グランディア

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グランディア - (2008/06/11 (水) 20:32:48) の1つ前との変更点

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<p><strong>グランディア<br></strong>&gt;&gt;3-319~322・451~456・603</p> <hr> <p><strong>319 GRANDIA sage 04/01/27 18:20ID:T2vjv0Gi<br></strong>世界に「果て」が見つかり、冒険という言葉が人々の心から忘れ去られつつある世界。<br> そんな時勢に逆らうかのように、主人公のジャスティンは冒険者になることを夢見ている。<br> ある日、行きつけの博物館の館長から近くにあるサルト遺跡見学のための紹介状をもらった<br> ジャスティンは、冒険者だった父親の形見である「精霊石」を携え、幼なじみの少女スーと共に<br> 遺跡へと向かう。<br> サルト遺跡では、私設軍隊のガーライル軍が発掘を行っていた。紹介状は結局破り捨てられて<br> しまったので、こっそり二人は遺跡の中に潜入する。精霊石に導かれ、遺跡の最深部へと<br> たどり着いた二人は、そこで謎の少女リエーテと出会う。彼女は、失われた文明「エンジュール」に<br> ついて二人に話し、またジャスティンの持つ精霊石が太古の昔からの「人と精霊との契約の印」<br> なのだと告げる。詰め寄るジャスティンに対し、東に向かうように言い残すと、彼女は姿を消した。<br> 何とかガーライル軍を振り切って遺跡から脱出した二人は、冒険の旅に出ることを決意する。<br> 彼らはオーク退治をして東の新大陸行きの船に乗るためのパスを手に入れることに成功するが、<br> そこでジャスティンは彼女のためを思い、スーに別れを告げる。大喧嘩の末、結局スーは<br> 泣きながらどこかに行ってしまう。<br> 結局旅に出ることを母に言い出せぬまま、ジャスティンは家を出た。しかし、港で荷物を確認した<br> ジャスティンは、その中に母が書いた冒険者協会への紹介状を見つける。すべてばれていたのだ。<br> ジャスティンは母への感謝を胸に、渡航船へと乗り込み新大陸へと向かった。<br> <br> <br> <br> <b>320 GRANDIA sage 04/01/27 18:23 ID:T2vjv0Gi</b><br> 船の中を見て回っていたジャスティンは、スーのペットである謎の生物プーイの姿を見つける。<br> 悪い予感を胸に甲板に上がると、そこには密航者として捕まったスーの姿があった。密航者は<br> 本来タル流しの刑だが、なんとか二人揃って見習い船員になることで許してもらう。毎日<br> 甲板磨きをさせられる二人。そんな中、冒険者協会に所属するプロの冒険者フィーナが船に<br> 乗りこんでくる。彼女に甲板掃除を手伝ってもらっていると、渡航船の目の前に不気味な幽霊船が<br> 現れた。三人は協力して幽霊船に乗り込み、幽霊船の主(お化けイカ)を退治する。三人は<br> 互いに認め合うが、船が新大陸に到着し、ここで一旦別れることに。<br> 意気揚々と冒険者協会を尋ねた二人だったが、冒険者協会の会長パコンは定員オーバーを<br> 理由に彼らの登録を断る。安全を保証されたツアーまがいの「冒険」を斡旋している協会に<br> 幻滅する二人。それから話を聞いていくうちに、なんとパコンが自分はフィーナの婚約者である<br> と言い出した。その真偽を確かめるため、二人はフィーナの家を訪ねる。再会を喜ぶ三人。<br> しかし、そこにパコンが現れてフィーナを無理矢理さらっていってしまう。ジャスティンは<br> 二人の結婚式に乱入し、フィーナを助け出すことに成功する。それをきっかけに、フィーナは<br> 協会を抜け、本当の「冒険」に出ることを決意。三人はとりあえず東のドム遺跡を目指すことにした。<br> <br> <br> <br> <b>321 GRANDIA sage 04/01/27 18:25 ID:T2vjv0Gi</b><br> 道中の山道で、三人は地平線の彼方にそびえる「世界の果て」と呼ばれる高い壁を見る。<br> そのあまりの高さに驚愕するジャスティンとスー。気持ちを新たに三人はドム遺跡へ向かう。<br> ドム遺跡の奥で三人は再びリエーテと出会う。彼女は更に東に向かうよう彼らに告げた。<br> ジャスティンがこれより東には世界の果てしかないと言うと、彼女は「世界に果てなどない」と<br> 言い残し、消える。<br> 帰り道、彼らは森で倒れていた亜人の少年を助ける。言葉が通じず、苦労する三人。<br> 彼の看病をしていると、なぜかガーライル軍が現れ、少年共々三人を捕まえてしまう。<br> 軍の秘密を知りすぎたため、三人を死刑にするのだという。ガーライル軍の軍人リーンの<br> 温情によって彼らは牢屋から逃げ出すが、途中でガーライル軍の大佐ミューレンが亜人の少年と<br> 会話をしているのを目にする。不思議がる三人。ともあれ、三人は少年を助け、軍用列車を奪って<br> 逃げ出すことに成功し、世界の果ての周りに広がる霧の樹海へと逃げ込む。<br> <br> <br> <br> <b>322 GRANDIA sage 04/01/27 18:28 ID:T2vjv0Gi</b><br> 亜人の少年レムにもらった木の実を食べ、彼の言葉を理解できるようになった三人は、彼の<br> 導きでルクの村を訪れる。よそ者として警戒される三人。そんな中、ルクの村の御神体を狙って<br> またもガーライル軍が攻めてくる。村のために三人は戦うが、その甲斐無く御神体は砕け散って<br> しまう。しかし、村のために戦ったことが認められ、三人は樹海の霧を晴らしてくれる<br> 霧よけの実をもらえることに。三人は霧よけの実を使い、更に樹海の奥へと踏み込む。<br> 樹海を抜け、世界の果てを登る三人。登っても登っても先が見えず、次第に不安になる<br> ジャスティン。三人は互いに励まし合い、壁を登り続ける。そして何日目かの朝、いつもは<br> 昼過ぎにならないと差し込まない太陽の光で三人は目を覚ます。驚いて壁を登ると、そこには<br> 広大な「世界の向こう側」の景色が広がっていた。リエーテの言った通り、世界に果てなど<br> なかったのだ。呆然と景色を見つめる三人。その時、突然ヘリコプターのような機械が現れ、<br> 三人を捕獲してしまう。そのまま三人は「世界の向こう側」へと落とされてしまった。<br> <br> 今回はここまで。<br> <br> <b>451 GRANDIA sage 04/02/03 19:51 ID:qtsnPhrH</b><br> &gt;&gt;322からの続きです。<br> <br> ジャスティンとフィーナが目を覚ますと、そこは一面巨大な植物に覆われた「飛竜の谷」だった。<br> 辺りにスーの姿はなく、彼女を捜して二人は谷をさまよう。そうしている内に、二人はスーの<br> カバンと近くで煮えたぎっている大鍋を発見する。気を失ってしまうフィーナ。そしてそこに<br> 大柄な謎の戦士が登場。ジャスティンは激怒してガドインと名乗るその男に斬りかかるが、あっさり<br> 返り討ちに合い、気絶させられてしまう。<br> 目を覚ますと、そこにはスーの姿があった。話によると、ガドインと医者のアルマと名乗る女性が<br> 彼女を助けてくれたのだという。勘違いで襲いかかった非礼を詫びるジャスティン。ガドインも<br> それを笑って許す。ひとしきり話すと、一行はガドイン達の故郷であるダイトの村に行くことになる。<br> 村に着くなりガドインは血相を変えてどこかに行ってしまうので、三人はとりあえず宿に向かうが、<br> そこで彼らはウサギによく似たモゲ族の商人ギドに出会う。なぜか三人のことを全部知っているギド。<br> 詰め寄るジャスティンに対し、結局彼は話をはぐらかして逃げてしまう。<br> <br> <br> <br> <b>452 GRANDIA sage 04/02/03 19:54 ID:qtsnPhrH</b><br> 翌日ガドインから話を聞くと、ダイトの村は降り続く大雨で水が濁り、魚が捕れなくなって<br> 困っているのだという。西にある雨月の塔に行き、勇者のヤリを取ってくれば村は救われるらしい。<br> ガドインはジャスティンに協力を頼み、ジャスティンもこれを快諾。一行は雨月の塔へと向かう。<br> 雨月の塔の最上階には、二つの鏡があった。どちらかの鏡の中に勇者のヤリがあり、ハズレの<br> 鏡の中に入ると二度と出てこられないのだという。だからこそ、ガドインはジャスティンを連れて<br> きたのだ。三人の静止を振り切り、鏡の中に入ろうとするガドイン。しかし、なんとガドインの<br> 体が大きすぎて鏡に入ることが出来ない。