エターナルダークネス

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エターナルダークネス」を以下のとおり復元します。
<p>
<strong>エターナルダークネス<br></strong>&gt;&gt;23-49~50・56~59・73~75・174・191~193・214~215・221・241~243・254~255・272~275・284~285・293~294・296</p>
<hr>
<dl>
<dt>49 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/01(木)11:37:17ID:GJFsRp4L</dt>
<dd>プロローグ(西暦2000年)<br>
いわくつきの家に生まれ、早くに両親を亡くしたアレックス・ロイヴァス(女、念のため)は<br>

祖父に育てられた。今では家を出て大学生をしている。ある日、夜明け前<br>

の3:33に「祖父に『事故』が」という警察からの突然の電話を受ける。<br>

<br>
ロードアイランドにあるロイヴァス家の屋敷に呼び戻されたアレックス<br>

が警察に案内されて見たものは最愛の祖父の首の無い遺体だった。<br>

ただ切断されたというのではなく、すごい力でもぎとられたかのよう<br>

な異常な遺体。しかも頭は見つかっていないという。<br>
<br>
そして数日後進まない警察の捜査に業を煮やしたアレックスは自分の手<br>

でその死の謎を解き明かすことにした。謎はこの屋敷にあると考え、<br>

探索をはじめる。そして祖父の死んでいた暖炉の側の動かない時計が<br>

秘密の扉であることを発見する。鍵となるのは時刻3:33。<br>

<br>
その扉の奥にあったのは祖父の真の書斎。奇妙な図版、歴史的な<br>

飾りに囲まれた机の中央には、革で装丁され、骨が飾りになった<br>

禍々しい大判の書があった。探究心からか好奇心からか手をのばす<br>

アレックス。触れた瞬間自分の物ではない記憶がフラッシュバック<br>

する。そして魅入られたように書を読み出すのであった。<br>

<br></dd>
<dt>50 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/01(木)11:52:36ID:GJFsRp4L</dt>
<dd>
アレックスは書の力によって「選ばれし者」の記憶を再体験<br>

する。そこは紀元前のペルシャだった・・・<br>
<br>
一人目 パイアス・オーガスタス 紀元前26年 ペルシャ<br>
<br>
パイアスは屈強なローマの軍人。皇帝の命を受け、ペルシャに<br>

眠るという秘宝を探す任務についていた。砂漠で探索する中<br>

パイアスは自分を呼ぶ声を聞き、遺跡に迷い込む。そこで彼を<br>

囲む石の配置が突然光り、彼を地下遺跡に転送する。いつの<br>

時代のものか、どの文明のものかもわからない遺跡。その中を<br>

徘徊するできそこないのゾンビを蹴散らしながらパイアスは進む。<br>

<br>
遺跡の最深部には3つの台座があった。赤、青、緑の「秘宝」が<br>

その上に浮かんでいる。これが皇帝の求める宝だと思ったパイアス<br>

はそれを取ろうとする。だが、秘宝から放たれた強烈な光線を受け<br>

倒れる。<br>
<br>
そこから再び起き上がったパイアスはもはや人間では<br>
なくなっていた。鎧は黒く、肌は干からびたが、彼には「秘宝」<br>

の力-太古の支配者「エンシャント」の力が宿った。そして<br>

彼はこれからの永劫の時間を「エンシャント」のしもべとして<br>

その復活のために生きることになった。<br>
<br></dd>
<dt>56 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/02(金)13:13:55ID:ribXcK+C</dt>
<dd>補足:<br>
<br>
パイアスが赤、緑、青のどの秘宝を選んだかでこの周で敵<br>

となるエンシャントが決まり、パイアスとエンシャントの交信<br>

シーンのセリフや、敵の属性が変わる。が、全体のストーリー<br>

の流れは同じ。<br>
<br>
赤は硬くてパワフルなチャターガ、緑は囁き2重人格お姉さまの<br>

ゼロタース、青はインテリなウーリアス。この3体は三つ巴になって<br>

いる。赤(力)>緑(精神)>青(魔力)>赤(力)<br>
<br>
では、本編に戻ります。<br>
<br></dd>
<dt>57 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/02(金)13:17:03ID:ribXcK+C</dt>
<dd>
パイアスの記憶から戻ったアレックスは、この「エターナル<br>

ダークネスの書」に祖父の死の秘密があるのでは、と考え<br>

書斎の探索を続ける。<br>
<br>
そして部屋の額に入っていた読めなかった書類が書の<br>
一部であったことに気がついた。どうやら祖父は書を分割<br>

して屋敷中に隠したようだ。謎への手がかりを求めて<br>
アレックスは書を読み進める。<br>
<br>
二人目 エリア 西暦1150年カンボジアアンコールトム地方<br>
<br>
カンボジアで宮廷の踊り子をしていたエリアは宮廷の<br>
奥で奇妙な書…「エターナルダークネスの書」を手に<br>
入れた。その中には「エンシャントのしもべ(パイアス)が<br>

地下に蠢く屍の神マントロクに巨大な杭を次々に打ち<br>
込み封印した」というおとぎ話が描かれていた。<br>
<br>
エリアはその物語の寺院に心当たりがあった。好奇心<br>
からそこに向かう。だが彼女の後ろで寺院の扉は閉<br>
まった…もう戻ることはできない。<br>
<br>
エリアは寺院のさらなる地下へと迷い込む。そこには<br>
異形の神が生贄の代わりに豊穣を約束する様などが<br>
描かれた壁画があった。そしてその奥には、その神本体が<br>

いた。屍の神マントロク…波打つ肉に多数の目と口。おと<br>

ぎ話の通り、杭を打ち込まれた姿。そして、そこにはパイ<br>

アスも立っていた。<br>
<br>
パイアスは立ち去れ、と警告だけでいったん姿を消した。<br>

しかし、そこでマントロクの前に置かれた女神像はエリアを<br>

紫の電光で打ち据える。朦朧とするなか、マントロクの僧侶が<br>

現れ、エリアに使命を与える。マントロクの力の結晶である<br>

心臓を守れ、と。そして心臓はエリアの胸に埋め込まれた。<br>

<br>
意識が戻ったエリアは寺院の最深部へ向かう。しかし、そこは<br>

行き止まりだった。そしてそこにパイアスが戻ってくる。マント<br>

ロクの心臓はどこだ、と問うパイアス、そして答えないエリア。<br>

エリアの体内に心臓が埋め込まれているとはつゆ知らず、パイ<br>

アスは彼女をただ殺すだけで立ち去った。<br>
<br></dd>
<dt>58 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/02(金)13:20:42ID:ribXcK+C</dt>
<dd>
エリアの話を読み終わったアレックスは、書斎にある<br>
小さい祭壇の仕掛けがエリアの体験を元にしていると気づく。<br>

