであって、刻まれた物が破壊や干渉を受け付けなくなるわけではないようであり、XIII巻にてベルペオルは『大命詩篇』が数多く組み込まれた『暴君』の破壊を危ぶんだことがあった。 御崎市決戦にて、シャナが宝具『コルデー』に改変した『大命詩篇』を込めて、新世界『無何有鏡』創造途中のヘカ...
  • 揮散の大圏
    【種別】 宝具(?)、我学の結晶 【初出】 XXII巻 【解説】 『我学の結晶エクセレント252580-揮拳の圏套』を一段階押し進めた、最終兵器型の我学の結晶。 『揮拳の圏套』の効果範囲を爆発的に拡大し、直径30メートル内のあらゆる存在を本体の「鉄巨人」もろとも消滅させる究極爆弾。 基本的には『揮拳の圏套』の一機能であり、範囲内のあらゆる存在を問答無用で『両界の狭間』に放り出すという原理も同じである。そのためか、個別のエクセレントナンバーは振られていなかった。 ちなみに単純な爆発ではなく調律への『逆転印章』の効果を利用した歪みによるものだからか、複数が近距離で同時に『揮散の大圏』を発動させた場合、全てをこの世から狭間に押し出す歪みの効果範囲が直径30メートルを超えて巨大化する。 『揮拳の圏套』の発生機関を暴走させる一種の自爆装置であるため、味方が巻き...
  • 惑いの鳥
    【種別】 宝具(?)、我学の結晶 【初出】 VI巻 【解説】 正式名称は『我学の結晶エクセレント29147-惑いの鳥』。 一抱えほどの大きさがある張りぼての鳥であり、撹乱の自在式が仕込まれている。“燐子”ドミノたちから指令を受けることで、飛行などの動作も可能。 これに刻まれている『撹乱』の自在式は、ダンタリオン教授あるいはドミノの遠隔操作による起動命令を受けて発動するが、起動や効果を発現するための“存在の力”は攻撃してくるフレイムヘイズなどから拝借できるため、少ない力で大きな効果を出すことが可能。 拠点防衛に大きな威力を発揮するが、数がある程度集まらないと撹乱の力は発揮できず、また指令が無い限りはただの飾りで強度も低い。 その真の用途は『逆転印章』の効果の加速だったが、これは未使用に終わった。 鳥のハリボテは御崎市のシンボルかつ、『御崎市ミ...
  • 鉄巨人
    【種別】 我学の結晶 【初出】 XXI巻 【解説】 御崎市においての最終決戦にてダンタリオン教授が投入した防衛装置。 色も付けない金属そのままのボディで関節は蛇腹、各所は溶接ではなく鋲で留められ、さらに頭は三角帽子のようなものに眼の穴が空いて、そこから馬鹿のように白けた緑色の光がサーチライトのように光っているという、ブリキの人形をそのままサイズアップさせたような、教授らしいシュールな外見だった。 教授センス的には「すごぉぉぉーい!おおきぃぃぃーいっ!かぁぁぁーっこいいいいいいいい―――!!」だが、フレイムヘイズ『鬼功の繰り手』サーレ&ギゾーの感想は「はあ?」「へえ?」、『極光の射手』キアラ&ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤは「なっ!?」「ちょ」「バッカじゃないの」と不評だった。 しかし教授の発明品だけあって性能は高く、外部構造は自在法に耐性を持ちサー...
  • 夜会の櫃
    【種別】 宝具(?)、我学の結晶 【初出】 VII巻 【解説】 正式名称は『我学の結晶エクセレント29182-夜会の櫃』。 巨大な列車型の我学の結晶。大きく分けて、破城槌を思わせる鋭角的で頑丈な先頭構体と、剥き身のエンジンのように複雑な機構を見せる車体で構成されており、突端部にはダンタリオン教授の炎の色で輝く、防御の自在式が施されている。 内部から遠隔地を監視するための『賢者の瞳』、“燐子”ドミノとの通信用に『阿の伝令』など様々な用途の我学の結晶が据え付けられている他、迫り上げ式(及び回転式)の操縦室、ブラウン管のモニター、潜望鏡、スピーカー、巨大なトンカチや中華鍋や毛虫爆弾など、有用無用問わず無数のギミックが仕込まれている。 さらに、内部にフレイムヘイズを閉じ込め、その“存在の力”を燃料とする加速用の炎の噴射装置、飛行用の安定翼と、およそ何にで...
  • 大命詩篇
    【種別】 自在式 【初出】 VIII巻(名称はX巻) 【解説】 [仮装舞踏会]が掲げる『大命』の遂行に必要な自在式。 組織秘蔵のものであり、その物に直に触れたことがあるのは、『三柱臣』の三柱とダンタリオン教授(&ドミノ)のみだった。後に教授に代わってラミーが分析の任に当たることになった。 極めて複雑な自在式であり、解読や起動も極めて困難だった。そのため[仮装舞踏会]の面々は、自在式の知識に長ける教授らに解読や起動を委託していた。 例え一部の断篇でも物体に刻めば破壊や干渉を受け付けなくなる『完全一式』という特殊な式でもあった。オリジナルを持つヘカテーは共振することで『大命詩篇』を破壊できるようだ。 単一の物ではなく、様々な効果の自在式を総称して『大命詩篇』と呼んでおり、これまでに “棺の織手”アシズが『壮挙』のために使用した存在の『分...
