ANUBIS ZONE OF THE ENDERS

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<p><strong>アヌビス</strong></p> <p>&gt;&gt;22-304</p> <hr> <p>304 ANUBIS sage 2006/04/18(火) 22:06:44 ID:0d9bxmVa<br> ANUBIS Zone OftheEnders は前作「Z.O.E」の2年後という位置づけにあたります。<br> で、私は前作をプレイしていませんorz。<br> いちおうANUBISのおまけとして前作のストーリーがダイジェストにまとめられておりますが<br> 詳しい部分はサパーリなので、簡単な説明にとどめておきます。</p> <p>時代背景><br> 21世紀も半ばから人々は宇宙へ進出しはじめました。<br> 月をはじめとし、火星、木星へと人類は移住してゆきます。<br> 地球は火星や木星を「エンダー(田舎者)」と呼び、星同士はあまり仲がよくありません。</p> <p> 21世紀のおわり頃に「メタトロン」と呼ばれるエネルギー資源(鉱石)が発見され、<br> それに伴う技術革新により電子技術の躍進や空間圧縮による長距離移動などが可能になりました。<br> そして22世紀半ばに、火星の反地球派バフラム軍によりメタトロンを利用した人型兵器<br> 「オービタルフレーム」が開発されました。<br> 2167年、OFをめぐるバフラム軍のテロ事件により地球-火星間は緊張が高まります。</p> <p><br> 前作「Z.O.E」><br> 2172年、地球軍に武装占拠されてた木星のコロニー「アンティリア」をバフラム軍が襲撃し、<br> 開発中のオービタルフレームが強奪される事件がありました。(アンティリア襲撃事件)<br> 開発中だった2機のオービタルフレームの内、片方「アヌビス」はバフラム軍によって奪取されました。<br> もう片方の「ジェフティ」は、偶然にもレオという少年(主人公)が乗り込み、<br> 地球連合軍によって回収されました。</p> <p>用語解説><br> ・オービタルフレーム(OF):火星バフラムで開発された戦闘用機動兵器。<br> メタトロンを各部に使用することにより、LEV(後述)を遥かに凌駕する機動性、攻撃力を有する。<br> OFを操縦する人間を、フレームランナーと呼ぶ。<br> ・LEV(レブ):LaboriousExtra-OrbitalVehicle(軌道外作業機械)。<br> 宇宙ステーションやコロニーの製作のために開発された有人作業ロボット。<br> 戦闘用も開発されているが、あまり強くない(ものが多い)。</p> <p>その他、詳しい世界背景などは<br> <a href= "http://www.konami.jp/gs/game/zoe/japanese/world/index.html">http://www.konami.jp/gs/game/zoe/japanese/world/index.html</a><br> <a href= "http://ja.wikipedia.org/wiki/ZONE_OF_THE_ENDERS">http://ja.wikipedia.org/wiki/ZONE_OF_THE_ENDERS</a><br> を参照</p> <p><br> 305 ANUBIS sage 2006/04/18(火) 22:10:19 ID:0d9bxmVa<br> AD2174<br> 木星の衛星カリストにて、相棒のリック、オペレータのアンジーらと共に、しがない採掘工をしている主人公・ディンゴ。<br> ある日、いつものように仲間と雑談しながら採掘現場に向かう途中、メタトロンの反応をキャッチします。<br> LEVの着地ルートを変更しメタトロン反応のある地点に向かい、LEVから降りて巨大なコンテナを見つけるディンゴ。<br> そこには超兵器であるオービタル・フレームが。<br> 直後、激しい振動。いかにも敵っぽい兵器と軍用艦が飛来し、ディンゴのLEVが破壊されてしまいます。<br> 「LEVをやられた。バフラムの連中だ!」<br> 火星軍のバフラムが、なぜカリストへ?考える間もなく、<br> 敵の攻撃により、OFのコンテナが崖から滑り落ちてしまいディンゴいきなり大ピンチ。<br> すんでの所でOFのコクピットに飛び乗り、妙に馴れた手つきで起動させます。<br> 「動けぇぇぇぇっ!」<br> 激しい光とともに起動したOF。敵の無人兵器・ラプターをあっと言う間に破壊します。<br> 「何だこの機動性は…」驚くディンゴに、戦闘AI・エイダが答えます。<br> 「当機はオービタルフレーム・ジェフティです。操作説明を行いますか?」</p> <p> 大量の無人兵器が次々と飛来してきます。雑魚を殺しつつ、リックの身を案じ彼に通信してみると、<br> 彼も攻撃を受けLEVの脚をやられてしまったようです。無人兵器相手に採掘用のLEVではとても相手になりません。<br> 「じっとしてろ。すぐ行く!」リックを助けに、敵の雑魚をちぎっては投げしながら進むジェフティ。<br> 巨大な氷の壁を破壊した先に、彼のLEVはいました。が、彼の真上には謎の女性型OFの影が!<br> リックではなく、ディンゴのジェフティに攻撃を仕掛ける女性型OF・アージェイト。<br> 「見つかったからには渡してもらうわ」<br> 「バフラムがカリストに何の用だ?」<br> 「…へぇ、ただの採掘工じゃないようね」<br> 艦隊を一目みてバフラム軍と看破したり、馴れた手つきでOFを動かしたりと、いろいろと詳しいディンゴ。<br> それはそれとして、「はいだらー!」意味不明のかけ声とともに激しい攻撃を繰り出してくるアージェイト。<br> 外殻にも変化する無数のビット「ウィスプ」を繰り出す攻撃を得意とするOFですが、<br> 所詮ジェフティの敵ではありません。アージェイトの首根っこを捕まえ、指揮官は誰かと聞きますが、<br> 一瞬のスキをつかれて逃げられてしまいます。逃げる先には軍用艦が。<br> 「このままじゃカリストごと潰される…」危険ですというエイダの進言をスルーし、<br> 単身バフラムの軍用艦に乗り込むジェフティなのでした。</p> <p>つづく</p> <br> <br> <br> <p>308 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2006/04/19(水)02:51:39ID:3qwBRGsM<br> アヌビスの人乙。<br> うろ覚えだけどZOEのレオは映画版のび太的な性格で、AIのエイダは無機的な女性格。<br> レオとの交流によりエイダにちょっとだけ人間味?が出たり、エイダに組み込まれた<br> 敵要塞突入→自爆のプログラムの件についてレオの葛藤があったりするんだけど<br> そんなことはどうでもよくて物語自体はレオの成長劇。<br> で、ぶっちゃけコロニーからの脱出(=地球連合側の輸送船と合流)だけが目的。<br> ライバル的存在?の敵女性エースパイロット(ちょっとキチPっぽい)その他との戦いを<br> 通して気弱な少年からいっぱしの戦闘員に成長します。<br> 最後にアヌビスの強襲(いきなりエイダの敗北予想)から逃げ出して脱出成功でEND。<br> 全ての謎は投げっぱなし。自爆するのが自分の存在意義なんていうエイダのセリフが<br> ちょっと物悲しいエンヂング。ちなみにジェフティのパイロット予定だった人や<br> レオいぢめてた人なんかはオープニングでさくっと死ぬw</p> <p><br> 309 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2006/04/19(水)08:59:56ID:1kPobFtK<br> ついでに限定版にも付属していたOVAのZ.O.E2167はオービタルフレームイドロを巡っての騒乱。<br> ヴァイオラはこの話の主人公ラダムの部下として登場しててこの話ではまともな人。<br> イドロの製作者の旦那がオービタルフレーム絡みの騒動に巻き込まれつつ親子関係改善するのがTV版のDoroles,i<br> ちなみに時系列は多分<br> Z.O.E2167 IDOLO→Z.O.E→Doroles, i→Z.O.E2173TESTAMENT(GBA版)→ANUBIS<br> Doroles,iは毛色違うしTESTAMENTは黒歴史扱いな気がしないでもないけどw</p> <br> <br> <br> <p>311 ANUBIS sage 2006/04/19(水) 22:18:45 ID:QgT7u7Rg<br> 軍用艦内部でドンパチやっていると、いつの間にか軍用艦は宇宙に出ていました。