灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「鉄巨人」で検索した結果

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  • 鉄巨人
    【種別】 我学の結晶 【初出】 XXI巻 【解説】 御崎市においての最終決戦にてダンタリオン教授が投入した防衛装置。 色も付けない金属そのままのボディで関節は蛇腹、各所は溶接ではなく鋲で留められ、さらに頭は三角帽子のようなものに眼の穴が空いて、そこから馬鹿のように白けた緑色の光がサーチライトのように光っているという、ブリキの人形をそのままサイズアップさせたような、教授らしいシュールな外見だった。 教授センス的には「すごぉぉぉーい!おおきぃぃぃーいっ!かぁぁぁーっこいいいいいいいい―――!!」だが、フレイムヘイズ『鬼功の繰り手』サーレ&ギゾーの感想は「はあ?」「へえ?」、『極光の射手』キアラ&ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤは「なっ!?」「ちょ」「バッカじゃないの」と不評だった。 しかし教授の発明品だけあって性能は高く、外部構造は自在法に耐性を持ちサー...
  • 揮拳の圏套
    ...防衛システムの1つ「鉄巨人」の両拳に装備された、秘密兵器型の我学の結晶。 「鉄巨人」の拳に見えない渦を発生させ、個体、液体、気体、自在法を問わず、触れた物を音もなく抵抗なく跡形もなく消滅させる最強の矛。敵の攻撃を消滅させることで無敵の盾にもなる。ダンタリオン教授いわく「まさに必殺、これぞ究極」。 その正体は超々々小型化された特殊な逆転印章。かつて教授が御崎市で行った「“歪み”を修復する『調律』を逆転印章で逆転させ、“歪み”を極限まで大きくする」実験をコンパクトに纏めたものである。 新世界『無何有鏡』創造の前準備として行われている同様の「調律の逆転印章を用いて“歪み”を拡大し、『神門』をも凌ぐ巨大な“隙間”を開かせる」儀式に「鉄巨人」のシステムを同調させ、その拳にも局所的な“歪み”を発生させることで、効果範囲内の相手を問答無用で“隙間”から『両界の狭間』へと放り出す。 ...
  • 揮散の大圏
    ...らゆる存在を本体の「鉄巨人」もろとも消滅させる究極爆弾。 基本的には『揮拳の圏套』の一機能であり、範囲内のあらゆる存在を問答無用で『両界の狭間』に放り出すという原理も同じである。そのためか、個別のエクセレントナンバーは振られていなかった。 ちなみに単純な爆発ではなく調律への『逆転印章』の効果を利用した歪みによるものだからか、複数が近距離で同時に『揮散の大圏』を発動させた場合、全てをこの世から狭間に押し出す歪みの効果範囲が直径30メートルを超えて巨大化する。 『揮拳の圏套』の発生機関を暴走させる一種の自爆装置であるため、味方が巻き込まれる距離だと作動しないといったリミッターは付いていなかった。 その無差別っぷりはダンタリオン教授本人も例外ではなく、その仕様を読んだフレイムヘイズ『鬼功の繰り手』サーレ&ギゾーと『極光の射手』キアラ&ニャヤ姉妹により教授討滅のための策に利用さ...
  • 宰祝の社壇
    ...と、古めかしい外見の鉄巨人がある。 鉄巨人は無塗装のブリキ人形を巨大化させたようなレトロなデザインで、関節は蛇腹、繋ぎ目は鋲留め、トドメに両目はサーチライト(放つ光は馬鹿のように白けた緑色)である。このサーチライトは、照射範囲を収束させると岩をも溶かす熱線と化す。また、両手には必殺の我学の結晶『揮拳の圏套』を装備している。 ちなみに、両防衛システムは0.4秒単位で再起動がかかる並列制御システムを備えており、主に外部から糸などを通じて制御系を乗っ取るタイプの自在法を受け付けない。 『星黎殿』をも凌ぐ防衛システムによってフレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの『断罪』を防御し、殴り込み組の半数を釘付けすることにも成功していた。 だが、地上に根を下ろした事が災いしたのか、巨塔の根元部分をカムシンの瓦礫の巨人の材料として抉り取られ文字通り足元を掬われ一時は倒壊の危機に瀕したが...
  • タ行
    ...ア テスカトリポカ 鉄巨人 テッセラ デデ デミゴールド 転生の自在式 天梯 天道宮 天破壌砕 天目一個(てんもくいっこ) 伝令の短剣 ドゥーグ 闘争の渦 董命 討滅の獄 ドゥニ トーガ トーチ 特殊能力 とむらいの鐘(トーテン・グロッケ) 屠殺の即興詩 ドナート トマシーナ・スミス ドミノ トライゴン トラヴェルソ ドラケンの哮 金切り声(トラッシュ) トラロック トラロカン トリヴィア トリガーハッピー 三柱臣(トリニティ) ドレル・クーベリック ドレル・パーティー トンサーイ 貪恣掌 ドンナー
  • 地変の匙
    ...よって投げ込まれた「鉄巨人」の『揮散の大圏』によって討滅された際に、一緒に消滅したと思われる。
  • ダンタリオン
    ...拳に搭載した数十体の鉄巨人を『真宰社』の防衛機構として登場させ、サーレと戦わせた。 『真宰社』が倒壊の危機に瀕した際には、機器管制室に移動しそこから『真宰社』を再構築し直した。この際、故意か事故か、機器管制室が外壁の外に露出してしまった。 琥珀色の風が去り、再び鉄巨人でサーレを追いつめにかかるが、鉄巨人に仕込んでいた罠を見破られており、『揮散の大圏』が起爆直前の鉄巨人を機器管制室へ向けて放り投げられた。当然、教授は逃げにかかるが、脱出装置が「なぜか」作動せず(『真宰社』に避難していたパラが作動しないようにしていた)、自らが開発した究極爆弾によってドミノごと両界の狭間へ放逐された。 その光景を見て、マモンが呆然としてしまい、直後にキアラ・トスカナに致命傷を負わされるという、最後まで傍迷惑なものであった。 SⅣ巻で明かされたところによると、「今なお」ドミノを改造し続けているらしい...
