テイルズ オブ ヴェスペリア

「テイルズ オブ ヴェスペリア」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
テイルズ オブ ヴェスペリア」を以下のとおり復元します。
<p><strong>テイルズ オブ ヴェスペリア</strong></p>
<p>part40-429~435、part41-63~70,473~484</p>
<hr /><dl><dt>429 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/21(木) 21:56:34
ID:rSGuy8Fq0</dt>
<dd>テイルズ オブ ヴェスペリア 投下第1回いきます。<br /><br />
主要登場人物<br /><br />
ユーリ・ローウェル<br />
主人公。帝都の下町に住む21歳の青年。<br />
騎士団に所属していたが、現在は騎士団を辞めている。<br />
皮肉屋な面があるが、困っている人をほっておけないため人々から慕われている。<br /><br />
エステル(エステリーゼ)<br />
ヒロイン。お城で出会う貴族の令嬢。<br />
フレンの知り合いで、彼に会うために旅を始める。<br /><br />
フレン・シーフォ<br />
ユーリの親友。騎士団所属。<br />
帝国を変えるため、内部にとどまり続けている。<br /><br />
ラピード<br />
ユーリの相棒の犬。<br /><br />
カロル・カペル<br />
ギルド「魔狩りの剣」に所属する少年。意外と博識。<br /><br />
リタ<br />
アスピオに住む魔導士。<br /><br />
レイヴン<br />
胡散臭いおっさん。<br /><br />
ジュディス<br />
クリティア族の槍使い。<br /><br /><br /><br />
万物を構成する力「エアル」と、そのエアルによって駆動する魔導器(ブラスティア)に支えられる世界テルカ・リュミレース。<br />
人々は街を巨大な結界で包むことで魔物の進入を退け、安全に暮らしていた。<br /><br />
旧文明の遺産である魔導器を管理する帝国は、時とともに腐敗の一途をたどり、<br />
それに反発した人々は自由を求めて互助組織ギルドを結成した。<br />
互いに衝突を繰り返し、双方による複雑な社会を形成していった。<br /><br />
そして十年前、人魔戦争と呼ばれる戦いが終結し、先の皇帝が崩御した。<br />
以来、皇帝の座は空位となっていたが、世界はおおむね平和に見えた…<br /><br /><br /></dd>
<dt>430 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/21(木) 21:57:19
ID:rSGuy8Fq0</dt>
<dd>そして現在。<br />
帝都の下町にある水道魔導器(アクエ・ブラスティア)が大量の水を噴き上げ、壊れてしまった。<br />
溢れた水の処理のために呼ばれたユーリだったが、水道魔導器の魔核(コア)がないことに気づく。<br />
魔導器の修理を頼んだという「モルディオ」が怪しいとにらんだユーリは、貴族街にあるモルディオの家へ行く。<br />
そこで一人の男を見つけ、追いすがるが、騎士団のデコボココンビ、アデコールとボッコスが立ちはだかった。<br /><br />
二人を一蹴したユーリだったが、そのまま騎士団に捕まり、城の牢屋へ入れられてしまった。<br />
隣に入れられた囚人に脱出の方法はないか尋ねるユーリだったが、知らないと言う。<br />
そのうち、その男が牢屋から出されることとなったが、「女神像の下を調べろ」と助言を残し、牢屋の鍵を落として去っていった。<br /><br />
鍵を使い、牢屋を脱出したユーリは女神像を探すため、城内をうろつく。<br />
慌しい城内で一人の女性と出会う。<br />
彼女はフレンに会いたいと言い、ユーリは彼女をフレンの私室に案内することになる。<br />
どうやらフレンに危険が迫っているらしい。<br /><br />
フレンの私室に辿り着いたユーリたちだったが、謎の男が乱入してくる。<br />
二人で力を合わせ、暗殺者を退けたが、フレンはどこかへ旅立った後だった。<br />
フレンを追いたいという彼女、エステルの願いを聞いたユーリはとりあえず彼女を着替えさせるため、彼女の私室へ行く。<br />
着替えてきた彼女と一緒に女神像の下から脱出したユーリは、<br />
追ってくる騎士団に下町の人たちが絡んでいる間に相棒のラピードを加え、帝都を脱出したのだった。<br /><br /><br />
帝都を飛び出した2人と1匹は、フレンの行方を追うことにする。<br />
騎士団の巡礼に出たのなら、ハルルの街にいるはずだというエステルの言葉から、ハルルへ向かうことにした。<br />
ハルルまでの途中にあるデイドン砦に辿り着いた一行。<br />
そこは結界がなく、「草原の主」が魔物を引き連れて襲ってくる場所だった。<br /><br />
運が悪いことに、その草原の主が現れ、人々が避難を開始する。<br />
逃げる途中、こけてしまった子供たちを助けるために飛び出したエステルを追うかたちで一緒に助けに行くユーリ。<br />
助けた子供が落としたぬいぐるみを取り、ギリギリで砦の内側に逃げ込むことが出来た。<br />
2人の前に「ギルド・ド・マルシェ」のボスを名乗る女性が現れ、仕事を持ちかける。<br />
そんな暇はないとユーリは断り、彼女から「ハルルに行くならクオイの森を通れ」とアドバイスを貰う。<br /><br /></dd>
<dt>431 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/21(木) 22:00:00
ID:rSGuy8Fq0</dt>
<dd>クオイの森へ辿り着いた二人と1匹。<br />
エステルの読んだ本によれば、ここは呪われた森なのだという。<br />
さっさと通り抜けようという一行は、森の出口で小さな男の子と出会う。<br />
興奮している少年は、巨大な剣を振りかぶってくるが、ユーリがその剣を折って落ち着けと諭す。<br />
落ち着いた少年はカロルと名乗り、ギルド「魔狩りの剣」に所属していると語った。<br />
何やらエッグベアを倒すのが目的だったらしいが、出ないなら仕方ないとハルルまで同行することになる。<br /><br />
ハルルは巨大な樹と一体化した結界のある町だった。<br />
その樹が枯れてしまう時期があり、その間は結界が使えないという。現在がその時期だった。<br />
しかもその隙を狙って魔物が進入し、フレンがこれを退治したのだという。<br /><br />
カロルによれば、花が咲かない原因は、街を襲った魔物たちが流した血を樹が吸ってしまったことで、<br />
それを浄化しなければ花は咲かないという。<br />
浄化するためにはパナシーアボトルが必要だが、それを作るためにはエッグベアの爪などの材料が必要なのだった。<br /><br />
それを仲間たちにも信じてもらえなかったカロルは、一人で何とかしようとしていたのだった。<br />
ユーリはカロルの言葉を信じ、一行は材料集めをはじめる。<br /><br />
クオイの森でエッグベアを倒し、材料をすべて集めた一行はパナシーアボトルを作ることに成功する。<br />
パナシーアボトルを樹の根元に撒くが、一向に花が咲く様子はない…<br />
エステルが花が咲くよう祈ると、突如彼女の体が光を放ち、たちまち花が咲き、結界が復活した。<br /><br />
一連の騒ぎが収まり、フレンがどこへ向かったか問うユーリに長は東に向かったという。<br />
下町の魔導器の魔核を奪ったモルディオがいるというアスピオも東にある。<br />
ユーリたちはカロルを加え、アスピオを目指す。<br /><br />
アスピオでモルディオの家に辿り着くが、どこにも魔核らしきものはない。<br />
そこへ一人の少女が入ってくる。<br />
彼女はリタ・モルディオと名乗り、自分は魔核を奪っていないと主張する。<br />
彼女は潔白を証明するため、盗賊団がいるらしいシャイコス遺跡へ一緒に行くことを提案する。<br /><br />
シャイコス遺跡の奥で一人の魔導士らしき男を見つけたユーリたちは、その男が起動させた巨大な人型魔導器と対決する。<br />
人型魔導器ゴライアースを倒したユーリたちは魔導士を捕まえた。<br />
