コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー

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<p><strong>コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー</strong></p> <p>part54-257~261,309,422</p> <hr /><dl><dt>257 :<a href="mailto:sage"><strong>コープスパーティーBR</strong></a>:2010/11/15(月) 05:07:14 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー(コープスパーティーBR)の<br /> の投下をしたいと思います。<br /> 本編は5章に分かれているのですが、ます第1章(CHAPTER1)を投下します。<br /><br /></dd> <dt>258 :<a href="mailto:sage"><strong>コープスパーティーBR</strong></a>:2010/11/15(月) 05:08:17 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>登場人物紹介(初代コープスパーティーより大幅に増えているのでまずは主人公周辺の人物のみ記述します)<br /><br /> ・持田 哲志(もちだ さとし)<br />  高校二年生。本編の主人公。怪談話を怖がって悲鳴を上げたりする小心者だが、妹思い。直美のことが好きだが、自分自身でもまだ自覚していない。<br /> ・持田 由香(もちだ ゆか)<br />  中学二年生で哲志の妹。移植前のPC版(初代コープスパーティーのリメイク版)の立ち絵だとどう見ても園児にしか見えないすごいロリだが、<br />  PSP移植に当たってちょっとは成長した外見になった。哲志のことが異性として好き。<br /> ・中嶋 直美(なかしま なおみ)<br />  哲志のクラスメイトで幼馴染。気の強いしっかり者だが、実は精神的に脆い一面がある。哲志が好きだが素直になれずにいる。<br /> ・岸沼 良樹(きしぬま よしき)<br />  哲志のクラスメイト。PC版・PSP版の外見が初代とはあまりにかけ離れたイケメンなのであちこちで「YOSHIKI」と呼ばれている。<br />  口が悪く皮肉屋で煙草も吸う不良だが、本当は優しく自分に正直な性格。退学を考えていたところをあゆみに叱咤されて以来彼女に惚れ込んでいるが、<br />  見向きもされないどころか毛嫌いされてすらいる不憫な男。<br /> ・篠崎 あゆみ(しのざき あゆみ)<br />  哲志達のクラスの委員長。校内でも有名な怪談マニアだが、実は本人は怖がり。密かに哲志に想いを寄せていて、<br />  良樹の心をえぐるような言葉をズバズバ口にしてしまうKY娘。<br /> ・篠原 世以子(しのはら せいこ)<br />  哲志達のクラスメイトで直美の親友。数年前母親が失踪してしまったため、母親代わりとして弟や妹達の世話をしている苦労人。<br />  とにかく直美が大好きで、ところ構わず直美にセクハラするが、憎めない性格なので許されている。<br /> ・鈴本 繭(すずもと まゆ)<br />  哲志達のクラスメイト。「すずめちゃん」という愛称で呼ばれている。演劇部所属で、部活が同じ森繁のことを「シゲ兄ぃ」と呼んで慕っている。<br />  家庭の事情で突如転校することになってしまい落ち込んでいる。<br /> ・森繁 朔太郎(もりしげ さくたろう)<br />  哲志達のクラスメイト。繭と部活が同じで兄妹のように仲がいい。常に冷静だが、それが行き過ぎて何事も冷めた目線で見てしまう一面があるので、<br />  繭以外のクラスメイトとはあまり交流を持とうとしない。<br /> ・宍戸 結衣(ししど ゆい)<br />  如月学園高等部二年九組の副担任。担当科目は英語。如月学園の卒業生で、新卒で母校の採用試験を受けて赴任してきたばかり。<br />  少し教え下手だが明るい性格と天然ボケの一面で生徒には好かれている。飼い猫のモネを溺愛中。