  • 貪恣掌
    ...たダンタリオン教授の鉄巨人たちを『貪恣掌』で自分の元にかき集め、その自爆の影響を最小限に留めた。 【由来・元ネタ】 漢字そのままで、「ほしいままに貪る手のひら」でよいと思う。 【コメント】 ☆「原始的」といわれていた通り、遣い手のマモンも古い“王”だった。 ☆原始的な自在法を使うからといって、使い手まで古い必要はなかった。んなこといったら、原始的な自在法を使うもの全員が古くからいることになるだろうな。まぁ、マモンは古参の“王”だったがな。 ☆[革正団]のサラカエルの『呪眼』と勝負させたかったな。 ☆↑↑『貪恣掌』はおそらくマモン独自の自在法で、そういう自在法は遣い手の本質と結びついている。マモンが古い“王”ではないかと考えたのは、その辺が根拠だった。 ☆何かNARUTOのペイン(天道)が使用する『神羅天征』と『万象天引』みたいな術だな。 ☆坂井悠二の『グ...
  • 論誼の笈
    ...拳に搭載した数十体の鉄巨人を登場させた。 ☆[巌楹院]や[とむらいの鐘]がこの我学の結晶に絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆ダンタリオンがかつて所有していた『ノーメンクラタ』と機能が似ていたな。 ☆背中に背負っていたのは他にフランソワの壺型神器“スプレット”がある。 ☆[轍]のギータやケレブスが興味を示しそうな我学の結晶だな。
  • サーレ
    ...衛機構である数十体の鉄巨人の攻略にかかった。 教授を討滅するまたとない機会と見て、逸った行動に出るが、キアラにたしなめられ冷静さを取り戻した。 “ゾリャー”で『真宰社』周辺を飛び回りながら、教授が仕掛けた地雷を見抜き、その一つである鉄巨人を教授の機器管制室に投げつけ、発動した『揮散の大圏』で消滅させた。 新世界『無何有鏡』創造後は、河川敷で土人形を用いて新世界の様子を探ろうとするが、世界の境界を越えた時点で糸が分解されて、調査は失敗に終わった。 結局、自分自身で試すしかないと結論して、キアラたちと共に『天梯』を通って新世界へ旅立った。 新世界に渡り来てからは、新世界で“紅世”に関する記憶や知識を失って混乱する外界宿の暫定首班に就任させられて、チューリヒで外界宿の再編成を行っているが、時折逃げ出しては補佐になったキアラに連れ戻されているようだ。また、抜け出した際...
  • マモン
    ...、制御を失った教授の鉄巨人たちの自爆から『真宰社』を守るべく、最後の力を振り絞った『貪恣掌』でそれらを自分の元にかき集め、『揮散の大圏』による破壊を最小限に食い止めて消滅した。 【由来・元ネタ】 キリスト教における七つの大罪の一つ、「強欲」を司る悪魔マモン(Mammon)。マンモンとも呼ばれる。 『旧約聖書』の『マタイによる福音書』(第6章24節)および『ルカによる福音書』(第16章13節)に「汝ら神と富(Mammon)とに兼ね仕えこと能はず」という記述があり、アラム語(古代シリア語)の「富、財」が神との対比から悪魔として解釈されたものとされている。異名のひとつは、「この世の王」。 悪魔としては、双頭の鳥の頭、黒い身体、爪のある手足という姿であるとされる。 「冀求」とは激しく願い求める、望み欲することを意味する。また「金」は美しいもの、高価なものを欲する、もし...
  • キアラ・トスカナ
    ...衛機構である数十体の鉄巨人とマモンを相手に空中戦に入った。 ダンタリオン教授討滅に逸るサーレをたしなめ、“ゾリャー”で『真宰社』を周回しながら、サーレの教授への逆撃の罠を作る支援をした。それが成功し、唖然となるマモンに致命傷となる一撃を加えたが、突如湧き上がった『ダイモーン』の靄の前に、追撃は出来ないままとなってしまった。 新世界『無何有鏡』創造後は、『天道宮』をシャナ達の元まで誘導してきた。その後、他のフレイムヘイズ達と共に『天梯』を通って新世界へ旅立った。 新世界へ渡り来た後は、“紅世”に関する記憶や知識を失って混乱する新世界の外界宿の再編成の為に暫定首班の座に就任させられたサーレの助手として、チューリヒで書類仕事に忙殺されているようだ。しかし、時折仕事から逃げ出したサーレを追っては捕まえて連れ戻しているなど、相変わらずであるようだ。 現在の名は、「キアラ・ト...
  • カムシン
    ...『真宰社』周辺を守る鉄巨人たちが教授の討滅によって自爆する寸前に、塔内に避難していた[百鬼夜行]を塔ごとえぐり出して放り投げることで助け出すが、自身は『揮散の大圏』の一斉消滅により致命傷を負った。 新世界『無何有鏡』創造後に河川敷に横たえられ(左半身は黒焦げ、右半身はえぐり取られるというまさに満身創痍の姿だった)、シャナや『三神』や吉田一美たちに見守られ、麦わら帽子をなくしたことを吉田に謝れなかったのを心残りに思いながら死亡した。 【アニメ版】 アニメ版では基本的に設定などは同じだが、出会った直後に『ジェタトゥーラ』を吉田一美に渡したり(原作では吉田一美の人格や家族の安否、その他を調べた上で渡している)、封絶内でも動けるようになる“サービア”の飾り珠の一つを渡すなど(封絶内で『動けるだけ』であることのメリットはデメリットに比べてあまりにも少なく、危険が増す行為)、原作より...
