おさわり探偵 小沢里奈

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おさわり探偵 小沢里奈 - (2009/09/07 (月) 21:47:35) のソース

<p><strong>おさわり探偵 小沢里奈</strong></p>
<p>part47-59~66</p>
<hr /><dl><dt>59 :<a href="mailto:sage"><b>おさわり探偵 小沢里奈</b></a>:2009/08/27(木) 13:06:12
ID:hDqLPOiw0</dt>
<dd>キャラクター<br /><br />
小沢里奈 主人公の探偵見習い。考えてることは上画面に表示される。<br />
なめこ 里奈の助手。外見は手足の生えたきのこ。んふんふと鳴く。<br />
じぃ 里奈の家に仕える執事。発明が趣味らしい。<br />
まなみ 頭がお花畑な里奈の友達。何かとトラブルに巻き込まれやすい。<br />
ちとせ 勝気で強気な里奈の友達。頼みもしないのに捜査に協力してくれる。<br /><br />
チュートリアル 探偵講座<br />
朝、里奈がベットから起き上がる所からゲームは始まる。<br />
なめこに挨拶して餌をやった後に部屋を出ようとするが、扉が開かない。<br />
すると「おはようございますお嬢様」と、どこからかじぃの声がするが、じぃの姿は見えない。<br />
じぃの声は部屋の隅にあるぬいぐるみからする。<br />
なんと、じいは大魔王ラクリモーサの呪いによってぬいぐるみにされてしまったのだと言う。<br /><br />
里奈「大変…」<br />
じぃ「信じておりませんな?」<br />
里奈「うん…」<br /><br />
仕方ないのでじぃは本題に入る。<br /><br />
じぃ「お父様の跡を継ぎ、探偵になられてはや一ヶ月。そろそろお仕事に慣れてきた頃合でしょう。」<br />
里奈「うん…でも…まだ不安…。」<br />
じぃ「ご安心くださいませ。そんなお嬢様の心を軽くするようちょっとした余興を用意しておきましたゆえ。」<br />
里奈(なんだろ…ドキドキ…)<br />
じぃ「題しまして…『遊んで学べるウキウキ探偵講座』」<br />
里奈(探偵講座って何…?変なのだったら…やだな…。)<br /><br />
ルールは簡単、部屋から脱出するだけ。脱出って探偵と全然関係ないと思いつつも了承。<br />
チュートリアルなので、じぃが捜査の仕方やアイテム画面の見方を教えてくれますが説明中、里奈はずっと<br />
「じぃがあんまりにもマトモなこと言うから偽者なんじゃ」とかアイテム画面上部の白いデコボコなんかについて考えてて話全然聞いてませんでした。<br />
部屋を探すと里奈の物ではない飾りの髑髏の片目にだけ石がはまっている宝石箱があり、<br />
絨毯の下から見つけた宝石をもう片目にはめて、宝石箱の鍵を開け、中から出てきた部屋の鍵を使って脱出。<br />
絨毯を調べた時に、里奈は触り心地図鑑を作ろうと思う。<br />
いろいろな所の触り心地を調べて、夏休みの自由研究にしようと思ったのだ。<br />
夏休みはまだまだ先だが、備えあれば憂いなしということで。<br />
部屋からでるとじぃが「おめてとうございます」と褒めてくれる。魔王の呪いは解けたらしい。<br />
余談だが、本編で探偵事務所のごみ箱と調べると、「魔王ラクリモーサの呪いで~」と書かれた台本らしき物が捨ててあったりする。<br /><br />
じぃ「さすがはお嬢様でございますな。この調子でしたら探偵協会への加入も夢ではありませんぞ。」<br />
里奈「ホントに…!?」<br />
じぃ「最近、審査がゆるうございますからな。なんとかなるやもしれませんぞ!」<br />
里奈「…。」(微妙…。)<br /><br />
探偵協会に入るためには4つの難事件を解決せねばならない。審査がゆるくても厳しい条件である。<br />
里奈は電話をタッチして依頼を待つのだった。<br /><br />
チュートリアル 終わり<br /><br /></dd>
<dt>60 :<a href="mailto:sage"><b>おさわり探偵 小沢里奈</b></a>:2009/08/27(木) 13:07:07
ID:hDqLPOiw0</dt>