<br> どうやらディンゴの思惑通り、バフラム軍はこのジェフティの回収が目的だったようです。<br> ディンゴは、リックやアンジーなどを巻き込みたくなかったため、あえて単身で乗り込んだのです。<br> 「それに…確かめたいこともある」<br> そのまま先に進もうとすると、背後から突然謎のOFが。<br> OF・ネフティスはビーム攻撃を無効にする強固なシールドと素早い動きでジェフティを翻弄します。<br> 艦内にある角材を投げつけられ戦闘不能になりながらも、<br> 「ジェフティ…」と、冷たい声を発するネフティスのランナー。<br> その声にディンゴは反応します。「お前…ヴァイオラか?!」<br> 横からエイダが口を挟みます「相手はおそらく戦闘AIです。該当するフレームランナーは、すでに死亡しています」<br> エイダ曰く、2年前、連合宇宙軍統括下、木星軌道上のコロニーをバフラム軍が襲撃し、<br> 開発中のオービタルフレーム・アヌビスを奪取したという事件(アンティリア襲撃事件:前作Z.O.E)があり、<br> その際バフラムのエースだったヴァイオラは連合軍によって倒されました。<br> バフラム軍はアヌビスだけでなく、ジェフティも奪取の目標でしたが、<br> バフラムの手に渡るのを恐れた何者かによって回収され、カリストに破棄された、ということです。<br> そしてそのバフラムの指揮官はノウマン大佐だと説明するエイダ。<br> 「ノウマン…」苦虫を噛み潰したような顔でつぶやくディンゴ。<br> ディンゴはどうやらヴァイオラだけでなく彼も知っているようです。いったいディンゴの過去に何が?<br> と、突然コクピット内でレッドアラートが。「共鳴反応…アヌビスです」とエイダ。<br> 扉をあけ進むと突如、犬型OF・アヌビスの姿が。<br> 「その機体を返してもらおう」ジェフティに襲いかかってきます。<br> ホーミング攻撃と瞬間移動を駆使し、ジェフティですら全く歯が立ちません。なすすべもなくやられるディンゴ。<br> 「ノウマン…」「貴様…ディンゴかっ!」<br> なつかしの再会のようです。降りて私の部屋に来い、と言われるディンゴ。</p> <p> 艦内の廊下にて、ディンゴ、ノウマン、そしてアージェイトのランナーであるケン(女性)が顔を合わせます。<br> ノウマンは、ディンゴは六年前バフラムの主力パイロットであったこと、軍の記録では死んだ事になっていることを<br> ケンに語ります。バフラムに戻れとノウマンはディンゴに誘いかけますが、ディンゴはツンツンしています。<br> 「ふざけるな!部隊の仲間が何人死んだと思ってる!?はっきり言えよ…お前が殺したんだ!」<br> どうやら当時一悶着あって、バフラムに愛想を尽かしたディンゴは軍を辞めたようです。<br> ノウマンの最後の切り札「お前は好きだ」という言葉をも無視し、帰ろうとするディンゴ。直後、銃声。<br> なんと、ノウマンがディンゴに発砲しています。ニヤニヤしながら、2発、3発と命中させます。どうみても致命傷です。<br> 「死体は片付けておけ」とケンに残し、スタスタ帰って行くノウマン。<br> 薄れ行く意識のディンゴに、ケンが囁きかけます。「助かりたかったら協力して…」。</p> <p>つづく</p> <p><br> 312 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2006/04/19(水)22:58:34ID:OkykBw3A<br> ANUBISの人乙</p> <p>&gt;&gt;309<br> Doroles,iの中で「ヴァイオラが死んだ~」とか「ジェフティがうんたら~」って台詞があったので<br> ほとんど同時期の話っぽい<br> ラスボス的な人はいろいろあってヴァイオラ化したラダムさん<br> ANUBISもほんのちょっとだけ出てきたけどすぐどっか行っちゃったな</p> <br> <br> <p>343 ANUBIS sage 2006/04/21(金) 22:36:24 ID:RivWDKQx<br> 2ヶ月後、衛星ダイモスのバフラム軍基地。<br> ジェフティのコックピットの中でディンゴは目覚めます。<br> 俺は死んだんじゃないのか、と問うディンゴに、<br> ケンは答えます。「あなたは今、失った心肺機能を機械で補ってるわ。<br> その動力はジェフティから供給されている。<br> つまりあなたは、ジェフティを降りたら死ぬのよ。」と。ひでぇ。<br> なぜ俺がバフラムに協力せにゃならんのだ、と激昂するディンゴにケンは、<br> 実は私は連合宇宙軍のスパイでバフラムには任務で潜伏している、と言い、<br> 悪の親玉であるノウマンを倒すために協力しろ、6年前の仲間の仇を討ちたいでしょう、<br> 悪いようにはしないと持ちかけます。別に連合軍やバフラムのいざこざなど<br> 知ったこっちゃないディンゴですが、ノウマンをぶっ倒したいという気持ちだけは人一倍なので、<br> 女に使われるのはイヤですが渋々ながらも承知します。<br> とりあえずまずはダイモスから脱出しろと言うので言われた通りにします。<br> が、基地を脱出する途中で、突如救難信号が。聞くと、連合軍のテイパーという人物からで、<br> LEVの制御系をやられて貨物カーゴの中に閉じ込められているといいます。<br> なんでも彼は、火星にいる「ベクター・キャノン」というものを持った仲間の<br> 救助に行かなければならないそうです。<br> テイパーの救助を無下に断ろうとする性格の悪いディンゴですが、ケンは<br> 私たちにもそれ(ベクター・キャノン)が必要だから助けてやれと言います。<br> それをも断ろうとするディンゴですが、ケンは、さもなくばエイダにジェフティのエネルギー供給を断たせると<br> 脅します。仕方ないのでテイパーを救出し、彼のLEVを掴んでカタパルトにまで到着します。<br> 一足お先にとカタパルトから火星へと飛び立つテイパー。その時、ジェフティの背後にOF・ネフティスの姿が。<br> ディンゴは「AIでもヴァイオラを相手にはしたくねぇ」と、逃げの一手。スタコラと火星に向かいました。</p> <p><br> 344 ANUBIS sage 2006/04/21(金) 22:39:23 ID:RivWDKQx<br> 火星が辺り一面焼け野原なのに驚くディンゴ。ケンに説明を求めます。長いですがまとめると、<br> 現在の火星はすべてバフラムの統治下にあること、連合軍側はもはや束になってもかなわないこと、<br> バフラムの軍事要塞アーマーンが始動準備に入っていること、<br> アーマーンが起動したら宇宙はバフラムに征服されてしまうこと、<br> アーマーンは空間圧縮による質量の断層を作って外部からの侵入を防いでいること、<br> それを貫通できる唯一の兵器がベクター・キャノンだということ、<br> 宇宙連合軍はベクターキャノンを手に入れたが火星・バフラム軍統治下のバシリア州で消息不明になっていること、<br> そして、アヌビスに対抗出来るのはジェフティだけだということ、<br> それでケンはディンゴをこんな目に会わせたということ。<br> ケンカになりますが、敵無人兵器の襲撃により一方的に回線を切るディンゴ。<br> 戦いの最中、一筋のレーザーが敵無人兵器を貫きます。<br> 辺りを見回すと、遠くから純白の戦闘機が凄まじいスピードで接近。「なんだアイツは…?」<br> 人型に変形し、なぜかジェフティに襲いかかってきます。「行くぞ!」<br> レーザー、リップルレーザー、オプションなど多彩な武装を使いこなし、<br> さらには接近戦で人型に変形するLEV・ビックバイパー。声からして、乗っているのは少年のようです。<br> 反撃しつつ説得を試みます。「待て、俺はバフラムじゃない!」<br> 「バフラムじゃなかったら、何だっていうんだ?」<br> 突然エイダが反応します。「あたなですね、レオ?」<br> その声に落ち着きを取り戻すビックバイパーのランナー・レオ。<br> レオは、以前のジェフティのランナーだったのです(前作)。<br> アーマーンへ行くのか、と問うレオにディンゴは、だったらどうしたと答えます。<br> そして、レオの口から衝撃的な事実が。