  • 瓦礫の巨人
    【種別】 自在法 【初出】 VII巻 【解説】 正式名称は『儀装』。自在法『カデシュの血印』と『カデシュの心室』、そしてそれらを繋ぐエネルギー流カデシュの血脈で構築された、フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウの戦闘形態。 『カデシュの血印』が刻まれた瓦礫から吹き上げるカデシュの血脈がカムシンを容れた『カデシュの心室』に結合、瓦礫を寄り集まった褐色の炎を吹き上げる巨人を形成した。 材料となる瓦礫は、元から壊れている物のみならず、壊れていない物に『カデシュの血印』を配置して破壊し、「壊して瓦礫としてから」材料に用いる事も可能だった。また、破損しても周囲に再び『カデシュの血印』を刻んで瓦礫を引き寄せることで修復できた。 周囲の物体を寄せ集め構築された巨体は、瓦礫を繋いで巨大な鞭と成した宝具『メケスト』を自在に振り回す圧倒的なパワーと、敵の炎弾...
  • ヴィルヘルミナ・カルメル
    ...ついていたからこそ、鉄巨人の自爆の際にカムシンは無茶な逃がし方をすることが出来た。 そして、誕生した『両界の嗣子』ユストゥスのことをヨーハンからの遺言で託され、彼を新世界『無何有鏡』で養育するため、『天道宮』に搭乗して『天梯』を通って新世界へ旅立った。 新世界へ渡り来てから一年後の春、ユストゥスの養育をしながら時折『天道宮』を訪ねて来るシャナとレベッカに新世界の様子を聞いていた。また、坂井悠二の話題が出ると機嫌が悪くなる点は相変わらずである。 【アニメ版】 基本的には性格は同じだが、料理を他人と一緒に食べる楽しさを知らなかったり、料理への向上心を僅かながら見せたりしていた。 大きく違うところとしては、戦闘があげられ、アニメ第一期では“ペルソナ”の仮面の形状が違ったり、第一期・第二期通して、アニメの表現の限界からか相手の力を利用した戦技無双の投げ技は見られず...
  • ウルリクムミ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“巌凱”(がんがい)、炎の色は濃紺。 [とむらいの鐘]最高幹部である『九垓天秤』の一角で、自在師のアルラウネを補佐役とした。“焚塵の関”ソカルと共に、先手大将として戦の先陣を切る役目を負う、卓抜した戦術眼と統率力の持ち主。 周囲から引き寄せた鉄塊群を“存在の力”による強化を加え放つ自在法『ネサの鉄槌』を使用した。 頭部のない鉄の巨人の姿。胴体部分には白い染料で描かれた双頭の鳥があり、そこから声を出していた。反響したように語尾を伸ばす特徴的な喋り方に反して、ゾフィー・サバリッシュや[仮装舞踏会]のベルペオルも認める戦上手。 ブロッケン要塞建造期間中は、その守備を任されていた。なお、原作では心の中の声も反響していたが、外伝漫画『ES』では普通だった。 公明正大な性格で、他の『...
  • ダーイン
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 外伝『ホープ』 【解説】 “紅世の王”。真名は“潜逵の衝鋒”(せんきのしょうほう)。炎の色は雄黄色。 人化した姿は、恰幅の良い小男。本性は、炎を吹き出す岩石の巨人の姿をしていたが、緊急時には岩石の巨人を地上に残したまま本体を地中に潜伏させることが可能だった。 [マカベアの兄弟]の中で“王子”の称号を名乗る者の一人であり、同じく“王子”である“紊鎚毀”カルンと行動を共にしていた。 新世界『無何有鏡』が創造されてから一年後の春、新世界の外界宿の情報操作によって、カルンと共に日本のとある古びた陸上競技場に誘き出され、生贄のふりをして待ち構えていた坂井悠二と遭遇。すぐに現れたシャナと交戦するが歯が立たず、カルンが討滅された後で操っていた岩石の巨人の地中に本体を潜伏させて逃走の機を窺っていたが、シャナの自在法『断罪』によって岩...
  • カデシュの血印
    【種別】 自在法 【初出】 VI巻 【解説】 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが繰っていた自在法。 褐色に燃える炎の自在式で『儀装』(瓦礫の巨人)を操るための力の支点。エネルギー流であるカデシュの血脈を生んでいた。 刻まれた物体を統御するこの自在式を周囲の物体に刻み燃え上がらせ、カデシュの血脈を生み出し『カデシュの心室』に接続し、巨人の制御を行っていた。『調律』を行う際は、街中にあらかじめこの自在法を仕掛けておいたようだ。 【由来・元ネタ】 『カデシュの心室』を参照。 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆ティリエルの『揺りかごの園』における“燐子”『ピニオン』のような役割みたいだったな。 ☆でも、道路に穴を開けなくてもよかったのではないだろうか。御崎市職員が可哀相すぎる。 ☆マーキングなんだか...
  • アテンの拳
    【種別】 自在法 【初出】 VII巻 【解説】 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウの使用していた自在法。 瓦礫の巨人の片腕を切り離し、炎を後方から噴出させて飛ばす。要するにロケットパンチ。 飛ばした腕は標的に命中すると大爆発するため、瓦礫の腕の質量と速度だけではない強い破壊力を持っており、線路の高架を橋脚ごと破壊したり、『星黎殿』の『秘匿の聖室』の上部を内側から破砕させるほどの威力を持っていた。 この技を使うと当然瓦礫の巨人は片腕を失うが、材料が周囲にある状況なら『カデシュの血印』を使って腕は修復可能だった。 【由来・元ネタ】 エジプトの太陽神であり、後に天体としての太陽を表すようになったアテン(Aten)。 人間形態である他のエジプトの神々と違い、先が手の形をした無数の光線を伸ばす太陽円盤として描かれる。 【...