<dd>第一話 強奪 もしくは夢と現実が織り上げた幻月の物語<br /><br />
公園で楽しそうにしているまなみ。そんなまなみの背後から怪しい人影が現れるシーンから始まる。<br /><br />
探偵事務所でじぃとお茶をしながら仕事がこないと言う里奈。<br />
そんな中、探偵事務所に来客が訪れる。里奈は初仕事と喜び、緊張しながら扉を開けるが入ってきたのはまなみだった。<br />
まなみは、里奈に依頼をするために事務所に来たという<br />
しかしなかなか依頼の内容を言わず、里奈も冷めたお茶をどうするか考えて話を聞いてないため話が進まない。<br /><br />
まなみ「あのね、今悩みがあってね、それって事件だと思うの。」<br />
里奈「うん…。」(変えてもらおうかな…でもまだたくさんあるし…そうだ、氷を入れてアイスティーに…でもそれだと薄味に)<br />
ちとせ「もー、あんたたちってば!じれったいわね。まったく。」<br /><br />
そんな空気を打ち破ったのは突然入ってきたちとせ。<br />
事件ならはっきり言え、とちとせ。しかし少々言いづらいことらしくまなみは迷う。<br />
はっきりしないまなみに怒るちとせ。里奈は止めに入るが巻き添えをくらう。<br />
じぃのストップでひとまず全員落ち着くが、やはりまなみにとって事件の事は言いづらいらしい。<br /><br />
まなみ「変な子って言わない?言わない?<br />
    ♪どーしてみんなはー変だとゆーのー♪まなーみーはーとぉってもーフツウーなーのーにー」<br /><br />
仕舞いにゃ歌いながら踊りだすまなみにちとせは叫ぶ<br /><br />
ちとせ「それがおかしいのよー!!」<br /><br /><br />
しばらくしてようやくまなみは事件について語りだす。<br />
どうやら悩みとはまなみの夢がおかしいということらしい。<br />
楽しい夢が突然プツンと終わってしまう…誰かが夢を盗んでいるのではないか…?<br />
一行はまたまなみがよくわからんことを言い出したと呆れるが、里奈は夢泥棒について調べてみることにする。<br />
ちとせは呆れ、帰ろうとするが、お小遣いがピンチなので依頼量は宿題一年分でどうかというまなみの話に食いつき、<br />
ノリノリになって「おーっほっほっほっ」と笑いながら捜査に乗り出すのだった。<br />
ちとせが帰った後、事件の話をまなみとするが、まなみが真剣なので里奈も本当なのではと思うようになる。<br />
まなみが帰った後、じぃは捜査に役立つ発明品を閃き、部屋の奥に消える。<br />
里奈は、捜査のついでに発明品の材料である香料、緩衝材、お菓子の調達をじぃに頼まれるのだった。<br />
ちなみにちとせはずっと公園で張り込みのために寝てます。昼に夢泥棒は出ないだろうと里奈に心の中で突っ込まれながらひたすら寝てます。<br /><br />
里奈はまなみから更に詳しい話を聞くためにまなみのアパートに向かう。<br />
まなみによると、事件は一週間ほど前から続いているらしい。<br />
その頃に変わったことといえば、まなみの部屋の真上にデイジーちゃんという住人が引っ越してきたことだと言う。<br />
まなみも、夢が盗まれるなんて始めは気のせいだと思っていた。しかし、それは毎日毎日続いた。<br />
もうやだ、と言うまなみと犯人を捕まえる約束をして里奈は捜査に乗り出す。<br />
アパートの管理人、ヨネ子さんによるとデイジーちゃんは商店街で働いてるらしいので、里奈は商店街へ向かうのだった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>61 :<a href="mailto:sage"><b>おさわり探偵 小沢里奈</b></a>:2009/08/27(木) 13:08:14
ID:hDqLPOiw0</dt>
<dd>デイジーちゃんは商店街で可愛らしい服が沢山並ぶ服屋を経営していた。<br />
しかし、話を聞こうするが、里奈はデイジーちゃんに追い出されてしまう。<br />
仕方ないので、里奈はデイジーちゃんの店の近くのお菓子屋で話を聞くことにする。<br />
お菓子屋には、お菓子屋の店主のお姉さんと、夢を与える劇団員だったが、夢に裏切られ、夢を憎みお菓子を愛するブラッドさんという男がいた。<br />