<br /><br /></dd> <dt>259 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2010/11/15(月) 05:09:35 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>ストーリー・CHAPTER1<br /> 哲史達の通う学校、中高一貫校の如月学園では、その日生憎の雨の中で文化祭が行われていた。<br /> 文化祭が終わったあと、哲史達クラスの仲間7人は、出し物の片付けを放り出してあゆみの怪談話を聞いていた。<br /> この学校が建てられる前にこの場所にあった「天神小学校」では、女教師が階段から転落死するという事故があった、そして――。<br /> 怪談がクライマックスに差し掛かり、雷に哲史が悲鳴をあげたのを笑っていたところに、哲史の妹の由香が<br /> 副担任の結衣先生に付き添われて傘を届けにやってくる。<br /> もう遅いから帰ろうと促す結衣先生に、あゆみは「転校が決まっていて今日が最後の登校だった繭のために、<br /> 『みんながずっと一緒にいられる』おまじないをしたい」と提案する。<br /> 哲史たちもそれに賛同し、9人はあゆみが見つけたというおまじない、<br /> 「人型の型紙をみんなで持って、『サチコさんお願いします』を参加している人数分唱えたあと全員で引きちぎる」<br /> という「幸せのサチコさん」のおまじないを行う。<br /> ところがその直後、急に大きな地震が起こり、9人は突如床に開いた不気味な穴から下へと落ちてしまった。<br /><br /> 直美が意識を取り戻すと、そこは小学校の校舎と思われるボロボロの教室だった。<br /> 同じ教室に倒れていた世以子を起こし、とにかく教室から出ようとすると、世以子が壁の張り紙に気付く。<br /> その紙は、「天神小学校」の校内連絡用の張り紙だった。<br /> ここは、廃校になって既に取り壊されたはずの天神小学校なのか?<br /> 廊下には、4人の子供が誘拐され、天神小の生徒だった3人が殺害されたという事件を伝える新聞記事も落ちていた。<br /> 恐怖を感じつつ、外へ出ようと玄関に向かう直美達だが、玄関扉はまるで固定されてしまったかのように開かない。<br /> 他の出口を探して校舎内を探索する直美達は、由香の泣き声のような声を耳にするが、この校舎へ飛ばされてきた際に<br /> 足を捻ってしまっていた直美を心配した世以子は、直美を道中にあった保健室で休ませ、一人で由香を探しに出てしまった。<br /> 仕方なく保健室で待っていた直美だが、彼女を突如出現した黒い影が襲う。<br /> 必死に抵抗し、なんとかその場を逃げ出した直美だが、恐怖のあまり、戻ってきた世以子に対して暴言を吐いてしまう。<br /> 直美を元気付けようと努めて明るく振舞っていた世以子もこれには我慢できず、二人は離れ離れになってしまう。<br /><br /> 一人で校舎内を歩いていた直美は、一人ぼっちの不安から自分の暴言を反省し、世以子を探し始める。<br /> しかし、ようやく見つけた世以子は、女子トイレの個室で首を吊っていた。<br /> 信じられない光景に愕然とする直美だが、世以子がまだ息があることに気付き、慌てて首のロープを解くための足場を探す。<br /> トイレの入口脇にあった蛆虫塗れのバケツを構わず手にし、世以子の元へ戻る直美だったが、<br /> 一歩遅く、既に世以子は息絶えていた。<br /> 自らの過ちによって親友を失った直美の慟哭が、校舎に響いた。<br /><br /></dd> <dt>260 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2010/11/15(月) 05:13:31 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>バッドエンディング(WRONG END)・CHAPTER1<br /> その1:保健室で黒い影からの逃亡に失敗すると、取り込まれ窒息死する。<br /> その2:世以子と喧嘩別れする前にあるイベントを発生させておかないと、世以子死亡後に「3人の舌のない子供の霊」が現れ、<br />     操られるままに鋏で自分の舌を切ってしまい死ぬ。<br /><br /> CHAPTER1はここまでです。