エターナルダークネス

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エターナルダークネス - (2006/06/28 (水) 21:42:07) の編集履歴(バックアップ)


エターナルダークネス

Part23-49


49 :エターナルダークネス:2006/06/01(木)11:37:17 ID:GJFsRp4L
プロローグ(西暦2000年)
いわくつきの家に生まれ、早くに両親を亡くしたアレックス・ロイヴァス(女、念のため)は
祖父に育てられた。今では家を出て大学生をしている。ある日、夜明け前
の3:33に「祖父に『事故』が」という警察からの突然の電話を受ける。

ロードアイランドにあるロイヴァス家の屋敷に呼び戻されたアレックス
が警察に案内されて見たものは最愛の祖父の首の無い遺体だった。
ただ切断されたというのではなく、すごい力でもぎとられたかのよう
な異常な遺体。しかも頭は見つかっていないという。

そして数日後進まない警察の捜査に業を煮やしたアレックスは自分の手
でその死の謎を解き明かすことにした。謎はこの屋敷にあると考え、
探索をはじめる。そして祖父の死んでいた暖炉の側の動かない時計が
秘密の扉であることを発見する。鍵となるのは時刻3:33。

その扉の奥にあったのは祖父の真の書斎。奇妙な図版、歴史的な
飾りに囲まれた机の中央には、革で装丁され、骨が飾りになった
禍々しい大判の書があった。探究心からか好奇心からか手をのばす
アレックス。触れた瞬間自分の物ではない記憶がフラッシュバック
する。そして魅入られたように書を読み出すのであった。

50 :エターナルダークネス:2006/06/01(木)11:52:36 ID:GJFsRp4L
アレックスは書の力によって「選ばれし者」の記憶を再体験
する。そこは紀元前のペルシャだった・・・

一人目 パイアス・オーガスタス 紀元前26年 ペルシャ

パイアスは屈強なローマの軍人。皇帝の命を受け、ペルシャに
眠るという秘宝を探す任務についていた。砂漠で探索する中
パイアスは自分を呼ぶ声を聞き、遺跡に迷い込む。そこで彼を
囲む石の配置が突然光り、彼を地下遺跡に転送する。いつの
時代のものか、どの文明のものかもわからない遺跡。その中を
徘徊するできそこないのゾンビを蹴散らしながらパイアスは進む。

遺跡の最深部には3つの台座があった。赤、青、緑の「秘宝」が
その上に浮かんでいる。これが皇帝の求める宝だと思ったパイアス
はそれを取ろうとする。だが、秘宝から放たれた強烈な光線を受け
倒れる。

そこから再び起き上がったパイアスはもはや人間では
なくなっていた。鎧は黒く、肌は干からびたが、彼には「秘宝」
の力 -太古の支配者「エンシャント」の力が宿った。そして
彼はこれからの永劫の時間を「エンシャント」のしもべとして
その復活のために生きることになった。

56 :エターナルダークネス:2006/06/02(金) 13:13:55 ID:ribXcK+C
補足:

パイアスが赤、緑、青のどの秘宝を選んだかでこの周で敵
となるエンシャントが決まり、パイアスとエンシャントの交信
シーンのセリフや、敵の属性が変わる。が、全体のストーリー
の流れは同じ。

赤は硬くてパワフルなチャターガ、緑は囁き2重人格お姉さまの
ゼロタース、青はインテリなウーリアス。この3体は三つ巴になって
いる。赤(力)>緑(精神)>青(魔力)>赤(力)

では、本編に戻ります。

57 :エターナルダークネス:2006/06/02(金) 13:17:03 ID:ribXcK+C
パイアスの記憶から戻ったアレックスは、この「エターナル
ダークネスの書」に祖父の死の秘密があるのでは、と考え
書斎の探索を続ける。

そして部屋の額に入っていた読めなかった書類が書の
一部であったことに気がついた。どうやら祖父は書を分割
して屋敷中に隠したようだ。謎への手がかりを求めて
アレックスは書を読み進める。

二人目 エリア 西暦1150年 カンボジア アンコールトム地方

カンボジアで宮廷の踊り子をしていたエリアは宮廷の
奥で奇妙な書…「エターナルダークネスの書」を手に
入れた。その中には「エンシャントのしもべ(パイアス)が
地下に蠢く屍の神マントロクに巨大な杭を次々に打ち
込み封印した」というおとぎ話が描かれていた。