<br> 「エイダはジェフティをアーマーンで自爆させる気なんだぞ!」<br> とことん不幸なディンゴ。ジェフティのシステムのプログラムに根ざしているコマンドで、<br> それが私の存在意義だと答えるエイダ。<br> しかしエイダはともかく、ディンゴはジェフティと心中するのはご免です。かといって、降りたら死んじゃいます。<br> エイダを失いたくないというレオに、ディンゴは答えます。<br> 「わかった。俺がアーマーンをぶっ潰す。そうすればお前も自爆のしようがないだろ。」<br> おまえの大事なジェフティは無事返してやると言い、渋々承知するレオ。<br> レオはこれから連合軍の残党の救助に向かい、それが終わり次第アーマーンに向かうと言います。<br> 「あなたの腕は確かだった。…その腕を信じます」飛行形態に変形し、すっとんで行きました。</p> <p>つづく</p> <br> <br> <p><br> 360 ANUBIS sage 2006/04/23(日) 21:59:07 ID:Wi839CP9<br> さて、ディンゴはベクター・キャノンを手に入れるためにバシリア内部に侵入しなくてはなりません。<br> しばしケンと喧嘩したのち、<br> 内部に通じるゲートを突破し、バシリア領地に向かうジェフティ。<br> バシリア領の入り口のロックを解除し、侵入すると突然背後からOF・ネフティスが!なんとしつこい奴でしょう。<br> 奴の必殺の突進攻撃を回避しつつ、激闘の末になんとか破壊します。<br> あたりを見回すと、戦闘の末にいつの間にか民間居住区まで来てしまっていたようです。<br> 民間人を巻き込むのはご免なので出ようとしますが、突如テイパーから通信が入ります。<br> ベクター・キャノンを持った仲間(エイトヘッド中隊)の発信地をキャッチしたのでこれから向かうとのことです。<br> ディンゴも向かおうとしますが、いきなり居住区で爆発が起こります。<br> 見ると、バフラム軍の無人兵器と連合軍のLEVがドンパチやっています。<br> 「何考えてる!民間人を巻き込むつもりか!?」と怒りのディンゴ。しかし連合軍は<br> 「構ってられるか!どうせバシリアのクズどもだ」と、戦いを止めようとしません。<br> 意外と正義感の強いディンゴ、エイダの「連合軍と民間居住区、どちらを助けますか?」との質問に<br> 「どっちもだ!」と強気の発言。敵無人兵器を倒しつつ、民間居住区にも発砲しているLEVを<br> サブウェポン「ゲイザー」で動きを止めたりと、大忙しです。なんとか無人兵器を一掃し、<br> 連合軍に文句を言いますが、バフラムのクズを殺して何が悪い、と逆切れされます。<br> てめえらも十分クズ野郎だと吐き捨て、怒りの冷めやらぬまま、レオに通信してみると、<br> レオは何人かの連合軍の残党を確保したようです。<br> ディンゴは、一応ここに連合軍がいるから必要ならピックアップしろと言い、回線を切ります。<br> テイパーにも通信を入れると、彼はエアーズグリフ海岸沿いのエネルギー施設で<br> エイトヘッドと合流したとのこと。しかし、ここの場所がバフラムにバレたかもしれない、と言います。<br> と、突然居住区にある列車が走り出しました。エイダに経由先を計算させると、行き先は<br> テイパー達のいるエネルギー施設…。OFを列車に積んでおり、攻め込むつもりのようです。<br> 休む間もなく急いで追うジェフティ。列車を最後部から順々に破壊し、動きを止めることに成功します。<br> 倒した足でそのままエネルギー施設へ向かう途中、ケンから通信が入ってきました。<br> 彼女もアージェイトでエネルギー施設に向かっているとの事。<br> スパイなのにかなり大胆な行動をしている彼女に、ディンゴは疑問を抱きます。<br> ノウマンは今まで必ずスパイを見抜いて来たぞ、とケンに脅しをかけます。<br> それがこじれてまたケンカになりますが、テイパーから通信が入ったので回線を切り替えます。<br> しばしの会話中にいきなりテイパーの悲鳴が聞こえ、回線が切れてしまいます。<br> いったい施設で何が?</p> <p>つづく</p> <p><br> 361 ANUBIS 更新遅くてすみませんsage 2006/04/23(日)22:00:54ID:Wi839CP9<br> エネルギー施設では、エイトヘッドと思われるLEVの残骸がそこかしこへ転がっていました。<br> 「全滅です」とエイダ。<br> 溶鉱炉に向かうと、お出迎えしたのは…またもやネフティス。<br> 「ベクターキャノンは返してもらった。…後はお前だけだ。行くよ!」<br> 無人兵器を使ったコンビネーションによる突進攻撃を仕掛けるネフティス。<br> しかし、その無人兵器を逆に盾にする戦法で、ジェフティはなんとかネフティスに勝利、<br> ベクターキャノンのデバイスドライバを取り返し、インストールすることが出来ました。<br> お見事です、現在の戦闘レベルではジェフティに倒せる相手ではありませんでした、とディンゴを褒めるエイダ。<br> しかしディンゴは「いい気はしねぇよ。…ヴァイオラとは戦友だったんだ。」と苦い表情。<br> と、そこに「戦友…?あんた、バフラムだったのか?!」<br> なんと生き残っていたテイパーがたまたまその会話を聞いてしまいます。<br> 今はバフラムじゃない、と反論するディンゴですが、テイパーは疑っています。<br> 間の悪いことにケンの乗るアージェイトも到着。混乱を極めるテイパー。<br> その一瞬のスキをつき、瀕死のネフティスがアージェイトに接触!<br> アージェイトのAIがヴァイオラに乗っ取られてしまいます。<br> (その際の衝撃でテイパーのLEVは吹っ飛ばされてどっか行っちゃいました。)<br> 「操縦が効かない!」と狼狽するケン。エイダに対策を聞くディンゴ。<br> 「アージェイトは現在コントロールが自立戦闘AIにあるようです。<br> アージェイトを掴んで、AIのデリートを行ってください」<br> 「わかった。…ヴァイオラ、今度こそ最後だ!」<br> アージェイトのブレードをはじき返して出来たスキを狙い、AIのデリートを行うジェフティ。<br> 「ジェフティ…目標ブラボー…ジェフティ…ハカイ…モシクハ……」<br> 「こいつはヴァイオラじゃない…ノウマンが作った怨霊だ…くそっ!」<br> ヴァイオラAIのデリートを完了させます。AIを消去したアージェイトにディンゴは<br> 「おい、ここは爆発するぞ。さっさとついてこい」と、ケンに言いますが、<br> アージェイトはふらふらと落ちてゆきます。<br> 「待って!私AI無しで操縦なんてしたことないわ」とケン。なんと手間のかかる奴でしょう。<br> このままではアージェイトは溶鉱炉に真っ逆さまです。<br> 意地悪なディンゴは、ウリに謝罪と賠償を要求するニダ、そうすれば助けてやるニダと言いますが、<br> ケンは「絶対言わない!」といいながらどんどん落ちて行きます。<br> さすがにこのままでは哀れなので、やむなくディンゴはアージェイトを掴んでやり、エネルギー施設を脱出します。</p> <p>つづく</p> <p><br> 362 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2006/04/23(日)22:05:40ID:MPiWUnm4<br> アヌビスの人乙です。</p> <p> 確か居住区防衛ミッションの時にいい成績を出すと聞ける<br> エイダ「お見事としかいいようがありません」<br> ディンゴ「天才ランナーと呼んでくれ」<br> エイダ「天才ランナー」<br> ディンゴ「本当に呼ぶな!」<br> ってやり取りが好きだ。</p> <br> <br> 335 :<font color= "green"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></font>:2006/07/04(火)01:32:46 ID:rtXR7Ljt<br> それじゃ遠慮なく<br> <br> ANUBIS(PS2)<br> <br> 無事にエネルギー施設を脱出したディンゴとケン。<br> ディンゴ「着いたぜ。今までよくやってきたな。」<br> ケン「これが普通・・・、まって通信だわ。」<br> ディンゴ「まったく、とんだ足手まといだ。」<br> ADA「お似合いです。」<br> ディンゴ「冗談はやめてくれ。」<br> ADA「あいにく冗談を発言するプログラムは・・・」<br> ディンゴ「もういい!