レイディアントシルバーガン

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レイディアントシルバーガン - (2006/09/06 (水) 02:35:20) の1つ前との変更点

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<div class="main"> <div>&gt;&gt;??-32</div> <div> <hr></div> <div>32 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 21:30:07ID:74qwXM5H<br> 《プロローグ:西暦2520年7月14日10時35分》<br> 「例の紀元前の地層から発掘された物体は、未だ構成素材からその用途目的まで全く解明できていない。さらに、興味深い難問がもう一つある…」<br> 地球連邦軍所属宇宙巡洋艦TETRA艦橋。現在は連邦軍最新鋭戦闘機"シルバーガン"のテスト任務を帯びており、乗組員はテンガイ艦長以下、<br> テストパイロット3名とロボノイド・クリエイタ1体のみ。定時通信のため集まったクルー達に対し、五十嵐連邦軍長官はこう告げた。<br> 「科研3部調査班の報告によると、例の物体と一緒にロボノイドが発掘されたらしい。クリエイトタイプ、ID00104」<br> 「バカな!紀元前ですぞ!しかもここにいるクリエイタと同じ型番?何かの間違いでは…」信じがたい事象にテンガイが思わず声を荒げる。<br> 当のクリエイタもそのことを理解できていないようだ。<br> 「確かに私もそう思った。だが製造元である我々が発掘したのだ。間違えようがない」<br> 不可思議な事実に、にわかにブリッジがざわつく。<br> 「現在、記憶データを解析中だ。判りしだい追って連絡する…」<br> そのまま話はテスト任務の件について移った。その中でクリエイタはモニタに映ったロボノイドを見て、先程の件について考えていた…。<br> </div> <br> <div>&lt;&lt;同日20時45分&gt;&gt;<br> 地球連邦軍科学研究施設第3調査部。<br> 先日発掘された「石のような物体」と「紀元前のロボノイド」やその他の発掘品の調査が行われている。これらの物体が出てきた地層からは、<br> 「石」やロボノイドと共に西暦2520年と同等ではないかと思われるほど高度な文明の残骸が続々と発掘されており、それらの存在も調査班を悩ませていた。<br> </div> <br> <div> 「石はまったくわからん、おいロボノイドの方はどうだ?」<br> この日も科研部長と若い研究員がロボノイドの記憶データの復元にあたっており、そしてついに復元に成功した。<br> 「部長…これ見てください…信じられますか」<br> 「こ、こんなことが……」<br> その瞬間、石から謎の閃光が発せられる。<br> 「き、緊急回線を!うわぁッ」<br></div> <br> <div>&lt;&lt;同日21時00分&gt;&gt;<br> 轟音と振動に包まれる中央司令部に警報が響き渡った。<br> 「ぬぉっ!どうした!」<br> 「科研3部で爆発事故発生!」<br> 「レーダーに正体不明の飛行物体を確認!」<br> 「なに?…数は!?」<br> 「8、16、32、…どんどん増えてます!」<br> 五十嵐の問いかけに、オペレーターが悲痛な声で答える。<br> 「非常警報!レベルA!総員第一種戦闘態勢!!」<br> 「長官!?科研3部よりデータが転送されています」<br> 「まわしてくれ!…これは!?…発掘されたロボノイドの記憶データ!?…なんということだ…!」<br> 施設の消滅寸前に転送された記憶データ、そこに記されたあまりにも途方もない真実…。<br> TETRA艦内にもレベルAの警戒音が鳴り渡り、テンガイは中央司令部の援護へ向かう決定を下す。<br> </div> <br> <div>&lt;&lt;同日22時00分&gt;&gt;<br> この日、地球上の人類は全滅した。かろうじて衛星軌道上に退避したTETRAクルー4名と、1体のロボノイドを残して…。<br> </div> <br> <br> <div>33 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 21:33:45ID:74qwXM5H<br> &lt;ステージ3「RETURN」:西暦2521年7月13日10時50分&gt;<br> 人類ほぼ全滅の日から1年…。<br> TETRAは衛星軌道上に退避し様子を伺っていたが、食料とエネルギーの致命的な枯渇から、地上へ降りることを余儀なくされる。<br> 予想通り次々と襲いかかる敵性飛行物体の攻撃を潜り抜けながら地表を目指す。<br> しかし、かつての連邦軍中央ゲート付近で大型敵性ユニットを破壊した直後、その中から全ての元凶である「石のような物体」が姿を現した。<br> </div> <br> <div> &lt;ステージ2「REMINISCENE」:西暦2520年7月14日21時26分&gt;<br> 物語は1年前、あの悪夢のような出来事の起こった日に遡る。<br> 中央司令部後方1200まで接近したTETRAに向かって容赦なく襲いかかってくる無数の飛行物体。<br> 3機のシルバーガンも発進し、激戦を繰り返しながらなんとか司令部上空に到達するも、その真上には「石のような物体」が不気味に浮遊していた。<br> 「長官!物体のエネルギー反応が計測値を超えます!」<br> 司令部内ではオペレーターがもはや叫びに近い声で現状報告をしている。<br> 「くっ、どうやら我々はやることが全て遅すぎたようだな…!巡洋艦TETRAに連絡を…」<br> 「オヤジィィィ!」<br> 五十嵐の言葉を駆けつけた息子・ガイの呼び声が遮る。<br> 「ばかもん!何しに来た!」<br> 「何しにって…助けにきてやったんだろぉがっ!」<br> 「だめだ!お前達は艦に戻り、次の指令があるまで衛星軌道にて待機。これは絶対命令だ!」<br> 「長官!今はそんな場合じゃ…」<br> 五十嵐の唐突な命令に、ガイだけでなくバスターも戸惑いの色を隠せない。<br> 「いいか!人類の未来はお前達にかかっているのだ。早く行け!」<br> 「何わけわかんねぇこと言ってんだよっ!」<br> 「説明する暇はない!…艦長!」<br> 「はっ!」<br> 困惑するバスター達とは異なり、テンガイは親友の意思を汲み取ったかのように力強く応じる。<br> 「…あとは…頼んだぞ…!」<br></div> <br> <div> その言葉が発せられてから間もなく…TETRAが衛星軌道上に退避した直後、「石」が発した凄まじい閃光が地表を白く包みこんだ…。<br> </div> <br> <div>&lt;ステージ4「EVASION」:西暦2521年7月13日12時00分&gt;<br> 一行の前に突然その姿を現した「石のような物体」。だが攻撃してくる様子はなく、何かを一行に伝えようとしているかのように理解できない音声を発している。<br> 「シレイブ ノ キオクデータ ガ ノコッテ イレバ アレニツイテ ナニカ ワカルカモ シレマセン」<br> 困惑し、次の行動を決めかねていたTETRAクルー達に対し、クリエイタは中央司令部に残されているであろう記憶データの入手を提案する。<br> 謎を解く手がかりを得るため、一行はその言葉に賛成し、データが残されているはずの連邦軍中央司令部を目指す。<br> </div> <br> <br> <div>34 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 21:38:04ID:74qwXM5H<br> &lt;ステージ5「VICTIM」:西暦2521年7月13日15時30分&gt;<br> 司令部に辿りつき、その内部に潜入したクリエイタを待つ一行の前に、信じられない規模の超級戦艦ユニットが出現する。