結局、ジャスティンが鏡の中に入ることに。<br> フィーナの選んだ鏡の中に入り、ジャスティンは勇者のヤリを手に入れる。しかし、その瞬間<br> 塔が崩れ始め、ジャスティンは一人逃げ遅れてしまう。幻想空間に取り残されるジャスティン。<br> その時精霊石が光り、精霊たちが彼を元の世界へと導く。一行は村に戻り、英雄として迎え入れられる。<br> <br> <br> <br> <br> <b>453 GRANDIA sage 04/02/03 19:55 ID:qtsnPhrH</b><br> その後一行は村の南にある遺跡ツインタワーに向かうことにする。途中に毒ガスの吹き出る山が<br> あるらしく、近くのガンポの村から船に乗ることにするが、どうも村の様子がおかしい。南国の<br> はずなのに寒風が吹き、陽気なはずの村人は揃って口を閉ざしている。不思議に思った一行が<br> 村長を訪ねると、どういう訳かジャスティンとフィーナがカップルとして認定され、祭りが<br> 始まった。そしていよいよ祭りのフィナーレというところで、彼らは真実を聞かされる。<br> 村が寒々しいのは近くの火の山に棲む竜のせいであり、若い男女のカップルを生け贄として<br> 捧げなくてはならないというのだ。結局、二人は巨大な投石機で火の山に向かって飛ばされてしまう。<br> 空中で二人は口論になるが、竜を倒すことを確認して仲直り。後を追ってきたスー・ガドインと<br> 合流し、竜を退治する。すると竜によって封じ込められていた精霊達が解放され、いきなり火山が<br> 噴火。あわてて一行は下山する。<br> 村に戻ると、再び祭りが始まった。その夜、村の沖合の離れ小島を訪れたジャスティンとフィーナは<br> 精霊の大群を目撃する。幻想的な風景に、二人はしばしの間見とれていた。<br> <br> <br> <br> <b>454 GRANDIA sage 04/02/03 19:56 ID:qtsnPhrH</b><br> 翌日、一行は船でツインタワーへ向かう。しかし、そこにいたのはなんとガーライル軍だった。<br> 彼らも、どうやら世界の果てを超えてきたらしい。一行は現地のガイドと身分を偽ってツインタワーに<br> 侵入することに成功するが、タワーの中心部でミューレンとリーンに発見されてしまう。ジャスティンと<br> ガドインはミューレンに勝負を挑むが、あっさり返り討ちにされ、追いつめられる。その時、精霊石の光が床にあった魔法陣を発動させ、その場にいた全員がバラバラの場所にワープさせられてしまう。<br> 仲間を捜して遺跡内をさまよっていたジャスティンは、カエルに襲われているリーンを発見する。<br> ジャスティンの助けによって難を逃れたリーンだったが、すぐに落ち着きを取り戻し、ジャスティンに<br> 剣を向けて精霊石を渡すよう迫った。逆ギレしたジャスティンは、精霊石を彼女に投げつけ、<br> 精霊石よりも二人で協力してここから脱出する方が大事だと怒鳴る。結局、二人は協力して出口を<br> 探すことに決めた。<br> その頃、フィーナはミューレンと共に遺跡内を進んでいた。ミューレンはエンジュール文明について<br> フィーナに語り、また自分が人間と亜人の混血であることを告げる。彼の父親であるバール将軍は、<br> エンジュール文明の秘密を得ようとして彼の母親と結婚したのだという。話を終えた後、二人はもう一度最上階を目指して進み始める。<br> 遺跡の最上階に到達したジャスティンとリーンは、三度リエーテと出会う。リエーテは、ジャスティンに<br> エンジュール文明の空中都市「アレント」の鍵である「知恵のメダル」を渡し、内海を越えて<br> さらに東に向かうように告げた。彼女が消えた後、リーンはジャスティンに精霊石を返して去る。<br> 再び合流した一行は、内海を越える手段を探すため、ダイトの村に戻ることにする。<br> <br> <br> <br> <b>455 GRANDIA sage 04/02/03 19:59 ID:qtsnPhrH</b><br> 長老によると、内海は「人魚の海」と呼ばれており、生きて渡れる保証はないという。しかし、<br> 村の近くに「神隠しの丘」と呼ばれる遺跡があり、転送の玉と呼ばれるものを使えば望むいかなる場所へも<br> ワープさせてくれるらしい。早速一行は出発しようとするが、その時何とスーが高熱を出して<br> 倒れてしまう。厳しい旅によって、彼女の身体は限界にきていたのだ。結局、三人はスーを残して<br> 転送の玉を取りに向かう。<br> 転送の玉を村へ持ち帰った三人に対し、スーは「冒険をやめる」と告げた。その姿を見たジャスティンは、<br> 転送の玉を使ってスーを故郷のパームの町に返してやることに決めた。ガドインを残し、三人は<br> 神隠しの丘に向かう。スーは涙をぬぐい、二人に再会を約束して消えていった。<br> 村に戻ると、今度はガドインが自分の家に来るよう告げていなくなってしまう。ジャスティンが<br> 飛竜の谷にある彼の家を訪れると、いきなり腕試しの勝負を挑まれる。戸惑うジャスティン。<br> そのまま勝負が始まるが、結果はジャスティンの勝ちとなる。ガドインはまた修行の旅に出ることを決め、<br> 二人とは別れることになる。そして別れ際、ジャスティンはガドインから彼の必殺技である「竜陣剣」を<br> 伝授される。<br> <br> <br> <br> <b>456 GRANDIA sage 04/02/03 20:02 ID:qtsnPhrH</b><br> 村に戻ったジャスティンとフィーナは、ガドインの家に伝わる「海竜船」という船を用いて人魚の海へと<br> 船出する。船旅のさなか、二人の中は急接近し、いいムードに。しかしその時、船にいきなり人魚が<br> 乗り込んでくる。彼女によると、海賊に襲われて仲間が捕らわれてしまったのだとか。助けに向かおうとする<br> ジャスティンを、冷ややかな目で見つめるフィーナ。結局二人は海賊の島へと向かうが、やっぱり<br> 海賊云々はすべて嘘で、もう少しで怪物に食べられてしまいそうになる。何とか怪物を倒し、二人はからくも<br> 仲直り。そんな二人の前には、すでに未知の大陸が見えてきていた。<br> </p> <p><br> <strong>603 グランディア(簡易版) 04/02/18 07:52ID:9kNEItSB</strong><br> ジャスティンはスーと共に冒険にでかける。途中で世界一の<br> 冒険者というフィーナとめぐりあう。しかし、彼女は弱かった。<br> なぜなら、冒険とは、冒険者協会がみとめたものにすぎず、それは<br> その街では、単に海外旅行をすることと同じだからだ。<br> これではいかんと、ジャスティンは、冒険者協会にたよらず冒険をはじめる。<br> とりあえず、失われた文明「アレント」を探す冒険を始める。<br> 世界の果てをこえて、仲間がふえ、冒険を楽しむが、<br> だんだんと変な連中が増えてきて、ジャスティンの持つ精霊石を<br> つけねらうようになる。これは、「ふしぎの海のナディア」の<br> ブルーヲーターとおなじで、世界を支配する力をもつのだ。<br> プロの軍人に囲まれても、意地でわたさないジャスティン。(普通渡すよな)<br> しかし、軍人連は世界を支配する「ガイア」復活のため、精霊石を<br> てにいれようとする。結局精霊石は、とられてしまう。<br> さあ「ガイア」復活とおもったら、軍人のトップの人は、その「ガイア」に<br> 肉体と精神をのっとられてしまう。「ガイア」はやりほうだい暴れまわる。<br> これでは世界が滅ぶ。そこで、ジャスティンは、今までの冒険で<br> 知り合った人脈を駆使して、「ガイア」を滅ぼすのであった。<br> 最後に子供がうじゃうじゃでてきて、おしまい。</p>