  • 無何有鏡(ザナドゥ)
    【種別】 世界 【初出】 XX巻 【解説】 創造神“祭礼の蛇”と[仮装舞踏会]、そして坂井悠二が『大命』として両界の狭間に創造した、“この世の写し世”。 どこまでもこの世と同じように存在し、命すら同じように存在しながら、尽きることの無い“存在の力”に溢れる、“祭礼の蛇”が“徒”のための楽園として創造しようとしていた新世界。 世界法則そのものはこの世と異なるが、創造時点では生きる命、物質、宇宙まで何もかもこの世と同じ。“祭礼の蛇”坂井悠二曰く並行世界、あるいはパラレルワールドのようなものである。 マージョリー・ドーからはコピーとも称されていたが、悠二としてはその言い方は不服で訂正を求めていた。 三千年前、“祭礼の蛇”が創造しようとした『大縛鎖』を雛形としていた。 『大縛鎖』の創造をそのまま繰り返すのではなく、『無何有鏡』というより大規模な創...
  • 自在式
    【種別】 技術・現象 【初出】 I巻 【解説】 自在法の構成原理と“存在の力”の流れを表す紋様 任意の自在法を発動させる際に出現させる紋様 自在法の効果を増幅・補助させるための紋様 これらの総称が自在式と呼ばれる力の結晶である。式は、基本的に使用者の“存在の力”の色で発光するようだ。 自在法自体は決まった形式が無く、式をあらかじめ用意しておかなくても個々の力で感覚的に発動させることが可能であるため、大半の“紅世の徒”やフレイムヘイズは勝手気ままに使える自己の力を優先する。 しかし、自在式を利用することで自在法の効果の増大(ダンタリオン教授曰く「ブースター」の様な役割)・補助に止まらず、逆転印章のように、自在式を起動させれば不特定多数の誰かが使っても同じ効果を表す定型化された自在法として、一般化させることができるようになった。 自在式そのもの...
  • 玻璃壇(はりだん)
    【種別】 宝具 【初出】 I巻 【解説】 遥か昔、創造神“祭礼の蛇”伏羲によって作られた監視用の宝具。本体は銅鏡型。彼が作った都『大縛鎖』を見張るために製作されたものだった。 周囲の物体を材料として、一定範囲内の地形や都市を象った巨大な箱庭(全体ではデパートのフロアの数割を占め、再現された大きなビルには人が乗れるほど)を形作り、範囲内の人間や、トーチや自在法などの“存在の力”の流れを、簡略化した人型やそれぞれの持つ色の光でリアルタイムに投影する。直接的な力は持たないためか、大した力を使わなくても使用できた。 簡略化された人型は半透明で、田中曰く「トイレの記号」、佐藤曰く「非常口の(記号)」。ただし、座った形や走った形、手を繋いだ形など、手足の動きまで精巧に再現しており、建物内の人型も目を凝らせば見えていた。 表示を“存在の力”の発光へと切替えれば、トーチ...
  • ラミー
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 II巻 【解説】 真名は“屍拾い”(しかばねひろい)。炎の色は深い緑色。 細身のクラシックなスーツを着込んだ老紳士の姿は、“存在の力”の消費を減らすために寄生しているトーチのものであり、本当の姿は別にある。 世界のバランスを考慮しているため無害とされ、通常のフレイムヘイズからは討滅の対象外となっている特殊な“徒”。 他の“徒”が作った燃え尽きそうなトーチを摘み、すでに失われたある物の復活のために“存在の力”を集めていたことで、他の“徒”から蔑まれていた。戦闘になりそうなら、様々な自在法を巧みに使い、相手を撹乱して遁走していた。 アラストールとは中世の『大戦』最終決戦以来の、古い友人関係にある。 その正体は、封絶などを編み出した“紅世”最高の自在師“螺旋の風琴”リャナンシー。 その自在法や式に対する知識は...
  • ロード・オブ・ザ・シーズ
    【種別】 船舶 【初出】 外伝『アンコール』 【解説】 新世界『無可有鏡』の地中海を遊覧する大型豪華客船。「Lord of the Seas」、「海洋の君主」号とも。略称はLotS。 全長365メートル、全幅45メートル、総トン数22万トンという、世界でも三本の指に入る巨大な客船である。 初登場時は、たまたまベルペオルが[仮装舞踏会]将帥の集合場所に選んだだけであったが、船員のセレーナ・ラウダスを気に入ったためか、二回目の登場時点では、戦闘指揮所を備えた[仮装舞踏会]の拠点のようになっていた。統括は“朧光の衣”レライエ。 この船で、主に新参の“紅世の徒”たちを対象に、『両界の嗣子』ユストゥスのお披露目が行われた。 【由来・元ネタ】 ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が保有する六隻の22万トン級豪華客船が「○○・オブ・ザ・シーズ」とい...