<br> 巨大戦艦をなんとか下し、記憶データの入手にも成功するが、続いて姿を現した「石のような物体」が司令部を攻撃。<br> TETRAが急接近してなんとか倒壊は免れ、中に潜入していたクリエイタも辛くも脱出する。<br> だがそのTETRAに対しても、「石」は容赦なくレーザーユニットで攻撃を加える。<br> 「ぐっ…!」<br> 直撃を受け、これまでにない大きなダメージを受けるTETRA。テンガイも思わずうめき声を上げる。<br> 「てめえぇぇぇーっ!」<br> ガイが逆上し、「石」の操るレーザー砲台に向かって飛び出す。<br> 「おい!ガイ!!」<br> ガイがやろうとしていることに気づいたのか、バスターが必死に呼びかける。しかしもはやその声は聞こえていないかのように、<br> ガイはレーザー砲台の目の前に出る。その顔は半ば恐怖のためなのか、汗にまみれ、こわばっている…。<br> 「へ、へへっ…こうも近けりゃ撃てねえだろ?…撃てねえだろうがーっ!」<br> 「やめてーっ!!」<br> 「ガイィィィーっ!!」<br> バスターとレアナの叫びと同時に、ガイの乗る3号機とレーザー砲台が爆破し、その残骸がバラバラと落ちていく。<br> 「ガイィ!!」<br> ガイの死を目の当たりにしたテンガイは意を決したようにTETRAの機体をひるがえし、最大出力で噴射する…その先には「石のような物体」が!<br> 「艦長!何をするつもりだ!」<br> 「やめて!もうやめてぇー!」<br></div> <br> <div> 2人の叫びもむなしく、テンガイの駆るTETRAはそのまま「石」に向かって…!<br> </div> <br> <div> &lt;ステージ6「THEORIGIN」:西暦2521年7月13日17時10分&gt;<br> 瓦礫やかつての連邦軍兵器の残骸が重なる地表。「石のような物体」ははるか上空に退避しており、先ほどまでの苛烈な戦闘は嘘のようにも思える。<br> しかしその戦闘が夢ではなかった証拠であるかのように、地表の残骸の中にはガイの3号機やTETRAの破片らしきものが見える。<br> ほんの1時間前までは、どちらも乗り手と共に上空を翔けぬけていた。だが今はもう、ガイも、そしてテンガイもいないし、<br> 再び黄色く輝く3号機やTETRAの白い機体が空に舞うことはない…。近くの瓦礫の上には青と赤に光る機体、シルバーガン1号機と2号機が着陸しており、<br> そのそばにバスターとレアナ、そしてクリエイタが寄り添うようにいる。レアナは目を真っ赤に泣き腫らしてバスターの腕にしがみついており、<br> バスターも涙こそ流していないが、口元をぐっと結んでうつむき、レアナの手を固く握っている。<br> 「イクノ デスカ?」<br> 2人の様子を見守っていたクリエイタが気遣うような口調で問い掛ける。<br> 「…」<br> レアナはうつむいたまま答えない。<br> 「俺達は…勝てねえのかな?」<br> バスターがポツリとつぶやく。レアナが少し驚いたような表情で、初めてそんな弱音を口にしたバスターを見上げる。<br> クリエイタは少しの間考えこむようなしぐさを見せたあと、ゆっくりと顔を上げた。<br> 「サイゴノ サイゴマデ アキラメルナ…テンガイ カンチョウ ノ サイゴノ コトバデス」<br> 「艦長…そう言ったの?」<br> レアナがクリエイタのほうを向き、(本当に?)といったふうに尋ねる。<br> 「ワタシニハ…ソウ キコエタ ヨウナ キガ シマシタ…」<br> バスターがはっとしたように顔を上げてレアナと顔を見合わせ、ふぅ、といった風情で首を振った。<br> 「!…やれやれ…しゃーねえな、行くか!」<br> その口調はいつものバスターのものに戻っていた。先程の気弱な発言をした影はもうどこにも見られない。<br> その言葉を聞いたレアナも「素直じゃないのねぇ」とくすっと笑いながら答える。クリエイタもほっとしたようだったが、次第にその表情が曇る。<br> そして何かの決意を秘めたかのような口調でこう切り出した。<br> 「サキホド シレイブ ノ キオクデータ ヲ ミマシタ…ヒトツダケ オネガイ ガ アルノデスガ…」<br> 「…なあに?」<br> レアナが不思議そうに答える。クリエイタの願い、それは…。<br> </div> <br> <br> <div>35 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 21:41:35ID:74qwXM5H<br> シルバーガンに乗りこみ、衛星軌道まで上昇したバスターとレアナ。目の前に次々と現れる生物の進化を模するかのような敵を撃破していく2人の前に、<br> 「石のような物体」は何度も姿を現し、幾つものメッセージを残していく。<br> それは「石」が一体何者であるのか、そして何故このような行動に出たのかという問いに答えるかのような内容だった。<br> </div> <br> <div>『I gave you lives. So that you make good progress. But you couldn'tunderstand.』<br> (あなた達に命を与えたのはこの私。正しく進化できるようにと… だが、あなた達は理解することができなかった。)<br> </div> <br> <div>『You must do it over again. Why can't you see?』<br> (やり直さなければならないのです。なぜそれがわからないのです?)<br> </div> <br> <div>『Feel visible matter. Feel invisible matter. There is lifeeverywhere.』<br> (目に見えるものを感じなさい。目に見えないものを感じなさい。いたるところに命はあります。)<br> </div> <br> <div>『But I believe the day when you understand yourself and live togetherwould come.』<br> (しかし、私は信じています。あなた達が自ら理解し……お互いが共存できる日が来ることを。)<br> </div> <br> <div> 最後に現れた「人」の姿をした敵を倒した瞬間、時間と空間がねじれ出すかのような感覚が周囲を包む…。<br> </div> <br> <br> <div>&lt;ステージ1「LINK」:紀元前10万年7月13日18時06分&gt;<br> 「石のような物体」と対峙するバスターとレアナ。地球の姿をとった「物体」は人類の業とでもいうようなイメージを次々と発する。<br> </div> <br> <div> 「この世に生まれし第11の息子よ、銀の銃をもって人々の魂を撃ちぬくのだ」<br> 「お願い、あきらめないで」<br> 「愚かじゃよ人間は…」<br> 「人よ立ち上がれ!この大地は神が我々に与えしものなのだ」<br> 「あんた、正気なのか?自分のやっていることがわかってるのか?」<br> 「なっ、何をする!」<br> 「希望を持ちましょう、そしていつの日か必ず」<br> 「この荒れ果てた大地を見るがよい、これが我々に与えられた天罰なのじゃ」<br> 「殺せ!そして奴等を根絶やしにするのだ!」<br> 「戦争を止めることは出来ないのだよ。戦争はお互いが正義じゃからな…」<br> 「お願い、あきらめないで」<br> 「ここには夢や希望なんてない…」<br> 「緑に覆われたあの頃の風景はなくなってしまった」<br> 「あきらめないで」<br> 「わたしにだって夢はあったわ、でもどうしてかしらね」<br> 「これからは人を中心とした政治が必要なのだよ…」<br> 「このことにより世界大戦は避けられないものとなりました」<br> 「我々はもう一度考え直すべきです。