そいつによれば、魔核を集めている男がカプワ・トリムにおり、下町の魔核を奪ったデデッキもそこにいったのではないかという。<br />
ユーリは付いて来るというリタを一向に加え、すでにハルルへ戻ったというフレンを追うかたちで一路ハルルへ戻る。<br /><br /><br /></dd>
<dt>432 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/21(木) 22:01:23
ID:rSGuy8Fq0</dt>
<dd>ハルルの街に着き、ユーリたちが直したという結界を見たいというリタ。<br />
咲いた樹を呆然と見上げる。<br />
そこへ長がやってくる。彼によれば、すでにフレンは旅立ち、カプワ・ノールにいるらしいことを知る。<br />
街を出ようとする一行の前に、あの騎士団のデコボココンビが現れる。<br />
彼らによれば、ユーリが指名手配を受けているという。彼らを軽くあしらったユーリたちは、カプワ・ノールへ行くため、エフミドの丘を目指す。<br /><br />
エフミドの丘に辿り着いた一行だったが、そこに設置された結界魔導器が竜使いと呼ばれる者に破壊され、<br />
そのために騎士団がやってきていた。<br />
結界魔導器を調べるために強引に近づいたリタのせいで獣道を行くことになってしまう。<br />
途中、襲ってきた魔物を倒したユーリたちは無事エフミドの丘を抜けてカプワ・ノールへ辿り着く。<br /><br />
カプワ・ノールへ辿り着いた一行は、街の執政官が圧政を強いていることを知る。<br />
どうやら街の執政官に子供を人質にとられ、返してほしくばリブガロという魔物のツノを持って来いといわれたらしい。<br />
さらにユーリは、城で襲ってきた暗殺者と一緒にいた赤眼の男を見かける。<br />
みんなと別れ、ヤツらが消えた路地へ入ったユーリを赤眼の男たちが襲った。<br />
そこへフレンが現れ、ユーリを助けたのだった。<br /><br />
フレンと共にエステルたちのところに戻ったユーリ。<br />
宿に入ったエステルは、事情をすべてフレンに話したのだった。<br />
そこへフレンの部下が現れる。<br />
どうやらラゴウのやっていることを調査していたらしい。フレンは強制捜査を行うつもりらしい。<br /><br />
執政官のことをフレンに任せたユーリたちは、街の外に出てリブガロを探す。<br />
無事、リブガロのツノを手に入れた一行は、夫婦にツノを渡し、フレンがどうなったのかを見に行った。<br />
しかしフレンは突っぱねられてしまったらしい。<br /><br />
なんとか執政官の屋敷に忍び込めないかと探る一行。<br />
そこへ城の牢屋でユーリを助けてくれた男、レイヴンが現れる。<br />
彼もどうやらラゴウに用があるらしく、協力を持ちかけてくる。<br /><br /><br /></dd>
<dt>433 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/21(木) 22:02:47
ID:rSGuy8Fq0</dt>
<dd>だが、レイヴンはユーリたちを囮にし、まんまと屋敷へ侵入した。<br />
ユーリたちは彼が乗ったエレベーターの横にあるエレベーターに乗ったが、それは地下へ降りるものだった。<br /><br />
地下に閉じ込められたユーリたちは、そこに魔物が飼われていること、<br />
魔物に食べられたと見られる骨が散らばっていることに気づく。<br />
地下内であの夫婦の子供を保護したユーリたちは、ラゴウを追っていく。<br /><br />
辿り着いた先には巨大な魔導器が存在していた。<br />
それは街に圧政を強いるため、船を出させないために天候を操るための魔導器だという。<br />
そこへあの竜使いが現れる。竜使いは魔導器を破壊し、去っていった。リタはその行動に激昂する。<br />
逃げ出したラゴウを追う一行は、ラゴウの船に飛び乗る。<br /><br />
そこに現れたのはギルド紅の絆傭兵団(ブラッド・アライアンス)のボス、バルボスだった。<br />
どうやら彼が魔核の盗難を指揮していたらしい。<br />
バルボスはラゴウと共に脱出し、そこへ城で襲ってきた暗殺者ザギを呼ぶ。<br />
ザギを倒した一行だったが、ラゴウたちは取り逃がしてしまった。<br />
沈む船に乗っていた少年を助けたユーリたちは、フレンの指揮する船に救助される。<br /><br /><br />
カプワ・トリムに辿り着いた一行が救出した少年は、実は次期皇帝候補の一人ヨーデル殿下だった。<br />
しかもラゴウはフレンの取調べを受けたが、証拠不十分となってしまう。<br />
街中で情報収集をしたユーリは、レイヴンに出会い、紅の絆傭兵団らしき一団が廃都カルボクラムにいるらしいことを知る。<br />
レイヴンと別れ、紅の絆傭兵団を追うことにしたユーリたちはカルボクラムを目指す。<br /><br />
カルボクラムに辿り着いた一行だったが、そこにいたのは紅の絆傭兵団ではなく魔狩りの剣だった。<br />
カルボクラムに入ろうとするユーリたちに警告をしてきた少女ナンは、ハルルの一件で逃げ出したと勘違いされたカロルにクビを宣言する。<br />
どうやら彼女はカロルの大切な人らしい。<br /><br />
手がかりを求め、カルボクラムを捜索するユーリたちは、地下で逆結界に封じられた巨大な魔物を発見する。<br />
そこへ現れた魔狩り剣は、その魔物を開放し、襲い掛かった。<br />
だがそこに竜使いが現れ、魔狩りの剣を牽制する。<br />
襲い掛かってきた巨大な魔物をユーリたちが相手にすることになる。<br /><br /><br /></dd>
<dt>434 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/21(木) 22:04:09
ID:rSGuy8Fq0</dt>
<dd>なんとか魔物を撃退したユーリたちは、地上へ戻る。<br />
地上に戻った一行を、騎士団のキュモール隊が待ち構えていた。<br />
キュモールは帝国の姫、エステルを取り戻し、ユーリたちを殺すつもりだった。<br />
しかしそこへデコボココンビの所属するシュヴァーン隊の副隊長ルブランたちが現れた。<br />
彼らにより、ユーリたちは逮捕される。<br /><br />
新興都市ヘリオードに連行された一行は余罪を追及されていた。<br />
そこへ騎士団長のアレクセイが現れる。<br />
彼によれば、ヨーデルの救出、エステルの護衛をしたとのことでお咎めなしとなったのだった。<br />
エステルは帝都へ戻るらしい。<br /><br />
宿へ入ろうとしたユーリをアデコールとボッコスが追いかけてきた。<br />
2人は正々堂々と勝負し、勝てば免罪を認めようという。ユーリはあっさりと勝利した。<br />
宿の前にいたフレンとヨーデルと話した後、ようやくユーリは宿で休むのだった。<br /><br />
朝起きると、なにやら街中に設置されている結界魔導器の調子が悪いらしい。<br />
リタが調べているとエステルがやって来た。騎士団が修理を手配しているとのことだった。<br />
一行は騎士団本部にいるフレンに会いに行く。<br /><br />
フレンに魔導器の修理を申し出るリタだったが、その時、振動が街を襲った。<br />
どうやら魔導器に何かあったらしい。リタは一人で突っ走る。<br /><br />
広場に出ると、結界魔導器から大量のエアルが出ていた。<br />
大量のエアルは人体に対して毒になる。<br />
リタは何とかエアルの放出を止めようと魔導器を調べる。<br />
そこへエステルがやってきた。彼女はハルルの樹を直した時のように光り輝いていた。<br /><br />
なんとか魔導器を直すことに成功するが、その瞬間、衝撃波が2人を襲った。<br />
エステルは無事だったが、リタがぐったりして目を覚まさない。<br /><br /><br /></dd>
<dt>435 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/21(木) 22:05:35
ID:rSGuy8Fq0</dt>
<dd>宿に部屋をとり、エステルがずっと治癒術をかけている。<br />
このままではエステルも倒れてしまうと心配するユーリだったが、彼女は平気だと告げる。<br />
無理しないように言い、ユーリは立ち去った。<br /><br />
廊下に座り込んでいるカロルと話すユーリ。<br />