  • 坂井悠二(さかいゆうじ)
    【種別】 “ミステス” 【初出】 I巻 【解説】 物語のもう一人の主人公。16歳、御崎高校1年生の少年。“紅世の王”、“狩人”フリアグネ一派に存在を喰われて死亡した『本物の坂井悠二』のトーチ。 トーチとなった直後に宝具『零時迷子』が無作為転移してきて、『零時迷子』の“ミステス”となった。 “ミステス”としての核である『零時迷子』の性質により封絶の内部でも動くことができたために、フリアグネ配下の“燐子”の人喰いを目撃してしまい、自身も襲われそうになったところをフレイムヘイズの少女に助けられ、同時に自分が既に死んだ『本物の坂井悠二』の代替物であること、“徒”がこの世の人間を人知れず喰らっているなどの、「この世の本当のこと」を知らされた。 初日こそ自分がすでに死亡し、消滅するしかない存在である事に落ち込み悩んでいたが、後日には落ち着きを取り戻し、囮扱いながらもフ...
  • 吉田一美(よしだかずみ)
    【種別】 人間 【初出】 I巻 【解説】 御崎高校一年二組。坂井悠二のクラスメイトにして、『灼眼のシャナ』のもう一人のヒロイン。 控えめな印象ながら、よく見ると可愛い容姿の少女。髪型はショート。女性から見ても非常にスタイルが良く、特に大きな胸が目立つようだ。 家族構成は父と母と弟(健)。家は一戸建てのようだ。池速人と同じ地区で、生前の平井ゆかりとは親友だった。 料理も(平均以上には)上手く、シャナとは色んな部分で対照的な、「女の子らしい女の子」。作者曰く『良くも悪くも恋愛至上主義』であるようだ。入学式で迷った際に助けてくれた悠二に好意を持ち、シャナが現れるまではその想いは胸に秘めていた。 主要キャラの人間の中では、思い人や幼馴染を“紅世の徒”に喰われたり、思い人が世を乱す“紅世の王”になったり、親友にして恋敵が『炎髪灼眼の討ち手』で、思い人が恋敵...
  • セレーナ・ラウダス
    【種別】 人間 【初出】 外伝『アンコール』 【解説】 新世界『無何有鏡』の地中海をクルーズする豪華客船『ロード・オブ・ザ・シーズ(大海の君主)』号の客室乗務員。年齢は二十過ぎ、髪の色は暗い茶、纏っているのは紺地の制服と様々違っているが、面差しはある“王”にとても似ている。 本来ならば貴賓室には立ち入りさえ許されない小間使い役であったが、同船の貴賓室に陣取る貴婦人(その正体は[仮装舞踏会]の将帥たちとの合流地点として本船に乗り合わせた『三柱臣』参謀ベルペオル)の目にとまったことで、本来の業務を外れて貴婦人専属のサービス要員となる。 同船が五十余人の人間の犯罪者によるシージャック事件に巻き込まれる中で、無風の貴賓室を次々と訪れる多様珍妙な来客を応対した。 一連の騒動後に『夢のような景色』を目撃し、貴婦人に対して発した言葉が貴婦人を驚かせ、その礼として宝...
  • ラ行
    ラーの礫 羅梭 ラジオドラマ&ドラマディスク ラツィエル 轍(ラット) ラハット ラハブ ラビリントス ラミー ラ・ルゥーカス リシャッフル リベザル 理法の裁ち手 リボン リャナンシー 竜尾 劉陽 リュパン 両界の嗣子 両界の狭間 両翼 燐子 ルグ ルテニアン 隷群 零時迷子 冷戦下の事件 レギオン レギュラー・シャープ レベッカ・リード 革正団(レボルシオン) レライエ レンゲ&ザイテ 朧天震 ロード・オブ・ザ・シーズ ローレッタ ロカトール ロフォカレ 論誼の笈
  • ベヘモット
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 VI巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“不抜の尖嶺”(ふばつのせんれい)。炎の色は褐色。 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウと契約し、ガラスの飾り紐型の神器“サービア”に意思を表出させていた。 口調は老人そのもの。同性同士のフレイムヘイズの特徴か、共に積み上げた歳月の必然か、思考はカムシンとほぼ同一の「優しく見える無情」。 台詞の最初に「ふむ、」とつくのが癖。 同胞殺しを決意した最古の“王”の一人。太古の『大縛鎖』での創造神“祭礼の蛇”との戦いにも、カムシンと共に参戦した。 御崎市決戦においてカムシンが戦死したことで、“紅世”へ帰還した。そして、創造された新世界『無何有鏡』へ渡り来て、秩序派の“王”の一人としてシャナ(とアラストール)と再会したようだ。 新世界が創造されてから数年...
  • 祭礼の蛇
    【種別】 “紅世の徒”、神、真名 【初出】 II巻 【解説】  “紅世の王”。読みは「さいれいのへび」。「汚名に等しき名」として捨てた過去の通称は伏羲。 炎の色は黒。この炎は通常とは違い、闇と区別がつかないような「輝かない炎」であり、全てを染め上げ塗りつぶすと形容される場合もあった。この黒い炎が影となった場合、銀色となった。 顕現した姿は、両目と影から零れる銀色に浮かぶ真黒の巨大な蛇身。いくらかの鋭角さを備えた頭部は兜のようで、長大な蛇身を鱗が鎧のように隙なく覆う。その各所に黒い炎をまとわりつかせ、見るものに畏怖と崇敬の念を抱かせた。 真名が初登場したII巻では「天裂き地呑む化け物」と称され、かつて支配という行為に興味を持ち、宝具『玻璃壇』で監視された都『大縛鎖』を作ったが、すぐにフレイムヘイズに袋叩きにされ一発昇天したとマージョリーとマルコシアスに...
