<p><strong>FOOD FORCE</strong></p> <p>part41-519~521</p> <hr /><dl><dt>519 :<a href="mailto:sage"><b>FOOD FORCE</b></a>:2008/10/07(火) 19:04:40 ID:4wD91TwT0</dt> <dd>国連の機関WFP(World Food Programme:国連世界食料計画)<br /> が食糧支援の現状を知ってもらうために作ったパソコンゲーム、<br /> FOOD FORCEについて書きます。<br /> ただ、ストーリーは「架空の地域の食糧危機を救いました、おしまい」程度で、<br /> 支援を実行されると困る闇の勢力が妨害をしてくるといったような話ではないです。<br /> それでも良ければ、読んでくださいな。<br /><br /> インド洋に浮かぶシェイラン島(架空の島)では、干ばつや内戦で食糧危機が起きていた!<br /> そこでWFPはチームを作りシェイラン島を支援することにした。<br /> プレイヤーもそのチームの一員として、支援に協力するのだ。<br /><br /> 第一のミッションは、どれくらいの人がどこで支援を必要とする厳しい生活をしてるのか把握するため、<br /> ヘリで上空から偵察するというもの。<br /> 空中をヘリで移動しながらマウスカーソルを難民に重ねることで、<br /> 難民の規模や分布図を把握することができた。<br /><br /> 第二のミッションは、支援する食料を予算内でバランスの良いものにするべく、<br /> 適切な栄養バランスの食料パックを開発するというもの。<br /> 一人当たり一日30セントという範囲内で、米、<br /> 人体の成長に欠かせない豆、脂肪酸を作るのに欠かせない油、<br /> 栄養を素早く補給するための砂糖、必要な養分を得るための塩、<br /> それら5種類を必要な分だけ摂取できる適切なバランスの食料パックを開発する必要がある。<br /> 試行錯誤の結果、金銭面と栄養面の両方で折り合いのつく食料パックが完成した。<br /><br /> 第三のミッションは、空中からの食料投下。<br /> 普通食料は陸路か海路で輸送するが、<br /> 内戦中のため空から緊急に食料を投下する必要があるとの判断が下され、<br /> ヘリから食料の入った袋を投下し先に現地入りしたWFBスタッフに回収してもらうことにした。<br /> 風向きを考慮しつつ適切な方向に投下することで少しでも効率よく受け取ってもらうことに成功する。<br /><br /> 第四のミッションは、本格的な食料支援のための食料の調達。<br /> すぐに必要な食料は空中から投下したが、これからも食料支援の継続は必要であり、<br /> そのためにはこの先6ヶ月分の米、豆、油が必要だと思われる。<br /> そこでWFBが全世界に食料が必要だと訴えると、<br /> 慈善団体の寄付や、国家からの援助や販売の申し出が次々と入ってきた。<br /> ただ、それらの個々の申し出は、<br /> 「4ヵ月後の米を1.5万ドルで売ります」<br /> 「1と3ヵ月後の油と、3と4ヵ月後の豆のセットを6万ドルで売ります」<br /> 「6ヵ月後の米を無償援助しますよ」<br /> といったバラバラなものなので、それらを上手く、それも出来れば少ない予算で纏め上げて<br /> 6ヶ月間分の米、豆、油を調達する必要がある。<br /> 次々と来る申し出から条件の良いものを選ぶことで、少ない予算で6か月分の食料の調達に成功した。<br /> (ちなみに、ゲームのスポンサーの関係かどうかは分からないが、<br /> 日本とアメリカからの申し出は全てお金のかからない寄付になる)<br /><br /></dd> <dt>520 :<a href="mailto:sage"><b>FOOD FORCE</b></a>:2008/10/07(火) 19:05:11 ID:4wD91TwT0</dt> <dd>第五のミッションは、大型トラックを使っての陸路での大規模な食糧輸送。<br /> 前述の空からの食料投下は他に手段が無い場合の緊急のもので、<br /> 時間があり内戦も停戦した今となってはこれが一番効率がいいらしい。<br /> ただ食料供給キャンプに行くまでにはさまざまな困難があるので、それらを乗り越える必要があった。<br /> マウスを使っての簡易レースゲームみたいなことをしながら、<br /> 劣悪な道でパンクしてしまったのでタイヤを交換、反政府軍が橋を破壊してしまったので橋を建設、<br /> 反政府軍が地雷を埋設したのでそれらの撤去、反政府軍が道を封鎖して食料を求めてきたので説得、<br /> そういった方法で困難を乗り越えながら、キャンプへの食料の配達に成功した。<br /><br /> 第六のミッションは、シェイラン島自立のための援助。<br /> 最終的にはシェイラン島の住人が自立していく必要があると考えたWFPは、<br /> 学校へ通う子供達への学校給食、子供や母親へ与える栄養、HIVなどを予防するための公衆衛生、<br /> 仕事の訓練を受けてくれたことの報酬、労働に対する報酬、<br /> それら5つのために食料を援助し、10年後には自立していけるようにする必要があると考えた。<br /> そこでシミュレーター内で、食料パックという形に簡易化された援助を5つの項目に振り分け、<br /> シェイラン島の成長、自立の様子を予測してみることにした。<br /> 上手に振り分けると、7年後くらいに再び干ばつの被害が出ても十分生活していけることが分かった。<br /><br /> こうしてシェイラン島への食糧援助に成功し最悪の事態を免れたWFP。<br /> しかしWFPを必要としている、飢える人たちは世界中にまだまだいるのだ。<br /> シェイラン島への援助に成功したWFPは早速次の仕事に取り掛かるのであった。<br /> WFPの戦いはこれからも続く!<br /><br /> 以上です。「FOOD FORCE コナミ」あたりで検索すればすぐにダウンロードできます。<br /> 容量は320MB位なので、ブロードバンドの人は興味があったらやってみてくれると嬉しいです。<br /><br /></dd> </dl>