  • カデシュの心室
    【種別】 自在法 【初出】 VI巻 【解説】 “不抜の尖嶺”ベヘモットのフレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウの自在法。 褐色の炎で構成された脈打つ心臓の形をしており、『偽装の駆り手』の作る『瓦礫の巨人』の支点となり制御する自在法『カデシュの血印』から発生するエネルギー流『カデシュの血脈』と結合し、『瓦礫の巨人』の操縦室兼動力炉となる。 調律師であるカムシンは、この自在法を『カデシュの血印』と併せて応用して、『調律』に利用していた。 調律を行うための「本来あるべき姿」のイメージを用意するために、『カデシュの心室』に調律を行う土地の人間を入れ、街の各所に配置した『カデシュの血印』のマーキングを中継点としてその土地を形作る“存在の力”の流れと調和させ、その人間の感じる調和の取れた安らぎの姿=本来のイメージを持った新しいイメージの投影・採取を行い...
  • 作品時列表
    ...を取り留める。残った鉄巨人を『貪恣掌』で引き寄せ、塔の被害を最小限にとどめ消滅。 カムシンが『真宰社』を抉りながら[百鬼夜行]を吹き飛ばして脱出させ、自身は『揮散の大圏』で致命傷を負う。 神威召還“祭基礼創”発動。 神意召還“嘯飛吟声”発動。『両界の嗣子』の存在が全ての“徒”に知らしめられる。 新世界『無何有鏡』が、改変されたままの法則を持って創造される。 [仮装舞踏会]が兵を撤収。リベザルとピルソインが新世界に渡ったのを呼び水に、外来の“徒”が新世界『無何有鏡』へと渡り行く。 [仮装舞踏会]が一時散会し、将兵が新世界『無何有鏡』へ渡り行く。 坂井悠二と“祭礼の蛇”が分離。“祭礼の蛇”とベルペオルが新世界へ渡り行き、ただ一人残ったシュドナイと共にシャナ達を待ち受ける。 ラミーがリャナンシーに戻り、ドナートの板絵を復元し、悠二に復元の自在式を渡して新世界『無何有鏡』へ渡り行く。...
  • ラーの礫
    【種別】 自在法 【初出】 VII巻 【解説】 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが使用していた自在法。『儀装』を纏い、『瓦礫の巨人』となってから放つ技。 瓦礫の鞭状態の鉄棒型宝具『メケスト』の先端の瓦礫を飛ばし、炎によって加速させてぶつける。 礫は鞭から離れた後、放物線の頂点で一気に炎を吹き上げ流星のように落下して着弾させたり、逆に放物線を描かず真っ直ぐ天へと昇らせたりと、ある程度は攻撃の方向や距離には融通が効いた(あくまでも「ある程度」)。 瓦礫は着弾すると爆発するなど、質量と速度以上の大威力を誇るが精確な攻撃には向いておらず、カムシンとベヘモットの性格もあって大雑把に飛んでくるため、色んな意味で危ない攻撃だった。 ダンタリオン教授戦ではマージョリー達が駅から脱出するのを待たずに放ったため、攻撃の余波に危うく巻き込みかけ、『星黎殿』攻...
  • メケスト
    【種別】 宝具 【初出】 VI巻 【解説】 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが所持していた、3m近い鉄棒型宝具。 単純な鈍器としても使用可能だが、その真の姿は鉄棒を“柄”にして、複数の岩塊や瓦礫など物体を炎で繋いだ巨大な“鞭”。 自在法や自在式の伝達が良いのか、『カデシュの血印』調律時のマーキングにも使っていた。 カムシンが自在法『カデシュの血印』と『カデシュの心室』で構築した『儀装の駆り手』の戦闘形態『瓦礫の巨人』で儀装した時に主に使用する武器であるが、通常時でも使用可能。 鞭の先端(の塊)を放り投げ、炎で加速させ攻撃する『ラーの礫』、周囲に配置した『カデシュの血印』からカデシュの血脈を『メケスト』に接続して使う『セトの車輪』などの技もある。 最終巻でカムシンが戦死した際には既に手元になかった為、ダンタリオン教授が両界の...
  • カデシュの血脈
    【種別】 自在式 【初出】 VI巻 【解説】 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが繰っていた自在法兼自在式で、『カデシュの血印』から形成されるエネルギー流。『瓦礫の巨人』を構成し操るための力の経路。 『カデシュの血印』と『カデシュの心室』を接続する。 また、『セトの車輪』の使用時は自在式を刻んだ瓦礫と宝具『メケスト』の先端を接続する。 なお、これは単品の自在法ではなく『カデシュの血印』の力の一端のためか、あるいは自在式の一種であるためか、他の固有名詞のある自在法と違って作品内で鉤括弧が一切付けられていなかった。 【コメント】 ☆アニメ版ではあまり・・・・。 ☆逆転印章と比べて、どっちが地味だったかな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』ニヌルタやフワワやソカルやウルリクムミやモレ...
  • 獅子吼
    【種別】 自在法 【初出】 XVIII巻 【解説】 [仮装舞踏会]の禁衛員である“哮呼の狻猊”プルソンが使用していた破壊の自在法。 息を吸い込み、口から破壊の衝撃波を放つ。非常に単純な技だが、その威力は凄まじく、『星黎殿』攻防戦ではただの一撃で『儀装の駆り手』カムシンの瓦礫の巨人の片足や片腕、攻撃までをも粉々に吹き飛ばし、その余波だけでフレイムヘイズに全身を満遍なく鉄棒で強打されたかのような大打撃を与えた。 プルソンは、この自在法と『ファンファーレ』と併用して『輝爍の撒き手』レベッカ・リードを追い詰めた。 【由来・元ネタ】 仏が説法することを、獅子が吼えて百獣を恐れさせる威力にたとえた言葉・獅子吼。 【コメント】 ☆アニメ第3期で登場・使用された。 ☆原理が似た自在法は他に[革正団]のドゥーグの『金切り声』があった。 ☆[巌楹院]...