何も出来なかった自分にがっくりしているカロルをユーリは励ます。<br />
カロルはユーリに一緒にギルドを作らないかと持ちかけてきた。ユーリは考えておくと返答した。<br /><br />
部屋に戻るとリタが起きていたが、エステルが疲れて眠ってしまっていた。<br />
リタと話し込むユーリ。そのうちエステルが起きてくる。<br />
リタはエステルに、もう魔導器を使って治癒術を使うフリはやめていいと語る。<br />
驚くエステル。<br />
そこへあの竜使いが現れた。<br /><br />
竜使いはユーリたちに攻撃をしかけてくる。<br />
だが、すぐに立ち去ってしまった。結局、話は打ち切られてしまった。<br /><br /><br />
次の日の朝、エステルは帝都へ帰ることになった。<br />
ユーリたちはこのままギルドの街ダングレストへ行き、紅の絆傭兵団の情報を集めることにする。<br />
エステルを待っているはずのフレンを探すが、どこにもいない。<br />
そこへアレクセイが現れる。<br /><br />
彼によればフレンは別の用事ですでに旅立ったという。<br />
さらにリタに昨日の魔導器の暴走について調査のため、ケーブ・モック大森林に行って貰いたいという。<br />
リタはそれを承諾し、エステルも同行したいと願い出る。<br />
結局、ユーリが護衛をすることで同行を許可された。一行はまず、ダングレストを目指す。<br /><br /><br />
今回はここまで。<br /><br /></dd>
<dt>63 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/23(土) 01:16:08
ID:R6qRZNbQ0</dt>
<dd>テイルズ オブ ヴェスペリア 2回目いきます。<br /><br />
ダングレストへ辿り着いた一行。どうやらここはカロルの故郷らしい。<br />
バルボスの行方を知るためにはどうすればいいか問うユーリにカロルは「ユニオン」へ顔を出すことを奨める。<br />
ユニオンとは、5大ギルドと呼ばれるギルドが集まり、他のギルドを統括する組織らしい。<br />
だが、バルボスの率いる紅の絆傭兵団もその5大ギルドのひとつ。ヘタをすればユニオンを敵に回してしまう。<br /><br />
すべてはユニオンの元首『天を射る矢(アルトスク)』のボス、ドン・ホワイトホースに会ってからだとカロルは言う。<br />
ユーリたちはドンへ面会するため、ユニオン本部へ赴く。<br /><br />
街の広場まで来たとき、ギルドの人間と思しき2人組みがカロルへ絡んできた。<br />
カロルを馬鹿にする彼らを見てユーリとリタがケンカを売りそうになる。<br />
しかし、突然街に響いた鐘の音に、男たちは去っていった。<br />
カロルによれば、それは魔物が来たときに鳴らされる警鐘らしい。<br /><br />
心配はいらないというカロルだが、街を護る結界が突如消失してしまった。<br />
ユーリたちも魔物を止めるため、男たちの後を追う。<br /><br />
とてつもない数の魔物を撃退するユーリたち。だが、段々と圧されはじめる。<br />
そこへ現れたのは大柄の屈強な老人だった。その男こそ天を射る矢のボス、ドンらしい。<br />
さらにフレンも現れ、騎士団も手を貸すという。<br />
だがドンは、自分たちで帝国を抜け出したからには騎士の世話にはならないと言い、突っぱねる。<br />
その態度に感嘆するユーリとカロル。そこへリタとエスエルが現れ、結界魔導器の下へ案内するように言う。<br /><br />
結界魔導器の前では番人らしき男が死んでいた。<br />
リタはすぐに魔導器の修理に取り掛かろうとする。<br />
しかし、あの赤眼の集団が魔導器を直させまいと攻撃を仕掛けてきた。結界魔導器を止めたのはコイツラらしい。<br />
ユーリたちは赤眼たちを倒し、魔導器を修復することに成功した。<br />
残った魔物はフレンに任せ、ユーリたちはユニオンへ行くことにする。<br /><br /><br /></dd>
<dt>64 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/23(土) 01:17:12
ID:R6qRZNbQ0</dt>
<dd>ドンに会おうと、ユニオンの番兵に取次ぎを願うが、ドンは魔物の群れを追って行ってしまったと言う。<br />
ユーリは街で情報収集すべきだと判断するが、リタは先に調査を終わらせるため、ケーブ・モック大森林へ行くという。<br />
エステルと2人だけでは危ないということでユーリたちもついていくことにする。<br />
その会話を、レイヴンが屋根の上から盗み聞きしていたのだった。<br /><br /><br />
ケーブ・モック大森林へ辿り着いた一行。<br />
リタはヘリオードで魔導器が暴走した時の感じに似ているという。<br />
そこへレイヴンが現れる。<br />
ユーリたちは警戒しつつも、同行することを許す。<br /><br />
慎重に森を探索する一行はようやく森の奥へ辿り着く。<br />
そこではやはり大量のエアルが放出され、ヘリオードと似た状態になっていた。<br />
一行の退路を絶つかたちで現れた魔物と戦うユーリたち。<br /><br />
魔物を倒したはいいが、同じ魔物に四方を囲まれてしまう。<br />
そこへ奇妙な剣を携えた白髪の男が静かに降り立つ。<br />
彼が何かを行った次の瞬間には魔物たちは消えていた。<br />
レイヴンは彼を「デューク」と呼んだ。<br /><br />
デュークは「エアルクレーネには近づくな」と警告する。<br />
彼が言うには、エアルクレーネとは世界に点在するエアルの源泉のことらしい。<br />
ユーリが礼を言うと、すぐに立ち去ってしまった。<br />
リタはデュークの剣の力を「リゾマータの公式」ではないかと推測する。<br />
リタは調査を進めるため、他のエアルクレーネを探すことを提案する。<br />
とりあえずはダングレストへ戻り、ドンに会うことでまとまった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>65 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/23(土) 01:18:26
ID:R6qRZNbQ0</dt>
<dd>ケーブ・モック大森林から出ようと入り口まで戻るが、その時魔物の大群がやって来た。<br />
なんとか隠れてやりすごすが、魔物が来た方向にはドン・ホワイトホースたちがいた。<br />
どうやらエアルの暴走が止まったため、魔物たちも元に戻ったらしい。<br />
手柄を誇るカロルに、ドンは「そういうことは胸にひそめておくものだ」と諭した。<br />
さらにドンは、ユーリたちと一緒にいるレイヴンに気づく。どうやらレイヴンも天を射る矢の一員らしかった。<br /><br />
ユーリはドンに頼みを言おうとするが、ドンは急用が入り、ダングレストで聞くと告げて立ち去った。<br />
ユーリたちも後を追うことにする。<br /><br /><br />
ダングレストへ戻り、ユニオン本部のドンの部屋へ入ったユーリたちは、ドンの前に立つフレンを見つける。<br />
フレンもどうやらバルボスに関してドンに用があるらしい。<br /><br />
フレンはユニオンと紅の絆傭兵団の盟約の破棄、および討伐を協力するため、ヨーデルからの密書を持ってきていたのだ。<br />
ドンも乗り気であり、いざとなればノードポリカの闘技場を収めるベリウスにも協力してもらうと意気込む。<br />
ドンは密書に目を通し、レイヴンに読んで聞かせるように言う。<br /><br />
「ドン・ホワイトホースの首を差し出せば、<br />
 バルボスの件に関しユニオンの責任は不問とす」<br /><br />
それが密書の内容だった。<br />
ドンはフレンを牢屋へぶち込むよう部下に命令する。<br />
さらに帝国との全面戦争を宣言する。<br /><br />
帝都に戻り、真相を確かめるというエステルをなだめ、ユニオンを後にする。<br />
広場に来た時、ユーリは財布を落としたと言い、一人ユニオンへ引き返した。<br /><br /><br /></dd>
<dt>66 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/23(土) 01:19:17
ID:R6qRZNbQ0</dt>