皆さんにもわかっているはずだ」<br> 「サイは投げられた。もう誰にも止めることはできん」<br> 「世の中は移り変わってゆく…しかし、変わらないものが一つだけあるのだ」<br> 「あきらめないで」<br> 「俺の夢はね…この宇宙の中にあるんだ」<br></div> <br> <div>「わたしのこと、愛してる?」<br> 「!?」<br></div> <br> <div> そして、最後に再びあの凄まじい閃光を発する。2人は反転し、懸命にその光から逃れようとするが、次第に2つの機体は光の束に飲みこまれていく。<br> 「もう間に合わない!」<br> 「俺達は…俺達は、最後まで生き延びるんだ…!」<br> 2人は機体と共に消滅し…人類は完全に全滅した…。<br></div> <br> <br> <div>36 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 21:43:53ID:74qwXM5H<br> &lt;エピローグ:紀元前9万9980年&gt;<br> 最後の人類、バスターとレアナが命を落としてから20年後。地表は緑に覆われ、あの戦いの面影はもう見られない。<br> 「石のような物体」も地上に突き刺さったまま沈黙し、苔すままとなっている。<br> そのそばには、かつて中央司令部だった建物の残骸があり、その地下には20年の間にボロボロになり、かろうじて動いているクリエイタがいる。<br> </div> <br> <div> 「コレハ ハジメカラ キマッテイタ コト…ソウ イクドトナク クリカエサレテイル コト…<br> ノコサレタ ワタシ ニ デキルコト ハ フタタビ ジンルイ ヲ サイセイサセル コト…ソウ イクドトナク クリカエサレテイル コト…<br> ワタシ ハ カレラ ト ワカレルトキ ニ モラッタ カミノケ カラ クローン ヲ ツクル…カレラ ヲ イキノビサセル タメ ニ…<br> アノ イシノヨウナ ブッタイ ハ コノ チキュウ ヲ マモルモノ…アレ ハ コノ チキュウ ソノモノソシテ スベテ ヲ ミチビク モノ…<br> ナガイ ジカン ヲ カケテ フタタビ ジンルイ ハ ハッテン シテ イクダロウ… ソシテ イツノヒニカ ジンルイ ガ コノコト ニ キガツキ…<br> オナジ アヤマチ ヲ クリカエサナイ ヨウ ニ イノリ タ…イ…」<br> </div> <br> <div> クリエイタの背後にはクローン培養ケースに入ったバスターとレアナの姿が…。<br> 二人を見てクリエイタは微笑む。だがその微笑みを最後に、その目の光は消え…機能停止したクリエイタはそのまま床に崩れ落ち、2度と動くことはなかった。<br> そして、培養ケース内のバスターとレアナのクローンが目覚め、再び人類の再生が始まる…。<br> </div> <br> <br> <div>37 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 21:46:20ID:74qwXM5H<br> キャラクター<br></div> <br> <div> バスター(ガンビーノ=ヴァスタラビッチ:シルバーガン1号機テストパイロット:18歳)<br> 楽天家で自信家を装っているが、それは努力で得た実力を隠すため。実は陰で人知れず努力するタイプ。<br> プライドが高く、素直に自分の本心を表現できないひねくれもので口も悪い。常に冷静かつ打算的に判断を働かせるので行動にソツがない。<br> どちらかというとクールな雰囲気だが、無表情・無口というタイプではない。他人の行動に対しても一見無関心なふりをしているが、<br> 実はちゃんと目を配っており、ミスがあればフォローを入れる。そのフォローについても”貸し”として扱い、素直な態度ではないが、<br> そうすることで彼が持っている優しさ・寂しさ・照れといった人間性を自ら隠しているにすぎない。<br> レアナにはいつも自分のペースを崩されているが、彼女にはどうも頭が上がらないようである。<br> ガイ、テンガイ艦長が戦死し、レアナと共に最後の人類としてとり残された後も「石のような物体」に対して最後まで抵抗する。<br> </div> <br> <div> レアナ (マリアン=レアノワール:シルバーガン2号機テストパイロット:17歳)<br> 世間知らずで天真爛漫。人間本来の優しさや純粋さを失っておらず、それを素直に表現することも出来る。直感や霊感も鋭い。<br> 大人の事情といったものを全く気にしないため、誰もが思っていても言えないことも平気で口にして天然ボケをかますこともしばしば。<br> 性格の裏表といったものもなく、決して隠し事や嘘をつかないため、バスターの裏のある言葉や行動を理解することができない。<br> 人間不信気味なバスターとは対称的に、人間はみんないい人だと信じて疑わない。こうして見ると、何の悩みもない底抜けに明るいタイプのようにも思えるが、<br> 実は必要以上に明るく振舞おうとしている部分もあり、失敗して落ちこんでもそのせいで周りに更に迷惑をかけるのを嫌がって空元気と笑顔を作る。<br> そのため自分の本心を誤解されてしまう不器用な一面も持っている。バスターと共に「石のような物体」に対して最後まで抗う。<br> </div> <br> <div> ガイ (五十嵐=凱:シルバーガン3号機テストパイロット:16歳)<br> 正義感が強く情にもろい、不正は絶対に許さない熱血漢。<br> 後先顧みない行動をとることもしばしばであるが、それが良くも悪くも他のクルー達を引っ張る原動力となっている部分がある。<br> わがままな一面もあり、身分の上下関係に対して無頓着で上官に対しても敬語を使わないのは、<br> 五十嵐長官の息子という環境で自由奔放に育ったことが大きく影響している。親の七光りがコンプレックスであるが、<br> 厳格な父親を嫌っているという訳ではなく、むしろ心から尊敬し憧れている。実直な面もあるため、人間本来の実直さを持っているレアナとはウマがあう。<br> かといって対称的な性格のバスターとは仲が悪いというわけでもなさそうである。<br> シルバーガン3号機を駆ってバスター、レアナと共に「石のような物体」が次々と放つ敵機との幾度もの交戦をくぐりぬけるが、<br> 「石」の操るユニットがテンガイ艦長の乗るTETRAを直接攻撃したことに激昂し、そのまま石に対して攻撃を仕掛け、仲間の目の前で戦死してしまう。<br> </div> <br> <br> <div>38 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 21:51:12ID:74qwXM5H<br> テンガイ艦長 (ソン=テンガイ:地球連邦軍所属軽級宇宙巡洋艦「TETRA」艦長:69歳)<br> 不言実行という言葉が彼の性格を表している。言葉の裏表を理解して、物事の大局を見ることが出来る人物であり、的確な判断力も持つ。<br> 頑固で職人気質な面もあるため、クルーに対してはかなり厳しい。五十嵐長官とは数々の死線を潜り抜けてきた戦友であり親友。<br> ガイの死を目の当たりにした直後、バスターやレアナの制止を振り切って「石のような物体」に対して自殺行為ともいえる特攻をかけて命を落とす。<br> 艦長最後の行動の真意…それは…。<br></div> <br> <div> クリエイタ (ロボノイド=クリエイションタイプ=プロダクトID00104:TETRA所属ロボノイド:5歳)<br> 連邦軍科学研究施設によって人間のサポート用(メカのメンテナンス、マシンの操縦、資料整理、データの管理、医療作業の補助等)に開発されたロボノイド。