・・・お前とあのレオって小僧のほうがお似合いだぜ?」<br> ADA「からかわないでください。」<br> ディンゴ「はははっ!おもしれえ奴だな、お前は。」<br> ADA「おもしれえ?」<br> ケン「アーマーンがもう起動準備にはいってる。急ぎましょ。」<br> ディンゴ「待て。アヌビスのあの一瞬にして近づく技に対抗する手段がない。」<br> ケン「だけどどうやって・・・」<br> ディンゴ「ロイドに頼もう。訓練時代に世話になった。」<br> ケン「ロイド?変わり者だわ。」<br> ディンゴ「腕は確かだぜ?」<br> ケン「確かにアヌビスの技術研究をしたのはロイドだけど・・・」<br> ディンゴ「なら好都合じゃねえか。場所はわかるか?」<br> ケン「エアーズクリフ上部の海岸線よ。案内するわ。」<br> ディンゴ「わかった。はやくのれ。」<br> ケンの搭乗するアージェイトは戦闘AIを消去したため操縦できなくなりました。<br> ケンがジェフティに乗り込もうとハッチが一瞬開きます。するとディンゴへの動力供給が<br> とまったのか苦しそうな顔をします。それをケンがチラッと見ます。<br> ジェフティがロイドの研究施設に向かう途中ディンゴがノウマンの部隊を離れた理由が明かされます。<br> ディンゴ「俺の最後の任務は木星で発見されたメタトロンをコロニーのアンティリアに護送することだった。<br> 無事任務が終わり火星に帰る途中、地平線を埋め尽くすほどの連合軍に襲われた。まだオービタルフレームが<br> 実戦投入されてなかった頃の話だ。地球側の新型LEVと俺たちとじゃ性能は段違いだった。俺はすぐに<br> 救援を要請した。だがあいつはなんていったと思う?『諦めろ』だ。奴は笑っていた。俺は救援がくると<br> 励ましながら一心に敵を倒した。気がつくと連合軍は引き上げていた。俺の部隊は全滅、カリストの民間労働者も大勢巻き込んだ。<br> 地球側に情報を漏らしたのはノウマンだ。」<br> ケン「自分の部隊を売った?」<br> ディンゴ「生贄だよ。火星にメタトロンをもちこんだことが失敗に見せる必要があったんだ。俺はもう部隊へは<br> 戻らないと決めた。あんなことが起きるまでは。」<br> ケン「仲間の仇を討とうとは思わなかったの?部隊に戻って反旗を翻せばみんなあなたに・・・!」<br> ディンゴ「ノウマンは俺を殺そうとしたんだぞ!戻ったら殺されるに決まってる!現にそうなったじゃねえか!<br> ケン「力は正しいことにつかうべきだわ!少なくとも自分が正しいと信じることに!」<br> ディンゴ「・・誰の受け売りだそりゃ?軽く言えることじゃねえぞ。」<br> ケン「でも!」<br> ディンゴ「もういい。後は全部済んでからだ。」<br> <br> 391 :<font color= "green"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></font>:2006/07/12(水)02:20:28 ID:IYvN5LZs<br> ケンと一緒にロイドの研究所の乗り込むディンゴ。そこにロイドから通信が入る。<br> ロイド「久しぶりだな、ディンゴ。生きていたのか、うれしいぞ。」<br> ディンゴ「爺さん、相談があってきた。」<br> ロイド「見当はつく、その機体のことだろう。私は地下にいる、自力でこい。」<br> ロイドにいわれた通り地下へ向かうディンゴ、しかし入り口を見つけるまでに大量のOFと戦闘に<br> なる。ようやく地下へのエレベーターを見つける。またロイドから通信が入る。<br> ロイド「やっときたか腕は鈍ってないようだ。早く来い、お前には特別の歓迎をしてやる。」<br> そう簡単には協力しようとしないロイド、とにかく会うためにひたすら地下の奥へと<br> すすむ。ここにも大量のOFとトラップが配置されていた。それらをかいくぐり突き進み<br> ようやくロイドと会う。<br> ロイド「やっときたか。」<br> ディンゴ「話は後だ。アヌビスと互角に渡り合える術が欲しい。」<br> ロイド「アヌビスの決定的な優位性はメタトロンの空間圧縮能力を最大限に利用した、亜高速移動<br>     にある。」<br> アヌビスの瞬間移動の正体はこれだった。<br> ロイド「悲観することはない。その能力はジェフティにも備わっている。この二機の性能は互角、生き写しの<br>     双子だ。ただジェフティがアヌビスと並ぶには一つ欠けているものがある。スペックを最大限に引き出すための<br>     プログラムだ。」<br> ケン「それがあればアヌビスに?」<br> ロイド「勝てるかどうかはランナー次第だ。」<br> ディンゴ「なら心配はない、はやくプログラムを渡してくれ。」<br> ロイド「やはりノウマンに逆らう気か。」<br> ディンゴ「逆らう?戦うだけだ。」<br> ロイド「プログラムは渡せん。欲しければまず私と戦え。私はバフラムに忠誠を誓った男だ、裏切ることはできん。」<br> 一度軍に忠誠を誓ったといいプログラムを渡すことを拒むロイド。ディンゴは全力でプログラムを奪いにかかる。<br> ロイドの乗る機体はインヘルト。従来のOFと違い全くメタトロンを使用していない。(メタトロンは希少なもの)<br> 表面をゲル状の物質でコーティングしておりレーザーなどの光学兵器をほぼ無効化してしまう。近づいてブレードで<br> 攻撃するしかない。しかし搭乗者であるロイドは脳に金属の管を差込み直接機体につないでいる。これによりいままでの<br> OFにはない水の中を泳ぎ回る魚のような滑らかな動きを可能にしている。ジェフティの機動性能をもってしてもなかなか<br> 近づくことができない。さらに拡散ビームやデコイ、ホーミングミサイル、フローティングマイン、煙幕など多様な武器を<br> 装備しており苦戦を強いられるジェフティ。戦闘の末勝利するとインヘルトがコントロールを失い地面に落下する。<br> ロイド「よくやったディンゴ、お前ならノウマンを止められる。」<br> ディンゴ「爺さん、早くプログラムを。」<br> ロイド「渡したいが体が動かん。」<br> ケン「私がいくわ。」<br> ジェフティから降りられないディンゴの代わりにケンがロイドの下へゆく。ロイドの指示通りプログラムのロックを解き<br> ジェフティに送る。<br> ロイド「はやくしろ、ノウマンが近づいている。奴は力に捕り付かれている、何をするかわからんぞ!アーマーン計画の目的は支配ではない、<br>     破壊だ。今から送るのは単なるプログラムではない、システムに着床するまで時間がかかる。今はまだアヌビスには勝てんぞ!」<br> 天井にヒビが入ったと思った次の瞬間、目の前にアヌビスが現れる。<br> ノウマン「まだ死にたりないようだな、ディンゴ。人の命が軽い世の中だ、死んだはずの男がよみがえりアヌビスの一撃で何万もの<br>      人が死ぬ。人類は途方もない進化の果てにようやく自然の摂理を手にしたわけだ。いいことを教えてやろう、お前が最後の<br>      任務で運んだメタトロンはどうなったと思う?その機体だよ、アヌビスとジェフティはお前の部隊が運んだメタトロンによって<br>      作られたのだ。」<br> ディンゴ「あの時のメタトロンが?・・・おかげで仲間が死んだ。」<br> ノウマン「喜べ、ディンゴ。お前もアーマーン計画の一翼を担っているのだ。前祝いにちょうどいい相手をしてやる。来い!」<br> <br> 続く<br> <br> <br>