<dd>ユニオンの地下牢でフレンに話を聞くユーリ。<br />
彼が言うには、ユーリたちと別れたあと、あの赤眼たちに襲われたらしい。<br />
その時、書状をすりかえられたのではないかと言う。<br />
騎士団とギルドを衝突させるため、ラゴウの仕組んだと推測する。<br /><br />
ユーリはフレンに書状を奪い返すよう言って牢を開け、代わりに自分が中に入った。<br />
フレンが去った後、ドンが牢の前に現れる。<br /><br />
ドンは偽の書状と黒幕がいることを察していた。<br />
黒幕をおびき出すため、あえてギルドの連中を煽ったのだった。<br />
立ち去ろうとするドンにユーリは「なぜギルドを作ったのか」と問いかける。<br />
ドンの答えはシンプルだった。「帝国のルールでは自分が護りたいものを護れないから」。<br />
ドンは人質を逃がした責任をとるよう言って立ち去った。<br /><br />
外に出たユーリはエステル、カロルと合流した。<br />
2人が言うには、紅の絆傭兵団を見かけ、リタとラピードが追っているという。<br /><br />
リタたちと合流し、紅の絆傭兵団のいる建物へ突入する。<br />
中にはバルボスとラゴウがいた。2人はなにやら言い争っている。<br />
どうやらバルボスが魔核ドロボウを指揮していたことや「塔」を勝手に建てたことが気に入らないらしい。<br /><br />
そこへ踏み込むユーリたち。<br />
バルボスの命令で傭兵たちがユーリたちを取り囲み、襲いかかろうとする。その時、大砲の音らしきものが聞こえた。<br />
このままでは騎士団とギルドが衝突し、双方が壊滅的打撃を受けてしまう。<br />
騎士団が壊滅すれば評議会が台頭し、帝国を支配するだろう…それがラゴウの目的だった。<br /><br />
騎士団とギルドがにらみ合う草原に、馬の蹄の音が響く。<br />
フレンが書状を取り戻すことに成功したのだ。<br />
どうやらラゴウが帝国側への根回しに失敗していたらしいことも功を奏したようだ。<br /><br />
バルボスは巨大な銃型の魔導器を使い、攻撃を仕掛けてきた。<br />
そこへ現れたのは、あの竜使い。<br />
竜使いはバルボスの魔導器を弾き飛ばし、ユーリたちを救った。<br />
バルボスはチェーンソーのような魔導器を取り出し、それで空を飛んで逃げていく。<br />
追おうとする竜使いに、ユーリは一緒に乗せてくれるよう頼む。<br />
竜使いは無言で乗れと示した。ユーリは後ろに座るが、スペースが足りないため、みんなを置いていくことになる。<br /><br /><br /></dd>
<dt>67 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/23(土) 01:20:10
ID:R6qRZNbQ0</dt>
<dd>ユーリは竜使いと共にバルボスの後を追い、巨大な竜巻の中にそびえる塔を発見する。<br />
竜巻を起こしているらしい巨大な歯車で構成された魔導器を竜の攻撃で破壊し、内部へ降り立つ。<br />
そこへバルボスがやって来た。<br />
対峙する二人。<br /><br />
突如放たれた炎が竜使いを攻撃した。<br />
竜から落ちた竜使いを心配するユーリ。炎を放ったヤツラを見つけ、切り伏せた。<br />
だが、バルボスの持つチェーンソー魔導器から、今度は衝撃波が放たれ、ユーリの武器を弾き飛ばした。<br /><br />
竜使いともども、塔─ガスファロスト─の中の一部屋へ閉じ込められるユーリ。<br />
そこには塔を建設するために連れて来られたと見られる連中もいた。<br />
その中の一人がユーリたちを連れて来た傭兵に「早く出して欲しい」と懇願する。<br />
刃物を抜いて脅す傭兵からじいさんをユーリは庇う。傭兵はユーリに斬りかかった。<br /><br />
咄嗟にかばったのは竜使いだった。鎧が砕け、片方の目が見えている。<br />
傭兵が立ち去り、竜使いはその重苦しい鎧を脱ぎだした。<br />
中から出てきたのはクリティア族の女だった。<br /><br />
なぜ自分を庇ったのかと問うユーリに、彼女は「バウル─相棒の竜─を助けてくれたから」と答えた。<br />
また、なぜ魔導器を壊して回るのかと問うと「壊したいから壊している」と語る。<br /><br />
ユーリは彼女にもう少し協力しないかと呼びかけた。<br />
彼女もそれに賛成する。<br />
手がないわけではないというユーリに、彼女はその手を使えと言う。<br />
彼女からOKを貰ったユーリは、突然彼女に殴りかかった。<br />
途端に二人の殴り合いがはじまる。<br /><br />
中の騒動を聞きつけた傭兵達が中へ入る。<br />
その瞬間を見計らい、捕まっていた人たちと一緒に脱出することに成功する。<br />
彼女は「一発は一発だ」と言い、ユーリの頬を叩いた。<br />
彼女は「ジュディス」と名乗り、ユーリはジュディと呼ぶことに決める。<br /><br />
2人はとりあえず屋上の魔導器を破壊することに決め、塔を登っていく。<br /><br /><br /></dd>
<dt>68 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/23(土) 01:21:02
ID:R6qRZNbQ0</dt>
<dd>塔の外壁に出ると、そこではエステルたちが戦っていた。<br />
ドンの命令でレイヴンも一緒にいる。<br />
ユーリはジュディスが竜使いであることを伏せ、みんなに紹介した。<br />
そのままみんなでバルボスを倒すため、進むことになる。<br /><br />
みんなが進んでいくが、レイヴンだけ塔を見上げ、立ち止まった。<br />
ユーリは一緒に行くよう促し、立ち去っていく。<br />
レイヴンは物陰にいたデュークに話しかける。<br />
少しは手伝って欲しいと言うレイヴンだが、デュークは「人の世にも興味はない」と言って立ち去ってしまう。<br /><br /><br />
塔の屋上に辿り着いた一行の前に、バルボスが立ちはだかった。<br />
どうやらあのチェーンソーのような剣にはまっている魔核が下町の魔核らしい。<br />
チェーンソー魔導器での強力な攻撃の前に手が出せないユーリたち。<br /><br />
そのへデュークが現れた。彼は「伏せろ」といい、あの剣の力を使う。<br />
途端、バルボスの魔導器は剣先が折れ、使い物にならなくなった。<br />
デュークはそのまま立ち去った。<br /><br />
バルボスは剣を取り出し、最後の戦いを挑んでくる。<br />
戦いはユーリたちの勝利に終わった。<br /><br />
バルボス「これ以上、無様を晒すつもりはない」と言い、ユーリが若い頃のドン・ホワイトホースに似ていると語る。<br />
いつか、ユーリは世界に大きな敵を作り、やがて世界に食いつぶされる…と語った直後、バルボスは塔から飛び降りた。<br /><br />
ユーリは下町の魔核を無事、取り戻すことが出来た。<br />
だが、塔から出てきた一行の中から、いつの間にかレイヴンが消えていた。<br />
ダングレストに戻れば、いつでも会えるさ、と気楽な調子でユーリは言う。<br /><br />
ダングレストに戻り、フレンにバルボスのことを報告しなければならない。<br />
騎士団とギルドの戦いも、どうやらフレンのおかげで丸く収まったらしい。ラゴウもすぐに拘束されるとのこと。<br />
ジュディスもバウルのところへ戻ると言い、みんなと別れる。<br />
残った一行は一路、ダングレストへ向かう。<br /><br /><br /></dd>
<dt>69 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b>◆l1l6Ur354A</a>:2008/08/23(土) 01:21:54
ID:R6qRZNbQ0</dt>
<dd>ダングレストへ到着した一行は、騎士団に連行されるラゴウを目撃する。<br />
どうやらまだ悪あがきをしているらしい。<br />
戯言を言うラゴウの前に、フレンがやって来る。<br />
帝国とユニオンとの間に友好協定が結ばれることになったと言う。<br />
ラゴウの野望も潰え、カプワ・ノールも圧政から開放されるであろう。<br /><br />
ユーリは次の執政官がまともな人間であることを願い、エステルは城に戻ったら掛け合ってみると言う。<br />
エスエルは城に帰るというが、ユーリは「まだ帰りたくない顔をしている」と指摘する。<br />