夢について話を聞いていると、お菓子屋は最近、夢に近づいたと語り、その証であるスイート・ドリーム・ケーキを売ってくれる。<br />
スイート・ドリーム・ケーキはお菓子屋の最高傑作らしい。<br />
ついでに試供品のキノコクッキーも貰い、里奈はおかし屋を去る。<br /><br />
スイート・ドリーム・ケーキと、里奈の部屋から調達した押し花(香料。ポプリ代わり)、まなみの枕(緩衝材。里奈の枕は里奈が材料にするのを嫌がる)で<br />
じぃの発明の材料が揃うのでじぃに渡しに事務所に戻る。<br />
じぃの頭の回転に必要な当分として要求されたお菓子は別として(ケーキは好評だった)<br />
材料が揃ってので、じぃの発明品「YUME♪YUME♪マクラ」が完成する。<br />
これを使えば、まなみと同じ夢を見ることができるらしい。<br />
まくらを設置しにアパートのまなみの部屋に戻ると、まなみの部屋の真上から物音がする。<br />
どうやらデイジーちゃんが仕事から帰ってきたようだ。<br />
話を聞きに行くと、デイジーちゃんはまなみについていつも何か喋っていて(※独り言)、それがうるさくて寝不足だと語る。<br /><br />
その日はそのまま、まなみの部屋で張り込みをすることになる。お泊り会というわけだ。<br />
ちとせは来てほしくない時に来る子だから呼ばなくてもいいだろうということでとりあえずスルー。<br />
そんな話をしてたらやっぱりちとせが「他人と同じ夢が見れるなんてできるわけないじゃん」とやって来る。<br />
絵本のねずみの王様を信じて、秘密兵器としてネズミ捕りを持ってきたちとせをネタにして3人で騒いでるとヨネ子さんに叱られてしまう。<br />
結局その日は3人でお泊り会になり、まなみのベットで3人は眠る…(ネズミ捕りはしっかりまなみのひたいに貼られていた)<br />
その夜、3人は夢を見た。<br />
その夢の中で里奈とちとせはまなみになっており、紙袋に襲われて夢は途切れてしまった。<br />
実際におかしな夢を見て、夢は確かに盗まれていると3人は確信するのだった…<br /><br />
家に帰った里奈はじぃに夢が盗まれている件は本当だったことを話す。<br />
ぶっちゃけじぃは夢が盗まれるなんてありえないと思っていたので夢まくらはまなみの勘違いを証明するために作ったものだった。<br />
しかし、夢まくらは逆に夢が盗まれていたことを証明してしまった<br /><br />
じぃ「本当に夢が盗まれているとすれば…まさか…ふーむ」<br />
里奈「…どうしたの?」<br />
じぃ「犯人は夢歩きの技を持つ者ということになりますな。」<br /><br />
夢歩きとはその名の通り、夢の中を渡り歩く技術のこと。<br />
じぃは文献で何度かその名を見かけたが、「そのような現象が存在する」という以上のことは知らないという。<br />
じぃは科学者であった魔術師ではないので、オカルトは完全に専門外。魔女や魔術師のような専門家に話を聞くべきと助言される。<br />
里奈は商店街にある占い館の占い師に話を聞いてみることにする。<br />
夢の中で事件が起きているということに興味を持った占い師は、夢歩きについて教えてくれる<br />
理屈としては精神世界と現実世界の狭間の夢幻世界を通って相手の夢に干渉して…とのことだが<br />
里奈が思うに長くてわかりにくいので省略。大切なのは夢歩きのやり方である。<br />
夢歩きのやり方は、夢キノコを細かく刻み、それをハーブ紙に巻いてタバコにすればいいとのこと。<br />
占い師は夢キノコは全てお菓子の材料にするというお菓子屋に売ってしまったため、今は持っていないという。<br />
ハーブ紙の方は、お洒落な雑貨屋などで包装紙に使われることがあるらしい。<br />
「たとえ材料が揃ったとしてもタバコはダメよ。あなたまだ子供なんだから。」<br />
と、占い師に釘を刺され、里奈は占い館を後にするのだった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>62 :<a href="mailto:sage"><b>おさわり探偵 小沢里奈</b></a>:2009/08/27(木) 13:09:20
ID:hDqLPOiw0</dt>
<dd>デイジーちゃんの店に行き、デイジーちゃんに話を聞こうとするが<br />
