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女神異聞録デビルサバイバー - (2009/02/13 (金) 19:30:22) のソース

<p><strong>女神異聞録デビルサバイバー</strong></p>
<p>part43-481～487,489,492、part44-21~23,53~55</p>
<hr /><dl><dt>481 ：<a href="mailto:sage"><strong>女神異聞録デビルサバイバー</strong>◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/04(水)
16:55:03 ID:qZgJECGs0</dt>
<dd>時間かかりましたがデビルサバイバー投下します。ちょっと分岐ミスったのでその手前までで残りは次回に<br /><br /><br />
説明<br />
COMP：コミュニケーションプレイヤーを略したゲーム機で見た目はDS。今回はこれが改造され召喚機になる。<br /><br />
ラプラスメール：主人公たち３人のCOMPにだけ送られる１日の出来事が書かれたメール、高確率で起こる未来について書かれているが行動次第で変える事も可能。<br />
基本はこれを指針にして行動する事になる。<br /><br />
余命日数：COMPを持ったグループ内のリーダーのみが見える数字でこれが０になった時、その日の内に死ぬ確率が高い。<br /><br />
主人公：いわゆるプレイヤーキャラ、会話の選択肢次第でボケにも天才にもなる。ネコミミヘッドフォンが特徴的。<br />
アツロウ：主人公の友人でパソコンオタクでハッキングが出来るほどのパソコン好き。ナオヤの一番弟子を自称。<br />
ユズ：同じく友人で主人公に好意を抱くが表には出さないでいる、難しい事は聞かない辺り我侭。おっぱい担当。<br />
ナオヤ：主人公の従兄弟、天才的なプログラマーで主人公達に改造COMPを渡した。翔門会と多少の関わりがある。<br />
アマネ：翔門会と呼ばれる教団の巫女で人類救済のために尽くしている。花のようなヘアバンドと変な教団服が目立つ。<br />
カイドー：渋谷にいる渋谷ダイモンズと呼ばれるチームのリーダー。COMPを手に入れ兄を殺した犯人への復讐を誓う。<br />
マリ：半年前から起きている吸血事件で死んだカイドーの兄と付き合っていた保険医。アツロウが中学の時に家庭教師もしていた。<br />
ミドリ：ネットで有名なレイヤーでかなり夢見がち。自称愛の戦士マジカルドリー。「天罰☆てきめん」。<br />
ケイスケ：正義感の強い性格だったが高校でイジメに遭い人間不信に。COMPを手に入れ裁きを下す者となる。<br />
ハル：インディーズバンドD-VAのボーカル。希有な才能を持ちシーケンサーに登録されたある歌を謳うと悪魔を召喚できる、が電池が切れたとの事で本編では使われない。<br />

ジン：失踪したD-VAの元ボーカルアヤとは恋人同士だった。そのためハルとも知り合いで保護者として色々と世話している。<br /><br /></dd>
<dt>482 ：<a href="mailto:sage"><strong>女神異聞録デビルサバイバー</strong>◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/04(水)
16:56:08 ID:qZgJECGs0</dt>
<dd>Day Before<br /><br />
ある日、主人公とアツロウ、ユズの3人はナオヤからCOMPを渡される。それを起動した所、COMPの画面が光を放ち3人の目の前には悪魔が現れた。<br />
襲いかかる悪魔をなんとか撃退しCOMPを調べると悪魔を召喚する改造COMPである事が判明する。<br />
何故こんな物を渡したのかを問いただすためにナオヤを探そうとする3人だったが会う事が出来ず<br />
ナオヤからのメールでCOMPに送信されるラプラスメールに従って青山霊園にいけと指示される。<br />
何をするかも決まらないためとりあえず従い青山霊園に向かうとラプラスメールに書かれていた時刻に爆発が起き、３人は当たった事実に驚く。<br />
そこへ悪魔ウェンディゴが現れ、止めようとした翔門会の信者を殴り殺した。<br />
人が死んだ所を目の当たりにして恐怖に駆られたがウェンディゴの背後から翔門会の巫女アマネが現れウェンディゴを撃退する<br />
ウェンディゴはその場にいた４人へ恨み言を呟いてから逃走し、主人公たちは何とか命が助かった。<br />
アマネから結界を張ったので夜はここで過ごすように言われその通りにし、主人公たちはその日を終えた。<br /><br /></dd>
<dt>483 ：<a href="mailto:sage"><strong>女神異聞録デビルサバイバー</strong>◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/04(水)
16:57:36 ID:qZgJECGs0</dt>
<dd>1st Day　東京封鎖<br />
朝になり情報をまとめてみた所、主人公に3人の余命日数が見えている事、ラプラスメールは本当に未来を予測している事などが分かった。<br />
そして3人の余命日数が『０』である事を知り問題は山積みになる一方であった。<br />
とにかく家に帰ろうと駅へ向かった3人が見たものは自衛隊とバリケードによって封鎖され閉じこめられた人々だった。<br />
毒ガスが発生したため、という自衛隊の言葉に疑問を覚えながらもどうにか出れないか色々回ったがどこにも出口は無い。<br />
そんな中、渋谷ダイモンズのリーダーであるカイドーに出会い出口について聞いてみたがカイドーもそれは知らないと言う、そこでナオヤについても訪ねてみたが答えは同じだった。<br />

しかし、見かけたら教えるという事でその場を後にした。<br />
再び出口を探す3人だったが途中でユズの好きなバンドD-VAのハルが野外ライブをしているのを見かけ思わず立ち止まって演奏に聴き入っていた。<br />
ライブも終わりユズがハルに挨拶すると向こうはライブによく来るユズを見ていたらしく軽い雑談をして立ち去っていった。<br />
休憩は終わりとアツロウに促され再び余命日数と出口について考えようとした所、主人公からハルの余命が『０』だった事を知らされる。<br />
慌ててハルに教えようとするユズだったが自分たちの事すら分からないのに教えても意味がないと止められ、まずは自分たちの余命を伸ばす手段を見つけそれからハルを助けようと意見を決めた。<br />