<p><strong>ANUBIS ZONE OF THE ENDERS</strong></p> <p>&gt;&gt;22-304~305・311・343~344・360~361、&gt;&gt;23-335・391</p> <hr> <dl> <dt><a href="menu:304">304</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ANUBIS</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/04/18(火) 22:06:44 ID:0d9bxmVa</font></dt> <dd>ANUBIS Zone Of the Enders は前作「Z.O.E」の2年後という位置づけにあたります。<br> で、私は前作をプレイしていませんorz。<br> いちおうANUBISのおまけとして前作のストーリーがダイジェストにまとめられておりますが<br> 詳しい部分はサパーリなので、簡単な説明にとどめておきます。<br> <br> 時代背景><br> 21世紀も半ばから人々は宇宙へ進出しはじめました。<br> 月をはじめとし、火星、木星へと人類は移住してゆきます。<br> 地球は火星や木星を「エンダー(田舎者)」と呼び、星同士はあまり仲がよくありません。<br> <br> 21世紀のおわり頃に「メタトロン」と呼ばれるエネルギー資源(鉱石)が発見され、<br> それに伴う技術革新により電子技術の躍進や空間圧縮による長距離移動などが可能になりました。<br> そして22世紀半ばに、火星の反地球派バフラム軍によりメタトロンを利用した人型兵器<br> 「オービタルフレーム」が開発されました。<br> 2167年、OFをめぐるバフラム軍のテロ事件により地球-火星間は緊張が高まります。<br> <br> <br> 前作「Z.O.E」><br> 2172年、地球軍に武装占拠されてた木星のコロニー「アンティリア」をバフラム軍が襲撃し、<br> 開発中のオービタルフレームが強奪される事件がありました。(アンティリア襲撃事件)<br> 開発中だった2機のオービタルフレームの内、片方「アヌビス」はバフラム軍によって奪取されました。<br> もう片方の「ジェフティ」は、偶然にもレオという少年(主人公)が乗り込み、<br> 地球連合軍によって回収されました。<br> <br> 用語解説><br> ・オービタルフレーム(OF):火星バフラムで開発された戦闘用機動兵器。<br> メタトロンを各部に使用することにより、LEV(後述)を遥かに凌駕する機動性、攻撃力を有する。<br> OFを操縦する人間を、フレームランナーと呼ぶ。<br> ・LEV(レブ):Laborious Extra-Orbital Vehicle(軌道外作業機械)。<br> 宇宙ステーションやコロニーの製作のために開発された有人作業ロボット。<br> 戦闘用も開発されているが、あまり強くない(ものが多い)。<br> <br> その他、詳しい世界背景などは<br> <a href= "http://www.konami.jp/gs/game/zoe/japanese/world/index.html">http://www.konami.jp/gs/game/zoe/japanese/world/index.html</a><br> <a href= "http://ja.wikipedia.org/wiki/ZONE_OF_THE_ENDERS">http://ja.wikipedia.org/wiki/ZONE_OF_THE_ENDERS</a><br> を参照<br> <br> <a name="a305"></a></dd> <dt><a href="menu:305">305</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ANUBIS</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/04/18(火) 22:10:19 ID:0d9bxmVa</font></dt> <dd>AD2174<br> 木星の衛星カリストにて、相棒のリック、オペレータのアンジーらと共に、しがない採掘工をしている主人公・ディンゴ。<br> ある日、いつものように仲間と雑談しながら採掘現場に向かう途中、メタトロンの反応をキャッチします。<br> LEVの着地ルートを変更しメタトロン反応のある地点に向かい、LEVから降りて巨大なコンテナを見つけるディンゴ。<br> そこには超兵器であるオービタル・フレームが。<br> 直後、激しい振動。いかにも敵っぽい兵器と軍用艦が飛来し、ディンゴのLEVが破壊されてしまいます。<br> 「LEVをやられた。バフラムの連中だ!」<br> 火星軍のバフラムが、なぜカリストへ?考える間もなく、<br> 敵の攻撃により、OFのコンテナが崖から滑り落ちてしまいディンゴいきなり大ピンチ。<br> すんでの所でOFのコクピットに飛び乗り、妙に馴れた手つきで起動させます。<br> 「動けぇぇぇぇっ!」<br> 激しい光とともに起動したOF。敵の無人兵器・ラプターをあっと言う間に破壊します。<br> 「何だこの機動性は…」驚くディンゴに、戦闘AI・エイダが答えます。<br> 「当機はオービタルフレーム・ジェフティです。操作説明を行いますか?」<br> <br> 大量の無人兵器が次々と飛来してきます。雑魚を殺しつつ、リックの身を案じ彼に通信してみると、<br> 彼も攻撃を受けLEVの脚をやられてしまったようです。無人兵器相手に採掘用のLEVではとても相手になりません。<br> 「じっとしてろ。すぐ行く!」リックを助けに、敵の雑魚をちぎっては投げしながら進むジェフティ。<br> 巨大な氷の壁を破壊した先に、彼のLEVはいました。が、彼の真上には謎の女性型OFの影が!<br> リックではなく、ディンゴのジェフティに攻撃を仕掛ける女性型OF・アージェイト。<br> 「見つかったからには渡してもらうわ」<br> 「バフラムがカリストに何の用だ?」<br> 「…へぇ、ただの採掘工じゃないようね」<br> 艦隊を一目みてバフラム軍と看破したり、馴れた手つきでOFを動かしたりと、いろいろと詳しいディンゴ。<br> それはそれとして、「はいだらー!」意味不明のかけ声とともに激しい攻撃を繰り出してくるアージェイト。<br> 外殻にも変化する無数のビット「ウィスプ」を繰り出す攻撃を得意とするOFですが、<br> 所詮ジェフティの敵ではありません。アージェイトの首根っこを捕まえ、指揮官は誰かと聞きますが、<br> 一瞬のスキをつかれて逃げられてしまいます。逃げる先には軍用艦が。<br> 「このままじゃカリストごと潰される…」危険ですというエイダの進言をスルーし、<br> 単身バフラムの軍用艦に乗り込むジェフティなのでした。<br> <br> つづく<br> <br></dd> <dt><a href="menu:311">311</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ANUBIS</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/04/19(水) 22:18:45 ID:QgT7u7Rg</font></dt> <dd> 軍用艦内部でドンパチやっていると、いつの間にか軍用艦は宇宙に出ていました。<br> どうやらディンゴの思惑通り、バフラム軍はこのジェフティの回収が目的だったようです。<br> ディンゴは、リックやアンジーなどを巻き込みたくなかったため、あえて単身で乗り込んだのです。<br> 「それに…確かめたいこともある」<br> そのまま先に進もうとすると、背後から突然謎のOFが。<br> OF・ネフティスはビーム攻撃を無効にする強固なシールドと素早い動きでジェフティを翻弄します。<br> 艦内にある角材を投げつけられ戦闘不能になりながらも、<br> 「ジェフティ…」と、冷たい声を発するネフティスのランナー。<br> その声にディンゴは反応します。「お前…ヴァイオラか?!」<br> 横からエイダが口を挟みます「相手はおそらく戦闘AIです。該当するフレームランナーは、すでに死亡しています」<br> エイダ曰く、2年前、連合宇宙軍統括下、木星軌道上のコロニーをバフラム軍が襲撃し、<br> 開発中のオービタルフレーム・アヌビスを奪取したという事件(アンティリア襲撃事件:前作Z.O.E)があり、<br> その際バフラムのエースだったヴァイオラは連合軍によって倒されました。<br> バフラム軍はアヌビスだけでなく、ジェフティも奪取の目標でしたが、<br> バフラムの手に渡るのを恐れた何者かによって回収され、カリストに破棄された、ということです。<br> そしてそのバフラムの指揮官はノウマン大佐だと説明するエイダ。<br> 「ノウマン…」苦虫を噛み潰したような顔でつぶやくディンゴ。<br> ディンゴはどうやらヴァイオラだけでなく彼も知っているようです。いったいディンゴの過去に何が?<br> と、突然コクピット内でレッドアラートが。「共鳴反応…アヌビスです」とエイダ。<br> 扉をあけ進むと突如、犬型OF・アヌビスの姿が。<br> 「その機体を返してもらおう」ジェフティに襲いかかってきます。<br> ホーミング攻撃と瞬間移動を駆使し、ジェフティですら全く歯が立ちません。