「何も買わないなら帰った帰った」と相変わらず邪険に扱われる。<br />
そこで、里奈はデイジーちゃんの店で鋭いツノの生えた熊のぬいぐるみを購入。<br /><br />
里奈「買ったから…お客さん…」<br />
デイジー「そうきたか」<br />
里奈「そうきた…」<br /><br />
デイジーちゃんはまぁいいかと話を聞いてくれる。<br />
そこで、デイジーちゃんの店の紙袋はハーブ紙であるという話が聞ける。<br />
お菓子屋に行くと、試供品のキノコクッキーの材料には夢キノコが使われているという話が聞ける。<br />
ハマる人はとことんハマるので試供品として出しているが、基本的には不評らしい。実際、里奈もまずいとコメントしていた。<br />
ブラッドさんやデイジーちゃんはとことんハマる人で、キノコクッキーが大好物だと言う。<br />
特にデイジーちゃんは店のクッキーを全て買い占めるほど。怪しい。<br /><br />
ぬいぐるみを放送してた紙袋に試供品のクッキーを入れて材料の準備はOK<br />
そのままアパートにある電子レンジを使って温めてやることで、夢歩きの準備はできる<br />
里奈は自分の部屋に戻り、クッキーの匂いを吸い込む。そのまま里奈は夢の世界へと足を踏み込む…<br />
夢の世界はどこへ行っても人がいない<br />
とりあえず、まなみの部屋に様子を見に行ってみるとまなみの悲鳴が響き、まなみは紙袋を被った人物にさらわれてしまう<br />
里奈は急いでまなみを追うが、まなみどころか人っ子一人いない<br />
その日は結局、そのまま目を覚ますことになるのだった<br /><br />
目が覚めた里奈は、夢歩きの件についてじぃに相談する。<br />
じぃと話している内に、問題は里奈の眠る時間だったのでは?と言われる<br />
里奈もまなみもよい子なので、眠るのは早い。しかし、大抵の人は夜更かしをするので夢の世界で一緒になることはないのだ。<br />
つまり、里奈とまなみが夜更かししなけれは、夢の世界で聞き込みをしようにも人が夢の世界に現れないのだ。<br />
が。里奈はともかくとしてまなみが夜更かしできるかはかなり不安がある。<br />
本人に頼み込んでもやっぱり「むりだよー」と言われるし、実際無理だろうから<br />
相変わらず公園で張り込みという名の昼寝をしているちとせに相談してみる。<br />
話を聞いたちとせは気持ちは分かるけど夜更かしなんてやめとけと言う。<br /><br />
ちとせ「夜更かしは美容の大敵よ。百害あって一理なし。やめとき。やめとき。<br />
    それにさーサンドマンがでるわよ。」<br /><br />
サンドマンとは夜更かししてる人の目に砂をまいて目をショボショボさせる怪物のことらしい。<br /><br />
里奈「なんのために…?」<br />
ちとせ「ばぁっかじゃないの?目がしょぼしょぼしたら寝るしかないでしょーが。」<br /><br />
そこで、ちとせはあることを閃く。里奈とまなみが夜更かししなくても、周りの人が早寝すればいいのだ。<br />
そしてその方法はサンドマン。ちとせは必死にサンドマン召還の儀式を始める。この人は大真面目に言ってます。<br />
マトモなこと言ったと思ったけどちーちゃんはちーちゃんだったと里奈は呆れるが、発想自体は悪くない。<br />
そこで里奈は公園で捕まえたりんぷんが物凄い蝶を使って、りんぷんで町の人の目をしょぼしょぼさせていく。<br />
目がしょぼしょぼするのは寝不足のせいだよ、と言いながら…これで、早寝の良い子は町中にたくさんだ。<br /><br /><br /></dd>
<dt>63 :<a href="mailto:sage"><b>おさわり探偵 小沢里奈</b></a>:2009/08/27(木) 13:11:00
ID:hDqLPOiw0</dt>
<dd>里奈は再び夢歩きを始める。<br />
夢の世界にじぃがいるあたり、作戦は成功したようだ。<br />
アパートに行くと、前日と同じようにまなみがさらわれてしまう。<br />
しかし、そこに悲鳴を聞いたトメ子さんが駆けつけるという変化が現れる。<br />
逃げる紙袋を追いかける里奈。前日と同じように見失ってしまうが、今回は町に人がいる。<br />