パズルを解くとそこにはさらなる書のページが入っていた。<br>

<br>
三人目 アンソニー 西暦814年 フランス アミアン<br>
<br>
アンソニーはフランク王国の王シャルルマーニュの従者。<br>

ウーブリエ大聖堂の司祭から王への手紙を預かったが、内容<br>

に疑念をいだき手紙の封を破ってしまう。そこにあったのは<br>

謎の図形で、アンソニーはその呪いを受けてしまった。<br>
<br>
呪いの手紙を送りつける、という陰謀を王に知らせるため、<br>

アンソニーは王が滞在しているウーブリエ大聖堂に急行する。<br>

だが、王がいるはずの面会室には鍵がかかり入れない。アン<br>

ソニーの必死の探索が始まる。<br>
<br>
大聖堂は修道士の葬儀の最中だった。塔から落ちた、という<br>

がおかしいものを感じたアンソニーは棺を開けてしまう。そこ<br>

には内側から何かが飛び出したかのように胸部が開いた<br>
異常な遺体があった。真実を確かめた勇気あるアンソニーを<br>

見込んで修道士は武器を与え、恐ろしい秘密に立ち向かう<br>

よう頼んだ。<br>
<br>
アンソニーは二階の読書室の隠し梯子から地下礼拝室に<br>
向かう。しかし彼の体は手紙にあった呪いに蝕まれていた。<br>

最初は顔色だけだった。だが進むにつれ顔は崩れ、体は<br>
曲がり、自分の持つ松明にも顔をそむけるようになる。攻撃を<br>

受け倒れても、死ぬこともできず回復してしまう。そう、不死の<br>

ゾンビに近づいていったのだ。<br>
<br>
それでもアンソニーは王のために進み続け、地下の邪悪<br>
な祭壇の前にいた司祭を倒して鍵を見つけ出した。そして<br>

面会室にいる王に再会する。<br>
<br>
…王は既に屍になっていた。全ては手遅れだった。アンソニー<br>

は絶望の中力尽き、修道士はその本性をあらわす。人間の<br>

皮を被った怪物の姿を。<br>
<br></dd>
<dt>59 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/02(金)13:30:50ID:ribXcK+C</dt>
<dd>
一応3人目まで。これで舞台は出揃ったけれど、それぞれの<br>

繋がり、アレックス&祖父(エドワード)との関係はまだしばらく<br>

お待ちください。<br>
<br>
なお、3人目のアンソニーは魔法円を発見して、これ以降<br>

エターナルダークネスの書を通じて経験を共有したキャラ<br>

クタは手に入れたルーンを組み合わせて魔法を使える<br>
ようになります。<br>
<br>
エターナルダークネス世界の魔法はルーンを媒介にエンシャント<br>

の力を引き出すもので、<br>
属性ルーン+対象ルーン+操作ルーンの組み合わせで<br>
効果が決定します(有効なのは12の組み合わせ)。<br>
例:自己+吸収=回復、場+消去=ディスペル<br>
<br>
それでは、また。<br>
<br></dd>
<dt>73 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/04(日)23:54:13ID:+LOhkYBv</dt>
<dd>アレックスは屋敷を探索する際に壊してしまった2階<br>
への鍵のことを思い出す。アンソニーは壷の破片を集めて<br>

魔法で復元した。<br>
<br>
所有者の記憶・経験そして魔法のルーンを引き継ぐ<br>
エターナルダークネスの書の力によってアレックスは<br>
鍵を直し、屋敷の2階の探索を開始した。見つかったの<br>
は先祖であるマクシミリアン・ロイヴァスの日記の一部と<br>

次のページだった。<br>
<br>
四人目 カリム 西暦565年 ペルシャ<br>
<br>
カリムは剣術に覚えのある貴族の青年で、チャンドラと<br>
いう娘に恋していた。だが、チャンドラが望むのは財宝だった。<br>

「愛しているのなら、夢で見た秘宝を手に入れて」という彼女<br>

の言葉を胸にカリムはあてどない探索の旅へと向かう。<br>
<br>
砂漠を彷徨う彼は呼び声に導かれ、かつてのパイアスと<br>
同じ遺跡に転送された。遺跡は以前より部屋も、敵も増えて<br>

いる。石にささったラムダオという大剣を見つけ、所有者と<br>

なるための戦いの試練を受ける、といった障害を越え、<br>
とうとうカリムは「秘宝」の部屋へと到達する。<br>
<br>
パイアスの時にあった「秘宝」は3つ、だが今残っているの<br>

は1つだけ。だが、その「秘宝」は変わらず宙に浮き不可<br>

思議な魅力を放っていた。チャンドラの望みを叶えるため<br>

「秘宝」に手を伸ばすカリム。それを止めたのは思いがけ<br>

ない人物だった。<br>
<br>
声に振り向いたカリムが見たのはチャンドラその人。しかし、<br>

姿は青白く透き通っている。霊体となったチャンドラはカリム<br>

に残酷な事実を告白する。<br>
<br>
カリムの帰りを待ちきれなかった彼女は別の貴族の愛人と<br>

なったこと。その貴族の別の愛人に不倫がばれて、ベッド<br>

から引きずり落とされナイフで滅多刺しにされて殺されたこと。<br>

そして殺された時の凄惨さを示すような姿へと変わる。<br>
<br>
彼女は、しかし、死に際して真実を見たと語る。彼女の夢は<br>

闇から世界を護るために「秘宝」を守護する人間が必要と<br>

伝えていたのだった。<br>
<br>
彼女はカリムに問いかける。共に守護者になってほしい、と。<br>

<br>
カリムは嘘をつき、裏切った彼女をいったん非難するが、<br>

最後には「愛のために」その願いを聞き届けた。霊体の<br>
チャンドラが近づき、彼に口づけする。やがて口から青白い<br>

エネルギーが流れ込み、カリムは苦痛に目を見開き絶叫する…<br>

<br></dd>
<dt>74 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/05(月)00:01:48ID:+LOhkYBv</dt>
<dd>
アレックスが見つけたマクシミリアンの日記には彼が<br>
何かを知ってしまったがために疑心暗鬼になったことが<br>
書かれていた。一体何が?<br>
<br>
台所に隠されたページがその発端、そしてロイヴァス家<br>
の因縁を明らかにした。<br>
<br>
五人目マクシミリアン(マックス)・ロイヴァス西暦1760年アメリカ・ロードアイランド<br>