だが、自分で決めたのならいい、と納得した。<br /><br /><br />
夜、宿に泊まって眠ろうとしていたユーリのところへカロルが慌てた様子でやってくる。<br />
ラゴウが評議会の立場を利用し、罪を軽くしたのだそうだ。<br />
途端、不機嫌になるユーリ。<br />
カロルはエステルに掛け合ってみると言い、部屋を駆け出していく。<br />
ユーリはフレンに会いに、駐屯地のテントへ行く。<br /><br />
テントから出てきたフレンは、今回の功績で隊長に就任していた。<br />
フレンもラゴウの罪が軽くなってしまったことを歯がゆく思っていた。<br />
ユーリはこれで終わったわけではない、この理不尽を変えるため、もっと上に行くのだろうと諭す。<br />
ユーリは「オレのやり方でやる」と宣言する。<br />
その言葉を訝しむフレン。<br /><br />
「法で裁けない悪党……おまえならどう裁く?」<br /><br />
そう問いかけ、ユーリは去っていった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>70 :<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>:2008/08/23(土) 01:22:48
ID:R6qRZNbQ0</dt>
<dd>ダングレストの橋の上、男達に何やら渡して指示をしているラゴウ。<br />
評議会の力でフレンへ厳罰を下そうと逆恨みするラゴウ。<br />
その時、周りにいた男が斬り捨てられ、川へ落ちた。<br /><br />
目の前に立っていたのは…ユーリ。<br /><br />
虚勢を張るラゴウ。<br />
「法や評議会がおまえを許しても、オレはおまえを許さねえ」<br />
そう言った直後、逃げようとしたラゴウを背中から斬りつけた。<br /><br />
ラゴウは最期に「あと少しで、宙の戒典(デインノモス)を…」と残し、川へ落ちていった…<br /><br />
ユーリの行動を見ている者がいた…ラピード。<br />
ユーリはそのまま宿へ入り、次の朝を迎えた…<br /><br /><br />
ここまでで第一部完。<br />
第二部へつづきます。<br /><br /></dd>
<dt>473 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
05:37:32 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>ユーリがラゴウを手にかけた翌日、帝都へ帰るエステルをカロルとリタが見送っていた。<br />
リタはエアルクレーネを調査するといい、今度遊びに行くと告げて去っていった。<br /><br />
エステルたちを見送ったカロルは宿で寝ているユーリのところへやって来た。<br />
今追えば間に合うというカロルにユーリはそっけなく返す。<br />
カロルは怒って出て行ってしまった。<br />
一人愚痴るユーリだったが、突然何かの衝撃が響いた。<br /><br />
ラピードと共に外に出たユーリは空を飛ぶ巨大な魔物を目にする。<br />
降りてきた魔物の元へ走り出すユーリ、カロル、ラピード。<br /><br />
フレンが膝をついていた。<br />
駆け寄るユーリ。フレンはエステルを頼むと苦しそうに言う。<br /><br />
エステルは倒れた兵士の治療をしていた。<br />
魔物は攻撃してくる騎士たちには目もくれず、エステルの目の前を飛んでいた。<br /><br />
そこへ騎士団長アレクセイが現れる。<br />
アレクセイはすぐに部下へ指示を与えると、駆け出すユーリを引き止めた。<br />
ユーリはそれを突っぱねる。<br /><br />
魔物はエステルに向かって言った。<br />
「忌マワシキ、世界ノ毒ハ消ス」<br /><br />
人の言葉を話す魔物に驚愕するエステル。<br />
その魔物に砲弾が当たった。<br />
途端、魔物は空へ逃れる。<br /><br /><br /></dd>
<dt>474 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
05:39:04 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>エステルの元に辿り着くユーリ。<br />
魔物は上空で巨大な要塞から放たれる対空砲火を浴びていた。<br />
どうやらヘラクレスと呼ばれる帝国の兵器らしい。<br /><br />
ユーリはエステルに、このまま街を出て旅をつづけることを告げる。<br />
ついてくるか帝都に戻るか、選ぶのはエステルだとユーリは言う。<br /><br />
エステルは旅をつづけたいと言った。<br />
ユーリはエステルに笑顔を向け、手を差し出した。<br /><br />
ユーリたちはそのままダングレストの橋の上を駆ける。<br />
途中、エステルは橋に佇むジュディスを見つけた。<br />
エステルはジュディスを強引にその場から連れ出そうとする。<br />
同時に、魔物はどこかへ飛び去っていった。<br /><br />
ユーリたちを止めようと、フレンがやってくる。<br />
すでにダングレストの橋は途中で破壊されていた。<br />
エステルはフレンに謝り、まだ戻れないと告げる。<br />
ユーリはフレンに下町の魔核を投げ、ギルドを始めると告げた。<br />
ユーリたちはそのままダングレストを後にし、ヘリオードへ向かうことにした。<br /><br />
ある程度進んだ森の中で一行はしばしの休憩をとることにした。<br />
その間、ギルドのことを決めることになる。<br />
結果、ギルドの掟やジュディスも加わることが決まった。<br /><br />
休憩が終わり、ギルドとしてはりきるカロルを抑え、ユーリはエステルの今後を問う。<br />
エステルはあの魔物を追いたいと言った。<br />
だが、一行には何の手がかりもない。<br />
そこへジュディスが割ってくる。<br />
あの魔物の名はフェローというらしい。<br />
彼女は以前、あの魔物をデズエール大陸のコゴール砂漠で見ていたという。<br /><br /><br /></dd>
<dt>475 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
05:40:10 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>一人でも行きそうなエステルを見かね、ユーリがこれをギルドの初仕事にしようと言う。<br />
カロルも承諾し、エステルをあの魔物に会わせることに決定する。<br /><br />
出発しようとカロルを気勢をあげるが、彼の考えたギルド名「勇気凛々胸いっぱい団」にエステルが反発した。<br />
結局、彼女の案により「凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)」という名で決まり、一行はようやく出発したのだった。<br />
まずは船を調達するため、トリム港へ向かう。<br /><br /><br />
トリム港へ向かう途中、ヘリオードに着いた一行は、街が以前より閑散としていることに気づく。<br />
ヘリオードには以前から突然人がいなくなるという噂があった。<br />
ほっておけない顔をするエステルを見かね、調査をはじめることになる。<br />
が、すでに夜遅いため、宿屋で休んでからということになった。<br /><br />
夜、皆が寝静まった頃、一人宿を出て行く足音。<br />
それに気づいたユーリは、足音の主を追いかける。<br /><br />
街を眺めるジュディス。<br />
ユーリは初めてジュディスの故郷、あの一緒に飛び回っていた竜について聞いた。<br />
あの竜の名はバウルというらしい。戦争中、彼に救われた彼女はそれからずっと一緒にいるらしかった。<br />
何の戦争かと問うユーリを、ジュディスは誤魔化した。<br /><br />
そして以前、この街でジュディスがバウルと共に現れた時のことを尋ねる。<br />
ユーリはエステルが狙いだったのだろうと指摘した。彼女は狙ったことを否定しなかった。<br />
嘘は得意じゃないという彼女に、ユーリは釘を刺した。彼女も、もう二度とエステルを狙わないと言う。<br />
結局その場はそれで終わりとなった。<br /><br />