以降も早い内に投下したいと思っています。<br /><br /></dd> <dt>261 :<a href="mailto:sage"><strong>コープスパーティーBR</strong></a>:2010/11/15(月) 05:18:34 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>すいません、名前欄のミスが酷いですね……orz<br /><br /> ちなみに補足しますと、既にwikiにある「コープスパーティー(初代コープス)」のリメイク版が<br /> コープスパーティーブラッドカバー(コープスBC)、そのPSP移植版がこの「コープスBR」です。<br /> 初代コープスとコープスBCではストーリーが大幅に変わっていて、登場人物もかなり大幅に増えています。<br /> なのでほとんど別物と言っても差し支えないかと。<br /> ストーリーが5つのCHAPTERに分かれていてCHAPTERごとに複数のバッドエンドが用意されているのも<br /> BCからの要素です。<br /><br /></dd> <dt>309 :<a href="mailto:sage"><strong>コープスパーティーBR</strong></a>:2010/11/25(木) 11:51:08 ID:pNeYoCpQ0</dt> <dd>少し遅くなってしまいましたが、コープスパーティーBRのつづきを投下します。<br /><br /> ストーリー・CHAPTER2<br /> おまじないのあと直美達とはぐれ、天神小学校の教室で目覚めた良樹とあゆみ、そして結衣。<br /> 突然の出来事に過呼吸を起こしてしまったあゆみを宥めていた結衣は、教室の外の様子を<br /> 見てくるべきか迷うが、あゆみは自分が傍にいるから心配しないくてもいい、と言う良樹に<br /> あゆみを任せ廊下へ出る。<br /><br /> 崩れた廊下を迂回するために教室に足を踏み入れた結衣は、刃物が詰め込まれた<br /> 不気味な棚の脇を抜け教室から出ようとするが、その行く手を遮るように<br /> 高校生らしい男子生徒の幽霊が現れる。嘲るように笑う男子生徒の霊は、<br /> この場所が怨霊によって作られた異次元空間であり、怨霊によりこの場所に連れてこられ<br /> 「監禁」された多くの人間が自分を含めことごとく死んでいったこと、<br /> そしてこの場所は少しずつずれた空間が重なりあった多重空間であるため、<br /> たとえ同じ校舎にいても存在する時空が違えば会うことはできないことを告げる。<br /> 「声が聞こえたとしても、それが同じ時空の校舎で発せられたものかも分からない。<br /> もしかしたら過去や未来に発せられた声なのかもしれない。行っても無駄だ」<br /> と言う彼に対し、結衣は「それでも放っておくことはできない」と毅然と言い返すが、<br /> 生前教師から手酷い裏切りを受けたらしい男子生徒の霊は激昂し、結衣の言葉を偽善だと<br /> 撥ね付け、刃物の詰まった棚を結衣目掛けて倒す。<br /> 棚の下敷きになり、その重みと背中に突き刺さった刃物の痛みに呻く結衣に対し、霊は<br /> 「ここで死ねばそのときの苦しみは永遠に続く、嫌なら素直に生徒じゃなく『自分を』<br /> 助けてくれと頼め」と笑うが、結衣はそれでも「あの子たちには酷いことをしないで」と<br /> 訴える。しかし、倒れた棚によって背中と腕に負った傷は深く、結衣は<br /> 痛みと失血で意識を失ってしまった。<br /></dd> <dt>422 :<a href="mailto:sage"><b>コープスパーティーBR</b></a>:2010/12/22(水) 02:26:24 ID:cr0cjNRS0</dt> <dd>結衣が男子生徒の霊に追い詰められていたその頃、二階の西側にある最初の教室で<br /> 結衣の帰りを待っていた良樹とあゆみだが、嫌な予感を感じたあゆみは<br /> 「先生を探しに行こう」と良樹に訴える。<br /> 入れ違いになるかもしれないから待とうと諭す良樹だが、あゆみのあまりの必死さに折れ、<br /> ペンで教卓に、もしこれを見たらここで待っていてほしい、と結衣宛のメッセージを残し、<br /> 教室を出ることにする。