<br>
アレックス、エドワードのご先祖様。妻に先立たれ、子供が<br>

独立したため一人+使用人で屋敷に暮らす内科医。<br>
<br>
マックスが父親の死によって屋敷を相続してから2週間。<br>

ようやく遺産相続の手続きなども終わった。マックスは先祖<br>

代々の屋敷に秘密があると感じ、好奇心から屋敷の探検を<br>

はじめる。<br>
<br>
その過程でマックスは父親とその友人との間の手紙を発見<br>

していく。最初の手紙には「エターナルダークネスの書」もしくは<br>

その写本らしきものを入手したこと、それは魔法的に危険な<br>

ものなので屋敷の安全な場所に隠した、とあった。そして<br>

次の手紙にはこの家はエンシャントに監視されていると記されていた…<br>

<br>
マックスは屋敷を探し、暖炉の奥の隠し書斎を見つけ、<br>
実際に書を手に入れる。そこにはさらに手紙があった。この<br>

屋敷のはるか地下にエンガという古代の遺跡が存在して<br>
いるらしい。このエンガはエンシャントのしもべが支配する<br>

死の都で、非常に危険であり封印・破壊が必要と父親は考えて<br>

いたようだ。<br>
<br>
書を手に入れたマックスが隠し部屋から出ると、エンシャントの<br>

攻撃がはじまった。大きな怪物が屋敷に転送されて暴れまわる。<br>

だが、敵はそれだけではなかった。エンシャントは屋敷に既に<br>

潜伏していたのだった。<br>
<br>
ボーンシーフ。人間の体内に侵入して、人の皮を被って<br>
偽装する怪物。彼らにのっとられていた使用人・メイドが<br>

本性を表し無表情にマックスに殴りかかる。彼らをサーベルや<br>

フリントロック銃で傷つけると中身のボーンシーフが飛び出し、<br>

マックスにも入り込もうとさらに攻撃をしてくる。<br>
<br>
マックスは彼らエンシャントのしもべを撃退するとともに、解剖<br>

を行いその興味深い生態を記録していく。そして父親の最後<br>

の手紙に入っていた地下室の鍵を見つけ、屋敷の地下へと向かう。長い階段踊り場の眼下には巨大な遺跡が広がっていた。手紙は真実を語っていたのだ。<br>

<br>
エンガの遺跡の入り口にたどりついたマックスは守護者も倒し、<br>

解剖する。しかし、マックスは一人で遺跡を破壊するのは無理だ<br>

と考えた。<br>
<br>
彼は自分を手伝う人間を集めようとしたが、一般社会から<br>

みた彼は狂人以外の何者でもなかった。<br>
<br>
3ヵ月後。マックスは精神病院の一室に閉じ込められていた。<br>

そして鉄格子越しに理解しない人間への怒りと、闇の脅威を<br>

叫び続けるのだった。<br>
<br>
馬鹿者どもめ!これで救われる道は閉ざされたのだぞ!<br>
ネズミの餌にでもなっちまえ!<br>
お前たちのせいだ!<br>
闇が襲ってくる!みんな死ぬんだぞーっ!!<br>
<br></dd>
<dt>75 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/05(月)00:12:47ID:b7adR7eB</dt>
<dd>
死人多数ですが、今日はここまで。ボーンシーフ=アンソニーの<br>

最後の怪物です。<br>
<br>
マックスは貴族風白カツラの太っちょ濃いおやじという、ゲームの<br>

主人公としてはまずお目にかかれないタイプです。声優さんの<br>

演技も濃いもので、フルボイスで熱弁される解剖書はエターナル<br>

ダークネスファンのバイブルです。また、フリントロック銃をすこすこ<br>

リロードするところもマニア受けです。<br>
<br>
では。<br>
<br></dd>
<dt>174 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/16(金)00:00:14ID:5X/gwpXY</dt>
<dd>
マックスの見つけた「魔術的に隠されたものを見つける」魔法<br>

を使って、引き出しの隠された鍵穴を見つけだすアレックス。<br>

鍵を使って開けるとそこには次のページがはいっていた。<br>

<br>
六人目エドウィン・リンゼイ西暦1983年カンボジアアンコールトム地方<br>

<br>
行動的な考古学者であるリンゼイ博士は衛星写真から<br>
カンボジアに未知の寺院があることを発見した。カンボジア<br>

政府は調査に非協力的だったが、幸運にも資産家でコレクター<br>

のポール・オーガスティンというスポンサーを見つけること<br>

ができた。<br>
<br>
彼と共にリンゼイはカンボジアに向かい、ジャングルの奥<br>

にある遺跡にたどりつくことができた。しかし、そこで思い<br>

がけない裏切りにあう。ポール・オーガスティン…彼の真の<br>

姿はパイアス・オーガスタスその人だった。<br>
<br>
パイアスはマントロクの心臓は寺院に残されたままだ、と気が<br>

ついたものの、エリアの出来事のあとマントロクの力で姿を<br>

隠された寺院に戻ることができなかった。マントロクの力が<br>

衰えた現在になってようやく衛星写真に寺院が現れ、位置が<br>

わかったのだ。<br>
<br>
もはや用済みとパイアスはリンゼイにピストルを突きつけるが、<br>

リンゼイは反撃し自由の身になる。パイアスが置き土産に<br>

けしかけた手下も銃とナイフで屠る。そして遺跡の奥へと<br>

探索をすすめる。<br>
<br>
地下に進み、マントロクの間にたどりついたリンゼイに再び<br>

パイアスが迫る。今度はマントロクが力を振り絞って電撃で<br>

よってパイアスを撤退させた。さらにマントロクは奥の扉を開き、<br>

リンゼイをいざなう。<br>
<br>
奥の扉の中にいたのは女神像にかけられた踊り子のミイラ、<br>

そう、変わり果てたエリアだった。エリアはリンゼイに語りかける。<br>

<br>
何世紀も心臓を守ってきたが、ついに闇の勢力に見つかって<br>

しまった。このマントロクの心臓を「光の集まる場所」に届け、<br>

闇に立ち向かえ、と。<br>
<br>
リンゼイはその言葉の通り、心臓を「光の集まる場所」…アメリカ<br>

のロイヴァス屋敷のエドワードの元に届けた。<br></dd>
<dt>191 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/16(金)19:26:51ID:uHZRfq1B</dt>
<dd>
リンゼイとエドワードの会話の記憶を頼りに、アレックスは<br>