<br> 人間的な思考のゆらぎとカオスを取り入れた最新型の人工知能を搭載することで、それまでのロボノイドと違い、感情を持つことに成功した初めてのタイプ。<br> 穏やかで愛嬌ある性格で、相手を気遣う細やかさなど人間以上に人間らしい面も持つ。<br> 初めてTETRAに配属された日にクルーが"いちロボノイド"としてではなく、家族同様の扱いで迎えてくれたことに感動したことを鮮明に覚えている。<br> シルバーガンの物語に最後まで関わるキーキャラクター。<br> </div> <br> <div> 五十嵐長官 (五十嵐=剛:地球連邦軍最高司令官:50歳)<br> 史上最年少の連邦軍長官。威厳がありカリスマ性も高く、常に適切な判断と命令を下すことができる軍人の鏡とも言える存在。<br> しかし非情というわけではなく、受けた恩は決して忘れず義理人情には人一倍厚いタイプ。<br> 部下思いの落ちつきのある質実剛健な努力家で、部下の信頼と忠誠心も厚い。<br> 無鉄砲な息子・ガイとは全く対称的に冷静沈着な性格だが、やはりというか意外と熱血な面も見うけられる。<br> 親友テンガイの船であり、息子の所属するTETRAには一目おいているが、仕事に私情を持ち込むことはない。<br> 人類の安全を守る責任がその肩に大きくのしかかっていることを強く自覚していると同時に、<br> 増えすぎた人類と加速度的に成長しすぎた文化の末路に漠然とした不安を感じている。<br> 発掘された「石のような物体」が覚醒して全世界に放った敵機に対し、懸命に交戦命令を下すもかなわず、<br> TETRAに衛星軌道上への退避命令を下したのち、直後に「石」が放った閃光によって、地球上の全ての人類と共に死亡する。<br> </div> <br> <div>アレン/ビクトル(科研3部研究員)<br> アレンは地球連邦軍科学研究施設第3調査部(通称・科研3部)で最も若い研究員で主にビクトルの補佐役。少々血の気と口数が多い。<br> 部長であるビクトルは長髪にメガネをかけた、いかにも科学者然とした風貌で、冷静で慎重な典型的科学者タイプである。<br> ビクトルより若いアレンのほうが上司のように見える。<br></div> <br> <div>シャロン/ラン(中央司令部オペレーター)<br> シャロンとランは共に中央司令部のオペレーター。シャロンは髪をアップに結った落ちついた大人っぽい容貌で、クールでしっかりした性格の女性。<br> ランは明るさとひたむきさが売りの新人。メガネと左右に団子型にまとめた髪型がトレードマークの女の子である。<br> 2人とも中央司令部の消滅時に死亡。<br></div> <br> <div>石のような物体<br> 紀元前の地層より発見された謎の物体。構成素材からその用途目的まで全く解明できていなかったが、突如覚醒。<br> なんとか衛星軌道上に脱出できたTETRAクルー以外の全人類を閃光により消滅させる。<br> 時にはバスタ達を攻撃し、時には何かを伝えようとする。その真意はいったい?<br> </div> <br> <div>ボロボロのロボノイド<br> 石のような物体と共に発見されたロボノイド。やはり、紀元前の地層から発見される。<br> クリエイトタイプ、ID00104と確認されるが、それはTETRAにいるロボノイドとまったく同じ型番だった。これの意味する事は…?<br> </div> <br> <br> <div>39 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 21:58:07ID:74qwXM5H<br> とりあえずステージがばらばらなのは時間軸にあわせてるから、だからラス面はステージ1。<br> 後ステージ1で声が聞こえるのはSS版のストーリーモードのみでゲーム内で流れるのはバージョン2<br> オリジナルはもっとアレな内容だった、これは興味があれば上げるがどうだろう?<br> </div> <br> <div> それとクリエイタがステージ6でバスター達に頼んだのは二人の髪の毛をもらうこと</div> <div><font color="#FF0000">※当コメントはHybrid Maro(</font><a href= "http://www2.incl.ne.jp/~mo2/"><font color= "#FF0000">http://www2.incl.ne.jp/~mo2/</font></a><font color= "#FF0000">)からの内容の転載、または内容に一部手を加えたものです。</font></div> <br> <hr> <br> <br> <div>41 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木) 22:07:33ID:74qwXM5H<br> んじゃステージ1の声、原文とエピローグのクリエイタの原文を<br> </div> <br> <div>(原文)<br> 私的代弁者:「この世に生まれた11番目の作品、『シルバーガン』をもって人々に訴えかけるのだ」<br> 私的かつ客観的代弁者:「お願い、あきらめないで」<br> 正しき主観を持つ者:「愚かだよ、俺たちは…」<br> 無知な商売人:「創造者よ立ち上がれ!この金を生む業界は我々の為にあるのだ」<br> 道理を理解する者:「あんた、正気なのか?自分のやっていることがわかってるのか?」<br> 道理を理解する者:「なっ、何をする!」<br> 気休めの言葉:「希望を持ちましょう、そしていつの日か必ず」<br> 正しき主観を持つ者:「この最悪の市場を見てみろ、これが自業自得の現状なんだよ」<br> 無知な商売人:「クビだ!奴等を全員クビにしろ!」<br> 客観的代弁者:「争いを止めることはできない。創造者も商売人もお互いが正義だと思っているからな…」<br> 私的かつ客観的代弁者:「お願い、あきらめないで」<br> 去りし者1:「ここには夢や希望なんてない…」<br> 創造者:「ゲームそのものが楽しいと思っていた頃の感覚はなくなってしまった」<br> 私的かつ客観的代弁者:「あきらめないで」<br> 去りし者2:「わたしにだって夢はあったわ、でもどうしてかしらね」<br> 視野の狭い商売人:「これからは視野を広く、ライトユーザーを中心としたゲーム作りが必要なのだよ」<br> 客観的代弁者:「このことにより両者の対立は避けられないものとなりました」<br> 私的代弁者:「我々はもう一度考え直すべきです。皆さんにもわかっているはずだ」<br> 客観的代弁者:「サイは投げられてしまっている…もう誰にも止めることはできない」<br> 希望的観測者:「しかし、世の中が移り変わっていっても…変わらないものが一つだけあるはずだ」<br> 私的かつ客観的代弁者:「あきらめないで」<br> 私的代弁者:「俺の夢はね…この創造空間にあると思いたい…」<br> </div> <br> <div> ゲームたる者の存在:「わたしのこと、愛してる?」<br></div> <br> <div>全員:「!?」(爆発)<br></div> <br> <div>これは始めから決まっていたこと…<br> そう、幾度となく繰り返されていること…<br> 時代にとり残された私にできることは…<br> 再びゲームを再生させること…<br> そう幾度となく繰り返されていること…<br></div> <br> <div> 私はゲームがゲームらしかった頃のクローンを作る…<br> ゲームがゲームらしく生き残るために…<br></div> <br> <div> 長い時間をかけて、再び創造空間は発展していくだろう…<br> そして我々が同じあやまち(切り捨て文化の道)を繰り返さないように、祈りたい…<br> </div> <br> <div> 同じ志を持っている数少ない経営者、販売者、開発者、ゲームプレイヤー達に祝福を…</div> </div>