目撃情報を頼りにたどり着いたのは商店街。犯人はこのあたりのどこかにいるらしい。<br />
デイジーちゃんの店の扉に手をかけると、鍵は開いていた。<br />
店の中からはデイジーちゃんの鼻歌が聴こえる。どうやら更衣室で歌っているようだ。<br />
里奈は更衣室に近づく<br /><br />
里奈「ねぇ…あけてもいい…?」<br />
??「!」<br />
里奈「あけるよ…」<br /><br />
しかし、更衣室の中に人はいなかった。そしてそこには何故かまなみの服が残されていた…<br /><br />
目を覚まし、里奈は話を聞きにいくがデイジーちゃんの店は閉まっていた。<br />
デイジーちゃんを探すがどうにも見つからないので、まなみに話を聞きにいく。<br />
まなみは里奈に、自分の服が盗まれたことを相談する。里奈は心当たりがあるから、と服の捜索も引き受ける。<br />
そんな中、二階から物音がする。デイジーちゃんが帰ってきたのだ。<br />
しかし、デイジーちゃんは頑なに里奈の入室を拒否する。何かを隠しているようだが…?<br /><br />
3度目の夢歩き<br />
アパートの屋上で見つけた壊れた空気入れをじぃに直してもらうと、それはヨネ子さんの物らしいと言われる<br />
直った空気入れをヨネ子さんに渡すと、「ふくらませてくれないかい?」というのでヨネ子さんの体をふくらませてやる。<br />
風船の用になったヨネ子さんの姿をちょっとシュール。<br />
どうやら今回、夢泥棒はまだ来ていないらしい。まなみは夢を見てる自覚がないので、戸締りもロクにしていないようだ。<br />
気になるのはデイジーちゃん。<br />
里奈はデイジーちゃんの部屋を調べたいのだが、管理人のヨネ子さんが合鍵を簡単に貸してくれるはずもなく。<br />
そこで体の小さななめこがこっそり合鍵を持ち出して里奈に渡す。<br />
デイジーちゃんの部屋には誰もいなかった。そして、棚には一着の服があった。<br />
その服はまなみの物とそっくりだった。しかし、名前が書いていない。どうやら似ているが違う服のようだが…?<br />
その時、一階からまなみの悲鳴が響き渡る。<br />
夢泥棒がまなみと格闘してる隙に、里奈は扉を塞ぎ、夢泥棒の退路を断つ。<br />
そこに夢泥棒が出てくるが、退路を断たれているため慌てて2階へ逃げていく。<br />
ヨネ子さんと二人で夢泥棒を追いかけ、とうとうアパートの屋上に追い詰めるが、なんと夢泥棒は屋上から飛び降りて逃げてしまう。<br />
夢とはいえ、屋上から飛び降りるなんて里奈には怖くてできない。しかし、このままでは逃げられてしまう。<br />
里奈はデイジーちゃんから買ったぬいぐるみのツノで、ふうせんのようになったヨネ子さんを突き刺す<br />
空気が抜けたヨネ子さんは屋上から商店街にまで飛んでいき、逃げている夢泥棒に命中<br />
里奈もすぐに後を追い、のびている夢泥棒の紙袋に手をかけた<br />
紙袋の下から出てきたのは…お菓子屋のお姉さんだった。<br /><br /><br /></dd>
<dt>64 :<a href="mailto:sage"><b>おさわり探偵 小沢里奈</b></a>:2009/08/27(木) 13:12:23
ID:hDqLPOiw0</dt>
<dd>次の日、里奈はお菓子屋に足を運んだ。お菓子屋は、事件のことを全て話し始める…<br />
動機は、「おいしいお菓子を作ること」だった。<br /><br />
お菓子屋「当店のスペシャルメニュー。スイート・ドリーム・ケーキ。里奈ちゃんも食べたことあるでしょ?」<br />
里奈「…」(食べたのは…じぃ…)<br />
お菓子屋「あれってまなみちゃんの夢が材料なんだ。」<br />
里奈「!?」<br />
お菓子屋「夢を煮詰めてね、結晶化させるのよ。ほら、これがそう。」<br />
里奈「きれい…。」<br />
お菓子屋「うふふ…それにね。とっても甘くておいしいんだよ。」<br />
里奈「ふーん。」<br />
お菓子屋「これを細かく砕いて生クリームに混ぜ込むの。見て、クリームがキラキラ輝いてるでしょ。これがまなみちゃんの夢。」<br /><br />
お菓子屋が見る夢はいつも砂糖菓子でできた夢だった。<br />
お菓子屋はいつも、この夢をどうにかして現実に持ってくることができないものかと考えていた。<br />
