ジェネレーション エクス コードハザード

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ジェネレーション エクス コードハザード - (2012/03/28 (水) 15:32:11) の編集履歴(バックアップ)


ジェネレーション エクス コードハザード(GENERATION XTH -CODE HAZARD-)

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<基本用語解説>

『ハザード事件』
東京都日輪区で勃発し出した様々な怪奇事件の総称。
主に異形が原因で引き起こされるが、容疑者不明の誘拐や殺人、幽霊や妖怪といった都市伝説も、状況によってはハザード事件として扱われる。

『CPO』
表向きは新たな物理学の分野「現化物理学」を研究している機関だが、
同時にハザード事件の原因究明と解決を請け負っている。

『特務隊エクス』
CPOの実働組織として設立された秘密組織。異形の撲滅やハザード事件の対処を行っている。
オペレーターなどのバックアップ要員を除けば全員が「コードライズ」を単身で行える「コードライザー」であり、加齢や負傷によってコードライザーで無くなった場合は、戦闘力を失ってしまうため即座に除隊処分となる。
なお、エクスやコードライズの存在が外に漏れると色々と面倒なので、隊員達は周りの生徒達には勿論、家族や友人にも自分がエクスの一員だと口外してはならないというルールがある。

このゲームの主人公は特務隊エクスに新たに入隊することになった生徒達であり、プレイヤー自身がキャラメイクを行うため、これといった設定は用意されていない。

『XPD』
ハザード事件対処のため設立された特殊警察。
表向きは警察庁内の組織だが実際はCPOの実働組織のひとつ。
主な役割はアビスの封鎖と特務隊エクスのサポートである。

『コードライズ』
正式名称は「コードリアライズ」。
万物に宿る「コード」を操ることで、既存の科学を超えた超常現象を起こせるようになる技術。コードライズを研究する学問が「現化物理学」である。
後述する「ブラッドコード」や「スペルコード(魔法)」、「アイテムコード(装備、道具)」、「異形」、「アビス」といった、このゲームに関わるありとあらゆるものを生み出した。

『ブラッドコード』
エクス隊員を強化するための特殊コード。
エクス隊員は取り込んだブラッドコードに応じた特殊能力を獲得できる。一般的なRPGにおける「職業」に該当する。
なお、ブラッドコードは歴史上の偉人や英雄のゲノムコードから作られており、その能力は素体となった人物の影響を大きく受けている。例えば、二刀流と範囲攻撃スキルを有するブラッドコード「武術士」は、五輪書から採取された宮本武蔵のゲノムから生まれた。

『アビス』
「アビス化」と呼ばれる現象によって街の区画が大きく変化した場所。
そのため「都市迷宮」とも呼ばれている。
中はまさしく「ダンジョン」と呼ぶにふさわしく、ワープやダメージゾーンなどのトラップが発生したり、異形が出現するようになるなど危険度が大きく増す。そのため発生したアビスはXPDによって即座に封鎖される。

『異形』
コードライズによって生み出されたモンスター達の総称。
「何を素体としたか」という基準で、下記に挙げる5種類に細分される。
「アーバンテラー」…人間を素体とした異形。
「クリーチャー」…人間以外の生物を素体とした異形。
「コープスマシン」…非生物(機械、彫像、死体など)を素体とした異形。
「エクトプラズマ」…残留思念や火水風土といった元素が具現化した異形。
「バベルフォース」…謎の地下迷宮「バベルスフィア」との関係が深い異形。

なお、異形達は耐久力、攻撃力、俊敏性などあらゆる面で既存の生命体を上回っており、通常の重火器では足止め程度の効果しか期待できない。そのため撃退するにはコードライザーの力が必要不可欠となる。

『エスバイス』
日輪学園の生徒に支給されるデジタル生徒手帳。
携帯PCと言っても差し支えないほどの便利な機能を多数備えている。
ちなみにエクス隊員が使っているエスバイスは特別製で、 これを用いてコードライズやアビス内での通信を行っている。

『愛国学会』
元ネタはどう見ても某宗教団体です本当に(ry
信者数およそ500万人を誇る宗教団体であり、政界や周辺諸国と太いパイプで繋がっている。
信者達は学会の敵であるエクスを抹殺すべく、異形化を引き起こす薬物を用いて襲ってくるが、中には学会の方針に疑問を持ち、密かに抜け出そうとしている信者もいるようだ。