<div class="main"> <div>&gt;&gt;??-32</div> <div> <hr></div> <div>32 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)21:30:07ID:74qwXM5H<br> 《プロローグ:西暦2520年7月14日10時35分》<br> 「例の紀元前の地層から発掘された物体は、未だ構成素材からその用途目的まで全く解明できていない。さらに、興味深い難問がもう一つある…」<br> 地球連邦軍所属宇宙巡洋艦TETRA艦橋。現在は連邦軍最新鋭戦闘機"シルバーガン"のテスト任務を帯びており、乗組員はテンガイ艦長以下、<br> テストパイロット3名とロボノイド・クリエイタ1体のみ。定時通信のため集まったクルー達に対し、五十嵐連邦軍長官はこう告げた。<br> 「科研3部調査班の報告によると、例の物体と一緒にロボノイドが発掘されたらしい。クリエイトタイプ、ID00104」<br> 「バカな!紀元前ですぞ!しかもここにいるクリエイタと同じ型番?何かの間違いでは…」信じがたい事象にテンガイが思わず声を荒げる。<br> 当のクリエイタもそのことを理解できていないようだ。<br> 「確かに私もそう思った。だが製造元である我々が発掘したのだ。間違えようがない」<br> 不可思議な事実に、にわかにブリッジがざわつく。<br> 「現在、記憶データを解析中だ。判りしだい追って連絡する…」<br> そのまま話はテスト任務の件について移った。その中でクリエイタはモニタに映ったロボノイドを見て、先程の件について考えていた…。<br> </div> <br> <div>&lt;&lt;同日20時45分&gt;&gt;<br> 地球連邦軍科学研究施設第3調査部。<br> 先日発掘された「石のような物体」と「紀元前のロボノイド」やその他の発掘品の調査が行われている。これらの物体が出てきた地層からは、<br> 「石」やロボノイドと共に西暦2520年と同等ではないかと思われるほど高度な文明の残骸が続々と発掘されており、それらの存在も調査班を悩ませていた。<br> </div> <br> <div> 「石はまったくわからん、おいロボノイドの方はどうだ?」<br> この日も科研部長と若い研究員がロボノイドの記憶データの復元にあたっており、そしてついに復元に成功した。<br> 「部長…これ見てください…信じられますか」<br> 「こ、こんなことが……」<br> その瞬間、石から謎の閃光が発せられる。<br> 「き、緊急回線を!うわぁッ」<br></div> <br> <div>&lt;&lt;同日21時00分&gt;&gt;<br> 轟音と振動に包まれる中央司令部に警報が響き渡った。<br> 「ぬぉっ!どうした!」<br> 「科研3部で爆発事故発生!」<br> 「レーダーに正体不明の飛行物体を確認!」<br> 「なに?…数は!?」<br> 「8、16、32、…どんどん増えてます!」<br> 五十嵐の問いかけに、オペレーターが悲痛な声で答える。<br> 「非常警報!レベルA!総員第一種戦闘態勢!!」<br> 「長官!?科研3部よりデータが転送されています」<br> 「まわしてくれ!…これは!?…発掘されたロボノイドの記憶データ!?…なんということだ…!」<br> 施設の消滅寸前に転送された記憶データ、そこに記されたあまりにも途方もない真実…。<br> TETRA艦内にもレベルAの警戒音が鳴り渡り、テンガイは中央司令部の援護へ向かう決定を下す。<br> </div> <br> <div>&lt;&lt;同日22時00分&gt;&gt;<br> この日、地球上の人類は全滅した。かろうじて衛星軌道上に退避したTETRAクルー4名と、1体のロボノイドを残して…。<br> </div> <br> <br> <div>33 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)21:33:45ID:74qwXM5H<br> &lt;ステージ3「RETURN」:西暦2521年7月13日10時50分&gt;<br> 人類ほぼ全滅の日から1年…。<br> TETRAは衛星軌道上に退避し様子を伺っていたが、食料とエネルギーの致命的な枯渇から、地上へ降りることを余儀なくされる。<br> 予想通り次々と襲いかかる敵性飛行物体の攻撃を潜り抜けながら地表を目指す。<br> しかし、かつての連邦軍中央ゲート付近で大型敵性ユニットを破壊した直後、その中から全ての元凶である「石のような物体」が姿を現した。<br> </div> <br> <div> &lt;ステージ2「REMINISCENE」:西暦2520年7月14日21時26分&gt;<br> 物語は1年前、あの悪夢のような出来事の起こった日に遡る。<br> 中央司令部後方1200まで接近したTETRAに向かって容赦なく襲いかかってくる無数の飛行物体。<br> 3機のシルバーガンも発進し、激戦を繰り返しながらなんとか司令部上空に到達するも、その真上には「石のような物体」が不気味に浮遊していた。<br> 「長官!物体のエネルギー反応が計測値を超えます!」<br> 司令部内ではオペレーターがもはや叫びに近い声で現状報告をしている。<br> 「くっ、どうやら我々はやることが全て遅すぎたようだな…!巡洋艦TETRAに連絡を…」<br> 「オヤジィィィ!」<br> 五十嵐の言葉を駆けつけた息子・ガイの呼び声が遮る。<br> 「ばかもん!何しに来た!」<br> 「何しにって…助けにきてやったんだろぉがっ!」<br> 「だめだ!お前達は艦に戻り、次の指令があるまで衛星軌道にて待機。これは絶対命令だ!」<br> 「長官!今はそんな場合じゃ…」<br> 五十嵐の唐突な命令に、ガイだけでなくバスターも戸惑いの色を隠せない。<br> 「いいか!人類の未来はお前達にかかっているのだ。早く行け!」<br> 「何わけわかんねぇこと言ってんだよっ!」<br> 「説明する暇はない!…艦長!」<br> 「はっ!」<br> 困惑するバスター達とは異なり、テンガイは親友の意思を汲み取ったかのように力強く応じる。<br> 「…あとは…頼んだぞ…!」<br></div> <br> <div> その言葉が発せられてから間もなく…TETRAが衛星軌道上に退避した直後、「石」が発した凄まじい閃光が地表を白く包みこんだ…。<br> </div> <br> <div>&lt;ステージ4「EVASION」:西暦2521年7月13日12時00分&gt;<br> 一行の前に突然その姿を現した「石のような物体」。だが攻撃してくる様子はなく、何かを一行に伝えようとしているかのように理解できない音声を発している。<br> 「シレイブ ノ キオクデータ ガ ノコッテ イレバ アレニツイテ ナニカ ワカルカモ シレマセン」<br> 困惑し、次の行動を決めかねていたTETRAクルー達に対し、クリエイタは中央司令部に残されているであろう記憶データの入手を提案する。<br> 謎を解く手がかりを得るため、一行はその言葉に賛成し、データが残されているはずの連邦軍中央司令部を目指す。<br> </div> <br> <br> <div>34 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)21:38:04ID:74qwXM5H<br> &lt;ステージ5「VICTIM」:西暦2521年7月13日15時30分&gt;<br> 司令部に辿りつき、その内部に潜入したクリエイタを待つ一行の前に、信じられない規模の超級戦艦ユニットが出現する。