翌朝、以前暴走した魔導器を調べておくことにした一行。<br />
特に問題もなく、暴走もしてないらしい。<br />
そこにあのノール港でラゴウに脅されていた夫婦の妻と息子が現れた。<br />
なぜ父親がいないのかと問うエステルに、妻は三日前から行方不明になっていると話した。<br />
心当たりはないかと問うユーリに「いなくなる前の晩に貴族になるためがんばろう」と言っていたと話す妻。<br />
街が完成した時には貴族として住める、という彼女にエステルが「それはおかしい」と指摘する。<br />
どうやらそれを言ったのは、あのキュモールらしい。<br />
いてもたってもいられなくなったエステルからの依頼により、ギルドは次の仕事として夫探しを引き受けたのだった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>476 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
05:41:10 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>調査の結果、街の下層部があやしいとにらんだ一行は、仲間の一人が見張りの兵士を連れ出し、エレベーターで下層部へ向かうことにした。<br />
(ここは誰を選ぶかで展開が微妙に変化)<br /><br />
見張りの兵士を色仕掛けで誘い出し、殴って気絶させた一行は、怪しまれないよう兵士の鎧を拝借した。<br />
そこへ突然、別の兵士がやってきて鎧を来た仲間を連れて行った。捕まえていた魔導士があばれて困っているらしい。<br />
後を追うユーリたち。<br />
騎士団本部へ入ると、兵士たちが倒されていた。<br />
その中心に立っていたのはリタだった。<br /><br />
なんとかリタを落ち着かせ、事情を聞く一行。<br />
どうやら魔導器が気になったため、調査の前に立ち寄ったらしかった。<br />
しかし、リタは夜中、下層部にある労働者キャンプに魔導器が運び込まれていることを知り、忍び込んだらしい。<br />
そこでは街の人々が騎士に脅され、強制労働させられていたのだという。<br />
リタによれば、兵装魔導器が運び込まれているらしく、戦い準備を進めているのではないかという。<br />
まずは当初の予定通り、下層部へ行くことになる。<br /><br />
エレベーターの近くに来た時、逆側からキュモールと一人の男が歩いてきた。<br />
隠れて様子を伺う一行。<br />
二人が話す内容によれば、キュモールはアレクセイの命令を無視し、こんなことをやっているという。<br />
一緒にいる男は『海凶(リヴァイアサン)の爪』を率いていると言った。<br />
キュモールは男を「イエガー」と呼び、ユニオンを倒して騎士団長となる野心をのぞかせた。<br />
二人はそのままエレベーターで下層部へ移動していった。<br />
イエガーはユーリたちが隠れていることに気づいているらしかった。<br /><br />
二人を追って下層部へ着いた一行。<br />
そこであのイエガーが、以前襲ってきた赤眼たちに指示をしているところを見つける。<br />
すぐ近くで働いている男が倒れ、キュモールが叱責する。<br />
その男はあの夫…ティグルだった。<br />
耐え切れなくなったユーリはキュモールに向かって石を投げつけた。<br />
ようやくユーリたちに気づくキュモール。<br />
エステルを見て驚くが、途端に本性を現し、エステルを始末すると告げ、イエガーを差し向けてきた。<br /><br /><br /></dd>
<dt>477 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
05:42:11 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>イエガーを退けたと同時にフレンがやって来たと騎士が告げる。<br />
イエガーが二人の少女─ゴーシュとドロワット─を呼び、煙幕を張って逃走した。<br />
ほぼ同時にやって来るフレン。<br />
ユーリ達はティグルのことをフレンにまかせ、イエガーたちを追うことにする。<br />
しかし、すでにキュモール達は見当たらず、逃げられてしまった。<br /><br />
ユーリはそのままトリム港へ行く方向で話を進めるが、エステルはキュモール達を追わないのかと言う。<br />
ジュディスはエステルが本来の目的を忘れていることを指摘する。<br />
謝るエステル。フォローするユーリ。<br />
話を把握できていないリタはフェローや凛々の明星について説明しろという。<br />
そこにいつの間にかレイヴンが加わっていた。<br />
なぜここにいるのかと問うユーリだったが、レイヴンはトリム港の宿で事情を説明するという。<br /><br />
トリム港についてユーリ一行。<br />
宿屋でレイヴンの話を聞くと、どうやらユニオンとしてはエステルがぶらぶらしてるのを放っておけないため、<br />
監視役としてレイヴンを派遣したのだという。<br />
一連の事情がわかり、エステルを心配するリタだったが、結局エステルの意思を尊重した。<br />
レイヴンは他にもデズエール大陸のノードポリカを治める『戦士の殿堂』の長ベリウスへの手紙を託されていた。<br />
手紙の内容は、あのフェローのことらしい。どうやらベリウスはフェローについて知っているらしかった。<br />
ユーリ達もベリウスに会うことに決まり、その日はそれで解散となった。<br /><br /><br />
翌日、リタは別にやることがあるはずなので、どうするのか話しているユーリ達。<br />
そこへやって来るリタ。<br />
エアルクレーネの調査をするはずだったのではと問うと、ケーブ・モック大森林については報告済み、<br />
あとは旅をしながら調査をつづけるつもりだったらしいので、一緒に来るという。<br /><br />
港へ向かうと、途中でヨーデルと会った。<br />
どうやらユニオンとの友好協定のことでドンと話し合いに行く最中らしい。<br />
ヘラクレスのこともあり、うまくいっていないらしい。<br />
ユーリはヨーデルがヘラクレスのことを知らなかったことに疑問を持つが、騎士団の指揮は皇帝でなければできず、<br />
今のヨーデルにはその権利がないのだった。<br />
皇帝を継げばいいというユーリだったが、今のヨーデルには帝位を継ぐことができないと言う。<br />
なぜかと問えば、皇帝になるには『宙の戒典(デインノモス)』という帝国の至宝が必要との話だった。<br />
だが、『宙の戒典』は十年前の人魔戦争のおりに行方不明となっており、それが現在、皇帝の座が空位となっている事情だった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>478 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
05:43:13 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>ヘリオードに向かうというヨーデルを見届けた一行は、港へ船を調達に行く。<br />
交渉へ行く途中、船乗りたちが怯えながら逃げ出しいるのを目撃する。<br />
そこには、以前デイドン砦で出会った『幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ)』のボス、カウフマンがいた。<br />
もしかすれば、彼女なら船を出してくれるかもしれないというカロルに従い、一行はカウフマンと交渉する。<br /><br />
彼女はユーリを見つけると、一つ仕事をしないかと持ちかけてくる。<br />
どうやらこの季節、魚人の群れに襲われるため、商品を運ぶことができないらしい。<br />
以前から契約していた傭兵団はボス(バルボス)が死んだため、現在使えなくなっているとのことだった。<br />
結局、相互利益ということで船の護衛をした後はその船を貰えることになり、護衛を引き受けたのだった。<br /><br />
船の上を行く道中、カウフマンから『海凶の爪』の話を聞くユーリ達。<br />
彼らは兵装魔導器専門のいわゆる死の商人のギルドらしかった。<br />
その兵装魔導器をどこから仕入れているのかも謎だという。<br />
話の途中、船が揺れ、魚人の群れが襲ってきた。<br /><br />
魚人の群れを撃退ユーリ達。<br />