<br /><br /> 二階の廊下を進む二人だが、その先は二人が廊下に出た直後に起こった地震によって<br /> 更に大きく崩れ、脇にある教室(結衣が入った教室)は完全に出口のない状態になっていた。<br /> 仕方なく引き返し一階へ向かった二人は、そこで数人の人骨を発見する。<br /> 本物の人骨や、その骨からかすかに聞こえてきた「キ…ザ…ミ…!」という声に怯えつつも<br /> 先に進んだ二人は、細長い奇妙な形をした教室に辿り付く。<br /> そしてその教室の奥、床に設置された不気味な滑車装置の脇には、少年の霊が座り込んでいた。<br /> 怯えた様子で目を合わせてはいけないと訴えるあゆみの言葉を聞いた良樹はすぐに<br /> 教室を出ようとするが、机の上に置かれた釘抜きを見て、自分達が最初にいた教室に<br /> 釘で閉ざされた扉があったことを思い出し、少年の霊と目を合わせないようそれを手に取る。<br /><br /> 急いで教室から脱出し、そのまま最初の教室に戻ろうとした二人だが、先ほどの白骨の前を<br /> 通り過ぎた途端、あゆみの様子がおかしくなる。<br /> 意味不明な言葉を叫び走っていってしまったあゆみを追い駆けた良樹は、なんとか玄関で<br /> あゆみに追いつく。相変わらず意味不明な言葉を呟き続けていたあゆみは良樹の声に<br /> 我に返るが、おかしくなっていた間の記憶はないようだ。<br /> あゆみを不安がらせないようとりあえずその場をごまかした良樹は玄関扉を調べてみるが、<br /> 扉は固定されてしまったかのように動かない。<br /> 二人は仕方なく他の出口を探そうと玄関を出るが、その前に先ほどの少年の霊が現れた。<br /> 「触られたらいけない」というあゆみの忠告に従い、良樹はあゆみを連れて急いで<br /> 少年の横を通り抜け、最初の教室へ向かう。<br /><br /> 釘で閉ざされた扉を開けて中に入ってみると、そこは釘抜きのあった教室と同じような<br /> 歪な形状で、同じ滑車の装置も設置されていた。<br /> 試しに装置のレバーを引いてみると、滑車が作動しピアノ線を巻き取っていくが、<br /> どうやら装置は一階に繋がっているらしく、ここの装置だけを作動させても意味がないようだ。<br /> それを見た良樹は再び釘抜きのあった教室へ向かい、同じように滑車を作動させる。<br /> すると、装置によって渡された板が一階の廊下にあった亀裂を塞ぎ、先へ進めるように<br /> なった。<br /> その廊下の先へ進み、二階の東側に到着した二人は、保健室の中から楽しげな声が<br /> 聞こえてくることに気付き、様子を覗いてみる。<br /> すると、そこには三人の子供の霊と笑いながら話している同級生・繭の姿があった。<br /></dd> </dl>
<p><strong>コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー</strong></p> <p>part54-257~261,309,422</p> <hr /><dl><dt>257 :<a href="mailto:sage"><strong>コープスパーティーBR</strong></a>:2010/11/15(月) 05:07:14 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー(コープスパーティーBR)の<br /> の投下をしたいと思います。<br /> 本編は5章に分かれているのですが、ます第1章(CHAPTER1)を投下します。<br /><br /></dd> <dt>258 :<a href="mailto:sage"><strong>コープスパーティーBR</strong></a>:2010/11/15(月) 05:08:17 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>登場人物紹介(初代コープスパーティーより大幅に増えているのでまずは主人公周辺の人物のみ記述します)<br /><br /> ・持田 哲志(もちだ さとし)<br />  高校二年生。本編の主人公。怪談話を怖がって悲鳴を上げたりする小心者だが、妹思い。直美のことが好きだが、自分自身でもまだ自覚していない。<br /> ・持田 由香(もちだ ゆか)<br />  中学二年生で哲志の妹。