さらに封鎖された東京をうろついていた時、ナオヤの後ろ姿を見た3人は慌てて後を追いかけるが途中悪魔に邪魔をされ交戦する。<br />
撃退した頃にはすでに見失っており気落ちしながら再び出口を探す事にした。<br />
途中、ミドリというネットで有名なコスプレ少女に会い話をしたがミドリは封鎖されている事に気づいておらずどうやって家に帰ろうか悩みながらその場去っていった。<br />

またアツロウが中学の時に友人だったケイスケに出会ったが逃げるようにその場を立ち去ったため不審がるアツロウに主人公が「余命が見えている」と伝えると<br />
ユズは「余命が０になっていたから逃げたって事？」と憤りを感じていたようだがアツロウは正義感の強いケイスケがそんな事をするはずないと弁護した。<br />
だが余命日数の変え方も分からずどうしようかと彷徨いながら東京ドームへ着くと、夏だというのに妙な涼しさがあった。<br />
空調でも効いているのだろうか、と呟くアツロウとユズに主人公は「メールを思い出せ！」と叫ぶ。<br />
その言葉と同時に先日の悪魔ウェンディゴが現れ、ラプラスメールに書かれていた「雪男により３名死亡」が自分たちであったと知る。<br />
こうなったら運命を乗り越えるしかない、と腹をくくりウェンディゴと闘う３人。必死に攻撃を仕掛け、ついにウェンディゴが倒れた。<br />
そして３人の余命日数が『０』から『２』になった事を喜びあう３人。<br />
だが喜んでもいられない、封鎖により電力が断たれた東京ではCOMPを充電する方法がないためCOMPが停止すれば乗り越えた運命も意味がなくなってしまう。<br />
そこで秋葉原にいき手動式の充電器がないかを探す事にした。そこで再びケイスケに出会い<br />
ケイスケが持つ充電器を見てCOMPを持っていると確信する３人にケイスケは「死の運命を乗り越えるなんて・・・凄いね君たちは」とどこか諦めたような口調で呟き充電器を売っている場所を教え<br />

余命日数が『１』の自分と一緒にいたらまた死ぬ危険が上がってしまうだろと言った。そして東京の封鎖内で現時点『６』以上の余命がいない事を言い<br />
一週間後に何か重大な破滅が起こると言って立ち去っていった。<br />
充電する手段も見つけ、少し安心しながら探索を続けていると聞いた覚えのある歌が聞こえてきた。急いで歌の聞こえる方向へ走っていくと予想通りハルがおり<br />
今まさに悪魔に襲われようとしている所だった。<br />
すぐさまハルを助け、余命が『０』から『２』に変わった事に安堵するがハル本人はあまり嬉しそうではない事が気にかかった。<br />
気にしながらも別れ、悪魔が出現しすぎている事実にアツロウが疑問に思う。そんな事を考えていると青山霊園で悪魔が出たと情報を得て<br />
急いで向かってみたら地面に置かれたCOMPから悪魔が出現しているのを見る。<br />
悪魔を倒しながら落ちていた二台のCOMPを停止させ、自分たちと同じように召喚したはいいが最初の戦闘で殺されCOMPだけが残ったのだと推測した。<br />
だがCOMPが何故出回っているのかという事までは分からない。<br />
ひとまず夜も近づいてきて歩くのは危険という事でその日は休む事にした。<br /><br /></dd>
<dt>484 ：<a href="mailto:sage"><strong>女神異聞録デビルサバイバー</strong>◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/04(水)
16:58:31 ID:qZgJECGs0</dt>
<dd>2nd Day　出口を求めて<br /><br />
前日と同じように情報を求めて歩き回る３人。すると赤坂トンネルが外と繋がっているらしい、と情報を得る事が出来た。<br />
嘘でもいいから見に行ってみようと向かった所、COMPを使い仲間を呼び出す悪魔に遭遇した。<br />
このままでは悪魔だらけになってしまうと撃退したが倒し終わった頃に自衛隊の女性が現れ３人に銃を向けて抵抗するなと告げた。<br />
撃たれるのも嫌だが捕まってCOMPを奪われるのもマズイという事で慌てて全力で逃げ出し、何とかその場を後にした。<br />
落ち着いた頃に再び赤坂トンネルに行く事にして歩いているとカイドーを見かけた。話を聞いてみようと後を追いかけた所<br />
悪魔の群れに囲まれ不敵に笑いながらマッカを寄こせとCOMPを使い悪魔を倒すカイドーがいた<br />
戦闘後に話を聞いてみたが「兄貴を殺した奴に復讐するため力がいる」と言って邪魔するならお前らも敵と判断するぞと言い立ち去った。<br />
同じ頃にカイドーの兄と付き合っていたマリと出会い半年前から起きている吸血事件でカイドー兄が殺された事、そのため犯人を捜している事を伝えられた。<br />
何かあれば協力すると伝えその場を後にし、池袋方面に行くとケイスケが悪魔に襲われているミドリや民間人を助けようとしており「ここが僕の最後か」と呟きながら必死に闘っている所に遭遇する。<br />

死なせないと３人も加勢し悪魔を撃退するとケイスケの余命が『０』から『５』へと変化した。<br />
３人へ感謝の思いを述べるケイスケだったが横からミドリが「ヒーローはいたんだ！」とはしゃぎながら４人の会話に飛び込んできた。<br />
あまりにしつこいのでアツロウが説明すると先日主人公達が拾ったCOMPを半ば無理矢理取って自分の物にした挙げ句、話も聞かずに走り去ってしまった。<br />
それを見て慌てて後を追いかけるケイスケを見送り、ケイスケなら悪用はさせないだろうと３人もその場を後にした。<br /><br /></dd>
<dt>485 ：<a href="mailto:sage"><strong>女神異聞録デビルサバイバー</strong>◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/04(水)
17:01:11 ID:qZgJECGs0</dt>
<dd>3rd Day　ベル・デル(1/2)<br /><br />
次の日、ついに２度目の『０』を迎えた３人は届いたラプラスメールを見て「１８：００　ベル・デル復活により死者３００人」と知る。<br />
恐らくこれが自分たちの敵となるのだろうと確信した所にケイスケが現れ自分も仲間にして欲しいと言ってきた。<br />
だが主人公は余命日数が『０』の自分たちと行動させるわけにはいかないと拒否するがケイスケは主人公達を見て運命へ挑む強さを知り、強い意志を持ってここにきたと話した。<br />