こき使われると嘆くレイヴンは『聖核(アパティア)』も探しているのに…と口にする。<br />
どうやら『聖核』を探すのはドンからの指令らしい。<br />
もう大丈夫だからと、カウフマンは船の針路をユーリたちにまかせた。<br /><br />
船を進めていると、だんだんと霧が深くなってきた。<br />
霧の中から一隻の船が現れ、ユーリ達の船にぶつかった。<br />
船は沈まなかった。<br />
ぶつかってきたのは古い船だった。人の気配もない。<br />
船体には「アーセルム号」と書かれている。<br />
と、突然アーセルム号からフィエルティア号(ユーリ達の船)へ架け橋が降ろされた。人影は見当たらなかった。<br />
船を出せというリタだったが、船の動力である魔導器が動かず、逃げることができない。<br /><br />
幽霊船を調査するしかないと判断したユーリだったが、カウフマンの抗議から乗り込むのは数人となった。<br />
メンバーを選出し、内部へ侵入したユーリ達は姿の見えない敵に襲われる。<br /><br />
敵を倒しつつ探索をつづけるユーリ達だったが、突然シャッターのようなものが降り、閉じ込められてしまった。<br />
その頃、外では幽霊船のマストが折れてしまっていた。<br />
残ったメンバーはユーリ達を心配し、自分達も突入することを決意する。<br /><br /><br /></dd>
<dt>479 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
05:44:14 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>内部を探索し、ユーリ達と合流した一行。<br />
しかし入ってきた扉が閉まってしまい、別の出口を探すことになる。<br />
辿り着いた先は船長室らしき場所。<br />
そこには船長らしき人の遺体が机に倒れていた。すでに白骨化している。<br />
傍らにおいてある航海日誌らしきものに目を通すユーリ。<br /><br />
アスール暦232年<br />
ブルエールの月13<br /><br />
それは帝国ができるずっと以前、少なくとも千年以上前の暦だった。<br />
日誌には船が漂流し、船員達は空腹で倒れていったことが書かれていた。<br />
そしてこの船の目的が「ヨームゲン」と呼ばれる街へ『澄明の刻晶(クリアシエル)』を届けることだと。<br />
その『澄明の刻晶』は、ユイファンなる人物から貰った小箱に収めてあるらしい。<br /><br />
『澄明の刻晶』の入った箱は遺体が大事そうに抱えていた。<br />
だが、箱は開くことができなかった。<br />
それどころか、退魔の力を持つと書かれていた『澄明の刻晶』は魔物を引き寄せ、戦うことになってしまう。<br />
魔物を倒したユーリ達。<br />
『澄明の刻晶』を船長に返すというカロル達だったが、エステルがヨームゲンへ届けてあげたいと言い出す。<br />
ジュディスが再び批判し、それにリタが食いかかる。<br />
結局、旅をしながら多少手伝う分には問題ないということでおさまった。<br />
と、その時レイヴンが外に煙のようなものを見つける。<br />
どうやら船の動力が直ったことを知らせる発炎筒のようだった。<br />
ユーリ達は幽霊船を脱出し、ノードポリカへ急ぐのだった。<br /><br />
ノードポリカへ辿り着いた一行。<br />
港へ着くと、一人の男がカウフマンに声をかけてきた。<br />
男の名はラーギィ。ギルド『遺構の門(ルーインズ・ゲート)』のボスだった。<br />
レイヴンの説明によれば、帝国の遺跡発掘の手伝いをしているギルドらしい。<br />
リタは『海凶の爪』に魔導器を横流ししているのでは、と怪しむが、カウフマンは完全にシロだという。<br /><br />
一行はベリウスに会ってからコゴール砂漠へ向かうことにした。<br />
闘技場にいると思われるベリウスを訪ね、闘技場へ赴く。<br /><br /><br /></dd>
<dt>480 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
05:45:23 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>ベリウスのいるらしい部屋の前に立つ男に声をかけたユーリたちだったが、<br />
男─ナッツと名乗った─は約束がなければ通せないという。<br />
だがレイヴンがドンの名前を出したことで、ナッツは用向きを承るという。<br />
レイヴンはドンに直接渡すよう言われたと告げると、次の新月の晩に来るよう言われた。<br />
ドンの使いが来たことを伝えてもうよう言い、一行は砂漠の情報を集めることにした。<br />
とりあえず、もう遅いため、その日は休むこととなった。<br /><br />
夜、港に立つエステルの元にユーリが現れた。<br />
フェローから言われた言葉がまだ耳から離れないらしい。<br />
ユーリはエステルが世界の毒には見えないと言い、エステルも少しは気分が晴れたのだった。<br />
ふと、空を指したエステル。<br />
夜空に一際輝く星が見える。<br />
それが『凛々の明星』だという。あの星には一つの伝承が残っているらしい。<br /><br />
かつて、世界を災厄が見舞い、それに立ち向かった人々が次々と命を落としていった。<br />
皆が倒れ、力尽きたとき、ある兄妹が現れた。<br />
兄妹は力を合わせ、世界を災厄から救った。<br />
妹は満月の子と呼ばれ、大地に残り、兄は凛々の明星と呼ばれ、空から世界を見守ることにした。<br /><br />
伝承を聞いたユーリは今度カロルにも聞かせてやろうと言い、エステルにも早く帰るよう促して宿へ帰ったのだった。<br /><br /><br />
翌日、情報集めに街中を歩いていると、二人の男が武器を抜いて言い争っていた。<br />
それを止めようとしているのはあのラーギィ。<br />
そこへユーリがジュディスが割り込み、その場は収まったのだった。<br /><br />
ユーリ達に礼を言うラーギィは、ユーリ達の腕を見込んで一つの願いを持ちかけてきた。<br />
が、誰にも聞かれたくないのか、闘技場のほうへ走っていった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>481 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
06:18:26 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>ラーギィを追い、闘技場へやって来たユーリ達。<br />
彼によると、『戦士の殿堂』を乗っ取ろうとしている男がいるため、倒してほしいのだという。<br />
なぜそんなことに関わろうとするのか聞いたリタに、ラーギィは闘技場遺跡の調査をさせてもらっているからだと答えた。<br />
別の人間が上に立ち、街との縁が切れれば、『始祖の隷長(エンテレケイア)』に申し訳がないという。<br />
『始祖の隷長』について聞くカロル。<br />
『始祖の隷長』とは、かつてこの街を作った古い一族であり、『遺構の門』と街の渡りをつけてくれたらしい。<br /><br />
レイヴンがその乗っ取りをしようとしているのが誰なのかを聞くと、それは闘技場のチャンピオンだとラーギィは言う。<br />
真っ向から挑んできたため、『戦士の殿堂』も手を出すことができないらしい。<br />
早い話が大会に出てその男を倒してほしいというのだった。<br /><br />
その男の背後には『海凶の爪』がいるとラーギィは言う。<br />
『海凶の爪』はベリウスを倒し、ギルドの制圧をしようとしているのだと。<br />
キュモールならそう考えると踏んだユーリ達は、出場することを決める。<br />
結局、ユーリが出場することとなった。<br /><br />
大会がはじまり、順調に勝ち進むユーリ。<br />
ついにチャンピオンとの対戦となる。<br />
そこへ現れたのはフレンだった。フレンがチャンピオンだったのだ。<br />
どうやらラーギィに一杯食わされたらしい。<br />
フレンは騎士団の任務でここにいるという。<br />
戦いつづける二人。茶番はやめないかというフレンだが、ここでやめると大ブーイングになるというユーリ。<br /><br />
そこへ、一人の男が乱入してきた。再びやって来たザギ。<br />