  • カ行
    ガープ カール・ベルワルド 戒禁(かいきん) カイナ カイム 傀輪会 ガヴィダ 我学の結晶 鍵の糸 撹乱 かぐやひめのしゃな カシャ 風の転輪 仮想意思総体 カデシュの血印 カデシュの血脈 カデシュの心室 神 カムシン カラブラン 狩人のフリアグネ カリオペ カリカリモフモフ ガルー カルン 瓦礫の巨人 完全一式 キアラ・トスカナ ギータ ギヴォイチス 揮拳の圏套 揮散の大圏 輝爍の撒き手 儀装の駆り手 ギゾー 季重(きちょう) 木谷椎(きやしい) 窮奇 ギュウキ 狂気の城 教授 強制契約実験 極光の射手 鏡像転移 清めの炎 キラナ キングブリトン 銀 銀沙回廊 金旌符 空気の読み手 クエレブレ 久遠の陥穽 九垓天秤 虞軒 紅世(ぐぜ) 紅世の王 紅世の徒 海魔(クラーケン) 倉蓑笠 グランマティカ グリペンの咆 グリモア 秘匿の聖室(クリュプタ) グリンカ クルワッハ 揺りかごの園(クレ...
  • ゴグマゴーグ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 『Eternal song ‐遙かなる歌‐』第一話 【解説】 “紅世の王”。真名は“盤曲の台”(ばんきょくのだい)。炎の色は憲房色。 女性を模った等身大の球体関節人形に意思総体を宿し、人形の踊る舞台を頭部とする巨大な機械人形がその全形である男性の“王”。幻術で相手を惑わし、実物である巨体の拳で叩き潰す戦い方をしていた。また、巨体との動きは同調しないが、巨体の損傷が人形にも影響していた。 16世紀初頭、[巌楹院]の首領として『君主の遊戯』に参加し、北仏にて勢威を振るっていた。 一人称は「儂」で、尊大な権威主義者。『君主の遊戯』中で有力者となれるだけの、実力と統率力を備える。しかし、恐怖で統率する部下を容赦なく使い捨て、[仮装舞踏会]の布告官ストラスに『大戦』への加勢の見返りを暗に要求するなど、かなりの俗物でもあったよう...
  • 王の供連
    【種別】 自在法 【初出】 XX巻(名称は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』) 【解説】 [仮装舞踏会]の巡回士である“呻の連環”パイモンが使用していた自在法。読みは「おうのともづれ」。 老若男女を問わない中身のない華美な衣装を供連として、自分の周囲に展開し駆使する。 衣服がそれぞれの袖口から槍や剣や弓を抜き放ち攻撃する、供連がメリーゴーランドのようにパイモンの周囲を周ることで広範囲への自在法を補助する、パイモン本体が攻撃された際の転移場所になるなど、多様な機能を持っていた。 本編では『引潮』作戦の途中で使用され、部下たち全てに浮遊の自在法を掛けたり、フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシンの攻撃を受けても転移し即反撃に出るなどしたが、パイモンが創造神“祭礼の蛇”の帰還と大命宣布、上司である布告官デカラビアの復仇の念から冷静さを失っていたため...
  • 我学の結晶
    【種別】 宝具(?) 【初出】 VI巻 【解説】 “探耽求究”ダンタリオン教授独自の、宝具にして宝具ではない宝具。一部には“燐子”も含まれる。教授がインスピレーションで生み出した『素材』を、この世の物体に組み込むことで生まれる。 教授が独自に、強力な宝具(らしきもの)を多数所持しているのはこれが理由だった。しかし、ドミノ曰く「素材も大抵は使い物にならないガラクタ」とのこと。 SIII巻収録の『狩人のフリアグネIV』で、個の内に尋常ならざる『歪み』を持つため、宝具ほど明確なものでないにせよ『力在る物体』を作り出せたことが判明した。 素材の一種には金塊『デミゴールド』がある。 最終巻で教授が『鬼功の繰り手』サーレたちによって両界の狭間に追い遣られたことで、我学の結晶は全て機能を停止し、使えなくなった。 宝具は制作者が死亡しても機能することから、教授固有の能...
  • 隷群
    【種別】 自在法 【初出】 S巻 【解説】 “虺蜴の帥”ウァラクのフレイムヘイズ『魑勢の牽き手』の自在法。 小動物や虫などの生物を支配して使い魔として操り、数多くの使い魔たちを力の奔流と変えて自在に操る特性を持つ。また、使い魔を通しての伝声や監視、計測を行うことも可能。 歴代の『魑勢の牽き手』は無数の『隷群』を巨大な竜巻のように立ち昇らせたが、ユーリイ・フヴォイカの『隷群』は技量不足のため、大雑把かつ人一人を覆うのが限度の小規模な物となっていた。 外伝『グラスプ』で、『虫愛づる姫君』と呼称されていた初代の契約者と契約していたウァラクはこの自在法を『禍疾(まがはや)』と呼称しており、それに巻き込まれながらも耐えきった『儀装の駆り手』カムシンの『岩石の巨人』の頑丈さに感心していた。 【アニメ版】 公式サイトでは虫を操る自在法とされているが、DVD付属...