<p><strong>グランディア<br /></strong>簡易版 part3-603<br /> 詳細版(途中まで) part3-319~322・451~456<br /> 詳細版 part39-319,321,322</p> <hr /><p><strong>603 グランディア(簡易版) 04/02/18 07:52ID:9kNEItSB<br /></strong>ジャスティンはスーと共に冒険にでかける。途中で世界一の<br /> 冒険者というフィーナとめぐりあう。しかし、彼女は弱かった。<br /> なぜなら、冒険とは、冒険者協会がみとめたものにすぎず、それは<br /> その街では、単に海外旅行をすることと同じだからだ。<br /> これではいかんと、ジャスティンは、冒険者協会にたよらず冒険をはじめる。<br /> とりあえず、失われた文明「アレント」を探す冒険を始める。<br /> 世界の果てをこえて、仲間がふえ、冒険を楽しむが、<br /> だんだんと変な連中が増えてきて、ジャスティンの持つ精霊石を<br /> つけねらうようになる。これは、「ふしぎの海のナディア」の<br /> ブルーヲーターとおなじで、世界を支配する力をもつのだ。<br /> プロの軍人に囲まれても、意地でわたさないジャスティン。(普通渡すよな)<br /> しかし、軍人連は世界を支配する「ガイア」復活のため、精霊石を<br /> てにいれようとする。結局精霊石は、とられてしまう。<br /> さあ「ガイア」復活とおもったら、軍人のトップの人は、その「ガイア」に<br /> 肉体と精神をのっとられてしまう。「ガイア」はやりほうだい暴れまわる。<br /> これでは世界が滅ぶ。そこで、ジャスティンは、今までの冒険で<br /> 知り合った人脈を駆使して、「ガイア」を滅ぼすのであった。<br /> 最後に子供がうじゃうじゃでてきて、おしまい。</p> <hr /><strong>319 GRANDIA sage 04/01/27 18:20ID:T2vjv0Gi<br /></strong>世界に「果て」が見つかり、冒険という言葉が人々の心から忘れ去られつつある世界。<br /> そんな時勢に逆らうかのように、主人公のジャスティンは冒険者になることを夢見ている。<br /> ある日、行きつけの博物館の館長から近くにあるサルト遺跡見学のための紹介状をもらった<br /> ジャスティンは、冒険者だった父親の形見である「精霊石」を携え、幼なじみの少女スーと共に<br /> 遺跡へと向かう。<br /> サルト遺跡では、私設軍隊のガーライル軍が発掘を行っていた。紹介状は結局破り捨てられて<br /> しまったので、こっそり二人は遺跡の中に潜入する。精霊石に導かれ、遺跡の最深部へと<br /> たどり着いた二人は、そこで謎の少女リエーテと出会う。彼女は、失われた文明「エンジュール」に<br /> ついて二人に話し、またジャスティンの持つ精霊石が太古の昔からの「人と精霊との契約の印」<br /> なのだと告げる。詰め寄るジャスティンに対し、東に向かうように言い残すと、彼女は姿を消した。<br /> 何とかガーライル軍を振り切って遺跡から脱出した二人は、冒険の旅に出ることを決意する。<br /> 彼らはオーク退治をして東の新大陸行きの船に乗るためのパスを手に入れることに成功するが、<br /> そこでジャスティンは彼女のためを思い、スーに別れを告げる。大喧嘩の末、結局スーは<br /> 泣きながらどこかに行ってしまう。<br /> 結局旅に出ることを母に言い出せぬまま、ジャスティンは家を出た。しかし、港で荷物を確認した<br /> ジャスティンは、その中に母が書いた冒険者協会への紹介状を見つける。すべてばれていたのだ。<br /> ジャスティンは母への感謝を胸に、渡航船へと乗り込み新大陸へと向かった。<br /><br /><br /><br /><b>320 GRANDIA sage 04/01/27 18:23 ID:T2vjv0Gi</b><br /> 船の中を見て回っていたジャスティンは、スーのペットである謎の生物プーイの姿を見つける。<br /> 悪い予感を胸に甲板に上がると、そこには密航者として捕まったスーの姿があった。密航者は<br /> 本来タル流しの刑だが、なんとか二人揃って見習い船員になることで許してもらう。毎日<br /> 甲板磨きをさせられる二人。そんな中、冒険者協会に所属するプロの冒険者フィーナが船に<br /> 乗りこんでくる。彼女に甲板掃除を手伝ってもらっていると、渡航船の目の前に不気味な幽霊船が<br /> 現れた。三人は協力して幽霊船に乗り込み、幽霊船の主(お化けイカ)を退治する。三人は<br /> 互いに認め合うが、船が新大陸に到着し、ここで一旦別れることに。<br /> 意気揚々と冒険者協会を尋ねた二人だったが、冒険者協会の会長パコンは定員オーバーを<br /> 理由に彼らの登録を断る。安全を保証されたツアーまがいの「冒険」を斡旋している協会に<br /> 幻滅する二人。それから話を聞いていくうちに、なんとパコンが自分はフィーナの婚約者である<br /> と言い出した。その真偽を確かめるため、二人はフィーナの家を訪ねる。再会を喜ぶ三人。<br /> しかし、そこにパコンが現れてフィーナを無理矢理さらっていってしまう。ジャスティンは<br /> 二人の結婚式に乱入し、フィーナを助け出すことに成功する。それをきっかけに、フィーナは<br /> 協会を抜け、本当の「冒険」に出ることを決意。三人はとりあえず東のドム遺跡を目指すことにした。<br /><br /><br /><br /><b>321 GRANDIA sage 04/01/27 18:25 ID:T2vjv0Gi</b><br /> 道中の山道で、三人は地平線の彼方にそびえる「世界の果て」と呼ばれる高い壁を見る。<br /> そのあまりの高さに驚愕するジャスティンとスー。気持ちを新たに三人はドム遺跡へ向かう。<br /> ドム遺跡の奥で三人は再びリエーテと出会う。彼女は更に東に向かうよう彼らに告げた。<br /> ジャスティンがこれより東には世界の果てしかないと言うと、彼女は「世界に果てなどない」と<br /> 言い残し、消える。<br /> 帰り道、彼らは森で倒れていた亜人の少年を助ける。言葉が通じず、苦労する三人。<br /> 彼の看病をしていると、なぜかガーライル軍が現れ、少年共々三人を捕まえてしまう。<br /> 軍の秘密を知りすぎたため、三人を死刑にするのだという。ガーライル軍の軍人リーンの<br /> 温情によって彼らは牢屋から逃げ出すが、途中でガーライル軍の大佐ミューレンが亜人の少年と<br /> 会話をしているのを目にする。不思議がる三人。ともあれ、三人は少年を助け、軍用列車を奪って<br /> 逃げ出すことに成功し、世界の果ての周りに広がる霧の樹海へと逃げ込む。<br /><br /><br /><br /><b>322 GRANDIA sage 04/01/27 18:28 ID:T2vjv0Gi</b><br /> 亜人の少年レムにもらった木の実を食べ、彼の言葉を理解できるようになった三人は、彼の<br /> 導きでルクの村を訪れる。よそ者として警戒される三人。そんな中、ルクの村の御神体を狙って<br /> またもガーライル軍が攻めてくる。村のために三人は戦うが、その甲斐無く御神体は砕け散って<br /> しまう。しかし、村のために戦ったことが認められ、三人は樹海の霧を晴らしてくれる<br /> 霧よけの実をもらえることに。三人は霧よけの実を使い、更に樹海の奥へと踏み込む。<br /> 樹海を抜け、世界の果てを登る三人。登っても登っても先が見えず、次第に不安になる<br /> ジャスティン。三人は互いに励まし合い、壁を登り続ける。そして何日目かの朝、いつもは<br /> 昼過ぎにならないと差し込まない太陽の光で三人は目を覚ます。驚いて壁を登ると、そこには<br /> 広大な「世界の向こう側」の景色が広がっていた。リエーテの言った通り、世界に果てなど<br /> なかったのだ。呆然と景色を見つめる三人。その時、突然ヘリコプターのような機械が現れ、<br /> 三人を捕獲してしまう。そのまま三人は「世界の向こう側」へと落とされてしまった。<br /><br /> 今回はここまで。<br /><br /><b>451 GRANDIA sage 04/02/03 19:51 ID:qtsnPhrH</b><br /> &gt;&gt;322からの続きです。<br /><br /> ジャスティンとフィーナが目を覚ますと、そこは一面巨大な植物に覆われた「飛竜の谷」だった。<br /> 辺りにスーの姿はなく、彼女を捜して二人は谷をさまよう。そうしている内に、二人はスーの<br /> カバンと近くで煮えたぎっている大鍋を発見する。気を失ってしまうフィーナ。そしてそこに<br /> 大柄な謎の戦士が登場。ジャスティンは激怒してガドインと名乗るその男に斬りかかるが、あっさり<br /> 返り討ちに合い、気絶させられてしまう。<br /> 目を覚ますと、そこにはスーの姿があった。話によると、ガドインと医者のアルマと名乗る女性が<br /> 彼女を助けてくれたのだという。勘違いで襲いかかった非礼を詫びるジャスティン。ガドインも<br /> それを笑って許す。ひとしきり話すと、一行はガドイン達の故郷であるダイトの村に行くことになる。<br /> 村に着くなりガドインは血相を変えてどこかに行ってしまうので、三人はとりあえず宿に向かうが、<br /> そこで彼らはウサギによく似たモゲ族の商人ギドに出会う。なぜか三人のことを全部知っているギド。<br /> 詰め寄るジャスティンに対し、結局彼は話をはぐらかして逃げてしまう。<br /><br /><br /><br /><b>452 GRANDIA sage 04/02/03 19:54 ID:qtsnPhrH</b><br /> 翌日ガドインから話を聞くと、ダイトの村は降り続く大雨で水が濁り、魚が捕れなくなって<br /> 困っているのだという。