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Rの基本的な使い方 - (2008/08/07 (木) 19:12:25) の編集履歴(バックアップ)



基本操作

入力

インストールが終了したら,デスクトップに出現したアイコンなどをクリックしてみてください.次のような画面が現われるはずです.
これはRのコンソールと呼ばれるもので,ここに直接アイコンを打ち込んでいくことで計算をしたりグラフを描画したりすることができます.カーソルキーの↑を押すと今までに入力したコマンドの履歴が呼び出せたり,何文字か入力した状態でTabキーを2度押すとその文字を含むコマンド(関数)の一覧を表示してくれたりといくつかの機能があります.

実際にいくつかのコマンドを入力してみましょう.
ここでは次のように入力しました.
7+8
2*3
sin(2*pi)
exp(10)
コンソール画面を見れば分かるように,演算の結果は基本的に一行一行コンソール画面に出力されます(場合によっては出力されなかったり,グラフを描くときのように別のモノへ出力する場合もあります).左側の[1]は帰ってきた数字がベクトルの一つ目の要素であることを表しています.何のことやら分からなくても今は問題ありません.ここで,足し算と掛け算はいいと思います.2行目と3行目では関数と特殊な数字を使いました.

2行目ではラジアンとしての角度の値を与えるとその正弦を返すsin関数を使っており,引数としてpiの2倍を与えています.piという文字にはあらかじめ円周率(3.141593...)の値が収納されています.3行目では指数関数の値を計算するexp関数を使いました.exp(10)というのは,

e^{10} \ \ \ \ \ \ (e=2.718282...)

と言う値を計算した結果です.

関数の使い方がイマイチ分からないかもしれません.Rでは関数は次のように入力することで使用できます.Excelなどと基本的に変わりません.
関数名(引数)
関数名は例えばこのサイト(R-tips)などで検索してください.引数(ひきすう)とは関数が必要とする数値,データのことです.関数の使い方に関しては後述します.

しかし,一行一行打ち込んでいくのは面倒なうえに長いコマンドを一文字でも間違えると最初からやり直しになってしまって効率が良くありません.なので普通は後に述べるようにエディタを使用します.

Rエディタの使い方

まず,エディタを起動します.
左上「ファイル」から「新しいスクリプト」を選択し,クリックするとエディタが別ウィンドウで起動します.
ここに一行ずつ(一つの命令を複数行に分けて書いてもOK)命令を書き込んでいきます.