  • サービア
    【種別】 神器 【初出】 VI巻 【解説】 “不抜の尖嶺”ベヘモットの意思を表出させていた、フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウの神器。 形状はガラスの飾り紐型で、カムシンの左手に巻かれていた。 最終巻でのカムシンの戦死と共に、褐色の炎となって燃え尽きて消滅した。 【アニメ版】 カムシンが別れ際に、付属品らしき赤いガラス球状の物(『アニメ版灼眼のシャナノ全テ』によれば“サービア”のガラス玉の一つ)を吉田一美に渡しており、彼女を封絶内でも動けるようにしていた。 【由来・元ネタ】 中東の古代宗教「サービア星教(as-Sâbi a)」。太陽や惑星を崇める、一神教の宗教だったらしい。後にミトラ教と習合し、やがてイスラームの一部になったという。 【コメント】 ☆アニメ第2期で吉田一美が宝具『ヒラルダ』を入手して...
  • ヒーシの種
    【種別】 自在法 【初出】 SII巻 【解説】 “徒”の運び屋集団[百鬼夜行]の運転手である“輿隷の御者”パラが使う自在法。 体を構成している黒い翳りをばら撒き、それを取り憑かせた物体を幾十百も操作することができる。基本は取り憑かせたあらゆる乗り物を“燐子”に変えるための術であるが、物質に浸透しての情報収集も可能なようだ。 戦闘(という名の逃走の準備)時には、無数の岩塊に取り付きフレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシンの瓦礫の巨人まがいの岩で出来た大蛇の形にもなった。 【由来・元ネタ】 フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」に登場する、森に宿る悪霊、あるいは森そのものの呼び名であるヒーシ(Hiisi)から。 【コメント】 ☆これで取り付いて操作する物が“燐子”になるってソースは?本文からの推測ならアレなんで、コメントアウトしておいた。 ☆↑...
  • トーガ
    【種別】 自在法 【初出】 II巻 【解説】 “蹂躙の爪牙”マルコシアスのフレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーが纏う炎の衣。枕を立てたような、ずんぐりむっくりの着ぐるみじみた、群青色の獣の形状。目鼻は穴、口にはギザギザの牙があり、着ぐるみよろしく顔を出すことも可能。 腕などを伸ばすことが出来て、ある程度の防御力もある。 マージョリー・ドーは『屠殺の即興詩』といった他の自在法と併用することで、攻撃を受け分裂した『トーガ』の一つ一つを『トーガ』に形成して分身させたり、捕縛の自在法に変換して攻撃した相手を捕らえるなど、これを纏うことで攻防両面に大きな力を発揮することが出来る。 マージョリーの「戦意の証たる炎の衣」でもあり、戦意を喪失している時は纏おうとしても纏えなかったが、逆に“銀”への復讐に燃えていた時は彗星のようになっているなど、本人のやる...
  • スリュム
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“凜乎の涌沸”(りんこのようふつ)。炎の色は錆浅葱色。 フレイムヘイズ『氷霧の削ぎ手』ノーマン・パーセルと契約し、マントの留め具型神器“ヨークトル”に意思を表出させていた。厳しい老爺の声で話す男性の“王”。 1864年、『内乱』の最中にノーマンが交戦した“狩人”フリアグネとビリー・ホーキンを勇者だと評価していたが、二人が作り出した宝具『トリガーハッピー』によってノーマンが戦死したことで、“紅世”へ帰還した。 【由来・元ネタ】 北欧神話に登場する霜の巨人(ヨトゥン)の王スリュム(Thrym)。古ノルド語表記はÞrymr。ミョルニル(またはトールハンマー)を盗み出し、その返還と引き替えに豊穣の女神フレイヤを要求したことで知られる。しかし、ロキとトールにハンマーを取り戻され...
  • バラル
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“糜砕の裂眥”(びさいのれっせい)。炎の色は桃色。 フレイムヘイズ『輝爍の撒き手』レベッカ・リードと契約し、閉じた目を意匠した金色のブレスレット型の神器“クルワッハ”に意思を表出させている。 のんびり間延びした男の声で話し、相棒のレベッカとは対照的な印象を与えるが、中身は同じくらい適当で過激。 レベッカとの長い付き合いの故か、彼女に婉曲な言い回しが通じないことを知り抜いており、そのことをXVII巻で佐藤啓作に助言した。また、レベッカに佐藤を口実にして東京外界宿総本部と決別するよう吹き込んだのも、バラルである。 【元ネタ・由来推察】 ケルト神話に登場する、山羊頭の巨人族フォモール(異なった奇形的な体格の個体も多い)の王「魔眼のバロール(Balor the evil e...
  • 暴君
    【種別】 我学の結晶(宝具) 【初出】 VII巻 【解説】 [仮装舞踏会]の『大命』に深く関わり、周囲から隠匿されていたもの。 その正体は『久遠の陥穽』に放逐された創造神“祭礼の蛇”の意思と共振し再現する仮想意思総体を中核に、“祭礼の蛇”がこの世で自在に活動するための代行体製作のための道具。 『我学の結晶13274-暴君I』と『我学の結晶13274-暴君II』が存在するが、元々は一つのものであった。 『暴君I』は、『零時迷子』がサブラクによって打ち込まれた『大命詩篇』によって変化したものであり、合一を前提としているため『暴君II』の機能も組み込まれた同位体である(ただし、合一前は大半の機能は休眠していた)。 『零時迷子』に打ち込まれた『大命詩篇』は、鏡像転移の機能を改造した物である。どの程度性質が変化したかは不明だが、この自在式によって『零時迷...