西にある雨月の塔に行き、勇者のヤリを取ってくれば村は救われるらしい。<br /> ガドインはジャスティンに協力を頼み、ジャスティンもこれを快諾。一行は雨月の塔へと向かう。<br /> 雨月の塔の最上階には、二つの鏡があった。どちらかの鏡の中に勇者のヤリがあり、ハズレの<br /> 鏡の中に入ると二度と出てこられないのだという。だからこそ、ガドインはジャスティンを連れて<br /> きたのだ。三人の静止を振り切り、鏡の中に入ろうとするガドイン。しかし、なんとガドインの<br /> 体が大きすぎて鏡に入ることが出来ない。結局、ジャスティンが鏡の中に入ることに。<br /> フィーナの選んだ鏡の中に入り、ジャスティンは勇者のヤリを手に入れる。しかし、その瞬間<br /> 塔が崩れ始め、ジャスティンは一人逃げ遅れてしまう。幻想空間に取り残されるジャスティン。<br /> その時精霊石が光り、精霊たちが彼を元の世界へと導く。一行は村に戻り、英雄として迎え入れられる。<br /><br /><br /><br /><br /><b>453 GRANDIA sage 04/02/03 19:55 ID:qtsnPhrH</b><br /> その後一行は村の南にある遺跡ツインタワーに向かうことにする。途中に毒ガスの吹き出る山が<br /> あるらしく、近くのガンポの村から船に乗ることにするが、どうも村の様子がおかしい。南国の<br /> はずなのに寒風が吹き、陽気なはずの村人は揃って口を閉ざしている。不思議に思った一行が<br /> 村長を訪ねると、どういう訳かジャスティンとフィーナがカップルとして認定され、祭りが<br /> 始まった。そしていよいよ祭りのフィナーレというところで、彼らは真実を聞かされる。<br /> 村が寒々しいのは近くの火の山に棲む竜のせいであり、若い男女のカップルを生け贄として<br /> 捧げなくてはならないというのだ。結局、二人は巨大な投石機で火の山に向かって飛ばされてしまう。<br /> 空中で二人は口論になるが、竜を倒すことを確認して仲直り。後を追ってきたスー・ガドインと<br /> 合流し、竜を退治する。すると竜によって封じ込められていた精霊達が解放され、いきなり火山が<br /> 噴火。あわてて一行は下山する。<br /> 村に戻ると、再び祭りが始まった。その夜、村の沖合の離れ小島を訪れたジャスティンとフィーナは<br /> 精霊の大群を目撃する。幻想的な風景に、二人はしばしの間見とれていた。<br /><br /><br /><br /><b>454 GRANDIA sage 04/02/03 19:56 ID:qtsnPhrH</b><br /> 翌日、一行は船でツインタワーへ向かう。しかし、そこにいたのはなんとガーライル軍だった。<br /> 彼らも、どうやら世界の果てを超えてきたらしい。一行は現地のガイドと身分を偽ってツインタワーに<br /> 侵入することに成功するが、タワーの中心部でミューレンとリーンに発見されてしまう。ジャスティンと<br /> ガドインはミューレンに勝負を挑むが、あっさり返り討ちにされ、追いつめられる。その時、精霊石の光が床にあった魔法陣を発動させ、その場にいた全員がバラバラの場所にワープさせられてしまう。<br /> 仲間を捜して遺跡内をさまよっていたジャスティンは、カエルに襲われているリーンを発見する。<br /> ジャスティンの助けによって難を逃れたリーンだったが、すぐに落ち着きを取り戻し、ジャスティンに<br /> 剣を向けて精霊石を渡すよう迫った。逆ギレしたジャスティンは、精霊石を彼女に投げつけ、<br /> 精霊石よりも二人で協力してここから脱出する方が大事だと怒鳴る。結局、二人は協力して出口を<br /> 探すことに決めた。<br /> その頃、フィーナはミューレンと共に遺跡内を進んでいた。ミューレンはエンジュール文明について<br /> フィーナに語り、また自分が人間と亜人の混血であることを告げる。彼の父親であるバール将軍は、<br /> エンジュール文明の秘密を得ようとして彼の母親と結婚したのだという。話を終えた後、二人はもう一度最上階を目指して進み始める。<br /> 遺跡の最上階に到達したジャスティンとリーンは、三度リエーテと出会う。リエーテは、ジャスティンに<br /> エンジュール文明の空中都市「アレント」の鍵である「知恵のメダル」を渡し、内海を越えて<br /> さらに東に向かうように告げた。彼女が消えた後、リーンはジャスティンに精霊石を返して去る。<br /> 再び合流した一行は、内海を越える手段を探すため、ダイトの村に戻ることにする。<br /><br /><br /><br /><b>455 GRANDIA sage 04/02/03 19:59 ID:qtsnPhrH</b><br /> 長老によると、内海は「人魚の海」と呼ばれており、生きて渡れる保証はないという。しかし、<br /> 村の近くに「神隠しの丘」と呼ばれる遺跡があり、転送の玉と呼ばれるものを使えば望むいかなる場所へも<br /> ワープさせてくれるらしい。早速一行は出発しようとするが、その時何とスーが高熱を出して<br /> 倒れてしまう。厳しい旅によって、彼女の身体は限界にきていたのだ。結局、三人はスーを残して<br /> 転送の玉を取りに向かう。<br /> 転送の玉を村へ持ち帰った三人に対し、スーは「冒険をやめる」と告げた。その姿を見たジャスティンは、<br /> 転送の玉を使ってスーを故郷のパームの町に返してやることに決めた。ガドインを残し、三人は<br /> 神隠しの丘に向かう。スーは涙をぬぐい、二人に再会を約束して消えていった。<br /> 村に戻ると、今度はガドインが自分の家に来るよう告げていなくなってしまう。ジャスティンが<br /> 飛竜の谷にある彼の家を訪れると、いきなり腕試しの勝負を挑まれる。戸惑うジャスティン。<br /> そのまま勝負が始まるが、結果はジャスティンの勝ちとなる。ガドインはまた修行の旅に出ることを決め、<br /> 二人とは別れることになる。そして別れ際、ジャスティンはガドインから彼の必殺技である「竜陣剣」を<br /> 伝授される。<br /><br /><br /><br /><b>456 GRANDIA sage 04/02/03 20:02 ID:qtsnPhrH</b><br /> 村に戻ったジャスティンとフィーナは、ガドインの家に伝わる「海竜船」という船を用いて人魚の海へと<br /> 船出する。船旅のさなか、二人の中は急接近し、いいムードに。しかしその時、船にいきなり人魚が<br /> 乗り込んでくる。彼女によると、海賊に襲われて仲間が捕らわれてしまったのだとか。助けに向かおうとする<br /> ジャスティンを、冷ややかな目で見つめるフィーナ。結局二人は海賊の島へと向かうが、やっぱり<br /> 海賊云々はすべて嘘で、もう少しで怪物に食べられてしまいそうになる。何とか怪物を倒し、二人はからくも<br /> 仲直り。そんな二人の前には、すでに未知の大陸が見えてきていた。<br /><p><br /></p> <hr /><p>キャラクター紹介。グランディアWikiから転載&多少加工。()はゲーム開始時の年齢。</p> <p>●主人公側の人々--------------------------------</p> <p>■ジャスティン(14)<br />     主人公。旧大陸・パームの街で母親のリリィと二人暮し。古代文明に憧れを持ち、冒険者だった亡き父親と同じく冒険の旅に出ることを夢見る。単純明快、困った人を見ると放っておけないお人好し、とまさに正統派な主人公。<br /> ■フィーナ(15)<br />     ヒロイン。新大陸・ニューパームの街近くの高台に住んでいる、明るく快活なプロの冒険者。冒険者協会一の凄腕。得意な武器はムチとナイフ。<br /> ■スー(8)<br />     ジャスティンの幼馴染。両親亡き後は伯父夫婦に引き取られる。おしゃまで意地っ張りな女の子。自称・ジャスティンの保護者。夢はステキなレディーになること。常にプーイと一緒にいる。<br /> ■ガドイン(38)<br />     冒険の途中で出会うダイトの村最強の剣士。大柄で寡黙。男の中の男。得意料理は「飛竜のシチュー」。ジャスティンに剣技を教えてくれる。<br /> ■ラップ(15)<br />     カフーの里の村長の孫。当初はジャスティン達を軍の連中と勘違いしていたが、誤解が解け仲間となる。口がすごく悪いガキ大将タイプだが、仲間想いで優しい。根性と正義感もある。<br /> ■ミルダ(19)<br />     筋肉がたくましい、レーヌの村の女戦士。1人で基地に潜入し、ガーライル軍の戦車を壊してしまうほどのパワーを持つ。ラップ(カフー人)とはライバル。ちなみに既婚者。<br /> ■ギド(?)<br />     モゲ族の商人。