図書室に隠されたマントロクの心臓を確保した。そして2階の<br>

ステンドグラスにかけられた魔法をリンゼイが見つけた<br>
ディスペルで解く。砕けちったステンドグラスの向こうには<br>

書のページが浮かんでいた。<br>
<br>
七人目ポール・ルーサー西暦1485年フランス・アミアン地方<br>

<br>
異端審問(魔女裁判)の嵐が吹き荒れる時代。フランシスコ<br>

会の修道士ポール・ルーサーは聖遺物「ジュードの手」を見る<br>

ためにアミアンのウーブリエ大聖堂を訪ねる。<br>
<br>
到着して現地の司教に迎えられられたポールであったが、<br>

聖堂に入って直ぐ、足元に他の修道士の死体を発見してしまう。<br>

仰天して助けを呼んだポールの前に現れたのは異端審問官<br>

である司教フィリップ・オーガスティン。彼はこの殺人はポールが<br>

行ったものと決め付けた。そして、ポールは殺人を行った異端者<br>

として小部屋に閉じ込められた。<br>
<br>
小部屋を探索しても、絵画にはめ込まれたエメラルドを<br>
見つけたくらいで逃げるすべは見つからない。絶望する<br>
ポールを小部屋から助けたのは大聖堂の管理人だった。<br>
管理人はポールに恐ろしいことがこの聖堂で起こっていて、<br>

あの死体…ブラザーアンドリューは真実を知ったために<br>
殺されたらしい、そして無実のポールも犠牲になるのを<br>
見過ごしたくない、と告げる。<br>
<br>
殺されたブラザーアンドリューの手記を見つければこの<br>
教会に巣食う陰謀が明らかになり、ポール自身の無罪も<br>
証明できるかもしれない。ポールは管理人から旧聖堂の<br>
鍵をもらう。ブラザーアンドリューはそこで調べ物をして<br>

いたようだ。<br>
<br>
旧聖堂に入ったポールの目の前ではボーンシーフが修道士<br>

に取り付き、その肉に潜り込んでいた。化け物を撃退し、2<br>

階から日記の1ページを回収する。そして旧聖堂の1階の<br>
部屋の目にルビーが埋め込まれたゾンビとも戦う。このゾ<br>

ンビは数百年以上も腐り続け安らぎを得ることだなかった<br>

アンソニーだった。同じエターナルダークネスの書に選ば<br>

れた者であると気づいたポールはとうとう倒れたアンソニー<br>

の魂を解放し、ルビーを手に入れた。<br>
<br>
旧聖堂から元の聖堂に戻るポール。祭壇の近くで日記を<br>
もう1ページ、そしてオルガンの仕掛けからより強力な魔法<br>

が使える5ポイントのマジックサークルを見つけた。更に<br>

アンドリューの部屋もあった地下を探索する。アンドリューの<br>

部屋には偽聖遺物に関する本があった。<br>
<br>
さらに地下のワインセラーの奥には隠し扉があった。そこは<br>

修道士達の納骨堂。そこにいた怪物にはサファイアが埋め<br>

込まれていた。怪物を倒し、ルビー、エメラルド、サファイアの<br>

3色の宝石がさらなる地下への道を開いた。<br>
<br>
棺桶状の謎の仕掛けと閉じた扉などを横目に奥に進み、<br>
ポールはとうとう日記の最後のページを手に入れた。<br>
<br></dd>
<dt>192 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/16(金)19:28:57ID:uHZRfq1B</dt>
<dd>
司教フィリップ・オーガスティン自身が異端者だったのだ。<br>

聖遺物「ジュードの手」など存在せず、その代わりにあるのは<br>

邪悪な秘宝とその守り手。聖遺物目当てで大聖堂にきた旅人<br>

は生贄になっていたのだ。<br>
<br>
ここまでの発見を管理人に知らせるが、状況はかんばしくない。<br>

管理人も監視下にあり、彼の枕元には生贄の儀式用の<br>
ダガーまで置かれたようだ。管理人からダガーを受け取り<br>

いったん別れるポールだったが、嫌な予感がして駆け戻る。<br>

しかし、もはや管理人はそこにはいなかった。<br>
<br>
逃げ出すこともできない。地下に戻り棺桶状の仕掛けをもう<br>

一度調べる。胸のところにスリットが開いている…ポールが<br>

管理人からもらったダガーをスリットに差し込んで引くと、<br>

扉が開いた。ただ、どこかで悲鳴が聞こえたような気がした…<br>

<br>
扉の中は生贄の祭壇だった。そこに横たわるのは管理人。<br>

胸は刃物で切り裂かれている。唯一の協力者の死。ダガーを<br>

彼の胸に刺したのは…?愕然とするポールの前に司教が<br>
現れる。司教は、お前に何ができるというのか、とポールを嘲笑い、<br>

手下をけしかけて自身は悠々と自分の仕事へと消える。<br>
<br>
ポールは手下を倒し、司祭の後を追って今まで入れなかった<br>

下り階段に飛び込む。さらなる地下、最奥には装飾を施した<br>

ドアがあった。<br>
<br>
邪悪な存在の予感を感じながらドアを開けるとそこは地下<br>

大聖堂だった。この大ホールの周りにはキリスト教とは違う<br>

異教の彫刻が描かれている。警戒しながら奥に進むポール。<br>

そこに奥の床を破って巨大な怪物、グレーターガーディアンが<br>

現れる。<br>
<br>
ポールはもはや恐怖に震えるだけだ。司教はパイアスとしての<br>

本性を表し、この虫けらは自分達で始末する、とガーディアン<br>

に語りかける。<br>
<br>
しかし、ガーディアンは恐怖におののく「虫けら」を一撃で血糊<br>

にまで叩き潰し、自分はやりたいようにやる、と宣言するので<br>

あった…<br>
<br></dd>
<dt>193 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/16(金)19:35:17ID:uHZRfq1B</dt>
<dd>
選んだエンシャントによっては叩き潰す代わりに、頭部爆破<br>

だったりしますが一撃死亡なのは変わらず。<br>
<br>
ではまた。<br>
<br></dd>
<dd><br></dd>
<dt>214 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/17(土)20:47:13ID:4kIqcp8v</dt>
<dd>
「88のキー」の謎を解け、というエドワードからのノートが<br>

書にはさまっていた。88…ダイニングのピアノのことだ、<br>

と理解したアレックスはポールの記憶の曲を弾いて次の<br>
ページを見つけ出した。<br>
<br>
八人目 ロベルト・ビアンキ 西暦1460年 ペルシャ<br>
<br>
ロベルトはルネッサンス時代のベネチア出身の建築家。イン<br>