【プロローグ】
20XX年の東京、日輪区。
突如出現した正体不明の怪物「異形」に対抗するべく、日本政府は特殊警察XPDを設立。しかし異形には通常兵器は一切通用せず、芳しい成果を上げられないまま数年が経つ。今なお発生する異形達の対応に当たるXPDだが、 その現場には謎の力を使い異形を倒していく少年少女達の姿があった。

日輪区にある「共立日輪学園」。
学園のある生徒の元に、日輪学園の学長を名乗る人物からメールが届く。
「放課後指定された場所に来て欲しい」
だがその場所は曰く付きの怪奇スポットだった。

約束の時間が来たので行ってみると、同じ文面のメールを受け取っていた生徒が数名集まっていた。そんな彼らの目の前に数体の異形が不気味な声を上げ姿を現す。同時に女生徒「御舟アリス」が現れ、謎の力「コードライズ」を発現させ瞬時に武装。具現化した剣で次々と異形を切り捨てていった。

その後生徒達はアリスの案内で学園内に密かに設立されていたCPOの司令室へ。 そこで学長「神崎剣一」と特務隊エクスの副隊長「佐伯海斗」と顔合わせする。 学長はCPOの局長でもあり、コードライズを扱える素質がある生徒をエクスへ勧誘するのが目的だった。アリスがエクスの隊長だったことも含め、全てを知らされた生徒達は様々な思いを胸にエクスへ入隊する。


【凶悪異形排除要請】
隊を編成して早々に、彼らに初任務が下される。
東京ミッドヒルズの「森本ビル」にてアビス化が発生、現在XPDが封鎖中なので処理に向かってくれとのこと。
アリスの指示で一足先に現場へ直行するが、そこで隊員達は謎の異形「怪人ノノ」と遭遇。危ういところでアリスの助太刀が入り、怪人ノノを追い返せた。


【学園内怪奇意識調査】
続いて「学徒遂道(がくとすいどう)」という怪奇スポットの調査を命じられる。
既に異形の巣窟と化していたそこで、隊員達は女探偵「台(うてな)みはる」を救助。
みはるは事実をありのまま伝えない政府に憤りを感じているらしく、独自に調査をして事実を公表しようとしているらしい。
駆けつけたXPDと彼らを指揮する不破刑事により彼女は連行されたが、あの調子では諦めないだろう。


【女子高生連続殺人調査】
日輪区では最近女子高生の失踪が相次いでいた。しかも彼女達は皆乳房を切り取られた無残な遺体となって発見されている。この事件には異形が絡んでいる可能性が高い、ということで特務隊エクスに調査指令が下される。

森本ビルへ向かい、封鎖任務中のXPD隊および不破刑事と合流。すると「愛国学会」なる宗教団体の信者達をビル内で見かけたという。捜索中にも信者達を数名見つけるが、皆不気味なことを呟きつつ自ら異形となって襲いかかってきた。
信者の一人が落とした携帯電話から海斗に情報を引き出してもらい、教えられた座標へ向かうと異空間への入口があった。連絡を受け到着したアリスと共にそこへ飛び込むと、「日輪アビス」という迷宮へ到着する。
日輪アビスは日輪区に点在するアビスを繋ぐ連絡通路のような構造になっており、異形達はここを通って各地へ出没しているらしい。そして森本ビルと日輪アビスが繋がったのは愛国学会が関係している可能性が高く、もしそうならアビスの何処かに愛国学会の本拠地へ繋がる場所があるかもしれない。

だが、早速調査を……というところで海斗と局長から突如調査の中止と本部への帰還を命じられる。実は愛国学会には「中華総連」という中国・統一朝鮮に深く関わる組織が後ろ盾になっており、近日それら2国を含めた7ヶ国サミットが開催されるので、この時期に相手を刺激してはまずいとCPO上層部は判断したのだ。
納得のいかないアリスは隊員達を先に帰らせ、日輪アビス内へ姿を消してしまう。本部へと帰還した隊員達は海斗と帰ってきたアリスから、海斗の兄が愛国学会を調査している最中行方不明になったと知らされる。