そして、ついにその方法を見つける。夢とは目覚めたらすぐ消えてしまうもの。<br />
しかし、起きてても夢を見ているようなまなみの夢だけは、目が覚めてもすぐには消えなかったのだ。<br />
さらに、まなみはいつも楽しくて、可愛くて、とてもいい夢を見てくれる。もっとも最近は、夢泥棒のせいで楽しい夢が見られなかったよだが。<br />
お菓子屋は夢歩きをするのに、紙袋を被って焼きたてのクッキーの匂いを吸い込んでいた<br />
結果、クッキーを余らせて試供品ばかりが出来上がっていたわけだが。<br />
お菓子屋はまなみに悪いことをしてしまったと反省し、おわびのしるしに夢を使ったケーキをまなみに渡すように里奈に頼み、<br />
もう夢をとったりしないと誓うのだった。<br /><br />
まなみにケーキを渡す前にデイジーちゃんに会いに行く。デイジーちゃんはすぐに部屋に入れてくれた。<br />
そして、まなみに渡すように服を手渡される。<br />
まなみは、デイジーちゃんの店で服を買い、買った服をそのまま着て帰っていった。元々着てきた服は試着室に忘れたまま…<br />
まなみのような可愛らしい服をデイジーちゃんは一度着てみたかったデイジーちゃんは、ついその服を着てみようとする<br />
しかし、サイズが合わなかったため服は破れてしまった。だからデイジーちゃんは似たデザインの服を見繕っていたのだ。<br /><br /><br /></dd>
<dt>65 :<a href="mailto:sage"><b>おさわり探偵 小沢里奈</b></a>:2009/08/27(木) 13:13:45
ID:hDqLPOiw0</dt>
<dd>まなみにケーキと洋服を渡す。ケーキはとてもおいしかった。<br />
まなみは、毎日は嫌だけど時々なら夢をとられてもいいよと言う。<br /><br />
里奈「お菓子屋さん…喜ぶよ…」<br />
まなみ「うふふ…まなみね、ケーキがおいしくなるように楽しい夢をいっぱい見てあげる。<br />
    でね、でね。ちゃーんとおいしくなってるか、まなみが味見するんだよ。<br />
    そうだ!里奈ちゃんにもちょっとだけわけてあげるね。ホンのホンのちょっとだけ。あはっ。」<br /><br />
事件は無事解決し、里奈のまなみは笑いあうのだった。<br /><br /><br />
調査報告書…。<br />
まなみの夢をあげるのは、週に一回だけってことにしました。<br />
スイート・ドリーム・ケーキは限定メニューになったんだよ。ちょっと残念。<br />
けど…とおってもおいしかったケーキがもっともおっとおいしくなりました。<br />
あんまりおいしすぎてお菓子屋さんも、すごいびっくりしてたよ。まなみってすごい…ちょっと尊敬。<br />
発売日はすごい行列です。あたしたちは並ばなくても平気。だって関係者だもん。むひひ…。<br />
まなみの夢を食べるなんて、ちょっと複雑な気分…。でもすごいおいしいから、いいや。<br />
んっとぉ…。<br />
ちーちゃんは宿題をやってもらったのがバレて、先生にすごーく怒られました。<br />
そいでもって、もーっとたーくさん宿題を出されました。<br />
あたし?あたしは自分でやったよ。だって…まなみに頼んだらすぐバレるに決まってるもん。<br />
あとはぁ…デイジーちゃん…。色々あったけど…今ではとっても仲良しです。<br />
かわいいお洋服をもらったよ。でも…かわいすぎて、ちょっと着れない。いいな、まなみ…かわいい服が似合うから。<br />
あとは…あとは…うーん…別に何もないかな。<br />
こうして事件は無事解決しました。<br /><br />
続く<br /><br /></dd>
<dt>66 :<a href="mailto:sage"><b>ゲーム好き名無しさん</b></a>:2009/08/27(木) 13:15:26
ID:hDqLPOiw0</dt>
<dd>お待たせしました。おさわり探偵 小沢里奈のチュートリアルと第1話です。<br />
2話目以降はもうしばらくお待ちください。<br /><br />
調査報告書はゲーム中の文章をそのまま載せています。<br /><br /></dd>
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