スピレーションを得るため中東を旅行していたところ、ペルシャの<br>

時の支配者であった仮面の将軍に捕らえられてしまう。そして、<br>

建築家としての技術に目をつけられ、将軍を称えるモニュメント<br>

の建築を命じられた。<br>
<br>
モニュメントの土台が不安定ということで調査のためにロベルト<br>

は地下…パイアスとカリムが訪れた「禁断の都市」へと下ろされる。<br>

調査を無事終えない限り引き上げてもらえないようだ。<br>
<br>
ロベルトは途中でゾンビ、そして作業人に取り付いたボーン<br>

シーフなどと戦いながら各部屋を回って強度調査を行う。<br>

<br>
その中の一室に入ったところでロベルトは突然幽霊の男に<br>

「選ばれし者以外は立ち去れ!」といわれた上に斬り付けられる。<br>

が、ロベルトは無傷だった。このことに幽霊の男…カリムは驚き、<br>

喜ぶ。とうとう選ばれし者が現れた。カリムの犠牲は無駄では<br>

なかったのだ。<br>
<br>
カリムはロベルトに秘宝を託しチャンドラの霊と共に成仏した。<br>

ロベルトはまだその真の意味がわからないが、ひとまず大切な<br>

ものらしいので秘宝に布を巻いて懐に隠すことにした。<br>
<br>
ロベルトは調査を終えて迷宮の入り口に戻った。そこに仮面<br>

の将軍が現れる。ロベルトは迷宮には怪物がいっぱいで、<br>

そこにモニュメントを立てるのは正気の沙汰ではないと主張<br>

したが、将軍はあそこでなければならないと一蹴する。そして、<br>

理解するには自分の目で見るのがよい、とロベルトを引っ立てる。<br>

<br>
モニュメント建築の足場の上から、将軍は次々と民衆を内部<br>

へと投げ落とす。そしてロベルトの番がやってきた。将軍は<br>

ロベルトに建築家としての最後の大仕事を与えた。モニュメント<br>

を支える土台となれ、と。逆さまに落ちていくロベルト。<br>

<br>
…そしていけにえの柱が完成した。生きた人間が積み重なった<br>

ままセメントで固められた苦しみの塔。その土台には目を<br>

見開いたまま生き埋めとなったロベルトの姿が浮き上がっていた。<br>

<br></dd>
<dt>215 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/17(土)20:53:36ID:4kIqcp8v</dt>
<dd>*補足*<br>
<br>
いうまでもなく仮面の将軍=パイアス。<br>
<br>
章の間にあるエンシャント&パイアスの交信シーンを<br>
抜いてるのでパイアスの行動の意図がわかりにくいかも<br>
しれない、とふと思ってみる…<br>
<br>
エンシャントは異世界に封印されていて直接力を出せない。<br>

召喚できるのは「星々が列をなす時」のみ。<br>
<br>
パイアスはエンシャントを現世に召喚するために世界中で<br>

邪魔者を殺したり、いけにえの柱建てたりしながら準備してます。<br>

<br></dd>
<dt>221 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/19(月)19:37:19ID:W9XSu5Ty</dt>
<dd>
ロベルトの章を読み終えて顔を上げると、書斎の隅、いけにえの<br>

塔の絵の前に土が落ちてきている。そこを調べると次のページが<br>

見つかった。ロベルトの霊の導きかもしれない。<br>
<br>
九人目ピーター・ジェイコブズ西暦1916年フランス、アミアン地方<br>

<br>
ピーター・ジェイコブズはイギリスの従軍記者。第一次大戦の<br>

激戦として知られるソンムの戦いの取材のためアミアン地方を<br>

訪れた。今は野戦病院となっているウーブリエ大聖堂でレポート<br>

を書いている。<br>
<br>
その横で一人の病人が兵士によって聖堂の奥に連れ去られて<br>

いった。ピーターはこの野戦病院はなにかおかしい、と気づきだす。<br>

誰一人退院した者の話は聞かない。そして負傷した兵士達は<br>

朝になると忽然とベッドから姿を消している。病院で見つけた<br>

兵士の手紙には夜になると何者かが病人を連れ去り、彼らは<br>

二度と戻ってこないという話も書いてある。<br>
<br>
ピーターが聖堂の小部屋を調べていると教会が突然停電して<br>

しまう。そしてそこから出ると教会は怪物に襲われていた。看護婦<br>

も病人もボーンシーフに乗っ取られ襲い掛かってくる。なんとか<br>

彼らを撃退するピーターだったが、まず停電を直す必要がありそうだ。<br>

<br>
地下の発電機に行くが、ヒューズが足りない。そこで自分の<br>

もっていた幸運のコイン「ラッキーペニー」を挟み込んでなんとか<br>

復旧させる。そしてボイラーも再起動して停電を直すことができた。<br>

<br>
メインの聖堂に戻ると、壁に魔法の文様があることがわかった。<br>

その壁に隠されたドアを魔法で見つけ、聖堂の地下に降りる。<br>

<br>
聖堂の地下の最奥。かつてのポールと同じ道を通り、ピーターは<br>

地下大聖堂にたどり着く。そこに再び床を破ってグレーター<br>

ガーディアンが現れる。そう、病人達はグレーターガーディアンの<br>

餌になっていたのだ。<br>
<br>
何も出来ず殺されたポールの末路を思い出したピーターは<br>

せめてもの抵抗をする。<br>
<br>
銃を撃つが効いている様子はない。他に使えるものは…<br>
光弾を出す、舌を出すといった攻撃の合間にグレーター<br>
ガーディアンが力を溜めているのを見たピーターはその隙に<br>

マジカルアタック…他のエンシャントの力を使った攻撃魔法<br>

を撃ち込む。<br>
<br>
大量のゾンビの召喚そして近接攻撃を乗り越え、ピーターは<br>

マジカルアタックを続けた。とうとうグレーターガーディアンは<br>

力尽き、地中へと逃げていった。<br>
<br>
ピーターは地下聖堂の奥にグレーターガーディアンが守り<br>

続けてきた秘宝を手に入れた…<br>
<br>
そして69年後。老ピーターはこの手の物の専門家である<br>
エドワード・ロイヴァスに相談を持ちかけていた。ピーターは<br>

「秘宝」の呼びかけによって不眠症になり、どうしたものかと<br>

困っていたのだ。そして興味があるというエドワードにこの<br>

「秘宝」を譲り渡すのであった。<br>
<br></dd>
<dt>241 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/22(木)01:43:09ID:uFVxDtyt</dt>
<dd>
書斎を出るアレックスの前にメイドの幽霊が現れ、地下室の<br>