【7ヶ国サミット警備要請】
サミットの開催当日、隊員達は会場周辺の警備を言い渡される。
XPDの内偵から、愛国学会によるテロが行われるとの情報が入ったのだ。
サミットの会場は東京ミッドヒルズ内にあるので、近場の森本ビルから異形を送り込む可能性が高い。そこで不破刑事とアリス、XPDオペレーターの「後藤真央」達と合流し、作戦会議を開く。異形達がビル外へ出る手段は階段しかないので、隊員達とアリスは中層と深層を繋ぐ階段を封鎖し、XPDには打ち漏らした異形を仕留めてもらうという寸法だ。
その読みは的中し、階段から大量の異形が押し寄せてきたが隊員達とアリスにより撲滅完了。そこにXPD隊が敵の伏兵に襲われていると通信が入ったので、後をアリスに任せてそちらも処理。
エクスとXPDの活躍で無事サミットは終了、神崎局長の根回しもあり日本に有利な展開へ持ち込めたようだ。これで心置きなく女子高生失踪事件の調査を再開できる。


【バベルスフィア探索許可】
着々と実績を積み重ねていく隊員達に、「バベルスフィア」と呼ばれる迷宮の探索許可が下りる。
バベルスフィアとは第二次世界大戦中に皇居地下から発見された広大な地下迷宮のことで、当時の、そして現在の人類を遥かに凌駕した技術で作られているのだとか。
そしてエクス隊員が使用するコードライズ能力も、バベルスフィア内の遺物と「シズラー」と呼ばれる異世界の協力者によって開発された技術だった。
生徒達の目的はバベルスフィア内にある「シズラーポイント」という特殊な場所でシズラーと接触することだ。探索の末そこに到着した生徒達はシズラー達に出迎えられる。

侍のような古めかしい口調の女性「SIZ(サイズ)」。
気さくな男性「RAS(ラス)」。
彼らのリーダー格である少女「ILITH(アイリス)」。
生徒達は彼らに認められ、一人前のエクス隊員となった。


【佐伯空斗目撃情報】
海斗の兄であり、エクスの一員であった生徒「佐伯空斗」。
彼は昨年愛国学会に拉致されて行方不明になったが、表向きはアメリカへ留学したことになっている。その空斗が学園周辺で目撃されたとの情報が入ったため、隊員達は聞き込みを開始する。
聞き込みの結果、みはるから彼らしき人物が「神楽川閉鎖区」に入っていったという情報を入手した。しかし神楽川閉鎖区はアビス化しており、探索許可が下りない。そのためこの任務はいったん保留となった。


【盗難コード探索依頼】
神楽川閉鎖区の探索許可が下りるまでの間、生徒達は盗難されたブラッドコード「拳法士」の捜索を引き受ける。
拳法士は西遊記の三蔵法師のモデルとなった名僧、玄奘(げんじょう)のゲノムから作られたブラッドコード。自身の肉体面の強化に主眼が置かれており、徒手空拳で異形を粉砕できる「モンク」のようなブラッドコードである。

盗んだ犯人は愛国学会で、最近になって学会本部から持ち出された形跡があるとのことだった。詳しい情報を得られそうな人物―愛国学会教祖の息子である生徒「東条琢磨」へ接触を図る。彼の元に向かうと、生徒会会長「日々野規子」と共に何やら怪しげな儀式を行っていた。結局琢磨からは何も聞き出せなかったが、規子から信者がコードを持ち逃げしたらしいと情報を得る。

日輪アビス内の今現在で通行許可が下りている区画を探索すると、一人の男が他の信者から制裁を受けている現場に居合わせる。助けに入ろうとしたが間に合わず、異形と化した男をやむなく倒す。すると男は感謝の言葉と共にコードを生徒達に渡し、息を引き取った。実はこの男こそが盗難コードを持ち出した張本人であり、「異形になるよりはエクスに入隊したい」と考えた彼は、盗難されたコードを持ち出し学会から逃走しようとしたのだ。