  • しんでれらのしゃな
    【種別】 番外編 【初出】 オフィシャル海賊本『電撃h』 【解説】 ひらがなに続く、本編とは一切関係ない「なんでもあり」な番外編。テーマは、描写的には「山葵と回復呪文の迎撃」、内容的には「なんじゃとう?」。 VII巻までの設定で描かれる、『灼眼のシャナ』のキャラクターたちによる「シンデレラ」。 「灰かぶり」を意味する「シンデレラ」と「サンドリヨン」を、「シ」繋がりと「ヨ」繋がりでシャナと吉田が担当していた。 色々元ネタからはかけ離れた荒唐無稽なお話だが、あくまでファンタジーでメルヒェンなお話。 後に『灼眼のシャナ0』に掲載された。 スレでは悠二と『三柱臣』の従属関係から、「実は伏線だったんじゃね?」的な意見もあったりなかったりした。 以下配役 【王国側】 王様(アラストール) 王妃(チグサ) 王子(ユウジ) 軍師(ベ...
  • あだ名
    【種別】 名称 【初出】 II巻 【解説】 真名でも通称でもない、主に他人がつける呼び名。一部には、本人が流布したものもある。 主な異名・あだ名の一覧 シャナ > チビジャリ(byマージョリー)、魔神憑き、姫(by[仮装舞踏会]の構成員)、眩き炎(by『大地の四神』) アラストール > 天罰神、真正の魔神、天罰狂い、カタブツ大魔神、腰抜け魔神(byマルコシアス)、天罰下す破壊神、神をも殺す神、裁きの業(by『大地の四神』)、摂理神格にして審判断罪の化現(byチャルチウィトリクエ)、裁きたがり マティルダ > 女丈夫 マージョリー > 殺し屋、我が○○(byマルコシアス)、怒れる獣(by『大地の四神』)、100年単位のバアーサン(byシャナ)、騒々しくも美しき殺戮者(byシュドナイ)、爪牙の奴隷(byティリエル) マルコシアス > 戦闘狂、バカマ...
  • 星(アステル)
    【種別】 自在法 【初出】 XIII巻 【解説】 [仮装舞踏会]の『三柱臣』巫女“頂の座”ヘカテーが使用していた自在法。 ヘカテーの炎と同じ明る過ぎる水色の光弾を放つ。 光弾は複雑な曲線軌道を描きながら高速で乱れ飛び、同時に数十発以上放たれることもあるその見た目は、さながら流星群である。なお、命中した際に散る光の余波で、水色の炎の延焼が起こった。また、使用者の任意で着弾前に爆発させることもできた。 大杖型宝具『トライゴン』を鳴らすことで発動させる場合もあるが、鍔迫り合いの状況でも発動させるなど、『トライゴン』を用いなくても発動させているような描写もあり、XVII巻では威力・規模を抑えたタイプの物が素手で使われた(素手で全力で放つことも可能とのことだった)。 『詣道』の道行では、この自在法で最古のフレイムヘイズたちの成れの果てたる、色付く影を粉砕して...
  • ハボリム
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“煬煽”(ようせん)。炎の色は楝(おうち)色。 [仮装舞踏会]の幹部で、兵科は捜索猟兵。誰もが認める腕利きの、強大なる“王”。組織の最前線に立つ実戦派の“王”として有名であり、本拠地たる城塞型宝具『星黎殿』にも滅多に姿を見せない。 味方を強化する自在法『熒燎原』を行使し、その威力とハボリムの実力はフレイムヘイズたちにも知れ渡り、「危険な上にも危険な相手」と非常に警戒され、恐れられていた。 顕現した姿は、重そうな双頭のガスマスクを着け、薄っぺらいボロマントを羽織った、どことなく案山子を想起させる姿。宿敵ヒルデガルドのことを「昏き淑女」と呼び、彼女からは「仮面の妖術師」と呼ばれていた。 近代以前はペスト医師のマスクを被っていたという。おそらくは、ヴェネツィア仮面祭で見られるペス...
  • 神器
    【種別】 器物 【初出】 I巻 【解説】 フレイムヘイズの身の内に宿る“紅世の王”が、その意志を表出させるための器物。フレイムヘイズ(契約者または“王”)の“存在の力”により構成されているようである。 『器』の中に休眠している“王”がこの世のことを知覚するための感覚器とも言え、視覚・触覚・聴覚があることは確認されている。味覚・嗅覚・痛覚はあるか不明(痛覚に関して言えば、神器が壊れてもダメージがないようであることから、『無い』と推測は可能)。破壊されても、力を相応に使えば修復可能。 神器と契約者が離れている場合、“王”は契約者の様子を知ることは出来ない(例:XVII巻のシャナとアラストール)。 “王”か契約者のどちらかが望めば、離れていても即座に契約者の手元に戻る(現れる)。神器を戦闘に用いる者と 用いない者がいるが、どこからその差が来るのかは不明。 ...