  • プレスキット
    【種別】 自在法 【初出】 XVIII巻 【解説】 フレイムヘイズ『具象の組み手』ダン・ロジャースの自在法。 神器“B.S.I”を指揮棒のように振るい、複数の殴り書きしたような紋章を作り出す。この紋章は、形質強化の自在式で、紋章が刻まれた物体を強化する。一度起動すれば後はダンの力が続く限り発動し続けるが、紋章の部分だけは防御力が元のままなので、これを抜かれると自在法自体が解除される。 【由来・元ネタ】 報道関係者用に配布する資料を意味するプレスキット(press kit)。 【コメント】 ☆フィフィネラの能力とダンのイメージで、この自在法が発現したんだろうな。 ☆B.S.Iも報道とか情報関連の言葉なので、その由来だったのかもしれないな。 ☆その辺の板切れを強化して盾にするくらいなら、自分の服なり身体なりに刻んだ方がいいと思われたが、アンドレ...
  • 自在法
    【種別】 技術・能力 【初出】 I巻 【解説】 “存在の力”を繰ることで『在り得ぬ不思議を現出させる術』の総称。本来はこの世に在り得ない事象を『無理矢理に押し通すことで存在させる』ものである。 VII巻での坂井悠二の“存在の力”への感得の描写から、“存在の力”を操りイメージや意思に沿って外部の存在に干渉する「顕現」を特に「自在法」と呼ぶようだ。 決まった形式は無く、個々人によって使う自在法の質や規模、使い方が大きく違う。ファンタジーものによくある“魔法”と決定的に違うのは、普遍的な体系や形式を全く持たない点である。封絶や達意の言、人化など、一般化された自在法の類を除いて、使用者の個性がほとんどそのまま現れる。それゆえ自在師以外の“徒”やフレイムヘイズは、自分の個性に応じて現れる自在法を極限まで活用応用するような戦法を強いられる。 自在法の効果を増幅...
  • ベヘモット
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 VI巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“不抜の尖嶺”(ふばつのせんれい)。炎の色は褐色。 フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウと契約し、ガラスの飾り紐型の神器“サービア”に意思を表出させていた。 口調は老人そのもの。同性同士のフレイムヘイズの特徴か、共に積み上げた歳月の必然か、思考はカムシンとほぼ同一の「優しく見える無情」。 台詞の最初に「ふむ、」とつくのが癖。 同胞殺しを決意した最古の“王”の一人。太古の『大縛鎖』での創造神“祭礼の蛇”との戦いにも、カムシンと共に参戦した。 御崎市決戦においてカムシンが戦死したことで、“紅世”へ帰還した。そして、創造された新世界『無何有鏡』へ渡り来て、秩序派の“王”の一人としてシャナ(とアラストール)と再会したようだ。 新世界が創造されてから数年...
  • 玻璃壇(はりだん)
    【種別】 宝具 【初出】 I巻 【解説】 遥か昔、創造神“祭礼の蛇”伏羲によって作られた監視用の宝具。本体は銅鏡型。彼が作った都『大縛鎖』を見張るために製作されたものだった。 周囲の物体を材料として、一定範囲内の地形や都市を象った巨大な箱庭(全体ではデパートのフロアの数割を占め、再現された大きなビルには人が乗れるほど)を形作り、範囲内の人間や、トーチや自在法などの“存在の力”の流れを、簡略化した人型やそれぞれの持つ色の光でリアルタイムに投影する。直接的な力は持たないためか、大した力を使わなくても使用できた。 簡略化された人型は半透明で、田中曰く「トイレの記号」、佐藤曰く「非常口の(記号)」。ただし、座った形や走った形、手を繋いだ形など、手足の動きまで精巧に再現しており、建物内の人型も目を凝らせば見えていた。 表示を“存在の力”の発光へと切替えれば、トーチ...
  • “敖の立像”
    【種別】 “紅世の徒”(?) 【初出】 アニメ第2期(アニメオリジナル) 【解説】 “探耽求究”ダンタリオンと[仮装舞踏会?]が画策した計画、及びその成就によって生み出される存在の名称。 本来“紅世”でしか生まれ得ない“徒”をこの世で生み出すという壮大な実験。 この存在が完成すれば、『大命』の成就に近づくものであったらしい。教授曰く『大命詩篇』の在り様。 生み出されつつあった存在の外見は、“銀”(『暴君II』)を核とした板金鎧の巨人。スペシャルデバイスとして背中に銀色の翼まで格納している。 御崎市?に建てられた時計塔を中心に、サブラクに打ち込ませた『大命詩篇』によって坂井悠二?から抜き取った『零時迷子』を心臓に、時計塔の鉄材を身体に、そしてヘカテーの偽りの器『近衛史菜』によって蒐集した感情を脳に据えて、一つの存在となった。 新たな存在を生み出す...
  • 敖の立像
    【種別】 “紅世の徒”(?)、我学の結晶(?) 【初出】 アニメ第2期(アニメオリジナル) 【解説】 “探耽求究”ダンタリオンと[仮装舞踏会]が画策した計画、及びその成就によって生み出される存在の名称。読みは「ごうのりつぞう」。 本来“紅世”でしか生まれ得ない“徒”をこの世で生み出すという壮大な実験。この存在が完成すれば、『大命』の成就に近づくものであったようだ。ダンタリオン教授曰く『大命詩篇』の在り様。 生み出されつつあった存在の外見は、“銀”(『暴君II』)を核とした板金鎧の巨人。スペシャルデバイスとして、背中に銀色の翼まで格納していた。 御崎市に建てられた時計塔を中心に、サブラクに打ち込ませた『大命詩篇』によって坂井悠二から抜き取った『零時迷子』を心臓に、時計塔の鉄材を身体に、そしてヘカテーの偽りの器『近衛史菜』によって蒐集した感情を脳に据え...