男を救えなかったことでやりきれない気持ちになる隊員達だったが、盗まれたブラッドコードの回収に成功したことで新たな力を使えるようにはなった。


【大型異形排除指令】
学徒遂道で大型異形の反応が検出されたので、駆除に向かう隊員達。
その現場で元エクス隊長の「引田益章」と遭遇する。
彼から大型異形の正体は異形の死体を継ぎ接ぎした意思のない人形であること、もしそうなら異形を遠隔操作している人物がいるはずなのでそいつを捕まえれば労せず異形を止められるかもしれない、ということを教えられる。
引田と協力してその人物―怪しいオカマを追い詰めるが、オカマは大型異形をこちらに呼び出す。結局戦闘に突入し、大型異形の排除には成功するがオカマには逃げられてしまった。
引田は加齢によってコードライズ能力を失ってしまったが、使命感を捨て切れなかったのか独自に動いて事件を解決しようとしていたらしい。「結局は力を持たない自分だけじゃ何も解決できなかった」と自分の無力さを噛み締める引田。隊員達の報告を受けたアリスは、「先輩がそんなに苦しんでいたなんて……」とショックを隠せない様子だった。


【生徒会長の憂鬱】
規子が見るからに不相応な琢磨に従っているのが納得のいかないアリス。それもそのはず、実は規子は琢磨の許嫁なので渋々従っているのだ。
ある日、隊員達に規子からアリスを通して個人的な依頼が舞い込んでくる。オカルト部の部長である琢磨は生徒達を熱心に勧誘しているのだが、実はそれは巧みに偽装された愛国学会への勧誘だというのだ。生徒会長としてそれを見過ごせない規子は、生徒達を守るため隊員達へ協力を要請する。

琢磨の手口はまずよく当たる占いで生徒の関心を集めてから自分の手の内に引き込む、というもの。が、隊員達の調査で「裏で信者達が生徒のエスバイスにハッキングし、個人情報を集めていた」事が判明。そうして集めた個人情報を占いのネタとして利用していたのだ。

琢磨が生徒達を集め、集会を行っている中で全てが暴かれ、規子も琢磨と決別する。
事件を解決した隊員達やアリス、海斗は、規子がお礼にくれた手作りのクッキーを食べながらつかの間の休息を楽しむのだった。

後日、クッキーに入っていた規子の手紙を頼りに彼女に会いに行く隊員達。
家庭の事情で長らく友達に恵まれなかった彼女は、単に隊員達と話がしたかったのだという。規子と他愛の無い会話を交わし、「夏休みにはアリスも誘って何処か遊びに行こう」と約束をしてその場は別れた。


【拉致事件オトリ捜査】
ようやく神楽川閉鎖区の探索許可が下りたので出動する隊員達。
と、ここでみはるが自ら愛国学会を追い詰めるためのオトリ調査を申し出る。しかしみはるは探偵と言えど一般人なので、規律上この申し出は却下されることになったのだが…。閉鎖区に着くと何故か女子高生の制服を着たみはるが待っていた。

「失踪事件の被害者は皆女子高生なので、上手く女子高生に成りすまして学会を探ってみよう」という色々な意味で無謀すぎる(ちなみにみはるはすでに三十路)作戦を彼女なりに考えていたのだ。
しかし後からやってきた愛国学会信者がノノを呼び出し、みはるが攫われてしまう。異形化した信者達を倒し、急いでみはる達を追いかける隊員達。何とか彼女らに追いついたが、ノノの様子からして戦闘は避けられないだろう。身構える隊員達だったが、ノノは「チガウ……」と呟きみはるを離して何処かへ去っていった。やっぱり大人の女性が女子高生を演じきるのは無理があったらしい。そしてノノはその際に、「N・H」というイニシャルの書かれた携帯電話を落としていった。

その後みはると隊員達は不破刑事からの叱責を受けてしまう。みはるは軽率な行動を、隊員達は一般人を巻き込んだために。その後、隊員達とアリスには期末試験終了まで謹慎処分が下されることになった。

ノノが落とした携帯電話のイニシャルから察するに、この携帯は規子のものかもしれない。隊員達は規子へ会いに行くが、何処か様子がおかしい。隊員達の事を全く覚えておらず、返事も上の空なのだ。何か不吉なものを感じた隊員達は、みはるに規子の調査を依頼する。