  • マリアンヌ
    【種別】 “燐子” 【初出】 I巻 【解説】 強大な“紅世の王”である“狩人”フリアグネの恋人であった“燐子”。真名は無いが、宝具使いの“燐子”『可愛いマリアンヌ』と呼ばれていた。 フリアグネが率いる高度な“燐子”の中でも、筆頭の強さと思考能力を持っていた。本体は粗末な人形の姿で、よくマネキンに入っていた。1848年のトリノで、フリアグネと出会った。 『内乱』が勃発した翌年の1864年、アメリカ大陸でフリアグネや他の“燐子”たちと共に移動中に、倒れていた人間の少年ビリー・ホーキンと遭遇。気を失っていたビリーが「フレイムヘイズ」とうわ言で呟いたことから、ビリーがフリアグネが捜し求めていた討ち手への復讐心を抱く人間であることに気付くと、フリアグネの指示でビリーの手当てを行った。それから二ヶ月間、ビリーの世話と手助けを行い、ビリーの仇である[パドゥーカ]を待ち伏せ...
  • レギュラー・シャープ
    【種別】 宝具 【初出】 I巻 【解説】 “狩人”フリアグネの所持していたカード型宝具。 最初は一枚のトランプ(スペードのA)だが、無数に増えて自由自在に宙を飛び、カードの雪崩で敵を切り裂く戦闘用宝具と見せかけて、実はただ単に占いに使うための『自動的に切られるカード』であった。 占いにのめり込んだ“紅世の徒”と人間の間で作られた。 当初はタロットカード一揃いの形をしていたが、占いに使えるカードを時とともに飲み込み、現在はプレイングカード(トランプ)として在った。 飲み込んだ中から必要な量のカードをシャッフルして自動的に場に出す能力を持つ。そのカードに“存在の力”を込めて強化することで攻撃に利用していただけに過ぎず、実際は武器でもなんでもない。 フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナとマリアンヌの二戦目においてマリアンヌが使用したが、シャナ...
  • 論誼の笈
    【種別】 宝具(?)、我学の結晶 【初出】 XVII巻 【解説】 正式名称は『我学の結晶エクセレント252546-論誼の笈』。 様々な現象の記録・測定・照合などを行う、笈型の我学の結晶。細かな様式は不明。 背負い式のためスイッチ類が全て背中側に回ってしまうが、体の変形に抵抗がない古株の“徒”であるダンタリオン教授は、腕を逆関節にして難なく操作を行っていた。また、付属のアンテナごと上半身を激しく回転させることで全方位の観測を可能とする(アンテナ自体にも回転装置は付いている)。 両界の狭間である『久遠の陥穽』で予想される異変を感知・記録するため、教授が持ち込んだ。不安定な『詣道』の観測や、集めたデータと『大命詩篇』との照合も行っていた。 本来は、圧縮収納している『大命詩篇』と『星黎殿』内の『吟詠炉』を同調させることで『詣道』外の世界で起こる異変を感知する...
  • 曠野の手綱
    【種別】 “紅世の徒”、真名 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 真名の読みは「こうやのたずな」。炎の色は若草色。 『玉紋の騎手』ナムと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた女性の“紅世の王”。通称は名乗らず、名称も名付けなかった手綱型の神器に意思を表出させていたようだ。 『神殺しの戦い』にも、ナムと共に参加していた古い“王”の一人。ナムはイルヤンカとの交戦で戦死したが、その瞬間に創造神“祭礼の蛇”伏羲が両界の狭間に飲み込まれ、契約者ナムの意思総体もその余波に巻き込まれて、両界の狭間に引き込まれた。その後、空っぽになったナムの体を神器の手綱で完全に覆って、“曠野の手綱”自身がナムの体を操って「ナム」として活動していた。 その後は中央アジアの外界宿[故崖窟]を運営していたが、本編開始直前、サブラクの襲撃によってナムの体...
  • PSGΞ2 ブラックゴースト
    【種別】 全制空戦用強化服(ヴァリアブル・マンファイター) 【解説】 正式名称は PSGΞ2(POWERED SUTT GRADE〈特殊〉2型)ブラックゴースト。 強化服でありながら『全制空戦』特化しているため戦闘機(ファイター)に類別される。 A/Bの愛用する仕事着。凶悪な武装と黒金色の外見から『死神』と例えられる。 A/Bの機体はとっつぁんとキットが改造し、本来のスペックとはかなり異なる。 PSGΞ2とは、『POWEREG SUTT GRADE<特殊>2型』の意。 飛行式強化服の普及によって現れた、砲・工兵を除く全戦力による空間拠点制圧戦の概念『全制空戦』に特化して開発された強化服。 ゆえに、両肩の荷重力推進機<プロペラント・プラス>は特別に強力で、軍では戦闘機<ファイター>に類別される。 A/Bの期待は、とっつぁんとキットによる無茶な調律と改造が施して...
  • 小夜啼鳥(ナハティガル)
    【種別】 宝具 【初出】 X巻 【解説】 “紅世”最高の天才自在師“螺旋の風琴”リャナンシーと、彼女を捕らえて「啼かせる」鳥籠。これらを総称した宝具の名称。 リャナンシーを捕らえている鳥籠型の宝具には、“存在の力”を注ぎ込むことで“紅世の徒”を身体だけでなく意識すら支配する力があり、ありとあらゆる自在法を紡ぐことができる最高の自在師を支配することで、あらゆる自在法を「啼かせる」ことが可能だった。 ただし、支配して「啼かせる」には莫大な“存在の力”を注ぎ込む必要があり、「啼かせた」後も、その自在法を使うために消費する“存在の力”は支配する分とは別途必要なため、並の“徒”では力を使い果たし自滅する。 鳥籠単体では、あくまで「“徒”を捕らえ支配する」宝具であり、リャナンシーを捕らえる以前には別の名称があったと思われる。 リャナンシーは一度だけ、鳥籠を行路の檻と呼...