エリアはその物語の寺院に心当たりがあった。好奇心
からそこに向かう。だが彼女の後ろで寺院の扉は閉
まった…もう戻ることはできない。

エリアは寺院のさらなる地下へと迷い込む。そこには
異形の神が生贄の代わりに豊穣を約束する様などが
描かれた壁画があった。そしてその奥には、その神本体が
いた。屍の神マントロク…波打つ肉に多数の目と口。おと
ぎ話の通り、杭を打ち込まれた姿。そして、そこにはパイ
アスも立っていた。

パイアスは立ち去れ、と警告だけでいったん姿を消した。
しかし、そこでマントロクの前に置かれた女神像はエリアを
紫の電光で打ち据える。朦朧とするなか、マントロクの僧侶が
現れ、エリアに使命を与える。マントロクの力の結晶である
心臓を守れ、と。そして心臓はエリアの胸に埋め込まれた。

意識が戻ったエリアは寺院の最深部へ向かう。しかし、そこは
行き止まりだった。そしてそこにパイアスが戻ってくる。マント
ロクの心臓はどこだ、と問うパイアス、そして答えないエリア。
エリアの体内に心臓が埋め込まれているとはつゆ知らず、パイ
アスは彼女をただ殺すだけで立ち去った。

58 :エターナルダークネス:2006/06/02(金) 13:20:42 ID:ribXcK+C
エリアの話を読み終わったアレックスは、書斎にある
小さい祭壇の仕掛けがエリアの体験を元にしていると気づく。
パズルを解くとそこにはさらなる書のページが入っていた。

三人目 アンソニー 西暦814年 フランス アミアン

アンソニーはフランク王国の王シャルルマーニュの従者。
ウーブリエ大聖堂の司祭から王への手紙を預かったが、内容
に疑念をいだき手紙の封を破ってしまう。そこにあったのは
謎の図形で、アンソニーはその呪いを受けてしまった。

呪いの手紙を送りつける、という陰謀を王に知らせるため、
アンソニーは王が滞在しているウーブリエ大聖堂に急行する。
だが、王がいるはずの面会室には鍵がかかり入れない。アン
ソニーの必死の探索が始まる。

大聖堂は修道士の葬儀の最中だった。塔から落ちた、という
がおかしいものを感じたアンソニーは棺を開けてしまう。そこ
には内側から何かが飛び出したかのように胸部が開いた
異常な遺体があった。真実を確かめた勇気あるアンソニーを
見込んで修道士は武器を与え、恐ろしい秘密に立ち向かう
よう頼んだ。

アンソニーは二階の読書室の隠し梯子から地下礼拝室に
向かう。しかし彼の体は手紙にあった呪いに蝕まれていた。
最初は顔色だけだった。だが進むにつれ顔は崩れ、体は
曲がり、自分の持つ松明にも顔をそむけるようになる。攻撃を
受け倒れても、死ぬこともできず回復してしまう。そう、不死の
ゾンビに近づいていったのだ。

それでもアンソニーは王のために進み続け、地下の邪悪
な祭壇の前にいた司祭を倒して鍵を見つけ出した。そして
面会室にいる王に再会する。

…王は既に屍になっていた。全ては手遅れだった。アンソニー
は絶望の中力尽き、修道士はその本性をあらわす。人間の
皮を被った怪物の姿を。

59 :エターナルダークネス:2006/06/02(金) 13:30:50 ID:ribXcK+C
一応3人目まで。これで舞台は出揃ったけれど、それぞれの
繋がり、アレックス&祖父(エドワード)との関係はまだしばらく
お待ちください。

なお、3人目のアンソニーは魔法円を発見して、これ以降
エターナルダークネスの書を通じて経験を共有したキャラ
クタは手に入れたルーンを組み合わせて魔法を使える
ようになります。

エターナルダークネス世界の魔法はルーンを媒介にエンシャント
の力を引き出すもので、
属性ルーン+対象ルーン+操作ルーンの組み合わせで
効果が決定します(有効なのは12の組み合わせ)。
例:自己+吸収=回復、場+消去=ディスペル

それでは、また。