<br> 巨大戦艦をなんとか下し、記憶データの入手にも成功するが、続いて姿を現した「石のような物体」が司令部を攻撃。<br> TETRAが急接近してなんとか倒壊は免れ、中に潜入していたクリエイタも辛くも脱出する。<br> だがそのTETRAに対しても、「石」は容赦なくレーザーユニットで攻撃を加える。<br> 「ぐっ…!」<br> 直撃を受け、これまでにない大きなダメージを受けるTETRA。テンガイも思わずうめき声を上げる。<br> 「てめえぇぇぇーっ!」<br> ガイが逆上し、「石」の操るレーザー砲台に向かって飛び出す。<br> 「おい!ガイ!!」<br> ガイがやろうとしていることに気づいたのか、バスターが必死に呼びかける。しかしもはやその声は聞こえていないかのように、<br> ガイはレーザー砲台の目の前に出る。その顔は半ば恐怖のためなのか、汗にまみれ、こわばっている…。<br> 「へ、へへっ…こうも近けりゃ撃てねえだろ?…撃てねえだろうがーっ!」<br> 「やめてーっ!!」<br> 「ガイィィィーっ!!」<br> バスターとレアナの叫びと同時に、ガイの乗る3号機とレーザー砲台が爆破し、その残骸がバラバラと落ちていく。<br> 「ガイィ!!」<br> ガイの死を目の当たりにしたテンガイは意を決したようにTETRAの機体をひるがえし、最大出力で噴射する…その先には「石のような物体」が!<br> 「艦長!何をするつもりだ!」<br> 「やめて!もうやめてぇー!」<br></div> <br> <div> 2人の叫びもむなしく、テンガイの駆るTETRAはそのまま「石」に向かって…!<br> </div> <br> <div> &lt;ステージ6「THEORIGIN」:西暦2521年7月13日17時10分&gt;<br> 瓦礫やかつての連邦軍兵器の残骸が重なる地表。「石のような物体」ははるか上空に退避しており、先ほどまでの苛烈な戦闘は嘘のようにも思える。<br> しかしその戦闘が夢ではなかった証拠であるかのように、地表の残骸の中にはガイの3号機やTETRAの破片らしきものが見える。<br> ほんの1時間前までは、どちらも乗り手と共に上空を翔けぬけていた。だが今はもう、ガイも、そしてテンガイもいないし、<br> 再び黄色く輝く3号機やTETRAの白い機体が空に舞うことはない…。近くの瓦礫の上には青と赤に光る機体、シルバーガン1号機と2号機が着陸しており、<br> そのそばにバスターとレアナ、そしてクリエイタが寄り添うようにいる。レアナは目を真っ赤に泣き腫らしてバスターの腕にしがみついており、<br> バスターも涙こそ流していないが、口元をぐっと結んでうつむき、レアナの手を固く握っている。<br> 「イクノ デスカ?」<br> 2人の様子を見守っていたクリエイタが気遣うような口調で問い掛ける。<br> 「…」<br> レアナはうつむいたまま答えない。<br> 「俺達は…勝てねえのかな?」<br> バスターがポツリとつぶやく。レアナが少し驚いたような表情で、初めてそんな弱音を口にしたバスターを見上げる。<br> クリエイタは少しの間考えこむようなしぐさを見せたあと、ゆっくりと顔を上げた。<br> 「サイゴノ サイゴマデ アキラメルナ…テンガイ カンチョウ ノ サイゴノ コトバデス」<br> 「艦長…そう言ったの?」<br> レアナがクリエイタのほうを向き、(本当に?)といったふうに尋ねる。<br> 「ワタシニハ…ソウ キコエタ ヨウナ キガ シマシタ…」<br> バスターがはっとしたように顔を上げてレアナと顔を見合わせ、ふぅ、といった風情で首を振った。<br> 「!…やれやれ…しゃーねえな、行くか!」<br> その口調はいつものバスターのものに戻っていた。先程の気弱な発言をした影はもうどこにも見られない。<br> その言葉を聞いたレアナも「素直じゃないのねぇ」とくすっと笑いながら答える。クリエイタもほっとしたようだったが、次第にその表情が曇る。<br> そして何かの決意を秘めたかのような口調でこう切り出した。<br> 「サキホド シレイブ ノ キオクデータ ヲ ミマシタ…ヒトツダケ オネガイ ガ アルノデスガ…」<br> 「…なあに?」<br> レアナが不思議そうに答える。クリエイタの願い、それは…。<br> </div> <br> <br> <div>35 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)21:41:35ID:74qwXM5H<br> シルバーガンに乗りこみ、衛星軌道まで上昇したバスターとレアナ。目の前に次々と現れる生物の進化を模するかのような敵を撃破していく2人の前に、<br> 「石のような物体」は何度も姿を現し、幾つものメッセージを残していく。<br> それは「石」が一体何者であるのか、そして何故このような行動に出たのかという問いに答えるかのような内容だった。<br> </div> <br> <div>『I gave you lives. So that you make good progress. But youcouldn'tunderstand.』<br> (あなた達に命を与えたのはこの私。正しく進化できるようにと… だが、あなた達は理解することができなかった。)<br> </div> <br> <div>『You must do it over again. Why can't you see?』<br> (やり直さなければならないのです。なぜそれがわからないのです?)<br> </div> <br> <div>『Feel visible matter. Feel invisible matter. There islifeeverywhere.』<br> (目に見えるものを感じなさい。目に見えないものを感じなさい。いたるところに命はあります。)<br> </div> <br> <div>『But I believe the day when you understand yourself and livetogetherwould come.』<br> (しかし、私は信じています。あなた達が自ら理解し……お互いが共存できる日が来ることを。)<br> </div> <br> <div> 最後に現れた「人」の姿をした敵を倒した瞬間、時間と空間がねじれ出すかのような感覚が周囲を包む…。<br> </div> <br> <br> <div>&lt;ステージ1「LINK」:紀元前10万年7月13日18時06分&gt;<br> 「石のような物体」と対峙するバスターとレアナ。地球の姿をとった「物体」は人類の業とでもいうようなイメージを次々と発する。<br> </div> <br> <div> 「この世に生まれし第11の息子よ、銀の銃をもって人々の魂を撃ちぬくのだ」<br> 「お願い、あきらめないで」<br> 「愚かじゃよ人間は…」<br> 「人よ立ち上がれ!この大地は神が我々に与えしものなのだ」<br> 「あんた、正気なのか?自分のやっていることがわかってるのか?」<br> 「なっ、何をする!」<br> 「希望を持ちましょう、そしていつの日か必ず」<br> 「この荒れ果てた大地を見るがよい、これが我々に与えられた天罰なのじゃ」<br> 「殺せ!そして奴等を根絶やしにするのだ!」<br> 「戦争を止めることは出来ないのだよ。戦争はお互いが正義じゃからな…」<br> 「お願い、あきらめないで」<br> 「ここには夢や希望なんてない…」<br> 「緑に覆われたあの頃の風景はなくなってしまった」<br> 「あきらめないで」<br> 「わたしにだって夢はあったわ、でもどうしてかしらね」<br> 「これからは人を中心とした政治が必要なのだよ…」<br> 「このことにより世界大戦は避けられないものとなりました」<br> 「我々はもう一度考え直すべきです。皆さんにもわかっているはずだ」<br> 「サイは投げられた。