  • レライエ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XIII巻 【解説】 真名は“朧光の衣”(ろうこうのきぬ)、炎の色は灰白色。 [仮装舞踏会]の捜索猟兵。白衣の女の姿をしており、どことなく人を食った風な物言いをしていた。 巡回士オロバスと共に『三柱臣』シュドナイの副官として従軍してきた自在師で、能力は元より、場の空気を読む周旋の才に長けている点でも重宝されていた。 『星黎殿』帰還後の作戦会議にも出席していた。使用する自在法は防御用の『ニムロデの綺羅』。 割と正反対ともいえる性格のオロバスとは、酒保で酒を酌み交わすほどに仲は良い。 フレイムヘイズ陣営との戦争では、西部戦線の第二軍に従軍し、オロバスの副官として補佐しているが、指揮官自ら突撃して戦うオロバスを、総司令官であるデカラビアと共に諫めていた。 XIX巻で『星黎殿』へ撤退するに当たって、オロバスが撤退...
  • バロメッツ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 短編『クイディティ』 【解説】 “紅世の王”。真名は“踉蹌の梢”(ろうそうのすえ)。炎の色は極彩色。 『色盗人』の首領である“王”で、人化した姿は様々な生地を継ぎ接ぎしたコートを纏った青年。 旧世界では、息を潜めて生きる半端な自在師でしかなかった。 新世界『無何有鏡』へ渡り来た後に”存在の力”が無限に満ちているのを利用して改良した自在法『啖牙の種』『隠羽織』を使い、罠にかかった本人たちに気付かせないまま『隠羽織』の被施術者たちを自身の分身にして支配し、支配と勢力拡大を続けていた。 しかし、新世界へ渡り来てから数年後にシャナと坂井悠二に根拠地『桃源』を発見されて、『隠羽織』で自身を極彩色のキメラに変化させて対抗しようとしたが、シャナの『真紅』で顕現した天罰神の疑似神体の拳の一撃で叩きのめされて身動きもできなくな...
  • ルテニアン
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『替移の接ぎ手』アーヴィングの神器で、“訓議の天牛”ザガンの意思を表出させていた。形状はコイン型。 1895年、アーヴィングがファーディと共に[革正団]サラカエル一派に殺害された際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 キエフ大公国の別名ルテニアの国民を表す「ルテニアン(Ruthenian)」と思われる。 彼ら自身はルシンと自称しており、ハンガリー語や英語を経由してルテニアンとなった。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア“や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”や『輝爍の撒き手』レ...
  • センティア
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“珠漣の清韻”(しゅれんのせいいん)。炎の色はマリンブルー。 フレイムヘイズ『无窮の聞き手』ピエトロ・モンテベルディと契約し、懐中時計型の神器“ゴローザ”から意志を表出させていた。 明るくも野太い女性の声で話す“王”。ピエトロからは「僕のおふくろ」と呼ばれ、大らかな母親のような性格をした“王”のようだ。 人化した姿は、恰幅のよい、「おばさん」と呼ぶのがしっくりくる中年女性である。 外界宿『ドレル・パーティー』が壊滅した後、ピエトロも戦死したことで“紅世”へ帰還した。 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立った後、新世界へ渡り来て秩序派の“王”の一人として活動しており、イタリアのジェノバにあるバルビの細道から入る細い路地に『ピエトロの食堂』という外界宿を運営している。ここ...
  • さんじゅうしのしゃな
    【種別】 番外編 【初出】 いとうのいぢ画集 結『遮那』 【解説】 『しんでれらのしゃな』『かぐやひめのしゃな』『おじょうさまのしゃな』に続く、番外編の第四弾にして最終版。 フランスの伝奇小説『ダルタニャン物語』の『三銃士』をベースとした痛快劇。 以下配役 【主人公】 シャナ・ダルタニャン(シャナ) 【三銃士】 ベルペオル・アトス(ベルペオル) シュドナイ・ポルトス(シュドナイ) ヘカテー・アラミス(ヘカテー) 【序幕】 テイラー夫妻 カイム ハリー・スミス トマシーナ・スミス ハリエット・スミス ドゥーグ サラカエル ガヴィダ ドナート セレーナ・ラウダス アナベルグ ゲオルギウス カルン ダーイン 濱口幸雄 大上準子とその両親 幕間0 マリアンヌ フリアグネ コヨーテ ビリー ニーナ ロー...
  • イーストエッジ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 S巻 【解説】 『大地の四神』の一人で、『四神』としての呼称は『全ての星を見た男』。称号で呼ばれることを嫌い、他者のことも『四神』独自の呼称で呼んでいる。 『星河の喚び手』(せいがのよびて)の称号を持つ、“啓導の籟”ケツアルコアトルのフレイムヘイズ。炎の色は青磁色。神器は丸い石のメダル型の“テオトル”。 岩になめし皮をかぶせたような厳つい面相と、頑健そのものの中肉中背の体躯をしたネイティブ・アメリカン。ほとんど表情を変えず、話す時も最低限唇を震わせるような喋り方をする。意外に爽やかな声をしている。 SIII巻『ソロー』においては、「大地の窮みを見定めんと歩き続けた頑健な旅人」と表現されていた。 一定の空間内の光を上空に凝縮させることで満天の星空と見える空間を生み出し、その光を流星雨として撃ち放ち爆砕させる自在法『夜の問...