移植前のPC版(初代コープスパーティーのリメイク版)の立ち絵だとどう見ても園児にしか見えないすごいロリだが、<br />  PSP移植に当たってちょっとは成長した外見になった。哲志のことが異性として好き。<br /> ・中嶋 直美(なかしま なおみ)<br />  哲志のクラスメイトで幼馴染。気の強いしっかり者だが、実は精神的に脆い一面がある。哲志が好きだが素直になれずにいる。<br /> ・岸沼 良樹(きしぬま よしき)<br />  哲志のクラスメイト。PC版・PSP版の外見が初代とはあまりにかけ離れたイケメンなのであちこちで「YOSHIKI」と呼ばれている。<br />  口が悪く皮肉屋で煙草も吸う不良だが、本当は優しく自分に正直な性格。退学を考えていたところをあゆみに叱咤されて以来彼女に惚れ込んでいるが、<br />  見向きもされないどころか毛嫌いされてすらいる不憫な男。<br /> ・篠崎 あゆみ(しのざき あゆみ)<br />  哲志達のクラスの委員長。校内でも有名な怪談マニアだが、実は本人は怖がり。密かに哲志に想いを寄せていて、<br />  良樹の心をえぐるような言葉をズバズバ口にしてしまうKY娘。<br /> ・篠原 世以子(しのはら せいこ)<br />  哲志達のクラスメイトで直美の親友。数年前母親が失踪してしまったため、母親代わりとして弟や妹達の世話をしている苦労人。<br />  とにかく直美が大好きで、ところ構わず直美にセクハラするが、憎めない性格なので許されている。<br /> ・鈴本 繭(すずもと まゆ)<br />  哲志達のクラスメイト。「すずめちゃん」という愛称で呼ばれている。演劇部所属で、部活が同じ森繁のことを「シゲ兄ぃ」と呼んで慕っている。<br />  家庭の事情で突如転校することになってしまい落ち込んでいる。<br /> ・森繁 朔太郎(もりしげ さくたろう)<br />  哲志達のクラスメイト。繭と部活が同じで兄妹のように仲がいい。常に冷静だが、それが行き過ぎて何事も冷めた目線で見てしまう一面があるので、<br />  繭以外のクラスメイトとはあまり交流を持とうとしない。<br /> ・宍戸 結衣(ししど ゆい)<br />  如月学園高等部二年九組の副担任。担当科目は英語。如月学園の卒業生で、新卒で母校の採用試験を受けて赴任してきたばかり。<br />  少し教え下手だが明るい性格と天然ボケの一面で生徒には好かれている。飼い猫のモネを溺愛中。<br /><br /></dd> <dt>259 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2010/11/15(月) 05:09:35 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>ストーリー・CHAPTER1<br /> 哲史達の通う学校、中高一貫校の如月学園では、その日生憎の雨の中で文化祭が行われていた。<br /> 文化祭が終わったあと、哲史達クラスの仲間7人は、出し物の片付けを放り出してあゆみの怪談話を聞いていた。<br /> この学校が建てられる前にこの場所にあった「天神小学校」では、女教師が階段から転落死するという事故があった、そして――。<br /> 怪談がクライマックスに差し掛かり、雷に哲史が悲鳴をあげたのを笑っていたところに、哲史の妹の由香が<br /> 副担任の結衣先生に付き添われて傘を届けにやってくる。<br /> もう遅いから帰ろうと促す結衣先生に、あゆみは「転校が決まっていて今日が最後の登校だった繭のために、<br /> 『みんながずっと一緒にいられる』おまじないをしたい」と提案する。<br /> 哲史たちもそれに賛同し、9人はあゆみが見つけたというおまじない、<br /> 「人型の型紙をみんなで持って、『サチコさんお願いします』を参加している人数分唱えたあと全員で引きちぎる」<br /> という「幸せのサチコさん」のおまじないを行う。<br /> ところがその直後、急に大きな地震が起こり、9人は突如床に開いた不気味な穴から下へと落ちてしまった。<br /><br /> 直美が意識を取り戻すと、そこは小学校の校舎と思われるボロボロの教室だった。<br /> 同じ教室に倒れていた世以子を起こし、とにかく教室から出ようとすると、世以子が壁の張り紙に気付く。<br /> その紙は、「天神小学校」の校内連絡用の張り紙だった。