なすすべもなくやられるディンゴ。<br> 「ノウマン…」「貴様…ディンゴかっ!」<br> なつかしの再会のようです。降りて私の部屋に来い、と言われるディンゴ。<br> <br> 艦内の廊下にて、ディンゴ、ノウマン、そしてアージェイトのランナーであるケン(女性)が顔を合わせます。<br> ノウマンは、ディンゴは六年前バフラムの主力パイロットであったこと、軍の記録では死んだ事になっていることを<br> ケンに語ります。バフラムに戻れとノウマンはディンゴに誘いかけますが、ディンゴはツンツンしています。<br> 「ふざけるな!部隊の仲間が何人死んだと思ってる!?はっきり言えよ…お前が殺したんだ!」<br> どうやら当時一悶着あって、バフラムに愛想を尽かしたディンゴは軍を辞めたようです。<br> ノウマンの最後の切り札「お前は好きだ」という言葉をも無視し、帰ろうとするディンゴ。直後、銃声。<br> なんと、ノウマンがディンゴに発砲しています。ニヤニヤしながら、2発、3発と命中させます。どうみても致命傷です。<br> 「死体は片付けておけ」とケンに残し、スタスタ帰って行くノウマン。<br> 薄れ行く意識のディンゴに、ケンが囁きかけます。「助かりたかったら協力して…」。<br> <br> つづく<br> <br></dd> <dt><a href="menu:343">343</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ANUBIS</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/04/21(金) 22:36:24 ID:RivWDKQx</font></dt> <dd>2ヶ月後、衛星ダイモスのバフラム軍基地。<br> ジェフティのコックピットの中でディンゴは目覚めます。<br> 俺は死んだんじゃないのか、と問うディンゴに、<br> ケンは答えます。「あなたは今、失った心肺機能を機械で補ってるわ。<br> その動力はジェフティから供給されている。<br> つまりあなたは、ジェフティを降りたら死ぬのよ。」と。ひでぇ。<br> なぜ俺がバフラムに協力せにゃならんのだ、と激昂するディンゴにケンは、<br> 実は私は連合宇宙軍のスパイでバフラムには任務で潜伏している、と言い、<br> 悪の親玉であるノウマンを倒すために協力しろ、6年前の仲間の仇を討ちたいでしょう、<br> 悪いようにはしないと持ちかけます。別に連合軍やバフラムのいざこざなど<br> 知ったこっちゃないディンゴですが、ノウマンをぶっ倒したいという気持ちだけは人一倍なので、<br> 女に使われるのはイヤですが渋々ながらも承知します。<br> とりあえずまずはダイモスから脱出しろと言うので言われた通りにします。<br> が、基地を脱出する途中で、突如救難信号が。聞くと、連合軍のテイパーという人物からで、<br> LEVの制御系をやられて貨物カーゴの中に閉じ込められているといいます。<br> なんでも彼は、火星にいる「ベクター・キャノン」というものを持った仲間の<br> 救助に行かなければならないそうです。<br> テイパーの救助を無下に断ろうとする性格の悪いディンゴですが、ケンは<br> 私たちにもそれ(ベクター・キャノン)が必要だから助けてやれと言います。<br> それをも断ろうとするディンゴですが、ケンは、さもなくばエイダにジェフティのエネルギー供給を断たせると<br> 脅します。仕方ないのでテイパーを救出し、彼のLEVを掴んでカタパルトにまで到着します。<br> 一足お先にとカタパルトから火星へと飛び立つテイパー。その時、ジェフティの背後にOF・ネフティスの姿が。<br> ディンゴは「AIでもヴァイオラを相手にはしたくねぇ」と、逃げの一手。スタコラと火星に向かいました。<br> <br> <a name="a344"></a></dd> <dt><a href="menu:344">344</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ANUBIS</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/04/21(金) 22:39:23 ID:RivWDKQx</font></dt> <dd> 火星が辺り一面焼け野原なのに驚くディンゴ。ケンに説明を求めます。長いですがまとめると、<br> 現在の火星はすべてバフラムの統治下にあること、連合軍側はもはや束になってもかなわないこと、<br> バフラムの軍事要塞アーマーンが始動準備に入っていること、<br> アーマーンが起動したら宇宙はバフラムに征服されてしまうこと、<br> アーマーンは空間圧縮による質量の断層を作って外部からの侵入を防いでいること、<br> それを貫通できる唯一の兵器がベクター・キャノンだということ、<br> 宇宙連合軍はベクターキャノンを手に入れたが火星・バフラム軍統治下のバシリア州で消息不明になっていること、<br> そして、アヌビスに対抗出来るのはジェフティだけだということ、<br> それでケンはディンゴをこんな目に会わせたということ。<br> ケンカになりますが、敵無人兵器の襲撃により一方的に回線を切るディンゴ。<br> 戦いの最中、一筋のレーザーが敵無人兵器を貫きます。<br> 辺りを見回すと、遠くから純白の戦闘機が凄まじいスピードで接近。「なんだアイツは…?」<br> 人型に変形し、なぜかジェフティに襲いかかってきます。「行くぞ!」<br> レーザー、リップルレーザー、オプションなど多彩な武装を使いこなし、<br> さらには接近戦で人型に変形するLEV・ビックバイパー。声からして、乗っているのは少年のようです。<br> 反撃しつつ説得を試みます。「待て、俺はバフラムじゃない!」<br> 「バフラムじゃなかったら、何だっていうんだ?」<br> 突然エイダが反応します。「あたなですね、レオ?」<br> その声に落ち着きを取り戻すビックバイパーのランナー・レオ。<br> レオは、以前のジェフティのランナーだったのです(前作)。<br> アーマーンへ行くのか、と問うレオにディンゴは、だったらどうしたと答えます。<br> そして、レオの口から衝撃的な事実が。<br> 「エイダはジェフティをアーマーンで自爆させる気なんだぞ!」<br> とことん不幸なディンゴ。ジェフティのシステムのプログラムに根ざしているコマンドで、<br> それが私の存在意義だと答えるエイダ。<br> しかしエイダはともかく、ディンゴはジェフティと心中するのはご免です。かといって、降りたら死んじゃいます。<br> エイダを失いたくないというレオに、ディンゴは答えます。<br> 「わかった。俺がアーマーンをぶっ潰す。そうすればお前も自爆のしようがないだろ。」<br> おまえの大事なジェフティは無事返してやると言い、渋々承知するレオ。<br> レオはこれから連合軍の残党の救助に向かい、それが終わり次第アーマーンに向かうと言います。<br> 「あなたの腕は確かだった。…その腕を信じます」飛行形態に変形し、すっとんで行きました。<br> <br> つづく<br> <br></dd> <dt><a href="menu:360">360</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">ANUBIS</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size="2">2006/04/23(日) 21:59:07 ID:Wi839CP9</font></dt> <dd> さて、ディンゴはベクター・キャノンを手に入れるためにバシリア内部に侵入しなくてはなりません。<br> しばしケンと喧嘩したのち、<br> 内部に通じるゲートを突破し、バシリア領地に向かうジェフティ。<br> バシリア領の入り口のロックを解除し、侵入すると突然背後からOF・ネフティスが!なんとしつこい奴でしょう。<br> 奴の必殺の突進攻撃を回避しつつ、激闘の末になんとか破壊します。<br> あたりを見回すと、戦闘の末にいつの間にか民間居住区まで来てしまっていたようです。<br> 民間人を巻き込むのはご免なので出ようとしますが、突如テイパーから通信が入ります。<br> ベクター・キャノンを持った仲間(エイトヘッド中隊)の発信地をキャッチしたのでこれから向かうとのことです。<br> ディンゴも向かおうとしますが、いきなり居住区で爆発が起こります。