それならば是非一緒に闘ってくれと歓迎しケイスケも共に今日を乗り越える事となった。<br />
新宿に行くとナオヤと出会い情報を聞くとベル・デルはどうやら不死で何も効かないらしい。<br />
それでは倒す事など出来ないと絶望しそうになるがナオヤは我関せずと無責任に頑張る事だなど言いながら立ち去っていった。<br />
そこにホストのような格好をした男が現れ、まるで何もかも見透かしたかのように主人公達へ情報を与えてきた。<br />
それによればベル・デルは遥かな昔にあらゆる物から信奉され加護を授けた<br />
結果として加護を授けられたものはベル・デルに危害を加える事が出来なくなり、その面で確かに不死だが唯一彼を裏切ったロキの手により加護を得なかった物があると。<br />

それについて訪ねるとヤドリギを探すといい、とだけ伝えニヤニヤしながらその場で姿を消した。<br />
人間業でない立ち去り方に不安を覚えるがそれ以外の情報がないのも確かである。４人はヤドリギを捜すために再び街を探索する事にした。<br />
そんな時、再び悪魔に襲われているハルを見かけ救出したのだがその時に悪魔が「ベル・デル様のために」といった台詞を残していた。<br />
ハルと悪魔に何か関係があるのだろうか、と思い尋ねるがハル自身にも分からないらしい。<br />
ただハルがD-VAの元ボーカルから譲り受けたシーケンサーは悪魔を呼び出す事の出来る歌が入っているらしい、だがそれだけではCOMPを持った自分たちと同じである。<br />

疑問はあったがとりあえず助かったハルを喜び、再びヤドリギを探す事にした。<br />
探している道中でCOMPを使い一般人を助けているミドリと会ったのだが悪魔を召喚するミドリに一般人は恐怖していた。<br />
そんな事を全く察せず「正義の味方マジカルドリー参上☆」と主人公達を呆れさせながら悪魔と闘っていた。<br />
このままでは誤解を生むだけだと判断した主人公達はミドリを説得するが聞き入れてもらえない。<br />
そこに異様な気配と共に鎖に繋がれた悪魔が突如現れた、凄まじい気配と周りの悪魔が崇めるのを見てこれがベル・デルかと直感する主人公。<br />
だがラプラスメールの示した時間まではまだ余裕がある。どういう事かと思いながらも攻撃を加えるが全く効いた感じがしない、それどころかただの一撃で全員戦える状態ではなくなってしまった。<br />

なおも粘ろうとするミドリを無理矢理説き伏せその場から逃げたのだが、やはりヤドリギが無ければ勝てない事を実感する。<br />
共に逃げたミドリは主人公達の説得に応じず「人助けは悪い事じゃないのに！」と叫んでどこかへ行ってしまった。<br /><br /></dd>
<dt>486 ：<a href="mailto:sage"><strong>女神異聞録デビルサバイバー</strong>◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/04(水)
17:02:47 ID:qZgJECGs0</dt>
<dd>3rd Day　ベル・デル(2/2)<br /><br />
ミドリの件を後回しにしてヤドリギを探す４人だったが渋谷でカイドーに出会い、あまりに酷い悪魔の倒し方に抗議すると賭けを提示された。<br />
その内容はここに今集まってきた悪魔をどちらが多く倒せるかというもので、賭けに勝てば言う事を聞くが負けたなら全員COMPとマッカを渡せというものだった。<br />
こちらは４人、負けるはずがないと挑み何とか先に半数以上を倒すことが出来た。カイドーが負けた苛立ちを隠さずに怨嗟の言葉を吐き出すとそれに応えるように背後にパズスが現れた。<br />

パズスとカイドーはお互いに契約し、カイドーは新たな力を手に入れそこから姿を消した。<br />
異常なまでに出現する悪魔に不安を覚えながらもヤドリギを探しているとようやく見つけたアクセサリーショップでは先に買われていた。<br />
まだ近くにいるかもしれないと買い手を探すと、買い手が悪魔に襲われている所に遭遇する。<br />
しかしCOMPを取りだし悪魔を撃退しているのを見て悪魔使いと分かり、ヤドリギを譲ってもらえないか交渉したのだが「キサマもベル・デルの手先か」<br />
と聞く耳も持たずに襲いかかってきた。<br />
撃退しCOMPを奪って破壊するとようやく話を聞いたのだが「くく、何も知らぬ愚者が。いいだろうヤドリギは持っていけ」と投げ捨てるようにして渡してきた。<br />
何の事か分からなかったがこれでようやくベル・デルに対抗できる手段を手に入れた主人公達はラプラスメールに従い青山霊園へと向かった。<br />
青山霊園にて現れたベル・デルにヤドリギを持った主人公が闘い。他の３人は召喚された悪魔を倒し死闘を繰り広げた。<br />
自分の体が傷つけられた事に驚き「ロキめが！またやつの差し金か！！」と呪いの言葉を吐いて幾度とない攻撃の果てについにベル・デルが倒れた。<br />
その時、主人公の体に何か妙な感覚が流れ込んできたが今はただ死の運命を乗り越えた事を安堵するばかりだった。<br />
そして『０』から『３』へと伸びた余命日数を見て７日目に当たる日に届いてない事を気にはしたがその日はそのまま休む事となった。<br /><br /></dd>
<dt>487 ：<a href="mailto:sage"><strong>女神異聞録デビルサバイバー</strong>◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/04(水)
17:04:31 ID:qZgJECGs0</dt>
<dd>4th Day　崩壊する理性<br /><br />
次の日、ラプラスメールを見ると「民間人の手により悪魔使いの迫害が行われる　死亡者ミドリ」驚く３人だったが何か言いたそうにしているケイスケと会話すると<br />
ケイスケは主人公達と別行動を取ると言い出した。<br />
理由を尋ねると民間人や外道悪魔使いの目に余る行動が許せないからそれを止めるとの事だった。<br />
許せないのは分かるが自分たちがそれを理由に危害を加える事はやってはいけないと説得するが<br />
ケイスケは激昂し「それなら力の無い人間はただ暴力に屈するしかないとでもいうのか！」と叫んだ。<br />
言いたい事は分かる、だが納得は出来ないという主人公の態度にケイスケは自分で決めた事だから自分１人でやると言い残し<br />
主人公達と別れる事となった。そして『２』であった余命日数が『１』へと変化したが何も言わずに立ち去っていった。<br />
ケイスケも気になるが前日のミドリも気になる、とりあえず両方をどうにかしようと探しているとミドリを発見した。<br />
メール通りミドリは今まさに民間人に襲われている所でCOMPを持たない民間人に悪魔を出すわけにもいかずミドリは無抵抗で殴られていた。<br />
助け出すぞ！という主人公の言葉に頷く２人は民間人を傷つけないように悪魔で脅し、ミドリを助けてその場を後にさせようとするのだがそこにケイスケが現れ悪魔をけしかけてきた。<br />