もう誰にも止めることはできん」<br> 「世の中は移り変わってゆく…しかし、変わらないものが一つだけあるのだ」<br> 「あきらめないで」<br> 「俺の夢はね…この宇宙の中にあるんだ」<br></div> <br> <div>「わたしのこと、愛してる?」<br> 「!?」<br></div> <br> <div> そして、最後に再びあの凄まじい閃光を発する。2人は反転し、懸命にその光から逃れようとするが、次第に2つの機体は光の束に飲みこまれていく。<br> 「もう間に合わない!」<br> 「俺達は…俺達は、最後まで生き延びるんだ…!」<br> 2人は機体と共に消滅し…人類は完全に全滅した…。<br></div> <br> <br> <div>36 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)21:43:53ID:74qwXM5H<br> &lt;エピローグ:紀元前9万9980年&gt;<br> 最後の人類、バスターとレアナが命を落としてから20年後。地表は緑に覆われ、あの戦いの面影はもう見られない。<br> 「石のような物体」も地上に突き刺さったまま沈黙し、苔すままとなっている。<br> そのそばには、かつて中央司令部だった建物の残骸があり、その地下には20年の間にボロボロになり、かろうじて動いているクリエイタがいる。<br> </div> <br> <div> 「コレハ ハジメカラ キマッテイタ コト…ソウ イクドトナク クリカエサレテイル コト…<br> ノコサレタ ワタシ ニ デキルコト ハ フタタビ ジンルイ ヲ サイセイサセル コト…ソウ イクドトナク クリカエサレテイル コト…<br> ワタシ ハ カレラ ト ワカレルトキ ニ モラッタ カミノケ カラ クローン ヲ ツクル…カレラ ヲ イキノビサセル タメ ニ…<br> アノ イシノヨウナ ブッタイ ハ コノ チキュウ ヲ マモルモノ…アレ ハ コノ チキュウ ソノモノソシテ スベテ ヲ ミチビク モノ…<br> ナガイ ジカン ヲ カケテ フタタビ ジンルイ ハ ハッテン シテ イクダロウ… ソシテ イツノヒニカ ジンルイ ガ コノコト ニ キガツキ…<br> オナジ アヤマチ ヲ クリカエサナイ ヨウ ニ イノリ タ…イ…」<br> </div> <br> <div> クリエイタの背後にはクローン培養ケースに入ったバスターとレアナの姿が…。<br> 二人を見てクリエイタは微笑む。だがその微笑みを最後に、その目の光は消え…機能停止したクリエイタはそのまま床に崩れ落ち、2度と動くことはなかった。<br> そして、培養ケース内のバスターとレアナのクローンが目覚め、再び人類の再生が始まる…。<br> </div> <br> <br> <div>37 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)21:46:20ID:74qwXM5H<br> キャラクター<br></div> <br> <div> バスター(ガンビーノ=ヴァスタラビッチ:シルバーガン1号機テストパイロット:18歳)<br> 楽天家で自信家を装っているが、それは努力で得た実力を隠すため。実は陰で人知れず努力するタイプ。<br> プライドが高く、素直に自分の本心を表現できないひねくれもので口も悪い。常に冷静かつ打算的に判断を働かせるので行動にソツがない。<br> どちらかというとクールな雰囲気だが、無表情・無口というタイプではない。他人の行動に対しても一見無関心なふりをしているが、<br> 実はちゃんと目を配っており、ミスがあればフォローを入れる。そのフォローについても”貸し”として扱い、素直な態度ではないが、<br> そうすることで彼が持っている優しさ・寂しさ・照れといった人間性を自ら隠しているにすぎない。<br> レアナにはいつも自分のペースを崩されているが、彼女にはどうも頭が上がらないようである。<br> ガイ、テンガイ艦長が戦死し、レアナと共に最後の人類としてとり残された後も「石のような物体」に対して最後まで抵抗する。<br> </div> <br> <div> レアナ (マリアン=レアノワール:シルバーガン2号機テストパイロット:17歳)<br> 世間知らずで天真爛漫。人間本来の優しさや純粋さを失っておらず、それを素直に表現することも出来る。直感や霊感も鋭い。<br> 大人の事情といったものを全く気にしないため、誰もが思っていても言えないことも平気で口にして天然ボケをかますこともしばしば。<br> 性格の裏表といったものもなく、決して隠し事や嘘をつかないため、バスターの裏のある言葉や行動を理解することができない。<br> 人間不信気味なバスターとは対称的に、人間はみんないい人だと信じて疑わない。こうして見ると、何の悩みもない底抜けに明るいタイプのようにも思えるが、<br> 実は必要以上に明るく振舞おうとしている部分もあり、失敗して落ちこんでもそのせいで周りに更に迷惑をかけるのを嫌がって空元気と笑顔を作る。<br> そのため自分の本心を誤解されてしまう不器用な一面も持っている。バスターと共に「石のような物体」に対して最後まで抗う。<br> </div> <br> <div> ガイ (五十嵐=凱:シルバーガン3号機テストパイロット:16歳)<br> 正義感が強く情にもろい、不正は絶対に許さない熱血漢。<br> 後先顧みない行動をとることもしばしばであるが、それが良くも悪くも他のクルー達を引っ張る原動力となっている部分がある。<br> わがままな一面もあり、身分の上下関係に対して無頓着で上官に対しても敬語を使わないのは、<br> 五十嵐長官の息子という環境で自由奔放に育ったことが大きく影響している。親の七光りがコンプレックスであるが、<br> 厳格な父親を嫌っているという訳ではなく、むしろ心から尊敬し憧れている。実直な面もあるため、人間本来の実直さを持っているレアナとはウマがあう。<br> かといって対称的な性格のバスターとは仲が悪いというわけでもなさそうである。<br> シルバーガン3号機を駆ってバスター、レアナと共に「石のような物体」が次々と放つ敵機との幾度もの交戦をくぐりぬけるが、<br> 「石」の操るユニットがテンガイ艦長の乗るTETRAを直接攻撃したことに激昂し、そのまま石に対して攻撃を仕掛け、仲間の目の前で戦死してしまう。<br> </div> <br> <br> <div>38 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)21:51:12ID:74qwXM5H<br> テンガイ艦長 (ソン=テンガイ:地球連邦軍所属軽級宇宙巡洋艦「TETRA」艦長:69歳)<br> 不言実行という言葉が彼の性格を表している。言葉の裏表を理解して、物事の大局を見ることが出来る人物であり、的確な判断力も持つ。<br> 頑固で職人気質な面もあるため、クルーに対してはかなり厳しい。五十嵐長官とは数々の死線を潜り抜けてきた戦友であり親友。<br> ガイの死を目の当たりにした直後、バスターやレアナの制止を振り切って「石のような物体」に対して自殺行為ともいえる特攻をかけて命を落とす。<br> 艦長最後の行動の真意…それは…。<br></div> <br> <div> クリエイタ (ロボノイド=クリエイションタイプ=プロダクトID00104:TETRA所属ロボノイド:5歳)<br> 連邦軍科学研究施設によって人間のサポート用(メカのメンテナンス、マシンの操縦、資料整理、データの管理、医療作業の補助等)に開発されたロボノイド。<br> 人間的な思考のゆらぎとカオスを取り入れた最新型の人工知能を搭載することで、それまでのロボノイドと違い、感情を持つことに成功した初めてのタイプ。