<br> 見ると、バフラム軍の無人兵器と連合軍のLEVがドンパチやっています。<br> 「何考えてる!民間人を巻き込むつもりか!?」と怒りのディンゴ。しかし連合軍は<br> 「構ってられるか!どうせバシリアのクズどもだ」と、戦いを止めようとしません。<br> 意外と正義感の強いディンゴ、エイダの「連合軍と民間居住区、どちらを助けますか?」との質問に<br> 「どっちもだ!」と強気の発言。敵無人兵器を倒しつつ、民間居住区にも発砲しているLEVを<br> サブウェポン「ゲイザー」で動きを止めたりと、大忙しです。なんとか無人兵器を一掃し、<br> 連合軍に文句を言いますが、バフラムのクズを殺して何が悪い、と逆切れされます。<br> てめえらも十分クズ野郎だと吐き捨て、怒りの冷めやらぬまま、レオに通信してみると、<br> レオは何人かの連合軍の残党を確保したようです。<br> ディンゴは、一応ここに連合軍がいるから必要ならピックアップしろと言い、回線を切ります。<br> テイパーにも通信を入れると、彼はエアーズグリフ海岸沿いのエネルギー施設で<br> エイトヘッドと合流したとのこと。しかし、ここの場所がバフラムにバレたかもしれない、と言います。<br> と、突然居住区にある列車が走り出しました。エイダに経由先を計算させると、行き先は<br> テイパー達のいるエネルギー施設…。OFを列車に積んでおり、攻め込むつもりのようです。<br> 休む間もなく急いで追うジェフティ。列車を最後部から順々に破壊し、動きを止めることに成功します。<br> 倒した足でそのままエネルギー施設へ向かう途中、ケンから通信が入ってきました。<br> 彼女もアージェイトでエネルギー施設に向かっているとの事。<br> スパイなのにかなり大胆な行動をしている彼女に、ディンゴは疑問を抱きます。<br> ノウマンは今まで必ずスパイを見抜いて来たぞ、とケンに脅しをかけます。<br> それがこじれてまたケンカになりますが、テイパーから通信が入ったので回線を切り替えます。<br> しばしの会話中にいきなりテイパーの悲鳴が聞こえ、回線が切れてしまいます。<br> いったい施設で何が?<br> <br> つづく<br> <br> <a name="a361"></a></dd> <dt><a href="menu:361">361</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:%C3%A6%C2%9B%C2%B4%C3%A6%C2%96%C2%B0%C3%A9%C2%81%C2%85%C3%A3%C2%81%C2%8F%C3%A3%C2%81%C2%A6%C3%A3%C2%81%C2%99%C3%A3%C2%81%C2%BF%C3%A3%C2%81%C2%BE%C3%A3%C2%81%C2%9B%C3%A3%C2%82%C2%93sage"> ANUBIS</a></b></font> <font color="#8080FF" size= "2">更新遅くてすみませんsage</font> <font color="#808080" size= "2">2006/04/23(日) 22:00:54 ID:Wi839CP9</font></dt> <dd> エネルギー施設では、エイトヘッドと思われるLEVの残骸がそこかしこへ転がっていました。<br> 「全滅です」とエイダ。<br> 溶鉱炉に向かうと、お出迎えしたのは…またもやネフティス。<br> 「ベクターキャノンは返してもらった。…後はお前だけだ。行くよ!」<br> 無人兵器を使ったコンビネーションによる突進攻撃を仕掛けるネフティス。<br> しかし、その無人兵器を逆に盾にする戦法で、ジェフティはなんとかネフティスに勝利、<br> ベクターキャノンのデバイスドライバを取り返し、インストールすることが出来ました。<br> お見事です、現在の戦闘レベルではジェフティに倒せる相手ではありませんでした、とディンゴを褒めるエイダ。<br> しかしディンゴは「いい気はしねぇよ。…ヴァイオラとは戦友だったんだ。」と苦い表情。<br> と、そこに「戦友…?あんた、バフラムだったのか?!」<br> なんと生き残っていたテイパーがたまたまその会話を聞いてしまいます。<br> 今はバフラムじゃない、と反論するディンゴですが、テイパーは疑っています。<br> 間の悪いことにケンの乗るアージェイトも到着。混乱を極めるテイパー。<br> その一瞬のスキをつき、瀕死のネフティスがアージェイトに接触!<br> アージェイトのAIがヴァイオラに乗っ取られてしまいます。<br> (その際の衝撃でテイパーのLEVは吹っ飛ばされてどっか行っちゃいました。)<br> 「操縦が効かない!」と狼狽するケン。エイダに対策を聞くディンゴ。<br> 「アージェイトは現在コントロールが自立戦闘AIにあるようです。<br> アージェイトを掴んで、AIのデリートを行ってください」<br> 「わかった。…ヴァイオラ、今度こそ最後だ!」<br> アージェイトのブレードをはじき返して出来たスキを狙い、AIのデリートを行うジェフティ。<br> 「ジェフティ…目標ブラボー…ジェフティ…ハカイ…モシクハ……」<br> 「こいつはヴァイオラじゃない…ノウマンが作った怨霊だ…くそっ!」<br> ヴァイオラAIのデリートを完了させます。AIを消去したアージェイトにディンゴは<br> 「おい、ここは爆発するぞ。さっさとついてこい」と、ケンに言いますが、<br> アージェイトはふらふらと落ちてゆきます。<br> 「待って!私AI無しで操縦なんてしたことないわ」とケン。なんと手間のかかる奴でしょう。<br> このままではアージェイトは溶鉱炉に真っ逆さまです。<br> 意地悪なディンゴは、ウリに謝罪と賠償を要求するニダ、そうすれば助けてやるニダと言いますが、<br> ケンは「絶対言わない!」といいながらどんどん落ちて行きます。<br> さすがにこのままでは哀れなので、やむなくディンゴはアージェイトを掴んでやり、エネルギー施設を脱出します。<br> <br> つづく<br> <br> <a name="a362"></a></dd> <dt><a href="menu:362">362</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2006/04/23(日) 22:05:40 ID:MPiWUnm4</font></dt> <dd>アヌビスの人乙です。<br> <br> 確か居住区防衛ミッションの時にいい成績を出すと聞ける<br> エイダ「お見事としかいいようがありません」<br> ディンゴ「天才ランナーと呼んでくれ」<br> エイダ「天才ランナー」<br> ディンゴ「本当に呼ぶな!」<br> ってやり取りが好きだ。<br> <br> <hr></dd> <dt><a href="menu:319">319</a> <font color= "forestgreen"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></font> <font color="#808080" size="2">2006/07/03(月) 00:54:31 ID:04ln1o04</font></dt> <dd> ANUBISが途中で止まってるみたいだけど俺が続き械書いてもいいかい?<br> <br> <a name="a320"></a></dd> <dt><a href="menu:320">320</a> <font color="forestgreen"><b><a href= "mailto:sage">名無しさん@お腹いっぱい。</a></b></font> <font color="#8080FF" size="2">sage</font> <font color="#808080" size= "2">2006/07/03(月) 01:46:09 ID:fL1yfJkc</font></dt> <dd> 書いてもいい?とか、わざわざ聞く必要はないと思います。<br> ガシガシやっちゃってください。<br> <br></dd> <dt><a href="menu:335">335</a> <font color= "forestgreen"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></font> <font color="#808080" size="2">2006/07/04(火) 01:32:46 ID:rtXR7Ljt</font></dt> <dd>それじゃ遠慮なく<br> <br> ANUBIS(PS2)<br> <br> 無事にエネルギー施設を脱出したディンゴとケン。