ウサギのようなかわいい容姿とは裏腹に、非常に深い歴史と知識を持っている。商人だけあってか、お金にがめつい。<br /> ■リエーテ(?)<br />     サルト遺跡で出会う美少女。古代文明の力によって生み出された幻なのか、実在する人間なのか全てが謎に包まれている。ジャスティンを新大陸に行くよう導いた人物。年齢不詳。しかし、その後徐々に人格がわかり、驚愕したプレイヤーも多い</p> <p>■プーイ(?)<br />     ジャスティンの父親が生前に旅先で見つけてきた、謎の生物。スーに懐いていていつも一緒にいる。鳴き声は「ぷう」。普段はスーの頭に止まっており、はたから見るとリボンのようである。ちなみににくきゅうがあるらしい。<br /> ■リリィ(32)<br />     食堂「うみねこ亭リリィ」の経営者で、ジャスティンの母親。元は女海賊で「ドクロのリリィ」と呼ばれており、かなり有名だった模様。竹を割ったようなさっぱりとした性格。料理がとても上手い。必殺技は「お盆チョップ」。</p> <p>●ガーライル軍の人々----------------------------</p> <p>■バール将軍(48)<br />     ガーライル軍の最高司令官であり、ミューレン大佐の父親。近年は財団とは距離を置き、軍独自の秘密計画を強行している。<br /> ■ミューレン大佐(23)<br />     ガーライル軍の軍人。有能な指揮官で一般兵士からの人望も厚い。ジャスティンとガドインの二人がかりを圧倒するほどの実力者。<br /> ■リーン(15)<br />     ミューレンの副官を務める少女。軍人向きではない優しい性格の持ち主。常にミューレン大佐と行動している。<br /> ■ナナ(16)<br />     階級は中尉で、ミューレンに憧れている。ブラッディローズ隊の隊長。高飛車な女王様タイプ。<br /> ■サキ(16)<br />     階級は中尉で、ミューレンに憧れている。ライトニングスター隊の隊長。ボーイッシュ。<br /> ■ミオ(16)<br />     階級は中尉で、ミューレンに憧れている。デザートムーン隊の隊長。眼鏡っ子。</p> <p>ガーライル軍:パームの街の発展に貢献した「ジュール財団」の私設軍団。</p> <p>●その他の人々----------------------------------</p> <p>■ジン<br />     ジャスティンが新大陸に渡るためのパスを貰いに言った老人。自称現役冒険者。ジン平原を発見した偉大な人物らしい。<br /> ■ニッキ<br />     ラップの弟分のカフーの少年。<br /> ■ダーリン<br />     ミルダの夫。牛のような姿の獣人で、学者。ミルダとはラブラブである。<br /> ■チット<br />     モゲ族の少女。ジャスティンを「赤毛の冒険者さん」と呼ぶ。<br /> ■パコン<br />     冒険者協会の現会長。フィーナと結婚しようとしている。デジタルミュージアムでは、誰かと結婚したらしいことを言っているが…<br /> ■ガンツ<br />     パームの街のガキ大将。よくジャスティンと張り合っては、街の人に怒られている。ゴンツという兄と、テンツという弟がいる。</p> <p><br /> 物語はガーライル軍の飛行戦内の一室から始まる。<br /> その場にいるのは、バール将軍、ミューレン大佐、リーン中尉。<br /> ミューレンはバールをそのままバール将軍と呼んだ。<br /> それを聴いたバール将軍は周りに兵士がいない時は父と呼べと促すが、ミューレンはリーンが居ると答えた。<br /> 「だが、我が軍の計画にとってリーンが特別なのは言うまでもないこと…。そうであろう?」<br /> バールが話し続ける。サルト遺跡の第三次発掘調査も大詰め、ミューレンとリーンの働きには期待していると。<br /> その期待にミューレンは、サルト遺跡の発掘には精鋭部隊を配置していると答えた。<br /> 飛行船の場内放送は程なくして飛行船がサルト遺跡に到着する事を告げていた。</p> <p>舞台はパームの街に移る。パームは家が不規則に立ち並ぶ活気に溢れた港街。<br /> 青色の髪の少女スーが謎の生物プーイを連れて何かを探して走り回っている。<br /> ある家に差し掛かった所、家の中から「この悪ガキがっ!」と怒声が響いてくる。<br /> それと同時に家の中から奇天烈な格好をした少年ジャスティンが摘み出された。<br /> 家主も出てきてジャスティンを睨む。またお前かジャスティン、性懲りもなくワシの物置をあらしおって!!と、<br /> 家主はカンカンである。ジャスティンは荒してない!と反発する。<br /> 「この宝さがしにはァ!男の意地と冒険者のタマシイがかかってんだぜ!!」<br /> そんなジャスティンの言い分が通じるわけもなく、家主からフルスイングで拳骨を貰い倒れるジャスティン。<br /> 家主が家に戻った頃、近くで見ていたスーがジャスティンに駆け寄る。凄い音がしたと心配するスーだが、<br /> 「心配すんなって!あんなゲンコツぜんぜん平気さっ。一流の冒険者ならトーゼンだろ!!」と強がるのであった。<br /> 物置で何か見つけたかとスーが尋ねる。しかし、ジャスティンは何も見つける事が出来なかった。スーは?と聞き返すと、<br /> スーは勿論見つけたと答える。ジャジャーン!と取り出したのは汚れたエプロンであった。「ほらっ伝説のヨロイっ!」<br /> あたし一人で見つけて来たんだからねと誇らしげにするスーにプーイが「ぷうぷう!」と鳴き飛び回る。<br /> 「そうそう…。プーイも手伝ってくれたのよね。」スーはジャスティンに汚れたエプロンを差し出す。<br /> 喜ぶジャスティン。「あとは光のタテと勇者のカブト、それに精霊の剣だ!」<br /> 「日が暮れたらあたしたちの負けなのよ。あたしヤダからね。ガンツのおヨメさんなんて!<br /> だいたいガンツの口車にのせられてあんな約束したジャスティンがいけないのよ!ちゃんと責任とってよね。」<br /> わかってるってと頭をかくジャスティン。</p> <p>ガンツは、パームを南北に隔てる川に架かる唯一の橋の上に、子分たちと一緒に陣取っていた。通行を止めているらしい。<br /> 伝説のヨロイ(よごれたエプロン)を意気揚々とガンツに差し出すジャスティン。<br /> 丸坊主の少年ガンツは「随分時間が掛かったじゃないか、一流の冒険者が聞いてあきれるぜ!<br /> だいたい「世界の果て」が見つかって冒険者なんてお払い箱って時代だぜ!?いまどき時代遅れなんだよ!」と煽る。<br /> 世界の果てってなんだ?と聞き返すジャスティンだったが流される。<br /> 日暮れまでに4つの秘宝を揃えなければジャスティン達の負けとなり、スーがガンツの子分兼嫁になる事を再確認され、<br /> ジャスティン達は残りの装備を探し始めた。</p> <p>何とか勇者のカブト(鉄ナベ)、光のタテ(ナベのフタ)、精霊の剣(木剣)を探し出したジャスティンとスー。<br /> ガンツに秘宝を渡しに行くと、ガンツは大人に橋の通行を止めていた事を理由に怒られていた。<br /> 巻き込まれて怒られてはたまらないとジャスティンとスーはそそくさと通り過ぎようとするが、呼び止められる。<br /> ジャスティンとスーはその場を駆け足で逃げるのであった。</p> <p>無事に橋を通過したジャスティンとスーはジャスティンの生家、レストラン「うみねこ亭」に到着した。<br /> そこには厨房で料理をしているリリィの姿があった。厨房に入るジャスティン。<br /> リリィはジャスティンに歩み寄り「こらっ!ジャスティン!」とおぼんを縦にしてジャスティンの頭に振り下ろした。<br /> (作中では「お盆チョップ」として語られる)<br /> それはどろんこのままでキッチンに入ってきたジャスティンに対するお仕置きであった。<br /> 「こんにちはリリィおばさん。あんまりジャスティンの頭たたくとバカになっちゃうよ。」<br /> 「あはははは!だいじょうぶよ、スー。ジャスティンの頭なんてこれ以上悪くなんかならないわよ。」<br /> リリィが笑顔で答える。「…ひっでぇー。言うかなぁ、かわいい1人息子つかまえてそーゆー事!」<br /> 「ふふっ。だったらこんなこと言われないようないい子になることねっ。ジャスティン。」リリィは悪戯っぽく答えた。<br /> (その後ジャスティンが口を滑らし今日仕出かした悪戯を自白しその言い訳で3択が表示される。ドレを選んでもお盆チョップされる。)</p> <p>うみねこ亭で夕食を取る事になる。スーは毎日のようにご馳走になってしまっている為、<br /> 気が咎めるがリリィが遠慮なんかしちゃだめとスーに言った。<br /> (グランディアは食事が一つのミニゲームみたいな形になっており、食卓を囲む全ての人間と話し、情報を全て引き出すまで食事は終わらない。