そしてその背後から見慣れぬ悪魔が現れ驚くとケイスケが「これが裁きを下すボクの呼びかけに答えた閻魔大王、悪魔ヤマだよ・・・君たちと闘う気はないそこをどいてくれ」と語った。<br />

ヤマの裁きによって生きる価値があるのか判断すると断言するケイスケにそんな事をさせないと妨害し、何とかその場を切り抜ける。<br />
ケイスケもそれ以上追う事はせずひとまず安心し、ミドリも「正義は悪くない、けれどやり方を間違えてもいけない」と主人公に言われようやく理解する事となった。<br />
新たにミドリが仲間になり再びケイスケを探すのだが途中カイドーが民間人に襲われている所を見つけた。<br />
しかしカイドーはミドリのように無抵抗ではなく躊躇無く民間人を殺害し「殺すつもりなら殺される覚悟も出来てんだよな」となおも民間人へパズスをけしかけた。<br />
それを止めようとする主人公たちを「偽善者どもが、こいつらは半端な覚悟でこっちを襲ったんだ報いを受けるのは当然だろうが！」と吐き捨て交戦する事となった。<br />
だがしばらく闘うと「チッ、弱過ぎんぜ」と呟きその場を後にする。<br />
民間人と悪魔使いの対立が表に出始めた事を危惧し急いでケイスケを探すが今度はマリが何かから逃げているように走っているのを見つけた。<br />
何かあったのかもしれないと後を追いかけるとマリが奇妙な怪人に襲われている所だった。<br />
撃退しようとしたのだが「いかん！やつを倒すのは今ではない！今はとにかくここから逃げるのだ！！」とマリらしからぬ台詞で逃走を促した。<br />
混乱する４人だったが従った方がいいとの判断でその場を離脱し、マリから事情を聞くと今マリの表に出てる人格はクルースニクという悪魔である事<br />
怪人は半年前から吸血事件を起こしているクドラクという悪魔である事、マリの意思と求めに応じて召喚されお互いに手助けしあっている事を説明された。<br />
マリの同意も確認し悪い悪魔で無いのは分かったため４人も協力する事にすると探し物をして欲しいと言われた。<br />
何を探せばいいのか尋ねるとマリの盗まれたバッグであり、それにはクドラクを完全に倒すのに必要な羊膜があるという。<br />
盗まれた場所などを確認して付近を探すと言われた通りのカバンを持っている男を発見し問いつめると「変な怪人に頼まれたんだ返すから許してくれ」と言ってバッグを置いていった。<br />

バッグを手に入れマリを探している途中、自衛隊のバリケードに向かって歩くハルを発見し慌てて止めると「あぁあんたたちか・・・いいんだもう私は死んだ方がいいんだよ」と呟き生気をなくしていた。<br />

話しを聞くと悪魔が東京に現れたのはきっと自分の歌のせいなんだと呟き、死ねばきっとこれ以上増える事はないとの事だった。<br />
そこで主人公が悪魔はずっと前から人間の社会に出てきている事、悪魔は必ず追い返して日常を取り戻す！と話す事でようやく理解し、自分の責任でなかった事に気づいた。<br />

先ほどと違って気力が出てきたハルからありがとうと言われその場を立ち去り、その後もマリを探したが見つからなかったため翌日へ後回しとなった。<br /><br /></dd>
</dl><dl><dt>21 ：<a href="mailto:sage"><b>女神異聞録デビルサバイバー</b>
◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/06(金) 19:20:54 ID:VzWuxT9U0</dt>
<dd>とりあえず五日目です、分かる人が見ると突っ込みを入れたくなるかもしれませんが内容的な物は間違ってないと思うのでご容赦を・・・<br /><br />
5th Day　封鎖の真実(1/3)<br /><br />
朝、起きてから同じようにラプラスメールを確認する４人。<br />
そこには『望月マリ　吸血鬼に襲われ死亡』『悪魔使いカイドーとケイスケの戦闘　死亡者ケイスケ』という内容が書かれていた。<br />
予想通りこのままではカイドーとケイスケが会ってしまう、どころかケイスケが殺されてしまうためどうにかして２人を会わせずに済む方法を考える４人。<br />
しかし、それだけではなくマリの事も考えなければならない。更に翔門会に行き、ナオヤの残した私物を回収し調べたいと提案するアツロウの話もありやることは山積みとなっている。<br />