  • ベルペオル
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 IV巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“逆理の裁者”(ぎゃくりのさいしゃ)。炎の色は金。 かつての中国での通称は西母。 [仮装舞踏会]で『三柱臣』の一角たる『参謀』の立場にある、強大な“紅世の王”。 昔は『軍師』と呼ばれていたが、古臭かったので近代の改組の際に『参謀』に名称を変更した。 『三柱臣』としての本来の役割は『審神者(さにわ)』。神威召喚“祭基礼創”の儀式の場を整える役割であり、後に組織を率いるようになってからは、その本来の役割が拡大解釈されて、組織の運営者となった。 『大命』遂行時のみ使用を許される宝具は、拘鎖型の『タルタロス』。彼女は『大命』遂行のために動くことが多く、『タルタロス』を普段から身につけていることも多い。使用時にはベルペオルの周囲を浮遊しながら蠢いており、足場や移動手段にも使っていた。 ...
  • PSGΘ2 ブラックゴースト
    【種別】 全制空戦用強化服(ヴァリアブル・マンファイター) 【解説】 正式名称は PSGΞ2(POWERED SUTT GRADE〈特殊〉2型)ブラックゴースト。 強化服でありながら『全制空戦』特化しているため戦闘機(ファイター)に類別される。 A/Bの愛用する仕事着。凶悪な武装と黒金色の外見から『死神』と例えられる。 A/Bの機体はとっつぁんとキットが改造し、本来のスペックとはかなり異なる。 PSGΘ2とは、『POWEREG SUTT GRADE<特殊>2型』の意。 飛行式強化服の普及によって現れた、砲・工兵を除く全戦力による空間拠点制圧戦の概念『全制空戦』に特化して開発された強化服。 ゆえに、両肩の荷重力推進機<プロペラント・プラス>は特別に強力で、軍では戦闘機<ファイター>に類別される。 A/Bの期待は、とっつぁんとキットによる無茶な調律と改造が施して...
  • ゼミナ
    【種別】 “紅世の徒” 、通称 【初出】 SII巻 【解説】 真名は“坤典の隧”(こんてんのすい)。炎の色は竜胆色。 ギュウキやパラと共に、“徒”の運び屋集団[百鬼夜行]を営む。団内での役割は用心棒。 二十代半ばの女性の姿で、ざんばら髪を雑に束ねて眼に隈取をした和装姿の“徒”。 常にゴツいツルハシを持ち歩いている。[百鬼夜行]の用心棒ではあるが、実は外見に反して荒事はそれほど得意ではなく、自在法を用いて逃げ回る方が得意な自在師。強大な“王”やフレイムヘイズと張り合えるほどではない。 地面に大穴を掘る遁走の自在法『地駛』を使う。地面から遠いと使えない。 本編開始の二年前、中央アジアにて『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルと『約束の二人』に遭遇し、戦闘する事態にまで陥ったが、運んでいた乗客を囮に仕立て、ギュウキやパラ共々逃走...
  • ケツアルコアトル
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 S巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“啓導の籟”(けいどうのふえ)。炎の色は青磁色。 フレイムヘイズ『星河の喚び手』イーストエッジと契約し、石のメダル型の神器“テオトル”に意思を表出させている。 短く深く貫禄のある男性の声で、会話中、半分ほどを読点(、)で区切る喋り方をする。 『大地の四神』と契約した“王”として、内乱時にはアメリカ先住民に肩入れし、彼らの合衆国転覆計画に賛同していた。 現代における[仮装舞踏会]との全面戦争を前にして、契約者共々、慎重に事態の推移を伺うつもりであった。 しかしフレイムヘイズ兵団が大敗した後、センターヒルからの遺言を託されたシャナから遺言を聞き参戦を決め、シャナの決意を聞くことで契約者共々シャナと共に行くことを決意した。 御崎市決戦を経て、フレイムヘイズとしては最初に契約者...
  • ジルニトラ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“吾鱗の泰盾”(ごりんのたいじゅん)。炎の色は薄墨色。 フレイムヘイズ『犀渠の護り手』ザムエル・デマンティウスと契約し、親指大の銀杯型の神器“ターボル”に意思を表出させていた。 しわがれた声で話す、無骨な性格の男性の“王”。 契約者のザムエルと同じか、それ以上に堅苦しい性格をしている。ザムエルとは、「戦友」と呼び合う間柄。 XX巻での中国中南部の決戦終盤にザムエルが戦死すると、再戦に備える為に“紅世”へ帰還した。 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立ってから一年後の春までの間に、新世界へ渡り来て秩序派の“王”の一人として新世界の外界宿の暫定首班に就任させられたサーレを助けながら、新世界が創造されるまで“紅世”で尻込みしていた“王”たちを教導する機関の創設準備に忙しい...
  • アンブロシア
    【種別】 神器 【初出】 XVII巻(名称はXVIII巻) 【解説】 “応化の伎芸”ブリギッドの意思を表出させている、フレイムヘイズ『骸軀の換え手』アーネスト・フリーダーの神器。 形状は洒落た小ぶりの造花型で、フリーダーのスーツの胸ポケットに挿されている。挿絵で見る限り、赤い薔薇を象っているようだ。 【元ネタ・由来】 ギリシア神話に登場する神々の食べ物アンブロシア(ambrosia)。 「不死」の意味を持ち、人間に使用すると不死身になるという。 【コメント】 ☆どうやら“王”の通称ではなく、フレイムヘイズの能力にちなんだ命名のようだ。 ☆アニメ第3期で登場した。 ☆喋るのは神器ではなくフレイムヘイズの中にいる“王”というツッコミはさておいて、CVは高森奈津美だ。 ☆『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの...