</p> <p>リリィがジャスティンに、博物館の館長が明日ジャスティンに博物館に来て欲しいと言ってた事を伝えた。どうやら預かっていたものを返したいらしい。<br /> スーが今日はちょっとした冒険だったねと言うと、ジャスティンは先祖はもっと凄い冒険者だったと、誇らしげに壁に貼ってある写真を紹介する。その中にはジャスティンの父親の写真もある。「いつかオレも自分の写真をここにはるんだ!父さんの写真のとなりにさ!」<br /> リリィはジャスティンが館長に預けたものは、父親の形見の精霊石ではないかと予想する。<br /> リリィは夫は嘘を付くような人ではなかったが、それが精霊石だと言うのは余り信じてないらしい。<br /> だが、はじめて会ったときも夫はその石を大切そうに首に掛けていた事も思い出した。<br /> スーがジャスティンの父親とリリィとの出会いを知りたいと言った。<br /> 「はじめて父さんに会ったのは月も波もない夜の船の上よ。本当に静かな夜だった…。」ロマンチックと言うスー。<br /> リリィが続ける。<br /> 「ところが突然海賊があらわれて父さんの乗る船はあっという間にそいつらに乗っ取られたのさ。」<br /> 「おっ!なんかおもしろそうな展開!ねえねえそれからどうなったの?」ジャスティンが乗り出す。<br /> 「乗りこんできた海賊の親玉は父さんが大切そうに持っていた精霊石に目をつけたのさ。そして剣をつきつけて、こう言ったんだ。『その石をこっちによこしな!』でも父さんはがんとして聞かなかった。そのときの父さんの度胸のよさにすっかり感心した海賊の親玉は足を洗うことに決めたんだってさ!」<br /> 父さんを襲った海賊は逞しい海の男?そう質問するジャスティン。<br /> リリィは高笑いし、とんでもない、お前と同じ年頃の女の子さ!と答えた。『ドクロのリリィ』っていう美少女よ!<br /> リリィはウインクをする。「どっかで聞いた名前だなぁ…。う~んリリィ…リリィ…。」真剣に考えてしまうジャスティン。<br /> そして、自分の母親の事だと気がつく。スーもリリィが海賊だったという事実は知らなかった。そして知って尚ますます憧れてしまったらしい。</p> <p>翌日ジャスティンとスーは博物館の館長の元に向かった。館長は二人に会うやいなや、<br /> 新しい光翼人像の修復が終わったと紹介した。館長がガーライル軍に確認したところ、その像は新大陸のエレンシア最大の遺跡、ドム遺跡で発見されたものだという。新大陸に、ドム遺跡に自分も行って見たいと冒険心を刺激されるジャスティン。<br /> 「パームに伝わるエンジュール神話ではかつて光翼人は精霊石の力をもとに夢のような世界を創ったとされておる。エンジュール神話に残る数々の物語…。空に浮かぶ街星と星とを渡る船。」館長に続けてジャスティンもしゃべり出す。<br /> 「永遠に動き続ける蒸気機関!」続けて館長が「時が凍りついた精霊の聖地に!」そして最後は二人で声を揃え「不老不死の大神官!」<br /> 「そのお話まだ続くのぉ?」スーは呆れ顔である。もうちょっとだけと言うジャスティン。<br /> 「わかった!チョットだけだよ♪あたしってば男のユメに理解あるぅホ~ントレディよねぇ…。」</p> <p>館長がジャスティンから託された精霊石について調べた結果を報告するがダイヤよりも硬い成分である事以外何もわからなかったようだ。<br /> 館長はジャスティンに精霊石を返す。そして、館長はジャスティンにその石について自分でも調べてみたらどうだと持ちかける。その為のヒントも用意してあるのだとか。<br /> 光翼人像を見終わったら自室に来るようにと言い残し、館長は部屋を後にした。<br /> 館長が自分に期待している、精霊石や光翼人の謎を解き明かすと息巻くジャスティン。<br /> 光翼人像にツンツンと触れると、像の頭と翼がもげる。何とか取り繕うとするが、翼と頭が正反対にくっついたまま修復されてしまう。<br /> 館長の部屋に行く二人。何か音がしたようだがと像が壊れた音を館長も聞いてたようだ。<br /> 壊してしまったと二人は謝るが、そんな冗談は心臓に悪いと取り合ってくれない。<br /> 「さあ冗談はともかくとして…ここに君へのプレゼントがある。」<br /> 館長が手渡したのは紹介状であった。現在ガーライル軍はサルト遺跡を調査しており、2人が見学出来る様に橋渡しをしてくれるらしい。<br /> 博物館を出た後、博物館の中から館長の悲鳴がこだました…。</p> <p>サルト遺跡に着いたジャスティンとスー。<br /> 紹介状を渡し、入り口をくぐった頃、ガーライル軍の上官三人とその部下達がやり取りを見る。<br /> 上官三人はそれぞれナナ、サキ、ミオと呼ばれた。部下に遺跡への調査を指示し部下は遺跡へと入っていく。<br /> その場に残った3人の娘は口論を始めた。サキの部下の集合が遅く、しつけが甘いとナナが指摘する。<br /> サキは遅れてきた兵士にはスクワット3000回やらせたと答えるが、ミオはそれじゃ甘い、食事を100日抜くべきだと言いのけた。<br /> あーら、ミオったら優しいと、ナナは私なら鞭打ち5000回、その後タルに塩づけにして牢屋で100日ってところかしらと言った。</p> <p>ジャスティン達が奥へと進むと3人娘と遭遇する。<br /> 3人娘は2人を不審者とみなすが、ジャスティンは館長の紹介状を3人娘に提示、その場を切り抜けようとした。<br /> ナナはその紹介状を受け取った直後に破り、サキが丸めて、ミオが穴の中に放り捨てた。<br /> 紹介状を失ったジャスティン達を改めて不審者呼ばわりする3人娘。ジャスティン達に遺跡から立ち去るようにと念を押し、遺跡の中に入っていった。<br /> ジャスティンは邪魔されてるとかえって冒険心が刺激され燃えてしまい、スーと共に遺跡の中に侵入するのであった。</p> <p>先に進むジャスティン達はガーライル軍の中隊を目撃する。<br /> 台座の上にはミューレン大佐とリーン中尉が、それと向かい合うようにナナ中尉とブラッディーローズ隊、サキ中尉とライトニングスター隊、ミオ中尉とデザートムーン隊が整列している。<br /> リーンがその場を取り仕切っていた。ミューレンの挨拶にうっとりしながら返事をする3人娘。それと対照的にリーンの作戦指示には露骨に嫌そうな返事を返した。<br /> (3人娘はリーンの事を妬んでいる)<br /> 部下達が散開し、その場にはミューレンとリーンが残る。ミューレンはリーンの副官振りが様になってきたと褒め、<br /> リーンは頬を赤らめて有難う御座いますと照れた。</p> <p>遺跡の中で3人娘を目撃。<br /> 「ホント目ざわりだこと!あのリーン…。なんでいちいちついてくるのよ!せっかくミューレンさまとごいっしょできる任務だっていうのに幸せ気分が台無しだわ!」ナナが言う。<br /> 「まったくだよ。いーっつもミューレンさまのそばにいてさ!ムカツクったらありゃしない!」サキも同調した。<br /> ミオが眼鏡を人指し指で持ち上げ得意げに話す。「まぁわたくしの計算ではリーンの副官生命もそろそろ終わりですわ。」<br /> 「ミオ、またなにか考えたのかい?リーンのブーツにガビョウを入れたとか?」<br /> 「いえ、もっと高度な計画ですわ。食べ物の中にしゃっくりが止まらなくなる薬を入れましたの。」<br /> 「そりゃいいわ!リーンのブザマな姿を見ればミューレンさまも考えを改めるというわけね!」<br /> ジャスティン達はその場を後にした。</p> <p>遺跡の一番奥に差し掛かる頃、奥から兵士達が引き返してくる。<br /> どうやら行き止まりに怪しい像を見つけたらしくミューレンに報告するようだ。<br /> ジャスティン達は身を隠しやり過ごす。そして、その像を調べると、ジャスティンが所持していた精霊石が光だし、<br /> 像が左右に割れ、奥へ行く道が出来た。トラップを潜り更に奥へと進むジャスティンとスー。</p> <p>行き止りの部屋に差し掛かるとどこからとも無く女性の声が聞こえてくる。「ようこそ、精霊石を持つものよ」と。<br /> 部屋の台座にある宝珠に触れるとまばゆい光がジャスティンとスーを包む。<br /> 「ようこそ…人と精霊との約束の印、精霊石を持つ者よ…。」「だ、だれだ!?」「私はアレントのリエーテ。エンジュールの歴史とともに生き、そして、受けついた者です…。」<br /> 光が晴れると、ジャスティン達は小さな石片の上に立ち、眼下には地球のようなものがあった。そして目の前には神殿のような構築物があり、リエーテと名乗った女性が光に包まれ立っている。落ちる落ちると叫ぶスーにをリエーテが宥める。<br /> 「おどろくことはありません。これはあなたがたの住む大地を星の高さから見た姿です…。さあ聞かせてください…あなたは何を求めてこのトビラを開いたのですか?」<br /> そんな事突然聞かれてもと戸惑うジャスティン。