まずは落ち着き１つ１つ整理する事にしたのだが、ふと空を見ると妙な色に染まっていた。見上げると空が赤く染まり、徐々に想像を超えた自体が進んでいる事を自覚する。<br />

だが時間が無いため頭を切り換え、カイドーとケイスケ、マリの事に集中する事にした。<br />
カイドーとケイスケが出会えば殺し合いになる、だがそちらを止めにいけばマリが間に合わない。そこで４人はカイドーに別の用事を作らせたらどうかと考え妙案を思いついた。<br />

上手くいくか分からないがやるしかないと考え、マリのカバンを持ってカイドーに会いに行く事にした。<br />
カイドーを見つけマリが吸血鬼と闘っている事を伝えると予想通り事情を聞いてきたため説明する。そしてマリのカバンを届けるよう頼みカイドーの意識を逸らす事に成功した。<br />

次に翔門会に行きナオヤの私物を従兄弟という理由で回収するとアツロウが待っていましたとばかりに残されていたデータを確認した。<br />
もちろん翔門会が重要なデータを渡すはずはないがナオヤがデータ自体にプロテクトをかけていたため無意味なデータと思ったのだ。<br />
ただ完全に解析するには時間がかかるという事だが<br />
これが解析できれば悪魔召喚のために使われているプログラムのサーバーが判明するに違いないとの事で解析を始めると幾つかの事が判明した。<br />
それによれば太古の時代は儀式によって悪魔を召喚していたがナオヤの組んだ召喚プログラムはその儀式を自動で行っているらしい。<br />
しかし悪魔を呼び出すのは強い思念（憎しみ、悲しみ、願望など）が必要なのだがそれを使用者ではなくネットという膨大な感情の海から利用しているとの事だった。<br />
自分たちにとって身近なネットという環境からそんなものが、と驚くが召喚できているという事実がそれを裏付けている。<br />
また、プログラムを作る際に行った実験のような表記もあり、それによれば音楽によって悪魔を制御するためのテストを行っていたらしい。<br />
だが、これ以上の事はまだ分からないとの事で解析作業を続けると話すアツロウに任せ４人は次の行動を行うことにした。<br />
そこでカイドーの気を逸らしている間にケイスケを説得しなければとの事で探したのだがようやく見つけたケイスケはヤマによる裁きで民間人を殺害している所だった。<br />

主人公達の制止に「ボクは直接手を下してないさ。彼らの罪はヤマによって判断され裁かれる」と呟き、それでも認められないと話すと<br />
「今、ヤマに裁かれた奴らは食料を分けようとしたお婆さんを殺し。その食料を全て奪ったんだよ、そんな奴らに生きる価値があるはずないだろ！」と怒りに身を震わせ<br />

自分に賛同してくれるならいつでも来てくれと言い残してその場を去った。<br />
何を言っても今は無理だと判断し一旦場所を移動すると改造COMPを「やっと手に入れた」と言いながら裏路地から出てきた男を見かけた。<br />
ひょっとすると入手経路が分かるかもしれないと近づき話を聞いた所、改造COMPを渡したのは翔門会の服を着た男である事が分かったが<br />
その男は渡しただけでCOMPに設定された契約戦闘(Day Beforeでの最初の戦闘)の事などは言わなかったらしい。<br />
まるで何も知らずに使った使用者を悪魔に殺させ悪魔を増やそうとしているかのような行動に疑問を感じるが翔門会が渡していたという確信も持てず一度保留する事にした。<br /><br /></dd>
<dt>22 ：<a href="mailto:sage"><b>女神異聞録デビルサバイバー</b>
◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/06(金) 19:22:22 ID:VzWuxT9U0</dt>
<dd>5th Day　封鎖の真実(2/3)<br /><br />
そして、ラプラスメールの時間に従いマリの元に向かうとマリとカイドーがクドラクと戦っているところだった。<br />
自分が倒さなければ意味がないというマリ（クルースニク）の言葉に従いマリの援護をする主人公達とカイドーの協力もあり無事クドラクを倒し、カイドーとマリは仇を討つ事が出来た。<br />

２人は主人公達に感謝の言葉を述べ、その場を後にした。<br />
だが、次はケイスケである。急がなければラプラスメールの通りになってしまうかもしれないとケイスケを探し出すと民間人を襲っている警官にヤマの裁きを下そうとしている所であった。<br />

もはや説得では行為を止めきれないと判断し、ヤマだけを倒す提案をする主人公に従って何とかヤマを撃破する４人。<br />
ヤマを失った事で裁きを下す力を無くしたケイスケは崩れ落ち、自分は恐怖による歪んだ正義でもいいから弱者が守られる世界を作りたかったと４人に呟いた。<br />
その言葉に対し、ヤマを使い正義や裁きを強制するだけが正義ではない事、暴力による統制では結局外道悪魔使いたちと同じ事をしているだけに過ぎないという事を伝えると<br />

ケイスケは自嘲して自分が取り返しの付かない過ちを犯していた事に気が付いた。<br />
だが、主人公の「過ちは取り返せばいい」という台詞に心を動かされ、今度は本当の意味で正義を行えるようになるため改めて同行を申し出た。それを了承し<br />
再びケイスケが仲間になりラプラスメールを変える事に成功した。<br />
問題が落ち着いた所で次の行動を相談した所、封鎖の理由について調査する事になり、赤坂トンネルで出会った女性の自衛隊員に話を聞く事となった。<br />
早速赤坂トンネルに向かうと自衛隊員である伏見三佐とイヅナ一尉がいた。何をしにきたという言葉に対し説明すると最初は躊躇っていたがやがて口を開き封鎖の理由を説明し始めた。<br />

それによれば東京に出没する悪魔が人の手で呼び出されたものであると分かった事<br />
呼び出す装置が翔門会の開発したCOMPである事が判明したため全国の翔門会が夏に東京に集まっておこなう東京集会を選んで封鎖を行った事を話した。<br />
更に政府は悪魔の存在を闇に葬るつもりであるため作戦の成功まで誰１人として封鎖の外に出す事はしない覚悟である事、作戦が失敗し計画の期間である一週間が経過した場合<br />