  • プルソン
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“哮呼の狻猊”(こうこのしゅんげい)。炎の色は鉛丹色。 [仮装舞踏会]の禁衛員であり、『星黎殿』守備隊随一の使い手である歴戦の強大なる“王”。 ベルペオルたちが“祭礼の蛇”坂井悠二に同行して『久遠の陥穽』に出発する際に、禁衛員フェコルーが真っ先にその名を挙げるほどに信頼されていた。 外見は獅子の頭を持つ、派手な宮廷衣装を纏った鋭い声の男。凄まじい威力の衝撃波を放つ二種類の自在法『獅子吼』と『ファンファーレ』による衝撃波攻撃を得意としていた。 ダンタリオン教授にも一定の理解を示していたようで、教授製作の『星黎殿』防衛機構も積極的に活用していた。 フレイムヘイズ陣営との戦争では、『星黎殿』の守備隊随一の使い手として残り、要塞守備兵を指揮。ヴィルヘルミナらによるシャナ奪還...
  • あだ名
    【種別】 名称 【初出】 II巻 【解説】 真名でも通称でもない、主に他人がつける呼び名。一部には、本人が流布したものもある。 主な異名・あだ名の一覧 シャナ > チビジャリ(byマージョリー)、魔神憑き、姫(by[仮装舞踏会]の構成員)、眩き炎(by『大地の四神』) アラストール > 天罰神、真正の魔神、天罰狂い、カタブツ大魔神、腰抜け魔神(byマルコシアス)、天罰下す破壊神、神をも殺す神、裁きの業(by『大地の四神』)、摂理神格にして審判断罪の化現(byチャルチウィトリクエ)、裁きたがり マティルダ > 女丈夫 マージョリー > 殺し屋、我が○○(byマルコシアス)、怒れる獣(by『大地の四神』)、100年単位のバアーサン(byシャナ)、騒々しくも美しき殺戮者(byシュドナイ)、爪牙の奴隷(byティリエル) マルコシアス > 戦闘狂、バカマ...
  • 神鉄如意(しんてつにょい)
    【種別】 宝具 【初出】 VIII巻 【解説】 [仮装舞踏会]が所有していた、『三柱臣』将軍“千変”シュドナイ専用の剛槍型宝具。 シュドナイの長身を二周り上回るほどの長さと、長大な穂先を持つ鈍色の剛槍で、普段は『星黎殿』に置かれた大竈型宝具『ゲーヒンノム』に、他の『三柱臣』専用の宝具と共に突き立てられており、ヘカテーの『トライゴン』やベルペオルの『タルタロス』同様、『大命』の遂行時においてのみ、その使用が許されていた。 他の『三柱臣』の宝具と同様に創造神“祭礼の蛇”伏羲による特別製の宝具であり、シュドナイが望まない限り折れも曲がりもしなかった。 使い手の体形変化に応じて、大きさや形を変える能力を持つ。一度変形・巨大化させれば、手を離しても形状は維持された。 その性質上、身体を望むまま自在に変化させる能力を持つシュドナイが使ってこそ真価を発揮する宝具であり...
  • 九垓天秤
    【種別】 1.役職 2.宝具 【初出】 X巻 【解説】 1. [とむらいの鐘]の最高幹部。 役職: “真名” 通称 (あだ名) 宰相 : “大擁炉”モレク (牛骨の賢者) 両翼の右 : “虹の翼”メリヒム (虹の剣士) 両翼の左 : “甲鉄竜”イルヤンカ (鎧の竜) 大斥候 : “凶界卵”ジャリ (奇妙な卵) 隠密頭 : “闇の雫”チェルノボーグ (黒衣白面の女) 先手大将 : “巌凱”ウルリクムミ (鉄の巨人) 先手大将 : “焚塵の関”ソカル (石の大木) 中軍首将 : “天凍の倶”ニヌルタ (氷の剣) 遊軍首将 : “戎君”フワワ (牙剥く野獣) 以上の九人で構成される。 “棺の織手”アシズの下で千年に渡って戦い続けた、いずれも名高き強大な“王”たちである。 数百年前の『都喰らい』事件の直後にフワワが、『小夜啼鳥』争奪戦にてニ...
  • 封絶(ふうぜつ)
    【種別】 自在法 【初出】 I巻 【解説】 “存在の力”でドーム状の壁を作り、内部の因果を世界の流れから切り離すことで、外部から隔離、隠蔽する因果孤立空間を作り上げる自在法。この自在法の使用は、「張る」と表現する。 封絶を張ると地面(もしくは水面)に使用者独自のアレンジや特徴が表れた火線の紋章(自在式)が出現し、その後使用者付近から炎の壁が現われて自在式の範囲に広がり、ドームが形成される。ドームは使用者それぞれの色の炎を混ぜた陽炎で形成され、内部では炎が舞い散っている。 効果 因果を外部と断絶された壁の内部では“徒”や“燐子”、フレイムヘイズ、そしてそれらに関する物体以外の動作や意識が停止し(位置や状態までも固定されるわけではない)、外部の人間の意識からも封絶展開場所は「なかったこと」になり、内部を観察したり進入したりすることはおろか、思い出したり、存在に気...
  • アラストール
    【種別】 “紅世の徒”、神、通称 【初出】 I巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“天壌の劫火”(てんじょうのごうか)。炎の色は紅蓮。 シャナと契約し、彼女にフレイムヘイズとしての力を与えている強大な“紅世の王”。意思を表出する神器は、銀の鎖で繋いだ黒い球を、交差する金のリングで結んだ意匠のペンダント型をした“コキュートス”。先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールと契約していた時は、指輪型だった。 シャナにとっては、師にして友、父にして兄と言うべき存在である。 その実体は、特定の権能を司り“紅世”における世界の法則を体現する超常的存在『神』の一柱。“紅世”真正の魔神である。「神をも殺す神」とも呼ばれ、『創造神』“祭礼の蛇”を唯一討滅できる存在といわれる。神としての持てる権能は『審判』と『断罪』という『天罰神』。その本質と権能ゆえに、“徒”の中でも...
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