<br> ディンゴ「着いたぜ。今までよくやってきたな。」<br> ケン「これが普通・・・、まって通信だわ。」<br> ディンゴ「まったく、とんだ足手まといだ。」<br> AID「お似合いです。」<br> ディンゴ「冗談はやめてくれ。」<br> AID「あいにく冗談を発言するプログラムは・・・」<br> ディンゴ「もういい!・・・お前とあのレオって小僧のほうがお似合いだぜ?」<br> AID「からかわないでください。」<br> ディンゴ「はははっ!おもしれえ奴だな、お前は。」<br> AID「おもしれえ?」<br> ケン「アーマーンがもう起動準備にはいってる。急ぎましょ。」<br> ディンゴ「待て。アヌビスのあの一瞬にして近づく技に対抗する手段がない。」<br> ケン「だけどどうやって・・・」<br> ディンゴ「ロイドに頼もう。訓練時代に世話になった。」<br> ケン「ロイド?変わり者だわ。」<br> ディンゴ「腕は確かだぜ?」<br> ケン「確かにアヌビスの技術研究をしたのはロイドだけど・・・」<br> ディンゴ「なら好都合じゃねえか。場所はわかるか?」<br> ケン「エアーズクリフ上部の海岸線よ。案内するわ。」<br> ディンゴ「わかった。はやくのれ。」<br> ケンの搭乗するアージェイトは戦闘AIを消去したため操縦できなくなりました。<br> ケンがジェフティに乗り込もうとハッチが一瞬開きます。するとディンゴへの動力供給が<br> とまったのか苦しそうな顔をします。それをケンがチラッと見ます。<br> ジェフティがロイドの研究施設に向かう途中ディンゴがノウマンの部隊を離れた理由が明かされます。<br> ディンゴ「俺の最後の任務は木星で発見されたメタトロンをコロニーのアンティリアに護送することだった。<br> 無事任務が終わり火星に帰る途中、地平線を埋め尽くすほどの連合軍に襲われた。まだオービタルフレームが<br> 実戦投入されてなかった頃の話だ。地球側の新型LEVと俺たちとじゃ性能は段違いだった。俺はすぐに<br> 救援を要請した。だがあいつはなんていったと思う?『諦めろ』だ。奴は笑っていた。俺は救援がくると<br> 励ましながら一心に敵を倒した。気がつくと連合軍は引き上げていた。俺の部隊は全滅、カリストの民間労働者も大勢巻き込んだ。<br> 地球側に情報を漏らしたのはノウマンだ。」<br> ケン「自分の部隊を売った?」<br> ディンゴ「生贄だよ。火星にメタトロンをもちこんだことが失敗に見せる必要があったんだ。俺はもう部隊へは<br> 戻らないと決めた。あんなことが起きるまでは。」<br> ケン「仲間の仇を討とうとは思わなかったの?部隊に戻って反旗を翻せばみんなあなたに・・・!」<br> ディンゴ「ノウマンは俺を殺そうとしたんだぞ!戻ったら殺されるに決まってる!現にそうなったじゃねえか!<br> ケン「力は正しいことにつかうべきだわ!少なくとも自分が正しいと信じることに!」<br> ディンゴ「・・誰の受け売りだそりゃ?軽く言えることじゃねえぞ。」<br> ケン「でも!」<br> ディンゴ「もういい。後は全部済んでからだ。」<br> <br></dd> <dt><a href="menu:391">391</a> <font color= "forestgreen"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></font> <font color="#808080" size="2">2006/07/12(水) 02:20:28 ID:IYvN5LZs</font></dt> <dd> ケンと一緒にロイドの研究所の乗り込むディンゴ。そこにロイドから通信が入る。<br> ロイド「久しぶりだな、ディンゴ。生きていたのか、うれしいぞ。」<br> ディンゴ「爺さん、相談があってきた。」<br> ロイド「見当はつく、その機体のことだろう。私は地下にいる、自力でこい。」<br> ロイドにいわれた通り地下へ向かうディンゴ、しかし入り口を見つけるまでに大量のOFと戦闘に<br> なる。ようやく地下へのエレベーターを見つける。またロイドから通信が入る。<br> ロイド「やっときたか腕は鈍ってないようだ。早く来い、お前には特別の歓迎をしてやる。」<br> そう簡単には協力しようとしないロイド、とにかく会うためにひたすら地下の奥へと<br> すすむ。ここにも大量のOFとトラップが配置されていた。それらをかいくぐり突き進み<br> ようやくロイドと会う。<br> ロイド「やっときたか。」<br> ディンゴ「話は後だ。アヌビスと互角に渡り合える術が欲しい。」<br> ロイド「アヌビスの決定的な優位性はメタトロンの空間圧縮能力を最大限に利用した、亜高速移動<br>     にある。」<br> アヌビスの瞬間移動の正体はこれだった。<br> ロイド「悲観することはない。その能力はジェフティにも備わっている。この二機の性能は互角、生き写しの<br>     双子だ。ただジェフティがアヌビスと並ぶには一つ欠けているものがある。スペックを最大限に引き出すための<br>     プログラムだ。」<br> ケン「それがあればアヌビスに?」<br> ロイド「勝てるかどうかはランナー次第だ。」<br> ディンゴ「なら心配はない、はやくプログラムを渡してくれ。」<br> ロイド「やはりノウマンに逆らう気か。」<br> ディンゴ「逆らう?戦うだけだ。」<br> ロイド「プログラムは渡せん。欲しければまず私と戦え。私はバフラムに忠誠を誓った男だ、裏切ることはできん。」<br> 一度軍に忠誠を誓ったといいプログラムを渡すことを拒むロイド。ディンゴは全力でプログラムを奪いにかかる。<br> ロイドの乗る機体はインヘルト。従来のOFと違い全くメタトロンを使用していない。(メタトロンは希少なもの)<br> 表面をゲル状の物質でコーティングしておりレーザーなどの光学兵器をほぼ無効化してしまう。近づいてブレードで<br> 攻撃するしかない。しかし搭乗者であるロイドは脳に金属の管を差込み直接機体につないでいる。これによりいままでの<br> OFにはない水の中を泳ぎ回る魚のような滑らかな動きを可能にしている。ジェフティの機動性能をもってしてもなかなか<br> 近づくことができない。さらに拡散ビームやデコイ、ホーミングミサイル、フローティングマイン、煙幕など多様な武器を<br> 装備しており苦戦を強いられるジェフティ。戦闘の末勝利するとインヘルトがコントロールを失い地面に落下する。<br> ロイド「よくやったディンゴ、お前ならノウマンを止められる。」<br> ディンゴ「爺さん、早くプログラムを。」<br> ロイド「渡したいが体が動かん。」<br> ケン「私がいくわ。」<br> ジェフティから降りられないディンゴの代わりにケンがロイドの下へゆく。ロイドの指示通りプログラムのロックを解き<br> ジェフティに送る。<br> ロイド「はやくしろ、ノウマンが近づいている。奴は力に捕り付かれている、何をするかわからんぞ!アーマーン計画の目的は支配ではない、<br>     破壊だ。今から送るのは単なるプログラムではない、システムに着床するまで時間がかかる。今はまだアヌビスには勝てんぞ!」<br> 天井にヒビが入ったと思った次の瞬間、目の前にアヌビスが現れる。<br> ノウマン「まだ死にたりないようだな、ディンゴ。人の命が軽い世の中だ、死んだはずの男がよみがえりアヌビスの一撃で何万もの<br>      人が死ぬ。人類は途方もない進化の果てにようやく自然の摂理を手にしたわけだ。いいことを教えてやろう、お前が最後の<br>      任務で運んだメタトロンはどうなったと思う?その機体だよ、アヌビスとジェフティはお前の部隊が運んだメタトロンによって<br>      作られたのだ。」<br> ディンゴ「あの時のメタトロンが?・・・おかげで仲間が死んだ。」<br> ノウマン「喜べ、ディンゴ。お前もアーマーン計画の一翼を担っているのだ。前祝いにちょうどいい相手をしてやる。来い!」<br> <br> 続く<br> <br> <br></dd> </dl>

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