つまり２日後には封鎖内の人間は抹殺されるという事を話した。<br />
その事実に驚愕しながらもやれるだけの事はすると言い切り、必要な場合はお互いに協力する約束をして５人はその場を後にする事となった。<br />
どうにかするためにも情報を集める事にして歩き回っているとベル・デルを倒す時に助言をくれた男がこちらを見つけ近寄ってきた。<br />
男はベル・デルを倒した事に驚き笑い出すと主人公に封鎖内で行われている悪魔達の情報について説明し始めた。<br />
それによるとこの封鎖内で今ベルの王を決める抗争が行われているとの事で、すでに主人公に倒されたベル・デルの他にベル・ベリト、イザ・ベル、ベル・イアル、ベル・ゼブブが残っているらしい。<br />

ベル・デルを倒した事で主人公にベルの力が流れ込み否応無く主人公もベルの王を決める争いに参加している事を説明された。<br />
なら残りは４体がそれぞれを潰し合うのかと思えばそうではなくイザ・ベル、ベル・ゼブブはベル・ベリトを王にするために協力しているらしい。<br />
だがイザ・ベルはベル・ベリトの部下だがベル・ゼブブは違うらしく、本来の主から協力を命令されているだけだとか。<br />
更に主人公達の余命が１日少ないのは明日ベル・イアルと戦うからで、それを乗り越える事が死の運命を回避する事になるとまで教えてくれた。<br />
せいぜい頑張ってくれよ、応援しているからさ。と軽薄な言葉と笑みを残し再び消えるように男は姿を消した。<br /><br /></dd>
<dt>23 ：<a href="mailto:sage"><b>女神異聞録デビルサバイバー</b>
◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/06(金) 19:23:42 ID:VzWuxT9U0</dt>
<dd>5th Day　封鎖の真実(3/3)<br /><br />
どちらにしても全員と戦う事になるのなら情報を集めるしかないともう一度イヅナの所に行き話を聞く事に。すると翔門会の事について聞く事が出来た。<br />
それによれば翔門会は神の試練に打ち勝つために主上の力を使い試練を乗り越えると宣伝しているのだが、その主上というのがベル・ベリトらしいという事だった。<br />
神や悪魔は人々の信仰によって力を得るらしく、理不尽な封鎖で心の拠り所を翔門会に求めている現状では皮肉にも自衛隊すら翔門会に協力しているような状態になってしまっているらしい。<br />

翔門会は神の試練に打ち勝つため、ベル・ベリトは神に対抗するためと利害が一致し協力関係にあるのだとか。<br />
そこで、今度は翔門会に話を聞いてみる事にしアマネを見つけるとアマネは自分から主人公たちに近づき挨拶をした。<br />
だが、そのアマネはアマネではなくマリの時と同じように表に出ている人格は天使のものであった。天使は改めて挨拶をし、自分がメタトロン配下の天使レミエルである事を明かした。<br />

アマネに天使が降りているのなら翔門会は天使の言葉を代行するのでは？と疑問を言うと<br />
レミエルは「翔門会の教えは我々の意志とは別にあります。ですがアマネは私たちに賛同し協力してくれたため私は人間を救済するために体を借りているのです」と答えた。<br />

ならばもっと早くに助けてくれればよかったのではと返すと「何度も警告しました。全ては人の手により招いた事です。その過ちを自分の手で解決できないならば未来は破滅に向かうでしょう。<br />

政府と我々天使が協力し行ったこの封鎖は人に科せられた試練なのです。もし人の手に余るようであれば神はすぐにでも手助けします<br />
ですがそうなれば未来永劫人間は神の手により管理される事となります。しかし神は人間に自主性を求め、この事態を人の手で解決してもらいたいと願っているのです」<br />

そう説明したレミエルに更に封鎖の事、召喚サーバーの事などを聞くと悪魔の出現による混乱を収めれば封鎖は解けるという事<br />
召喚サーバーは世界の危機を招くため今の主人公達には教えられない事を伝えた、だが主人公こそが封鎖を解ける可能性があるといった表現もした。<br />
話が終わり別れた後で再び情報を集めていると翔門会の信者が慌てた様子でこちらに走り寄ってきた。<br />
その信者は翔門会が崇める主上が悪魔である事に恐れ脱走するつもりだが主人公たちが翔門会やサーバーを探っている事を知って情報を提供しに来たという事だった。<br />
それなら好都合とばかりに話を聞くと召喚サーバーは忽然と姿を消しアマネ以外の人間には今はどこにあるのか分からないという事<br />
アマネはCOMPが作られる前から悪魔の召喚が可能で噂では幼い頃に父である教祖の手で強力な悪魔をその身に降ろしたという事<br />
COMP作成に自分の作った旋律を奏でる事で悪魔を呼び出す事が出来る女性が関わっていた事を教えてくれた。<br />
更に詳しい情報はナオヤしか知らないと言い残し信者はその場から逃げるように立ち去っていった。<br />
ならナオヤを探して更に詳しく聞くしかないと判断し探索すると国会議事堂の前でナオヤと出会った。<br />
いい機会だと話を聞くとCOMPを渡したのも巻き込んだのではなく遥か昔から神に愛されたが故に最初から巻き込まれていたという事<br />
目的は主人公をベルの王位争いに勝たせる事、サーバーの位置はこの世界に無くそれを知るにはまだ足りないという事であった。<br />
王位争いに勝たせたい理由などは言わず仕舞いで最後に悪魔召喚プログラムはアヤという女性の協力が無ければ完成しなかった事を教えて立ち去っていった。<br />
その日はそれ以上の探索をせず体を休める事にし、情報を整理したのだがレミエルやナオヤがわざわざ主人公を選んでいる理由やサーバーの位置<br />
ハルにシーケンサーを渡しCOMPを作る際にも協力したというアヤの行方も分からず何か知らない所で様々な思惑が動いている不安に駆られながら眠りについた。<br /></dd>
<dt>53 ：<a href="mailto:sage"><b>女神異聞録デビルサバイバー</b>
◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/08(日) 19:18:26 ID:nSS/+HUI0</dt>
<dd>6th Day　決断の刻(1/2)<br /><br />
朝になりハルにアヤの事を確認しようと思ったのだが何処にいるのかも分からないためジンを探し聞き出す事にした。<br />
ジンを見つけハルを探している事を伝えると理由を聞かれたためシーケンサーで悪魔が呼べるという事を教えた。<br />
するとその事は初耳でアヤが翔門会に連れて行かれたのはその事が理由だったのかと呟いた。<br />
とりあえずハルは音楽が出来そうな場所に居るはずだと言われ別れたが、ジンの余命が『０』だったためジンにも気を配る事となった。<br />
街を歩いているとイヅナが翔門会の信者から情報を聞き出している所に遭遇した。その信者が言うには半年前アマネは悪魔を呼び出して東京を守護するジコクテンを倒したという。<br />