<br> 穏やかで愛嬌ある性格で、相手を気遣う細やかさなど人間以上に人間らしい面も持つ。<br> 初めてTETRAに配属された日にクルーが"いちロボノイド"としてではなく、家族同様の扱いで迎えてくれたことに感動したことを鮮明に覚えている。<br> シルバーガンの物語に最後まで関わるキーキャラクター。<br> </div> <br> <div> 五十嵐長官 (五十嵐=剛:地球連邦軍最高司令官:50歳)<br> 史上最年少の連邦軍長官。威厳がありカリスマ性も高く、常に適切な判断と命令を下すことができる軍人の鏡とも言える存在。<br> しかし非情というわけではなく、受けた恩は決して忘れず義理人情には人一倍厚いタイプ。<br> 部下思いの落ちつきのある質実剛健な努力家で、部下の信頼と忠誠心も厚い。<br> 無鉄砲な息子・ガイとは全く対称的に冷静沈着な性格だが、やはりというか意外と熱血な面も見うけられる。<br> 親友テンガイの船であり、息子の所属するTETRAには一目おいているが、仕事に私情を持ち込むことはない。<br> 人類の安全を守る責任がその肩に大きくのしかかっていることを強く自覚していると同時に、<br> 増えすぎた人類と加速度的に成長しすぎた文化の末路に漠然とした不安を感じている。<br> 発掘された「石のような物体」が覚醒して全世界に放った敵機に対し、懸命に交戦命令を下すもかなわず、<br> TETRAに衛星軌道上への退避命令を下したのち、直後に「石」が放った閃光によって、地球上の全ての人類と共に死亡する。<br> </div> <br> <div>アレン/ビクトル(科研3部研究員)<br> アレンは地球連邦軍科学研究施設第3調査部(通称・科研3部)で最も若い研究員で主にビクトルの補佐役。少々血の気と口数が多い。<br> 部長であるビクトルは長髪にメガネをかけた、いかにも科学者然とした風貌で、冷静で慎重な典型的科学者タイプである。<br> ビクトルより若いアレンのほうが上司のように見える。<br></div> <br> <div>シャロン/ラン(中央司令部オペレーター)<br> シャロンとランは共に中央司令部のオペレーター。シャロンは髪をアップに結った落ちついた大人っぽい容貌で、クールでしっかりした性格の女性。<br> ランは明るさとひたむきさが売りの新人。メガネと左右に団子型にまとめた髪型がトレードマークの女の子である。<br> 2人とも中央司令部の消滅時に死亡。<br></div> <br> <div>石のような物体<br> 紀元前の地層より発見された謎の物体。構成素材からその用途目的まで全く解明できていなかったが、突如覚醒。<br> なんとか衛星軌道上に脱出できたTETRAクルー以外の全人類を閃光により消滅させる。<br> 時にはバスタ達を攻撃し、時には何かを伝えようとする。その真意はいったい?<br> </div> <br> <div>ボロボロのロボノイド<br> 石のような物体と共に発見されたロボノイド。やはり、紀元前の地層から発見される。<br> クリエイトタイプ、ID00104と確認されるが、それはTETRAにいるロボノイドとまったく同じ型番だった。これの意味する事は…?<br> </div> <br> <br> <div>39 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)21:58:07ID:74qwXM5H<br> とりあえずステージがばらばらなのは時間軸にあわせてるから、だからラス面はステージ1。<br> 後ステージ1で声が聞こえるのはSS版のストーリーモードのみでゲーム内で流れるのはバージョン2<br> オリジナルはもっとアレな内容だった、これは興味があれば上げるがどうだろう?<br> </div> <br> <div> それとクリエイタがステージ6でバスター達に頼んだのは二人の髪の毛をもらうこと</div> <div> </div> <div><font color="#FF0000">※当コメントはHybrid Maro(</font><a href= "http://www2.incl.ne.jp/~mo2/"><font color= "#FF0000">http://www2.incl.ne.jp/~mo2/</font></a><font color= "#FF0000">)からの内容の転載、または内容に一部手を加えたものです。</font></div> <br> <hr> <br> <br> <div>41 レイディアントシルバーガン sage 2006/02/02(木)22:07:33ID:74qwXM5H<br> んじゃステージ1の声、原文とエピローグのクリエイタの原文を<br> </div> <br> <div>(原文)<br> 私的代弁者:「この世に生まれた11番目の作品、『シルバーガン』をもって人々に訴えかけるのだ」<br> 私的かつ客観的代弁者:「お願い、あきらめないで」<br> 正しき主観を持つ者:「愚かだよ、俺たちは…」<br> 無知な商売人:「創造者よ立ち上がれ!この金を生む業界は我々の為にあるのだ」<br> 道理を理解する者:「あんた、正気なのか?自分のやっていることがわかってるのか?」<br> 道理を理解する者:「なっ、何をする!」<br> 気休めの言葉:「希望を持ちましょう、そしていつの日か必ず」<br> 正しき主観を持つ者:「この最悪の市場を見てみろ、これが自業自得の現状なんだよ」<br> 無知な商売人:「クビだ!奴等を全員クビにしろ!」<br> 客観的代弁者:「争いを止めることはできない。創造者も商売人もお互いが正義だと思っているからな…」<br> 私的かつ客観的代弁者:「お願い、あきらめないで」<br> 去りし者1:「ここには夢や希望なんてない…」<br> 創造者:「ゲームそのものが楽しいと思っていた頃の感覚はなくなってしまった」<br> 私的かつ客観的代弁者:「あきらめないで」<br> 去りし者2:「わたしにだって夢はあったわ、でもどうしてかしらね」<br> 視野の狭い商売人:「これからは視野を広く、ライトユーザーを中心としたゲーム作りが必要なのだよ」<br> 客観的代弁者:「このことにより両者の対立は避けられないものとなりました」<br> 私的代弁者:「我々はもう一度考え直すべきです。皆さんにもわかっているはずだ」<br> 客観的代弁者:「サイは投げられてしまっている…もう誰にも止めることはできない」<br> 希望的観測者:「しかし、世の中が移り変わっていっても…変わらないものが一つだけあるはずだ」<br> 私的かつ客観的代弁者:「あきらめないで」<br> 私的代弁者:「俺の夢はね…この創造空間にあると思いたい…」<br> </div> <br> <div> ゲームたる者の存在:「わたしのこと、愛してる?」<br></div> <br> <div>全員:「!?」(爆発)<br></div> <br> <div>これは始めから決まっていたこと…<br> そう、幾度となく繰り返されていること…<br> 時代にとり残された私にできることは…<br> 再びゲームを再生させること…<br> そう幾度となく繰り返されていること…<br></div> <br> <div> 私はゲームがゲームらしかった頃のクローンを作る…<br> ゲームがゲームらしく生き残るために…<br></div> <br> <div> 長い時間をかけて、再び創造空間は発展していくだろう…<br> そして我々が同じあやまち(切り捨て文化の道)を繰り返さないように、祈りたい…<br> </div> <br> <div> 同じ志を持っている数少ない経営者、販売者、開発者、ゲームプレイヤー達に祝福を…</div> </div>

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