そして思い出したように何故、自分が精霊石を持っている事を知っているのかとリエーテに訪ねる。<br /> リエーテは答える。「すべての力は精霊石のかがやきによって生み出されます。それなくしてエンジュールのトビラは開きません。」<br /> 「エンジュールって神話の中の世界なんじゃ…?」「神話などではありません。あなたの持つその石こそがはるかな昔から伝わる人と精霊との契約の証なのです…。これをごらんなさい。」<br /> (エンジュール世界のムービーが入る。)<br /> 精霊の光と光翼人の翼によって永遠を約束された世界、それがエンジュール世界であるとリエーテが言った。<br /> 「あなたの持つ精霊石は本来は常に光翼人と共にあらねばならないものです。」<br /> スーとジャスティンは自分達が知りうる古代文明と今のリエーテの話が被るところが多く、エンジュールとは実際に存在した世界なのではと納得していく。<br /> ジャスティンはリエーテに色々と質問をしようとした。<br /> リエーテはこう答える。「1つの問いには1つの答えを…、そして多くの答えを望むものにはアレントを目指さねばなりません。あなたは多くの答えを望むのですか?」<br /> ジャスティンは多くの答えを望んだ。<br /> 「あなたが多くの答えを望むならばはるか東の地、アレントを目指して長い長い旅に出なければなりません。はるかな道のりの中であなたは進むべき道に迷うかもしれません。しかし精霊石の光が必ずあなたを正しき道へと導いてくれるでしょう。あなたと精霊石が共にあるかぎり…。」<br /> 「東の地…?アレント…?もしかして…。海を越えて新大陸エリンシアに来いってことなのか!?リエーテ!アレントは…!新大陸に行けばリエーテに会えるんだろ!?新大陸に行けばホンモノのリエーテにホンモノの光翼人に会えるんだろ!?待ってくれよリエーテ!」<br /> 「忘れないでください…精霊石のかがやきこそが、アレントへとあなたを導きます。さあ…お行きなさい。私はアレントのリエーテ。永遠の時を待ち続ける存在です。」<br /> リエーテが消えたその場に呆然とするジャスティンとスー。突然精霊石が光だす。<br /> 「ホンモノだ…。そうだよ!こいつはホンモノの精霊石なんだ!!」ジャスティンがいつもの調子を取り戻す。<br /> …決めた!オレ、アレントへ行く!!行って光翼人に会うんだ!それでエンジュール文明を見つけてみんなをアッと言わせてやる!それから…それから…。あぁもう!とにかくオレはアレントへ行くんだ!ぜったいに!!それができるのはこのオレ…冒険者ジャスティンだけなんだ!!よぉーし!!やってやるぜぇっ!!」</p> <p>遺跡の奥から引き返すジャスティン。その途中でミューレンと鉢合わせてしまう。<br /> ジャスティン達に剣を突きつけ、何をしていたのか説明させるミューレン。答えなければその場で殺すと脅す。<br /> 後ろに控えるリーンは相手は子供だと宥めるが、ミューレンは一向に剣を退かない。<br /> スーが答えた断片的な情報を元に、ミューレンは2人がアレントのリエーテと出合った事を推測する。<br /> スーとジャスティンはミューレンとリーンの隙をつき、遺跡のトラップを逆に利用してその場を離れるのであった。</p> <p>遺跡から抜け出た後、ジャスティン達はミューレンが仕掛けたモンスターの待ち伏せに遭うが撃破し、遺跡を脱出する。<br /> 一足遅れて遺跡から出てきたミューレンはその場を切り抜けたジャスティンを褒め、大したものだと笑う。<br /> 追いかけなくてもいいのかと聴くリーンに、エンジュールの情報が多少漏れた所で計画は揺るがない。ジャスティンの無鉄砲さに免じて見逃してやろうと答えた。ミューレンはジャスティンを気に入ったようだった。</p> <p>うみねこ亭に戻ったジャスティンとスー。直ぐに夕食となる。<br /> ジャスティンとスーは一日の出来事を報告。そしてジャスティンはリリィに新大陸に行くにはどうすればいいのかと訪ね、<br /> リリィは港で聞くことを勧めた。<br /> (夕食では世界の果てについて触れられる。世界の果てとは新大陸にある世界の行き止まりと言われている場所の事。)</p> <p> 翌日港で聞き込みをするジャスティンとスー。新大陸への渡航はパスが必要であり、それを手に入れるのは誰かに貰うのが一番早いと教えられる。また、古い渡航パスを見せながら冒険の話をしている老人、ジンが酒場にいた事を聞き、ジャスティンは酒場に向かった。</p> <p>場面が変わってガーライル軍の飛行戦内。<br /> ミューレンが遺跡の発掘調査で成果を上げれなかった事をバールに報告。<br /> バールはお前が出来ない事は他の誰にもできまいとミューレンを咎めなかった。<br /> バールがその場を去った後、リーンがバール将軍が焦っているように見受けられるとミューレンに伝えた。</p> <p>場面がパームに移る。<br /> ジャスティンとスーは夜の酒場にジンを訪ねに行くがジンは居なかった。周りの客からはジンの噂を聞く。<br /> 昔は高名な冒険者(自称)であったが、現在廃坑となったレック鉱山に住んでいると言う証言を得た。<br /> また酒場マスターから、レック鉱山に行くならばジンが忘れていった財布を届けて欲しいとジャスティンに依頼。<br /> ジャスティンは翌日レック鉱山に向かう事となった。</p> <p>ジンの家に入った二人。しかしそこにジンの姿はなかった。<br /> 「れれっ?だれもいないや。不用心だなぁ。しょうがない。財布はこの辺に置いとくか。」<br /> ジャスティンは部屋のテーブルに財布を置いた。その時、扉からジンが入ってきた。<br /> 「コラァーッ!!だれじゃっ!勝手にワシの城に入りこんどるのはっ!こォのぬすっとめがッ!!そのワシの財布からはなれろっ!」「いいッ!?ちっちがうよ!オレ達はただパスが欲しくて…」「ダ、ダメよジャスティン。ゴカイされちゃうわ、そんな言い方じゃ!財布よ財布!」<br /> 「ふはははは。語るに落ちたな、コゾウども!まったくユダンもスキもありゃせんワイ。さぁ!おとなしく観念せい!そのくさった根性をねじ切ってやる!」<br /> 「…ねえジャスティン。この人ホントにジンさんなの?冒険者だったように見えないけど…。」<br /> 「こりゃそこのチビっこいの!冒険者だったとはなんじゃ!!だったとは!」ジンは親指を立てて「ワシゃ今でもバリバリの現役じゃい!」と格好つけた。</p> <p>何とか話を聴いてもらえるところまで漕ぎ着けたジャスティン。エンジュールに行く為にジンの持つパスが欲しいと頼んだ。<br /> 「おまえさんの話はようわかった。事と次第によってはワシのパスをやらんでもないぞ。」<br /> 「ホント!?じゃくれよ!サンキュー!」「ぶわっかもぉーん!!だれもタダでやるとは言うとらん!目の前の試練を乗り越えて自ら望むものを手に入れる。それが冒険者のやりかたじゃろうがッ!」<br /> 「うへッ!よ、よぉし!その試練受けて立とうじゃんか!」「そうよそうよ。へっちゃよねっ!ジャスティン!」</p> <p>ジンの試練が始まる。内容はレック鉱山に住みつく魔物の親玉を退治してくると言うものであった。</p> <p>最下層で魔物の親玉を倒したジャスティンとスー。その直後洞窟全体が揺れ出し、落盤が起きる。<br /> 脱出途中でジンはトロッコを用意していた。3人はトロッコに乗り間一髪でレック鉱山を抜け出るのであった。</p> <p>「よいか?一流の冒険者は常に最後まであきらめたりしないものじゃ。脱出するときのことも考えておらんかったとは…。おまえたちはなっちょらん!」<br /> 「え~ダメなの?あたしたちけっこうがんばったのに!」<br /> 「いい言葉を教えてやろう…。『本当の冒険者はどんな苦難にもけっして希望を失わない!』新大陸エレンシアに行ったらこの言葉を忘れずになおいっそうの精進をすることじゃ。」<br /> 「ええっ!?そ、それじゃジン…。」「お前には少しみどころがありそうじゃ。まあ大負けに負けて合格としてやろう。ほれっこれが新大陸へのパスじゃ!その手で取るがいい。ジャスティン!」「…やったぁ!これで新大陸に行けるぞォ!!」<br /> 「やったね!…わあっカッコイイ!…あれ!?気のせい…かな。なんかくさくないコレ?」<br /> 「それにはワシの血と汗とタマシイとその他もろもろのわけのわからぬモンがしみこんでおるからの。イ~ヒッヒッ!!」<br /> 「げっ!」「きゃあっ!!」「…よいか?ジャスティン。おまえはいま翼を手に入れた。…その翼はおまえだけのモンじゃ。」<br /> 「オレだけの…翼…。」「だが忘れるな。本当の苦難の時は、冒険者を支えてくれるのはパスではない。お前自身の冒険の心なのじゃ。冒険心だけが冒険者の体を支え、その2本の足を前に進めてくれる。約束だジャスティン。いつかワシにワシも知らない世界の、お前だけの冒険の話を聞かせておくれ。