<br /> ここは、廃校になって既に取り壊されたはずの天神小学校なのか?<br /> 廊下には、4人の子供が誘拐され、天神小の生徒だった3人が殺害されたという事件を伝える新聞記事も落ちていた。<br /> 恐怖を感じつつ、外へ出ようと玄関に向かう直美達だが、玄関扉はまるで固定されてしまったかのように開かない。<br /> 他の出口を探して校舎内を探索する直美達は、由香の泣き声のような声を耳にするが、この校舎へ飛ばされてきた際に<br /> 足を捻ってしまっていた直美を心配した世以子は、直美を道中にあった保健室で休ませ、一人で由香を探しに出てしまった。<br /> 仕方なく保健室で待っていた直美だが、彼女を突如出現した黒い影が襲う。<br /> 必死に抵抗し、なんとかその場を逃げ出した直美だが、恐怖のあまり、戻ってきた世以子に対して暴言を吐いてしまう。<br /> 直美を元気付けようと努めて明るく振舞っていた世以子もこれには我慢できず、二人は離れ離れになってしまう。<br /><br /> 一人で校舎内を歩いていた直美は、一人ぼっちの不安から自分の暴言を反省し、世以子を探し始める。<br /> しかし、ようやく見つけた世以子は、女子トイレの個室で首を吊っていた。<br /> 信じられない光景に愕然とする直美だが、世以子がまだ息があることに気付き、慌てて首のロープを解くための足場を探す。<br /> トイレの入口脇にあった蛆虫塗れのバケツを構わず手にし、世以子の元へ戻る直美だったが、<br /> 一歩遅く、既に世以子は息絶えていた。<br /> 自らの過ちによって親友を失った直美の慟哭が、校舎に響いた。<br /><br /></dd> <dt>260 :<a href="mailto:sage"><strong>ゲーム好き名無しさん</strong></a>:2010/11/15(月) 05:13:31 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>バッドエンディング(WRONG END)・CHAPTER1<br /> その1:保健室で黒い影からの逃亡に失敗すると、取り込まれ窒息死する。<br /> その2:世以子と喧嘩別れする前にあるイベントを発生させておかないと、世以子死亡後に「3人の舌のない子供の霊」が現れ、<br />     操られるままに鋏で自分の舌を切ってしまい死ぬ。<br /><br /> CHAPTER1はここまでです。以降も早い内に投下したいと思っています。<br /><br /></dd> <dt>261 :<a href="mailto:sage"><strong>コープスパーティーBR</strong></a>:2010/11/15(月) 05:18:34 ID:IzO3vB3f0</dt> <dd>すいません、名前欄のミスが酷いですね……orz<br /><br /> ちなみに補足しますと、既にwikiにある「コープスパーティー(初代コープス)」のリメイク版が<br /> コープスパーティーブラッドカバー(コープスBC)、そのPSP移植版がこの「コープスBR」です。<br /> 初代コープスとコープスBCではストーリーが大幅に変わっていて、登場人物もかなり大幅に増えています。<br /> なのでほとんど別物と言っても差し支えないかと。<br /> ストーリーが5つのCHAPTERに分かれていてCHAPTERごとに複数のバッドエンドが用意されているのも<br /> BCからの要素です。<br /><br /></dd> <dt>309 :<a href="mailto:sage"><strong>コープスパーティーBR</strong></a>:2010/11/25(木) 11:51:08 ID:pNeYoCpQ0</dt> <dd>少し遅くなってしまいましたが、コープスパーティーBRのつづきを投下します。<br /><br /> ストーリー・CHAPTER2<br /> おまじないのあと直美達とはぐれ、天神小学校の教室で目覚めた良樹とあゆみ、そして結衣。<br /> 突然の出来事に過呼吸を起こしてしまったあゆみを宥めていた結衣は、教室の外の様子を<br /> 見てくるべきか迷うが、あゆみは自分が傍にいるから心配しないくてもいい、と言う良樹に<br /> あゆみを任せ廊下へ出る。