  • 作品時列表
    【種別】 年表 古代 不明 “紅世の徒”が人間の感情を感じ取ることで、隣り合う世界の存在を知る。 ある“紅世の王”が編み出した『狭間渡り』の術により、一部の“徒”が“紅世”からこの世に渡り来て“存在の力”を奪い活動するようになる。 “徒”から彼らの故郷の事を聞き知った人間の詩人が、その世界を“紅世”と名付ける。 『世界の歪み』の拡大により両界の境界面が荒れ始め、両界を往来する際に傷付き行方不明になる“徒”が増える。 増大した境界面の歪みをある”王”が感じ取り、“徒”の間に大災厄仮説が広まる。 大災厄に危機感を持った“徒”が、世界のバランスを荒らし続ける“徒”を止める方法の模索と試行錯誤を数百年繰り返し、最終的にフレイムヘイズ誕生のシステムを開発。多数の“王”が人間と契約し、最古のフレイムヘイズが生まれる(『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウ、『棺の織手』ティスなど)。 天...
  • リャナンシー
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻(真名はI巻、ラミーとしてならばII巻) 【解説】 真名は“螺旋の風琴”(らせんのふうきん)、炎の色は深い緑色。 顕現した姿は、紫の短髪のはかなげな少女の姿。手足は細く、薄い衣を纏う。 自在法をまさに望むまま、自由自在に構築できるという、“紅世”最高の自在師。美学的に自在式を扱う芸術家肌で、動けば良しとする技術屋的なダンタリオン教授とは、自在師としてのスタイルが異なる。 封絶、転生の自在式といった数々の自在法を世に編み出し、その能力と功績から、その真名は世に多く広まっている。 現在の性格は思慮深く老練としているが、本来の性格は無邪気にして無垢、奔放で放埓な性格で、己が欲するままに遊び、そのために人間を喰らうことに何の疑いも持たず自由に世界を遊び巡っていた。その途中で絵師を目指す人間の男性ドナートと出会い、...
  • ユストゥス
    【種別】 両界の嗣子 【初出】 XXII巻 【解説】 本編開始の直前、宝具『零時迷子』に打ち込まれた自在式『大命詩篇』によって各部が変異したために、“紅世の王”フィレスと永遠を生きられないと悟った“ミステス”『永遠の恋人』ヨーハンが、それでも彼女と共に生きるために選んで誕生した史上最初の混“在”児たる『両界の嗣子』。 炎の色は琥珀色。名付け親はヨーハン。 フィレスが改変した『大命詩篇』を核に、二人が融合した最初の時点では、捩れた球形のフラスコの中の脈動する心臓というものであり、吉田一美に託されていた。『真宰社』周辺を[百鬼夜行]に連れられて逃げ回っている間に、導きの神“覚の嘨吟”シャヘルにより、その存在を全ての“徒”に知らしめられた。 新世界『無何有鏡』創造後にヨーハンから吉田一美に託されたヴィルヘルミナへの伝言によって起動し、多くの“徒”が...
  • ドゥーグ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XV巻 【解説】 真名は “吠狗首”(はいこうしゅ)、炎の色は灰色。 外見は真円の目を持つ二足歩行の黒い犬の姿で、しゃべり方は句点が多くたどたどしい。 [革正団]の一員であり、サラカエルに従っていた。サラカエルとは[革正団]以前から、200年来の主従関係。そのため、しばしば彼を「お頭」と呼んでは「同志」と訂正されていた。 物覚えが悪く、いつも手帳を持ち歩いてさまざまなことを書き付けていた。意外と達筆で、自分が消滅しても書いた内容が消えないよう、筆記にはサラカエルに教わった暗号を使っていた。 黒妖犬という“燐子”を多数生み出し、操ることができる。黒妖犬が自壊するほどの高音を放つ自在法『金切り声』なる切り札もあるにはあるが、基本的に本体も“燐子”も弱い。 1901年にサラカエルが討滅された後、オベリスク格納...
  • 呪眼(エンチャント)
    【種別】 自在法 【初出】 XV巻 【解説】 [革正団]の思想的指導者と目された“征遼の睟”サラカエルの自在法。碧玉色に輝く縱に裂けた眼の形状の自在式を生み出し、それに別の自在法を込めて任意の場所で発動させる。 生み出せる自在式の数は無数であり、大きさも様々。これを非生物から“紅世の徒”やフレイムヘイズも含めたあらゆる物に宿らせることで、込められた自在法を対象に付加する。 自在式に込めることが出来る自在法は多様で、強化・気配遮断・飛行・爆破・治癒・操作等が確認されている。 『呪眼』を飛ばし変形させたり爆破することで、『呪眼』自体による攻撃も可能。防壁にもなった。 また、その眼で睨んだ対象に瞬時に眼が転移するという効果があり、離れた対象に自在法の効果を及ぼすことができた。 【由来・元ネタ】 「~に魔法をかける」という意味の英語「エンチャント(en...
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