【高等部期末試験追試】
エクスとしての活動が多忙だったためか追試を受けることになったりもしたが、それ以外には特にトラブルも無く謹慎期間は終わりを告げる。
だが規子の様子はというとやはりおかしいままであり、決別した筈の琢磨と仲良く連れ添っている。
みはるの調査結果を聞いてみると、規子は過去に交通事故で生死の境を彷徨っていた事が判明。ところが命に関わる重症を負ったにも関わらず、僅か数日で元気な姿で退院してきたのだ。奇妙なことに事件は一切公にならず、一緒に事故に遭ったはずの家族もそれ以来行方不明なのだとか。
更に、彼女が収容された病院は愛国学会の経営する病院であった。

規子の事は気がかりだが、みはるに任せることにして隊員達は再度失踪事件の調査へ。愛国学会とノノが繋がっていることは判明した。後は確かな物的証拠を見つけるのみだ。

ちなみにみはるはノノに捕まったのが応えたのか流石に懲りたらしく、今後「XPDと共に出来る範囲で協力する」と約束してくれた。


【拉致事件再捜査】
愛国学会はサミットの一件以降、活動場所を森本ビルから神楽川閉鎖区に変えたようだ。そこで上手くノノを抑えることができれば愛国学会の化けの皮を剥がせる、と考えた特務隊エクスはXPDと協力し神楽川閉鎖区を封鎖、隊員達とノノが潜んでいると思われる中央セクターへ進撃する。
閉鎖区は複数のセクターで構成されているが、現時点では複数の障壁が邪魔しており、中央セクターへ直接行く事は不可能だった。手がかりを探すために他のセクターを探索していると、学徒遂道で遭遇した怪しいオカマに再会する。しかし、彼は「中央セクターで待っているぞ…」と言い残し去っていってしまった。
アリスはオカマに見覚えがあるらしく、後を追跡するため単独行動に走ってしまう。

探索に戻り、中央セクターへの障壁を開放している途中でアリスから通信が入る。
アリスは教授に追いついたのだが、その際に「コードブレイカー」というコードライズを強制的に解除させる技を受け、ブラッドコード、装備品など全ての戦闘能力を失ってしまったのだ。現在は安全な場所に身を潜めてはいるものの、身動きが取れない状況下にあるという。
そしてアリスの口から、オカマの正体についても語られた。彼はかつて現化物理学に携わっていた「金黄石(キム・ファンソク)」教授。 過去に論文の捏造が発覚し学会を追われた筈だが、現在は愛国学会の元で研究を続けているようだ。

アリスを救出するために指定された地点に急いで向かうがそこに彼女の姿は無く、
待ち構えていた愛国学会の信者達に取り囲まれ戦闘が始まった。
信者達との戦闘後、海斗から「中央セクターにてノノの反応が感知された」と通信が入り、障壁を全て解放した隊員達は中央セクターへと向かった。
そしてそこで待っていたのは金教授と……規子だった。
アリスは既に愛国学会の本拠地「愛国サティアン」へ連れ攫われてしまったという。
対峙した隊員達は金教授からコードブレイカーを受けそうになるが、「アリスでコードブレイカーに関するデータは十分取れた筈。だから彼らは私が始末します」と規子が制止。金教授はその場を去っていった。

残された規子は静かに真相を語り始めた。
交通事故で死にかけた自分が、愛国学会の手により異形として再生されたこと。
金教授の命令に逆らえず、彼の研究の手伝いを強要されていたこと。
異形を強化するための素材集めと称し、女子高生を連れ去ってきたこと。

そう、怪人ノノは規子だった。
女子高生失踪事件はノノに組み込むパーツを確保するため引き起こされたのだ。
彼女は琢磨と金教授の言いなりになる事に耐え切れず、絶望の日々を送っていた。
そんな中、彼女の希望の光になってくれたのが知り合った隊員達だった。

沸き上がるノノの意識を必死で押さえ込もうとする規子だが限界を迎えてしまい、彼女は隊員達の目の前でノノへの変貌を遂げてしまう。隊員達はノノと交戦するが倒すには至らず、深手を負ったノノは姿を消した。
海斗と不破から通信が入り、これまでの状況を説明する隊員達。
今すぐにでもアリスを助けに行きたいところだが、決定的な証拠が無いまま愛国サティアンへ踏み込むのはまずい。一旦司令室に帰還し、今後の見通しを立てる必要がある。
去り際に不破は過去に相棒が異形に殺されてしまったことを打ち明け、さらに「今のお前達ならきっとアリスを助けられる」と隊員達を激励するのだった。