だが半年前はCOMPが普及していないのにどうやって悪魔を召喚したのかと問いつめるとアマネが現れ聞きたい事があるなら自分に聞くといいとイヅナに話を促した。<br />

そこで再び尋ねるとベル・ベリト配下であるイザ・ベルの力を借りてジコクテンを倒した事を説明された。<br />
このまま放置するには危険と判断したイヅナはアマネを殺そうとするが「お止めなさい、私が死ねばイザ・ベルは解放される。<br />
あなたにそれを倒すことは出来ないし、そうなれば被害は大きくなるだけです」と言われ思いとどまった。<br />
立ち去るアマネを歯ぎしりしながら見送り、また情報を集めるので別れるが時間がないので急ぐようにイヅナに言われ５人もその場を後にした。<br />
一度小休止を挟もうと公園に行った所、主人公が１人になった所を見計らってアマネ（レミエル）が近づいてきた。<br />
レミエルが言うには主人公に神の言葉を伝え人々を導く救世主になってもらいたいとの事だったが理由を尋ねるとベル・デルを倒したからだと言う。<br />
答えに迷っていると今はそれで仕方ない、心の片隅に留めて欲しいと言うがアマネの中にはイザ・ベルも居る<br />
ならば本当に今話しているのはレミエルなのかと聞くと「口を慎みなさい人間よ。我ら天使と卑しき悪魔の区別もつかぬか」と言って説明を始めた。<br />
「アマネには幼き頃より神魔の声を聞く力があった。そのためベル・ベリトは配下であるイザ・ベルの依代としジコクテンを滅ぼしたのです。<br />
私はベル・ベリトの思惑を探るためアマネの体を借りましたがイザ・ベルの力は増し、アマネの精神を汚染している。そこで私はアマネとイザ・ベル両方の意識を眠らせる事に力を傾けたのです」<br />

そこまで話して立ち去ろうとするレミエルを呼び止め、召喚サーバーの位置を再び聞いたが答えは前日と同じで世界を危険にさらすほどのリスクで５人に賭けるわけにはいかない、とだけ言った。<br />

仕方ないので話を切り上げ再びジンとハルを探しているとジンが翔門会の幹部アズマと話している所を見つけた<br />
どうやらアズマからアヤの情報を聞きだそうとしているようだが信者たちに囲まれ窮地に陥っていた<br />
そこで手助けしアズマを撃破すると強気な態度から一転して「殺さないでくれ何でも教えるから！」と弱気な態度になった。<br />
そこで色々聞いてみるとCOMPをばらまいていたのは自分である事、それにより悪魔が増えればベル・ベリトの力が増す事<br />
アヤの作る旋律には悪魔を呼び出す力があった事、魔界が実体化する際にアヤは空気に溶けるように消えた事をしゃべり出した。<br />
アズマを見逃し自嘲めいた呟きと共にアヤが居なくなった事をどこかで感じていて、それから逃げていたと話すジンへ「大丈夫ですか？」と心配する主人公に感謝の言葉を返し<br />

「１人にさせてくれ」と言って立ち去っていった。<br />
再び歩き回る５人の前にナオヤが現れ唐突に自分の目的を話し始めた。<br />
それは主人公をベルの王にし、神による人類の管理を打ち破る事だった。例え封鎖を解除したとしてもいずれ再び神は試練を与える<br />
それの繰り返しで人間に苦しみを与えているのは神であり、その神をベルの王の力で打ち破れば人は神の駒でないと認めさせ試練が二度と訪れる事はなくなるというのがナオヤの狙いであった。<br />

心が決まった頃にまた来ると言い残して立ち去ったため５人もその場を離れた。<br /><br /></dd>
<dt>54 ：<a href="mailto:sage"><b>女神異聞録デビルサバイバー</b>
◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/08(日) 19:23:26 ID:nSS/+HUI0</dt>
<dd>6th Day　決断の刻(2/2)<br /><br />
そしてついに今日のラプラスメールに書かれているベル・イアルと戦う時間がきた。<br />
覚悟を決めた５人の前にベル・デルの情報を与えた男が再び現れ楽しそうに全力を出せなかったベル・デルと違う、本当にベルの名を冠する強大な悪魔であるベル・イアルに勝てるのかなと話しかけてくる。<br />

何を企んでいると聞く主人公へ「神によって作られた無限の可能性を持つ人がベルの王になるかもしれないなんてこれまでになかった事だからね、楽しみで仕方ないのさ。<br />

もし王になればその時は神によって奈落へと落とされた悪魔と人が手を携え、新たな歴史が始まる。分かるかいそれは創世と言っても過言ではない出来事なんだよ、まさに最高のショーじゃないか！」と大笑いしながら叫んだ。<br />

さらに「特別にベルの王についても教えてあげよう。ベルとは元々『主』を表す言葉だ、遥か昔その名で呼ばれていたベルは唯一神との闘いに敗れ、力のほとんどを失ってしまった。<br />