鍵を残して消えた。<br>
<br>
鍵を使って地下室に降りると金庫、そして壊れたブレイカーがある。<br>

ひとまずピーターの思い出の品であるラッキーペニーをつかって<br>

修理すると、2階の一室の電気が戻ったようだ。その部屋で<br>

アレックスはとうとう自分の祖父のページを見つけ出すことが<br>

できたのだった。<br>
<br>
十人目エドワード・ロイヴァス西暦1952年アメリカ・ロードアイランド<br>

<br>
ロイヴァス家の人間は波乱に満ちた運命を辿っている。<br>
魔女裁判で処刑された者たちや、発狂して投獄された者たち…<br>

…若きエドワードは精神科医として、自分の家系の謎を解き<br>

明かそうと考えていた。<br>
<br>
図書室で本を探すエドワードの前に、なんと先祖の霊…マックス<br>

の霊が現れた。志を果たすことができずに幽閉されて死んだ<br>

無念でこの姿になったようだ。マックスはまず図書室の時計を<br>

3時33分にセットするように指示をする。<br>
<br>
エドワードはなぜかなくなっていた時計の長針と短針を<br>
見つけ出し、時計を3時33分に合わせる。すると秘密の書斎への<br>

通路が開いた。再び現れたマックスの霊は、この書斎のものは<br>

なんでも使ってよい、そして闇の勢力を滅せよ、とエドワードに<br>

希望を託して消えた。<br>
<br>
書斎から出たエドワードが見たものはメイドに襲い掛かる<br>

吸血鬼だった。吸血鬼はメイドの血をバキュームのように<br>

吸いだして殺した。殺されたメイドはゾンビのようにこちらに<br>

攻撃してくる。仕方なくエドワードはメイドを殺すことになった。<br>

<br>
屋敷中を姿を消して闊歩し、使用人、メイドを襲う吸血鬼。<br>

エドワードはその度になんとか追いついて傷を与えて追い返す。<br>

とうとう吸血鬼は地下室に逃げ込んだ。<br>
<br>
エドワードが地下室にいくと、そこには吸血鬼に力を与えている<br>

石碑があった。まず石碑を攻撃して壊し、そしてエドワードは<br>

吸血鬼に止めをさすことができた。<br>
<br></dd>
<dt>242 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/22(木)01:44:22ID:uFVxDtyt</dt>
<dd>
ひとまず屋敷の安全は確保できたが、仕事はこれからだ。<br>

エドワードは地下室からさらに降りて、マックスの伝えた<br>

死の都、エンガを目指す。<br>
<br>
エンガの門をぬけ、中心部らしきところには巨大な魔法装置が<br>

あった。周辺の塔で一つずつルーンを設定することで<br>
すさまじい威力の魔法をかけることができそうだ。エドワードは<br>

マックスの遺志…闇の勢力の一掃にこの装置を利用できると<br>

気づいた。<br>
<br>
エドワードは各塔に一つずつルーンを設定する。「場」のルーン、<br>

「消去」のルーン、この都市にはびこるエンシャントに打ち勝つ<br>

別のエンシャントのルーン、そして増幅するそして「力」のルーン群。<br>

そして魔法発動までの間にエンガから脱出する。<br>
<br>
9つのルーンによって解呪の大魔法が発動した。エンガを見下ろす<br>

階段の踊り場から、エドワードは中央から発せられた光が<br>

この都市に住まう闇の下僕たちをなぎ払うのを見た。ひとまず<br>

闇の勢力に一矢を報いることができたのだ。<br>
<br>
…そして48年後。2000年のある日の午前3時。読書している<br>

エドワードの背後にエンシャントの怪物が現れる。エドワードは<br>

振り向かない。エドワードの頭に向かって怪物がその口を開けて<br>

振りかぶり……<br>
<br></dd>
<dt>243 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/22(木)01:49:35ID:uFVxDtyt</dt>
<dd>*補足*<br>
この世界の吸血鬼は首に噛み付いたりしないで、遠隔で<br>
血を吸いだします。ケイン・ザ・バンパイアと同じ、といって<br>

分かる人は少ないだろうけど…<br>
<br>
…後二人。<br>
<br></dd>
<dt>254 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/25(日)21:29:14ID:Hubem4St</dt>
<dd>
祖父エドワードを殺したのはエンシャントの手先。死の真実を<br>

解き明かすことはできた。だが、どう戦えばよいのだろう?<br>

<br>
アレックスは書のページに挟まっていたエドワードのノートに<br>

従って、地下室に向かう。ワイン樽によいものがある、という<br>

指示に従って探すと、そこにはつるはしがあった。<br>
<br>
つるはし…2階の廊下に、壁紙の様子がおかしいところがあった。<br>

もしかしてそこに何かが隠されている?<br>
<br>
アレックスはつるはしをつかって壁を壊し、塗りこめられ、封印<br>

された部屋に足を踏み入れる。その瞬間マックスの記憶が<br>

フラッシュバックした。<br>
<br>
夜。4人の使用人達は何も知らず、いや、知らないふりをして<br>

ベッドで寝ている。だが私にはわかる。あの忌々しい怪物が<br>

潜んでいるのが…<br>
<br>
銃を取り出し頭を狙い、撃つ。枕から衝撃で羽根が舞い上がる。<br>

まず1人。二挺拳銃に弾は一発ずつ。次の使用人も、撃つ。<br>

即死だ。銃の代わりにサーベルを取り出す。相手はまだ起き<br>

ぬけだ。3人目をなぎ払う。舞い上がる羽根の中マックスの<br>

サーベルはよろよろと起き上がった4人目の胸を貫いた…<br>

<br>
…アレックスはなぜマックスが狂人として幽閉されたのか<br>

理解した。使用人達にエンシャントの手先であるボーンシーフ<br>

がまぎれていると疑心暗鬼にかられたマックスは使用人を<br>

皆殺しにしたのだ。<br>
<br>
このかつての使用人の寝室の中央には何かを燃やした跡が<br>

あった。灰の中には三人分の人骨が見える。四人のうち一人<br>

だけがボーンシーフだったのだろうか?そこにはさらにマックスの<br>

ものと思われる聴診器が残っていた。<br>
<br>
封印された部屋をでると、今まで安全だった屋敷の中にまで<br>

ゾンビが現れるようになっていた。時間がない。アレックスは<br>

聴診器を持ち地下の空かない金庫に向かう。<br>
<br>
古い金庫に聴診器を当て、注意深くダイヤルを回す。カチリ。<br>

音を頼りにダイヤルの回す方向を変える。<br>
<br>
アレックスは金庫を開けることができた。そこにはピーターから<br>

エドワードが受け取った秘宝、エドワードからの長い手紙そして<br>

最後のページが残されていた。<br>
<br></dd>
<dt>255 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/25(日)21:32:27ID:Hubem4St</dt>
<dd>十一人目 マイケル・エドワーズ 西暦1991年 中東<br>
<br>
カナダ人の消防士であるマイケルは湾岸戦争の余波の<br>
油田火災の鎮火のために派遣された。爆風で鎮火させる<br>
ためにチームでニトログリセリン、ダイナマイトをセットする。<br>