<br /><br /> 崩れた廊下を迂回するために教室に足を踏み入れた結衣は、刃物が詰め込まれた<br /> 不気味な棚の脇を抜け教室から出ようとするが、その行く手を遮るように<br /> 高校生らしい男子生徒の幽霊が現れる。嘲るように笑う男子生徒の霊は、<br /> この場所が怨霊によって作られた異次元空間であり、怨霊によりこの場所に連れてこられ<br /> 「監禁」された多くの人間が自分を含めことごとく死んでいったこと、<br /> そしてこの場所は少しずつずれた空間が重なりあった多重空間であるため、<br /> たとえ同じ校舎にいても存在する時空が違えば会うことはできないことを告げる。<br /> 「声が聞こえたとしても、それが同じ時空の校舎で発せられたものかも分からない。<br /> もしかしたら過去や未来に発せられた声なのかもしれない。行っても無駄だ」<br /> と言う彼に対し、結衣は「それでも放っておくことはできない」と毅然と言い返すが、<br /> 生前教師から手酷い裏切りを受けたらしい男子生徒の霊は激昂し、結衣の言葉を偽善だと<br /> 撥ね付け、刃物の詰まった棚を結衣目掛けて倒す。<br /> 棚の下敷きになり、その重みと背中に突き刺さった刃物の痛みに呻く結衣に対し、霊は<br /> 「ここで死ねばそのときの苦しみは永遠に続く、嫌なら素直に生徒じゃなく『自分を』<br /> 助けてくれと頼め」と笑うが、結衣はそれでも「あの子たちには酷いことをしないで」と<br /> 訴える。しかし、倒れた棚によって背中と腕に負った傷は深く、結衣は<br /> 痛みと失血で意識を失ってしまった。<br /></dd> <dt>422 :<a href="mailto:sage"><b>コープスパーティーBR</b></a>:2010/12/22(水) 02:26:24 ID:cr0cjNRS0</dt> <dd>結衣が男子生徒の霊に追い詰められていたその頃、二階の西側にある最初の教室で<br /> 結衣の帰りを待っていた良樹とあゆみだが、嫌な予感を感じたあゆみは<br /> 「先生を探しに行こう」と良樹に訴える。<br /> 入れ違いになるかもしれないから待とうと諭す良樹だが、あゆみのあまりの必死さに折れ、<br /> ペンで教卓に、もしこれを見たらここで待っていてほしい、と結衣宛のメッセージを残し、<br /> 教室を出ることにする。<br /><br /> 二階の廊下を進む二人だが、その先は二人が廊下に出た直後に起こった地震によって<br /> 更に大きく崩れ、脇にある教室(結衣が入った教室)は完全に出口のない状態になっていた。<br /> 仕方なく引き返し一階へ向かった二人は、そこで数人の人骨を発見する。<br /> 本物の人骨や、その骨からかすかに聞こえてきた「キ…ザ…ミ…!」という声に怯えつつも<br /> 先に進んだ二人は、細長い奇妙な形をした教室に辿り付く。<br /> そしてその教室の奥、床に設置された不気味な滑車装置の脇には、少年の霊が座り込んでいた。<br /> 怯えた様子で目を合わせてはいけないと訴えるあゆみの言葉を聞いた良樹はすぐに<br /> 教室を出ようとするが、机の上に置かれた釘抜きを見て、自分達が最初にいた教室に<br /> 釘で閉ざされた扉があったことを思い出し、少年の霊と目を合わせないようそれを手に取る。<br /><br /> 急いで教室から脱出し、そのまま最初の教室に戻ろうとした二人だが、先ほどの白骨の前を<br /> 通り過ぎた途端、あゆみの様子がおかしくなる。<br /> 意味不明な言葉を叫び走っていってしまったあゆみを追い駆けた良樹は、なんとか玄関で<br /> あゆみに追いつく。相変わらず意味不明な言葉を呟き続けていたあゆみは良樹の声に<br /> 我に返るが、おかしくなっていた間の記憶はないようだ。<br /> あゆみを不安がらせないようとりあえずその場をごまかした良樹は玄関扉を調べてみるが、<br /> 扉は固定されてしまったかのように動かない。<br /> 二人は仕方なく他の出口を探そうと玄関を出るが、その前に先ほどの少年の霊が現れた。<br /> 「触られたらいけない」というあゆみの忠告に従い、良樹はあゆみを連れて急いで<br /> 少年の横を通り抜け、最初の教室へ向かう。</dd> </dl>

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