だが分かれた力は今でも魔界の実力者として君臨するほどの力を持っている。そして彼らは己の持つベルの力に目覚め、神への恨みを抱いて立ち上がった。<br />
他のベルを倒し、己が再び１つに戻る事で始原のベルへと至ろうとしているのさ」<br />
そこまで説明するとまたも前触れ無く姿が消えた。思惑はともかく自分たちはベル・イアルを倒さなければ明日を迎える事すら出来ない。<br />
頭を切り換え野外音楽堂へ入るとベル・イアルとおぼしき悪魔がハルを襲っていた。<br />
「歌え、我に魔歌を捧げろ女！」と叫ぶベル・イアル、このままではハルも危険だと判断し交戦する５人。<br />
炎を操るというハルからの助言に従い氷で対抗する、主人公を見てベルの力があると気づき奪おうとするベル・イアルの炎に苦しめられたが主人公たちの攻撃でついにベル・イアルが倒れた。<br />

「そ、そうか人の持つ無限の可能性がベルの本質として・・・フハハハ！いいだろうキサマの中で眠りにつくのも悪くない。お前が全てのベルを倒し魔王になるがいい！」<br />

そう叫んで消滅したベル・イアルの力が主人公に流れ込み、余命日数がハルも含め『１』へ変化した事で主人公たちは自分たちが勝ったことを実感するのだった。<br />
そしてハルにシーケンサーの中にある歌について説明しシーケンサーについて確認すると悪魔を帰す効果のある歌はハルがアヤから完成させろと宿題として渡されていた未完成の曲と分かった。<br />

だが、このままでは演奏など出来ない。そこにジンが現れアヤの事を話すとハルは吹っ切れたように笑い<br />
アヤが自分に曲を渡したのはきっと自分を信じたからだと言って明日の１８時までに曲を完成させると言い切った。<br />
今日は体を休めよう、と提案し休憩しながらCOMPを見るとジン、ナオヤ、アツロウ、アマネ、ユズからメールが届いていた。<br />
それぞれに会うとジンは悪魔を消すために協力してほしいと言い、ナオヤは魔王になる決心はついたかと言い<br />
アツロウは悪魔を制御するために一緒にいこうと言い、アマネは救世主として神の元にきて欲しいと言い、ユズはもう逃げたいと言った。<br /><br />
全ての選択をゆだねられた主人公が選んだのは・・・<br /><br />
６日目の寄り道：Bad Endイベント<br />
自衛隊が悪魔に襲われている隙に逃げ出そうとしている悪魔使いと共に封鎖から脱出する５人。<br />
家路に急ぐ５人が背後を見ると封鎖内に局所的な雷がいくつも落ち封鎖内の人々は全て死に絶えた。<br />
更にその直後天からは無数の天使が舞い降り、人類は自主性も無くただ天使に管理され飼われるだけの存在となった。<br /><br /></dd>
<dt>55 ：<a href="mailto:sage"><b>女神異聞録デビルサバイバー</b>
◆l1l6Ur354A</a>：2009/02/08(日) 19:28:19 ID:nSS/+HUI0</dt>
<dd>ちょっと突っ込みが入っていたので少しまとめ、知らなくても問題ないです。<br /><br />
超電磁結界：簡単に説明すると都市の電化製品を利用した大型電子レンジ。政府が家電に秘密裏に仕込んだチップを起動する事で一斉に電磁波を放出させ範囲内の生物や機械を殲滅するもの。<br />

分かりやすいけどネーミングセンスはどうかと思う。<br /><br />
ベルの王：始原のベルが神と闘い敗れた際にその力が分散した結果、偶然力を受け継いだ者達が再び１つになろうと動かされお互いの力を奪い合うようになった。<br />
その力を１つにまとめた者が再び始原のベルの力を受け継ぎ魔界の王として君臨する事が出来る。<br /><br />
ベル・デル：北欧神話のバルドルの事。原典では地味な割にゲーム内での能力はチート。<br />
神話だと母親が頑張って誰にも危害を受けないようにしたがロキの悪戯によりヤドリギだけが契約せずにいたため<br />
祝いの席で神々がバルドルに物をぶつけて祝福している時にロキがバルドルの弟にヤドリギを投げさせた結果死亡した可哀想な子。<br />
しかもその後、母親がバルドルを生き返らせるために冥府の神と交渉し、全ての者達に悲しみの涙を流させれば生き返らせると言われたので行動したが<br />
これまたロキが老婆に変装し涙を流さなかったため生き返る事も出来なかった。というか祝う内容が物をぶつけて遊ぶというのは如何な物か。<br /><br />
ベル・イアル：ソロモンで有名なベリアルの事。<br />
炎を操り、策謀を巡らしてソドムとゴモラに背徳を持ち込んで滅亡の原因を作ったとされている。がゲーム中では特に情報も無く出てきてやられる可哀想な子、結構地味。<br /><br /><br />
しばらく投下出来るか分からないのでとりあえず６日目終わらせておきました。多分どうでもいいサブイベント以外は書いてあるはずです。<br />
それでも長いし読みにくそうではありますが・・・</dd>
<dd>
<p> </p>
</dd>
<dt>56 ：<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>：2009/02/08(日) 20:33:39
ID:cvC5orVvO</dt>
<dd>ヴァルキュリアとか色々乙<br /><br /><a href="http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1233788818/55" target="_blank">&gt;&gt;55</a><br />
昔読んだのとは微妙に違うな<br />
俺が知ってるのだと<br />
・ヤドリギが約束しなかったのはまだ年若いヤドリギを軽視した母親が<br />
「コイツは最初からバルドルに傷を付けられないだろう」<br />
と見過ごした（つまりこの時点ではロキ無関係）から<br />
・物をぶつけてたのは祝いじゃなくて<br />
「ほら、何者もバルドルを傷付けられませんよ」<br />
という証明の為<br /><br />
だったような<br /><br />
…ヤベェ、マジでどうでもいい話だｗ<br /></dd>
<dd> </dd>
</dl>