<br>
ここまではいつも通りだった。だが、急激に地面からの圧力<br>

が増加する。慌ててチームを撤退させようとしたが間にあわない!<br>

マイケルと仲間達は爆風に呑みこまれた…<br>
<br>
どのくらい時間がたったのか、マイケルは目を覚ます。自分は<br>

無傷のようだ。マイケルは仲間の名前を呼び、見回す。しかし<br>

そこにあったのは死体となった他の仲間達だった。<br>
<br>
マイケルは自分は地下の遺跡らしき場所に落ちてしまったと<br>

気づく。目の前には奇妙な建造物…生き埋めになった人間が<br>

浮き上がる塔がある。そのおぞましさに戦慄するマイケルの<br>

前に霊が現れる。ロベルトだ。<br>
<br>
ロベルトは自分がカリムから預かった秘宝をマイケルに渡し、<br>

人類を救うためにこれを「光の集まる場所」…エンガの遺跡…に<br>

持って行くように頼む。マイケルは秘宝を守ることにした。<br>

<br>
が、まずその前にこの遺跡から脱出する必要がある。塔の近く<br>

に倒れていた兵士の死体からOICWを含む装備を取り、怪物の<br>

巣窟である禁断の迷宮に突っ込む。<br>
<br>
出口は分からないが、迷宮の奥で、兵士の死体からC4と起爆<br>

装置を回収することができた。<br>
<br>
探索の中「壊せ…」「壊せ…」と、この迷宮を破壊するように<br>

告げる声を聞くマイケル。その言葉の通り、マイケルは手に入れた<br>

C4と起爆装置を組み立て、とびっきりの魔法を付加し、特製<br>

爆弾を作り上げて迷宮に仕掛けるのだった。<br>
<br>
崩壊のカウントダウンの中マイケルは無事脱出した。そして<br>

禁断の迷宮はそこに住まう怪物共々粉々になった。<br>
<br>
…数年後。マイケルはエドワードを呼び出した。マイケルは<br>

「自分は居場所を知られ、長くはない」とエドワードに告げる。<br>

そしてエドワードに包みを渡し、最後の役目を果たすために<br>

夜の闇に消えるのだった。<br>
<br></dd>
<dt>272 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/28(水)16:49:38ID:dUhl2FvO</dt>
<dd>
十二人目アレックス・ロイヴァス西暦2000年アメリカ・ロードアイランド<br>

<br>
星が配列をなし、時は来た。マイケルの章を読み終わった<br>

アレックスはエドワードの手紙に目を通す。エドワードは<br>

自分が殺されること、そしてその時は生き残った唯一の親族で<br>

あるアレックスが呼ばれることを知っていて手紙を残していたのだ。<br>

<br>
エドワードはパイアスの計画進行を遅らせるよう努力したが、<br>

エンシャントの召喚は止められない。呼び出されたエンシャント<br>

を打ち破るには、こちらも対抗するエンシャントを召喚する<br>

しかない。アレックスの魔法の力はパイアスには敵わない。<br>

しかし、エンシャントの秘宝を3つ集め、その力をかりれば召喚も<br>

可能になるだろう、と…<br>
<br>
…手紙を読んだアレックスは考える。リンゼイが見つけた<br>

秘宝、ピーターが見つけた秘宝は手元にある。だが、マイケル<br>

がエドワードに渡したはずの秘宝はどこに?<br>
<br>
玄関ホールに戻ると突然チャイムがなり、誰かが急いで走る<br>

足音が聞こえた。玄関には小包が置かれている。…中身は<br>

マイケルの見つけた秘宝だった。マイケルだったのだろうか、<br>

それとも…しかし、今はそれを突き止める場合ではない。<br>

<br>
アレックスは時がくるまでエンガの遺跡への通路を封鎖する<br>

ために用意された天文室のパズルを解く。星が配列をなす<br>

この時にのみ光がさしこみ、鏡の反射を使って仕掛けを動かす<br>

ことが可能になるのだった。<br>
<br>
3つの秘宝を手にアレックスはかつてのマックス、エドワードの<br>

ようにエンガの遺跡に下りる。<br>
<br>
エドワードが魔法をかけるのに使ったパワーサークルは荒廃<br>

して、力を失っていた。アレックスは台座を修理し、3つの秘宝を<br>

その上に置くことで、再びパワーサークルを起動する。<br>
<br>
エドワードの足跡をたどるように9つの塔にルーンをセットする。<br>

今回はエンシャントの召喚…敵のルーン、そして召喚のルーンを<br>

選んでいく。<br>
<br>
9つのルーンを設定し、魔法発動の準備が整った。アレックス<br>

は遺跡の中央のワープサークルが招くように光っていることに<br>

気がつく。その先に何がいるかはわかっている。<br>
<br>
…アレックスはワープサークルに飛び込んだ。<br>
<br></dd>
<dt>273 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/28(水)16:54:42ID:dUhl2FvO</dt>
<dd>
アレックスとパイアスはついに対面し、最後の対決が始まる。<br>