ザギは左腕を魔導器に変え、ユーリを殺すためだけにやって来たのだった。<br />
加勢に入るエステル達。<br />
ザギを退けると、ザギの左腕の魔導器が暴走し、闘技場で見世物として使う魔物の檻を破壊した。<br />
ザギは苦しみながら逃げ出し、ジュディスが追いすがろうとするが、エステルが魔物に攻撃され、倒れた。<br />
ユーリ達はまず魔物を倒すことにした。<br /><br /><br /></dd>
<dt>482 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
06:19:29 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>魔物を倒し続けるが、その数に疲弊していく一行。<br />
その時、エステルの体が光を放った。<br />
エステルが持っていたあの幽霊船で手に入れた箱のせいらしい。<br />
と、突然やって来たラーギィがエステルから箱を取り、走り去った。<br />
闘技場はフレンと騎士団に任せ、ユーリ達はラーギィを追うことにする。<br />
ジュディスとラピードが先行しているらしい。<br /><br />
闘技場から出たところでジュディス達と合流し、ラーギィが街の外へ逃げたことを聞く。<br />
まだラピードが追っているらしい。<br />
ラーギィがなぜこんなことをしたのか考える一行だったが、ラピードとラーギィを追うことにした。<br /><br />
街の出口近くでラピードと合流。<br />
ラーギィの匂いがついたものを使い、匂いで追うことになる。<br />
ジュディスによれば、西の山脈は旅支度がないまま越えることはできないため、追い詰められそうだという。<br />
準備を整え、ラーギィを追いすがる。<br /><br /><br />
洞窟の前に辿り着いた一行。<br />
カロルによれば、この洞窟は「カドスの喉笛」と呼ばれる危険な場所なのだという。<br />
すぐにラピードが物陰に隠れていたラーギィを発見した。<br />
追い詰めたユーリ達だったが、そこへ『海凶の爪』の戦闘員である赤眼達が現れた。<br />
赤眼達を一掃した時にはすでにラーギィは逃げた後だった。<br />
ユーリ達は逃げたラーギィを追い、カドスの喉笛の奥へ進む。<br /><br />
ようやくラーギィに追いついたが、突然エアルが活性化し、行く手を阻んだ。<br />
どうやらここもエアルクレーネらしい。<br />
逃げ出すラーギィ。<br />
だが、突然洞窟が揺れ、天井から巨大な魔物が現れた。<br />
魔物はおもむろにエアルを食べ始め、食べ終わったときにはユーリ達の体が動かなくなっていた。<br />
ピンチかと思われたが、魔物はそのまま去っていった。同時に金縛りも解けた。<br />
同時に逃げ出したラーギィ。<br />
エアルクレーネが気になるリタを促し、ラーギィを追う。<br /><br />
反対側の出口近くでコウモリの群れに行く手を阻まれていたラーギィからラピードが箱を取り返した。<br />
追い詰められたラーギィは、突然口調が変わり、次の瞬間『海凶の爪』のボス、イエガーとなっていた。<br />
イエガーはラゴウの死体がダングレストの川下で発見されたことを告げ、ああはなりたくないと言う。<br />
イエガーはゴーシュとドロワットを呼び、その場をまかせて逃走した。<br /><br /><br /></dd>
<dt>483 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
06:20:34 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>イエガーが去ると、ゴーシュとドロワットが相手をしていたコウモリたちが集まり、一匹の巨大な魔物になった。<br />
その魔物、プテロプスを倒し、怪我をした二人をエステルが介抱しようとするが、二人は拒否する。<br />
再び煙幕を張り、二人は逃走した。<br />
煙幕には臭いも含まてあったため、ラピードでも追えなかった。<br /><br />
二人が出て行った出口はコゴール砂漠に繋がっていた。<br />
エステルはフェローに会いに行くという。<br />
護衛を引き受けたからにはほっておけないというカロル。<br />
リタは反対したが、近くにあるオアシスの町で一息つくことで決定した。<br /><br />
ジュディスの言う砂漠の街マンタイクへ到着した一行。<br />
なぜか人が少なく、騎士ばかりが目立つ。<br />
一旦、自由行動をし、それぞれ今後のことを決めることにした一行。<br /><br />
宿屋前で集合するが、突然エステルが仕事の報酬として何かを差し出した。<br />
エステルはここで皆と別れ、一人でフェローに会うことにしたのだという。<br />
ユーリは突然、『凛々の明星』の掟である「義を持って事を成せ。不義には罰を」を口にした。<br />
エステル一人を危険な場所へ行かせるのは不義であると言い、エステルに協力するという。<br />
カロルやジュディス、レイヴンも賛成するが、リタはエステルを行かせるのを反対した。<br />
しかし、エステルの意思が強固であることを知り、結局全員で砂漠へ行くこととなったのだった。<br /><br />
砂漠へ行く準備として宿屋で人数分の水筒を用意してもらうことになった一行は、そのまま宿に泊まることにした。<br />
夜、街の雰囲気について話し合うが、そのまま休んだのだった。<br />
翌朝、宿屋の主人から水筒をもらった一行は、騎士たちについて話を聞く。<br />
あれは街の住民を監視しているのだという。その理由もわからないらしい。<br />
最近、この街にも執政官がやって来たらしい。<br />
何でも、ノードポリカでベリウスを逮捕するため、騎士団が動いているらしい。<br />
主人の話によると、ベリウスは十年前の人魔戦争の裏で糸を引いていたという話だった。<br />
訝しむジュディス。<br />
そこへ騎士がやって来たため、話はそこまでとなった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>484 :<a href="mailto:sage"><b>TOV</b> ◆l1l6Ur354A</a>:2008/10/05(日)
06:21:46 ID:HMaogvuy0</dt>
<dd>オアシスで水を汲んだ一行。<br />
その近くで子供を捕まえている騎士を見かけ、ユーリが飛び出していってしまう。<br />
エステルがやって来たため、なんとかその場を凌ぐことができた。<br />
子供達─アルフとライラと名乗った─に話を聞くと、フェローの調査として連れて行かれた両親を探すため、砂漠に行こうとしていたのだという。<br />
ジュディスが二人の両親を探すと説得した。<br />
子供達は仕事の報酬として、大事にしているガラス玉をくれたのだった。<br /><br />
なぜフェローを探しているのか、街を外出禁止にしているのか、分からなかったが、<br />
まずはコゴール砂漠へ行き、街のことは帰ってから調べることにした一行。<br /><br />
砂漠に入り、暑さでまいってしまうユーリ達。<br />
まず、子供達の両親を探してからフェローを探すことに決まる。<br />
と、その時、フェローの鳴き声が聞こえ、フェローがこの砂漠にいることが確認できた。<br /><br />
砂漠の中間地点まで辿り着いたところで水も少なくなり、へばってしまった。<br />
が、カロルが近くに水場を発見し、一休みすることになる。<br /><br />
休憩が終わり、探索をつづける一行。<br />
砂漠の出口近くで倒れている二人の人間を発見し、エステルの治癒術で治療した。<br />
水をほしがる二人に水筒の水を分け与え、どうやら二人がアルフとライラの両親らしいことを確認する。<br />
二人だけで返すのは危険と判断し、近くにいるらしいフェローの鳴き声を頼りに進むユーリ達。<br />
砂漠の出口へ辿り着くと、突然気味の悪い魔物が襲い掛かってきた。<br /><br />
なんとか勝利をおさめ、エステルはなぜかその場に舞い降りたフェローの羽を手にする。<br />
限界にきていたユーリ達はその場に倒れてしまった。<br />
薄れゆく意識の中、ユーリはカドスの喉笛で出会ったあの魔物の姿を見た…<br /><br /><br /></dd>
</dl>

復元してよろしいですか?