いつまでも楽しみに待っておるぞ!」ジンは親指を立てた。<br /> 「うん、約束だ。ジン!オレ…オレ行ってくるぜ!!」</p> <p>ひとしきり話が終わった後、スーがパームに戻ろうと言う。そしてスーが先に行き、ジャスティンとジンがその場に残る。<br /> ジャスティンはジンに相談事があった。<br /> 「わかっとる。みなまで言うな。あのおチビちゃんのことじゃろ?ワシに言えることは1つだけじゃ。冒険者の道は1人で歩くもの。わかるなジャスティン?」スーが引き返してくる。<br /> 「どうしたのジャスティン?はやく帰ろうよぉ。」「わりぃわりぃパスありがとうなジン!大事にするよ!」<br /> 「さようならジン!いつまでも元気で待っててねっ!」</p> <p>パームに戻った二人。スーがジャスティンの異変に気付く。<br /> 「どしたのジャスティン?くるときはあんなにはしゃいでたのに、ず~っとだまりこんじゃって。」「…そ、そうか?なんでもないよ…。」<br /> 「ねっ、新大陸ってどんなとこかな?すっごい楽しみ♪」<br /> 外はもう夕暮れ時だった。「いよいよあたしとジャスティンの本当の冒険が始まるんだ!これからが大変ね♪」「…。」<br /> 「みんなにお別れしなきゃね。ビックリするわよきっと!でもあたしたち2人ともいなくなったらリリィおばさんさびしがるかなぁ…。」<br /> 「スー、オレ母さんにはなにも言わないで行くつもりなんだ。お別れはおまえから言っといてくれ。」<br /> 「えっ?それってどういうイミ?よくわかんないよ。ジャスティン。」<br /> 「ジンも言ってた…。ここからの冒険は遊びじゃない。スーはここに残るんだ。」<br /> 「な、なによなによ、イキナリ!あたしたちいつだってどこだっていつもいっしょだったじゃないの!これからだって…!」<br /> 「もう決めたんだ!子供はつれていかない!」「…!!」<br /> 「渡航船は明日の夜明けに出発する。朝はやいからムリして見送りにこなくていい。」<br /> スーがぼろぼろと泣き出す。「…。…あたし、子供じゃない。子供じゃないもの!なによ。渡航船のパスだってあたしがいなきゃもらえなかったんじゃないいの…。」「スー…。」「知らない!!死んじゃえ!」スーはその場を走って立ち去った。<br /> 1人取り残されたジャスティン。「約束するよスー。きっと一人前の冒険者になって帰ってくる。そして…次の冒険は2人で行こう。かならず…。」<br /> 「あれれ?」スーがジャスティンの元に駆け寄ってきた。「ジャスティンのッ!ウラギリモノーッ!」大泣きで叫んでジャスティンのスネを蹴る。「いてっいてっいてーっ!!」片足を抱え、飛び跳ねるジャスティン。スーはまた走って去っていった。</p> <p>うみねこ亭に帰るジャスティン。リリィがスーが居ない事を察し、喧嘩したなら年上のお前から謝るんだよとジャスティンに言い聞かせる。<br /> 夕食が始まる。スーが居ない事は珍しく、たまに2人での夕食も悪くないねとリリィが言った。<br /> 「…でもやっぱりスーがいないと母さんさみしいわ。明日はちゃんとさそってあげなさいよ。」<br /> 「だいじょうぶだよ。母さん…。明日はスーもきてくれるよ。明日からは…。ずっと…。」<br /> 「今日のシチューすっごくウマいや!こんなウマいシチュー食べたのオレ生まれてはじめて!」<br /> 「あははははっ!大げさねぇ!しょっちゅう作ってあげてるでしょ。母さんの得意料理なんだからさ!」<br /> 「い、いやそのぉ…。とっとにかく今日は特別にウマいんだよ!特別にさ!!」<br /> 「はいはい、わかりました。…まったくおかしな子ねぇ。いつもとおんなじだってのに…。」<br /> 「ところでさ、母さん。写真をしまってある場所ってどこだっけ?」「写真…?たしかあっちのタナにしまってあるわよ。」<br /> 「誕生日にとったあの写真もあるかな?オレがかっこよく剣をふりまわしてるヤツ!」<br /> 「あると思うけど…。どうしたんだい、急に?そういえば明日の朝新大陸行きの渡航船が出航するんでしょ。おまえは見に行かないのかい?」<br /> 「ど、どど、ど…ゴックン!どうしたのさ、母さん!?急にそんなこと言い出したりして…。」<br /> 「いまはまだ子供だけど…。ジャスティンもあと何年かしたら冒険の旅に出ちゃうのかな…ってね。」リリィが寂しそうな顔をした。<br /> 「…。」<br /> 「ねえジャスティン。今日は母さんといっしょに寝よっか?ほら、子供のときみたいにさ!」<br /> 「な、なな、なに言ってんだよ!?もうオレ子供じゃないんだぜ!それに今日だけはぜったいダメ!!」<br /> 「あははははっ!ジャスティンったら本気にして!!ちょっとからかっただけでしょ。ああ、おかしい…。あんまり笑わせるから涙が出てきちゃったじゃないの…。」リリィが指で涙を拭った。「か、母さん…オレ…ホントは明日…。そ、そのぉ…。」<br /> 「…。母さん今日はもう寝るわ。話は明日にしてね。おやすみなさい。」「あ…う、うん…。おやすみ…母さん…。」</p> <p>ジャスティンは夜明け前に目を醒ました。ジャスティンは自室で旅の準備をしている。<br /> 「ふうっ…これで準備よしっと…。いよいよこの部屋ともお別れか…。よォし!」ジャスティンは部屋を出て先祖の写真が貼られている壁の前に立つ。<br /> そして壁の写真を見て語り始めた。<br /> 「父さん…ごめん。やっぱりオレ母さんに言えなかった。父さん、それにじいちゃんたち…。オレ新大陸に行くんだ!じいちゃんや父さんも旅した広い広い世界へ。父さんがくれた精霊石のおかげさ。」ポケットから精霊石を取り出す。<br /> 「コイツが教えてくれた。伝説のエンジュールが新大陸にあるって。」<br /> 「…いまはわかるんだ。きっとみんなも初めての冒険の朝にはこんな気持ちだったんだろうなって…。」<br /> ジャスティンは壁に背を向ける。「父さん…。オレ、ほんとに父さんたちみたいになれるかな…。母さんが話してくれるみんなはオレなんかよりずっと強くて、ずっと勇気があって…。」<br /> 「ずっと、ずっと冒険者だった…。」<br /> ジャスティンが再び写真の方を向く。そして写真から何かを聞き取ったようだった。<br /> 「…そうだよな。こんなのオレらしくないよな!そうだろ、父さん!」<br /> そして父の写真の前に立つ。<br /> 「ここにオレの写真を置くぞ。みんな!約束する。オレはみんなを越えるようなスゴイ冒険者になる。」<br /> 写真を壁にあて左手で抑える。右手では金槌を振りかぶった。「さよなら、母さん!」<br /> 金槌を振り下ろすとジャスティンの写真はジャスティンの父親の写真の隣に貼り付けられた。<br /> 「オレ行くよ!」ジャスティンは駆け足で家を飛び出した。霧が晴れないパームの街を港の方へ急ぐジャスティン。</p> <p>乗船の間際に船員に呼び止めれるジャスティン。どうやらポケットから何かがはみ出ていたらしい。<br /> ポケットから抜き取ると、それは手紙だった。<br /> 「冒険者協会会長ガウスさまへ『ドクロのリリィ』より。ジャスティン読むべからず。」ジャスティンは続きを読んでしまう。<br /> 「親の手伝いばかりしないで1日中冒険ゴッコに夢中になってスリ傷だらけで帰ってくる…。あちこちでイタズラをして怒られては大きなタンコブをもらってくる…。そんなどうしようもないワンパク小僧がウチにはいました。ワンパク小僧が泣いた日…。大好きだった父親にもう2度と会えないとわかった日。あの日からワンパク小僧は駆け出しの冒険者になりました。ジャスティンという名のその冒険者はお人好しで単純でオッチョコチョイでとても一人前とは言えません。けれどいま彼は歩きはじめました。自分自身の足で…。夢にひたむきなその姿を見る時、私は誇りを持って言えるんです。『この子が私の息子です。』と。お願いします、ガウスさん。赤毛の駆け出しの冒険者の夢を、私の息子の夢を…どうか応援してやってください!」<br /> 「…。母さん…。…知って…たんだ…。あれ?まだ続きがある…。」<br /> 「こらっ、ジャスティン!おまえのことだから勝手に開けて読んでるんでしょ!ちょっとは成長したと思ったのにそういうトコはワンパク小僧のころとちっとも変わらないねえ。いいかい、体だけは気をつけて。『冒険者は体が資本』って言うだろ。これは父さんの受け売りだけどね。それから…最後にひとつだけ。どこへ行ってもおまえらしさだけはなくさずに思いっきり夢をかなえておいで!行ってらっしゃいジャスティン!!」<br /> 「…母さん、ありがとう…。行って…きます…。オレ行ってきますっ!!」<br /> 新大陸エリンシアへと向かう渡航船は朝焼けの中、鳥の鳴き声に包まれて港を離れた。</p> <p><br />  </p>

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