<br>
まずパイアスが魔力を解放し、崇めるエンシャントを召喚する。<br>

開いたゲートからエンシャントが現世に顕現する。<br>
<br>
そこにアレックスの召喚魔法が発動し、もう一体のエンシャント<br>

が召喚され、2体のエンシャントの戦いが宇宙で始まる。<br>

<br>
地上ではアレックスとパイアスの戦いがはじまった。アレックス<br>

が魔力を込めた武器でパイアスを攻撃すると、隠されていた<br>

パイアスのエンシャントの秘宝が姿を現す。どうやらこの秘宝<br>

からパイアスは力を受けているようだ。<br>
<br>
アレックスが秘宝を攻撃していくと、闇との戦いに命を捧げた<br>

選ばれし者の魂が再び呼び起こされる。エリア、アンソニー、<br>

カリム、マックス、ポール、ロベルト…彼らの霊も共に秘宝を<br>

攻撃し、秘宝はとうとう砕け散った。<br>
<br>
残るはパイアスのみ。アレックスはもはや秘宝によるバリアも<br>

持たないパイアスを剣と銃で追い詰める。<br>
<br>
倒れるパイアスを見下ろすアレックス。「闇は滅びぬ」と言う<br>

パイアスの杖を拾い、情け容赦なく腹に串刺しにする。魔力も<br>

尽き、干からびた屍となりパイアスはついに滅びた。<br>
<br>
一方宇宙ではアレックスの召喚したエンシャントがパイアスの<br>

召喚したエンシャントを完全に打ち破った。<br>
<br>
…これで世界は平和に…とはならない。空を見上げ自分が<br>

召喚したエンシャントを見たアレックスの脳裏に未来のビジョン<br>

が浮かぶ。それはアレックスの呼び出したエンシャントが<br>

人類を滅ぼす様子だった。怪物が闊歩し、世界は血塗られ、<br>

人間はオブジェのように吊るされる…<br>
<br>
自分のしてしまったことの意味を知って動揺するアレックス<br>

の元にエドワードの幽霊が助けに現れる。まだできることが<br>

ある、とルーンの塔の一つへ向かう。<br>
<br>
そこにあるルーンは「召喚」。これがエンシャントをこの世界<br>

に呼び出した。エドワードはこのルーンを変えることを指示する。<br>

アレックスは「召喚」のルーンを「防御」のルーンに変更した。<br>

<br>
再び魔法が発動する。敵…防御…現実世界にとって異物<br>
であるエンシャントは再び別世界に追放された。<br>
<br>
今度こそ終わった。エドワードの霊はアレックスの成長を<br>

喜びつつ消えた。アレックスはエターナルダークネスの書<br>

を見下ろし、今まで知ることがなかった世界、エンシャント<br>

との戦い、現実の向こう側に思いを馳せるのであった。<br>
<br>
こうして歴史の裏で2000年にわたって続いた闇との戦いは<br>

終わった…<br>
<br></dd>
<dt>274 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/28(水)17:01:12ID:dUhl2FvO</dt>
<dd>十三人目<br>
<br>
(こうしてアレックスの物語はひとまず幕を閉じた。だが、敵エン<br>

シャントは3体。そう、後2体残っている。クリアデータをセーブし、<br>

再び…<br>
<br>
…パイアスが2体目のエンシャントを選び…アレックスが打ち倒す。<br>

…最後の1体も逃げられはしない。12人によって滅ぼされる…)<br>

<br>
この平行宇宙…無数の時軸と無限の可能性からなる流れの中、<br>

力、魔力、精神の3体のエンシャントは全て消滅した。残るは<br>

最強のエンシャント、マントロクのみ。<br>
<br>
自身が封印されるという事実は変えることはできなかったが、<br>

ロイヴァス家という手駒の働きによって残りの敵を同士討ちで<br>

等しく滅ぼすことができた。<br>
<br>
全てはマントロクの計画通り。それは今も地下に朽ち果て<br>

ながら蠢いている。陰謀を重ねながら…<br>
<br></dd>
<dt>275 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/28(水)17:05:31ID:dUhl2FvO</dt>
<dd>
というわけで結構時間がかかってしまいましたがエターナル<br>

ダークネスおしまい。13人目は3周での真エンディングの話です。<br>

人間など肉と骨の塊に過ぎないのです…<br>
<br>
1レスまとめ。<br>
<br>
太古の邪神と魔術書「エターナルダークネスの書」に選ばれた<br>

人間達の戦いの物語。<br>
<br>
ローマ時代から現在まで歴史の裏側で戦いは続く。選ばれし<br>

人間は腐ったり、ミイラになったり、幽霊になったり、ミンチに<br>

なったり、生き埋めにあったり、精神病院にいれられたりなど<br>

惨い目に会いつつ、情報や重要アイテムをバケツリレーする。<br>

<br>
結局邪神の召喚は止められなかったが、別の邪神をぶつける<br>

力技で撃退することに成功。ひとまず闇の危機は去った…ように<br>

思えた。<br>
<br>
…しかし、全ては黒幕の『神』の計画で、選ばれし者もただの駒に<br>

過ぎなかった。<br>
<br></dd>
<dd><br></dd>
<dt>284 :<a href=
"mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2006/06/29(木)03:05:18ID:bZ9RsksD</dt>
<dd>エタダクの人乙<br>
<br>
マントロクは良い神様っぽく見えたのに<br>
やっぱりこいつも邪神なのか<br>
<br></dd>
<dt>285 :<a href=
"mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2006/06/29(木)03:26:19ID:ZXbmOVza</dt>
<dd>エターナルダークネスの人、お疲れ様。<br>
お疲れ様といった後で質問して悪いんだけど、<br>
13人目ってあるけど、最後のマントロクのエピソードは誰の視点で語られているの?<br>

<br></dd>
<dt>293 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/29(木)12:07:08ID:oagQAlKC</dt>
<dd><a href="http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1148657895/284" target=
"_blank">&gt;&gt;284</a><br>
他エンシャントとの戦いを助けてくれた、という面ではいい神とも<br>

いえるんですが、結局マントロクも自分の都合と理屈で<br>
動いてた、ということです…<br>
<br>
<a href="http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1148657895/285" target=
"_blank">&gt;&gt;285</a><br>
ストーリー紹介ではふれてませんでしたが、ゲーム内では<br>

殺されたエドワードが語り手として存在しています。既に死んで<br>

いる彼の語る物語としてゲームは開始し、各章の始めにも<br>

彼によるナレーションが入ります。<br>
<br>
マントロクうんぬんは語り手のエドワードの声で語られます。<br>

13人目のカッコ内部は私の解釈による追加説明(ゲーム<br>
内では明言されない)で、ゲームの副題である「招かれた13人」<br>

の解題と真エンドの背景です。<br>
選ばれし12人+招かれたプレイヤー=13人<br>
<br></dd>
<dt>294 :<a href=
"mailto:sage"><b>名無しさん@お腹いっぱい。</b></a>:2006/06/29(木)13:20:10ID:vD8mN6cl</dt>
<dd>
要は人間に対して善意も持ってなければ悪意も持ってなくて、<br>

自分の敵である他の神に対して抵抗をしていた人間だったから力を貸してくれた、<br>

そんな感じ?>マントロク<br>
<br>
13人目の説明については納得。<br>
<br></dd>
<dt>296 :<a href=
"mailto:sage"><b>エターナルダークネス</b></a>:2006/06/29(木)16:50:30ID:CMOfoBrg</dt>
<dd><a href="http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1148657895/294" target=
"_blank">&gt;&gt;294</a><br>
そんな感じのはずです。<br>
<br>
それでは、次に書ける依頼がくるまでまた潜伏します。<br>
みなさんありがとうございました。</dd>
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復元してよろしいですか?